JP3575305B2 - 電力供給装置、その制御方法、携帯型電子機器および電子時計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電された交流電力を効率良く整流して電力として供給するとともに、無発電状態等でのリーク電流を極めて低く抑えた電力供給装置、その制御方法、携帯型電子機器および電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
腕時計装置のような小型携帯型の電子機器にあっては、発電機を内蔵すれば、いつでも動作させることができ、また、煩わしい電池の交換作業を不要とすることができる。ここで、発電機によって発電される電力が交流であれば、一般に、整流回路としてダイオードブリッジ回路が用いることが考えられる。しかし、ダイオードブリッジ回路では、ダイオード2個分の電圧降下による損失が発生するので、小型携帯型の電子機器に用いられる発電機、すなわち、小振幅の交流電圧を発電する発電機の整流には適さない。
【0003】
そこで、4個のダイオードのうち、2個のダイオードをトランジスタに置換した整流回路が提案されている。図11は、そのような整流回路を用いた電源供給装置の構成を示す回路図である。なお、この装置では、高位側電圧Vddを基準電位GNDとしている。この図に示されるように、発電機100の一方の端子AG1はダイオードD1を介して、また、他方の端子AG2はダイオードD2を介して、それぞれ電源の高位側電圧Vddに接続されている。さらに、端子AG1は、Nチャネル電界効果型のトランジスタ121を介して、また、端子AG2は、同型のトランジスタ122を介して、それぞれ電源の低位側電圧Vssに接続されている。そして、トランジスタ121のゲートはコンパレータ202の出力端子に、トランジスタ122のゲートはコンパレータ201の出力端子に、端子AG1に、それぞれ接続されている。コンパレータ201は高位側電圧Vddと端子AG1の電圧を比較し、コンパレータ202は高位側電圧Vddと端子AG2の電圧を比較する。
【0004】
大容量コンデンサ140は整流された電流を充電するものである。小型の携帯機器にあっては、発電機100も小型のものとなるのでその起電圧は小さい。このため、大容量コンデンサ140に充電された電圧では、電子回路やモータといった負荷を正常に動作させたり駆動できない場合がある。昇圧回路300は、このために設けられたものであり、大容量コンデンサ140の充電電圧を昇圧して、昇圧された電圧を補助コンデンサ160に充電している。詳細には、昇圧回路300は、低位側電圧Vssと基準電位たる高位側電圧Vddとの線間電圧(絶対値)で示される電源電圧が回路各部の動作可能な電圧下限値(もしくはその近傍値)に低下すると、昇圧倍数を1段階上げる一方、電圧上限値(もしくはその近傍値)に上昇すると昇圧倍数を1段階下げる。
また、処理部600は補助コンデンサ160から給電を受けて動作するものであり、例えば、モータや計時回路が該当する。
【0005】
このような構成において、端子AG1の電圧レベルが、発電によって高位側電圧Vddを上回ると、コンパレータ201の出力電圧がハイレベル(Vdd)となるから、トランジスタ122がオンする。これにより、電流は、端子AG1→ダイオードD1→コンデンサ140→トランジスタ122→端子AG2という閉ルートで流れる。この結果、コンデンサ140が充電される。
一方、端子AG2の電圧レベルが、高位側電圧Vddを上回ると、コンパレータ202の出力電圧がハイレベル(Vdd)となるから、トランジスタ121がオンする。これにより、電流は、端子AG2→ダイオードD2→コンデンサ140→トランジスタ121→端子AG1という閉ルートで流れる。この結果、コンデンサ140が充電される。
【0006】
ここで、コンパレータ201および202は、トランジスタ121および122のオン・オフを制御するための制御手段として機能するが、それらの正電源入力端子は高位側電圧Vddに接続され、一方、それらの負電源入力端子は低位側電圧Vssに接続されている。負電源を昇圧前の低位側電圧Vss’ではなく、昇圧後の低位側電圧Vssから給電するようにしたのは、大容量コンデンサ140の充電が不十分な場合であっても、低位側電圧Vssは動作可能電圧の範囲内に維持されるので、コンパレータ201、202によるトランジスタ121、122の制御が可能となって、小振幅の交流電圧を整流することが可能となるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、昇圧回路300は、低位側電圧Vssの電圧レベルに基づいて昇圧の段階を切り換えるので、補助コンデンサ160の電圧と大容量コンデンサ140の電圧との関係によっては、昇圧倍率が1倍の場合がある。このような状態において、処理部600で大きな電力が消費されると、低位側電圧Vssが上昇する。例えば、モータによって電子時計の時計針を駆動する場合である。
すると、昇圧回路300は、大容量コンデンサ140から補助コンデンサ160に向けて電流を流し、低位側電圧Vss’と低位側電圧Vssとを一致させるように動作する。しかし、現実には、昇圧回路300、大容量コンデンサ140および補助コンデンサ160には内部抵抗が存在するので、低位側電圧Vss’と低位側電圧Vssとが一致するまでには遅延時間がある。
例えば、時刻t1から時刻t2の間に、処理部600のモータを駆動したとすると、低位側電圧Vss’と低位側電圧Vssとは図11に示すように変化する。すなわち、時刻t1から時刻t3までの期間は、|Vss’|>|Vss|となる。
【0008】
|Vss’|>|Vss|となる期間において、発電機100が無発電状態の場合や、その起電圧が小振幅である場合には、トランジスタ121、122の各ゲートには、電圧Vssが供給される。しかしながら、トランジスタ121、122のソース電圧はVss’であるから、トランジスタ121、122のゲート・ソース間には電圧|Vss’|−|Vss|が印加されることになる。したがって、トランジスタ121、122は完全にオフにはならず、若干オン気味となる。一方、ダイオードD1、D2のオフ抵抗値は、トランジスタ121、122のオフ抵抗値と比較して小さい。
したがって、ダイオードD1、D2には、実際にはリーク電流、すなわち、逆方向に微小電流が流れ、リーク電流がトランジスタ121、122を流れることになる。このため、せっかく大容量コンデンサ140に充電した電力が放電されてしまい、無駄に電力が消費されるという事態を招くことになった。
特に、小型携帯型の電子機器にあっては、その消費電流が数百nA程度という極めて低い値が要求されるものもあるため、数十nA程度といわれるダイオードリーク電流の影響は無視することができない。
【0009】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされものであり、その目的とするところは、発電された交流起電力を効率良く整流して電力として供給するとともに、無発電状態の場合や起電圧が小振幅である場合でのリーク電流を極めて低く抑えた電力供給装置、電力供給方法、および、この装置を用いた携帯型電子機器、ならびに、電子時計を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかる電力供給装置にあっては、交流電圧が給電される一方の端子と第1電圧を有する第1電源ラインとの間に接続された第1の整流手段と、前記交流電圧が給電される他方の端子と前記第1電源ラインとの間に接続された第2の整流手段と、前記一方の端子と第2電圧を有する第2電源ラインとの間に接続された第1のトランジスタと、前記他方の端子と前記第2電源ラインとの間に接続された第2のトランジスタと、前記第1電圧と第3電源ラインの第3電圧で振れ、前記第1および第2のトランジスタを各々制御するための第1および第2の制御信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる各信号に変換して、前記第1および第2のトランジスタの各制御入力端子に各々供給する変換手段と、前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1の制御信号を生成する第1の制御手段と、前記第1電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第2の制御信号を生成する第2の制御手段とを備え、前記変換手段は、前記第1の制御信号を前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する第1の変換手段と、前記第2の制御信号を前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給する第2の変換手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、トランジスタ毎に変換手段が設けられ、第1および第2の制御信号のレベルを変換して第1および第2のトランジスタに供給することができる。ここで、第1および第2のトランジスタがオフするためには、制御入力端子の電圧と第1電源ラインの電圧が一致する必要があるが、変換後の制御信号の電圧は、第1電圧と第2電圧となるので、第3電圧が第2電圧と異なるものであっても第1および第2のトランジスタを確実にオフすることができる。これにより、リーク電流による無駄な電力の消費が抑えられる結果、より低消費電力化を図ることが可能となる。
【0012】
なお、このような構成は、第1電源ラインが第2電源ラインよりも高位となる場合にも、第1電源ラインが第2電源ラインよりも低位となる場合にも、それぞれ対応可能であるため、基準電位は、第1電源ラインとなる場合もあるし、第2電源ラインとなる場合もあるし、第1および第2の電源ラインのいずれでもない場合もある。
【0014】
より具体的には、前記第1の制御手段は、前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第1のトランジスタをオンするように制御し、前記他方の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を下回ると、前記第1のトランジスタをオフするように制御する前記第1の制御信号を生成し、前記第2の制御手段は、前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第2のトランジスタをオンするように制御し、前記一方の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を下回ると、前記第2のトランジスタをオフするように制御する前記第2の制御信号を生成すればよい。
第1の整流手段に順方向電流が流れる場合には、一方の端子→第1の整流手段→第1電源ライン→(負荷)→第2電源ライン→第2のトランジスタ→他方の端子という閉ルートで流れる一方、第2の整流手段に順方向電流が流れる場合には、他方の端子→第2の整流手段→第1電源ライン→(負荷)→第2電源ライン→第1のトランジスタ→一方の端子という閉ルートで流れるので、全波整流が行われることとなる。
【0015】
また、この発明の電力供給装置は、交流電圧が給電される一方の端子と第1電圧を有する第1電源ラインとの間に接続された第1の整流手段と、前記交流電圧が給電される他方の端子と前記第1電源ラインとの間に接続された第2の整流手段と、前記一方の端子と第2電圧を有する第2電源ラインとの間に接続された第1のトランジスタと、前記他方の端子と前記第2電源ラインとの間に接続された第2のトランジスタと、前記第1電圧と第3電源ラインの第3電圧で振れ、前記第1および第2のトランジスタを各々制御するための第1および第2の制御信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる各信号に変換して、前記第1および第2のトランジスタの各制御入力端子に各々供給する変換手段と、前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1の制御信号を生成する第1の制御手段と、前記第1電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第2の制御信号を生成する第2の制御手段とを備え、前記変換手段は、前記第1の制御信号を前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する第1の変換手段と、前記第2の制御信号を前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給する第2の変換手段とを備えることを特徴とするものであってもよい。
より具体的には、前記第1の制御手段は、前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第1電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第1のトランジスタをオンするように制御し、前記一方の端子電圧と前記第1電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を下回ると、前記第1のトランジスタをオフするように制御する前記第1の制御信号を生成し、前記第2の制御手段は、前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第1電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第2のトランジスタをオンするように制御し、前記他方の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を下回ると、前記第2のトランジスタをオフするように制御する前記第2の制御信号を生成すればよい。
【0016】
また、この発明の電力供給装置は、前記第1電源ラインと前記第2電源ラインとの間に接続される第1の蓄電器と、前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとの間に接続される第2の蓄電器と、前記第1の蓄電器の端子間電圧を昇圧して、前記第2の蓄電器に昇圧した電圧を給電する昇圧手段とを備えるものであってもよい。この場合には、第1の蓄電器に充電された電圧を昇圧することができるので、第1の蓄電器の電圧が低い場合であっても、高い電圧を第2の蓄電器に蓄電することが可能である。
また、前記第1および第2の整流手段は、それぞれダイオードであることが好ましく、前記第1および第2のトランジスタは、それぞれ電界効果型トランジスタであることが好ましい。電界効果型トランジスタはオフ抵抗値が非常に大きいので、リーク電流が殆ど発生しないという利点がある。
【0017】
また、この発明の電力供給装置は、前記第1のトランジスタとしての電界効果型トランジスタの寄生ダイオードと、前記第2のトランジスタとしての電界効果型トランジスタの寄生ダイオードと、前記第1の整流手段と、前記第2の整流手段とによってブリッジ回路が構成されるものであってもよい。この場合には、第1電源ラインと第2電源ラインとの電位差がほとんどなく、第1および第2のトランジスタが動作不能の場合であっても、ブリッジ回路によって充電を行うことができる。
【0018】
また、この発明の電力供給装置は、交流電力を発電して起電圧を前記一方の端子および前記他方の端子にそれぞれ給電する交流発電手段を備えるものであってもよい。
【0019】
また、この発明にかかる電力供給装置の制御方法にあっては、交流電圧が給電される一方の端子と第1電圧を有する第1電源ラインとの間に接続された第1の整流手段と、前記交流電圧が給電される他方の端子と前記第1電源ラインとの間に接続された第2の整流手段と、前記一方の端子と第2電圧を有する第2電源ラインとの間に接続された第1のトランジスタと、前記他方の端子と前記第2電源ラインとの間に接続された第2のトランジスタと、前記第1電源ラインと第3電圧を有する第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1電圧と前記第3電圧で振れ、前記第1のトランジスタを制御するための第1の制御信号を生成する第1の制御手段と、前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1電圧と前記第3電圧で振れ、前記第2のトランジスタを制御するための第2の制御信号を生成する第2の制御手段と、前記第1電圧と前記第3電圧で振れる信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して、前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する第1の変換手段と、前記第1電圧と前記第3電圧で振れる信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して、前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給する第2の変換手段とを備える電力供給装置の制御方法であって、前記第1の制御手段が前記第1の制御信号を生成すると、生成された第1の制御信号を、前記第1の変換手段が、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換し、変換した信号を前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する一方、前記第2の制御手段が前記第2の制御信号を生成すると、生成された第2の制御信号を、前記第2の変換手段が、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換し、変換した信号を前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給することを特徴とする。
また、別の制御方法にあっては、交流電圧が給電される一方の端子と第1電圧を有する第1電源ラインとの間に接続された第1の整流手段と、前記交流電圧が給電される他方の端子と前記第1電源ラインとの間に接続された第2の整流手段と、前記一方の端子と第2電圧を有する第2電源ラインとの間に接続された第1のトランジスタと、前記他方の端子と前記第2電源ラインとの間に接続された第2のトランジスタと、前記第1電源ラインと第3電圧を有する第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1電圧と前記第3電圧で振れ、前記第1のトランジスタを制御するための第1の制御信号を生成する第1の制御手段と、前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1電圧と前記第3電圧で振れ、前記第2のトランジスタを制御するための第2の制御信号を生成する第2の制御手段と、前記第1電圧と前記第3電圧で振れる信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して、前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する第1の変換手段と、前記第1電圧と前記第3電圧で振れる信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して、前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給する第2の変換手段とを備える電力供給装置の制御方法であって、前記第1の制御手段が前記第1の制御信号を生成すると、生成された第1の制御信号を、前記第1の変換手段が、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換し、変換した信号を前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する一方、前記第2の制御手段が前記第2の制御信号を生成すると、生成された第2の制御信号を、前記第2の変換手段が、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換し、変換した信号を前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給することを特徴とする。
【0020】
また、この発明にかかる携帯型電子機器にあっては、前記電力供給装置を備え、前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けて、所定の処理を実行する処理手段を具備することを特徴とする。携帯型電子機器としては、例えば、液晶テレビ、ビデオテープレコーダ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA、電卓などが該当する。
また、この発明にかかる電子時計にあっては、前記電力供給装置を備え、前記第1の電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けて、時刻を計時する計時手段を備することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1:第1実施形態の全体構成]
図1は、本発明の第1実施形態にかかる電力供給装置の構成を示す回路図である。
この図に示されるように、本実施形態にかかる電力供給装置は、発電機100によって交流電圧が給電される一方の端子AG1および他方の端子AG2が、それぞれダイオードD1、D2を介して電源の高位側電圧Vddに接続される点において、図11に示された従来例と同様である。しかし、本実施形態にかかる電力供給装置は、レベルシフタ123および124を備える点、制御回路200を備える点において、従来例と相違している。
【0022】
まず、制御回路200は、端子AG1の電圧および端子AG2の電圧を、高位側電圧Vddまたは低位側電圧Vssと比較し、その比較結果に基づいて、トランジスタ121、122を制御する第1の制御信号CTL1および第2の制御信号CTL2を生成する回路である。また、制御回路200は低位側電圧Vssと高位側電圧Vddとによって給電をうけているので、第1および第2の制御信号CTL1,CTL2はローレベルで電圧Vssとなり、ハイレベルで電圧Vddとなる。なお、制御回路200には各種の態様があるが、この点については後述する。
【0023】
次に、レベルシフタ123(124)は、例えば、図2に示すように2個のインバータを直列接続して構成される。初段のインバータ123aは、高位側電圧Vddと低位側電圧Vssとの間にトランジスタP1とトランジスタN1を直列に接続したものである。したがって、インバータ123aの出力電圧はハイレベルがVddでローレベルがVssとなる。
【0024】
次に、次段のインバータ123bは、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’との間にトランジスタP2とトランジスタN2を直列に接続したものである。インバータ123bの出力電圧はハイレベルがVddでローレベルがVss’となる。このため、レベルシフタ123(124)によって、第1および第2の制御信号CTL1,CTL2のローレベルは電圧Vssから電圧Vss’へ変換されることになる。
【0025】
したがって、トランジスタ121および122のゲートには、ハイレベルで電圧Vddが、ローレベルで電圧Vss’が給電される。すなわち、トランジスタ121および122をオフする場合にはゲートに電圧Vss’が印加されるから、ゲート・ソース間電圧VGSを0Vにすることができ、完全にトランジスタ121および122をオフさせることができる。この結果、処理部600において大電力が消費され、|Vss’|>|Vss|となったとしても、ダイオードD1、D2を介してリーク電流が流れることがないので、電力供給装置の効率を向上させることができる。
【0026】
なお、図示の例では、レベルシフタ123、124は、それぞれ制御回路200に対して外部回路となっているが、制御回路200に内蔵する構成、さらに、トランジスタ121、122とともに集積化する構成としても良い。このように集積化すれば、小型化に大いに寄与することが可能となる。
【0027】
また、トランジスタ121、122の寄生ダイオードD3、D4は、図1において波線で示される方向で発生する。このため、第1回目の起動時など、大容量コンデンサ140および補助コンデンサ160の蓄電が不十分である等の理由によって制御回路200が動作しない場合であっても、電流を流すことは可能となる。したがって、発電機100の発電された電圧が小振幅であっても、その寄生ダイオードD3、D4、ダイオードD1、D2からなるダイオードブリッジの整流によって、コンデンサ140を充電することが可能となる。
【0028】
なお、寄生ダイオードD3、D4に充電電流が流れると、寄生トランジスタが導通してラッチアップを引き起こすおそれがある。ラッチアップは、CMOS LSIに特有の現象であるが、ガードバンドや、トレンチ分離などの集積回路技術によって防止することは十分可能である。
【0029】
さて、一般に、金属/半導体の接合を用いたショットキーダイオードは、PN接合を用いたダイオードよりも、順方向から逆方向に切り換わる時間の遅れが少なく、かつ、その順方向電圧も小さいので、その整流効率が大きいとされるが、反面、そのリーク電流が大きいので、小型携帯電子機器における電力供給装置の整流回路に適用するのは不向きであった。これに対し、本実施形態にかかる電力供給装置にあっては、ダイオードD1、D2に順方向電流が流れない場合には、トランジスタ122、121が完全にオフされて、コンデンサ140を含む閉ルートが遮断されるので、ダイオードD1、D2に、リーク電流が大きいショットキーダイオードを適用するのも十分に可能となる。そして、ショットキーダイオードを適用すれば、整流効率を高めることも可能となる。
【0030】
[1−2:制御回路の態様]
次に、制御回路200の態様について説明する。まず、第1の態様は、端子AG1、AG2の電圧と高位側電圧Vddとを比較して制御信号を生成するものである。図3は、第1の態様にかかる制御回路を適用した電力供給装置の回路図である。
【0031】
この図において、上述した制御回路200は、コンパレータ201、202に相当する。コンパレータ201の負入力端子は高電位側電圧Vddに接続されており、その正入力端子は端子AG1に接続されており、コンパレータ201の出力信号が第1の制御信号CTL1となる。一方、コンパレータ202の負入力端子は高位側電圧Vddに接続されており、その正入力端子は端子AG2に接続されており、コンパレータ202の出力信号が第2の制御信号CTL2となる。この場合、端子AG2の電圧が高位側電圧Vddを上回ると第1の制御信号CTL1がハイレベルとなり、一方、端子AG1の電圧が高位側電圧Vddを上回ると第2の制御信号CTL2がハイレベルとなる。
【0032】
換言すれば、コンパレータ202は、他方の端子AG2の電圧と低位側電圧Vss’との電位差が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’との電位差を上回ると、トランジスタ121をオンするように第1の制御信号CTL1を生成し、他方の端子AG2の電圧と低位側電圧Vss’との電位差が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’との電位差を下回ると、トランジスタ121をオフするように第1の制御信号CTL1を生成する。また、コンパレータ201は、一方の端子AG1の電圧と低位側電圧Vss’との電位差が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’との電位差を上回ると、トランジスタ122をオンするように第2の制御信号CTL2を生成し、一方の端子AG2の電圧と低位側電圧Vss’との電位差が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’との電位差を下回ると、トランジスタ122をオフするように第2の制御信号CTL2を生成する。
【0033】
ここで、第1および第2の制御信号CTL1,CTL2は、レベルシフタ123、124を介してトランジスタ121、122に供給されるので、第1および第2の制御信号CTL1,CTL2のローレベルは電圧Vssから電圧Vss’へ変換されることになる。したがって、トランジスタ121および122を確実にオフさせることができる。この結果、処理部600において大電力が消費され、|Vss’|>|Vss|となったとしても、ダイオードD1、D2を介してリーク電流が流れることがないので、電力供給装置の効率を向上させることができる。
【0034】
次に、制御回路200の第2の態様について説明する。第2の態様は、端子AG1、AG2の電圧と低位側電圧Vddとを比較して制御信号を生成するものである。図4は、第2の態様にかかる制御回路を適用した電力供給装置の回路図である。
【0035】
この図において、上述した制御回路200は、コンパレータ203、204に相当する。コンパレータ203の正入力端子は低位側電圧Vss’に接続されており、その負入力端子は端子AG1に接続されており、コンパレータ203の出力信号が第1の制御信号CTL1となる。一方、コンパレータ204の正入力端子は低位側電圧Vss’に接続されており、その負入力端子は端子AG2に接続されており、コンパレータ204の出力信号が第2の制御信号CTL2となる。
この場合、端子AG1の電圧が低位側電圧Vss’を下回ると第1の制御信号CTL1がハイレベルとなり、一方、端子AG2の電圧が低位側電圧Vss’を下回ると第2の制御信号CTL2がハイレベルとなる。
【0036】
コンパレータ203は、一方の端子AG1の電圧と高位側電圧Vddとの電位差が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’との電位差を上回ると、トランジスタ121をオンするように第1の制御信号CTL1を生成し、一方の端子AG1の電圧と高位側電圧Vddとの電位差が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’との電位差を下回ると、トランジスタ121をオフするように第1の制御信号CTL1を生成する。また、コンパレータ204は、他方の端子AG2の電圧と高位側電圧Vddとの電位差が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’との電位差を上回ると、トランジスタ122をオンするように第2の制御信号CTL2を生成し、他方の端子AG2の電圧と低位側電圧Vss’との電位差が、高位側電圧Vddと低位側電圧Vss’との電位差を下回ると、トランジスタ122をオフするように第2の制御信号CTL2を生成する。
【0037】
ここで、第1および第2の制御信号CTL1,CTL2は、レベルシフタ123、124を介してトランジスタ121、122に供給されるので、第1の態様と同様に第1および第2の制御信号CTL1,CTL2のローレベルは電圧Vssから電圧Vss’へ変換され、これにより、トランジスタ121および122を確実にオフさせることができる。この結果、処理部600において大電力が消費され、|Vss’|>|Vss|となったとしても、ダイオードD1、D2を介してリーク電流が流れることがないので、電力供給装置の効率を向上させることができる。
【0038】
[1−3:第1実施形態の動作]
次に、本実施形態にかかる電力供給装置の動作について、図5を参照して説明する。なお、この例では、上述した第1の態様にかかる制御回路を使用するものとし(図3参照)、昇圧回路300は、昇圧倍率が1倍で動作しているものとする。また、時刻t1以前において発電機100は発電状態にあり、時刻t1において発電状態から非発電状態に移行するものとする。また、時刻t2から時刻t3において、処理部600によって、大電力が消費されるものとする。
【0039】
この図に示されるように、端子AG1の電圧が、高位側電圧Vddを上回ると、コンパレータ201の出力信号がハイレベルとなる。この出力信号はレベルシフタ124を介してトランジスタ122のゲートに供給される。これにより、トランジスタ122がオンする。この後、端子AG1の電圧がさらに上昇して、高位側電圧VddよりダイオードD1の降下電圧Vfだけ高位側の電圧Vdd+Vfに達すると、ダイオードD1がオンする。この場合、電流は、端子AG1→ダイオードD1→大容量コンデンサ140→トランジスタ122→端子AG2という第1の閉ルートで流れて、大容量コンデンサ140が充電されることとなる。
【0040】
逆に、端子AG2の電圧が、高位側電圧Vddを上回ると、コンパレータ202の出力信号がハイレベルとなる。この出力信号はレベルシフタ123を介してトランジスタ121のゲートに供給される。これにより、トランジスタ121がオンする。この後、端子AG2の電圧がさらに上昇して、高位側電圧VddよりダイオードD2の降下電圧Vfだけ高位側の電圧Vdd+Vfに達すると、ダイオードD2がオンする。この場合、電流は、端子AG2→ダイオードD2→大容量コンデンサ140→トランジスタ121→端子AG1という第2の閉ルートで流れて、大容量コンデンサ140が充電されることとなる。
なお、第1または第2の閉ルートによって大容量コンデンサ140が充電されるので、各閉ルートが形成される期間において、低位側電圧Vss’は下降することになる。このため、当該期間において、トランジスタ121および122のゲート・ソース間電圧VGSは、上昇する。
【0041】
次に、時刻t2以降の動作について説明する。時刻t2から時刻t3までの期間において、処理部600が補助コンデンサ160からの給電を受けて大電力を消費すると、補助コンデンサ160から電流が流れ出るので、その端子間電圧が小さくなり、低位側電圧Vssが上昇する。昇圧回路300は、低位側電圧Vssと低位側電圧Vss’とを一致させるように動作するから、大容量コンデンサ140から補助コンデンサ160に向けて電流が流れ込むことになる。しかし、現実には、昇圧回路300、大容量コンデンサ140および補助コンデンサ160には内部抵抗が存在するので、低位側電圧Vss’と低位側電圧Vssとが一致するまでには遅延時間がある。
【0042】
このため、時刻t2から時刻t4までの期間にあっては、|Vss’|>|Vss|となる。従来の電力供給装置においては、当該期間においてトランジスタ121、122のゲート・ソース間に電圧|Vss’|−|Vss|が印加されるため、トランジスタ121、122が若干オン気味となり、リーク電流が流れた。しかしながら、この例にあっては、レベルシフタ123および124によって、ローレベルの電圧をVssからVss’に変換しているから、当該期間において、トランジスタ121、122のゲート・ソース間電圧VGSは0Vとなる。このため、トランジスタ121、122を完全にオフさせることができ、リーク電流によって、大容量コンデンサ140にせっかく充電された電力を無駄にすることがない。
【0043】
[2.第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態にかかる電力供給装置の構成について図6を参照して説明する。
上述した第1実施形態にあっては、ダイオードD1、D2およびコンパレータ201、202を高位側電圧Vddに、トランジスタ121、122およびレベルシフタ123、124を低位側電圧Vss’に、それぞれ接続する構成としたが、第2実施形態にかかる電力供給装置は、第1実施形態とは逆に、ダイオードD1、D2を低位側電圧Vssに、トランジスタを高位側電圧Vdd’に、それぞれ接続する構成としたたものである。
【0044】
ただし、本実施形態にあっては、ダイオードD1に順方向電流が流れない場合に端子AG2と高位側電圧Vdd’とを遮断するトランジスタ126はPチャネル型となり、同様に、ダイオードD2に順方向電流が流れない場合に端子AG1と高位側電圧Vdd’とを遮断するトランジスタ125もPチャネル型となる。また、基準電位GNDは低位側電圧Vssに取られており、昇圧回路300は高位側電圧Vdd’と低位側電圧Vssとの間の電圧を必要に応じて昇圧し、低位側電圧Vssを基準電位として昇圧された高位側電圧Vddを発生するようになっている。
【0045】
この例のレベルシフタ127(128)は、例えば、図7に示すように2個のインバータを直列接続して構成される。初段のインバータ127aは、高位側電圧Vddと低位側電圧Vssとの間にトランジスタP1とトランジスタN1を直列に接続したものである。したがって、インバータ127aの出力電圧はハイレベルがVddでローレベルがVssとなる。次に、次段のインバータ127bは、高位側電圧Vdd’と低位側電圧Vssとの間にトランジスタP2とトランジスタN2を直列に接続したものである。したがって、インバータ127bの出力電圧はハイレベルがVdd’でローレベルがVssとなる。このため、レベルシフタ127(128)によって、コンパレータ204(203)の出力電圧がVddからVdd’変換されることになる。
【0046】
したがって、トランジスタ125および126のゲートには、ハイレベルで電圧Vdd’が、ローレベルで電圧Vssが給電される。すなわち、トランジスタ125および126をオフする場合にはゲートに電圧Vdd’が印加されるから、ゲート・ソース間電圧を0Vにすることができ、完全にトランジスタ125および126をオフさせることができる。この結果、処理部600において大電力が消費され、|Vdd’|>|Vdd|となったとしても、ダイオードD1、D2を介してリーク電流が流れることがないので、電力供給装置の効率を向上させることができる。
【0047】
なお、この例では、コンパレータ203(204)をトランジスタ126(125)が接続される高位側電圧Vdd’とは逆の低位側電圧Vssと接続したが、図8に示すように高位側電圧Vdd’に接続されるコンパレータ201(202)を用いて構成してもよいことは勿論である。
【0048】
[3.第3実施形態]
上述した第1および第2実施形態にかかる電力供給装置は、いずれも発電機100の起電圧を全波整流し、整流された電流によって大容量コンデンサ140を充電するものであった。これに対して、第3実施形態は、半波整流に第1および第2実施形態で説明したレベルシフトを適用したものである。
【0049】
図9は、第3実施形態にかかる電力供給装置の回路図である。この図に示すように、コンパレータ205の正入力端子には低位側電圧Vss’が供給され、その負入力端子には端子AG2の電圧が供給されるようになっている。したがって、コンパレータ205の出力信号は、端子AG2の電圧が低位側電圧Vss’を下回るとハイレベルとなり、端子AG2の電圧が低位側電圧Vss’を上回るとローレベルとなり、制御信号CTLとして出力される。コンパレータ205は高位側電圧Vddと低位側電圧Vssによって給電をうけているから、制御信号CTLはハイレベルで高位側電圧Vddとなり、ローレベルで低位側電圧Vss’となる。
【0050】
次に、レベルシフタ132は、上述したレベルシフタ123および124と同様に構成されている(図2参照)。これにより、制御信号CTLのローレベルは、電圧Vssから電圧Vss’に変換される。また、トランジスタ131はNチャンネルの電界効果型で構成されており、そのゲート・ソース間電圧VGSがハイレベルになるとオンとなり、一方、電圧VGSがローレベルになるとオフとなる。
【0051】
以上の構成において、端子AG2の電圧が低位側電圧Vss’を下回ると、トランジスタ131がオンとなり、電流が、端子AG1→大容量コンデンサ140→トランジスタ131→端子AG2の閉ルートを流れ、これにより、大容量コンデンサ140が充電される。
一方、端子AG2の電圧が低位側電圧Vss’を上回ると、制御信号CTLのレベルは低位側電圧Vssとなるが、レベルシフタ132によって電圧変換が行われるため、トランジスタ131のゲートには電圧Vssが供給される。したがって、処理部600において大電力が消費され、|Vss’|>|Vss|となったとしても、トランジスタ131のVGSを0Vにすることができるので、トランジスタ131を完全にオフすることができる。この結果、トランジスタ131のリーク電流を無くすことができ、電力供給装置の効率を向上させることができる。
【0052】
[4.第4実施形態]
次に、本発明の電力供給装置を適用した電子機器の一例たる電子時計(腕時計)について説明する。
図10は、この電子時計の概略構成を示す図である。充電回路400は、第1〜第3実施形態で説明した電力供給装置において、補助コンデンサ160と処理部600を除いて構成されている。この図に示されるように、腕時計に好適な発電機100は、コイル110が巻回されたステータ112と、2極磁化されたディスク状のロータ114とを備えており、腕時計を装着したユーザが手を振ると、回転錘116が旋回運動し、当該運動が輪列機構118によってロータ114を回転させる構成となっている。したがって、このような発電機100によれば、回転錘116の旋回によってコイル110の両端に位置する端子AG1、AG2の間には交流電力が発生することとなる。
そして、発電機100によって発電された交流電力は、充電回路400によって全波整流されるとともに昇圧されて、補助コンデンサ160に充電される。
処理部600は、補助コンデンサ160に充電された電力、または、電力供給回路500によって全波整流された電力によって時計装置151を駆動するものである。時計装置151は、水晶発振器や、カウンタ回路、ステッピングモータなどから構成されており、水晶発振器によって生成されるクロック信号をカウンタ回路で分周し、この分周結果に基づいて時刻を計時するとともに、ステッピングモータを駆動して、時刻等を表示するようになっている。
この例によれば、ステッピングモータの駆動時などにおいて、|Vss’|>|Vss|、あるいは|Vdd’|>|Vdd|となったとしても、リーク電流が流れることがないので、電子時計の継続使用時間を大幅に長時間化することが可能である。
【0053】
[5.変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。
(1)第1〜第4実施形態にあっては、トランジスタ121、122、125、126、131をNチャネルあるいはPチャネル電界効果型としたが、NPN型あるいはPNP型のバイポーラトランジスタを用いても良い。ただし、バイポーラトランジスタにあっては、エミッタ/コレクタ間の飽和電圧が通常0.3V程度であるので、発電機100の起電圧が小さい場合には、上述のように電界効果型とするのが望ましい。
【0054】
(2)第1〜第4実施形態にあっては、電力を充電する主体を大容量コンデンサ140および補助コンデンサ160としたが、電力を蓄電することが可能であれば十分であり、例えば、二次電池であっても良い。
また、発電機100としては、図10に示されるもののほか、例えば、ゼンマイなどの復元力により回転運動を発生させて、この回転運動によって起電力を発生させるタイプや、圧電体に対して外部あるいは自励による振動や変位を加えて、その圧電効果によって電力を発生させるタイプなどであっても良い。要は、交流電力を発電するものであれば、その形式は問われない。
【0055】
(3)さらに、上記実施形態にかかる電力供給装置が適用される電子機器としては、上記電子時計のほか、液晶テレビや、ビデオテープレコーダ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant:個人情報端末)、電卓などが例として挙げられ、要は、電力を消費する電子機器であれば、いかなるものに対しても適用可能である。そして、このような電子機器においては、コンデンサや二次電池などの蓄電素子がなくても、電子回路系や機構系を稼働させることができるので、いつでもどこでも使用することができるとともに、煩わしい電池の交換を不要にでき、さらに、電池の廃棄に伴う問題も生じることもない。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第1および第2の制御信号のレベルを変換して第1および第2のトランジスタに供給するから、変換後の制御信号を、第1電圧と第2電圧で振れるものとすることができ、第3電圧が第2電圧と異なるものであっても第1および第2のトランジスタを確実にオフすることができる。これにより、リーク電流による無駄な電力の消費が抑えられる結果、より低消費電力化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる電力供給装置の構成を示す回路図である。
【図2】同実施形態におけるレベルシフタの一例を示す回路図である。
【図3】同実施形態において第1の態様にかかる制御回路を適用した電力供給装置の構成を示す回路図である。
【図4】同実施形態において第2の態様にかかる制御回路を適用した電力供給装置の構成を示す回路図である。
【図5】同実施形態にかかる電力供給装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態にかかる電力供給装置の構成を示す回路図である。
【図7】同実施形態におけるレベルシフタの一例を示す回路図である。
【図8】同実施形態の変形例にかかる電力供給装置の構成を示す回路図である。
【図9】本発明の第3実施形態にかかる電力供給装置の構成を示す回路図である。
【図10】本発明の第4実施形態にかかる電子時計の構成を示すブロック図である。
【図11】従来の電力供給装置の構成を示す回路図である。
【図12】従来の電力供給装置の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
D1,D2……ダイオード(第1、第2の整流手段)、
121,122……トランジスタ(第1、第2のトランジスタ)、
123、124……レベルシフタ(変換手段、第1、第2の変換手段)
201,202……コンパレータ(第1、第2の制御手段)、
140……大容量コンデンサ(第1の蓄電器)、
151……時計回路(計時手段)、
160……補助コンデンサ(第2の蓄電器)
300……昇圧回路(昇圧手段)、
600……処理部(処理手段)
Claims (13)
- 交流電圧が給電される一方の端子と第1電圧を有する第1電源ラインとの間に接続された第1の整流手段と、
前記交流電圧が給電される他方の端子と前記第1電源ラインとの間に接続された第2の整流手段と、
前記一方の端子と第2電圧を有する第2電源ラインとの間に接続された第1のトランジスタと、
前記他方の端子と前記第2電源ラインとの間に接続された第2のトランジスタと、
前記第1電圧と第3電源ラインの第3電圧で振れ、前記第1および第2のトランジスタを各々制御するための第1および第2の制御信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる各信号に変換して、前記第1および第2のトランジスタの各制御入力端子に各々供給する変換手段と、
前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1の制御信号を生成する第1の制御手段と、
前記第1電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第2の制御信号を生成する第2の制御手段と
を備え、
前記変換手段は、前記第1の制御信号を前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する第1の変換手段と、前記第2の制御信号を前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給する第2の変換手段とを備える
ことを特徴とする電力供給装置。 - 前記第1の制御手段は、前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第1のトランジスタをオンするように制御し、前記他方の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を下回ると、前記第1のトランジスタをオフするように制御する前記第1の制御信号を生成し、
前記第2の制御手段は、前記第1電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第2のトランジスタをオンするように制御し、前記一方の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を下回ると、前記第2のトランジスタをオフするように制御する前記第2の制御信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の電力供給装置。 - 交流電圧が給電される一方の端子と第1電圧を有する第1電源ラインとの間に接続された第1の整流手段と、
前記交流電圧が給電される他方の端子と前記第1電源ラインとの間に接続された第2の整流手段と、
前記一方の端子と第2電圧を有する第2電源ラインとの間に接続された第1のトランジスタと、
前記他方の端子と前記第2電源ラインとの間に接続された第2のトランジスタと、
前記第1電圧と第3電源ラインの第3電圧で振れ、前記第1および第2のトランジスタを各々制御するための第1および第2の制御信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる各信号に変換して、前記第1および第2のトランジスタの各制御入力端子に各々供給する変換手段と、
前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1の制御信号を生成する第1の制御手段と、
前記第1電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第2の制御信号を生成する第2の制御手段と
を備え、
前記変換手段は、前記第1の制御信号を前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する第1の変換手段と、前記第2の制御信号を前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給する第2の変換手段とを備える
ことを特徴とする電力供給装置。 - 前記第1の制御手段は、前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第1電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第1のトランジスタをオンするように制御し、前記一方の端子電圧と前記第1電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を下回ると、前記第1のトランジスタをオフするように制御する前記第1の制御信号を生成し、
前記第2の制御手段は、前記第1電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第1電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を上回ると、前記第2のトランジスタをオンするように制御し、前記他方の端子電圧と前記第2電圧との電位差が前記第1電圧と前記第2電圧との電位差を下回ると、前記第2のトランジスタをオフするように制御する前記第2の制御信号を生成することを特徴とする請求項3に記載の電力供給装置。 - 前記第1電源ラインと前記第2電源ラインとの間に接続される第1の蓄電器と、
前記第1電源ラインと前記第3の電源ラインとの間に接続される第2の蓄電器と、
前記第1の蓄電器の端子間電圧を昇圧して、前記第2の蓄電器に昇圧した電圧を給電する昇圧手段と
を備えることを特徴とする請求項1または3に記載の電力供給装置。 - 前記第1および第2の整流手段は、それぞれダイオードであることを特徴とする請求項項1または3に記載の電力供給装置。
- 前記第1および第2のトランジスタは、それぞれ電界効果型トランジスタであることを特徴とする請求項1または3に記載の電力供給装置。
- 前記第1のトランジスタとしての電界効果型トランジスタの寄生ダイオードと、前記第2のトランジスタとしての電界効果型トランジスタの寄生ダイオードと、前記第1の整流手段と、前記第2の整流手段とによってブリッジ回路が構成される
ことを特徴とする請求項7に記載の電力供給装置。 - 交流電力を発電して起電圧を前記一方の端子および前記他方の端子にそれぞれ給電する交流発電手段を備えることを特徴とする請求項1または3に記載の電力供給装置。
- 交流電圧が給電される一方の端子と第1電圧を有する第1電源ラインとの間に接続された第1の整流手段と、
前記交流電圧が給電される他方の端子と前記第1電源ラインとの間に接続された第2の整流手段と、
前記一方の端子と第2電圧を有する第2電源ラインとの間に接続された第1のトランジスタと、
前記他方の端子と前記第2電源ラインとの間に接続された第2のトランジスタと、
前記第1電源ラインと第3電圧を有する第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1電圧と前記第3電圧で振れ、前記第1のトランジスタを制御するための第1の制御信号を生成する第1の制御手段と、
前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1電圧と前記第3電圧で振れ、前記第2のトランジスタを制御するための第2の制御信号を生成する第2の制御手段と、
前記第1電圧と前記第3電圧で振れる信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して、前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する第1の変換手段と、
前記第1電圧と前記第3電圧で振れる信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信 号に変換して、前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給する第2の変換手段と
を備える電力供給装置の制御方法であって、
前記第1の制御手段が前記第1の制御信号を生成すると、生成された第1の制御信号を、前記第1の変換手段が、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換し、変換した信号を前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する一方、
前記第2の制御手段が前記第2の制御信号を生成すると、生成された第2の制御信号を、前記第2の変換手段が、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換し、変換した信号を前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給する
ことを特徴とする電力供給装置の制御方法。 - 交流電圧が給電される一方の端子と第1電圧を有する第1電源ラインとの間に接続された第1の整流手段と、
前記交流電圧が給電される他方の端子と前記第1電源ラインとの間に接続された第2の整流手段と、
前記一方の端子と第2電圧を有する第2電源ラインとの間に接続された第1のトランジスタと、
前記他方の端子と前記第2電源ラインとの間に接続された第2のトランジスタと、
前記第1電源ラインと第3電圧を有する第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記一方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1電圧と前記第3電圧で振れ、前記第1のトランジスタを制御するための第1の制御信号を生成する第1の制御手段と、
前記第1電源ラインと前記第3電源ラインとから給電を受けるとともに、前記他方の端子電圧と前記第1電圧とに基づいて、前記第1電圧と前記第3電圧で振れ、前記第2のトランジスタを制御するための第2の制御信号を生成する第2の制御手段と、
前記第1電圧と前記第3電圧で振れる信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して、前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する第1の変換手段と、
前記第1電圧と前記第3電圧で振れる信号を、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換して、前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給する第2の変換手段と
を備える電力供給装置の制御方法であって、
前記第1の制御手段が前記第1の制御信号を生成すると、生成された第1の制御信号を、前記第1の変換手段が、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換し、変換した信号を前記第1のトランジスタの制御入力端子に供給する一方、
前記第2の制御手段が前記第2の制御信号を生成すると、生成された第2の制御信号を、前記第2の変換手段が、前記第1電圧と前記第2電圧で振れる信号に変換し、変換した信号を前記第2のトランジスタの制御入力端子に供給する
ことを特徴とする電力供給装置の制御方法。 - 請求項5に記載の電力供給装置を備え、
前記第1電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けて、所定の処理を実行する処理手段を具備することを特徴とする携帯型電子機器。 - 請求項5に記載の電力供給装置を備え、
前記第1電源ラインと前記第3の電源ラインとから給電を受けて、時刻を計時する計時手段を備することを特徴とする電子時計。
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JP35525098A JP3575305B2 (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 電力供給装置、その制御方法、携帯型電子機器および電子時計 |
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