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JP3571005B2 - 土木工事用のフレックスコンテナー - Google Patents

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JP3571005B2 JP2001134263A JP2001134263A JP3571005B2 JP 3571005 B2 JP3571005 B2 JP 3571005B2 JP 2001134263 A JP2001134263 A JP 2001134263A JP 2001134263 A JP2001134263 A JP 2001134263A JP 3571005 B2 JP3571005 B2 JP 3571005B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、河川の堤防などの締め切りなどの緊急補修の土木工事に土砂を装入して用いるフレックスコンテナーの袋(以下、「フレコン・バッグ」という。)に関する。
【0002】
【従来の技術】
水害などで河川の流失した堤防あるいは砂防ダムや斜面の崖崩れを緊急に補修するために、河川を堰止めしたり、斜面に堰や擁壁を構築する土木工事に使用するための土砂を詰め込むフレコン・バッグは、およそ0.5トン、0.7トンあるいは1トンの土砂を詰め込んで使用されている。このフレコン・バッグは、従来はポリプロピレンなどのプラスチック製の袋体から製造されている。ところで、土砂を詰め込んだフレコン・バッグは緊急の補修堤防として築堰や築堤されたり、あるいは、擁壁として積まれた後は、たとえ本格的な堰や堤防や擁壁がその近くに構築されても、現場に土砂を詰め込んだままの補修状態で放置されて残されている。しかし、従来のフレコン・バッグの素材のプラスチックは自然環境下では、通常は分解されることなく、いつまでもプラスチック材として残存し続けることとなる。
【0003】
ところで、近年環境汚染が問題になってきている。上記の従来のプラスチック製のフレコン・バッグも土木工事に使用されて現場にそのままの状態で放置されるので、分解することなく残存し、これが環境汚染として問題になってきている。そこで需要者から自然環境下で自然に分解する天然素材を100%使ったフレコン・バッグが土木工事用として強く要望されている。例えば、天然繊維のジュートを100%使用する試みが各業者で研究開発されてきている。しかし、天然繊維のジュート(すなわち「黄麻」)を100%使用したものでは、フレコン・バッグとして最大で1トン余の重量に抗してクレーンで吊り上げるとき、フレコン・バッグが破袋してその重量に耐えることができない。そしてこのような重量に耐えて吊り上げることのできる天然繊維100%のフレコン・バッグの開発は未だに成功していないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題に応えて環境問題に配慮して、土木工事用のフレコン・バッグの素材を100%天然素材としながらも、土木工事においてクレーンなどにより最大で1トン余の土砂を詰め込んだフレコン・バッグを吊り上げても、十分にその吊り上げに耐えることができる強さを有する素材の組合わせおよび構造からなるものとしたフレコン・バッグを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本発明の手段は、請求項1の発明では、天然繊維であるジュートからなるキャンバス地を天然繊維であるラミーからなる縫糸により縫製して底2および4つの側壁3からなる立方体袋5を形成し、この立方体袋5の底2および側壁3に立方体袋5の側壁3外部に水平に配設した天然繊維であるラミーからなる帯地の水平ベルト6aと立方体袋5の外側に垂直に配設した天然繊維であるラミーからなる帯地の垂直ベルト6bを掛け回し、該垂直ベルト6bを立方体袋5の底2の外側に配設すると共に立方体袋5の隣接する側壁3からなる角部9を挟持して側壁3の上方に延ばしてリング7とすることにより1本のベルトの連続体として一筆書きに配設し、これら水平ベルト6aと垂直ベルト6bをラミーからなる縫糸による縫製により取り付けてフレコン・バッグ1に配設し、該垂直ベルト6bの一上端と隣接の他の上端とから形成の該リング7を玉掛け用の吊り上げ部としたことを特徴とする土木工事用のフレコン・バッグ1である。
【0006】
請求項2の発明では、立方体袋5の外側の各側壁3の上部に補強用の天然繊維であるジュートのキャンバス地のあて布10を取り付け、掛け回して縫製した天然繊維であるラミーからなる帯地のベルト6の縫製部分の上端部を該あて布10の部分とし、該あて布10の部分から上方の該ベルト6を側壁3から分離したリング7とし、立方体袋5の底2の周辺部の外部に天然繊維であるジュートの帯地を取りつけ補強帯8としたことを特徴とする請求項1の手段における土木工事用のフレコン・バッグ1である。
【0007】
請求項3の発明では、天然繊維であるジュートからなるキャンバス地はジュートとラミーの混紡からなり、ジュートの混紡率が55〜100%で残部がラミーであり、かつ、天然繊維であるラミーからなる帯地および縫糸はラミーとジュートの混紡からなり、ラミーの混紡率が50〜100%で残部がジュートであることを特徴とする請求項1または2の手段における土木工事用のフレコン・バッグ1である。
【0008】
請求項4の発明では、立方体袋5の側壁上端内部11に縫製により4つの側壁12からなる角筒状の覆い布14を垂らして配設し、該角筒状の1側壁内に結び紐13を具備せしめたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項の手段における土木工事用のフレコン・バッグ1である。
【0009】
本発明の上記の手段の作用について説明する。本発明のフレコン・バッグ1はその本体である立方体袋5を天然繊維100%のジュートを主とするキャンバス地から構成したので、このフレコン・バッグ1に土砂を詰め込んで堆積したとき、1年位経過すると立方体袋5のジュート繊維の強度が自然環境の下で低下してきて袋としての役目が出来なくなってくるが、2〜3年は袋の形は残存して土砂間に残留する。しかし、このように自然環境の下で徐々に強度が弱くなって分解すので、そのまま土砂の間に残留しても自然環境を害することはない。ところでフレコン・バッグをジュートのみから製造するとき、ジュートは比較的に柔軟で引っ張り強度などの点で、1トン余の土砂を入れた場合にそれを工事のために吊り上げると、袋が破断してしまうこととなるなど、十分でない。発明者はこの点を考究したところ、引張強度に極めて強い素材の天然繊維の苧麻であるラミーからなる帯地からベルト6を製造し、このベルト6を立方体袋5の周囲に掛け回すことで、立方体袋5の強度を補強するものである。これら立方体袋5およびベルト6はラミーからなる縫糸により縫製する。これらのラミーの帯地およびラミーの縫糸は必ずしも100%のラミーからなる必要はなく、ラミーとジュートの混紡からなるもので、この混紡成分はラミーが50〜100%で残部がジュートからなるものとすることもできる。このようなベルト6のラミーの帯地も天然繊維であるのでジュートと同様に自然環境の下で分解して崩壊するので、自然環境を害することはない。しかも、ラミーのベルト6で補強するに当たって前もってジュートの立方体袋5自体を強化するために、立方体袋5の外側の要部にジュートのキャンバス地からなるあて布、例えば立方体袋5の底2の周辺部にからなる補強帯8を設けて底2と側壁3との角部を補強し、あるいは立方体袋5の側壁3の上部のベルト6からなるリング7の付け根の部分を吊り上げたとき最も力の掛かる部分の外側にジュートのあて布10を設けるものとする。もちろん、フレコン・バッグ1の本体である立方体袋5やあて布10のジュートのキャンバス地は、必ずしも100%のジュートからなる必要はなく、ジュートとラミーの混紡からなるもので、この混紡成分はジュートが55〜100%で残部がラミーからなるものとすることもできる。
【0010】
さらに、このジュートからなるフレコン・バッグ1の立方体袋5それ自体の側壁の外周面および底の外側に上記の引っ張り強度の強いラミーの帯地からなるベルト6を水平方向および垂直方向に掛け回し、吊り上げたときに横方向に加わる圧力に対抗し得るように側壁3を補強する。特にリング7の取り付け部である側壁3のあて布10の取り付け部分に水平方向の水平ベルト6aを掛け回すことで、吊り上げ時に最も力の掛かるこの部分の側壁3を補強する。さらに側壁3のに垂直方向に掛け回したラミーの垂直ベルト6bを底面2の外部にも掛け回し、さらに側壁3の上端から上に延ばしてリング7にすることで、掛け回したベルト6は1本の連続体の一筆書きの構造となり、ジュートからなる立方体袋5を底部から抱える構造となっており、さらに上記のリング7が立方体袋5の隣接する二つの側壁からなる角部9を挟持して形成されているので、極めて強い補強構造に形成されている。この結果、1トン余の土砂を詰め込んで工事施工のためクレーンで吊り上げても、フレコン・バッグ1は破袋することのない構造となっている。
【0011】
さらにフレコン・バッグ1の立方体袋5の側壁上端内部11に底無し角筒状の4つの側壁12からなる覆い布14を吊り下げ、1側壁12に結び紐を具備したので、立方体袋5に土砂を詰め込んだときに覆い布14の側壁12を詰め込んだ土砂上に持ち上げて全ての側壁12を中心に寄り集めて結び紐13で結わえて巾着部17として土砂の覆い18とでき、施工時あるいは施工後に詰め込んだ土砂が立方体袋5から漏れ出すことがないフレコン・バッグ1が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図5を参照して発明の実施の形態を示す。図1は本発明のフレコン・バッグの1実施の形態の模式的斜視図である。図2は図1のフレコン・バッグの底側から見た模式的斜視図である。図3は本発明のフレコン・バッグの他の実施の形態の模式的斜視図で、(a)は角筒状の覆い布で、(b)は(a)の角筒状の覆い布を立方体袋内上端に取り付けたフレコン・バッグの模式的斜視図である。図4は、図3のフレコン・バッグを一部破断して立方体袋の部を示す模式的斜視図である。図5は、図3のフレコン・バッグの使用方法を示す図で、(a)は角筒状の覆い布の使用方法を説明し、(b)はフレコン・バッグの使用方法を説明する模式的斜視図である。
【0013】
本発明の1実施の形態を説明する。フレコン・バッグ1は、1トン余にも及ぶ土砂を詰め込むための立方体袋5と、この立方体袋5を補強するためと施工時にクレーンで吊り上げるためのベルト6が立方体袋5の外側に掛け回されて取り付けられている。立方体袋5の側壁3に延びているベルト6の上端はクレーンの玉掛け用にリング7に形成されている。
【0014】
ところでこのフレコン・バッグ1の本体である立方体袋5の素材は、自然環境の下で分解することのできる100%天然繊維のジュート(黄麻)のキャンバス地からなっている。このキャンバス地は、1トン用のフレコン・バッグ1の場合では、密度が縦方向94本/10cm、横47本/10cmで、重量は760g/m2である。ただし700〜800g/m2であればよい。このジュートのキャンバス地を裁断縫製して、大きさは縦110cm×横幅91cm×奥行き91cmの立方体袋5とする。もちろん、上記のジュートのキャンバス地は100%ジュートである必要はなく、フレコン・バッグ1の土砂詰め込み重量に応じてジュートとラミーの混紡とすることができ、ジュートの混紡率は55〜100%の範囲として残部をラミーからなるキャンバス地とすることができる。
【0015】
補強および吊り上げ用のベルト6の素材は、ジュートと同様に自然環境の下で分解することのできる天然繊維のラミー(苧麻)の帯地からなっている。このベルト6の織地は、幅が72mmで、密度が縦方向46本/cm、横方向66本/cmの織地から縫製されており、その重量は70g/mである。ただし60〜90g/mであればよい。もちろん、上記のラミーの帯地は100%ラミーである必要はなく、フレコン・バッグ1の土砂詰め込み重量に応じてラミーとジュートの混紡とすることができ、ラミーの混紡率は50〜100%の範囲として残部をジュートからなる帯地とすることができる。ラミーはジュートの2倍の強度を有するが値段が2.5倍するので、コストと強度を勘案して定めるものとする。もちろん、このフレコン・バッグ1の立方体袋5およびベルト6の縫製に使用する縫糸の素材は強度の強いラミーとするが、次に記載のとおり、ラミーとジュートの混紡糸とすることができる。
【0016】
すなわち、上記の縫製や立方体袋5にベルト6を取り付けるための縫製に使用される縫糸の素材は、100%ラミーからなり、ジュート番手で5番手×3PLY(層)である。ただし5〜7番手×3PLYであればよい。もちろん、ラミーの帯地と同様に、フレコン・バッグ1の必要強度を勘案して、このラミーの縫糸もラミーの混紡率50〜100%のラミーと残部ジュートからなるものとすることができることはいうまでもない。
【0017】
以上に記載した諸元からなる素材とすることで、これまで研究開発されてきた単なるジュートによるフレコン・バッグと異なり、本発明のフレコン・バッグ1は1トン余の土砂を詰め込んでも十分に施工に耐え得るものに形成されている。
【0018】
1トン用のフレコン・バッグ1における立方体袋5は、例えば、高さ110cmの各側壁3の上端からおよそ15cm下方の外側のそれぞれ角部9寄りの位置の2箇所に大きさ20.5cm×17cmのジュートキャンバス地のあて布10を各側壁3をラミー縫糸で縫い付け補強する。さらに立方体袋5の底2と各側壁3との角部には全周にわたって幅9cmのジュートのあて布の補強帯8をラミー縫糸で縫い付けて補強している。以上のように補強された立方体袋5は、先ず、4つの側壁3の外部に上記のラミーからなる幅7cmのベルト6を水平方向に掛け回してラミー縫糸で縫製して取り付けて水平ベルト6aとして立方体袋5の外周を補強する。この水平ベルト6aは、本実施の形態では、側壁に上下2段に離間して設けている。次いで、図2に示すように、立方体袋5の底2の外側に井桁にラミーからなる幅7cmのベルト6を掛け回してラミー縫糸で縫製して取り付ける。この場合、ラミーからなる幅7cmのベルト6は長尺の1本からなるものとし、この1本のベルト6を底2のみでなく、先に水平ベルト6aを上下2段に取り付けた4つの側壁3の外側にも上部のあて布10まで垂直方向にベルト6をラミー縫糸で縫製して取り付けて垂直ベルト6bとする。さらに、各側壁3の上部のあて布10の部分から縫製することなく側壁3に自由にして、さらに、各側壁3の上端にも延ばしてリング状に折り返して隣接の側壁3のあて布10の部分までをリング7に形成する。さらに、その側壁3のあて布10の部分から垂直方向に縫製して垂直ベルト6bを取り付けてその先を底2の先に示した井桁の一つとして掛け回す。このようにして、各側壁3に2条の垂直ベルト6bを設け、底2を上記の井桁になるように掛け回して一筆書きの連続体としている。この結果、各側壁3にも2本の水平ベルト6aと2本の垂直ベルト6bにより井桁に補強されている。さらに、ベルト6のリング7の裏側にはラミー帯地の補強あて布15を形成して、リング7で吊り上げてもリング7が切断することがない。
【0019】
従って、隣接する側壁3からなる角部9を挟持するように垂直ベルト6bは側壁3より上方に延びてリング7を形成している。この結果、リング7は4個形成され、この4個のリング7はクレーンで吊り上げる際の玉掛け用となる。この場合、各リング7は角部9をそれぞれ中央に抱えるようになるので、土砂を詰め込んだフレコン・バッグ1を安定して保持できる。以上のように強度の強いラミーからなるベルト6により立方体袋5の底2と側壁3が水平方向および垂直方向ともに掛け回されているので、フレコン・バッグ1は極めて丈夫な構造となり、1トン余の土砂を詰め込んで吊り上げて、仮にこのフレコン・バッグ1が落下しても、中身の重量に耐えかねて破袋することはない。
【0020】
他の実施の形態では、フレコン・バッグ1の立方体袋5の側壁上端内部11に図3の(a)に示す覆い布14を取り付け内部に垂らしている。この覆い布14はジュートのヘッシャンクロスからなるやや薄い布地の4つの側壁12からなる底のない高さ70cmの筒体からなり、1側壁12の内部に、土砂を詰め込んだ時に、図5の(a)に示すように立方体袋5の側壁3上に持ち上げ方向16に持ち上げた後、巾着に絞って結び巾着部17とするための結び紐13を取り付けている。図5の(b)のようにフレコン・バッグ1の中に詰めた土砂を覆い18で覆うので、土砂がこぼれ出すことはない。
【0021】
以上に説明した本発明におけるフレコン・バッグ1は土木用として開発したものである。しかし、このフレコン・バッグ1は0.5トンないし1トン余の重量に耐えられる構造であるので、土木工事用にその用途を限ることなく、例えば、穀物の収納袋にそのまま利用できることはいうまでもない。特に、天然繊維のジュートやラミーからなるこの収納袋はジュートのキャンバス地を通して収納袋内に空気が流出入できるので、穀物の収納および運搬用として特に優れている。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明は、天然繊維100%からなるフレコン・バッグとし、さらに天然繊維のラミーからなる強度の強いベルトでフレコン・バッグの本体の立方体袋の側壁の周囲を水平方向に掛け回すとともに、立方体袋の側壁を垂直方向にし、かつ、その底を井桁にして1本のベルトの連続体として吊り上げ用に掛け回しすことにより、補強した構造としているので、ラミーの帯地のベルトの強度が100%発揮されて本体の立方体袋を最大限に補強されており、大きなフレコン・バッグは1トン余の土砂を詰めて吊り上げることができ、たとえ誤って落下させてもフレコン・バッグが破袋することなく、土木工事を安全に施工できる。さらに、施工後に長期間積上げ状態のままで放置したとしても自然環境の下でフレコン・バッグの素材の天然繊維のジュートやラミーは分解されるので、従来のポリプロピレン製のフレコン・バッグのようにいつまでも分解されることなく残存して環境を汚染することがないなど、本発明は優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレコン・バッグの1実施の形態の模式的斜視図である。
【図2】図1のフレコン・バッグの底側から見た模式的斜視図である。
【図3】本発明のフレコン・バッグの他の実施の形態の模式的斜視図で、(a)は角筒状の覆い布で、(b)は(a)の角筒状の覆い布を立方体袋内上端に取り付けたフレコン・バッグの斜視図である。
【図4】図3のフレコン・バッグを一部破断して立方体袋の部を示す模式的斜視図である。
【図5】図3のフレコン・バッグの使用方法を示す図で、(a)は角筒状の覆い布の使用方法を説明し、(b)はフレコン・バッグの使用方法を説明する模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 フレコン・バッグ
2 底
3 側壁
4 接合部
5 立方体袋
6 ベルト
6a 水平ベルト
6b 垂直ベルト
7 リング
8 補強帯
9 角部
10 あて布
11 側壁上端内部
12 側壁
13 結び紐
14 覆い布
15 補強あて布
16 持ち上げ方向
17 巾着部
18 覆い

Claims (4)

  1. 天然繊維であるジュートからなるキャンバス地を天然繊維であるラミーからなる縫糸により縫製して底および4つの側壁からなる立方体袋を形成し、この立方体袋の底および側壁に立方体袋の側壁外部に水平に配設した天然繊維であるラミーからなる帯地の水平ベルトと立方体袋の外側に垂直に配設した天然繊維であるラミーからなる帯地の垂直ベルトを掛け回し、該垂直ベルトを立方体袋の底の外側に配設すると共に立方体袋の隣接する側壁からなる角部を挟持して側壁の上方に延ばしてリングとすることにより1本のベルトの連続体として一筆書きに配設し、これら水平ベルトと垂直ベルトをラミーからなる縫糸による縫製により取り付けてフレコン・バッグに配設し、該垂直ベルトの一上端と隣接の他の上端とから形成の該リングを玉掛け用の吊り上げ部としたことを特徴とする土木工事用のフレコン・バッグ。
  2. 立方体袋の外側の各側壁の上部に補強用の天然繊維であるジュートのキャンバス地のあて布を取り付け、掛け回して縫製した天然繊維であるラミーからなる帯地のベルトの縫製部分の上端部を該あて布の部分とし、該あて布の部分から上方の該ベルトを側壁から分離したリングとし、立方体袋の底の周辺部の外部に天然繊維であるジュートの帯地を取りつけ補強帯としたことを特徴とする請求項1に記載の土木工事用のフレコン・バッグ。
  3. 天然繊維であるジュートからなるキャンバス地はジュートとラミーの混紡からなり、ジュートの混紡率が55〜100%で残部がラミーであり、かつ、天然繊維であるラミーからなる帯地および縫糸はラミーとジュートの混紡からなり、ラミーの混紡率が50〜100%で残部がジュートであることを特徴とする請求項1または2に記載の土木工事用のフレコン・バッグ。
  4. 立方体袋の側壁上端内部に縫製により4つの側壁からなる角筒状の覆い布を垂らして配設し、該角筒状の1側壁内に結び紐を具備せしめたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の土木工事用のフレコン・バッグ。
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