JP3576231B2 - 画像表示装置の駆動方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、高速で応答する液晶に適した液晶表示装置を駆動する方法に関するものである。特に、本発明は、MLS法(複数ライン同時選択法、特開平6−27907、USP5262881参照)でマルチプレックス駆動を行う、単純マトリクス型液晶表示装置の駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、本明細書では、走査電極を行電極といい、データ電極を列電極ということにする。
【0003】
高度情報化時代の進展にともなって情報表示媒体への需要はますます高まっている。液晶ディスプレイは薄型、軽量、低消費電力などの利点を有しており、半導体技術との整合性もよくますます普及するものと考えられる。一方で普及にともなって画面の大型化、高精細化が求められるようになり大容量表示をする方法の模索が始まっている。そのなかでSTN(超ねじれネマチック)方式はTFT(薄膜トランジスタ)方式に比べ製造工程が簡素であり、低コストで生産できるので将来の液晶ディスプレイの主流になると考えられる。
【0004】
STN方式で大容量表示をするためには従来から線順次マルチプレクス駆動が行われている。この方法は各行電極を一本ずつ順次選択するとともに、列電極を表示したいパターンと対応させて選択するもので、全行電極が選択されることによって一画面の表示を終える。
【0005】
しかし、線順次駆動法では、表示容量が大きくなるにつれて、フレーム応答と呼ばれる問題が起こることが知られている。線順次駆動法では、選択時には比較的大きく、非選択時には比較的小さい電圧が画素に印加される。この電圧比は一般に行ライン数が大きくなるほど(高デューティ駆動となるほど)大きくなる。このため、電圧比が小さいときには電圧実効値に応答していた液晶が印加波形に応答するようになる。すなわち、フレーム応答は選択パルスでの振幅が大きいためオフ時の透過率が上昇し、選択パルスの周期が長いためオン時の透過率が減少し、結果としてコントラストの低下を引き起こす現象である。
【0006】
フレーム応答の発生を抑制するためにフレーム周波数を高くし、これにより選択パルスの周期を短くする方法が知られているが、これには重大な欠点がある。つまり、フレーム周波数を増やすと、印加波形の周波数スペクトルが高くなるので、表示の不均一を引き起こし、消費電力が上昇する。したがって選択パルス幅が狭くなり過ぎるのを防ぐためにフレーム周波数の上限には制限がある。
【0007】
周波数スペクトルを高くせずにこの問題を解決するために、最近、新駆動法が提案された。複数の行電極(選択電極)を同時に選択するMLS法などの方法である。この方法は複数の行電極を同時に選択し、かつ、列方向の表示パターンを独立に制御できる方法であり、選択幅を一定に保ったままフレーム周期を短くすることができる。すなわちフレーム応答を抑制した高コントラスト表示ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
MLS法においては、列表示パターンを独立に制御するために、同時に印加される各行電極には一定の電圧パルス列が印加される。複数のラインを同時に選択する駆動法では、複数の行電極に同時に電圧パルスが印加されることになる。このとき、列方向の表示パターンを同時にかつ独立に制御するために、行電極には各々極性の違うパルス電圧が印加される必要がある。行電極には極性を持つパルスが何回か印加され、列電極にはデータに応じた電圧が印加される。こうして、全体として各画素にはオン、オフに応じた実効電圧が印加される。
【0009】
この各行電極に印加される選択パルス電圧群はL行K列の行列(これを以後、選択行列(A)という)として表すことができる。選択パルス電圧系列は互いに直交なベクトル群として表せるため、これらを列要素として含む行列は直交行列となる。このとき行列内の各行ベクトルは互いに直交である。行の数Lは同時選択行本数に対応し、各行はそれぞれのラインに対応する。たとえば、L本の選択ラインの中のライン1には、選択行列(A)の1行目の要素が適応され、1列目の要素、2列目の要素の順に選択パルスが印加される。
【0010】
本明細書では、選択行列(A)の表記において、1は正の選択パルスを、−1は負の選択パルスを意味することとする。選択行列(A)の代表的な例としてアダマール行列を図5に示す。図5(a)は4行4列のもの、図5(b)は8行8列のもの、図5(c)は8行8列のものの第1行を除いた7行8列のものである。
【0011】
列電極には、この行列の各列要素および列表示パターンに対応した電圧レベルが印加される。すなわち、列電極電圧系列はこの行電極電圧系列を決める行列と表示パターンによって決まる。
【0012】
列電極に印加される電圧波形のシーケンスは以下のように決定される。図4はその概念を示した説明図である。4行4列のアダマール行列を例にとって説明する。列電極iおよび列電極jにおける表示データが図4(a)に示したようになっているとする。列表示パターンは図4(b)に示すようにベクトル(d)として表される。ここで列要素が−1の時はオン表示を表し、1はオフ表示を表している。行電極に、行列の列の順に順次行電極電圧が印加されていくとすると、列電極電圧レベルは図4(b)に示すベクトル(v)のようになり、その波形は図4(c)のようになる。図4(c)において、縦軸、横軸はそれぞれ任意単位である。
【0013】
部分ライン選択の場合、液晶表示素子のフレーム応答を抑制するために、1表示サイクル内で分散して電圧印加されることが好ましい。具体的には、たとえば、1番目の同時選択される行電極群(これを以下、サブグループという)に対するベクトル(v)の第1番目の要素が印加された次には、2番目の同時選択される行電極群に対するベクトル(v)の第1番目の要素が印加され、以下同様のシーケンスをとる。
【0014】
したがって、実際に列電極に印加される電圧パルスシーケンスは、電圧パルスを1表示サイクル内でどのように分散するか、また同時選択される行電極群に対してそれぞれどのような選択行列(A)が選ばれるかによって決定される。
【0015】
ところで、最近非常に頻繁に使用されるウインドウパターン表示などを行う場合、クロストークと呼ばれる現象がおき、表示上の問題となっている。
【0016】
クロストークの影響が最も顕著な場合となって現れるのが図3のようなバー表示をさせたときである。バーの下に領域Bには表示ムラが出現する。Δε>0のとき全オン表示させると液晶の容量成分は最大になり列電極電圧波形は最も歪んだ状態になるからである。つまり、同じオン状態に関わらず領域A<領域Bという輝度差が表示ムラとなって現れる。これは液晶に印加される実効電圧も領域A<領域Bとなっていることを示している。ウインドウ表示などの表示パターンは図3の表示の組合せであり、最も頻繁に使われることが想定され、この表示ムラ(クロストーク)低減が大きな課題となる。
【0017】
このクロストークの大きさは、バーの幅Wまたは長さLが変化することにより、変化する。表示パターンのバーの幅Wを大きくしていくと、領域Aと領域Bの輝度差は減少していく。またバーの長さLを大きくしていくと領域Aと領域Bの輝度差は増加していく。
【0018】
これらの現象は列電極波形の歪みがオン波形とオフ波形とで異なることに基づいて説明できる。つまり、オン波形はある程度歪んだ波形となるのに対し、オフ波形はほぼ理想に近い波形となる。
【0019】
オン波形が歪む原因は主に二つある。ひとつは、駆動系は理想的な電源および理想的なドライバでは構成されていないということである。図3の表示では大部分がオン状態なので大部分の列電極ではオン波形を出力している。このとき駆動系では各列電極電圧レベルの中でオン波形を出力する電圧レベルに大きな負荷がかかり、これが歪みの原因になる。もうひとつは、液晶パネル内部の容量による影響である。オン状態で、列電極に直列に接続する液晶の容量は最大となるため、オン波形が多いと液晶パネル内での波形は最も歪んだ状態となる。
【0020】
一方、オフ波形は理想に近い波形が出力される。オン波形に比べると波形が歪む条件に当てはまらないからである。
【0021】
図3において、領域Aでは、ほぼオンの列電極波形のみが印加されるが、領域Bでは、オンとオフの両方の列電極波形が印加される。したがって、領域Aの列電圧波形は非常に歪んだ波形のみが出力されるのに対し、領域Bでは領域Aに比べて全体としての列電圧の歪みは大きくない。したがって、領域Bでは液晶に印加される実効電圧の減少が少ない。
【0022】
前述のように、MLS法はフレーム応答を抑制するためにきわめて有効な方法ではあるが、本発明者らが研究を進めるうち、従来の駆動法に比べてクロストークによる表示ムラが目立つことが多いことがわかってきた。
【0023】
これは、複数の行を同時に選択する駆動法では、行電極電圧レベルが線順次駆動に比べて低いという特徴に由来するものと推察される。つまり、複数の行を同時に選択すると、行電極電圧と列電極電圧とのバイアス比が小さくなり、実効電圧に列電極電圧が与える影響は従来駆動法に比べてきわめて大きくなる。この結果、列電極電圧系列に波形歪みがあれば、これが表示品位に与える影響は従来のものに比べ大きい。
【0024】
実際には駆動系で使用される電源、ドライバの能力は有限なので入力端では電圧波形は必ず歪んでいる。また、液晶パネルでは液晶自身の容量成分と電極抵抗の直列結合と考えられるので、列電極に出力されるべき電圧波形はかなりなまって出力される。したがって、複数行を同時選択すると、クロストークによる表示ムラが目立つ場合があることになる。この現象は、同時選択する行電極本数Lが5以上になると顕著になる。
【0025】
もう1つの大きな課題は、中間調表示におけるクロストークである。中間調表示の方式としては、フレームレートコントロール方式、振幅変調方式、ディザ法との組み合わせなどがあげられるが、フレームレートコントロールが液晶表示装置の駆動方法としてはもっとも多く用いられている。この際、フリッカーの発生を目立たなくするために、空間的に(隣接する画素間で)位相の差をつけフリッカーをキャンセルさせる空間変調との組み合わせが頻繁に用いられる。この場合、2値表示を基本とするベタ表示とは異なり、各フレーム毎に画像の空間的な周波数が非常に高くなる場合がある。このために、クロストークが生じ画像の品位を劣化させていた。同様にディザ方式を用いた場合にも空間周波数が高くクロストークの問題が存在していた。
【0026】
さらに、ビデオ表示など動画を表示する場合にも画像の劣化の問題がある。ビデオ表示においては、ウインドウなどの基本的に幾何学的な表示とは異なり、空間的に複雑な(すなわち空間周波数の高い)表示が多く出現する。したがって、特に、特定のウィンドウ内でビデオ表示を表示しようとした場合には、発生するクロストークによりビデオ表示自体の品位を劣化させるだけでなく、周辺のウインドウにも影響する問題が生じていた。
【0027】
一方、フレーム応答の抑制と回路規模の関係では、Lが大きくなればなるほどフレーム応答は抑制されるものの回路規模が増大しコストが上昇するという課題が存在し、コスト、性能のバランスのとれた駆動方式が求められていた。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述の問題点を解決するために、以下の画像表示装置の駆動方法を提供するものである。すなわち、複数(M本)の行電極と複数の列電極とを有する画像表示装置の行電極を4本ずつのサブグループに分割し、そのサブグループを一括して選択し、4行4列の選択直交行列(A)の選択列ベクトル(A1 ,A2 ,A3 ,A4 )を時系列で展開した信号に基づく電圧を行電極に印加する画像表示装置の駆動方法であって、選択列ベクトルのシーケンスがA1 、A2 、A3 、A4 、A1 、A2 、A3 、A4 、A1 ・・なる繰り返しサイクルでサブグループを順次選択し、選択列ベクトルの要素の符号に対応した選択パルスが選択されているサブグループの各行に印加され、非選択状態のサブグループの行には0電圧が印加され、すべてのサブグループに対し、1つの表示フレーム内でA1 、A2 、A3 、A4のすべての選択列ベクトルに対応する電圧が印加され、特定の列電極上の同時選択される行電極に対応する表示パターン(オフが1、オンが−1)を要素とする列電極表示パターンベクトル(x)=(x1 ,x2 ,x3 ,x4 )と、選択列ベクトル(Ai:i=1,2,3,4 )の内積yi =(x1 ,x2 ,x3 ,x4 )Bi に比例した電圧が列電極に印加され、選択パルスをN回(Nは、3以上50未満の奇数)印加する期間を周期として行および列信号の極性の反転が周期的に行われることを特徴とする画像表示装置の駆動方法を提供する。
【0029】
また、4行4列の選択直交行列(A)が、数1の行入れ替え、列入れ替えおよび列もしくは行の極性反転の内の1つまたは2つ以上の動作を組み合わせることにより作られる直交行列であることを特徴とする上記画像表示装置の駆動方法を提供するものである。
【0030】
また、表示サイクルが完結する前に、行信号および列信号の極性を反転することを特徴とする上記の画像表示装置の駆動方法を提供する。
【0032】
また、階調表示方式として、空間変調をともなうフレームレートコントロール方式またはディザ方式を用いることを特徴とする上記の画像表示装置の駆動方法を提供する。
【0033】
また、画像表示装置が液晶表示装置であることを特徴とする上記の画像表示装置の駆動方法を提供する。
【0034】
また、画像表示装置の画面の少なくとも一部でビデオ表示を行うことを特徴とする上記の画像表示装置の駆動方法を提供する。
【0035】
本明細書で1表示サイクルとは、全行電極のアドレスが完了する最も短い時間をいうこととする。すなわち、実効値が定まる最小時間間隔である。これは、上記の直交行列(A)の直交する行ベクトル成分が全て選択電極に印加される時間間隔ということもできる。また、本明細書では、特に断らない限り、Lを同時選択される行電極数として用い、Kを特定の行電極に1表示サイクル中に印加される選択パルスの数として用い、Mを全行電極数として用い、Nを1表示サイクル内に印加されるパルス数として用いる。
【0036】
本発明者らは、複数同時選択をする場合のクロストークの発生原因について、検討した結果、特定の条件を満たすことにより、先述の各種クロストークを同時に大幅に減ずることが可能であること、ならびに簡単な回路でクロストークを低減したMLS法による駆動を達成できることを見い出した。
【0037】
複数ライン同時選択数Lは、本発明においてL=4とされる。これは、メモリーアクセススピード、フレーム応答抑制率、クロストークを低減した駆動の実行しやすさなどの観点により決められたものである。本発明の駆動方式では、周期性の高い行信号のシーケンスを発生させるための選択行列の列ベクトルのシーケンスを決定し、さらには、クロストーク低減に最適な直交行列系を提示している。これにより、規模の小さな回路構成で高性能な表示が実現される。
【0038】
クロストークの発生要因は以下のように説明される。L本の行電極が同時選択される場合は、列電極電圧のパルスごとの変動幅が列電極波形の実効値の変動に強く影響する。これは線順次駆動とは異なる特徴であり、L本の行電極が同時選択される場合は線順次駆動に比べて、列電極電圧レベルが多いことに起因する。つまり、線順次駆動では、大きな波形歪みは極性反転のときに主に生じるが、複数同時選択駆動では列電極電圧のパルスごとの変動幅が大きい場合にも生じる。複数同時選択駆動において、選択行列の種類によっては列電極電圧の変動が頻繁に起こるため、強いクロストークが発生する。
【0039】
したがって、クロストークの低減には実際に列電極に印加される電圧パルスシーケンスの検討がきわめて重要である。そこで、MLS法において、実際に列電極に印加される電圧パルスシーケンスがどのようになっているかについて以下に述べる。
【0040】
全行電極のうちの1部を同時選択する(部分ライン選択)場合は、いつの時点で選択パルスシーケンスを進めるかという観点で基本的に3つの考え方がある。一番目の方式は、1つのサブグループが選択され次のサブグループが選択される時点で、行電極の選択パルスシーケンスを1つ進める、すなわちサブグループを単位とした選択パルスシーケンスの方式(1)である。二番目の方式は、全ラインが選択された時点で(全サブグループに対して)選択パルスシーケンスを進めるという方式(2)である。三番目の方式は方式(1)および(2)の中間方式(3)である。方式(1)および方式(2)の場合に、選択パルスを示すベクトルをサブグループごとに示すと数2のようになる。ここで、選択行列(A)の各列ベクトルをA1 、A2 ・・・ A K 、サブグループの数をNS とした。
【0041】
【数2】
【0042】
列電極に印加される電圧のシーケンスは、列電極電圧レベルを図4(b)に示すのと同様にベクトル(v)=(v1 ,v2 ,v3 ,・・)で表されるとすると、方式(1)の場合、(v1 ,v2 ,v3 ,・・・,v2 ,v3 ,v4 ,・・)となり、方式(2)の場合、(v1 ,v1 , ・・v1 ,v2 ,v2 , ・・・,v2 ,v3 , ・・)となる。それぞれの繰り返し回数はサブグループの数である。
【0043】
これらの関係は一般的に数3のように、ベクトルとマトリクスとからなる数式で書くことができる。
【0044】
【数3】
【0045】
ベクトル(x)、ベクトル(y)、行列(S)は以下のようなものである。列電極表示パターンベクトル(x)=(x1 ,x2 ,・・・,xM )は、行電極本数Mと同じ数の要素を持ち、特定の列電極上の行電極に対応する表示パターンを要素とする。ここで、オフの場合が1、オンの場合が−1とする。列電極電圧シーケンスベクトル(y)=(y1 ,y2 ,・・・,yN )は、1表示サイクル内に印加されるパルス数Nと同じ数の要素を持ち、特定の列電極に対する電圧レベルを1表示サイクル内で時系列で並べたものを要素とする。行電極パルスシーケンス行列(S)は、M行N列の行列であり、特定の列電極に対する行電極電圧レベルからなる列ベクトルを1表示サイクル内で時系列で並べたものを要素とする。非選択の行電極に対応する要素は0とされる。たとえば、方式(1)における行電極パルスシーケンス行列Sは、選択行列Aの列ベクトルAi 、ならびにゼロベクトルZe により数4のように書かれる。
【0046】
【数4】
【0047】
方式(2)のシーケンスは、周波数が低くなり過ぎるため、フリッカー発生のおそれがある。したがって、各サブグループに選択パルスを少なくとも1回印加し終える前に選択パルスシーケンスを進める方が好ましい場合が多い。そこで、以下は、典型的な場合として、主に方式(1)のシーケンスを採用した場合を例にとって本発明を説明することにする。もちろん、方式(2)および方式(3)のシーケンスを採用した場合も同様に考えることができる。
【0048】
方式(1)のシーケンスを採用した場合は、行電極パルスシーケンス行列(S)は、極性反転する場合や最後のサブグループから最初のサブグループに移る場合を除くと、選択行列(A)を(A)(A)・・(A)のように、並べた行列を考えれば充分である。これは、数2または数4に示したように、選択されるサブグループについて注目すると、A1 、A2 ・・・、AK に対応する電圧が繰り返し印加されているためである。
【0049】
つまり、方式(1)のシーケンスを採用するとすれば、どのような選択行列A(L行K列)が採用されるかによって、本発明の条件が満たされるかどうかがほぼ決まることになる。すなわち、互いに直交な行成分によってなる任意行列を適当に列成分を並び変えることによって適当な行列を選択すれば、好ましい列電極波形を作ることができる。以下、どのような選択行列を採用するのが良いかについて具体的に説明する。
【0050】
本発明によれば、時間軸(シーケンスを進める順)における最大電圧変動幅という観点で最適な列波形を選ぶための基準として行列(S)は数5によって評価される。
【0051】
【数5】
【0052】
ところで、すべての表示パターンでΔyi を一定値以下に抑えることが好ましいが、Δyi は列電極表示パターンベクトル(x)に依存する値なので、これは実際上難しい。たとえば、全面オンの表示と、市松模様の表示とでは、Δyi の値はまったく異なる。
【0053】
発明者らは、以下のような要因が各種クロストークを支配する因子であることを見い出した。
【0054】
(1)選択行列の種類
(2)選択パルスシーケンス(選択パルスの分散方式)
(3)選択行列の行・列入れ替え
ベタ表示、動画など数多くのパターンでクロストークを抑制するには、上記(1)〜(3)の条件を、適切に決める必要がある。本発明では、上記(1)〜(3)の条件を詳細に検討した結果、構成される行列Sによるデータ変換に着目し、表示品位向上、特にクロストークの抑制を効果的に行うために、いかなる基準でSが決定されるべきか、すなわち、そのもととなる選択行列Aと選択パルスシーケンスがいかに決定されるべきかを見い出した。
【0055】
本発明では、基準となる列電極表示パターンベクトル(x)として、(x)=(1,1,・・・,1)(基準パターン1)ならびに(1,−1,1,−1,・・・)(基準パターン2)の2種類を選ぶ。通常の2値表示では、全オンもしくは全オフに近い状態(たとえば、均一なベタパターン上に、ブロックまたはラインの表示が存在するパターン)が支配的であり、階調表示や動画表示では、はるかに空間周波数の高い表示状態が支配的となる。これらの、空間周波数の全く異なるパターンに関して、クロストークを低減するには、上記の2つの基準ベクトルを用い、(1)〜(3)を決めることが重要であり、これにより画像の種類によらずクロストークの抑制された画像が提供できることが見い出された。
【0056】
一般に、上記の基準ベクトルに対して、Δyi +Δyi ’<1.4・L(これを以後、条件Aという)とすることにより、最大電圧変動差を実用可能な程度に抑えることができる。特に好ましくは、Δyi +Δyi ’≦L(これを以後、条件Bという)である。ここで、Δyi は基準パターン1に対する変動差、Δyi ’は基準パターン2に対する変動差を示す。
【0057】
次に、従来まで用いられてきたアダマール関数を用いた列電極波形について調べる。ここで、選択パルスシーケンスは方式(1)を例にとる。図5(c)は7行8列のアダマール行列であり、基準パターン1に対しては、(x)=(1,1,・・・,1)に対し、(y)=(7,−1,−1,・・,−1,7,−1,・・・)となり、最大変位(Δyi の最大)は8である。また、基準パターン2に対しては、(x)=(1,−1,1,−1・・・)に対し、(y)=(1,7,1,−1,1,−1,1,−1,1,7,1,・・・)となり、最大変位(Δyi の最大)は6である。一方、L=7なので条件Aは、Δyi +Δyi ’<9.8となる。したがって、この場合、Δyi +Δyi ’=14であり、最大変位時に条件Aは満足されない。すなわち、選択行列として、アダマール行列を用いると、低周波の表示パターンに対しても高周波の表示パターンに対しても最大電圧変動は大きく、これが主に波形歪による実効値減少をもたらすことになる。
【0058】
この場合の波形パターンは図2のようになる。図2は全オン表示のときの列電圧波形を任意単位で示したものである。周期的に大きな電圧変動のあることがわかる。
【0059】
2つの基準パターンは空間周波数的に全く異なるものであるが、次のように最適な行列Sを決めることが可能である。まず基準となる選択行列(直交関数)を作製する。この時の基準は、隣り合う列要素の符号ができるだけ一致するように取ることが望ましい。これは、隣り合う列同士の符号が一致する際にはカラム電圧シーケンスに与えるパターン依存性が抑制されるためである。このための条件としては、行列Aの隣り合う列同士(1と2、2と3、・・、Kと1)の同符号となる要素の数の合計Fが、行列のサイズL×Kに対して、
F≧L×K/2
の関係を満たすことが望ましい。
【0060】
この条件により、最適化された4×4行列の一例が、図1である。この行列においては、基準パターン1に対しては全く同一のレベルをとり、基準パターン2に対しては、+2と−2の間で1回変動するだけの、きわめて電圧変動の少ない列信号を生成する。本行列のもう1つの特徴は、各行ベクトル内で符号の数が同等になっている点(上記の例では正が3、負が1)にある。これは、同時に選択される行電極の組(サブグループ)内の各ラインにおいて、位相だけが違う同一な選択波形が送られることを意味しており、各ライン間に明暗のムラが発生することを根本的に抑制することができる。これ以外の直交行列において、このように各行ベクトルのシーケンスが位相の差のみであるようなものはなく、何らかの補正によりライン間のムラの補正が必要であった。本発明では、同時選択数を4とし、各行ベクトルの要素の符号の個数の比を1:3(または3:1)とすることにより、各ラインが位相以外完全に等価な駆動が可能となる。その具体例が上記の行列であり、その行入れ替え、列入れ替え、行または列の極性反転などにより類似の適した行列を得ることができる。
【0061】
L=4であることのもう一つの特徴は、ベタの表示パターンに関して、電圧の変動を全くなくすことができることにある。上記の行列では、それぞれの列ベクトル中要素の符号の数が一致しているので、列信号電圧は4つの列ベクトルすべてに共通となる。このすべての列ベクトルに対して列電圧の変動がないことは、全くこのベクトルシーケンスとは非同期に極性反転などの操作が可能であることを意味している。他のディメンションの直交行列を用いた場合、直交行列の列ベクトルごとに列信号の電圧レベルが変動するために、送られる列ベクトルのシーケンスに同期してしか極性反転をかけることができなかった。このことは、駆動の柔軟性を著しく阻害し、駆動を複雑なものにし、かつ回路構成も複雑なものとしていた。
【0062】
本発明では、非同期の極性反転が可能なため、簡単なカウンター機能だけで極性反転が行え、かつ、極性反転の周期も非常に広い範囲で任意に選ぶことができる。実際には、極性反転がすべてのサブグループで成立するための周期などの観点により、選択パルスの3以上50未満の奇数倍が望ましく、特には、3以上23以下の奇数とされる。偶数が好ましくないのは、L=4が偶数であり、各サブグループに1フレーム4回の選択パルスが送られることと関連し、交流化駆動が損なわれる危険性が高いためである。特に望ましい反転周期としては、5、7、9、11、13、23などがあげられる。
【0063】
極性反転と選択ベクトルシーケンスに関して、MとLが適切な関係を満たしていることが重要である。たとえば、行ライン数Mが240、L=4では、240/4=60となりサブグループは60個となる。この場合、極性反転周期を5パルスごととすると、60/5=12となり固定の場所で反転が起こり、かつ交流化が成立しないこととなる。したがって、240ラインを極性反転5パルスごとで駆動するには、仮想のラインを加え、上記のような関係を崩すことが必要である。たとえば、サブグループ数を61(ライン数=244)として極性反転5パルスごとで行えばよい。
【0064】
必要な条件は、このように、サブグループ数Nsと極性反転周期(Rパルスごと)が、一方が一方の約数ではないこと、であり、仮想ラインを加えるなどしてこの条件を達成することが必要である。もう一つの必要条件は、ベクトルシーケンスと極性反転の周期が異なること、が必要であり、極性反転周期Rは、4の倍数であってなならない。
【0065】
本発明における駆動法は、特開平6−27907、USP5262881に記載されているような回路を用いて実現できる。
【0066】
回路の構成の一例のブロック図を図6に示した。これは、RGBそれぞれ16階調表示を行うための回路である。データ信号を、16階調の信号をMSBからLSBまで4ビットの信号としてデータ前処理回路1に入力する。データ前処理回路1は後段の列信号形成に適したフォーマットとタイミングで列信号発生回路2に入力されるデータ信号を出力するための回路である。列信号発生回路2には、データ前処理回路2から出力されるデータ信号と直交関数発生回路5から出力される直交関数信号とが入力される。
【0067】
列信号発生回路2は両信号を用いて所定の演算を行い列信号を形成した後、列ドライバ3に出力する。列ドライバ3は所定の基準電圧を用いて、入力される列信号から液晶パネル6の列電極に印加する列電極電圧を形成して液晶パネル6に出力する。一方、液晶パネル6の行電極には、直交関数発生回路5から出力される直交関数信号を行ドライバ4で変換した行電極電圧が印加される。これらの回路は、必要に応じてタイミング回路等を備え、所定のタイミングにコントロールされて動作する。
【0068】
本発明で用いられている直交関数は、直交関数発生回路5が発生する。直交関数発生回路5は、直交関数信号発生のたびに演算を行い信号形成することもできる。しかし、あらかじめ、使用する直交関数信号をROMに保存しておき、それを適当なタイミングで読み出すほうが簡便性の点で好ましい。すなわち、液晶パネル6への電圧印加タイミングを規定するパルスを計数し、計数値をアドレス信号としてROM内の直交関数信号を順次読み出すようにする。直交関数発生器には極性反転端子があり、その論理により極性を切り替える。直交関数の極性切り替えにより同時に列信号も反転される。
【0069】
図7はデータ前処理回路の構成の一例を示すブロック図である。データ前処理回路1では、入力データをフレーム変調の階調方式に対応した各色1ビットデータに変換しメモリ12に格納する。メモリ12としてはデータ幅16ビットのVRAMを用いた。メモリ12への書き込みは直接アクセスモードを用いて以下のように行う。すなわち、同じ列電極に対応した行電極上のデータは、同時選択される4本の行電極について隣り合う4個のアドレスに格納する。このようにすることにより、後段のメモリからの読み出しを高速に行えるとともに、演算が容易になる。
【0070】
メモリ12からの読み出しは高速な順次アクセスモードでLCDの駆動タイミングに応じて行い、4組のデータをデータフォーマット変換回路16へ送る。
【0071】
データフォーマット変換回路16は、各階調ごとに並列に送られたデータをRGBごとの並列信号に整理し直す回路であり、通常は、回路基板上で適宜の配線を行うことにより足りる。
【0072】
図8は、列信号発生回路2の構成の一例を示すブロック図である。データフォーマット変換回路16で変換されたデータは列信号発生回路2に送られる。4ビットのデータ信号を排他的論理和ゲート23、23、・・・に入力する。排他的論理和ゲート23にはそれぞれ直交関数発生回路5からの信号も入力される。排他的論理和ゲート23の出力は加算器21で同時選択される行電極について加算される。
【0073】
図9は、列ドライバ3の構成の一例を示すブロック図である。シフトレジスタ31、ラッチ32、デコーダー33、および電圧分割器34からなっている。電圧レベル選別器33としてはデマルチプレクサを用い、1行分のデータをシフトレジスタ31に送り込んだ段階で表示データの列電圧への変換を行う。
【0074】
図10は、行ドライバ4の構成の一例を示すブロック図である。駆動パターンレジスタ41、選択信号レジスタ42、およびデコーダー43からなる。選択信号レジスタ42の内容によって同時選択行が決められ、駆動パターンレジスタ41の内容によって選択された各行にどちらの極性の選択信号をを出力するかが決められる。非選択行は0Vが出力される。
【0075】
図6〜図10は回路の一例として示したものであり、本発明の本質を損しない限り、さまざまな回路の採用が可能である。
【0076】
【実施例】
図6〜図10に示した回路を用いて、液晶パネル6を以下の要領で駆動した。液晶パネルは9.4インチのVGAモジュール(画素数480×640×3(RGB))でバックライトを備える。液晶パネルの応答時間は立ち上がりと立ち下がりとの平均で60msである。4本の行を同時選択するとともに、サブグループごとの選択で、選択行列の列を1つ進める方式(方式1)で駆動した。2画面駆動(上下分割)を行ったので、サブグループの数は60となった。バイアスはコントラスト比がほぼ最大となるように調整し、階調は空間変調フレームレートコントロール方式で行った。
【0077】
表示のコントラスト比は40:1、最大輝度は100cd/m2 となった。
【0078】
選択行列としては、図1に示した行列を用いた。
【0079】
ベクトルシーケンスは、下記の表1(1フレーム)で示すように選択するサブグループと選択列ベクトルとを対応させた。
【0080】
【表1】
【0081】
また、極性反転は行選択パルスが5パルス印加されるごとに行って、駆動した。
【0082】
本実施例においては、均一な表示が得られ、著しくクロストークが低減され、ウインドウズの画面表示でビデオ表示をウィンドウ表示した場合においても、ほとんど気にならないレベルであった。
【0083】
【発明の効果】
本発明においては、複数ライン同時選択法による液晶表示装置の駆動方法において、全画面がオンまたはオフに近い状態で発生するクロストークとともに、中間調表示におけるクロストークを低減することができる。また、特定のウインドウ内でビデオ表示を表示する場合にも鮮明な画像が得られる。
【0084】
さらに、回路コストが低いにもかかわらず、フレーム応答抑制効果の高い液晶表示装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動方法に適した選択行列を示す説明図。
【図2】従来の駆動方法における全オン表示のときの列電圧波形を示した波形図。
【図3】クロストークを説明するための概念図。
【図4】(a)〜(c)はMLS法での電圧印加方法を説明する概念図および波形図。
【図5】(a)〜(c)はアダマール行列を示す説明図。
【図6】本発明を実施するための回路の構成の一例を示すブロック図。
【図7】データ前処理回路1を示すブロック図。
【図8】列信号発生回路2を示すブロック図。
【図9】列ドライバ3を示すブロック図。
【図10】行ドライバ4を示すブロック図。
【符号の説明】
1:データ前処理回路
2:列信号発生回路
3:列ドライバ
4:行ドライバ
5:直交関数発生回路
6:液晶パネル
Claims (6)
- 複数(M本)の行電極と複数の列電極とを有する画像表示装置の行電極を4本ずつのサブグループに分割し、そのサブグループを一括して選択し、4行4列の選択直交行列(A)の選択列ベクトル(A1 ,A2 ,A3 ,A4 )を時系列で展開した信号に基づく電圧を行電極に印加する画像表示装置の駆動方法であって、
選択列ベクトルのシーケンスがA1 、A2 、A3 、A4 、A1 、A2 、A3 、A4 、A1 ・・なる繰り返しサイクルでサブグループを順次選択し、
選択列ベクトルの要素の符号に対応した選択パルスが選択されているサブグループの各行に印加され、非選択状態のサブグループの行には0電圧が印加され、 すべてのサブグループに対し、1つの表示フレーム内でA1 、A2 、A3 、A4 のすべての選択列ベクトルに対応する電圧が印加され、
特定の列電極上の同時選択される行電極に対応する表示パターン(オフが1、オンが−1)を要素とする列電極表示パターンベクトル(x)=(x1 ,x2 ,x3 ,x4 )と、選択列ベクトル(Ai:i=1,2,3,4 )の内積
yi =(x1 ,x2 ,x3 ,x4 )Ai
に比例した電圧が列電極に印加され、
選択パルスをN回(Nは、3以上50未満の奇数)印加する期間を周期として行および列信号の極性の反転が周期的に行われることを特徴とする画像表示装置の駆動方法。 - 表示サイクルが完結する前に、行信号および列信号の極性を反転することを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置の駆動方法。
- 階調表示方式として、空間変調をともなうフレームレートコントロール方式またはディザ方式を用いることを特徴とする請求項1、2または3に記載の画像表示装置の駆動方法。
- 画像表示装置が液晶表示装置であることを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の画像表示装置の駆動方法。
- 画像表示装置の画面の少なくとも一部でビデオ表示を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置の駆動方法。
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