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JP3547722B2 - 四つ玉式マッサージ機構とこの機構を内蔵したマッサージ装置 - Google Patents

四つ玉式マッサージ機構とこの機構を内蔵したマッサージ装置 Download PDF

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JP3547722B2
JP3547722B2 JP2001235218A JP2001235218A JP3547722B2 JP 3547722 B2 JP3547722 B2 JP 3547722B2 JP 2001235218 A JP2001235218 A JP 2001235218A JP 2001235218 A JP2001235218 A JP 2001235218A JP 3547722 B2 JP3547722 B2 JP 3547722B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに独立した四つのマッサージ体によって人体をマッサージすることができる四つ玉式マッサージ機構とこの機構を内蔵したマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特に椅子式のマッサージ装置の技術分野においては、互いに独立した四つのマッサージ体によって人体をマッサージする四つ玉式マッサージ機構を背凭れ部に内蔵したものがあり、かかるマッサージ機構は、左右方向に架設された回転軸と、この回転軸の回転に伴って一端部及び他端部が左右方向において互いに逆向きに揺動するように当該回転軸に連動連結されている左右一対の揺動アームと、左揺動アームの一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第一及び第二マッサージ体と、右揺動アームの一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第三及び第四マッサージ体と、を備えている(例えば、特開2000−237257号公報参照)。
【0003】
前記回転軸には、この回転軸の軸心方向と直交する面に対して対称に傾いたカム面を有する左右一対のカム部材が固定されており、この各カム部材から径外方向に突設したレバーを前記各揺動アームの中央部に回動自在に連結することにより、回転軸に固定されたカム部材のカム機能によってレバーを介して揺動アームを左右に揺動させ、回転軸の回転を各マッサージ体の揉みマッサージ運動に変換するようにしている。
そして、従来の四つ玉マッサージ機構では、揉み用の回転軸に固定された両カム部材のカム面が回転軸の軸心方向と直交する面に対して対称に傾いており、互いに逆向きになっている。従って、回転軸を回転させると、第一及び第三マッサージ体同士が接近すると第二及び第四マッサージ体同士が離反し、かつ、第一及び第三マッサージ体同士が離反すると第二及び第四マッサージ体同士が接近する揉みマッサージ運動が行われるようになっており、かかる四つ玉式マッサージ機構による揉みマッサージ運動は、背中部分における上下二カ所の患部を集中的にほぐし、その患部の血行を促進するのに適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、人体の背中部分をマッサージする場合において、上記のような局所的な揉みマッサージではなく、人体の背中部分を一定の周期で全体的に左右に往復運動させるようにすれば、上半身全体の血行が促進するとともに、場合によっては腹部の内臓機能が活発化して健康の促進に役立つことが知られている。
しかるに、従来の四つ玉マッサージ機構では、カム面の傾斜方向が互いに逆向きにとなるように両カム部材が回転軸に固定されているため、回転軸の回転運動によって、左右で対応する第一及び第三マッサージ体同士、及び、第二及び第四マッサージ体同士が互いに接近離反する揉みマッサージ運動しか行わせることができず、上記したスイングマッサージ運動を行うことは不可能である。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑み、人体の背中部分を全体的に左右に往復運動できるようにして、上半身全体の血行の促進を図ることができる四つ玉式マッサージ機構とこの機構を内蔵したマッサージ装置を提供することを第一の目的とする。
一方、前記従来の四つ玉式マッサージ機構では、揉み用回転軸とは別に設けた叩き用回転軸によって出退する左右一対のロッドを各レバーの基端部に枢着することにより、一つのマッサージ機構で揉みマッサージ運動と叩きマッサージ運動の双方を行えるようにしているが、かかる構造ではそれぞれのマッサージ運動を行うための駆動軸(揉み用回転軸と叩き用回転軸)が必要となるため、専ら構造が複雑になって製造コストが増大する。
【0006】
また、そもそも、従来の四つ玉式マッサージ機構では、上記の通り、揉み用回転軸を幾ら回転させても、人体の背中部分を全体的に左右に往復運動させるスイングマッサージ運動そのものを行うことができないので、当然に、揉みマッサージ運動とスイングマッサージ運動の双方を行うこともできない。
本発明は、このような実情に鑑み、構造をそれほど複雑化することなく、四つのマッサージ体に揉みマッサージ運動とスイングマッサージ運動の双方を行わせることができるようにして、これらのマッサージ運動を行なえる四つ玉式マッサージ機構とこの機構を内蔵したマッサージ装置を安価に得られるようにすることを第二の目的とする。
【0007】
更に、本発明は、構造をそれほど複雑化することなく、四つのマッサージ体に揉みマッサージ運動、スイングマッサージ運動及び叩きマッサージ運動の三種類の運動を行わせることができるようにして、これらのマッサージ運動を行なえる四つ玉式マッサージ機構とこの機構を内蔵したマッサージ装置を安価に得られるようにすることを第三の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第一の目的を達成するため、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、左右方向に架設された回転軸と、この回転軸の回転に伴って一端部及び他端部が左右方向において互いに逆向きに揺動するように当該回転軸に連動連結されている左右一対の揺動アームと、前記左揺動アームの一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第一及び第二マッサージ体と、前記右揺動アームの一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第三及び第四マッサージ体と、を備えている四つ玉式マッサージ機構において、前記第一及び第三マッサージ体がともに左側に移動すると前記第二及び第四マッサージ体がともに右側に移動し、かつ、前記第一及び第三マッサージ体がともに右側に移動すると前記第二及び第四マッサージ体がともに左側に移動するように、前記左右一対の揺動アームを揺動させる連動手段を設けたものである。
【0009】
上記の本発明によれば、回転軸を回転させると、連動手段によって、第一及び第三マッサージ体がともに左側に移動すると第二及び第四マッサージ体がともに右側に移動し、かつ、第一及び第三マッサージ体がともに右側に移動すると前記及び第四マッサージ体がともに左側に移動するように、左右一対の揺動アームが揺動する。このため、回転軸の回転数を適当な値(概ね100〜200rpm程度)に設定することにより、それら四つのマッサージ体によって人体の背中部分を一定の周期で全体的に左右に往復運動させることができ、上半身全体の血行を促進することができる。
【0010】
本発明において、前記連動手段は、具体的には、前記各揺動アームに対して相対回転自在となるようにその各揺動アームを貫通する前記回転軸と、この回転軸の軸心方向中途部にそれぞれ固定されており、同回転軸に対して同じ向きに傾斜したカム面を有しかつこのカム面を前記各揺動アームにそれぞれ当接させている左右一対のカム部材と、から構成することができる。
この場合、両カム部材のカム面が回転軸に対して同じ向きに傾斜しているので、回転軸の回転に伴う第一及び第三マッサージ体の移動方向が揃い、かつ、第二及び第四マッサージ体の移動方向も揃うことになるので、各マッサージ体によって上記したスイングマッサージ運動を行えるようになる。
【0011】
なお、本発明において、前記各揺動アームの中途部に、同アームが前記回転軸の回転に伴って連れ回りするのを規制する振れ止め部材を設け、この振れ止め部材を前記回転軸の回転方向における所定位置に位置決めするばね部材を設けておけば、人体を各マッサージ体から離した時にばね力によって各揺動アームが元のニュートラル位置に戻ることになるので、次に使用するときに各マッサージ体を患部に宛い易くなる。
一方、前記第二の目的を達成するため、本発明は次の技術的手段を講じた。
【0012】
すなわち、本発明は、左右方向に架設された回転軸と、この回転軸の回転に伴って一端部及び他端部が左右方向において互いに逆向きに揺動するように当該回転軸に連動連結されている左右一対の揺動アームと、前記左揺動アームの一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第一及び第二マッサージ体と、前記右揺動アームの一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第三及び第四マッサージ体と、を備えている四つ玉式マッサージ機構において、前記各マッサージ体が次の(a)で定義される揉みマッサージ運動又は(b)で定義されるスイングマッサージ運動のいずれかの運動を行うように、前記両揺動アームの姿勢を切り換える切り換え手段を設けたものである。
【0013】
(a) 前記第一及び第三マッサージ体同士が接近すると前記第二及び第四マッサージ体同士が離反し、かつ、前記第一及び第三マッサージ体同士が離反すると前記第二及び第四マッサージ体同士が接近する揉みマッサージ運動
(b) 前記第一及び第三マッサージ体がともに左側に移動すると前記第二及び第四マッサージ体がともに右側に移動し、かつ、前記第一及び第三マッサージ体がともに右側に移動すると前記第二及び第四マッサージ体がともに左側に移動するスイングマッサージ運動
上記の本発明において、切り換え手段の具体的構造は特に限定されないが、例えば、回転軸の回転駆動方向の切り換えに伴ってマッサージローラの姿勢変更を行う機械的な構造(例えば、後述する半回転クラッチ機構等)を採用することができる。
【0014】
そして、本発明によれば、切り換え手段によって両揺動アームの姿勢を切り換えるだけで、四つのマッサージ体によって上記(a)又は(b)て定義される揉みマッサージ運動又はスイングマッサージ運動を行うことができるので、構造をそれほど複雑化することなく、四つのマッサージ体に揉みマッサージ運動とスイングマッサージ運動を行わせることができる。
以下、本発明に係るマッサージ運動の切り換えが可能なタイプのマッサージ機構の更に具体的な実施態様例を説明する。
【0015】
すなわち、本発明において、回転軸は、左揺動アームを揺動させる第一軸部と、この第一軸部と同軸心状に配置されかつ前記右揺動アームを揺動させる第二軸部と、に分離することができ、この場合、切り換え手段は、第一軸部と第二軸部が互いに相対回転する範囲をほぼ半回転に規制する半回転クラッチ機構によって構成することができる。
かかる構造の場合、例えば第一軸部の回転方向を切り換えると、第二軸部の第一軸部に対する相対回転位置が半回転分だけ変化することになる。このため、駆動モータの回転方向を正転又は逆転させるだけで、両揺動アームの姿勢を揉みマッサージ運動のための姿勢又はスイングマッサージ運動のための姿勢のいずれかに切り換えることができ、揺動アームの姿勢切り換え制御が極めて簡単に行えるようになる。
【0016】
かかる半回転クラッチ機構は、より具体的には、第二軸部の端部に同軸心状でかつ回転不能に固定されておりしかも半回転分の周方向長さを有する横溝を外周部に備えている筒部材と、この筒部材に同軸心状でかつ回転自在に挿通された第一軸部の端部に径外方向に突設されておりしかもその突出端部が横溝内に収納されているストッパーピンと、から構成することができる。
また、前記半回転クラッチ機構としては、第一軸部の端部に固定された第一クラッチ体と、第二軸部の端部に半回転の範囲で回転自在でかつ軸方向移動自在に挿通されており第一クラッチ体に着脱自在に噛み合う第二クラッチ体と、回転軸が正転又は逆転した当初に第二クラッチ体を第一クラッチ体からいったん離脱させてから再度そのクラッチ体に噛み合わせるカム手段と、を備えたものを採用することができる。
【0017】
かかる半回転クラッチ機構の場合、回転軸の回転方向が逆転すると、第二クラッチ体が第一クラッチ体からいったん離脱して再び第一クラッチ体に噛み合うことになる。このため、それら両クラッチ体がその周方向において180度離れた二つの位置で互いに噛み合うようにしておけば、揺動アームの姿勢の切り換えが完了した両軸部同士の相対回転をほぼ完全に規制できるようになる。
従って、本発明において、回転軸を正転させたときに、同回転軸を揉みマッサージ運動用の回転数(概ね50〜100rpm程度)で駆動し、かつ、前記回転軸を逆転させたときに、同回転軸をスイングマッサージ用の回転数(概ね100〜200rpm程度)で駆動する駆動手段を設けておけば、構造をそれほど複雑化することなく、一台で揉みマッサージ運動とスイングマッサージ運動の双方が行えるようになり、両マッサージ運動を行える四つ玉式マッサージ機構を安価に製造することができる。
【0018】
前記第三の目的を達成するためには、各揺動アームは、一方の揺動アームが人体に近づくと他方の揺動アームが人体から遠ざかり、かつ、一方の揺動アームが人体から遠ざかると他方の揺動アームが人体に近づくように、前記回転軸に連動連結することが推奨される。
そして、かかる連結構造を採用した上で、両揺動アームを上記(b)で定義されるスイングマッサージ運動を行う姿勢に切り換え、回転軸を比較的高速(概ね300rp以上)で回転させると、人体の背中部分が各マッサージ体の左右の往復運動に追従できずに共振しなくなり、各マッサージ体が高速で患部に対して交互に進出と退入を繰り返す叩きマッサージ運動が行われることになる。
【0019】
このように、本発明によれば、回転軸の正逆転及びその回転数の調整だけで、揉みマッサージ運動以外のスイングマッサージ運動や叩きマッサージ運動を行うことができるので、これら三種類のマッサージ運動を行える四つ玉マッサージ機構を安価に製造することができる。
以上説明した本発明の四つ玉式マッサージ機構は、比較的小型の載置式のマッサージ装置や手持ち式のマッサージ装置、あるいは、比較的大型の立てかけ式のマッサージ装置や椅子式のマッサージ装置等、種々のマッサージ装置に組み込むことが可能である。
【0020】
この場合、立てかけ式のマッサージ装置や椅子式のマッサージ装置では、人体の背中領域を広い上下方向範囲でマッサージする必要があるので、ローラマッサージ機構そのものを上下方向に沿って移動させる移動手段が設けられていることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図5は、本発明に係るマッサージ運動を切り換え可能な四つ玉式マッサージ機構1の実施形態を示している。
図1及び図2に示すように、このマッサージ機構1は、互いに所定間隔を置いて配置された左右の支持ブラケット2,2を左右両端部に有する支持フレーム3と、この支持フレーム3の両ブラケット2,2によって両端部を軸受け4を介して回転自在に支承することによって左右方向に架設された回転軸5と、この回転軸5の回転に伴って人体に対して揉み等のマッサージを行う四つ玉式のマッサージ部材6と、回転軸5を正逆転自在に駆動する駆動手段7と、を備えている。
【0022】
このうち、上記マッサージ部材6は、回転軸5の回転に伴って一端部及び他端部が左右方向において互いに逆向きに揺動するように当該回転軸5に連動連結されている左右一対の揺動アーム8L,8Rと、このうちの左揺動アーム8Lの一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第一及び第二マッサージ体11,12と、右揺動アーム8Rの一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第三及び第四マッサージ体13,14とから構成されている。
図2に示すように、左右一対の揺動アーム8L,8Rは、回転軸5が相対回転自在に貫通されている中間板部9と、この中間板部9の外周部分から斜めに傾斜した状態で一体に突設された前後一対のアーム部10とを有するほぼ二股状の金属製板材よりなり、この各アーム部10,10の先端部に前記第一〜第四マッサージ体11〜14が回転自在に取り付けられている。また、図1に示すように、中間板部9の表裏両面には、後述するカム面21の当接部分となる摺動プレート15,16が固定されている。
【0023】
第一〜第四マッサージ体11〜14は、両アーム部10,10の先端部における対向内面側に支点ボルト17によって回転自在に取り付けられた遊転輪18と、この遊転輪18の外周部に巻き付けられたゴム製の押圧リング19とから構成され、これら第一〜第四マッサージ体11〜14は、その押圧リング19が人体20(図6及び図7参照)の背中部分に個別に当接するよう、上下左右に離れて各々が独立した状態で配置されている。
回転軸5の軸心方向中途部には、この回転軸5に対して斜めに傾斜したカム面21(図1参照)を有する左右一対のカム部材22L,22Rが固定されている。図1に示すように、このカム部材22は、キー等の回り止め手段を介して回転軸5に相対回転不能に固定された第一ボス部23と、この第一ボス部23の先端筒部に嵌め込まれた第二ボス部24とを備えている。このうち、第一ボス部23の中央部には、回転軸5の軸心方向に対して傾斜した外周面よりなる上記カム面21を有する傾斜筒部25が形成されており、この傾斜筒部25のカム面21に、前記揺動アーム8L,8Rの表裏両側に固定された摺動プレート15,16が相対回転自在に嵌め込まれている。
【0024】
このため、回転軸5が正転又は逆転方向のいずれかに回転すると、この回転軸5と一体回転するカム部材22L,22Rのカム面21に沿って左右一対の揺動アーム8L,8Rが揺動し、これによって、左揺動アーム8Lの各端部に取り付けられている第一及び第二マッサージ体11,12が左右方向において逆向きに移動するとともに、右揺動アーム8Rの各端部に取り付けられている第三及び第四マッサージ体13,14も左右方向において逆向きに移動するようになっている。
【0025】
しかして、上記回転軸3とこれと一体回転するカム部材22により、四つのマッサージ体11〜14が後述する揉みマッサージ運動(図6)やスイングマッサージ運動(図7)を行うように、各揺動アーム8L,8Rを揺動させる連動手段26が構成されている。なお、図例では、各摺動プレート15,16を揺動アーム8と別体にしているが、この各プレート15,16のいずれか一方又は双方を揺動アーム8の中間板部9に一体成形することもできる。また、傾斜筒部25のカム面21と摺動プレート15,16の間に転動ボールを介在させることにより、それらの間の摺動による摩擦抵抗を低減させるようにしてもよい。
【0026】
図1及び図4に示すように、前記回転軸5は、左側の揺動アーム8Lを揺動させる第一軸部5Lと、この第一軸部5Lと同軸心状に配置されかつ右側の揺動アーム8Rを揺動させる第二軸部5Rと、を備えている。このうち、第一軸部5Lは、左側のカム部材22Lの装着部分と、駆動手段7に対する貫通部分を左側から順に有し、第二軸部5Rは右側のカム部材22Rの装着部分を有している。
すなわち、この回転軸5は、駆動手段7と右揺動アーム8Rとの間の位置において、左右の第一軸部5Lと第二軸部5Rとに分断されており、その分断端部同士が半回転クラッチ機構29を介して互いに連結されている。この半回転クラッチ機構29は、第一軸部5Lと第二軸部5Rが互いに相対回転する範囲をほぼ半回転に規制するものであり、第二軸部5Rの分断端部に同軸心状でかつ回転不能に固定された筒部材30と、この筒部材30に同軸心状でかつ回転自在に挿通された第一軸部5Lの分断端部に径外方向に突設されたストッパーピン31と、を備えている。
【0027】
筒部材30は、その軸心方向中心部を貫通する挿通孔32を有する円筒形に形成されていて、駆動手段7側(図4の左側)の開口縁部に、第一軸部5Lの分断端部を回転自在に保持するベアリング33を備えている。また、筒部材30の軸方向中途部には、半回転分の周方向長さを有する半月状の横溝34が形成され、この横溝34は筒部材30の外周面から上記挿通孔32まで至る深さを有する。一方、第一軸部5Lの分断端部には、セットネジの螺合等により径外方向に突出するように固定された前記ストッパーピン31が設けられており、このピン25の突出端部が筒部材30の横溝34内に移動可能に収納されている。
【0028】
以上の構成から明らかなように、回転軸5の構成部材のうち、左揺動アーム8Lを駆動する第一軸部5Lは、半回転クラッチ機構29を構成する筒部材30に対してほぼ半回転の範囲で相対回動自在とされ、右揺動アーム8Rを駆動する第二軸部5Rは、同筒部材30に対して相対回転不能に固定されている。
従って、駆動手段7によって回転軸5の第一軸部5Lを正転させると、ストッパーピン31が筒部材30の半月状の横溝34の一方の周方向端面に当接し、この当接によって第二軸部5Rが第一軸部5Lとともに正転方向に一体回転する。他方、この状態から第一軸部5Lを逆回転させると、ストッパーピン31が横溝34内を移動して他方の周方向端面に当接し、この当接によって第二軸部5Rが第一軸部5Lとともに逆転方向に一体回転する。そして、ストッパーピン31が横溝34の一方の周方向端面と他方の周方向端面との間を移動する間に、従動側となる第二軸部5Rに設けられている右側のカム部材22Rが左側のカム部材22Lに対して相対的に半回転分だけ空転することになる。
【0029】
その結果、左右の揺動アーム8L,8Rは、図1で実線で示すように、回転軸5に対する傾斜方向が互いに逆向きとなる揉み姿勢になったり、図1に仮想線で示すように、同じ傾斜方向で互いに平行になる非揉み姿勢になったりすることができる。
そして、左右の揺動アーム8L,8Rを上記揉み姿勢にして回転軸5を駆動させた場合には、四つのマッサージ体11〜14は、図6に示すように、第一及び第三マッサージ体11,13同士が接近すると第二及び第四マッサージ体12,14同士が離反し(図6(a))、かつ、第一及び第三マッサージ体11,13同士が離反すると第二及び第四マッサージ体12,14同士が接近する(図6(b))、揉みマッサージ運動を行うことになる。この場合、回転軸5の回転数を概ね50〜100rpm程度に設定しておけば、人体20の背中部分の上下二カ所の患部が集中的にほぐされ、当該背中部分の局所的な凝りを癒すことができる。
【0030】
他方、左右の揺動アーム8L,8Rを上記非揉み姿勢にして回転軸5を駆動させた場合には、四つのマッサージ体11〜14は、図7に示すように、第一及び第三マッサージ体11,13がともに左側に移動すると第二及び第四マッサージ体12,14がともに右側に離反し(図7(a))、かつ、第一及び第三マッサージ体11,13がともに右側に移動すると第二及び第四マッサージ体12,14がともに左側に移動する(図7(b))、スイングマッサージ運動を行うことになる。この場合、回転軸5の回転数を概ね100〜200rpm程度に設定しておけば、四つのマッサージ体11〜14の動きに人体20の背中部分が共振して、これらのマッサージ体11〜14とほぼ同じ周期で左右に往復運動し、上半身全体の血行を促進することができる。
【0031】
従って、前記した半回転クラッチ機構29により、四つのマッサージ体11〜14が上記の揉みマッサージ運動又はスイングマッサージ運動のいずれかの運動を行うように、左右一対の揺動アーム8L,8Rの傾斜姿勢を逆向き又は同じ向きに切り換える切り換える切り換え手段35が構成されている。
なお、図4に示す半回転クラッチ機構29では、当該機構29の急激な切り換え動作に伴うショックを和らげるため、筒部材30の外周部を覆うブレーキ筒体36が第一軸部5Lの分断端部に固定され、このブレーキ筒体36の内周面に、筒部材30の外周面に対する摺動摩擦を増加させるためのゴムパッド37が固定されているが、これらのブレーキ手段の採用は任意である。
【0032】
図1に示すように、本実施形態では、左右の両カム部材22L,22Rは、回転軸5に対して傾斜した前記カム面21を有するだけでなく、同回転軸5から同じ距離だけ偏心した状態で各軸部5L,5Rに固定されている。そして、その両カム部材22L,22Rの偏心状態は、揺動アーム8L,8Rを揉み姿勢にしてその左右両側のマッサージ体11,12及び13,14同士を互いに最接近させたとき(図1の実線状態)に、当該両カム部材22L,22Rの中心が回転軸5の軸心よりも人体20側(図1の上側)に最も大きくずれる状態になっている。
【0033】
このため、両揺動アーム8L,8Rを揉み姿勢にして回転軸5を回転させると、左右の揺動アーム8L,8Rが同じタイミングで人体20に対して接近及び離反を繰り返すようになっている。他方、両揺動アーム8L,8Rを非揉み姿勢にして回転軸5を回転させると、前記半回転クラッチ機構29によって左カム部材22Lと右カム部材22Rとの回転方向の周期が180度ずれるため、左側の揺動アーム8Lが人体20に近づくと右側の揺動アーム8Rが人体20から遠ざかり、かつ、左側の揺動アーム8Lが人体20から遠ざかると揺動アーム8Rが人体20に近づくようになっている。
【0034】
そして、両揺動アーム8L,8Rを非揉み姿勢にして回転軸5を駆動する場合において、同回転軸5を比較的高速(概ね300rpm以上)で回転させると、人体20の背中部分が各マッサージ体11〜14の左右の往復運動に追従できずに共振しなくなり、左側の両マッサージ体11,12と右側の両マッサージ体13,14が高速で患部に対して交互に進出と退入を繰り返す叩きマッサージ運動を行うことになる。
図1及び図2に示すように、前記駆動手段7は、電動のモータ39と、このモータ39の駆動力を減速して回転軸5(本実施形態では第一軸部5L)に伝達する減速機40とを備えている。この減速機40は、回転軸5の第一軸部5Lがベアリング41を介して回転自在に挿通されたギアケース42と、このギアケース42内の回転軸5の部分に固定したウォームホイール43と、このウォームホイール43に噛み合うようにモータ39の出力軸に固定されたウォーム(図示せず)とを備えている。
【0035】
本実施形態では、図示しない電気制御回路によりモータ39が正転及び逆転できるようになっている。また、駆動手段7の電気制御回路は、両揺動アーム8L,8Rを非揉み姿勢(図1の仮想線状態)にしたときにおいて、回転軸5の回転速度を少なくとも二段階に可変速できる機能を有する。この変速機能は段階的に行うようにしても、無段階的に行うようにしたものでもよい。また、この変速機能は、モータ39を電気的に制御する制御回路以外でも、機械的に行うもの(ギアの組み替え等を伴ったもの)であってもよい。
【0036】
図1及び図3に示すように、各揺動アーム8L,8Rの中間板部9には、同アーム8L,8Rが回転軸5の回転に伴って連れ回りするのを規制する振れ止め部材44が設けられていて、この振れ止め部材44は上記中間板部9の下端部から突設された二股状のフォークよりなる。前記支持フレーム3の底板45には、回転軸5と平行な状態でかつ前後方向移動自在に架設されたスライドシャフト46が挿通されており、このシャフト46の左右両端部に、各揺動アーム8L,8Rの振れ止め部材44が左右方向に移動自在な状態で引っ掛けられている。
【0037】
なお、支持フレーム3の底板45の前端部と後端部には、前後一対の支持シャフト47,47が挿通されており、この各シャフト47,47の左右両端部に、例えば後述する立てかけ式のマッサージ装置72(図10及び図11)や椅子式のマッサージ装置76(図12)の背凭れ部78に上下方向に架設された両ガイドレール(図示せず)に走行自在に嵌め込み可能なガイドローラ48が設けられている。
図3に示すように、支持フレーム3の底板45の中央部には長孔よりなるばね収納部49が形成され、このばね収納部49内に引っ張りコイルばねよりなるばね部材50が収納されている。このばね部材50の一端は前後方向に移動可能な前記スライドシャフト46の中央部に引っ掛けられ、他端は前後方向に移動不能な前記後側の支持シャフト47の中央部に引っ掛けられている。
【0038】
このため、当該ばね部材50の引っ張り力によってスライドシャフト46は常に後方側(図3の下側)に付勢されており、これによって、そのスライドシャフト46に引っ掛けられている各振れ止め部材44を回転軸5の回転方向における所定位置に位置決めするようにしている。従って、本実施形態のマッサージ機構1では、人体20を各マッサージ体11〜14から離すと、ばね部材50によって各揺動アーム11〜14が元のニュートラル位置に戻るようになっていて、次に使用するときに各マッサージ体11〜14を患部に宛い易くなっている。
【0039】
図5は、図4の場合とは別の半回転クラッチ機構29を示している。
図5に示すように、この場合の半回転クラッチ機構29は、第一軸部5Lの端部に固定された第一クラッチ体51と、第二軸部5Rの端部に半回転の範囲で回転自在でかつ軸方向移動自在に挿通されており第一クラッチ体51に着脱自在に噛み合う第二クラッチ体52と、回転軸5が正転又は逆転した当初に第二クラッチ体52を第一クラッチ体51からいったん離脱させてから再度そのクラッチ体51に噛み合わせるカム手段53と、を備えている。
【0040】
上記第一及び第二クラッチ体51,52の各クラッチ歯54は、その軸心回りの周方向において四等分された範囲で凹部55と凸部56が入れ代わる形状に形成されている。このため、当該第一クラッチ体51と第二クラッチ体52は、その軸心回りの周方向において180度離れた二つの位置で互いに噛み合うようになっている。
一方、カム手段53は、第二クラッチ体52の外周壁部に形成したブーメラン状のカム孔57と、第二軸部5Rの端部に径方向に打ち込んだカムピン58とからなり、このカムピン58の突出端部は前記カム孔57内に移動自在に収納されている。そして、図5に示すように、当該ブーメラン状のカム孔57は、その中央の屈曲部分が第一クラッチ体51側(図5の左側)に位置し、両端部分が第一クラッチ体51とは反対側(図5の右側)に位置するように、第二クラッチ体52の外周壁部に配置さている。
【0041】
また、第二クラッチ体52は、第二軸部5Rに外嵌された押圧ばね59によって常に第一クラッチ体51側に向けて付勢されている。かかる図5の半回転クラッチ機構29の場合、図5の矢印A方向に正転している回転軸5が矢印B方向の逆転に転じると、カムピン58から受ける反力によって第二クラッチ体52がカム孔57に沿って第一クラッチ体51とは反対側に移動してこれに対する噛み合いがいったん解かれ、カムピン58がカム孔57の屈曲部分を越えた時点で第二クラッチ体52が第一クラッチ体51側に戻って再び同クラッチ体51に噛み合うことになる。
【0042】
なお、図5の矢印B方向に逆転している回転軸5が矢印A方向の正転に転じる場合も、上記と同様に、第二クラッチ体52は第一クラッチ体51からいったん離脱してから再び第一クラッチ体51に噛み合うようになっている。そして、それら両クラッチ体51,52のクラッチ歯54は、その周方向において180度離れた二つの位置で互いに噛み合うようになっているので、両揺動アーム8L,8Rの傾斜方向の切り換えが完了した両軸部5L,5R同士の相対回転が、当該クラッチ歯54によってほぼ完全に規制されることになる。
【0043】
次に、上記構成を有する四つ玉式マッサージ機構1の作用を説明する。
すなわち、上記マッサージ機構1において、まず、回転軸5を所定の正転方向に回転させると、両揺動アーム8L,8Rが互いに逆向きに傾斜した状態を維持しながら揺動する。このため、四つの各マッサージ体11〜14によって図6に示す前記揉みマッサージ運動が行われることになる。なお、この揉みマッサージ運動を行うには、回転軸5の回転数を100rpm以下に設定すればよく、概ね50〜60rpmとするのが好適である
他方、回転軸5を逆転方向に回転すると、両揺動アーム8L,8Rが互いに同じ向きで平行な状態を維持しながら揺動する。このとき、回転軸10の回転速度を比較的低速のスイングマッサージ用(100〜200rpm前後)に設定すると、四つの各マッサージ体11〜14の往復運動に対して人体20の背中部分が共振し、同マッサージ体11〜14によって図7に示す前記スイングマッサージ運動が行われることになる。
【0044】
また、このとき、回転軸5の回転速度を比較的高速の叩きマッサージ用(300rpm以上)に設定すると、四つの各マッサージ体11〜14の往復運動に対して人体20の背中部分が追従できなくなり、左側のマッサージ体11,12と右側のマッサージ体13,14とが患部を高速で交互に打撃する叩きマッサージ運動が行われることになる。
このように、本実施形態のマッサージ機構1によれば、回転軸5の回転方向を切り換えるだけで、四つの各マッサージ体11〜14に揉みマッサージ運動とスイングマッサージ運動(又は叩きマッサージ運動)の双方を行わせることができる。また、両揺動アーム8L,8Rを非揉み姿勢にしておいて回転軸5の回転速度を変更するだけで、スイングマッサージ運動と叩きマッサージ運動のいずれかを行うことができる。従って、結局、本実施形態のマッサージ機構1によれば、一台のみで、揉みマッサージ運動、スイングマッサージ運動及び叩きマッサージ運動の三種類のマッサージ動作を行うことができる。
【0045】
図8は、本発明に係る四つ玉式マッサージ機構1を内蔵したマッサージ装置の第一実施形態を示している。
この場合のマッサージ装置61は比較的小型の偏平な載置式のものであり、上方に開口する開口部62を有する載置式のケーシング63と、このケーシング63内に収納された図1に示すマッサージ機構1とを備え、ケーシング63の開口部62は伸縮性を有する布材等よりなる軟質のカバー部材64よって閉塞されている。このマッサージ装置61は、例えば、仰向けに寝ころんだ人体20の背中や腰あるいは太ももやふくらはぎの下へ入れ込んだり、椅子に座った状態で足の裏をマッサージ機構1の上に載せたりして使用することができる。
【0046】
図9は、本発明に係る四つ玉式マッサージ機構1を内蔵したマッサージ装置の第二実施形態を示している。
この実施形態のマッサージ装置66は、表面側(図9の上側)に開口する開口部67を有しかつ左右両側に手持ち部68を有する手持ち式のケーシング69と、このケーシング69内に収納された図1に示すマッサージ機構1と、を備えた手持ち式のものである。
上記ケーシング69の開口部67左右に分かれて配置され、この各開口部67,57に左右の揺動アーム8L,8Rがそれぞれ収納されて、ケーシング69の上面側に突出している。なお、カバー部材70は、各開口部67,67をそれぞれ閉塞するために左右に分離されている。
【0047】
手持ち部68は、ケーシング69の左右両側に一体に形成された円筒状部分よりなり、この円筒状部分を両手で持って他人の背中に押し付けることにより、その背中をマッサージすることができる。また、本実施形態のマッサージ装置66は、図9に示すように各マッサージ体11〜14を上に向けた状態で床面等に載置することもできるので、小型の載置式のマッサージ装置としても使用することができる。
図10及び図11は、本発明に係る四つ玉式マッサージ機構1を内蔵したマッサージ装置の第三実施形態を示している。
【0048】
この実施形態のマッサージ装置72は、人体20の背中領域に実質的に対応する長手方向寸法を備えかつ裏面を壁面W側に向けるようにして同壁面Wに対して立てかけることができる独立した単体のケーシング73を有する立てかけ式のものであり、このケーシング73内に図1に示すマッサージ機構1が上下動自在に組み込まれている。
この場合のケーシング73は、表面側に開口する縦長の開口部を有する全体形状が偏平な縦長の箱型に形成れており、図10に示すように部屋の隅の壁面Wや、図11に示すように椅子74の背凭れ部の壁面Wに立てかけることができる。そして、図1に示すマッサージ機構1は、その各マッサージ体11〜14が表面側の開口部に対応するようにこのケーシング73の内部に収納されている。
【0049】
このように、ケーシング73が壁面Wに立てかけ可能な偏平な縦長の箱型に形成されているので、図10や図11に示すように壁面Wに立てかけて使用することにより、後述ずる椅子式のマッサージ装置76の場合と同様に、背中を広範囲に渡ってマッサージすることができる。
その一方で、椅子式のマッサージ装置76とは異なり、ケーシング73が偏平な縦長の箱型に形成されているので、不要なときは部屋の隅や家具の間等の狭いところに収納することができ、椅子式のマッサージ装置76とほぼ同様の機能を有するコンパクトなマッサージ装置を安価に得ることができる。
【0050】
図12は、本発明に係る四つ玉式マッサージ機構1を内蔵したマッサージ装置の第四実施形態を示している。
この実施形態のマッサージ装置76は、座席部77と、この座席部77の端部に立設された背凭れ部78と、この背凭れ部78の内部に収納された図1に示す四つ玉式マッサージ機構1と、を備えた椅子式のものである。
なお、このマッサージ機構1を背凭れ部78に組み込む場合には、同機構1を上下方向に沿って移動させる移動手段(ガイドローラ48を案内するガイドレール等)を設けるようにすれば、後頭部から背中及び腰にわたる広い範囲でマッサージを行うことができる。
【0051】
本明細書に記載した実施形態は本発明の例示であってこれを限定解釈するためのものではない。すなわち、本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、それらの各請求項に意味に入るすべての変形例や同請求項の均等物は本発明に含まれるものである。
例えば、上記実施形態では、揺動アーム8L,8Rの姿勢を切り換えるための構造として、左右に分断された第一軸部5Lと第二軸部5R同士を半回転クラッチ機構29で連結した場合を説明したが、これ以外の機械的な切換構造や電磁的なクラッチ機構、又は手動の切換機構等を採用するようにしてもよい。
【0052】
また、本発明は、上記半回転クラッチ機構29よりなる切り換え手段35を設けることを必須とするものではなく、四つのマッサージ体11〜14によってスイングマッサージ運動のみを行わせる場合も本発明に含まれる。
更に、本発明の四つ玉式マッサージ機構1はベッドタイプのマッサージ装置に組み込むこともできる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スイングマッサージ運動を行う四つのマッサージ体によって人体の背中部分を全体的に左右に往復運動させることができるので、上半身全体の血行の促進を図ることができる。
また、本発明によれば、構造をそれほど複雑化することなく、四つのマッサージ体に揉みマッサージ運動とスイングマッサージ運動の双方を行わせることができるので、これらのマッサージ運動を行なえる四つ玉式マッサージ機構とこの機構を内蔵したマッサージ装置を安価に製造することができる。
【0054】
更に、本発明によれば、構造をそれほど複雑化することなく、四つのマッサージ体に揉みマッサージ運動、スイングマッサージ運動及び叩きマッサージ運動の三種類の運動を行わせることができるので、これらのマッサージ運動を行なえる四つ玉式マッサージ機構とこの機構を内蔵したマッサージ装置を安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る四つ玉式マッサージ機構の正面図である。
【図2】図2は、同マッサージ機構の斜視図である。
【図3】図3は、同マッサージ機構の底面図である。
【図4】図4は、半回転クラッチ機構の拡大断面図である。
【図5】図5は、半回転クラッチ機能の他の変形例を示す拡大正面図である。
【図6】図6は、逆向き姿勢に切り換えられた各揺動アームによって行われる揉みマッサージ運動の動作説明図である。
【図7】図7は、平行姿勢に切り換えられた各揺動アームによって行われるスイングマッサージ運動の動作説明図である。
【図8】図8は、本発明に係る四つ玉式マッサージ機構を内蔵した載置式のマッサージ装置の斜視図である。
【図9】図9は、本発明に係る四つ玉式マッサージ機構を内蔵した手持ち式のマッサージ装置の斜視図である。
【図10】図10は、本発明に係る四つ玉式マッサージ機構を内蔵した立てかけ式のマッサージ装置の使用状態の一例を示す側面図である。
【図11】図11は、本発明に係る四つ玉式マッサージ機構を内蔵した立てかけ式のマッサージ装置の使用状態の一例を示す側面図である。
【図12】図12は、本発明に係る四つ玉式マッサージ機構を内蔵した椅子式のマッサージ装置の側面図である。
【符号の説明】
1 四つ玉式マッサージ機構
5 回転軸
5L 第一軸部
5R 第二軸部
7 駆動手段
8L 揺動アーム(左側)
8R 揺動アーム(右側)
11 第一マッサージ体
12 第二マッサージ体
13 第三マッサージ体
14 第四マッサージ体
20 人体
21 カム面
22L カム部材(左側)
22R カム部材(右側)
26 連動手段
29 半回転クラッチ機構
30 筒部材
31 ストッパーピン
34 横溝
35 切り換え手段
44 振れ止め部材
50 ばね部材
51 第一クラッチ体
52 第二クラッチ体
53 カム手段
61 載置式のマッサージ装置
62 開口部
63 ケーシング
66 手持ち式のマッサージ装置
67 開口部
68 手持ち部
69 ケーシング
72 立てかけ式のマッサージ装置
73 ケーシング
76 椅子式のマッサージ装置
77 座席部
78 背凭れ部

Claims (15)

  1. 左右方向に架設された回転軸(5)と、
    この回転軸(5)の回転に伴って一端部及び他端部が左右方向において互いに逆向きに揺動するように当該回転軸(5)に連動連結されている左右一対の揺動アーム(8L,8R)と、
    前記左揺動アーム(8L)の一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第一及び第二マッサージ体(11,12)と、
    前記右揺動アーム(8R)の一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第三及び第四マッサージ体(13,14)と、
    前記第一及び第三マッサージ体(11,13)がともに左側に移動すると前記第二及び第四マッサージ体(12,14)がともに右側に移動し、かつ、前記第一及び第三マッサージ体(11,13)がともに右側に移動すると前記第二及び第四マッサージ体(12,14)がともに左側に移動するように、前記左右一対の揺動アーム(8L,8R)を揺動させる連動手段(26)と、
    を備えている四つ玉式マッサージ機構。
  2. 請求項1に記載の四つ玉式マッサージ機構において、
    前記連動手段(26)は、前記各揺動アーム(8L,8R)に対して相対回転自在となるようにその各揺動アーム(8L,8R)を貫通する前記回転軸(5)と、
    この回転軸(5)の軸心方向中途部にそれぞれ固定されており、同回転軸(5)に対して同じ向きに傾斜したカム面(21)を有しかつこのカム面(21)を前記各揺動アーム(8L,8R)にそれぞれ当接させている左右一対のカム部材(22L,22R)と、を備えている。
  3. 請求項2に記載の四つ玉式マッサージ機構において、
    前記各揺動アーム(8L,8R)の中途部に同アーム(8L,8R)が前記回転軸(5)の回転に伴って連れ回りするのを規制する振れ止め部材(44)が設けられ、この振れ止め部材(44)を前記回転軸(5)の回転方向における所定位置に位置決めするばね部材(50)が設けられている。
  4. 左右方向に架設された回転軸(5)と、
    この回転軸(5)の回転に伴って一端部及び他端部が左右方向において互いに逆向きに揺動するように当該回転軸(5)に連動連結されている左右一対の揺動アーム(8L,8R)と、
    前記左揺動アーム(8L)の一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第一及び第二マッサージ体(11,12)と、
    前記右揺動アーム(8R)の一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた第三及び第四マッサージ体(13,14)と、
    前記各マッサージ体(11〜14)が次の(a)で定義される揉みマッサージ運動又は(b)で定義されるスイングマッサージ運動のいずれかの運動を行うように、前記両揺動アーム(8L,8R)の姿勢を切り換える切り換え手段(35)と、
    を備えている四つ玉式マッサージ機構。
    (a) 前記第一及び第三マッサージ体(11,13)同士が接近すると前記第二及び第四マッサージ体(12,14)同士が離反し、かつ、前記第一及び第三マッサージ体(11,13)同士が離反すると前記第二及び第四マッサージ体(12,14)同士が接近する揉みマッサージ運動
    (b) 前記第一及び第三マッサージ体(11,13)がともに左側に移動すると前記第二及び第四マッサージ体(12,14)がともに右側に移動し、かつ、前記第一及び第三マッサージ体(11,13)がともに右側に移動すると前記第二及び第四マッサージ体(12,14)がともに左側に移動するスイングマッサージ運動
  5. 請求項4に記載の四つ玉式マッサージ機構において、
    前記回転軸(5)は、前記左揺動アーム(8L)を揺動させる第一軸部(5L)と、この第一軸部(5L)と同軸心状に配置されかつ前記右揺動アーム(8R)を揺動させる第二軸部(5R)と、を備えており、
    前記切り換え手段(35)は、前記第一軸部(5L)と第二軸部(5R)が互いに相対回転する範囲をほぼ半回転に規制する半回転クラッチ機構(29)よりなる。
  6. 請求項5に記載の四つ玉式マッサージ機構において、
    前記半回転クラッチ機構(29)は、前記第二軸部(5R)の端部に同軸心状でかつ回転不能に固定されておりしかも半回転分の周方向長さを有する横溝(34)を外周部に備えている筒部材(30)と、
    前記筒部材(30)に同軸心状でかつ回転自在に挿通された前記第一軸部(5L)の端部に径外方向に突設されておりしかもその突出端部が前記横溝(34)内に収納されているストッパーピン(31)と、を備えている。
  7. 請求項5に記載の四つ玉式マッサージ機構において、
    前記半回転クラッチ機構(29)は、前記第一軸部(5L)の端部に固定された第一クラッチ体(51)と、
    前記第二軸部(5R)の端部に半回転の範囲で回転自在でかつ軸方向移動自在に挿通されており前記第一クラッチ体(51)に着脱自在に噛み合う第二クラッチ体(52)と、
    前記回転軸(5)が正転又は逆転した当初に前記第二クラッチ体(52)を前記第一クラッチ体(51)からいったん離脱させてから再度そのクラッチ体(51)に噛み合わせるカム手段(53)と、を備えている。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の四つ玉式マッサージ機構において、
    前記回転軸(5)を正転させたときに、同回転軸(5)を揉みマッサージ運動用の回転数で駆動し、かつ、前記回転軸を逆転させたときに、同回転軸をスイングマッサージ用の回転数で駆動する駆動手段(7)が設けられている。
  9. 請求項5〜7のいずれかに記載の四つ玉式マッサージ機構において、
    前記各揺動アーム(8L,8R)は、一方の揺動アーム(8L)が人体(20)に近づくと他方の揺動アーム(8R)が人体(20)から遠ざかり、かつ、一方の揺動アーム(8L)が人体(20)から遠ざかると他方の揺動アーム(8R)が人体(20)に近づくように、前記回転軸(5)に連動連結されており、
    前記回転軸(5)を正転させたときに、同回転軸(5)を揉みマッサージ運動用の回転数で駆動し、かつ、前記回転軸(5)を逆転させたときに、同回転軸(5)をより低速のスイングマッサージ用の回転数又はより高速の叩きマッサージ用の回転数で駆動する駆動手段(7)が設けられている。
  10. 請求項5〜9のいずれかに記載の四つ玉式マッサージ機構において、
    前記第一及び第二軸部(5L,5R)は、前記各揺動アーム(8L,8R)に対して相対回転自在となるようにその各揺動アーム(8L,8R)をそれぞれ貫通しており、この第一及び第二軸部(5L,5R)の軸心方向中途部にそれぞれカム部材(22L,22R)が固定され、このカム部材(22L,22R)に形成された前記第一及び第二軸部(5L,5R)に対して傾斜したカム面(21)がそれぞれ前記各揺動アーム(8L,8R)に当接されている。
  11. 請求項10に記載の四つ玉式マッサージ機構において、
    前記各揺動アーム(8L,8R)の中途部に、同アーム(8L,8R)が前記回転軸(5)の回転に伴って連れ回りするのを規制する振れ止め部材(44)が設けられ、この振れ止め部材(44)を前記回転軸(5)の回転方向における所定位置に位置決めするばね部材(50)が設けられている。
  12. 上方に開口する開口部(62)を有する載置式のケーシング(63)と、
    前記各マッサージ体(11〜14)が前記開口部(62)に対応するように当該ケーシング(63)内に収納された請求項1〜11のいずれかに記載の四つ玉式マッサージ機構(1)と、
    を備えている載置式のマッサージ装置。
  13. 表面側に開口する開口部(67)を有しかつ左右両側に手持ち部(68)を有する手持ち式のケーシング(69)と、
    前記各マッサージ体(11〜14)が前記開口部(67)に対応するように当該ケーシング(69)内に収納された請求項1〜11のいずれかに記載の四つ玉式マッサージ機構(1)と、
    を備えている手持ち式のマッサージ装置。
  14. 人体(20)の背中領域に実質的に対応する長手方向寸法を備え、かつ、裏面を壁面(W)側に向けるようにして同壁面(W)に対して立てかけることができる独立した単体のケーシング(73)であって、表面側に開口する開口部を有する立てかけ式のケーシング(73)と、
    前記各マッサージ体(11〜14)が前記開口部に対応するように当該ケーシング(73)内に収納された請求項1〜11のいずれかに記載の四つ玉式マッサージ機構(1)と、
    を備えている立てかけ式のマッサージ装置。
  15. 座席部(77)と、
    この座席部(77)の端部に立設された背凭れ部(78)と、
    前記各マッサージ体(11〜14)が前記背凭れ部(78)の幅方向中央部に対応するように当該背凭れ部(78)の内部に収納された請求項1〜11のいずれかに記載の四つ玉式マッサージ機構(1)と、
    を備えている椅子式のマッサージ装置。
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