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JP3568734B2 - 自動車のルーフドリップモ−ルの防水構造 - Google Patents

自動車のルーフドリップモ−ルの防水構造 Download PDF

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JP3568734B2
JP3568734B2 JP10396297A JP10396297A JP3568734B2 JP 3568734 B2 JP3568734 B2 JP 3568734B2 JP 10396297 A JP10396297 A JP 10396297A JP 10396297 A JP10396297 A JP 10396297A JP 3568734 B2 JP3568734 B2 JP 3568734B2
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JP
Japan
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molding
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roof drip
channel
clip
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JP10396297A
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広文 西
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルーフドリップチャネルを構成するチャネルパネルをカバーするために、チャネルパネル側面の先端部に係合溝で係合する複数個のL字形のクリップによりチャネルパネルに取付けられるルーフドリップモールをチャネルパネル間に対して防水するための自動車のルーフドリップモールの防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すように、この種のルーフドリップモール10は、ルーフサイドに沿って前後方向に延びると共に、その前後で下降してベルトモール4に達している。このルーフドリップモールでカバーされるルーフドリップチャネル8は、図3及び図4に示すように、ルーフパネル2と、チャネルパネル底面1a及びその車室外側端部で直交方向へ曲げられたチャネルパネル側面1bを有するチャネルパネル1とで構成されると共に、チャネルパネル底面1aはルーフパネル2と、ルーフサイドレール3、前後でフロントピラー及びクォータパネルとに接合されている。
【0003】
9はチャネルパネル1にルーフドリップモール10を取付けるための合成樹脂製のクリップであり、チャネルパネル側面1bの先端部に係合するU字形の係合溝9aと、その撓み力によりチャネルパネル底面1aに当接する基底部9bとを備えてL字形に形成されている。このクリップは、ルーフドリップモール10に沿って間隔を置いて複数個配列されている。
【0004】
ルーフドリップモール10は、チャネルパネル底面1aに沿ったモール底面12と、チャネルパネル側面1bに沿って上昇し、さらに突出してルーフドリップチャネル8の開口部8aを部分的にカバーするように車室内側に曲げられたモール側面11とを備えたステンレス製のモール本体10Aを、合成樹脂、例えば塩化ビニール製の被覆部15でモール底面12からモール側面11の途中まで被覆すると共に、モール側面11の先端部に合成樹脂製のリップ14を接合して構成されている。被覆部15はボデー側面に当接するように車室内側に延びている。
【0005】
このルーフドリップモールは、クリップ9の先端部に形成された突起部9cに対応した凹形状の係合溝17で係合し、また基底部9bの突出部分9dに対応した凹形状の係合溝16で係合することによりチャネルパネル1に取付けられている。さらに、チャネルパネル側面1b及びモール側面11間には、これらの間に雨水が侵入するのを防止する防水構造として、スポンジ7が装着されている。クリップ9がセットされている部分では、モール側面11との間でその厚みに応じて圧縮された状態で装着されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の防水構造においては、クリップ9がセットされる位置ではその厚みによる段差部分によりスポンジ7に隙間を生じ、したがってドア開時にチャネルパネル底面1a及びモール底面12間を通って浸入した雨水がロッカ部やフロアに滴下したり、さらにクリップ9の係合溝9aからも雨水が侵入する可能性が残されていた。
【0007】
よって、本発明は、この種のルーフドリップモールにおいて防水性を向上させ得るルーフドリップモールの防水構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、ルーフドリップチャネルを構成するチャネルパネルをカバーするために、チャネルパネル底面に沿ったモール底面と、チャネルパネル側面に沿って上昇して車室内側へ向けて曲げられたモール側面とを有する金属プレートで構成され、少なくともモール底面が合成樹脂で被覆されると共に、チャネルパネル側面の先端部に係合溝で係合する複数個のL字形のクリップによりチャネルパネルに取付けられるルーフドリップモールを、チャネルパネル間に対して防水するための自動車のルーフドリップモールの防水構造において、クリップのチャネルパネル底面に沿った基底部の端縁に隣接する領域に、モール底面を被覆する合成樹脂を隆起させて端縁及びチャネルパネル底面に当接するリップを形成したことを特徴とする。
【0009】
リップはチャネルパネル底面に当接してチャネルパネル底面及びにモール底面間の防水を行う。また、クリップの基底部の端縁に当接することにより、チャネルパネル側面に係合する係合溝とでルーフドリップモールをクリップに保持させる。請求項2により、ルーフドリップモールが合成樹脂でのみ構成される場合にも、同様な作用のリップを形成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を基に本発明の実施の形態の一例による自動車のルーフドリップモールの防水構造を説明する。これらの図において、前述の図3乃至図5において説明した部分と同一部分は同一符号を付して詳述しない。
【0011】
ルーフドリップモール20は、モール底面12と、モール側面11とを備えたステンレス製のモール本体10Aを塩化ビニール製の被覆部25がモール底面12からモール側面11の途中まで被覆して構成され、基本的には前述した従来のルーフドリップモール10と同一構造である。同様に、ルーフドリップチャネル8はルーフパネル2とチャネルパネル1とで構成されると共に、クリップ9は係合溝9aと基底部9bとを備えたL字形に形成されている。
【0012】
本発明により、被覆部25には、チャネルパネル底面1aに沿ったクリップ9の基底部9bの端縁26に隣接する領域で隆起して、チャネルパネル底面1a及び端縁26に弾性を伴って当接するリップ29が一体に形成されている。その形状は、図2に示すように、端縁26に面接触するようにモール底面12に対して直交面となるクリップ当接面29aと、撓み易く徐々に先細になるように傾斜する背面29bとを備える断面三角に形成されている。このリップは、ルーフドリップモール20の全長にわたり延在している。
【0013】
これにより、チャネルパネル底面1a及びモール底面12間はリップ29によりクリップ9よりも車室内寄りの位置でシールされ、スポンジ7との二重の防水構造が構成される。リップ29の幅狭になった先端部は、モール底面12をチャネルパネル底面1aから離反する方向に変位させないように、自在に撓んでチャネルパネル底面1aに弾性を伴って当接する。また、ルーフドリップモール20は、係合溝9aに対して突出部分9dよりも離れた位置のリップ29のリップ当接面29aでクリップ9の端縁26に直交面となる確実な係合形状でクリップ9に保持され、したがってルーフドリップモール20の転びもしくはぐらつきが確実に抑制される。
【0014】
尚、本発明によれば、前述の実施の形態に代えて、スポンジ7を廃止したり、或はクリップ9の基底部9bの突出部分9d及び対応したルーフドリップモール20の係合溝16を形成することなく平坦形状にする簡単な構成も可能になる。さらに、本発明は、金属製の本体に樹脂を被覆したものに代えて、モール側面及びモール底面を弾性を伴う合成樹脂のみで同様な形状に形成したルーフチャネルモールに対しても適用可能である。
【0015】
【発明の効果】
請求項1又は2の発明によれば、クリップと別の部位にシール部が形成されることにより、クリップの厚みによる防水性能の低下を回避することが可能となる。さらに、クリップに係合する係合溝と他方の係合部分との距離が離れることにより、クリップによるルーフドリップモールの保持力も向上させることが可能となる。請求項3の発明によれば、先端部が撓み易いためにクリップの保持性能を損なうことなく確実にシールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるルーフドリップモールの図5におけるA−A線断面図である。
【図2】同ルーフトリップモールの図5におけるクリップの無い位置のB−B線断面図である。
【図3】従来のルーフドリップモールの図5におけるクリップの有る位置のA−A線断面図である。
【図4】図3によるルーフトリップモールの図5におけるB−B線断面図である。
【図5】本発明が適用されるルーフドリップモールを備えた自動車の斜視図である。
【符号の説明】
1 チャネルパネル
1a チャネルパネル底面
1b チャネルパネル側面
7 スポンジ
8 ルーフドリップチャネル
9 クリップ
9a クリップの係合溝
9b クリップの基底部
10、20 ルーフドリップモール
11 モール側面
12 モール底面
25 被覆部
26 基底部の端縁
29 リップ

Claims (3)

  1. ルーフドリップチャネルを構成するチャネルパネルをカバーするために、チャネルパネル底面に沿ったモール底面と、チャネルパネル側面に沿って上昇して車室内側へ向けて曲げられたモール側面とを有する金属プレートで構成され、少なくともモール底面が合成樹脂で被覆されると共に、チャネルパネル側面の先端部に係合溝で係合する複数個のL字形のクリップによりチャネルパネルに取付けられるルーフドリップモールを、チャネルパネル間に対して防水するための自動車のルーフドリップモールの防水構造において、
    クリップのチャネルパネル底面に沿った基底部の端縁に隣接する領域に、モール底面を被覆する合成樹脂を隆起させて前記端縁及び前記チャネルパネル底面に当接するリップを形成したことを特徴とする自動車のルーフドリップモールの防水構造。
  2. ルーフドリップチャネルを構成するチャネルパネルをカバーするために、チャネルパネル底面に沿ったモール底面と、チャネルパネル側面に沿って上昇して車室内側へ向けて曲げられたモール側面とを備えて合成樹脂で構成されると共に、チャネルパネル側面の先端部に係合溝で係合する複数個のL字形のクリップによりチャネルパネルに取付けられるルーフドリップモールを、チャネルパネル間に対して防水するための自動車のルーフドリップモールの防水構造において、
    クリップのチャネルパネル底面に沿った基底部の端縁に隣接する領域に、モール底面を隆起させて前記端縁及び前記チャネルパネル底面に当接するリップを形成したことを特徴とする自動車のルーフドリップモールの防水構造。
  3. リップが、クリップの基底部の端縁に面接触可能になるようにモール底面に対して直交面となるクリップ当接面と、先細になるように傾斜する背面とを有する断面三角に形成されていることを特徴とする請求項1又は2の自動車のルーフドリップモールの防水構造。
JP10396297A 1997-04-08 1997-04-08 自動車のルーフドリップモ−ルの防水構造 Expired - Lifetime JP3568734B2 (ja)

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