JP3571950B2 - 細胞破砕装置および細胞破砕方法 - Google Patents
細胞破砕装置および細胞破砕方法Info
- Publication number
- JP3571950B2 JP3571950B2 JP00922199A JP922199A JP3571950B2 JP 3571950 B2 JP3571950 B2 JP 3571950B2 JP 00922199 A JP00922199 A JP 00922199A JP 922199 A JP922199 A JP 922199A JP 3571950 B2 JP3571950 B2 JP 3571950B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- mixed liquid
- crushed
- refrigerant
- crushing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M47/00—Means for after-treatment of the produced biomass or of the fermentation or metabolic products, e.g. storage of biomass
- C12M47/08—Homogenizing
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M47/00—Means for after-treatment of the produced biomass or of the fermentation or metabolic products, e.g. storage of biomass
- C12M47/06—Hydrolysis; Cell lysis; Extraction of intracellular or cell wall material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M45/00—Means for pre-treatment of biological substances
- C12M45/20—Heating; Cooling
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Microbiology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は細胞や組織を破砕する細胞破砕装置および細胞破砕方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
酵母菌、バクテリア等の物質生産菌や生産細胞等のスクリーニング用あるいはDNA、RNA抽出用の細胞破砕装置としては、高速回転刃による破砕、超音波による破砕、圧力による破砕等の種々の破砕方式を採用したものが知られている。また、被破砕細胞とガラスやセラミックス製の微小ビーズ、海砂、セラミック円柱等とを密閉容器に収容して、この密閉容器を高速で振動させ、微小ビーズと細胞の衝突を繰り返して細胞を破砕する方式のものも知られている。
【0003】
図9に示す細胞破砕装置は、本願出願人が特願平10−194463号として提案したもので、回転駆動可能な回転軸6にその軸心に対して中心軸が傾斜した傾斜軸部8を設け、この傾斜軸部8に中心線が一致するように環状体15を相対回転自在に外嵌すると共に、環状体15に取り付けた磁石22と架台3に配設された磁石23との間の磁力により環状体15の回転を阻止するように構成している。この環状体15の外周には被破砕物とビーズを収容した密閉容器20を保持するホルダ18を周方向に多数配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の細胞破砕装置において、密閉容器20に被破砕細胞と破砕媒体とを収容して振動を加えると、破砕に伴う熱の発生により、被破砕細胞の種類によっては熱による変質を来し、細胞分析等の作業に支障を来す問題があり、一定の温度条件のもとで細胞破砕を行い得ることが要望されていた。
【0005】
本発明の目的とするところは、大量の被破砕物を効率的に破砕処理することができるようにした細胞破砕装置および細胞破砕方法を提供することにある。また本発明の他の目的 とするところは一定の温度下で細胞破砕が実施できるようにした細胞破砕装置および細胞破砕方法を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の細胞破砕装置は、鉛直方向に配置されて回転駆動される回転軸に、その軸心に対し軸心の傾斜した傾斜軸部を設け、この傾斜軸部に環状体を相対回転自在に外嵌すると共に、この環状体の回転を阻止する回転阻止手段を設け、前記環状体に、円環状に形成された混合液流路を外周部に備えた円盤体を一体的に装着し、前記混合液流路を仕切り、仕切られた混合液流路に、外部に設置された送給手段から送給される被破砕物の懸濁液と被破砕物との混合液を一方向に流通させたことを特徴とする。
【0007】
上記発明において、混合液流路の対向壁面からそれぞれ混合液の流通方向と交差する方向に突出する突出壁を交互に設けて混合液の流れがジグザグ状の流れとなるように構成すると好適である。
【0008】
また上記発明において、円盤体の外周部に、混合液流路を囲むように冷媒流路を形成し、この冷媒流路に冷媒を一方向に流れるように構成すると好適である。
【0009】
本発明の細胞破砕方法は、円環状の混合液流路を備えた円盤体に、周方向とこれに直角な方向の動きを複合した8の字状振動を与えながら、前記混合液流路に、被破砕物の懸濁液と破砕媒体との混合液を一方向に流通させて、前記被破砕物を破砕することを特徴とする。
【0010】
上記発明において、混合液流路内の混合液の流れをジグザグ状の流れとすると好適である。
【0011】
上記発明において、混合液流路を囲む冷媒流路に冷媒を一方向に流しながら被破砕物を破砕すると好適である。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の参考例および実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
【0014】
図1は、参考例に係る細胞破砕装置31の全体構成を示すものである。基台ケース41に防振ゴム54を介して取り付けられた架台43には、その下方に取り付けられたモータ35に連結された回転軸36が架台43の上方に取り付けられた軸受け44に支持され、これが鉛直方向になるように配設されている。回転軸36には、その軸心に対して軸心を傾斜させた傾斜軸体34(図2参照)が設けられ、この傾斜軸体34に環状体33を相対回転自在に外嵌させ、この環状体33は、これに取り付けられた磁石45に対向配置した対極磁石46により回転が阻止されるように構成されている。前記対極磁石46は架台43上に固定された磁石支持板49に取り付けられ、振れ運動する環状体33の位置移動に対しても回転阻止作用がなされるように、常に磁石45に対極磁石46が対面するように対極磁石46は磁石45より大きな面積に形成されている。また、前記環状体33には密閉容器30を保持するワークホルダ38及びこのワークホルダ38に保持された密閉容器30を固定する押さえ板42が着脱自在に取り付けられる。
【0015】
図2は、前記回転軸36に設けられた傾斜軸体34と、これに外嵌された環状体33と、この環状体33へのワークホルダ38の装着構造とを断面構成で示すものである。
【0016】
図示するように、前記回転軸36の先端部に、この回転軸36の中心軸心に対して軸心が傾斜した傾斜孔34aが形成された傾斜軸体34が外嵌されると共に、図示しないキーにより相対回転不可能に結合されている。この傾斜軸体34は、回転軸36の先端部に形成されたネジ部47に螺合された固定ナット48により軸方向にも挟圧固定され、回転軸36と一体的に回転する傾斜軸部を構成している。
【0017】
傾斜軸体34の外周には、一対の軸受51を介して相対回転自在に環状体33が外嵌されている。この環状体33の外周面には磁石45が取付けられ、これに対向させて架台43に固定された磁石支持板49に対極磁石46が固定されている。これら磁石45、46間に作用する磁力によって環状体33が回転軸36と共回りしないように回転を阻止する回転阻止手段が構成されている。
【0018】
また、環状体33には、図3に示すように、円周上に多数の開口部53を設けて形成されたワークホルダ38と、図4に示すように、前記開口部53に挿入された密閉容器30が開口部53から飛び出さないように各密閉容器30の蓋部分を押さえる押さえ板42とが装着され、固定ノブ(固定手段)52を環状体33に螺入することにより所定位置に固定される。尚、ワークホルダ38の密閉容器保持円板部39及び押さえ板42に設けられた位置決め穴67、68は、環状体33に形成された突起(図示せず)に嵌入させて所定位置に位置決めする穴である。
【0019】
前記ワークホルダ38は、図3に示すように、各開口部53の入口にはゴムキャップ55が配設されている。また、図3(b)の断面図に示すように、開口部53が形成された円周位置は円環状の冷媒循環容器56に形成され、この冷媒循環容器56は仕切り位置57で2つに仕切られている。仕切り位置57の両側には、外部に設置される温度管理装置に接続するための冷媒循環パイプ58、59が接続されるので、前記冷媒循環容器56内には冷媒が円周上を一周するように循環して開口部に挿入された密閉容器30を所定温度に維持することができる。
【0020】
このワークホルダ38は、密閉容器30の形状寸法に対応するものに交換することができるので、所望のワークホルダ38を環状体33にセットして、各開口部53に被破砕細胞と破砕媒体とを投入した密閉容器30を挿入する。この上に押さえ板42を置いて固定ノブ52で固定すると、密閉容器30の蓋がゴムキャップ55に押し付けられて開口部53を封止することができる。密閉容器30は一般的には、図6に示すように、一端側にネジを形成した砲弾形のプラスチック容器72のネジ部に蓋73を螺入することにより密閉できるように構成されており、これをワークホルダ38の開口部53に挿入すると、蓋73の下端がゴムキャップ55に密着して開口部53を封止することができる。
【0021】
ワークホルダ38に接続された2本の冷媒循環パイプ58、59は、冷媒の温度を自在に調節する機能を備えた温度管理装置に接続する。温度管理装置はワークホルダ38に冷媒を循環させると共に、冷媒の温度を検出して密閉容器30を設定した温度に維持できるように冷媒の温度を調節する。この温度調節のための温度センサーは、温度管理装置側に設けられるが、ワークホルダ38に設けて、検出温度を温度管理装置に送るようにすることもできる。
【0022】
上記構成になる細胞破砕装置31の動作について説明する。サンプルとしての各種被破砕細胞と破砕媒体とをそれぞれチューブ状の密閉容器30内に収容し、この密閉容器30を前記ワークホルダ38の開口部53に挿入し、この密閉容器30の蓋73の上に押さえ板42を配し、これらを固定ノブ52により環状体33に固定する。前記破砕媒体は、例えば、ガラスやセラミックス製の微小ビーズ、あるいは、チューブの内径に近い外形の金属製やセラミック製あるいは樹脂製やガラス製の球体、楕円体、先の形状がチューブ内の先端形状に合った円錐体等を用いることができる。
【0023】
密閉容器30の装着が終わると、モータ35を駆動し、回転軸36を例えば1200〜2800rpmで高速回転させる。環状体33は回転軸36と一体回転する傾斜軸体34の外周に相対回転自在に外嵌され、かつ一対の磁石45、46間に作用する磁力にて共回転を阻止されているので、回転軸36の回転が1回転する毎に環状体33が軸心方向両側に振れ運動する。
【0024】
このとき、環状体33の外周の任意の点は、図5(a)(b)に示すように8の字状に移動することになる。即ち、図5(a)に実線で示すように環状体33が図示右側に傾斜した状態を基準位置として、そのときの環状体33の外周上におけるa点位置の挙動を見てみると、実線状態から回転軸36が矢印方向に90度回転すると、環状体33は仮想線で示すように紙面の表裏方向に傾斜した状態に移行し、その間a点に対応していた位置は経路bを経てc点に移動する。次に、回転軸36がさらに90度回転すると、環状体33は図5の(b)に実線で示すように紙面の上下方向でかつ逆向きに傾斜した状態に移行し、a点に対応していた位置はc点から経路dを経て元のa点に戻る。さらに回転軸36が90度回転すると、環状体33は仮想線で示すように紙面の表裏方向に逆向きに傾斜した状態に移行し、a点に対応していた位置は経路eを経てf点に移動し、さらに回転軸36が元の回転位置まで90度回転すると、a点に対応していた位置はf点から経路gを経て元のa点に戻る。
【0025】
従って、環状体33の外周に保持された密閉容器30は回転軸36の高速回転に伴って8の字状の振動形態で振動せしめられ、その結果密閉容器30内で被破砕細胞に微小ビーズ等の破砕媒体が効果的に衝突し、その衝撃によって速やかにかつ均一に細胞が破砕される。こうして、多数の密閉容器30内に収容された多数のサンプルの細胞破砕を一度に破砕処理することができる。
【0026】
上記構成では、密閉容器保持円板部39が水平方向になるように配設されるので、密閉容器30の着脱を容易に行うことができる。密閉容器30は固定ノブ52を緩めて押さえ板42を外した状態ワークホルダ38の各開口部53に密閉容器30を挿入するだけでよく、取り出しも同様に簡単に行うことができる。
【0027】
また、密閉容器30は収容するサンプルの種類に応じてサイズの異なるものが用意されるが、各密閉容器30のサイズに対応する開口部53を形成したワークホルダ38と押さえ板42とを準備しておくと、それらを容易に交換することができ、様々な種類のサンプルに対する細胞破砕を1台の装置で実施することができる。
【0028】
以上説明した構成において、環状体33の回転を阻止する手段は、説明した磁石45、46の吸引力を利用する構成だけでなく、磁石と強磁性体との間の磁気吸着により回転を阻止する構成、一対の対向磁石間に磁石を配して磁力反発により回転を阻止する構成、バネ材により回転を阻止する構成等を採用することもできる。
【0029】
また、ワークホルダ38の温度調節は、ワークホルダ38に温度センサーとペルチェ素子等の電気的な冷却手段とを備えることにより、温度センサーによるワークホルダ38内の検出温度に基づいて冷却手段により温度を調節することができる。
【0030】
また、ワークホルダ38における冷却は、被破砕物を凍結温度にまで冷却して粉砕することもできる。この場合には無機物の粉砕や複数種類のものを粉砕して混合する用途にも適用することが可能となる。
【0031】
以上説明した参考例においては、被破砕物を個々に密閉容器30に収容して振動を加えるように構成しているが、大量の被破砕物を効率的に破砕処理する場合に適した構成を以下に説明する。
【0032】
図7、図8は、本発明の実施形態に係る細胞破砕装置の特徴ある構成を模式的に示すもので、他の構成は参考例の構成と同様である。参考例のワークホルダ38に相当する円盤体70は、円環状に形成された環状容器(混合液流路)71を外周部に備えている。この混合液流路(環状容器)71は、密閉構造に形成され、その内部空間は仕切り部72で2分割され、この仕切り部72を境にした両側に混合液送給装置(送給手段)75につながる給液パイプ76と排液パイプ77とが接続されている。また、環状容器(混合液流路)71の内部空間は、対向壁面から交互に相対向する壁面に向かって突出する複数の突出壁74が交互に列設形成されている。
【0033】
前記混合液送給装置75は、被破砕物を液体中に分散させた懸濁液と破砕媒体との混合液を環状容器(混合液流路)71に送給循環させるもので、この混合液送給装置75から給液パイプ76を通じて混合液が環状容器(混合液流路)71に送給されると、混合液は図示するように突出壁74があるためにジグザグ状に流れて環状容器(混合液流路)71内の移動距離が増加すると同時に、流れの変化により破砕効果を高めることができる。尚、実施形態において突出壁74は、図示するように混合液の流通方向の左右から突出させているが、流通方向の上下方向から交互に突出させるように構成してもよい。
【0034】
前記円盤体70は、参考例のワークホルダ38と同様に環状体33に取り付けられ、環状体33に加えられる8の字状の振れ運動により環状容器(混合液流路)71内に送給された混合液中の被破砕物は、この振れ運動により破砕媒体との衝突により効果的に破砕される。混合液送給装置75から連続的に混合液を環状容器(混合液流路)71に送給すると、環状容器(混合液流路)71を一周する間に破砕された被破砕物を含む混合溶液が排液パイプ77から回収される。一回の送給で破砕が充分でない場合には、再び環状容器(混合液流路)71に送給するように循環送給することもできる。
【0035】
また、細胞破砕に伴う温度上昇に対処するために、図7及び図8に示すように環状容器(混合液流路)71を囲むように冷媒流路を形成した冷却容器78を設けて、ここに冷媒送給装置79から冷媒を循環させる。
【0036】
混合液を循環させる場合には、冷却容器(冷媒流路)78を設けることなく、混合液送給装置75に混合液の温度を調節する温度調節機能を設けて破砕に伴う混合液の温度上昇を抑えることができる。また、給液パイプ76の途中に、螺旋パイプ、放熱器等を設けて放熱により温度上昇を抑えることもできる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の細胞破砕装置および細胞破砕方法によれば、大量の被破砕物を効率的に破砕処理することができる。また本発明によれば、破砕による温度上昇あるいは作業環境の温度により被破砕物が変質することがなく、破砕した細胞から細胞分析等の作業を正確に実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例に係る細胞破砕装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】同構成における要部構成を示す断面図である。
【図3】同構成におけるワークホルダの構成を示す(a)は平面図、(b)はC−C線矢視断面図である。
【図4】同構成における押さえ板の構成を示す平面図である。
【図5】(a)(b)は同構成における環状体の振動形態を示す説明図である。
【図6】密閉容器の一例を示す正面図である。
【図7】本発明の実施形態の要部の構成を示す模式図。
【図8】同構成における要部の断面図。
【図9】従来例の細胞破砕装置の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
33 環状体
34 傾斜軸体
36 回転軸
45、46 磁石(回転阻止手段)
70 円盤体
71 環状容器(混合液流路)
72 仕切り部
74 突出壁
75 混合液送給装置
78 冷却容器(冷媒流路)
Claims (6)
- 鉛直方向に配置されて回転駆動される回転軸に、その軸心に対し軸心の傾斜した傾斜軸部を設け、この傾斜軸部に環状体を相対回転自在に外嵌すると共に、この環状体の回転を阻止する回転阻止手段を設け、前記環状体に、円環状に形成された混合液流路を外周部に備えた円盤体を一体的に装着し、前記混合液流路を仕切り、仕切られた混合液流路に、外部に設置された送給手段から送給される被破砕物の懸濁液と被破砕物との混合液を一方向に流通させたことを特徴とする細胞破砕装置。
- 混合液流路の対向壁面からそれぞれ混合液の流通方向と交差する方向に突出する突出壁を交互に設けて混合液の流れがジグザグ状の流れとなるように構成した請求項1記載の細胞破砕装置。
- 円盤体の外周部に、混合液流路を囲むように冷媒流路を形成し、この冷媒流路に冷媒を一方向に流れるように構成した請求項1又は2記載の細胞破砕装置。
- 円環状の混合液流路を備えた円盤体に、周方向とこれに直角な方向の動きを複合した8の字状振動を与えながら、前記混合液流路に、被破砕物の懸濁液と破砕媒体との混合液を一方向に流通させて、前記被破砕物を破砕することを特徴とする細胞破砕方法。
- 混合液流路内の混合液の流れをジグザグ状の流れとする請求項4記載の細胞破砕方法。
- 混合液流路を囲む冷媒流路に冷媒を一方向に流しながら被破砕物を破砕する請求項4又は5記載の細胞破砕方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00922199A JP3571950B2 (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 細胞破砕装置および細胞破砕方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00922199A JP3571950B2 (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 細胞破砕装置および細胞破砕方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004116636A Division JP3793539B2 (ja) | 2004-04-12 | 2004-04-12 | 細胞破砕装置および細胞破砕方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000202314A JP2000202314A (ja) | 2000-07-25 |
JP3571950B2 true JP3571950B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=11714388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00922199A Expired - Lifetime JP3571950B2 (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 細胞破砕装置および細胞破砕方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3571950B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4651987B2 (ja) * | 2004-08-03 | 2011-03-16 | 安井器械株式会社 | 細胞破砕装置及びその温度制御方法 |
JP4773072B2 (ja) * | 2004-08-03 | 2011-09-14 | 安井器械株式会社 | 細胞破砕装置 |
JP2010279292A (ja) * | 2009-06-04 | 2010-12-16 | Toshiba Plant Systems & Services Corp | 細胞破砕装置および細胞破砕方法 |
CN102824943B (zh) * | 2012-08-23 | 2014-12-10 | 中国人民解放军军事医学科学院卫生装备研究所 | 一种通用型颤振珠磨式细胞快速破碎装置 |
CN102854049B (zh) * | 2012-10-15 | 2015-06-24 | 杭州遂真生物技术有限公司 | 一种样品的粉碎离心方法及装置 |
CN110681453B (zh) * | 2019-10-31 | 2024-08-13 | 广西华银铝业有限公司 | 一种大瓦气冷式球磨机 |
JP7064786B2 (ja) * | 2020-06-24 | 2022-05-11 | フロンティア・ラボ株式会社 | 試料破砕装置 |
CN112403620A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-02-26 | 王江 | 一种在球磨机工作时速度过快时自动平衡离心力大小装置 |
CN115138452B (zh) * | 2022-07-09 | 2023-09-29 | 浙江澄宇环保新材料股份有限公司 | 一种重钙粉生产用节能型球磨机及磨粉方法 |
-
1999
- 1999-01-18 JP JP00922199A patent/JP3571950B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000202314A (ja) | 2000-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3571950B2 (ja) | 細胞破砕装置および細胞破砕方法 | |
JP4937502B2 (ja) | 遊星ボールミル | |
US9044717B2 (en) | Centrifugal device | |
JP3793472B2 (ja) | 破砕装置 | |
JP3129786B2 (ja) | 造粒コーティング方法および造粒コーティング用バッフル装置ならびに造粒コーティング装置 | |
KR100382327B1 (ko) | 혼합장치 | |
JP5572400B2 (ja) | メディア攪拌型湿式粉砕機 | |
JP2001178444A (ja) | 破砕方法及び装置 | |
JPH0621559Y2 (ja) | メデイア撹拌式粉砕機 | |
JP3732137B2 (ja) | 破砕装置 | |
JP3793539B2 (ja) | 細胞破砕装置および細胞破砕方法 | |
JPH0383574A (ja) | 細胞破砕装置 | |
JP4919664B2 (ja) | 粉砕機 | |
JP4651987B2 (ja) | 細胞破砕装置及びその温度制御方法 | |
JP2001334165A (ja) | 粉体の微粉砕方法 | |
JP3592087B2 (ja) | 細胞破砕装置 | |
JP3834554B2 (ja) | 試料破砕機 | |
JP5002607B2 (ja) | 試料破砕具 | |
JP2001038191A (ja) | 粉体供給装置における攪拌羽根の加振機構 | |
JP4773072B2 (ja) | 細胞破砕装置 | |
JP4100567B2 (ja) | 破砕装置 | |
JP2004000994A (ja) | 破砕装置の容器保持体 | |
JP2004188309A (ja) | 破砕装置 | |
JPH0225481Y2 (ja) | ||
JP2566716Y2 (ja) | 転動撹拌造粒装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040210 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040412 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040601 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040625 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140702 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |