JP3548086B2 - 洗車装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗車装置に関し、特に、ワゴン車タイプあるいはジープタイプの車両のような車高が高い車両の洗浄に適した洗車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図3に示すワゴン車タイプの車両V1 、あるいはジープタイプの車両V2 のような車高の高い車両を洗浄するための洗車装置として、特開昭59−134033号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、洗車装置のトップブラシにより車高が高い車両の前面、すなわちワゴン車タイプやジープタイプの車両のフロントガラス面を洗浄する場合、該トップブラシがフロントガラス面に沿ってうまく上昇しない場合があるため、上記従来の洗車装置では、車高検知手段により車高が所定値よりも高い車両を検出した場合、トップブラシを上限位置としたまま門型フレームを走行させている。そのため、ワゴン車タイプの車両ではフロントガラス面が、ジープタイプの車両ではフロントガラス面とボンネット面が充分に洗浄できず、洗い残し部分が生じる不都合がある。
【0004】
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、ワゴン車タイプやジープタイプの車両等の車高の高い車両を洗浄する際に、その洗い残しを減少させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、昇降可能に支持された回転可能なトップブラシを備え、前記トップブラシを、それが車両の車体上面より受ける接触反力によって該車体上面に沿って上昇させるようにした洗車装置において、前記トップブラシの回転負荷を検出する負荷検出手段と、前記トップブラシの下降力を変更する下降力変更手段と、前記トップブラシが車両のルーフ部に達する前に前記負荷検出手段が所定の回転負荷以上を検出すると、前記下降力を減少させ、その後に前記トップブラシが車両のルーフ部に達すると、前記減少させた下降力が増加するよう前記下降力変更手段を制御する制御装置とを備えたことを第1の特徴とする。
【0006】
また、本発明は、通常の乗用車タイプの車両よりも車高が高いワゴン車タイプ或いはジープタイプの車両を洗浄し得る洗車装置であって、先端にトップブラシを支持した揺動腕と、この揺動腕を揺動可能に支持した横軸とを備え、車高が前記横軸よりも高い車両の車体上面を、前記トップブラシと前記車体上面との接触反力によって前記揺動腕が揺動することにより該トップブラシが車体上面に沿って上昇して洗浄し得るようにしたものにおいて、前記トップブラシの昇降位置を検出する位置検出手段と、前記トップブラシの下降力を変更する下降力変更手段と、前記ワゴン車タイプ或いは前記ジープタイプの車両のフロントガラス面に沿ってトップブラシがスムーズに移動し得るように、前記トップブラシが車両のルーフ部に達する前に前記トップブラシが所定の昇降位置まで上昇したことを前記位置検出手段が検出すると、前記下降力を減少させ、その後に前記トップブラシが車両のルーフ部に達すると、前記減少させた下降力が増加するよう前記下降力変更手段を制御する制御装置とを備えたことを第2の特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
【0008】
添付図面において、図1は本発明の一実施例による洗車装置の全体正面図、図2は同じく全体側面図、図3は門型フレームと車両の位置関係を示す図、図4〜図6は作用の説明図、図7及び図8はそれぞれ第1及び第2の制御例を示すフローチャートである。
【0009】
図1および図2に示すように、洗車機は図示しない車両を跨ぐ門型フレーム1を備え、この門型フレーム1に設けられた前後一対の車輪2は前記車両の前後方向に沿って延びるレール3上に載置されている。車輪2の一方は回転速度可変の原動機4によって回転駆動され、これにより前記門型フレーム1は車両の前後方向に沿って任意の速度で自走する。 門型フレーム1には、車両の上面をブラシング洗浄する昇降可能なトップブラシ5と、車両の前後面および左右両側面をブラシング洗浄する左右一対のサイドブラシ6とが設けられている。トップブラシ5は、門型フレーム1に揺動自在に支承した横軸7に左右一対の揺動腕8を介して支持されており、その一方の揺動腕8の上端に設けた原動機9に該揺動腕8内に設けた伝動機構により連結されて回転駆動される。そして、前記一方の揺動腕8を支持する横軸7に固着したアーム10の先端には、一端を門型フレーム1に枢支したシリンダ11のロッド12が連結されている。シリンダ11と空気源13の間には、該シリンダ11に直接高圧空気を供給する切換弁14と、減圧弁15を介して減圧された空気を供給する切換弁16が、シャトル弁17を介して並設されている。これにより、切換弁14をのみ開弁してシリンダ11に高圧空気を供給すると、シリンダ11が伸長してトップブラシ5を図2に5aで示す上限格納位置に上昇させることができ、両切換弁14,16を共に閉弁すると、トップブラシ5は重力で5bに示す位置に垂下して車両の上面に追従する。また、切換弁16のみを開弁して減圧された空気をシリンダ11に供給すると、トップブラシ5は重力に抗して上昇方向に付勢され、車両の上面に当接した際の面圧が減少する。
【0010】
左右一対のサイドブラシ6の回転軸18は上下に延びる保持筒19に支持されており、この保持筒19は門型フレーム1に横架した案内レール20に沿って図示せぬ駆動手段で相互に接近・離間する方向に移動する左右一対の移動枠21に固着されている。また、保持筒19にブラケット22を介して取り付けた原動機23のスプロケット24は、前記回転軸18の上端に固着したスプロケット25に無端チェン26で接続され、これにより前記サイドブラシ6は回転軸18と共に回転駆動される。
【0011】
門型フレーム1の左右両側には、送風機27に接続されて内側に向けて開口する左右一対のサイドノズル28が設けられるとともに、門型フレーム1の上部には前記送風機27に接続されて下方に向けて開口するトップノズル29が設けられている。
【0012】
門型フレーム1に設けられた制御装置30には、車高検出手段あるいは車両検出手段として機能する一対の投光器31aと受光器31b、車両検出手段として機能する他の一対の投光器32aと受光器32b、および切換スイッチ33が設けられている。図3から明らかなように、投光器31aと受光器31bは乗用車タイプの車両V3 の車高よりも高く、且つワゴン車タイプの車両V1 およびジープタイプの車両V2 の車高よりも低い位置に配設されている。一方、投光器32aと受光器32bは、全てのタイプの車両を検出できるように低い位置に配設されている。また、トップブラシ5を支持する他方の揺動腕8の横軸7には、該揺動腕8の昇降位置、すなわちトップブラシ5の揺動位置を検出する揺動検出手段としての近接スイッチ34が設けられるとともに、トップブラシ5を回転駆動する原動機9には、その回転負荷を検出する負荷検出手段としての電流検出器35が設けられており、更に、門型フレーム1には平坦面と傾斜面における超音波の反射状態の相違からフロントガラス面を検知する傾斜面検出手段として超音波検知装置36が設けられている。更にまた、門型フレーム1を走行させる原動機4には、ロータリエンコーダ37が設けられている。そして、これら近接スイッチ34、電流検出器35、超音波検知装置36、ロータリエンコーダ37の出力信号は制御装置30に入力され、そこで前記投光器31aと受光器31b、投光器32aと受光器32b、および切換スイッチ33の出力信号と共に演算処理されて、門型フレーム1走行用の原動機4、トップブラシ5駆動用の原動機9、およびトップブラシ5昇降用の切換弁14,16等が駆動制御される。
【0013】
次に、前記実施例の作用を説明する。
【0014】
第1の制御例を示す図7のフローチャートにおいて、先ず制御装置30の切換スイッチ33が押されているかが判断され(ステップS1)、切換スイッチ33がOFFの場合には他の動作が行われる(ステップS2)。その一例として、ワゴン車タイプの車両V1 であって、その前面に大型のミラーが装着されているような場合には、前記切換スイッチ33をOFFとすることにより、トップブラシ5を予め上限位置として前記ミラーに干渉しないようにすることができる。
【0015】
さて、切換スイッチ33がONとされているとき、原動機9によりトップブラシ5を矢印方向に正転させるとともに、両切換弁14,16を不作動にしてトップブラシ5を図2の5a位置から5b位置に自重で垂下させ、門型フレーム1を図4(A)の位置から高速で往行させる(ステップS3)。次に、往行が終了したかが判断され(ステップS4)、YESの場合、すなわち次のステップS5で投光器31aと受光器31bにより車高が検知されることなく往行が終了した場合には、車両が車高の低い乗用車タイプの車両V3 であると判断され、トップブラシ5は乗用車タイプの車両V3 の上面に追従しながら洗浄を行う。
【0016】
一方、前記ステップS4で往行が終了する前にステップS5で車高が検知された場合、すなわち、門型フレーム1が図5の(B)の位置に達して投光器31aと受光器31bが例えばワゴン車タイプの車両V1 を検知すると、タイマーでT1 の加算を開始するとともに、原動機4を制御して門型フレーム1の走行速度を低速に変更する(ステップS6)。これにより、トップブラシ5は車両V1 のフロントガラス面を洗浄しながら重力に抗して上昇を開始する。
【0017】
上記のようにステップS5で車高が検知され、ステップS6でT 1 の加算と低速往行が開始された後、トップブラシ5駆動用の原動機9に接続された電流検出器35が過負荷を検出すると(ステップS7)、切換弁16を開弁してシリンダ11に減圧された空気を供給することにより、トップブラシ5を上方に付勢して車両に対する面圧を減少させる(ステップS8)。これにより、トップブラシ5はワゴン車タイプの車両V 1 のフロントガラスに引っ掛かることなく、そのフロントガラス面に沿って重力に抗しながら上昇することができる。そして、前記T 1 がdを越えてトップブラシ5が車両V 1 のルーフ部に達すると(ステップS9)、切換弁16を閉弁してトップブラシ5の面圧が通常の状態に増加されるとともに、門型フレーム1の走行速度が高速に切り換えられる(ステップS10)。そして、門型フレーム1が右端まで往行すると、トップブラシ5の回転が停止して前記T 1 がクリヤされる。
【0018】
尚、上記往行では、トップブラシ5に加えてサイドブラシ6が同時に駆動され、車両の側面の洗浄も並行して行われる。また、上記往行に続く復行では、サイドノズル28とトップノズル29によって車両の乾燥が行われる。またT1 をタイマーで計測する代わりに、前記原動機4に設けたロータリエンコーダ37のパルスを加算することにより計測してもよい。更に、電流検出器35に代えて、電力の検出や原動機9の回転速度の低下から過負荷を検出することができる。
【0019】
次に、第2の制御例を図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0020】
このフローチャートは、前記図7のフローチャートにおけるステップS7の「負荷検知か」が、ステップS7′「スイッチ作動か」に変更された点でのみ異なっている。
【0021】
即ち、この実施例では、トップブラシ5がフロントガラスに当接して原動機9の過負荷が検知された場合ではなく、門型フレーム1の走行によってトップブラシ5がワゴン車タイプの車両V 1 のフロントガラスに当接して所定角度揺動することにより(図6(a))近接スイッチ34が作動した場合に、その面圧が減少するように制御される。
【0022】
前記実施例において、請求項1の発明は、前記第1の制御例(図7,ステップS5〜S10)に対応している。この場合、電流検出器35が負荷検出手段を構成し、またシリンダ11,減圧弁15及び切換弁16が下降力変更手段を構成する。
【0023】
また前記実施例において、請求項2の発明は、前記第2の制御例(図8,ステップS5,S6,S7′,S8〜S10)に対応している。この場合、近接スイッチ34が位置検出手段を構成し、またシリンダ11,減圧弁15及び切換弁16が下降力変更手段を構成する。
【0024】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
【0025】
例えば、切替スイッチ33は押されているときにOFFとし、図7のフローチャートのステップS3以降を行わせてもよい。また、本発明(請求項1)は、トップブラシ5は横軸7の回りに揺動して昇降するものに限定されず、ガイドレールに沿って上下動するものであってもよい。更に、上記実施例では通常の乗用車タイプの車両よりも車高の高い車両としてワゴン車タイプの車両V1 を例示したが、ジープタイプの車両V2 に対して適用可能であり、その場合でも、そのボンネット面とフロントガラス面の洗浄効果を高めることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明の第1の特徴によれば、トップブラシが車両のルーフ部に達する以前において、トップブラシが傾斜の大きい車両の前面に当接し、その回転負荷が所定値を越えると、トップブラシの下降力が減少するので、そのトップブラシが車両の前面に沿ってスムーズに移動して洗い残しを減少させることができる。また、トップブラシが車両の前面に沿ってスムーズに上昇移動するように前記下降力を減少させても、該トップブラシが車両のルーフ部に達すると前記下降力を増加するように下降力制御手段を制御できるので、車両のルーフ部ではトップブラシの下降力を十分確保して、ルーフ部の洗浄効果を高めることができる。
【0027】
また、本発明の第2の特徴によれば、横軸よりも車高が高い車両をトップブラシで洗浄する際に、トップブラシが車両のルーフ部に達する以前において、トップブラシが所定の昇降位置まで上昇したことを位置検出手段が検出すると、該トップブラシが前記車両の前面に沿ってスムーズに上昇移動するように該トップブラシの下降力を減少させることができるので、車高の高いワゴン車タイプ或いはジープタイプの車両であってもそのフロントガラス面に沿ってトップブラシをスムーズに移動させることができ、従って、ワゴン車タイプ或いはジープタイプの車両を洗浄する場合でも従来のようにトップブラシを上限位置に保持したままとする必要がなくなり、即ちトップブラシが車両のフロントガラス面に沿ってスムーズに移動して洗い残しを減少させることができる。また、トップブラシが車両のフロントガラス面に沿ってスムーズに上昇移動するように前記下降力を減少させても、該トップブラシが車両のルーフ部に達すると前記下降力を増加するように下降力制御手段を制御できるので、車両のルーフ部ではトップブラシの下降力を十分確保して、ルーフ部の洗浄効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗車機の全体正面図
【図2】洗車機の全体側面図
【図3】門型フレームと車両の位置関係を示す図
【図4】作用の説明図
【図5】作用の説明図
【図6】作用の説明図
【図7】第1の制御例を示すフローチャート
【図8】第2の制御例を示すフローチャート
【符号の説明】
5………トップブラシ
7………横軸
8………揺動腕
11……シリンダ(下降力変更手段,揺動腕駆動手段)
15……減圧弁(下降力変更手段)
16……切換弁(下降力変更手段)
30……制御装置
34……近接スイッチ(位置検出手段)
35……電流検出器(負荷検出手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は洗車装置に関し、特に、ワゴン車タイプあるいはジープタイプの車両のような車高が高い車両の洗浄に適した洗車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図3に示すワゴン車タイプの車両V1 、あるいはジープタイプの車両V2 のような車高の高い車両を洗浄するための洗車装置として、特開昭59−134033号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、洗車装置のトップブラシにより車高が高い車両の前面、すなわちワゴン車タイプやジープタイプの車両のフロントガラス面を洗浄する場合、該トップブラシがフロントガラス面に沿ってうまく上昇しない場合があるため、上記従来の洗車装置では、車高検知手段により車高が所定値よりも高い車両を検出した場合、トップブラシを上限位置としたまま門型フレームを走行させている。そのため、ワゴン車タイプの車両ではフロントガラス面が、ジープタイプの車両ではフロントガラス面とボンネット面が充分に洗浄できず、洗い残し部分が生じる不都合がある。
【0004】
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、ワゴン車タイプやジープタイプの車両等の車高の高い車両を洗浄する際に、その洗い残しを減少させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、昇降可能に支持された回転可能なトップブラシを備え、前記トップブラシを、それが車両の車体上面より受ける接触反力によって該車体上面に沿って上昇させるようにした洗車装置において、前記トップブラシの回転負荷を検出する負荷検出手段と、前記トップブラシの下降力を変更する下降力変更手段と、前記トップブラシが車両のルーフ部に達する前に前記負荷検出手段が所定の回転負荷以上を検出すると、前記下降力を減少させ、その後に前記トップブラシが車両のルーフ部に達すると、前記減少させた下降力が増加するよう前記下降力変更手段を制御する制御装置とを備えたことを第1の特徴とする。
【0006】
また、本発明は、通常の乗用車タイプの車両よりも車高が高いワゴン車タイプ或いはジープタイプの車両を洗浄し得る洗車装置であって、先端にトップブラシを支持した揺動腕と、この揺動腕を揺動可能に支持した横軸とを備え、車高が前記横軸よりも高い車両の車体上面を、前記トップブラシと前記車体上面との接触反力によって前記揺動腕が揺動することにより該トップブラシが車体上面に沿って上昇して洗浄し得るようにしたものにおいて、前記トップブラシの昇降位置を検出する位置検出手段と、前記トップブラシの下降力を変更する下降力変更手段と、前記ワゴン車タイプ或いは前記ジープタイプの車両のフロントガラス面に沿ってトップブラシがスムーズに移動し得るように、前記トップブラシが車両のルーフ部に達する前に前記トップブラシが所定の昇降位置まで上昇したことを前記位置検出手段が検出すると、前記下降力を減少させ、その後に前記トップブラシが車両のルーフ部に達すると、前記減少させた下降力が増加するよう前記下降力変更手段を制御する制御装置とを備えたことを第2の特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
【0008】
添付図面において、図1は本発明の一実施例による洗車装置の全体正面図、図2は同じく全体側面図、図3は門型フレームと車両の位置関係を示す図、図4〜図6は作用の説明図、図7及び図8はそれぞれ第1及び第2の制御例を示すフローチャートである。
【0009】
図1および図2に示すように、洗車機は図示しない車両を跨ぐ門型フレーム1を備え、この門型フレーム1に設けられた前後一対の車輪2は前記車両の前後方向に沿って延びるレール3上に載置されている。車輪2の一方は回転速度可変の原動機4によって回転駆動され、これにより前記門型フレーム1は車両の前後方向に沿って任意の速度で自走する。 門型フレーム1には、車両の上面をブラシング洗浄する昇降可能なトップブラシ5と、車両の前後面および左右両側面をブラシング洗浄する左右一対のサイドブラシ6とが設けられている。トップブラシ5は、門型フレーム1に揺動自在に支承した横軸7に左右一対の揺動腕8を介して支持されており、その一方の揺動腕8の上端に設けた原動機9に該揺動腕8内に設けた伝動機構により連結されて回転駆動される。そして、前記一方の揺動腕8を支持する横軸7に固着したアーム10の先端には、一端を門型フレーム1に枢支したシリンダ11のロッド12が連結されている。シリンダ11と空気源13の間には、該シリンダ11に直接高圧空気を供給する切換弁14と、減圧弁15を介して減圧された空気を供給する切換弁16が、シャトル弁17を介して並設されている。これにより、切換弁14をのみ開弁してシリンダ11に高圧空気を供給すると、シリンダ11が伸長してトップブラシ5を図2に5aで示す上限格納位置に上昇させることができ、両切換弁14,16を共に閉弁すると、トップブラシ5は重力で5bに示す位置に垂下して車両の上面に追従する。また、切換弁16のみを開弁して減圧された空気をシリンダ11に供給すると、トップブラシ5は重力に抗して上昇方向に付勢され、車両の上面に当接した際の面圧が減少する。
【0010】
左右一対のサイドブラシ6の回転軸18は上下に延びる保持筒19に支持されており、この保持筒19は門型フレーム1に横架した案内レール20に沿って図示せぬ駆動手段で相互に接近・離間する方向に移動する左右一対の移動枠21に固着されている。また、保持筒19にブラケット22を介して取り付けた原動機23のスプロケット24は、前記回転軸18の上端に固着したスプロケット25に無端チェン26で接続され、これにより前記サイドブラシ6は回転軸18と共に回転駆動される。
【0011】
門型フレーム1の左右両側には、送風機27に接続されて内側に向けて開口する左右一対のサイドノズル28が設けられるとともに、門型フレーム1の上部には前記送風機27に接続されて下方に向けて開口するトップノズル29が設けられている。
【0012】
門型フレーム1に設けられた制御装置30には、車高検出手段あるいは車両検出手段として機能する一対の投光器31aと受光器31b、車両検出手段として機能する他の一対の投光器32aと受光器32b、および切換スイッチ33が設けられている。図3から明らかなように、投光器31aと受光器31bは乗用車タイプの車両V3 の車高よりも高く、且つワゴン車タイプの車両V1 およびジープタイプの車両V2 の車高よりも低い位置に配設されている。一方、投光器32aと受光器32bは、全てのタイプの車両を検出できるように低い位置に配設されている。また、トップブラシ5を支持する他方の揺動腕8の横軸7には、該揺動腕8の昇降位置、すなわちトップブラシ5の揺動位置を検出する揺動検出手段としての近接スイッチ34が設けられるとともに、トップブラシ5を回転駆動する原動機9には、その回転負荷を検出する負荷検出手段としての電流検出器35が設けられており、更に、門型フレーム1には平坦面と傾斜面における超音波の反射状態の相違からフロントガラス面を検知する傾斜面検出手段として超音波検知装置36が設けられている。更にまた、門型フレーム1を走行させる原動機4には、ロータリエンコーダ37が設けられている。そして、これら近接スイッチ34、電流検出器35、超音波検知装置36、ロータリエンコーダ37の出力信号は制御装置30に入力され、そこで前記投光器31aと受光器31b、投光器32aと受光器32b、および切換スイッチ33の出力信号と共に演算処理されて、門型フレーム1走行用の原動機4、トップブラシ5駆動用の原動機9、およびトップブラシ5昇降用の切換弁14,16等が駆動制御される。
【0013】
次に、前記実施例の作用を説明する。
【0014】
第1の制御例を示す図7のフローチャートにおいて、先ず制御装置30の切換スイッチ33が押されているかが判断され(ステップS1)、切換スイッチ33がOFFの場合には他の動作が行われる(ステップS2)。その一例として、ワゴン車タイプの車両V1 であって、その前面に大型のミラーが装着されているような場合には、前記切換スイッチ33をOFFとすることにより、トップブラシ5を予め上限位置として前記ミラーに干渉しないようにすることができる。
【0015】
さて、切換スイッチ33がONとされているとき、原動機9によりトップブラシ5を矢印方向に正転させるとともに、両切換弁14,16を不作動にしてトップブラシ5を図2の5a位置から5b位置に自重で垂下させ、門型フレーム1を図4(A)の位置から高速で往行させる(ステップS3)。次に、往行が終了したかが判断され(ステップS4)、YESの場合、すなわち次のステップS5で投光器31aと受光器31bにより車高が検知されることなく往行が終了した場合には、車両が車高の低い乗用車タイプの車両V3 であると判断され、トップブラシ5は乗用車タイプの車両V3 の上面に追従しながら洗浄を行う。
【0016】
一方、前記ステップS4で往行が終了する前にステップS5で車高が検知された場合、すなわち、門型フレーム1が図5の(B)の位置に達して投光器31aと受光器31bが例えばワゴン車タイプの車両V1 を検知すると、タイマーでT1 の加算を開始するとともに、原動機4を制御して門型フレーム1の走行速度を低速に変更する(ステップS6)。これにより、トップブラシ5は車両V1 のフロントガラス面を洗浄しながら重力に抗して上昇を開始する。
【0017】
上記のようにステップS5で車高が検知され、ステップS6でT 1 の加算と低速往行が開始された後、トップブラシ5駆動用の原動機9に接続された電流検出器35が過負荷を検出すると(ステップS7)、切換弁16を開弁してシリンダ11に減圧された空気を供給することにより、トップブラシ5を上方に付勢して車両に対する面圧を減少させる(ステップS8)。これにより、トップブラシ5はワゴン車タイプの車両V 1 のフロントガラスに引っ掛かることなく、そのフロントガラス面に沿って重力に抗しながら上昇することができる。そして、前記T 1 がdを越えてトップブラシ5が車両V 1 のルーフ部に達すると(ステップS9)、切換弁16を閉弁してトップブラシ5の面圧が通常の状態に増加されるとともに、門型フレーム1の走行速度が高速に切り換えられる(ステップS10)。そして、門型フレーム1が右端まで往行すると、トップブラシ5の回転が停止して前記T 1 がクリヤされる。
【0018】
尚、上記往行では、トップブラシ5に加えてサイドブラシ6が同時に駆動され、車両の側面の洗浄も並行して行われる。また、上記往行に続く復行では、サイドノズル28とトップノズル29によって車両の乾燥が行われる。またT1 をタイマーで計測する代わりに、前記原動機4に設けたロータリエンコーダ37のパルスを加算することにより計測してもよい。更に、電流検出器35に代えて、電力の検出や原動機9の回転速度の低下から過負荷を検出することができる。
【0019】
次に、第2の制御例を図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0020】
このフローチャートは、前記図7のフローチャートにおけるステップS7の「負荷検知か」が、ステップS7′「スイッチ作動か」に変更された点でのみ異なっている。
【0021】
即ち、この実施例では、トップブラシ5がフロントガラスに当接して原動機9の過負荷が検知された場合ではなく、門型フレーム1の走行によってトップブラシ5がワゴン車タイプの車両V 1 のフロントガラスに当接して所定角度揺動することにより(図6(a))近接スイッチ34が作動した場合に、その面圧が減少するように制御される。
【0022】
前記実施例において、請求項1の発明は、前記第1の制御例(図7,ステップS5〜S10)に対応している。この場合、電流検出器35が負荷検出手段を構成し、またシリンダ11,減圧弁15及び切換弁16が下降力変更手段を構成する。
【0023】
また前記実施例において、請求項2の発明は、前記第2の制御例(図8,ステップS5,S6,S7′,S8〜S10)に対応している。この場合、近接スイッチ34が位置検出手段を構成し、またシリンダ11,減圧弁15及び切換弁16が下降力変更手段を構成する。
【0024】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
【0025】
例えば、切替スイッチ33は押されているときにOFFとし、図7のフローチャートのステップS3以降を行わせてもよい。また、本発明(請求項1)は、トップブラシ5は横軸7の回りに揺動して昇降するものに限定されず、ガイドレールに沿って上下動するものであってもよい。更に、上記実施例では通常の乗用車タイプの車両よりも車高の高い車両としてワゴン車タイプの車両V1 を例示したが、ジープタイプの車両V2 に対して適用可能であり、その場合でも、そのボンネット面とフロントガラス面の洗浄効果を高めることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明の第1の特徴によれば、トップブラシが車両のルーフ部に達する以前において、トップブラシが傾斜の大きい車両の前面に当接し、その回転負荷が所定値を越えると、トップブラシの下降力が減少するので、そのトップブラシが車両の前面に沿ってスムーズに移動して洗い残しを減少させることができる。また、トップブラシが車両の前面に沿ってスムーズに上昇移動するように前記下降力を減少させても、該トップブラシが車両のルーフ部に達すると前記下降力を増加するように下降力制御手段を制御できるので、車両のルーフ部ではトップブラシの下降力を十分確保して、ルーフ部の洗浄効果を高めることができる。
【0027】
また、本発明の第2の特徴によれば、横軸よりも車高が高い車両をトップブラシで洗浄する際に、トップブラシが車両のルーフ部に達する以前において、トップブラシが所定の昇降位置まで上昇したことを位置検出手段が検出すると、該トップブラシが前記車両の前面に沿ってスムーズに上昇移動するように該トップブラシの下降力を減少させることができるので、車高の高いワゴン車タイプ或いはジープタイプの車両であってもそのフロントガラス面に沿ってトップブラシをスムーズに移動させることができ、従って、ワゴン車タイプ或いはジープタイプの車両を洗浄する場合でも従来のようにトップブラシを上限位置に保持したままとする必要がなくなり、即ちトップブラシが車両のフロントガラス面に沿ってスムーズに移動して洗い残しを減少させることができる。また、トップブラシが車両のフロントガラス面に沿ってスムーズに上昇移動するように前記下降力を減少させても、該トップブラシが車両のルーフ部に達すると前記下降力を増加するように下降力制御手段を制御できるので、車両のルーフ部ではトップブラシの下降力を十分確保して、ルーフ部の洗浄効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗車機の全体正面図
【図2】洗車機の全体側面図
【図3】門型フレームと車両の位置関係を示す図
【図4】作用の説明図
【図5】作用の説明図
【図6】作用の説明図
【図7】第1の制御例を示すフローチャート
【図8】第2の制御例を示すフローチャート
【符号の説明】
5………トップブラシ
7………横軸
8………揺動腕
11……シリンダ(下降力変更手段,揺動腕駆動手段)
15……減圧弁(下降力変更手段)
16……切換弁(下降力変更手段)
30……制御装置
34……近接スイッチ(位置検出手段)
35……電流検出器(負荷検出手段)
Claims (2)
- 昇降可能に支持された回転可能なトップブラシを備え、前記トップブラシを、それが車両の車体上面より受ける接触反力によって該車体上面に沿って上昇させるようにした洗車装置において、
前記トップブラシの回転負荷を検出する負荷検出手段と、
前記トップブラシの下降力を変更する下降力変更手段と、
前記トップブラシが車両のルーフ部に達する前に前記負荷検出手段が所定の回転負荷以上を検出すると、前記下降力を減少させ、その後に前記トップブラシが車両のルーフ部に達すると、前記減少させた下降力が増加するよう前記下降力変更手段を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする洗車装置。 - 通常の乗用車タイプの車両よりも車高が高いワゴン車タイプ或いはジープタイプの車両を洗浄し得る洗車装置であって、
先端にトップブラシを支持した揺動腕と、この揺動腕を揺動可能に支持した横軸とを備え、車高が前記横軸よりも高い車両の車体上面を、前記トップブラシと前記車体上面との接触反力によって前記揺動腕が揺動することにより該トップブラシが車体上面に沿って上昇して洗浄し得るようにしたものにおいて、
前記トップブラシの昇降位置を検出する位置検出手段と、
前記トップブラシの下降力を変更する下降力変更手段と、
前記ワゴン車タイプ或いは前記ジープタイプの車両のフロントガラス面に沿ってトップブラシがスムーズに移動し得るように、前記トップブラシが車両のルーフ部に達する前に前記トップブラシが所定の昇降位置まで上昇したことを前記位置検出手段が検出すると、前記下降力を減少させ、その後に前記トップブラシが車両のルーフ部に達すると、前記減少させた下降力が増加するよう前記下降力変更手段を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする洗車装置。
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