JP3573077B2 - グレーチングのずれ止め装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、溝等を覆うグレーチングのずれ止め装置に関している。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
鉄格子状のグレーチングで溝を覆い、自動車の通過を可能にしている。図1および図2は本発明の実施形態を示す図面であるが、これらを用いて従来技術を説明する。符号1はコンクリートで作られた溝であり、縦壁状の内壁2、2と上面3、3が形成されている。符号4はグレーチング全体を示しており、左右の枠材5、5は鉄製のL型断面をした部材で作られ、枠材は縦材5a,5aと横材5b,5bで構成されている。縦材5a,5aの間には多数の横格子7が溝1の幅方向に溶接されている。また、2本の縦格子8は溝の長手方向に横格子7に溶接してある。
【0003】
このようなグレーチング1は、縦材5a,5aを溝1内に挿入し、横材5b,5bが上面3、3にのせられた状態で使用される。そして、グレーチング1を取り外して溝の掃除をするようなことがあるので、縦材5a,5aと内壁2、2との間には、図1から明らかなような隙間9、9が設置してある。
【0004】
ところで、このようなグレーチングが傾斜した溝に使用されているときに、「位置ずれ」の問題が発生する。図2は平面図であるが、たとえば、この図の下側が低くなるような傾斜がわずかでも付いていると、グレーチングは同図の下方に位置ずれを起こす。これは、自動車が何度も通過するとそのときにグレーチング全体に撓み変形が発生したり、横材5b,5bと上面3、3との間に小石や砂粒は挟まっていると、タイヤ荷重が繰り返して作用する度に、グレーチングが「ぎっこんばったん」とした動きをするので、そのときに少しずつずれるのである。さらに、上述のように小石等が挟まっていると、タイヤ通過時に大きな音が発生するという問題もある。
【0005】
【問題を解決する手段とその作用】
本発明は、以上に述べた問題点に注目して発案されたものである。すなわち、固定軸が左右の軸部と、一方の軸部に結合されたねじ軸と、他方の軸部に結合された中空軸から構成され、中空軸の内面に設けた雌ねじにねじ軸がねじ込まれ、中空軸は工具をかけるために断面が6角形とされ、ねじ軸に取付けられた回転部は工具をかけるために断面が6角形とされ、グレーチングの縦材に下方に伸ばした状態で溶接した係止片に通孔を明け、この通孔に軸部を貫通し、ねじ軸を回すことにより固定軸の全長が長くなって軸部の両端が溝の内壁に強く圧接させられることを特徴とするグレーチングのずれ止め装置である。固定軸は枠材に溶接した係止片を貫通し、しかも溝の内壁に圧接させてあるので、前記貫通部においてグレーチングの上下動や位置ずれが抑制される。
【0006】
また、固定軸はねじ軸とそれがねじ込まれている中空軸によって溝の内壁に対する圧接力が生じるように構成されている。このように、いわゆるねじ軸構造を採用しているので、強力な圧接力を得てグレーチングの強固な支持がなされる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施形態について説明する。グレーチング自体の構造は、すでに説明したとおりなので、ここではその説明を援用する。固定軸10は左右の軸部11、11と、一方の軸部11に結合されたボルト軸12と、他方の軸部11に結合された中空軸13から構成され、中空軸13の内面には雌ねじが切ってある。ねじ軸12は中空軸13内の雌ねじにねじ込まれている。中空軸13は図6のように断面が6角形になっていて、工具がかけられるようになっている。また、ねじ軸12にも6角形の回転部14が取付けられており、ここにも工具がかけられるようになっている。
【0008】
縦材5a,5aには、厚い鋼板でできた係止片15が下方に伸ばされたような形で溶接してあり、そこに明けた通孔16を軸部11が貫通している。図3はこの貫通の状態を示しており、通孔16の直径は軸部11のそれよりも大きく設定してあり、図示のように軸部11の下側が通孔16の内面に接触させてある。こうすることによって、グレーチング1の上方移動を拘束している。なお、符号17は係止片15の溶接部を示している。
【0009】
本発明のずれ止め装置を使用するときの要領を説明する。固定軸10の軸部11、11をあらかじめ係止片15、15の通孔16、16に貫通させておく。このときは固定軸10の全長は内壁2、2の間隔よりも短く設定してある。ついで、グレーチング1を溝1にはめ込んで、横材5b,5bを上面3、3に密着させる。それから、スパナ等の工具を中空軸13と回転部14にかけてねじ軸12を回すと、固定軸10の全長が次第に長くなって、最後には、軸部11、11の両端が内壁2、2に強く圧接させられる。
【0010】
固定軸10でグレーチングを拘束するときには、図3のように通孔16の下側に軸部11が接触させることが有利である。このようにしておくと、横材5b,5bが上面3、3に密着して、グレーチング4全体が完全に拘束される。そのために、図3のような位置関係にしておいてから、ねじ軸12を回して軸部11、11を内壁2、2に圧接させる。また、溝の上面3、3が傾斜していても、確実に位置ずれが防止される。
【0012】
図4の実施形態は、前述の通孔16に代えて、L字型の切欠き18を係止片15に形成したものである。この場合には、グレーチング4の浮上を拘束することはできないが、固定軸をあらかじめ内壁2、2間に強固に架設しておき、そこへ切欠き18を合わせながらグレーチングをはめ込む。この場合は、図4のような位置に軸部11が合致させられていることによって、グレーチングの位置ずれが確実に防止される。また、切欠き18を軸部11に合致させるのも作業的にみて楽である。
【0013】
図5の実施形態における切欠き19は、前述の切欠き18のL字型を止めて、前記通孔16を右方に開放させた形のものである。この場合には、切欠き19の下側に軸部11を接触させておくことによって、グレーチングの浮上は確実に拘束される。また、グレーチング4が同図の右方にずれようとするのを、防止できる。したがって、溝上面3、3の低い側に切欠き19を開放させるとよい。
【0014】
図7の実施形態は、縦材5aを貫通した状態で筒部材20を溶接し、この筒部材に雌ねじを切り、ここに固定軸に相当する固定ボルト21をねじ込んだものである。ボルト21を後退させておいて、グレーチング4を溝にはめ込み、その後、固定ボルト21を締め込んでゆくことによって、固定ボルト21の先端部が内壁2に食込み、グレーチングの固定が図られる。この実施形態の筒部材20は、前述の中空軸13に相当している。なお、図7のような構造は、左右対称に配置するのが望ましいが、片側でも構わない。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、固定軸がグレーチングの枠材またはそれに結合された係止片を貫通して溝の内壁に圧接するように構成されている。固定軸は枠材あるいは係止片を貫通し、しかも溝の内壁に圧接させてあるので、前記貫通部においてグレーチングの上下動や位置ずれが抑制される。固定軸によってグレーチングが拘束されているので、自動車の荷重が作用したり、溝上面が傾斜していても、グレーチングの位置ずれが発生したりせず、騒音の発生も防止できる。また、盗難防止にも有効である。
【0016】
固定軸はボルト軸とそれがねじ込まれている中空軸によって溝の内壁に対する圧接力が生じるように構成されている。このように、いわゆるねじ軸構造を採用しているので、強力な圧接力を得てグレーチングの強固な支持がなされる。さらに、固定軸は細い形態であるから、スペースを多く取ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す縦断正面図である。
【図2】図1のものの平面図である。
【図3】図1の(3)−(3)断面図である。
【図4】係止片の変形例を示す部分的な側面図である。
【図5】係止片の変形例を示す部分的な側面図である。
【図6】図1の(6)−(6)断面図である。
【図7】他の実施形態を示す部分的な縦断正面図である。
【符号の説明】
10 固定軸
4 グレーチング
5 枠材
15 係止片
1 溝
2 内壁
12 ボルト軸
13 中空軸
Claims (1)
- 固定軸が左右の軸部と、一方の軸部に結合されたねじ軸と、他方の軸部に結合された中空軸から構成され、中空軸の内面に設けた雌ねじにねじ軸がねじ込まれ、中空軸は工具をかけるために断面が6角形とされ、ねじ軸に取付けられた回転部は工具をかけるために断面が6角形とされ、グレーチングの縦材に下方に伸ばした状態で溶接した係止片に通孔を明け、この通孔に軸部を貫通し、ねじ軸を回すことにより固定軸の全長が長くなって軸部の両端が溝の内壁に強く圧接させられることを特徴とするグレーチングのずれ止め装置。
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