JP3551720B2 - 化粧料充填容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、口紅等の化粧料を充填する容器に関するものであり、さらに詳しくは、これら化粧品を顧客等に試供品として提供するのにより好適な化粧料充填容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、口紅やアイシャドウなどの化粧料を試供品として顧客に提供するために、プラスチック製の小さな皿状の容器に化粧料を充填したものなどが知られているが、一つの容器で一種類で一色のみの化粧料の試供品の提供に限られると言う欠点があった。
【0003】
また、このような容器は嵩張るためハンドバック等での携帯には不便であり、DM(ダイレクトメール)による宣伝にも郵送費を含め不利であり、容器費用の面でもコスト高となる問題があった。
【0004】
これらの問題を解決するものとして、ベースシートに一個もしくは複数の化粧料を担持した平坦な化粧料充填容器として実開平2−10573号公報に提案されている。
この提案は、図7に示すように、蓋板(90)、台紙(70)、中板(60)からなる三つ折り台紙において、前記台紙(70)に突出輪郭部(74)を設けて塗布部(図示せず)を成し、該塗布部内に化粧料(10)を収容させ、前記中板(60)には前記塗布部と対応する位置に窓穴(32)を明け、透明フィルム(80)を貼着すると共に、該中板(60)に折曲線(62)を形成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記提案の容器は、化粧料(10)の充填装置での盛り量の調整が難しく、盛った化粧料(10)を突出輪郭部(74)と中板(60)の厚みで保護するため、化粧料(10)の盛り量または使用する中板(60)の厚みによっては透明フィルム(80)によって押しつぶされたりして美観を損なうものであった。また、この中板(60)は厚紙製のため高級感に欠け、充填された化粧料(10)は窓穴(32)を通して見ることになるため、色等の識別がし難いのごとき問題点があった。
【0006】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、口紅等の化粧料を顧客等に試供品として提供するための化粧料充填容器において、一つの容器で複数種類、複数色の化粧料の試供品の提供ができ、容器は嵩張ることがなくハンドバック等での携帯に便利で、DM(ダイレクトメール)による宣伝にも有利であり、かつ容器費用の面でも低コストの化粧料充填容器の提供であり、かつ、化粧料の盛り量の調整がし易く、高級感があり、化粧料の色等の識別がし易い化粧料充填容器の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、ベースシート上に複数個の化粧料をスポット状に配設し、その上にスポット状の化粧料に対応した凹みを設け、該凹みの周囲及び舌状つまみ片相当部位に切り込みを施し、また舌状つまみ片の対向側に帯状片を設け、該帯状片端部にミシン目を施した舌状つまみ片及び帯状片付き蓋材で被覆し、さらに前記ベースシートに、該ベースシート上に配設されたスポット状の化粧料に整合した窓穴が穿設された穴空きシートを、折り目線を介して連設してなることを特徴とする化粧料充填容器としたものである。
【0010】
また、請求項2の発明では、ベースシート上に複数個の化粧料をスポット状に配設し、その上にスポット状の化粧料に対応した凹みを設け、該凹みの周囲及び舌状つまみ片相当部位に切り込みを施し、また舌状つまみ片の対向側に帯状片を設け、該帯状片端部にミシン目を施した舌状つまみ片及び帯状片付き蓋材で被覆し、さらに前記ベースシートにカバーシートを折り目線を介して連設してなることを特徴とする化粧料充填容器としたものである。
【0011】
また、請求項3の発明では、前記ベースシートの、穴空きシートを連設している側と反対側にカバーシートを折り目線を介して連接してなることを特徴とする化粧料充填容器としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を説明する。
本発明の化粧料充填容器は、図1(b)に示すように、化粧料(10)を一個もしくは複数個のスポット状に配設されたベースシート(20)とそれを被覆し接着する透明シート(22)とからなる化粧料充填容器(1)において、該透明シート(22)の前記化粧料(10)に接する面に、前記スポット状の化粧料(10)に対応した凹み(22c)を設け、図1(a)に示すように、該凹みの周囲に切り込み(22a)を施して舌状つまみ片(24b)付き蓋材(24)としたものであり、この化粧料充填容器(1)を試供品として提供された顧客は、舌状つまみ片(24b)を指でつまみ、ベースシート(20)から蓋材(24)を引き剥がし、化粧料(10)の試し使用を行うものである。
【0013】
上記透明シート(22)には、プラスチックフィルムもしくはシートを用い、ベースシート(20)に配設される化粧料(10)の盛り量を勘案した凹み(22c)をプレス成形または真空成形等によって設けるものであり、透明シート(22)が例えば軟質塩化ビニルやポリエチレンあるいは薄いポリプロピレンやポリエチレンテレフタレートのようなフレキシブルプラスチックフィルムの場合は、意識的に凹み(22c)を設けなくとも、ベースシート(20)との被覆接着において自ずと凹み(22c)ができるものである。
【0014】
ここで、上記舌状つまみ片(24b)付き蓋材(24)の舌状つまみ片(24b)をつまみ易くするために、図2に示すように、舌状つまみ片(24b)の根元部分(A)に押し罫を施し、舌状つまみ片(24b)の先端部を浮かしておくこともできる。また、舌状つまみ片(24b)の先端部周辺に窪み(22f)を施して舌状つまみ片(24b)の先端部を起こし易くすることもできる。
【0015】
また、蓋材(24)と舌状つまみ片(24b)を形成している切り込み(22a)に数個の繋ぎ(図示せず)を設けることによって、蓋材(24)を剥がして使用したか否かの識別を可能とすることもできる。
【0016】
上記ベースシート(20)は、透明シート(22)の蓋材(24)を剥がし易いようにするためや化粧料(10)がベースシート(20)にしみ込まないようにするために、少なくとも厚紙の表面(化粧料(10)が配設される面)にポリプロピレンやポリエチレンテレフタレートなどをラミネートしたベースシート(20)とした方が望ましい。
【0017】
このラミネートされたベースシート(20)と透明シート(22)との被覆接着において、透明シート(22)の凹み(22c)を除いた部分に塗布する接着剤として、アクリルモノマー系水性エマルジョン粘着剤(例えば、東洋インキ製造社製BPW5361)、酢酸ビニル系の水性エマルジョン粘着剤やアクリル系油性タイプ粘着剤(例えば、帝国インキ社製Cat A−1300)あるいはイージーピール材(例えば大日本インキ化学社製ディファレン、東京セロファン化学社製T.A.F)、シーラント材(例えば、大日本インキ化学社製M−720AH、セメダイン社製1900W)、ホットメルト接着剤(例えば、ヒロダイン社製#1505、#1515、#5132)のようなイージーピール性のある接着剤が望ましい。
【0018】
また、ベースシート(20)と透明シート(22)の接着は、上記粘着剤の場合はロール等による圧力で行い、上記イージーピール材、シーラント材およびホットメルト接着剤の場合は外部加熱による一般的なヒートシールやインパルスシールあるいは内部加熱による高周波シールや超音波シール法にて行うことができるものである。
【0019】
上記ベースシート(20)の構成としては、前述のように、少なくとも厚紙の片面にプラスチックフィルムをラミネートしたものが好ましく、商品価値の向上等から両面にラミネート処理等を施したものがより好ましい。
【0020】
その厚紙としては、坪量200g/m2 〜420g/m2 のコートボール、コートアイボリー、合成紙が挙げられ、プラスチックフィルムとしては、厚さ12μm〜50μmの二軸延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどのフィルムが挙げられる。
【0021】
また、上記透明シート(22)としては、厚さ10μm〜500μmの二軸延伸ポリプロピレン、無延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニルあるいはこれらの複合フィルムなどが挙げられ、特に、外気の水蒸気等を嫌う化粧料(10)を保護するためには、水蒸気バリア性に優れたセラミック蒸着フィルム(例えば、凸版印刷社製GLフィルム)などがより好ましいものとして挙げられる。
【0022】
さらに、請求項1の発明では、図3(a)に示すように、前記蓋材(24)が、舌状つまみ片(24b)の対向側に帯状片(24a)を設け、その帯状片(24a)端部にミシン目(22e)を施してなるものとしたものである。
【0023】
このように、蓋材(24)に帯状片(24a)とその端部にミシン目(22e)を施すことによって、顧客等の使用時において、図3(b)に示すように、蓋材(24)を剥離してもその蓋材(24)が透明シート(22)に繋がっているため、その時点では廃棄物とならないので蓋材(24)を廃棄する煩わしさがなくなり、また、ミシン目(22e)で折ると蓋材(24)の戻りがなくなり、より使用し易いものとなる。
【0024】
さらにまた、請求項1の発明では、図4(a)に示すように、前記ベースシート(20)とこのベースシート(20)上に配設されたスポット状の化粧料(10)の位置に整合した窓穴(32)が穿設されてなる穴空きシート(30)とが折り目線(h)を介して連接してなるものであり、顧客等の使用時以外は、図4(b)に示すように、穴空きシート(30)を折り目線(h)より内側に折り返した形態とするものである。
【0025】
このように、化粧料充填容器(1)に穴空きシート(30)を連接して施し、折り返した形態とし穴空きシート(30)の厚みにより化粧料(10)を保護することによって、例えば顧客の使用時以外の多数個重ね合わせた輸送時や保管時あるいは雑誌、パンフレット等の間に挟み込んで付録・宣伝等に使用する場合に化粧料(10)が潰れて商品価値が低下するという問題を防止することができるものである。
【0026】
この穴空きシート(30)は、上記のベースシート(20)と同様の材料構成とした方が商品価値の向上と共に生産性の面からも好ましい。すなわち厚紙の両面にプラスチックフィルムをラミネートしたもので、その厚紙としては、坪量200g/m2 〜420g/m2 のコートボール、コートアイボリー、合成紙が挙げられ、プラスチックフィルムとしては、厚さ12μm〜50μmの二軸延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどのフィルムが挙げられる。
【0027】
また、請求項2の発明では、図5に示すように、前記ベースシート(20)とカバーシート(40)が折り目線(h)を介して連接してなるもので、顧客の使用時以外は、折り目線(h)より内側に折り返しておくものである。
【0028】
このカバーシート(40)は、化粧料充填容器(1)の保護の他に化粧料の商品名や使用上の注意書きなどの広告宣伝に使用できるものであり、例えばこのカバーシート(40)の表面すなわちベースシート(20)に接しない面には、商品名等を、顧客等の使用時にカバーシート(40)を開いた面には、使用上の注意書き等を施しておくことができる。
【0029】
このカバーシート(40)は、上記のベースシート(20)および穴空きシート(30)と同様の材料構成としたほうが商品価値の向上と伴に生産性から好ましい。
【0030】
また、請求項3の発明では、図6(a)に示すように、前記ベースシート(20)と穴空きシート(30)が折り目線を介して順に連接してなるものに、カバーシート(40)が穴空きシート(30)側と反対側に折り目線を介して連設しているもので、顧客等の使用時以外は、図6(b)に示すように、穴空きシート(30)を折り目線(h)より内側に折り返し、続いてカバーシート(40)を折り目線(h)より内側に折り返した形態とするものである。
【0031】
このように、化粧料充填容器(1)に穴空きシート(30)とカバーシート(40)を折り返した形態とすることによって、例えば、顧客の使用時以外で多数個重ね合わせた輸送時や保管時あるいはハンドバック等での携帯や雑誌等に挟んだ付録・宣伝等において化粧料(10)が潰れて商品価値が低下するという問題を防止することができるとともに、化粧料(10)の広告宣伝や使用上の注意書き等も施すことのできる付加価値の高い化粧料充填容器(1)を提供するものである。
【0032】
【実施例】
次に本発明を実施例により、より具体的に説明する。
<実施例1>
図6(a)に示すような、カバーシート(40)、ベースシート(20)および穴空きシート(30)のベースとなる厚紙として、坪量320g/m2 のハイクリーンコート(北越製紙社製)を用いて、その両面に商品名等を含め美色印刷をオフセット印刷法にて行った。続いてその両面に厚さ15μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(本州製紙社製)を感熱接着剤PP66シール(東洋インキ製造社製)を介して接着ラミネートし、穴空きシート(30)の部分に4個の18mmφの窓穴(32)と、各シートが75mm×97mmとなるように折り目線(h)を含めて仕上げを行い、化粧料(10)の充填台紙とした。
【0033】
上記で得られたベースシート(20)の部分の、穴空きシート(30)の窓穴(32)に対応した位置に、口紅充填装置を使用して、4種類(色合い)の口紅を化粧料(10)として、一種類約0.05gを16mmφのスポット状に配設した。
【0034】
一方で、透明シート(22)として、厚さ200μmの二軸延伸ポリプロピレン(シーダム社製)を用い、ベースシート(20)に接合する面で、蓋材(24)および舌状つまみ片(24b)を除いた部分に粘着剤としてBPW5361(東洋インキ製造社製)を約10g/m2 塗布し、前記4種類の口紅と対応する部分を熱圧プレスにより大きさ約20mmφ、深さ約3mmの凹み(22c)を形成し、約28mmφの蓋材(24)とその周辺に長さ約9mmの舌状つまみ片(24b)となるように切り込み(22a)を施した。
【0035】
上記で得られた透明シート(22)の粘着剤面と上記で得られたベースシート(20)の化粧料(10)配設面とを化粧料(10)と凹み(22c)が整合するように貼り合わせて、図6(a)および(b)に示すような所望の化粧料充填容器(1)とした。
【0036】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、口紅等の化粧料を顧客等に試供品として提供するための化粧料充填容器において、化粧料を一個もしくは複数個のスポット状に配設されたベースシートとそれを被覆し接着する透明シートとからなる化粧料充填容器とし、その透明シートの化粧料に接する面に、前記スポット状の化粧料に対応した凹みを設け、その凹みの周囲に切り込みを施して舌状つまみ片付き蓋材とすることによって、一つの容器で複数種類、複数色の化粧料の試供品の提供ができ、容器は嵩張ることがなくハンドバック等での携帯に便利で、DM(ダイレクトメール)による宣伝にも有利であり、雑誌等への付録や宣伝用としても使用でき、かつ容器費用の面でも低コストの化粧料充填容器の提供であり、かつ、化粧料の盛り量の調整がし易く、高級感があり、化粧料の色等の識別がし易い化粧料充填容器の提供ができる。
【0037】
また、前記の蓋材が、舌状つまみ片の対向側に帯状片を設け、その帯状片端部にミシン目を施したものとすることによって、顧客等の使用時において、その時点では廃棄物となることがないので、蓋材を廃棄する煩わしさがなくなり、また、ミシン目で折ると蓋材の戻りがなくなり、より使用し易い蓋材とすることができる。
【0038】
また、化粧料充填容器部に穴空きシートを連接して施し、折り返した形態とすることによって、例えば、顧客等の使用時以外で多数個重ね合わせた輸送時や保管時等に、化粧料が潰れて商品価値が低下するという問題を防止することができる。
【0039】
また、前記化粧料充填容器部とカバーシートが折り目線を介して連接して施すことによって、このカバーシートは、化粧料充填容器の保護の他に化粧料の商品名や使用上の注意書きなどの広告宣伝に使用できる効果があり、さらにベースシートと穴空きシートが折り目線を介して順に連接してなるものに、カバーシートが穴空きシート側と反対側に折り目線を介して連設しているものとすることによって、顧客の使用時以外で多数個重ね合わせた輸送時や保管時あるいはハンドバック等での携帯や雑誌等に挟んだ付録・宣伝等において化粧料が潰れて商品価値が低下するという問題を防止することができるとともに、化粧料の広告宣伝や使用上の注意書き等も施すことのできる付加価値の高い化粧料充填容器を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧料充填容器の一実施の形態を示すものであり、
(a)は、その斜視図である。
(b)は、それを側断面で表した説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示すもので、特に舌状つまみ片を側断面で表した説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示すもので、
(a)は、その蓋材を上面で表した説明図である。
(b)は、その蓋材を剥がした場合の側断面図である。
【図4】本発明の化粧料充填容器の他の一実施の形態を示すものであり、
(a)は、展開した場合の斜視図である。
(b)は、それを側断面で表した説明図である。
【図5】本発明の化粧料充填容器の他の一実施の形態を示すもので、展開した場合の斜視図である。
【図6】本発明の化粧料充填容器の他の一実施の形態を示すものであり、
(a)は、展開した場合の斜視図である。
(b)は、それを側断面で表した説明図である。
【図7】本発明に係わる従来の一実施の形態を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥化粧料充填容器
10‥‥化粧料
20‥‥ベースシート
22‥‥透明シート
22a‥‥切り込み
22b‥‥ミシン目
22c‥‥凹み
22f‥‥窪み
24‥‥蓋材
24a‥‥帯状片
24b‥‥舌状つまみ片
28‥‥凹設部
30‥‥穴空きシート
32‥‥窓穴
60‥‥中板
62‥‥折曲線
70‥‥台紙
74‥‥突出輪郭部
80‥‥透明フィルム
90‥‥蓋板
A‥‥根元部分
h‥‥折り目線
Claims (3)
- ベースシート上に複数個の化粧料をスポット状に配設し、その上にスポット状の化粧料に対応した凹みを設け、該凹みの周囲及び舌状つまみ片相当部位に切り込みを施し、また舌状つまみ片の対向側に帯状片を設け、該帯状片端部にミシン目を施した舌状つまみ片及び帯状片付き蓋材で被覆し、さらに前記ベースシートに、該ベースシート上に配設されたスポット状の化粧料に整合した窓穴が穿設された穴空きシートを、折り目線を介して連設してなることを特徴とする化粧料充填容器。
- ベースシート上に複数個の化粧料をスポット状に配設し、その上にスポット状の化粧料に対応した凹みを設け、該凹みの周囲及び舌状つまみ片相当部位に切り込みを施し、また舌状つまみ片の対向側に帯状片を設け、該帯状片端部にミシン目を施した舌状つまみ片及び帯状片付き蓋材で被覆し、さらに前記ベースシートにカバーシートを折り目線を介して連設してなることを特徴とする化粧料充填容器。
- 前記ベースシートの、穴空きシートを連設している側と反対側にカバーシートを折り目線を介して連接してなることを特徴とする請求項1記載の化粧料充填容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23147597A JP3551720B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 化粧料充填容器 |
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-
1997
- 1997-08-27 JP JP23147597A patent/JP3551720B2/ja not_active Expired - Lifetime
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