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JP3545786B2 - 部材の締結構造 - Google Patents

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JP3545786B2
JP3545786B2 JP23976493A JP23976493A JP3545786B2 JP 3545786 B2 JP3545786 B2 JP 3545786B2 JP 23976493 A JP23976493 A JP 23976493A JP 23976493 A JP23976493 A JP 23976493A JP 3545786 B2 JP3545786 B2 JP 3545786B2
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screw
fastening
fastened
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shaft
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秀彰 松井
伸明 富所
吉木  茂
滋 渡邊
真一 川原
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、装置、部品等をネジで組み立てる部材の締結構造に関し、さらに詳しくいえば解体時の作業性を向上させた締結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境保護、省資源が叫ばれ、環境問題に対する取組みが益々重要な課題となっており、例えば、オフィスで使用される各種OA機器に関しても、例外無くその対応が求められている。OA機器の代表である複写機、ファクシミリ、プリンタ等の装置においては、現像器、クリーニング装置、あるいは定着器等をユニット化し、耐用限度に達したユニットだけを交換するようにして資源の節約及びコストの低減を図っている。従来、耐用限度に達したユニットは廃棄されていたが、資源の有効利用の観点から寿命部品を交換して再利用する方法が提案されている。通常、寿命部品を交換するためにはユニットを解体する必要がある。また、ユニットを廃棄するにしても、例えば現像器、クリーニング装置においてはユニット内部にトナーを内蔵しているので、そのまま廃棄したのではトナーが漏れたり飛散したりして周囲の環境を汚染する恐れがあり、ユニットを解体して内部のトナーを処理する必要がある。また、ユニット部品だけでなく、廃棄される装置自体を資源として再利用するためには、種類の異なる材料により構成されている装置を解体する必要がある。
【0003】
ところで、一般的に、各種装置やユニット等はネジを用いて組み立てられているものが多い。従来のネジの一例を図面により説明すると、図6に示すように、ネジ21は、ネジ頭部22とネジ軸24とで構成され、そのネジ頭部22の部分に十字型ドライバ締め付け穴23が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のネジを使用して組み立てられたユニットあるいは装置等を解体するためにはネジを緩めて取り外さなければならず、解体作業に手間が掛かるという問題があった。
【0005】
本発明は、従来の部材の締結構造における上述の問題を解決し、解体作業に手間の掛からない締結構造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題は、本発明により、部材と部材をネジによって接合締結する部材の接合構造において、外周にネジ溝が設けられた軸部と、該軸部の一端に連続して設けられ該軸部よりも大径に形成され締結対象の部材に当接して締結対象部材を押圧する締結部とを有し、前記締結部の軸方向の外表面から前記軸部に達してドライバ締め付け穴が設けられ、当該ネジを所定値以上のトルクで締め付けた場合に前記締結部が前記軸部から破断し、前記締結部による締結対象部材への押圧力が解除されるネジと、前記ネジがネジ止めされる保持部材と、前記ネジの軸部より大径かつ締結部より小径な貫通孔を有する締結対象部材とから構成され、前記締結対象部材の前記貫通孔に前記ネジの軸部を貫通させ、該ネジを前記保持部材にネジ止めすることにより、前記保持部材と締結対象部材とを接合締結することを特徴とする部材の締結構造により解決される。
【0007】
また、本発明は、前記の課題を解決するために、前記ネジの軸部と締結部との境界部分に切れ込み溝を設けることを提案する。
【0008】
【作用】
ネジ頭部のドライバ締め付け穴を締結部から軸部に達するように形成する。そして、ネジを一定トルク以上の力で締め付けることにより締結部を軸部から破断させる。
【0009】
また、ネジ頭部の根元に切れ込み溝を設けることにより、ネジ頭部の破断をより容易、確実なものにする。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1に示すように、本実施例のネジ1は、その頭部2に十字型ドライバ締め付け穴3が設けられている。このドライバ締め付け穴3は、その先端がネジ軸4にまで達している。そのため、このネジ1を一定の値以上のトルクで締め付けた場合には、ネジ頭部2がネジ軸4からちぎれて破断するようになっている。
【0012】
本実施例のネジ1を用いてユニット部品又は装置等を組み立てる場合、一定の値以下のトルクで締め付けてやればネジ頭部2が破断することがなく、通常のネジと同じ様にして組立作業を行うことができる。締め付けトルクは、一般的な組立て作業に使用されているトルク調節式電気ドライバにより簡単に調節することができる。
【0013】
図2は、本実施例のネジ1と、それに専用の締め付け作業用ドライバ5を使用して部材Bを部材Aに接合している様子を示す断面図である。この図に示すように、締め付け作業用ドライバ5は、ネジ1のドライバ締め付け穴に合致するようにその先端が尖っている。この締め付け作業用ドライバ5によれば、締め付けトルクがネジ1のドライバ締め付け穴3全体に掛かり、ネジ頭部2の破断を防止することができる。
【0014】
そして、解体作業を行う場合は、図3に示すように、通常の十字ドライバ6を用いてネジ1の頭部2を、所定の値以上のトルクで締め付けてやると、図4に示すように、ネジ頭部2がネジ軸4からちぎれて破断する。その結果、ネジ頭部2により押さえられ、部材Aに接合されていた部材Bを簡単に取り外すことができる。従って、解体作業のためにネジ1を何回転も緩める必要がなく、作業時間を大幅に短縮することができる。
【0015】
なお、図2に示した締め付け作業用ドライバ5は、解体作業に使用することも可能であり、ネジ1を破断させるのではなく緩めて取り外す場合に使用すれば、ネジ頭部2の破断を防止して取り外し作業を行うことができる。
【0016】
次に、本発明の他の実施例について説明する。
【0017】
図5に示すように、本実施例のネジ11は、前記実施例のネジ1と同様、その頭部12に十字型ドライバ締め付け穴13が設けられている。このドライバ締め付け穴13は、その先端がネジ軸14にまで達している。そして、ネジ頭部12の根元に切れ込み溝15が形成されている。本実施例のネジ11も、一定の値以下のトルクで締め付けてやればネジ頭部12が破断することがなく、通常のネジと同じ様にして組立作業を行うことができる。そして、解体作業を行う場合は前記実施例と同様、通常の十字ドライバを用いてネジ11の頭部12を、所定の値以上のトルクで締め付けてやれば、その頭部12がネジ軸14からちぎれて破断する。本実施例のネジ11においては、ネジ頭部12の根元に切れ込み溝15が形成されているので、ネジ頭部12の破断がより容易で確実である。
【0018】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、ドライバ締め付け穴がマイナス型でもよい。また、頭部が平らになった平型ネジや、頭部が6角柱状になっているものでも構わない等、数多の変形が可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の部材の締結構造によれば、ネジ頭部からネジ軸に達してドライバ締め付け穴を形成したので、所定の値以上のトルクで締め付けてやるとネジ頭部がネジ軸からちぎれて破断するので、解体作業のためにネジを何回転も緩める必要がなく、作業時間を大幅に短縮することができる。
【0020】
請求項2の構成により、ネジ頭部の破断をより容易で確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明ネジの一実施例を示す断面図である。
【図2】図2は、そのネジと、専用ドライバを使用した組立作業を説明する断面図である。
【図3】図3は、そのネジと、通常のドライバを使用した解体作業を説明する断面図である。
【図4】図4は、そのネジの頭部が破断した様子を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図6】図6は、従来のネジの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1、11、21 ネジ
2、12、22 ネジ頭部
3、13、23 ドライバ締め付け穴
4、14、24 ネジ軸
15 切れ込み溝

Claims (2)

  1. 部材と部材をネジによって接合締結する部材の締結構造において、
    外周にネジ溝が設けられた軸部と、該軸部の一端に連続して設けられ該軸部よりも大径に形成され締結対象の部材に当接して締結対象部材を押圧する締結部とを有し、前記締結部の軸方向の外表面から前記軸部に達してドライバ締め付け穴が設けられ、当該ネジを所定値以上のトルクで締め付けた場合に前記締結部が前記軸部から破断し、前記締結部による締結対象部材への押圧力が解除されるネジと、
    前記ネジがネジ止めされる保持部材と、
    前記ネジの軸部より大径かつ締結部より小径な貫通孔を有する締結対象部材とから構成され、
    前記締結対象部材の前記貫通孔に前記ネジの軸部を貫通させ、該ネジを前記保持部材にネジ止めすることにより、前記保持部材と締結対象部材とを接合締結することを特徴とする部材の締結構造。
  2. 前記ネジの軸部と締結部との境界部分に切れ込み溝を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の部材の締結構造。
JP23976493A 1993-09-27 1993-09-27 部材の締結構造 Expired - Fee Related JP3545786B2 (ja)

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