JP3562186B2 - ビデオカード、および、ビデオデータ通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータなどに装着して用いるカード形状の処理装置であって、特にビデオデータの入出力や符号化/復号化および通信処理を適切に行うことのできるビデオカード、および、そのビデオカードを用いて構成されたビデオ会議などを行うのに好適なビデオデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像処理技術や通信技術の発達により、テレビ電話システムやテレビ会議システムが実現されつつある。
一方、半導体技術の進歩により、情報処理装置の高性能化・小型化が急激に進んでおり、それまでの大型計算機並の性能を有する高性能なパーソナルコンピュータや、より小さいノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートブック型PC)などが開発され広く普及している。またそのようなパソコンなどに接続する周辺機器も、カード形式のものが用いられるようになっており、特にノートブック型PCに対する主な機能付加の手段の1つとなっている。さらにそのカードも、メモリを収容して記録媒体としての役割をするのみであったメモリカードから、特定の演算処理機能を有するICカードへと機能が向上したカードが登場している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、これまでの前述したテレビ電話システムやテレビ会議システムは、装置規模が大きく高価なものがほとんどであり、一般の人が気軽に利用できるようなシステムとはなっていない。そのような機能を実現するためには、画像、特に動画像のリアルタイム処理が必要であるが、これはデータ量が膨大で高速性が要求される処理である。そのため、高性能化が進んだとは言え、前述したような計算器装置においてもその負荷は決して小さくなく、通常は、専用の画像メモリや専用プロセッサあるいはDSPなどを有する専用の処理装置により実行される場合が多い。
【0004】
したがって、本発明の目的は、ビデオデータの送信および受信に係わる画像のハンドリング、符号化/復号化、通信などの処理を、その送信および受信各々について同時にリアルタイムで行え、情報処理装置に装着されることにより、その情報処理装置とともにテレビ電話システムやテレビ会議システムなどを適切に行うことができるような環境を提供することができるビデオカードを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、簡単な構成、すなわち安価な構成により、ビデオデータのリアルタイム双方向通信を伴うような処理を適切に行うことができ、テレビ電話システムやテレビ会議システムなどを実現することのできるビデオデータ通信装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のビデオカードは、1つの半導体メモリと、カメラが接続されそのカメラから入力される映像信号を所望のフォーマットに変換しメモリに記録するカメラ信号入力手段と、その入力された映像信号を符号化し、符号化された映像信号をメモリに記録する符号化手段と、その符号化された映像信号を上位の装置に送信する第1の送信手段と、その上位の装置より送信される符号化映像信号を受信しメモリに記録する受信手段と、その符号化映像信号を復号化し、復号化された映像信号をメモリに記録する復号化手段と、その復号化された映像信号を上位の装置に送信する第2の送信手段と、前記カメラから入力された符号化される前の映像信号を、上位の装置に送信する第3の送信手段と、上位の制御装置から入力される制御信号に基づいて所定の前記手段を有効にし、自律して所望の処理を行わせ、かつ、受信動作を送信動作に優先させ、前記上位の制御装置との間の送信および受信動作の各々は開始後一連の動作を完了するまで継続させ、多重処理は2つの処理までとする制御手段とを有し、前記符号化手段と前記復号化手段は実質的に1つのプログラマブルDSPなどの信号処理手段により構成され、前記第1〜第3の送信手段と前記受信手段と実質的に1つのPCMCIAに準拠したインターフェイス手段により構成される。
【0006】
好適には、前記ビデオカード内の各信号は、内部のテレビジョン同期信号に同期して上位の装置とは独立して動作する。
また好適には、前記メモリは、カメラから入力された映像信号、その符号化された映像信号、上位の装置から入力された符号化映像信号、その復号化された映像信号を各々所定の領域に記録し、複数のアドレスカウンタを有するメモリ制御回路により実質的に独立して各領域にデータのリード/ライトができるように構成されている。
特定的には、前記制御手段は、前記ビデオカードの内部状態を動作モード、フラグなど種々の変数に規定しておきこれにより制御を行う。すなわち、これらの変数を記録するレジスタと、これに基づいて簡単な条件の演算などを行う論理回路と、これらに基づいて所定の手続に従って信号処理を行う前記信号処理手段より構成される。
【0007】
また好適には、前記制御手段は、必要に応じて前記カメラ信号入力手段と前記符号化手段を同時に有効にし、前記撮像装置から入力される映像信号の前記メモリ手段への記録と、当該映像信号の符号化とが同時に行えるようにする。
また好適には、前記制御手段は、前記第2の送信手段と前記第3の送信手段とを同時に有効にし、前記インターフェイス手段は前記復号化された映像信号と前記入力された映像信号を実質的に1の送信処理により上位の装置に送信する。
また好適には、前記制御手段は、必要に応じて前記第1の送信手段を、カメラ信号入力手段、符号化手段および復号化手段と同時に有効にし、第1の送信手段は、前記各手段が前記メモリ手段に対して読み出しおよび記録を行っている時の、当該映像信号の水平および垂直ブランキング期間に、前記符号化された映像信号を前記メモリ手段より読み出し、前記上位の装置に送信する。
【0008】
また好適には、前記制御手段は、必要に応じて前記受信手段を、カメラ信号入力手段、符号化手段および復号化手段と同時に有効にし、前記受信手段は、前記各手段が前記メモリ手段に対して読み出しおよび記録を行っている時の、当該映像信号の水平および垂直ブランキング期間に、前記上位の制御装置より送信される符号化映像信号を受信し前記メモリに記録する。
また特定的には、前記インターフェイス手段は、PCMCIA規格に基づいて前記上位の制御装置と通信を行う手段であって、前記カメラ信号入力部より入力され符号化された映像信号の送信、および、前記符号化映像信号の受信を行う基本入出力手段と、前記カメラ信号入力部より入力された映像信号、および、前記第1の入出力手段で受信し復号化された映像信号を、前記上位の制御装置の表示装置において直ちに表示可能な形式に変換するフォーマット変換手段と、前記フォーマット変換された映像信号を送信するZVポート出力手段とを有する。
【0009】
また、本発明のビデオデータ通信装置は、前記ビデオカードと、前記ビデオカードが装着され、ビデオカードにおいて撮像装置より入力され符号化された映像信号を送信用映像信号として獲得する送信用映像信号獲得手段と、獲得した映像信号を通信回線を介して送信する送信手段と、通信回線を介して符号化映像信号を受信する受信手段と、受信した符号化映像信号を前記ビデオカードに入力し復号化させる復号化指示手段と、ビデオカードより、前記復号化された映像信号および前記撮像装置より入力され符号化されていない映像信号を表示用映像信号として読み出す表示用映像信号獲得手段と、獲得した映像信号を表示する表示手段とを有する制御装置とを有する。
【0010】
好適には、前記制御装置は、前記ビデオカードに対して当該ビデオカードの各手段を有効にする指示を行い、前記ビデオカードは、当該指示に基づいて独立して動作する。
また好適には、前記ビデオカードは、前記映像信号に基づいて決定される所定のテレビジョン同期信号を生成する同期信号生成手段をさらに有し、当該ビデオカードの前記各手段は当該生成された前記制御装置とは独立した同期信号により動作する。
【0011】
さらに好適には、制御装置とビデオカードとの間の映像信号の転送は、前記ビデオカードの前記カメラ信号入力手段、前記符号化手段および前記復号化手段において処理が行われている時には、当該処理により前記メモリ手段に対してアクセスが行われている映像信号の水平および垂直ブランキング期間に行う。
また好適には、通信回線を介して送信および受信される1フレームの映像信号の伝送時間が、前記ビデオカードの前記符号化手段における1フレームの映像信号の符号化時間と、前記ビデオカードの前記復号化手段における1フレームの映像信号の復号化時間と、前記ビデオカードから前記制御装置の表示用映像信号獲得手段に1フレーム分の映像信号を転送する時間の合計時間より大きくほぼ等しい時間である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図1〜図7を参照して説明する。
本実施の形態においては、本発明に係わるビデオカードをノートブック型PCに装着することにより構成される本発明に係わるビデオデータ通信装置により、テレビ会議システムを実現する場合を用いて本発明を説明する。
【0013】
ビデオデータ通信装置の構成
まず、そのビデオデータ通信装置の構成について図1を参照して説明する。
図1は、そのビデオデータ通信装置1の構成を示すブロック図である。
ビデオデータ通信装置1は、ノートブック型PC2のPCMCIA(PersonalComputer Meomory Card International Associationが標準化したポータブルコンピュータ用標準メモリカード規格)カード用スロットに、通信インターフェイス(通信I/F)カード3と、ビデオカード4が挿入された構成である。
【0014】
ノートブック型PC2は、VGAの解像度のモニタを有し、PCMCIAカード用のスロットを2スロット以上有する通常の計算機装置であり、CPU21、メインメモリ22、ハードディスク装置(HDD)23、フロッピーディスク装置(FDD)24,キーボード25、ディスプレイ26、ビデオRAM(VRAM)27,VGAコントローラ28、PCカードコントローラ29、サウンドコントローラ30がPCIバスを介して接続されている。
また、サウンドコントローラ30にはマイクおよびスピーカが、ビデオカード4にはカメラヘッドが装着されている。
【0015】
このようなビデオデータ通信装置1におけるビデオデータの流れを簡単に説明する。
ビデオデータをネットワークを介して外部の機器へ送信する時においては、カメラヘッドから送られる映像データはビデオカード4内で圧縮処理され、PCカードコントローラ29に転送される。PCカードコントローラ29に転送された圧縮された映像データは、メインメモリ22に入力され、ここから再度PCカードコントローラ29を介して通信I/Fカード3に転送され、ネットワークに送出される。
【0016】
また、ネットワークより受信した映像データは、通信I/Fカード3よりPCカードコントローラ29を経て一旦メインメモリ22に入力される。その後、再度PCカードコントローラ29を介してビデオカード4に転送される。そしてビデオカード4において圧縮映像データが伸長され、再びZVポートを通じてPCカードコントローラ29を介してVGAコントローラ28に入力され、さらにVRAM27を介してディスプレイ26に表示される。
【0017】
すなわち、ネットワークを介した外部の機器へのビデオデータ送信時には、カメラヘッド→ビデオカード4→PCカードコントローラ29→メインメモリ22→PCカードコントローラ29→通信I/Fカード3→ネットワークの順にデータは流れる。
また、ネットワークを介した外部の機器からのビデオデータ受信時には、ネットワーク→通信I/Fカード3→PCカードコントローラ29→メインメモリ22→PCカードコントローラ29→ビデオカード4→PCカードコントローラ29→VGAコントローラ28→VRAM27→ディスプレイ26の順にデータは流れる。
【0018】
なお、テレビ会議システムにおいて自分の端末から送出している映像データを視聴したい時など、カメラヘッドから入ったビデオデータそのものが、そのままZVポートを介してPCカードコントローラ29に転送され、VGAコントローラ28に入力される場合もある。
また、音声データは、マイクで拾われてサウンドコントローラ30に入力され、ここで処理されてメインメモリ22に転送される。メインメモリ22以降の処理はビデオデータの場合と同じである。また、受信時は、全くその逆に音声データが転送され、最後はサウンドコントローラ30よりスピーカに出力される。
【0019】
ビデオカード4
次に、ビデオカード4の構成について図2を参照して説明する。
図2は、ビデオカード4の構成を示すブロック図である。
ビデオカード4は、信号処理部41と、DRAM部42、DRAM制御部43、カメラ信号処理部44およびカードインターフェイス(カードI/F)部45を有する。DRAM制御部43はフィルタ48、セレクタ49、アドレスジェネレータ50、コンバータ51および状態制御部52を有し、DRAM部42にアドレス(ADRS)とライトイネーブル信号(WE)を供給して、指定アドレスからデータを読んだり、指定アドレスへデータを書き込む。
【0020】
ビデオカード4の全体構成
まず、ビデオカード4の各部の機能を説明する。
信号処理部41は、入力される映像データの符号化および復号化の処理と、ビデオカード4の制御とを行う信号処理回路である。信号処理部41は、実質的にプログラマブルDSPであって、予め記録された制御プログラムに従って動作する。
DRAM部42は、映像データを記録するDRAM47とそのアドレスデコーダ46からなるメモリ部である。本実施の形態においては、DRAM47としてサイクルタイム70[ns]の4MビットDRAM1つを実装している。
【0021】
DRAM制御部43は、DRAM部42に記憶されている、あるいは記憶する画像に対して種々の処理を行うロジック回路である。
フィルタ48は、カメラ信号処理部44より入力されるVGA画像をQCIF/CIF相当の画像に変換する。
セレクタ49は、フィルタ48、信号処理部41、カードI/F部45のいずれかから入力される信号を選択し、DRAM制御部43内のバスに出力する。
アドレスジェネレータ50は、DRAM47のアクセスするアドレスを管理するものであり、後述するDRAM47の構成に応じ、また、リード/ライト動作各々に応じてアドレスを管理する。
【0022】
コンバータ51は、ノートブック型PC2のディスプレイ26に表示するための映像信号を出力する場合などで、符号化されていない映像データをカードI/F部45のZVポートを介して出力するために、4:1:1YUV系信号をリアルタイムで4:2:2YUV信号系に変換する。
状態制御部52は、レジスタと簡単な論理回路から構成され信号処理部41とともにビデオカード4の制御に係わる。レジスタには、後述するビデオカード4の内部状態を示す各種のフラグや、ビデオカード4の動作に係わるパラメータ、その時の動作モードなどが記憶される。また論理回路は、それらのレジスタの内容などに基づいて、状態の遷移や信号処理部41で行われる処理の条件を検出するための回路である。
【0023】
カメラ信号処理部44は、外部のテレビジョンカメラと接続されており、入力されてくるアナログ信号をA/D変換してデジタル信号に変換し、DRAM制御部43に入力する。
カードI/F部45は、ノートブック型PC2のCPU21とビデオカード4とのインターフェイス部であり、内部ブロックに指令を出したりその状態をCPU21に伝えたりする。具体的には、通常メモリカード用に用いられるPCMCIAインターフェイスである。このインターフェイスにおいては、モード指定によりZVポートになり、4:2:2YUV信号をPCカードコントローラ29に直接送出できるようになる。
【0024】
DRAM47の構成
ここで、DRAM47の構成についてさらに詳細に説明する。
ビデオデータ通信装置1で扱うH.320/322/323/324 の各規格とも、対象とする画像はQCIF(176 ×144)である。また、4:1:1YUV信号系だと4MDRAMにVGAで一画面、QCIFで4画面分の画像データが記憶可能である。したがって、本実施の形態においては、4MビットのDRAM47を、4つの領域A〜Dに等分して、各々QCIF信号でビデオデータを記録する。
【0025】
領域Aは、カメラより取り込んだ映像データを記憶する領域である。この領域に記憶された映像データは、圧縮のための信号処理部41に供給されたり、CPU21の要求に応じてカードI/F部のZVポートに出力されたりする。
領域Bは圧縮処理後のデータを書き込むための領域で、ある一定量書き込まれたらCPU21の求めに応じてメインメモリ22に転送を開始する。
【0026】
領域Cは伸長処理後のデータを書き込むための領域で、全て書き込みが終わるとCPU21の要求に応じてカードI/F部のZVポートに向けて復元した画像データをリアルタイムで送出する。
領域DはCPU21のメインメモリ22からPCIバスを介して送られてくる受信データを書き込むための領域である。
なお、全二重通信によるビデオ会議などを行う場合には、領域Aおよび領域Cは、同一フレーム期間内で時分割処理により各映像データを読み出しZVポートに送出する。
【0027】
動作概要
次に、ビデオカード4で行われる動作について説明する。
まず、ビデオカード4で行う主要な動作の概要について説明する。
このビデオカード4では、表1に示すような動作が行われる。
【0028】
【表1】
【0029】
キャプチュア(Capture) は、画像を取り込みリアルタイムでDRAM47へ書き込みする動作である。
ローカルディスプレイ(Local Display) は、取り込んだ画像をCPU21の求めに応じて読み出し、カードI/F部45のZVポートより送出する動作である。
符号化(Encoding)は、取り込んだ画像をDRAM47の領域Aより読み出して圧縮処理を実行した後、領域Bに書き込む動作である。
送信(Transmit)は、DRAM47の領域Bより圧縮されたデータを読み出してPCIバスを介してメインメモリ22に送出する動作である。なお、メインメモリ22に送出された圧縮データは、通常CPU21により通信I/Fカード3に送出される。
【0030】
受信(Receive) は、メインメモリ22に通信I/Fカード3を介して送られてきた符号化映像データを、PCIバスを介して受信してDRAM47の領域Dに書き込む動作である。
復号化(Decoding)は、受信しDRAM47の領域Dに書き込まれている圧縮画像データを読み出して伸長し、元のデータに復元し、DRAM47の領域Cに書き込む動作である。
リモートディスプレイ(RemoteDisplay) は、復号化処理により伸長し終わった画像データをCPU21からの求めに応じてリアルタイムで読み出しカードI/F部45のZVポートより送出する動作である。
【0031】
動作モード
次に、このような動作を行うために、ビデオカード4において規定され適宜設定される種々の条件について説明する。
まず、ビデオカード4の基本的な動作条件、動作目的を示す動作モードについて説明する。
ビデオカード4には、表2に示すような動作モードを持っている。
【0032】
【表2】
【0033】
ビデオカード4は、電源オン時にはスタンバイモードに入りCPU21からの指令を待機する状態となる。画像の取り込みだけを行うモードがキャプチュアモード、DRAM47の内容をカードI/F部45のZVポートよりリアルタイムで出力するモードがディスプレイモードである。
通信モードにおけるシングルモードとは、たとえば1枚のピクチャを単発的に伝送するような動作であり、シーケンスモードは、シーケンス処理により順次ピクチャを送る動作でビデオ会議などに適した通信モードである。通信モードではキャプチュア/ディスプレイモードが一連の動作として組み込まれている。
また、特殊処理モードはオフラインでDRAM47中の特定のデータに対して特定の処理を施すモードである。
【0034】
パラメータ
また、ビデオカード4には、前述したような動作を行うためにノートブック型PC2から設定されるパラメータがいくつかある。
その主要なものを表3に示す。
【0035】
【表3】
【0036】
内部状態および状態フラグ
そして、ビデオカード4は、その動作状態や内部状態を明示し、前述したような動作モードやパラメータに従って実際に種々の細かな処理を実行していく時に参照されるフラグ群を有する。
その主要なものと、それらのフラグがオンにされる(フラグが立つという場合もある)要因およびオフにされる要因を表4に示し、以下、このようなフラグ、および、そのフラグによって明示される各状態について説明する。
【0037】
【表4】
【0038】
スタンバイ状態(Stand by State)は、新しい指令を待つ状態であり、スタンバイフラグ(Stand by Flag) は、電源オン時またはCPU21の指令によりオンにされる。
キャプチュア状態(Capture State) は、内部のDRAM47に画像を取り込む状態であり、CPU21から指令を受け取った直後の垂直同期信号に同期して画像の取り込みが開始される。またその指令を受け取った時にキャプチャフラグ(Capture Flag)はオンになり、続く垂直同期信号でオフになる。
ローカルレディフラグ(Local Ready Flag)は、この Captureフラグがオフになる時にオンになり、DRAM47の内容が更新されない限りオンのまま維持される。すなわちこのフラグは、DRAM47中に有為なデータがあることを示すフラグである。なお、電源オン直後ないしデータ更新中はオフになる。
【0039】
ロ−カルディスプレイ状態(Local Display State) は、DRAM47に取り込まれたデータをリアルタイムでカードI/F部45のZVポートより送出する状態であり、ディスプレイモードないし通信モードのときで Local Readyフラグがオンの時にCPU21から指令があれば Local displayフラグを立ててこの状態になる。また、 Local displayフラグは、動作完了後セルフリセットする。
符号化状態(Encoding State)は、取り込んだ画像データを符号化処理している状態であり、通信モードのときで Captureフラグオンになると実行が開始される。この状態になると、8水平期間経過後、符号化状態フラグ(Encoding Flag) を立て、DRAM47の領域Aから画像データを読み出し信号処理部41に転送する。信号処理部41は符号化を行い、圧縮したデータを随時領域Bに転送する。これらはサンプル期間に Capture動作と多重化されて実行される。処理を完了すると自主的にEncodingフラグをオフする。
【0040】
送信状態(Transmit State)は、ビデオカード4からノートブック型PC2のメインメモリ22に対してデータを転送している状態であり、 Encoding 中の水平/垂直ブランキング期間にCPU21から要求があれば、送信フラグ(Transmit Flag) を立てDRAM47の領域Bからメインメモリ22に向けデータ転送する。CPU21から要求されたサンプルを転送し終わると、その都度Transmitフラグをオフする。全ての圧縮データが読み出し終わると送信終了フラグ(T−Finish Flag) をオンする。
送信終了フラグ(T−Finish Flag) は、1つの画像データの送信が終了したことを示すフラグであり、前述したように1つの画像データの全ての圧縮データが読み出し終わるとオンになる。また、その後、CPU21からの信号によりオフにされる。
【0041】
受信状態(Receive State) は、メインメモリ22からビデオカード4に対して画像データが転送されている状態であり、全二重ないし受信のみの通信モードの時に、水平/垂直ブランキング期間にCPU21からの指令により移行する。CPU21の指令に基づいて、受信フラグ(Receive Flag)を立てメインメモリ22から、指定されたサンプル数のデータの受け取りを開始する。受け取り終わると自主的に Receiveフラグをオフする。一画面分受信し終わると受信終了フラグ(R−Finish Flag) をオンする。
受信終了フラグ(R−Finish Flag) は、1つの画像データの受信が終了したことを示すフラグであり、前述したように1画面分受信し終わるとオンになり、その後、CPU21からの信号によりオフにされる。
【0042】
復号化状態(Decoding State)は、受信した圧縮されたビデオデータを復号化処理する状態であり、 ReceiveフラグがハイでEncodingフラグがオフである時に自主的に復号化フラグ(Decoding Flag) を立てて移行する。この状態に入ると、アドレスジェネレータ50の読み出し領域Dの読み出しアドレスカウンタRDが動き始め、受信データをDRAM47から信号処理部41に送り、伸長作業に入る。伸長されたデータはDRAM47の領域Cに転送される。一画面分終了するとDecodingフラグを一旦オフし、リモートレディフラグ(Remote−Ready Flag) を立てる。
【0043】
リモートレディフラグ(Remote−Ready Flag) は、 DRAM47中に有為なデータがあることを示すフラグであり、Local−Ready フラグと同様にDRAM47中に有為なデータがあるときはオンのまま維持される。また、電源オン直後ないし更新中はオフ状態になる。
リモートディスプレイ状態(Remote Display State)は、領域Cの復元された画像をリアルタイムで読み出し、カードI/F部45のZVポートより送出している状態であり、Remote−ReadyフラグがオンのときにCPU21から指令があるとリモートディスプレイフラグ(Remote Display Flag) をオンにして移行する。Remote Displayフラグは、動作完了後セルフリセットする。
【0044】
ビデオデータ通信装置1の制御方式
このような構成のビデオカード4およびそれを有するビデオデータ通信装置1においては、ビデオカード4における自律的な制御と、ノートブック型PC2のCPU21による全体的な制御が協働して、ビデオデータ通信装置1としての通信処理、および、画像データの符号化および復号化処理などを行っていく。
ビデオカード4のような簡単な回路により全二重通信によるビデオ会議を行うためには、それらビデオカード4およびCPU21における制御は、効率よく連係して行う必要がある。
以下、本発明に係わるそのような制御方式について説明する。
なお、本実施の形態のような構成、すなわちビデオカード4がノートブック型PC2に装着されているような形態のシステムにおいては、CPU21における制御とはアプリケーションレベルでの制御、処理内容である。
【0045】
基本制御方法
まず、このような構成のビデオデータ通信装置1における、ビデオカード4における制御および各種処理の動作と、CPU21における制御およびビデオカード4に対する処理の分担および制御方法についての方針を説明する。これらは、いずれもこのようなリソースの乏しい環境下で効率よく制御を行うための方法である。
まず第1に、ビデオデータ通信装置1においては、ビデオ会議、ビデオキャプチャアなどのビデオデータ通信装置1全体の機能・動作に係わる統合的制御は、ビデオカード4に対してもCPU21により、すなわちアプリケーションが行うが、ビデオカード4における実際の処理の実行タイミングはビデオカード4で生成されるTV同期信号に基づいて行う。
【0046】
第2に、ネットワークを介した外部の機器との通信時は受信動作を送信動作より優先させて行うように制御する。ビデオデータ通信装置1においては、少ない資源を有効に利用して処理を行うためにビジー状態が多くなる。しかし、そのような場合でも応答性を確保し、応答待ちによる効率の低下を少なくするために、受信動作を優先させる。
第3に、ノートブック型PC2とビデオカード4はできるだけ疎結合にする。すなわち、ビデオカード4側の自律性を高めアプリケーションからの基本命令に従い細かい動作は自律して行うようにすることにより、ハンドシェークによるオーバーヘッドを少なくし、効率よく各々が機能するようにする。
【0047】
第4に、ビデオカード4内の動作に関してメインメモリとビデオカードとの間の送信側の時系列動作と、受信側のそれとの干渉をできるだけ避ける。すなわち、アプリケーションからの指示がない限りメインメモリ22とビデオカード4との間の送信/受信動作各々は開始後一連の動作を完了するまで継続する。その結果、送信/受信の時分割多重処理の制御はビデオカード4ではなくてCPU21側に依存することになる。
第5に、ネットワークを介した外部の機器との送信/受信の制御は、ともにスループットを極力小さくするような制御を行う。
第6に、極端な多重処理は避ける。多重度は最高でも2に抑える。
このような基本的な方針に基づいて、ビデオカード4およびノートブック型PC2のCPU21は協働して種々の処理を行う。
【0048】
また、このような方針に従えば、全二重通信における1フレームの伝送時間Tnは式1を満たす1フレームタイムの整数倍とするものとする。
【数1】
Tn≧(Encoding Time)+(Decoding Time)+(Display Time) ・・・(1)
【0049】
制御コマンド
このような方針の下で、ノートブック型PC2のCPU21はビデオカード4に対して適宜指令を出しながら所望の処理を行うが、その時に用いる、CPU21からビデオカード4に対して出力されるコマンドを表5に示す。
【0050】
【表5】
【0051】
リアルタイムの双方向通信モードのときCapture は最初CPU21の起動で始まるが、ネットワークを介して外部の機器から受信データを受け始めると、ネットワークを介した送信側と受信側の動作の位相関係を適正にするため、CPU21側でメインメモリ22内対ネットワークの受信データと送信データの量を見て受信量が勝っていればCapture コマンドを出すのを控える。
Local/Remotem Ready フラグのオンオフにCPU21は介在しないが、画像源がCPU21側にあってこれをカード上でオフラインで処理した後、VGAコントローラ28に送って表示したい場合はCPU21が直接オンしてDisplay Local コマンドを出さなければならない。動作終了後CPU21がオフすることになる。
【0052】
同じくEncoding/Decoding もリアルタイムの通信モードのときこれらのオンオフにCPU21は介在しないが、先と同様オフラインで処理したいときのために設けてある。
カード上にはこれらのコマンドに対応したフラグが設けられている。そのなかでカード上で自律的にセット/リセットをするものが多い。これはリアルタイム動作に絡むものでカード上で自律的に実行するほうがCPU21の負担を軽減する意味でも好ましいからである。
【0053】
ビデオカード4の動作規定
そして、この方針に基づけば、ビデオカード4においては、次のような方針で動作制御を行うことになる。
まず、ビデオカード4においては、ビデオカード4上のTV同期信号を基準に全ての動作を実行する。
次に、スループットを上げるように伝送側はキャプチュアしながら符号化、メインメモリ22とビデオカード4との間の送信および受信を実行し、受信側は受信完了直後に復号化を終えるようにする。
また、1つの信号処理部41を用いるため、符号化と復号化は排他的な関係にする。
そして、ディスプレイは、ローカルディスプレイとリモートディスプレイ同時で、復号化が完了した直後に実行する。
また、受信優先でありキャプチュアは受信データのディスプレイが終わった直後に許す。
【0054】
多重化処理
このような方針で実際に制御を行うために、ビデオカード4において同時実行な可能な動作、すなわち多重化可能な処理を、表6に示すように規定する。なお、表6において、○印のある部分が同時実行可能なことを示し、無印は同時実行禁止であることを意味する。
【0055】
【表6】
【0056】
キャプチュア(Capture) はQCIFの通信モードではスループット低減のため符号化(Encoding)、送信(Transmit)と時分割多重処理する。この時、キャプチュアに続くローカルディスプレイ(Local Display) は、同時性は薄れるが符号化および送信が終わってからにする。
キャプチュアは790nsのサンプル周期である。この中に符号化を多重させ、送信と受信(Receive) は水平ブランキング期間に実行する。これにより3重処理が回避され遅れもさほど大きくならない。なお、続くキャプチュアは先のローカルディスプレイおよびリモートディスプレイ(Remote Display)が終わった直後のフレームで実行される。
【0057】
ローカルディスプレイは、リモートディスプレイと同時実行する。したがって必然的に送信および復号化(Decoding)とは多重処理されない。また、ローカルディスプレイ中に次のフレームの受信が始まり得るので、受信は同時実行できなければならない。
キャプチュアが完了した後も符号化は続くが、送信および受信と同時実行可能でなければならない。ただし、符号化を優先し送信および受信は水平/垂直ブランキングに実行する。その中での時間配分はアプリケーションの指示に従う。
符号化完了後の送信は遅くとも次のフレームの垂直ブランキング以内に終える。
【0058】
受信は前述したように最優先されるべき動作である。その意味で他の動作との多重化を一番多く許している。送信とはCPU21からの指示により時分割多重動作をする。したがってこれらは一つの動作とみなしている。しかも水平/垂直ブランキング期間でしか実行しない。同時実行は常に実質の多重度が2を超えないように制御する。
コストを下げるため信号処理部41に一人二役させる結果、符号化と復号化とは排他的な関係になるが、送信と受信とは共に同時実行可能にする。
【0059】
リモートディスプレイは、復号化の完了をCPU21が知った上で直近の垂直同期信号に同期して指示され、最優先で実行サイクルに入る。リモートディスプレイは、若干残っている送信と次の受信データ群をDRAM47に取り込む受信と重なることがあり得る。このとき水平/垂直ブランキング期間に送信/受信を実行する。
なお、受信が相当進んだ段階ないし復号化実行中はキャプチュアは延期される。なお、このためにCPU21はどれ位受信データをカードに送ったか把握しておく必要がある。伝送側が受信側に譲歩することにより、キャプチュア→符号化→送信と受信→復号化→ディスプレイの送受信の位相関係が自動的に調整され、その結果、伝送側はフレームレートを回復することになる。
【0060】
信号処理部41における制御
そして、実際にビデオカード4の信号処理部41で行われる制御処理を説明する。なおここでは、全二重シーケンシャル通信によるビデオ会議を実行する時の動作を想定して信号処理部41の処理を説明する。
【0061】
まず、信号処理部41は、Capture Flagが立つとリアルタイムで画像データをDRAM47の領域Aにアドレス管理しながら書き込み制御する。このときEncoding Flag も立つ。
そして信号処理部41は、8ライン分書き込んだらEncodingを開始する。領域Aからマクロブロック単位で画像データを読み出し、前処理を含めた圧縮処理を実行する。
次に、信号処理部41は、符号化したデータを領域Bにアドレス管理しながら書き込む。
【0062】
また、信号処理部41は、CPU21からRead Data コマンドがくるとTransmit Flag が立ち、水平垂直ブランキング期間にB領域から符号化データを読み出し要求サンプル数メインメモリ22に向けて転送する。転送終了ごとTransmit Flag をオフする。全転送サンプル数の管理もアドレス管理で行う。
そして、一画面分の符号化データを転送し終わるとT−Finish Flag を立てる。
【0063】
また、信号処理部41は、CPU21からWrite DataコマンドがくるとまずReceive Flagをオンにする。そして、Encoding中は水平/垂直ブランキング期間にメインメモリ22から転送される受信データをDRAM47の領域Dへ要求サンプル数書き込み、書き込み終了毎にReceive Flagをオフにする。また、Encoding中でないときはDecoding Flag を立て、受信データをDRAM47の領域Dへ要求サンプル数書き込む動作に加えて、その領域Dからデータを読み出しDecodingを実行する。そして、伸長したデータをC領域に随時書き込む。なお、これは水平/垂直ブランキング期間以外で実行する。
【0064】
また、信号処理部41は、一画面分の符号化データを受信するとR−Finish Flag を立てる。
また、信号処理部41は、一画面分の伸長作業を終えるとDecoding Flag をオフする。これでRemote Ready Flag が立つ。
さらに、信号処理部41は、CPU21からDisplay Remoteコマンドがくると、予めCPU21から指定された表示位置から決定したLocal 、Remoteの読み出しタイミングでDRAM47の領域A,Cから画像データを読み出しカードI/F部45のZVポートに向けて出力する。
【0065】
状態遷移
また、このような処理による、前述したビデオカード4内の状態フラグの遷移状態を図3に示す。
スタンバイ(Stand By)は最初の電源オン(Power On)時に自動的に入る状態であり、その後はCPU21のコマンドによりオンオフされる。
キャプチュア(Capture)がCPU21により起動がかかると符号化(Encoding)、送信(Transmit)とシーケンスで時分割多重モードで実行される。ただし、送信(Transmit)の実働はCPU21からのコマンドによる。実際の制御は信号処理部41が担当する。
【0066】
受信(Receive) もCPU21が起動をかける。このとき符号化(Encoding)が実行されていないと復号化(Decoding)が可能である。符号化(Encoding)/復号化(Decoding)共に、実行開始すると一画面分終わるまでやり通す。画面中途での時分割多重動作はしない。
受信(Receive) /送信(Transmit)はTV同期信号のブランキング期間にCPU21のコマンドに従って信号処理部41が時分割多重で実際のデータ転送制御を行う。転送モードはブロック転送である。
【0067】
DRAM47アクセス制御
ここで、ビデオカード4におけるDRAM47のアクセス制御について図4を参照して説明する。
信号処理部41によるDRAM47へのアクセス制御のうち一番厳しいケースはCapture とEncdoingの同時実行である。このとき映像をDRAM47の領域Aに取り込みながら、そのサンプル期間の間を縫って信号処理部41に転送し圧縮符号化を実行する。符号化されたデータはDRAM47の領域Bに書き込まれる。その後CPU21からRead Data コマンドがきてTransmitモードに入る。
【0068】
図4に示すタイムチャートの上半部にはそのCapture →Encoding→Transmitの流れを示している。なお、図4においては時間軸をかなり短縮して示している。EncodingからTransmitまで8ライン遅れているのはブロック符号化のためである。前処理をするときにはそれが更にオーバーヘッドとなる。
Transmitの部分はEncodingに忙しい期間が断続的に発生するので歯欠け状態になる。その期間はReceive に譲る。Transmit/ReceiveともにCPU21側から送られてくるクロックで作動する。
【0069】
Transmit/Receiveの切り替えは信号処理部41がDRAM47のアクセス制御も含めてEncoding/Decoding を実行しているので、信号処理部41により行われる。すなわち、上記のケースでは信号処理部41はCPU21にインタラプトを掛け、CPU21にWrite/Read Data コマンドを出させる。つまりメインメモリ22中の送信データが枯渇しないように、ある単位で符号化でき次第Transmit優先で進める。
【0070】
図4の下半部はCapture とEncodingを時分割多重で実行するさまを示している。このためアドレスレジスターを2本準備し一本はCapture 用、他はEncoding用にあてがう。いずれの場合にもメモリアクセスを一度終える毎に、アドレスカウンターが歩進する。動作を切り替える際にはこの歩進したアドレスが次に備えて各レジスターにロードされる。
信号処理部41は、予めCPU21から圧縮倍率、伝送速度、その他の基本パラメータ以外にWrite/Read Data コマンドに伴うブロック転送のためのパラメータを受け取り、それに基づいてDRAM47の領域A〜Dを断続的に複雑にアクセルするためのアドレス管理をする。
【0071】
ビデオデータ通信装置1の動作
次に、具体的なビデオデータ通信装置1の動作について図5〜図7を参照して説明する。
図5および図6は、全二重通信によるビデオ会議実行時のタイムチャートを示す図であり、図5はISDN上を26倍の圧縮率で4.7フレーム/秒のレートで、図6は通常のアナログ電話回線であるPOTS(Plain Old Telephone System)上を40倍の圧縮率で2.5フレーム/秒のレートでネットワークを介して外部の機器と通信する場合を示している。なお、QCIF画像の信号処理部41による純ソフトでの圧縮には前処理も含めて100ms、伸長には80msかかるものとする。
【0072】
まず、図5および図6に示す動作について説明する。
まず、キャプチュア動作によりカメラからビデオカード4に映像データが取り込まれる。取り込まれた映像データは直ちにDRAM47の領域Aに記録される。記録された映像データは、その記録と同時的に適宜読みだされ、信号処理部41により符号化が行われる。符号化された映像データはDRAM47の領域Bに記録される。
符合化されたビデオデータは、順次ノートブック型PC2のメインメモリ22に転送され、通信I/Fカード3を介してネットワークに送出される。
【0073】
また、ネットワークから受信したビデオデータは、一旦メインメモリ22に蓄積され、その受信と転送がほぼ同時に終了するようにビデオカード4のDRAM47の領域Dに転送される。転送された映像データは、信号処理部41に順次読みだされて復号化され、DRAM47の領域Cに記録される。
そして、次のキャプチュアの開始直前に、DRAM47の領域Aに記録されているその前に取り込んだ映像データと、領域Cに記録されている受信した映像データとを、1つの映像データとして、VGAコントローラ28を介してVRAM27に入力し、ディスプレイ26に表示する。
【0074】
図5に示す動作例においては、符合化に100ms、復号化に80ms、1フレームの表示に33msかかり、ネットワークはISDN回線なので、信号処理部41における処理がネックになって、処理速度が決定される。また、図6に示す動作例においては、POTSのネットワークがボトルネックになっている。
【0075】
このような全二重通信の処理状態を図7に示す。
図7(A)において、ネットワークの遅延をΔとするとA局から伝送されたフレームSa1 はΔ遅れてB局に到達する。これがRb1 である。この後B局からSb1 が送信される。Δ遅れてA局に到達しRa1 となる。この影響によりA局の端末にメインメモリ22内の受信/送信データの残留量の相対関係によっては受信が優先されA局の送信は2Δ待たされSa2 とSa3 の間に間隙ができる。この間隙はまたB局に伝搬しRb2 とRb3 間の間隙となる。
この例では2フレーム伝送毎に2Δの間隙が入ることになる。Δが小さければ2Δの間隙が発生(メインメモリ22内での受信データの残留量が送信データより多いとき、送信は見送られる)しやすい。
【0076】
一般に、(n−1)Tn<2Δ<nTnのとき、n・Tn−2Δ<Tn/2,(n=1,2,・)が成立すれば、すなわちΔ>(2n+1)Tn/4であれば間隙は発生しない。この関係を満たすために、たとえばA局がループ遅延(2Δ)を観測し上式を満たすように、受信データをメインメモリ22内に余分の時間滞留させる方策を講ずる。先にこれを表すタイムチャートを掲げた。
図7(B)はこのような場合の全二重通信を示す図である。
【0077】
図7(B)においては、A局が実際のネットワーク遅延Δに余分の遅延δを加えて端末内の送信/受信動作の位相を調整し先のような間隙が時間軸上に発生しないようにしている。
【0078】
ここで複雑な時分割多重処理を継続していると特に受信データがメインメモリ22上でオーバーフローする懸念がある。しかし、実際の受信データレートはISDNで全二重通信でも128kbps(7.8μs周期)である。一方、カードとPC本体間の伝送レートは最大8MHzのクロックであり、さらに16bit並列のため実際の伝送レートは128Mbpsである。ISDNの64kbps全二重通信時の128kbpsと比しても1000倍速い。したがって、オーバーフローの心配はない。
【0079】
このように、本実施の形態のビデオカード4においては、厳密に規定されたルールに基づいて、ビデオデータの送信処理と受信処理とを、時分割で処理している。そのため、1つのDRAM、および、1つの信号処理器でそれらの処理を行うことができる。換言すれば、本実施の形態のような構成にすることで、カードに搭載されているDRAMおよび信号処理器程度の回路でも、適切にビデオデータの送信処理と受信処理とを行うことができる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のビデオカードによれば、ビデオデータのネットワークを介した外部の機器との送信および受信に係わる画像のハンドリング、符号化/復号化、メインメモリとビデオカードとの間の通信などの処理を、そのネットワークを介した外部の機器との送信および受信各々について同時にリアルタイムで行うことができる。そして、たとえばノートブック型PCなどの情報処理装置に装着されることにより、その情報処理装置においてテレビ電話システムやテレビ会議システムなどを適切に行うことができるような環境を提供することができる。
また、本発明のビデオデータ通信装置によれば、簡単な構成、すなわち安価な構成により、ビデオデータのリアルタイム双方向通信を伴うような処理を適切に行うことができ、テレビ電話システムやテレビ会議システムなどを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のビデオデータ通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したビデオカードの構成を示すブロック図である。
【図3】リアルタイム通信モードの時の各状態フラグのシーケンス動作を説明するための図である。
【図4】図2に示したDRAMに対するアクセス制御を説明するための図である。
【図5】ISDN回線を介した全二重通信によるビデオ会議実行時のタイムチャートを示す図である。
【図6】POTS回線を介した全二重通信によるビデオ会議実行時のタイムチャートを示す図である。
【図7】全二重通信の処理状態を示す図であり、(A)はネットワークの遅延をΔとした時の処理状態を示す図であり、(B)は、A局が実際のネットワーク遅延Δに余分の遅延δを加えて端末内の送信/受信動作の位相を調整した場合の処理状態を示す図である。
【符号の説明】
1…ビデオデータ通信装置、2…ノートブック型PC、21…CPU、22…メインメモリ、23…HDD、24…FDD、25…キーボード、26…ディスプレイ、27…VRAM、28…VGAコントローラ、29…PCカードコントローラ、30…サウンドコントローラ、3…通信I/Fカード、4…ビデオカード、41…信号処理部、42…DRAM部、43…DRAM制御部、44…カメラ信号処理部、45…カードI/F部、46…アドレスデコーダ、47…DRAM、48…フィルタ、49…セレクタ、50…アドレスジェネレータ、51…コンバータ、52…状態制御部
Claims (14)
- 映像信号を記録するメモリ手段と、
撮像装置から入力される映像信号を、所望のフォーマットに変換し前記メモリ手段に記録するカメラ信号入力手段と、
前記記録されている前記入力された映像信号を符号化し、該符号化された映像信号を前記メモリ手段に記録する符号化手段と、
前記記録されている前記符号化された映像信号を、上位の制御装置に送信する第1の送信手段と、
前記上位の制御装置より送信される符号化映像信号を受信し前記メモリ手段に記録する受信手段と、
前記記録されている前記受信した符号化映像信号を復号化し、該復号化された映像信号を前記メモリ手段に記録する復号化手段と、
前記記録されている前記復号化された映像信号を、前記上位の制御装置に送信する第2の送信手段と、
前記記録されている前記入力された映像信号を、前記上位の制御装置に送信する第3の送信手段と、
前記上位の制御装置から入力される制御信号に基づいて所定の前記手段を有効にし、自律して所望の処理を行わせ、かつ、受信動作を送信動作に優先させ、前記上位の制御装置との間の送信および受信動作の各々は開始後一連の動作を完了するまで継続させ、多重処理は2つの処理までとする制御手段と
を有し、
前記符号化手段と前記復号化手段は実質的に1つの信号処理手段により構成され、
前記第1〜第3の送信手段と前記受信手段と実質的に1つのインターフェイス手段により構成され、
前記各手段がカード形状の筐体に収容されている
ビデオカード。 - 前記映像信号に基づいて決定される所定のテレビジョン同期信号を生成する同期信号生成手段をさらに有し、
前記各手段は当該生成された同期信号に同期して前記処理を行う
請求項1記載のビデオカード。 - 前記メモリ手段は、
前記カメラ信号入力手段を介して入力された映像信号を記録する第1の領域と、当該入力された映像信号が符号化された映像信号を記録する第2の領域と、前記インターフェイス手段を介して受信した符号化映像信号を記録する第3の領域と、当該符号化映像信号が復号化された映像信号を記録する第4の領域とを有すし、実質的に1つの半導体メモリで構成されるメモリ回路と、
複数のアドレスカウンタを有し、前記メモリ回路に対して実質的に独立に信号の記録/再生を行うメモリ回路制御手段と
を有する請求項2記載のビデオカード。 - 前記制御手段は、前記ビデオカードの内部状態を示す変数を記憶する複数のレジスタ手段を有する論理回路と、前記信号処理手段により実質的に構成される
請求項3記載のビデオカード。 - 前記制御手段は、前記入力される制御信号に基づき、必要に応じて前記カメラ信号入力手段と前記符号化手段を同時に有効にし、前記撮像装置から入力される映像信号の前記メモリ手段への記録と、当該映像信号の符号化とを同時に行わせる
請求項3記載のビデオカード。 - 前記制御手段は、前記第2の送信手段と前記第3の送信手段とを同時に有効にし、
前記インターフェイス手段は前記復号化された映像信号と前記入力された映像信号を実質的に1の送信処理により前記上位の制御装置に送信する
請求項3記載のビデオカード。 - 前記制御手段は、前記入力される制御信号に基づき、必要に応じて前記第1の送信手段を、前記カメラ信号入力手段、前記符号化手段および前記復号化手段と同時に有効にし、
前記第1の送信手段は、前記各手段が前記メモリ手段に対して読み出しおよび記録を行っている時の、当該映像信号の水平および垂直ブランキング期間に、前記符号化された映像信号を前記メモリ手段より読み出し、前記上位の制御装置に送信する
請求項3記載のビデオカード。 - 前記制御手段は、前記入力される制御信号に基づき、必要に応じて前記受信手段を、前記カメラ信号入力手段、前記符号化手段および前記復号化手段と同時に有効にし、
前記受信手段は、前記各手段が前記メモリ手段に対して読み出しおよび記録を行っている時の、当該映像信号の水平および垂直ブランキング期間に、前記上位の制御装置より送信される符号化映像信号を受信し前記メモリ手段に記録する
請求項3記載のビデオカード。 - 前記インターフェイス手段は、PCMCIA規格に基づいて前記上位の制御装置と通信を行う手段であって、
前記カメラ信号入力部より入力され符号化された映像信号の送信、および、前記符号化映像信号の受信を行う基本入出力手段と、
前記カメラ信号入力部より入力された映像信号、および、前記第1の入出力手段で受信し復号化された映像信号を、前記上位の制御装置の表示装置において直ちに表示可能な形式に変換するフォーマット変換手段と、
前記フォーマット変換された映像信号を送信するZVポート出力手段と
を有する請求項3記載のビデオカード。 - 制御装置にビデオカードが装着されたビデオデータ通信装置であって、
前記ビデオカードは、映像信号を記録するメモリ手段と、撮像装置から入力される映像信号を所望のフォーマットに変換し前記メモリ手段に記録するカメラ信号入力手段と、前記記録されている前記入力された映像信号を符号化し該符号化された映像信号を前記メモリ手段に記録する符号化手段と、前記記録されている前記符号化された映像信号を前記制御装置に送信する第1の送信手段と、前記制御装置より送信される符号化映像信号を受信し前記メモリ手段に記録する受信手段と、前記記録されている前記受信した符号化映像信号を復号化し該復号化された映像信号を前記メモリ手段に記録する復号化手段と、前記記録されている前記復号化された映像信号を前記制御装置に送信する第2の送信手段と、前記記録されている前記入力された映像信号を前記制御装置に送信する第3の送信手段と、前記制御装置から入力される指示信号に基づいて所定の前記手段を有効にし、自律して所望の処理を行わせ、かつ、受信動作を送信動作に優先させ、前記上位の制御装置との間の送信および受信動作の各々は開始後一連の動作を完了するまで継続させ、多重処理は2つの処理までとする制御手段とを有し、
前記制御装置は、
前記ビデオカードにおいて撮像装置より入力され符号化された映像信号を送信用映像信号として獲得する送信用映像信号獲得手段と、
前記獲得した映像信号を通信回線を介して送信する送信手段と、
前記通信回線を介して符号化映像信号を受信する受信手段と、
前記受信した符号化映像信号を前記ビデオカードに入力し復号化させる復号化指示手段と、
前記ビデオカードより、前記復号化された映像信号および前記撮像装置より入力され符号化されていない映像信号を表示用映像信号として読み出す表示用映像信号獲得手段と、
前記獲得した映像信号を表示する表示手段と
を有する
ビデオデータ通信装置。 - 前記制御装置は、前記ビデオカードに対して当該ビデオカードの各手段を有効にする指示を行い
前記ビデオカードは、当該指示に基づいて独立して動作する
ことを特徴とする請求項10記載のビデオデータ通信装置。 - 前記ビデオカードは、前記映像信号に基づいて決定される所定のテレビジョン同期信号を生成する同期信号生成手段をさらに有し、当該ビデオカードの前記各手段は当該生成された前記制御装置とは独立した同期信号により動作する
ことを特徴とする請求項10記載のビデオデータ通信装置。 - 前記制御装置と前記ビデオカードとの間の映像信号の転送は、前記ビデオカードの前記カメラ信号入力手段、前記符号化手段および前記復号化手段において処理が行われている時には、当該処理により前記メモリ手段に対してアクセスが行われている映像信号の水平および垂直ブランキング期間に行う
ことを特徴とする請求項10記載のビデオデータ通信装置。 - 前記通信回線を介して送信および受信される1フレームの映像信号の伝送時間が、前記ビデオカードの前記符号化手段における1フレームの映像信号の符号化時間と、前記ビデオカードの前記復号化手段における1フレームの映像信号の復号化時間と、前記ビデオカードから前記制御装置の表示用映像信号獲得手段に1フレーム分の映像信号を転送する時間の合計時間より大きくほぼ等しい時間である
ことを特徴とする請求項10記載のビデオデータ通信装置。
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