JP3559232B2 - 跳ね上げ式門扉 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右一対の支柱にアームの基端部を枢着し、そのアームの先端部を扉体に枢着し、前記扉体を地面付近に垂直状に支持する閉鎖位置から前記アームを半径として前記支柱の上方に水平状に支持する開放位置まで回動するようにした跳ね上げ式門扉に関するものであり、とくに、アームの先端部を扉体に取り付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6〜図10に基づいて、従来の跳ね上げ式門扉について説明する。図6は、跳ね上げ式門扉の従来例を示す中央縦断面図、図7は平面図、図8は扉体とアームの枢着部の構造を示す要部断面図、図9は同じく側面図、図10は図7に対応する正面図である。
この跳ね上げ式門扉は、左右一対の支柱1に第1アーム2a及び第2アーム2bの基端部を枢着し、各アームの先端部を扉体3に枢着し、扉体3を地面付近に垂直状に支持されている閉鎖位置(実線で示された位置)から第1アーム2aを半径として支柱1の上方に水平状に支持されている開放位置(鎖線で示された位置)まで回動するように構成してある。
そして、扉体3の開閉に関しては、手動式と電動式があり、手動式は、扉体に持上げ力を加えて閉鎖位置から開放位置まで上方に回動し、また、開放位置に存する扉体の先端から垂下する引き下げ部材(図示省略)を介して扉体に引き下げ力を加えて、閉鎖位置まで下方に回動させる。また、電動式は、支柱に取付けられたモータ等の動力源により回動されるレバー(図示省略)を第1アーム2aに連結し、スイッチを操作して動力源を正転又は逆転させることにより、扉体を閉鎖位置から開放位置まで上方に回動し、開放位置から閉鎖位置まで下方に回動する。
なお、扉体の自重による回転モーメントを軽減して、扉体の開閉に要する駆動力を小さくするため、第1アーム2aに上向きの付勢力を加えるコイルバネ等 (不図示)が支柱1内に設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般的には、上記アーム2a,2bの基端部は、図6及び図7に示すように、左右の支柱1の対向面に突出された支軸4に枢着されている。そして、アーム2a,2bの先端部は、図8及び図9に例示するように、扉体3の左右両側端部に設けてある縦框30に、ブラケット5を介して枢着されている。
この場合、ブラケット5は、平面形状がコ字形の金物で形成され、コ字形の底部に相当する部分が固定部51とされ、コ字形の側部に相当する部分の上部及び下部が軸支部52とされていて、固定部51と軸支部52は、扉体3又は縦框30の幅方向に関しては、ほぼ同一位置に設けられている。そして、アーム2a,2bの先端部を縦框30に枢着するには、固定部51を縦框30の背面に当接し、そのブラケットの軸支部52の間から止めネジ6を固定部51に貫通し、縦框30の背面に形成してある縦溝31に上下方向に摺動自在に嵌合してあるネジ受け部材7にネジ込むことにより、ブラケット5を縦框30に固定し、その後に、軸支部52にアーム2a,2bの先端部に取付けてある軸受部21を嵌合し、軸支部52と軸受部21に支軸8を貫通して、ヒンジが構成してある。
なお、22は、左右の第1アーム2a間を結合する連結バーである。
【0004】
縦框30の縦溝31は、従来、扉体の幅方向の外側に設けられていた。従ってアーム2a,2bの基端部が支柱1の対向面側に枢着されていることと、アーム2a,2bの先端部が縦框30の扉体の幅方向の外側において枢着されていることのために、図7及び図10に示されるように、塀9を支柱1に接近させて設置しても、扉体3の閉鎖状態において、扉体の両側端部と塀9の間から支柱1が敷地外側に露見されることとなり、第一に門扉の外観体裁が芳しくない。第二に、塀9と扉体3の両側端部との間の隙間10から余所の犬、猫などが侵入して、敷地内で悪さをする恐れがあった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、その課題は、跳ね上げ式門扉の主たる構成要素、すなわち、支柱、アーム及び扉体の構成を変えること無く、塀と扉体の両側端部との間に隙間が生じないようにすることができ、従って、支柱が露見されず、門扉の外観体裁が向上し、犬、猫などの侵入が防止されるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決する手段】
上記課題を解決するため、本発明による跳ね上げ式門扉は、左右一対の支柱にアームの基端部を枢着し、そのアームの先端部を扉体に枢着し、前記扉体を地面付近に垂直状に支持する閉鎖位置から前記アームを半径として前記支柱の上方に水平状に支持する開放位置まで回動するようにした跳ね上げ式門扉であって、扉体の縦框の背面に当接され、かつ、止めネジを貫通され、その止めネジを前記縦框の背面に形成してある縦溝に上下方向に摺動自在に嵌合されたネジ受け部材にねじ込むことにより前記縦框に固定される固定部と、前記アームの先端部を軸支する軸支部とを有するブラケットを用いる跳ね上げ式門扉において、前記ブラケットに、前記固定部と前記軸支部とを前記軸支部を前記固定部から扉体の幅の中央方向に離間させる持出し部により一体的に結合してなるものを用いたことを特徴としている。
【0007】
本発明は、左右一対の支柱においてアームの基端部を枢着する軸が、前記支柱の対向面に突設されている場合に、その効果が最も良く発揮される。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図示の実施例について説明する。
図1は、本発明による跳ね上げ式門扉の設置状態における正面図、図2は同じく平面図、図3は扉体とアームの枢着部の構造を示す図8に対応する要部断面図、図4は同じく側面図、図5は本発明の主たる構成要素であるブラケットの構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
図6〜図10の構成部材と同一又は相当する部材には、同じ符号を用い、同一の構造については、説明を省略する。
【0009】
図2〜図4における支柱1、アーム2a,2b、扉体3の縦框30は、図6〜図9に示されたものと同一である。
本発明は、上記課題を解決するため、図3〜図5に示されているブラケット5Nを用いる点に特徴がある。このブラケット5Nは、鋼板などの金物で形成され、図5に示すように、固定部51と軸支部52と持出し部53とを一体に有している。固定部51は、上下両端部に止めネジ6を貫通するための穴5aを有している。この穴は位置調整を可能にするため、横長孔とされている。軸支部52は、左右に平行に起立する軸受部5bを有し、その上下端部に軸8を貫通する穴5cが形成されている。そして、持出し部53は、固定部51と軸支部52の間に形成されて、軸支部52を固定部51から扉体の幅方向中央側に離間させている。持出し部53は、必要な強度を備えるために、その上下両端部においてリブ5dが設けられ、その高さ方向中間部は肉取りのために切欠54されている。
【0010】
上記構成を有するブラケット5Nは、図3に示すように、その背面を縦框30の背面に当接され、固定部51の穴5aから貫通した止めネジ6を縦框30の溝31に上下方向に摺動自在に嵌合されたネジ受け部材7にねじ込むことにより、所定の高さに固定される。そして、軸支部52には、その軸受部5bの間に第1アーム2aの先端部の軸受部21を嵌合し、ブラケットの軸支部の外側から軸8を穴5c及び第1アーム2a及び第2アーム2bの軸受部21にそれぞれ貫通し、軸8に割ピン等11を刺し通して固定することにより、各アームの先端を扉体3に枢着してある。
【0011】
この状態で、各アーム2a,2bは、ブラケット5Nにより扉体の外側端部から扉体の幅方向中央寄りに離間されているので、扉体3に枢着されたアーム2a,2bの基端部を支柱の対向面に突設されている支軸4に結合した状態では、図2に示されているように、扉体の縦框30の外側端部を、支柱1の外側面とほぼ同一面に位置させることができ、従って、塀9と閉鎖位置に存する縦框との間の隙間を最小にして、図1に示すように、支柱1を敷地外側に露見させないことができる。
【0012】
従って、門扉が閉鎖状態にある時は、支柱1が敷地外側から見えないので、門扉の外観体裁が図7に比し、格段に向上している。また、隙間が生じないので、余所の犬、猫が門扉の隙間を通って、敷地内に侵入することも防止される。
【0013】
図3に示されている縦框30は、従来用いられて来たものであり、縦溝31は縦框の外側端部に寄った位置に形成されている。従って、従来と同じブラケットを用いれば、アーム2a,2bを縦框の外側端部付近に枢着することもできる。これは、アームの基端部を支柱の上端部内に回動自在に枢着する場合に有効であり、その縦框と塀との間に隙間を生じさせないことが可能である。
また、本発明によるブラケットを用いることにより、縦框を変えること無く、すなわち、同一の縦框を用いてアーム2a,2bを縦框の内側端部付近に枢着して、その縦框で支柱を敷地外側に対して隠蔽することができる。
【0014】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、既存の縦框、アームを用い、改良したブラケットを用いるだけで、扉体の両側端部と塀との間から支柱が敷地外側に露見されることが防止されるため、閉鎖中の門扉の外観体裁が向上され、また、犬猫などの侵入が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による跳ね上げ式門扉の設置状態における正面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】扉体とアームの枢着部の構造を示す図A3に対応する要部断面図。
【図4】同じく側面図。
【図5】本発明の主たる構成要素であるブラケットの構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。
【図6】跳ね上げ式門扉の従来例を示す側面図。
【図7】同じく平面図。
【図8】扉体とアームの枢着部の構造を示す要部断面図。
【図9】同じく側面図。
【図10】図7に対応する正面図。
【符号の説明】
1 支柱
2a,2b アーム
3 扉体
30 縦框
31 縦溝
4 支軸
5N ブラケット
51 固定部
52 軸支部
5b 軸受部
53 持出し部
6 止めネジ
7 ネジ受け部材
8 ピン
21 軸受部
Claims (2)
- 左右一対の支柱にアームの基端部を枢着し、そのアームの先端部を扉体に枢着し、前記扉体を地面付近に垂直状に支持する閉鎖位置から前記アームを半径として前記支柱の上方に水平状に支持する開放位置まで回動するようにした跳ね上げ式門扉であって、扉体の縦框の背面に当接され、かつ、止めネジを貫通され、その止めネジを前記縦框の背面に形成してある縦溝に上下方向に摺動自在に嵌合されたネジ受け部材にねじ込むことにより前記縦框に固定される固定部と、前記アームの先端部を軸支する軸支部とを有するブラケットを用いる跳ね上げ式門扉において、
前記ブラケットに、前記固定部と前記軸支部とを前記軸支部を前記固定部から扉体の幅の中央方向に離間させる持出し部により一体的に結合してなるものを用いたことを特徴とする跳ね上げ式門扉。 - 左右一対の支柱においてアームの基端部を枢着する軸は、前記支柱の対向面に突設されていることを特徴とする請求項1に記載された跳ね上げ式門扉。
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