JP3559291B2 - 指針表示式時計 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、指針式表示装置の最大値表示方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、複数のモータを用いて、水深計等のメータ機能を有する指針式表示装置が開発されつつある。該指針式表示装置において水深等の測定値は測定毎に常時表示しているが、測定中の最大値を同時に表示しているものは無く、最大値を知りたいときは測定中に最大値を記憶しておき測定終了後に最大値を呼び出すのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、水深計を使用しているダイバーが潜水を終わって浮上する途中、減圧のための停止をしないで海面に浮上することの出来る範囲は潜水深度と潜水時間によって決まっているためこの2つの要素は大変重要である。
本発明の目的は生命の危険に係わるような水深計機能等において、潜水深度と潜水最大値を同時に表示してダイバーが安心して使用できる指針式表示装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、物理量信号を出力するセンサと、当該物理量信号を入力して物理量情報を出力する信号処理手段と、前記物理量情報を演算し運針パルス情報を算出する演算部と、当該演算部で算出された運針パルス情報に基づきモータ駆動信号を出力する第1モータ駆動回路と、当該第1モータ駆動回路により駆動される第1モータと、当該第1モータによって駆動される検出信号表示針とを備えた指針表示式時計において、
第2モータ駆動回路と、当該第2モータ駆動回路により駆動される第2モータと、当該第2モータによって駆動される最大値表示針とを有し、
前記演算部は前記物理量情報に基づく値の最大値を記憶する最大値記憶手段と、一定時間ごとに入力される前記物理量情報に基づく値と前記最大値記憶手段に記憶された最大値とを比較する比較手段と、前記最大値記憶手段の記憶値を更新する最大値書き換え手段とを備え、
前記比較手段の比較の結果、前記一定時間ごとに入力される物理量情報に基づく値が前記最大値記憶手段に記憶された最大値より大きい場合に、当該最大値書き換え手段が記憶値を更新するとともに、前記演算部が前記第2モータ駆動回路に運針パルス情報を出力することを特徴とする。
【0005】
【実施例】
以下図面により本発明の実施例を説明する。図2は本発明における指針式表示装置の一実施例である水深計付時計を示す平面図である。1は水深計付時計、2はリング上に分の表示目盛が刻まれたレジスタリングである。3は文字板であり、該文字板3の円周部3aには分の表示目盛が刻まれている。又、後述する水深計の表示単位は分の1目盛当たり1m表示であるため、分の表示目盛が水深計の表示目盛も兼ねている。更に水深計が読み取りやすいように3m、6m、9m位置などに相当する分の表示目盛位置には数値が刻まれている。前記文字板3における水深度の表示は12時位置(0m目盛位置)から55分目盛位置(55m目盛位置)までが表示領域となっており、55m目盛位置から12時位置までの領域は水深計測オーバ表示と機能モード表示の領域となっており、文字板3の中心部には時針4、分針5、秒針6の時刻表示針と深度針7及び機能モード針を兼ねた最大深度針8の水深機能表示針が設けられている。
【0006】
9は小文字板であり、円周部9aには水深計の表示目盛が0.1m単位で刻まれており、中心部に設けられている副深度針10は一周毎に1mを表示している。尚、前記時針4、分針5、秒針6と前記深度針7、副深度針10と、最大深度針8とは各々別のモータで駆動されるように構成されている。11、12、13は押しボタン、14はリューズであり、これらはいずれも修正用の外部操作部材を構成するものである。押しボタン11は時刻モード、深度アラームセットモード、水深計測モードに切換指定する機能モード切換ボタンであり、該押しボタン11の操作により前記最大深度針8が前記文字板3の円周部3a上で時刻モードを表す”EX”位置、深度アラームセットモードを表す”AL”位置及び水深計測モードを表す”12時(0m)”位置とを切換指示する。
【0007】
押しボタン12、13は各機能モードにおける機能操作を行う外部操作部材であり、時刻モード状態で押しボタン12を操作することにより、最大深度のメモ呼び出しが行え、前回潜水したときの最大深度の値を最大深度針8が指示し、又、押しボタン13を操作することにより後述する深度アラーム及び浮上速度警告アラームのサウンドモニータが聞ける。又、深度アラームセットモード状態での押しボタン12、13の操作により深度アラームセット値を1m単位で正転、逆転設定が可能であり、このアラームセットによって水深計測モード状態での水深が設定した深度アラームセット値を越えると深度アラームを報知する。浮上速度警告アラームは水深計測モード状態において急激な浮上(例えば1秒間に5m以上)を行ったときに体に悪影響を与えるので報知する。リューズ14は1段引きでカレンダ、2段引きで時刻の修正を機械的に行い、通常状態では押し込んだ0段引きの位置にある。
【0008】
図3は図2に示す水深計付時計1の基本構成を示すブロック線図である。20はマイコン部であり、基本的にはCPU20a、RAM20b、ROM20c、より構成されている。ROM20cにはCPU20aを制御するプログラムが書き込まれており、CPU20aは該プログラムに従って、後述するスイッチブロック23からの情報を取り組んだり、後述する不揮発性メモリ29あるいは、RAM20bとの間でデータ授受を行ったりしながら演算処理し、必要に応じて処理したデータにより後述するモータ駆動回路35、36、37に作動信号を出力する。又RAM20bは最大値を記憶する最大値記憶手段を有し、ROM20cには前記検出信号と最大値記憶手段の記憶値と比較する比較手段、該比較手段の比較信号にしたがって前記検出信号を最大値記憶手段に書き換える為の最大値書き換え手段がプログラムされている。29は不揮発性メモリであり、水深値を演算するための基準値(0m、50m)が記憶されている。21は信号検出手段であるダイヤフラム型半導体よりなる水圧センサであり、水圧の変動に応じて電気的なセンサ信号を出力する。22は信号処理手段である水圧測定回路であり、周知の増幅回路及びAーD変換回路で構成されており、前記水圧センサ21からのセンサー信号を入力とし、水深情報Psを出力する。24はクロック信号発生用の水晶振動子、23はスイッチブロックであり、該スイッチブロック23は図2に示す押しボタン11、12、13、リューズ14によって制御されるスイッチによって構成されている。
【0009】
第1モータ駆動回路35、第2モータ駆動回路36、第3モータ駆動回路37はマイコン部20からの命令に基づき第1モータ25、第2モータ26、第3モータ27を駆動するモータ駆動信号を出力し、第1モータ駆動回路35は前記時針4、分針5、秒針6が連動した時刻表示装置30を、第2モータ駆動回路36は前記深度針7、副深度針10で構成される水深表示装置31を、第3モータ駆動回路37は前記機能モード針を兼ねた最大深度針8を各々独立して駆動する。28はブザーであり、前記深度アラーム及び浮上速度警告アラームを報知する。
【0010】
図1は図3に示す水深計付時計1の水深計測モードにおける動作を示すフローチャートである。先ず前記機能モード切換ボタンである押しボタン11を操作して水深モードを指定(ステップS1)する。水深モードが指定されると、マイコン部20は水圧測定回路22をON状態にし、水深測定を開始(ステップS2)する。この水深測定は前記マイコン部20が一定時間毎に行い、水圧センサ21からのセンサー信号をAーD変換した水深情報Psを入力して水深値を演算し、且つ水深値を表示するための水深運針パルスPsdを算出する。次に水深値が1メートルより大きいか小さいかの水深判断(ステップ3)を行ない、YESの条件が成立すると水深針駆動用モータ作動状態(ステップS4)へ進み、ステップS2で算出した水深運針パルス数Psdをモータ駆動回路36に出力する。この結果モータ26はモータ駆動回路36の出力信号によって駆動され、水深表示装置31に水深表示(ステップS5)を行なう。
【0011】
次に水深値が最大値記憶手段に記憶されている最大値より大きいか小さいかの比較判断(ステップ6)を行ない、YESの条件が成立すると最大値書き換え手段により現水深値を最大値として記憶(ステップS7)する。そして最大深度針駆動用モータ作動状態(ステップS8)へ進み、ステップS2で算出した最大深度運針パルス数Pmxをモータ駆動回路37に出力する。この結果モータ27はモータ駆動回路37の出力信号によって駆動され、最大深度表示を更新する(ステップS9)。又、前記(ステップS6)でNOの条件が成立すると直接前記(ステップS2)の水深測定開始状態に復帰し、次の測定を開始する。即ち(ステップS6)で水深値が最大値記憶手段に記憶されている最大値より小さい場合はそのまま水深測定が継続され、大きい場合は最大深度表示を更新し水深測定が継続される。
【0012】
次に、前記(ステップS3)でNOの条件が成立すると水深針帰零(ステップS10)状態へ進み、現在水深表示装置31で水深値を表示している深度針7と副深度針10との表示位置を0メートルの位置に帰零させると共にモード切換ボタンの操作判定(ステップS11)を行ないNOの条件が成立すると前記(ステップS2)に復帰して次の水深測定を開始するが、YESの条件が成立すると0メートル表示状態において押しボタン11が操作されたことを判定し、水深測定フローを終了して最大深度針を原点復帰状態(ステップS12)へ駆動し、次の機能モードへ移行する。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明は指針表示式時計において現在測定値と最大値を同時に表示することが出来るため、生命の危険に係わるような水深計機能等には重要な情報を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水深計測モードにおける動作を示すフローチャート図である。
【図2】本発明の指針式機能時計の一実施例を示す平面図である。
【図3】本発明の指針式機能時計の基本構成を示すブロック線図である。
【符号の説明】
1 水深計付時計
6 秒針
7 深度針
8 最大深度針
10 副深度針
20 マイコン部
21 水圧センサ
25、26、27 モータ
31 水深表示装置
35、36、37 モータ駆動回路
Claims (2)
- 物理量信号を出力するセンサと、当該物理量信号を入力して物理量情報を出力する信号処理手段と、前記物理量情報を演算し運針パルス情報を算出する演算部と、当該演算部で算出された運針パルス情報に基づきモータ駆動信号を出力する第1モータ駆動回路と、当該第1モータ駆動回路により駆動される第1モータと、当該第1モータによって駆動される検出信号表示針とを備えた指針表示式時計において、
第2モータ駆動回路と、当該第2モータ駆動回路により駆動される第2モータと、当該第2モータによって駆動される最大値表示針とを有し、
前記演算部は前記物理量情報に基づく値の最大値を記憶する最大値記憶手段と、一定時間ごとに入力される前記物理量情報に基づく値と前記最大値記憶手段に記憶された最大値とを比較する比較手段と、前記最大値記憶手段の記憶値を更新する最大値書き換え手段とを備え、
前記比較手段の比較の結果、前記一定時間ごとに入力される物理量情報に基づく値が前記最大値記憶手段に記憶された最大値より大きい場合に、当該最大値書き換え手段が記憶値を更新するとともに、前記演算部が前記第2モータ駆動回路に運針パルス情報を出力することを特徴とする指針表示式時計。 - 前記演算部はRAM、ROMを備えたマイコンで構成されており、当該RAMは前記最大値記憶手段を有し、当該ROMに前記比較手段及び前記最大値書き換え手段がプログラムされていることを特徴とする請求項1記載の指針表示式時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02069192A JP3559291B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 指針表示式時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02069192A JP3559291B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 指針表示式時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05188162A JPH05188162A (ja) | 1993-07-30 |
JP3559291B2 true JP3559291B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=12034186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02069192A Expired - Lifetime JP3559291B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 指針表示式時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3559291B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102190077A (zh) * | 2010-03-19 | 2011-09-21 | 中国人民解放军海军医学研究所 | 潜水减压方法及系统 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP02069192A patent/JP3559291B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102190077A (zh) * | 2010-03-19 | 2011-09-21 | 中国人民解放军海军医学研究所 | 潜水减压方法及系统 |
CN102190077B (zh) * | 2010-03-19 | 2014-12-03 | 中国人民解放军海军医学研究所 | 潜水减压方法及系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05188162A (ja) | 1993-07-30 |
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