JP3544744B2 - 中圧開閉器 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、中圧開閉器としてはもちろん遮断器としても使用するように構成された開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
米国特許第5,168,139号に開示されている負荷遮開閉器は、前方接触面を有する同軸的に向き合う2つの接触スピンドルが貫通する2つの導電端部カバーによって閉じられている絶縁筒状ケースを主として備える真空開閉器と、2つの刃型開閉接点とを備え、開閉接点の1つは真空開閉器に並列に設けられ、他方の開閉接点は、その並列設置によって構成された並列回路に直列に設けられていることが知られている。この負荷遮開閉器は、負荷開放開閉器が閉じられていて、2つの開閉接点が安定な閉成位置にある時は、開閉器の動作中にわたって真空断続器が開放状態を維持するように動作する。負荷開放開閉器が開かれていて、真空断続器の接点がまず閉じられると、並列に設けられている開放接点が開かれ、それから真空コミュテーター接点が開かれ、最後に、直列に配置されている第2の接点が開かれる。
【0003】
しかし、この開閉器は2つの独立した開閉器制御器を必要とし、その結果として寸法がとくに大きくなる。
【0004】
仏国特許第2,668,851号に開示されている多極ロータリ開閉器は、高い絶縁耐力を持つ気体を充たされた密封回転ケースによって主として構成され、そのケースの内部には、極ごとに、静止入力接点と、静止出力接点と、静止接地接点とが納められる。それらの接点はある角度をおいて離隔され、ケースの軸線に沿って延長する回転作動軸によって支持される、回動するナイフの刃型の接点ブリッジと協働する。真空切り離し技術を使用しないこの実施例においては、前記軸は開放位置と、閉成位置と、接地位置との3つの位置を選択的に占めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、真空切り離し技術を用いる、構造が簡単で、小型の開閉器および遮断器を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的は、絶縁ガスが充填されている密封ケースを備え、このケースの内部に、第1の接続端子に電気的に接続されている第1の静止接点と、第2の接続端子に電気的に接続されている第2の静止接点と、第1の静止接点および第2の静止接点とそれぞれ協働するように構成された第1の可動接点および第2の可動接点が設けられた可動導電ブリッジと、このブリッジに連結されて第1の接続端子と第2の接続端子の間に電気回路を結び、または電気回路を断つ作動機構とが納められる中圧開閉器において、真空カートリッジを更に備え、この真空カートリッジには、2つの接続端子のうちの、第2の接続端子と呼ばれる1つの接続端子に電気的に接続されている第3の静止接点と、第1の可動接点と第2の可動接点の間に設けられた中間点において前記ブリッジに電気的に接続され、かつ前記作動機構に機械的に連結された第3の可動接点と、順序決定手段とが含まれ、この順序決定手段は、前記作動機構と協働して、開閉器の安定な開放位置および安定な閉成位置において、第3の静止接点と第3の可動接点が分離され、開閉器の開放動作中または閉成動作中には、第3の静止接点と第3の可動接点が一時的に閉じて、第1の静止接点と第1の可動接点、または第2の静止接点と第2の可動接点に関連するアークを解消するようなやり方で、第1の静止接点と第2の静止接点および第3の静止接点に組合わされている第1の可動接点と第2の可動接点および第3の可動接点の開放順序および閉成順序を設定することを特徴とする中圧開閉器によって達成される。
【0007】
特定の実施例に従って、前記ブリッジはロータリーである。
【0008】
特定の特徴に従って、前記ブリッジは2組の異なる背中合わせのアームを備え、第1のアームの1つの端部に前記第1の可動接点が設けられ、第1のアームの他端部がスピンドルの周囲に枢着され、第2のアームの1つの端部に前記第2の可動接点が設けられ、第1のアームの他端部がスピンドルの周囲に枢着される。
【0009】
前記作動機構は回転するように駆動軸に連結されるクランクと、第1の連結棒および第2の連結棒とを備え、第1の連結棒および第2の連結棒の1つの端部がクランクに連結され、第1の連結棒および第2の連結棒の他端部が第1のアームと第2のアームにそれぞれ連結される。
【0010】
前記第1の端子を入力端子片とし、前記第2の端子を出力端子とすると有利である。
【0011】
別の特徴に従って、前記順序決定手段は、開閉器の安定な位置において第3の静止接点と第3の可動接点を分離状態に維持し、かつ開閉器の開放動作中は第2の静止接点と第2の可動接点が分離する前、および開閉器の閉成動作中は第2の静止接点と第2の可動接点が閉成した後まで、それら2つの接点を閉成状態に維持するようにされる。
【0012】
別の特徴に従って、前記順序決定手段は、前記第1の静止接点に設けられて、前記1の可動接点の移動中は前記第1の可動接点に接触したままである延長した固定端子片と、前記第2の静止接点に設けられて、前記2の可動接点の動きが行われた時に、前記2の可動接点の移動中は前記第2の可動接点に接触したままでない短縮した静止端子片とを含む。
【0013】
別の特徴に従って、第3の可動接点は、第3の静止接点および3の可動接点の開放の向きにばねによって偏倚させられて、並進運動できる棒によって支持され、この棒は前記アームに設けられている手段と協働して、前記第3の静止接点と第3の可動接点の開放および閉成の順序を決定する。
【0014】
特定の実施例に従って、前記手段は第1のアームまたは第2のアームに確実に組合わされた少なくとも1つのカムを備え、このカムの輪郭が前記順序を決定する。
【0015】
別の実施例に従って、前記手段は、アームのうちの1つに設けられてスピゴットと協働する開口部を備え、前記スピゴットは連結棒に確実に組合わされ、前記連結棒の1つの端部が前記棒に連結され、前記連結棒の他端部が前記棒に関節状に連結され、自由に回転するように前記スピンドルに取り付けられているクランクに関節状に連結される。
【0016】
別の特徴に従って、前記開口部の形は円弧状であって、開口部の幅が異なる2つの部分を形成するように切り欠き付きくぼみを含む。
【0017】
別の実施例に従って、地面に接続された第4の静止接点と、前記第2の端子に接続された第5の静止接点とを更に備え、前記第4の静止接点は、前記スピンドルに関して第2の静止接点とは直径方向の反対側に設けられ、前記第5の静止接点は、前記スピンドルに関して第1の静止接点とは直径方向の反対側に設けられ、開閉器が接地された位置前記にある時は、第1の静止接点および前記第2の静止接点は第1の可動接点および第2の可動接点とそれぞれ協働する。
【0018】
【実施例】
図1ないし図7は本発明の開閉器の特定の実施例の開閉の種々の段階に対応する種々の位置における半径方向断面図である。
【0019】
図示の本発明の開閉器は、中圧遮断器Dとして使用されていることがわかる。この開閉器は、絶縁ガスが充たされている密閉ケースEの内部に納められている。ケースの絶縁壁は遮断器Dの単極装置または3極装置の絶縁壁とすることができる。別の実施例においては、ケースの壁を金属で構成できることが分かる。図示の極装置は、電流入力導体用の密閉ブッシング22と、電流出力導体用の密閉ブッシング23を有する。それらのブッシング22、23は静止入力接点1と静止出力接点2をそれぞれ支持する。それらの静止接点1、2は、入力端子片と出力端子片をそれぞれ構成する接続端子A、BによってそれぞれケースEの外部に終端する。
【0020】
遮断器Dは、可動導電ブリッジPと、作動機構Mと、カートリッジ5とを更に備える。可動導電ブリッジPと作動機構Mは協働して第1の接続端子Aと第2の接続端子Bの間に電流を流したり、それらの端子の間の電流を遮断したりする。カートリッジ5は静止接点6と可動接点7を含む。静止接点6は静止出力接点2に接続され、可動接点7は前記ブリッジPに接続されて、第1の静止接点と第1の可動接点または第2の静止接点と第2の可動接点の間に生ずるアークを、後で述べるようにしてスイッチする。
【0021】
前記可動導電ブリッジPは2本のアーム8、9を有する。それらのアームの1つの端部が、ケースEに確実に連合されているスピンドルXに関節状に連結され、アーム8、9の他端部はそれぞれ第1の可動接点3と第2の可動接点4を構成する。それらの可動接点3、4は、前記スピンドルXを中心としてアーム8、9が回転すると、前記第1の静止接点1と第2の静止接点2にそれぞれ接触するように構成されている。前記スピンドルXに平行に延長しているモータ軸24に回転するように連結されているクランク10と、2本の連結棒11、12とによって構成されている作動機構Mによって前記アーム8、9は回転させられる。連結棒11、12の一方の端部がスピンドル25に関節状に連結され、他端部がスピンドル26、27にそれぞれ関節状に連結される。スピンドル25は前記クランク10に確実に結び付けられ、スピンドル26、27はそれぞれ前記アーム8、9に確実に結び付けられる。
【0022】
真空カートリッジ5は筒形壁5aによって形成される。その壁5aは、たとえば、ケースEの壁で形成され、カートリッジの静止接点6と可動接点7を受けるハウジング5aを構成する。静止接点6は導電要素6aによって前記第2の静止接点2に接続され、カートリッジ5の第3の可動接点と呼ばれる可動接点7は、カートリッジ5の中間壁5cを貫通して滑動するように装着されている棒13の1つの端部13aに固定され、他端部13bが連結棒18の1つの端部18aに関節状に連結される。連結棒18の他端部18bは第2のクランク19に連結される。このクランク19は前記中央固定スピンドルXに自由に回転するように取り付けられる。真空カートリッジ5の第3の静止接点6と第3の可動接点7は、中間壁5cとカートリッジ5の底壁5dの間に配置されているばね14によって開放位置に常に偏倚させられる。第3の可動接点7と中間壁5cの間に密封ベローズ5eが設けられる。
【0023】
本発明の遮断器Dは、前記第1,第2,第3の静止接点1,2,6にそれぞれ組合わされている前記第1,第2,第3の可動接点3,4,7の開閉順序を決定する適当な順序決定手段も有する。第1の静止接点1には長くされた固定片1aが形成され、第2の静止接点2には短くされた固定片2aが形成され、円弧状の開口部16が幅の異なる開口部16bと16cによって形成される。それらの開口部16bと16cは一緒に接合されて切れ欠き付きのくぼみ16fを形成する。前記開口部16は、前記連結棒18にそれの軸線に固定されているスピゴット17と協働する。
【0024】
図9ないし図14を参照して、開閉器Iが前記遮断器Dと同様に構成されていることが分かる。しかし、この開閉器は、接地Tされている第4の静止接点20と、前記第2の静止接点2に電気的に接続されている第5の静止接点21も有する。
【0025】
図16ないし図20を参照して、開閉器Iが、接地されている第4の静止接点20と、前記第2の静止接点2に電気的に接続されている第5の静止接点21も有することも分かる。この開閉器は、真空カートリッジ5の第3の静止接点6と第3の可動接点7の開閉順序を設定する手段の構造が、前記開閉器とは異なる。
【0026】
本発明のこの実施例によれば、第2のアーム29が、第3の静止接点6と第3の可動接点7の開閉を制御するために、棒13と直接協働するように構成されたカム15を備える。
【0027】
次に、図21ないし図21cを参照する。それらの図に示す遮断器Dの実施例では、長くされた固定片1aを有する第1の静止接点1と、短い固定片2aを有する第2の静止接点2との間で電流を流したり、流れている電流を遮断することを可能にする回転単ブロック導電ブリッジを使用する。このブリッジ8は作動軸(図示せず)によって回転駆動させられ、真空カートリッジ5の可動接点7に電気的に接続される。真空カートリッジ5の静止接点6は前記第2の静止接点2に電気的に接続される。
【0028】
次に図1ないし図8を参照して図1ないし図7に示す遮断器の動作を説明する。
【0029】
図1においては、遮断器Dは閉成位置にあり、第1の静止接点1と第1の可動接点3、および第2の静止接点2と第2の可動接点4がそれぞれ閉じて、入力端子Aと出力端子Bの間を電流が流れるようにする。また、真空カートリッジの接点6と7は開かれる。図2においては、クランク10が作動軸24によって約30度の角度だけ(矢印Fの向きに)回転させられている。そのために導電ブリッジP2本のアーム8と9が対応する角度だけ角運動させられる。この運動中に、第2のアーム9に設けられている開口部16のくぼみ16fを構成する縁部が、対応する連結棒18に確実に連合させられているスピゴット17に接触する。そうすると連結棒18が第2のクランク19によってスピンドルXを中心として回転させられ、第3の静止接点6と第3の可動接点7を閉じさせるようにカートリッジ5の上部へ向かって棒13を並進させる。
【0030】
導電ブリッジPのこの位置においては、第1の静止接点1のL形接点片1aの延長のために、第1の静止接点1と第1の可動接点3は閉じられたままであるが、第3の静止接点6と第3の可動接点7が閉じられた後では、第2の静止接点2と第4の可動接点4は開かれる。その結果としてアークが真空カートリッジ5へ移される。
【0031】
図3においては、作動軸24が更に回転して、2本のアーム8、9を対応して回転させた後では、真空カートリッジ5の第3の静止接点6と第3の可動接点7が開き、端子AとBの間の電流を絶つ。第3の静止接点6と第3の可動接点7が開いて、電流が絶たれた後では、第1の静止接点1と第3の可動接点3は開かれる。図4ではそれらの接点は完全に開かれて、遮断器が完全に開かれた位置にあることを示す。
【0032】
図5においては、作動軸24が1回転の約4分の3だけ、常に同じ向き(矢印F参照)に回転した後では、遮断器Dは閉成途中にあって、第2の静止接点2と第2の可動接点4が閉成を開始する。アーム9が回転すると、棒13を上へ向かって動かして、第1の静止接点1と第1の可動接点3が閉じる(図6に示すように)前に、カートリッジ5の第3の静止接点6と第3の可動接点7を閉じるように、棒13に組合わされているスピゴット17が前記開口部18の縁部16aによって駆動される。これによって、第1の静止接点1と第1の可動接点3に関連するアークが図7に示すように切り換えることができる。遮断器Dの閉成が起きた時のカートリッジ5の閉じた位置は、遮断器Dの開放が起きた時のカートリッジ5の開放が維持される時間にほぼ等しい時間だけ維持されることに注目できる。また、作動軸24は遮断器Dを開放させるため、および閉成させるためにも、常に同じ向き(矢印F)に回転していることにも注目できる。
【0033】
以上説明した種々の接点の相対位置を図8にとくに示す。第1の静止接点1と第1の可動接点3の状態を図8(a)に示し、第2の静止接点2と第2の可動接点4の状態を図8(b)に示し、真空カートリッジ5の静止接点6と可動接点7の状態を図8(c)に示し、遮断器dの状態を図8(d)に示す。
【0034】
次に、図9ないし図15を参照して本発明の開閉器の実施例の動作を簡単に説明する。この動作は先に説明した遮断器の動作に類似し、開放サイクルの終りに追加の接地段階を持つこと、および開放の時とは反対の向きに作動軸24を回転させることによって開閉器Iが閉じること、が異なる。
【0035】
図9においては、開閉器Iは完全に閉じた位置にあり、第1の静止接点1と第1の可動接点3および第2の静止接点2と第2の可動接点4がそれぞれ閉じられており、真空カートリッジ5の静止接点6と可動接点7が開かれている。図10においては、作動軸24が開放の向き(図9の矢印F参照)に回転した後で、開閉器Iは開放位置にある。中間開放段階は先に述べた遮断器のそれに一致するから、中間開放段階については説明しない。
【0036】
図11においては、作動軸24を常に同じ向きに更に回転させると、導電ブリッジPの2本のアーム8、9が第4の静止接点20と第5の静止接点21にそれぞれ接触させられることがわかる。この運動中は、棒13に組合わされているスピゴット17は開口部16の底16eまで動き、真空カートリッジの接点6と7は開かれたままであることが分かる。開閉器のこの位置においては、端子Bに接続されている下流側の回路はすべて地面Tに接続される。
【0037】
図15を参照して、開閉器の開放中の接点の状態は遮断器Dのそれに一致することが分かる。
【0038】
図12においては、作動軸24が閉成の向き(開放の向きとは逆である)に回転した後で、第1の静止接点1と第1の可動接点3が閉成を開始する。そうするとスピゴット17が開口部16の縁部16eへ向かって動く。しかし、この動きは棒13には何の作用も及ぼさない。図13においては、第1の静止接点1と第1の可動接点3が閉じられ、第2の静止接点2と第2の可動接点4の間の閉成がトリガされ、第2のアーム9が棒13を縁部16aによって動かすことを開始する。接点1と3、3と4がそれぞれ完全に閉じた後で、第3の静止接点6と第3の可動接点7が閉じ(図14)、それから再び開いて、ばね14の開放位置に自動的に戻される。
【0039】
閉成中の開閉器Iの動作は遮断器Dのそれと同じであり、違いは、開閉器の場合には、カートリッジ5の閉成の前、および第2の静止接点2と第2の可動接点4の閉成の前に、第1の静止接点1と第1の可動接点3が閉じることである。
【0040】
次に、本発明の開閉器Iの動作を図16ないし図20と図15の動作図を参照して説明する。第1の接点1と3の状態を図15(a)に示し、第2の接点2と4の状態を図15(b)に示し、第3の接点6と7の状態を図15(c)に示し、接点3と20の閉成および接点4と21の閉成とによる接地を図15(d)に示し、開閉器Iの状態を図15(e)に示す。
【0041】
図16では、開閉器Iは閉成位置にあり、第1の接点1と3および第2の接点2と4がそれぞれ閉じられ、第3の静止接点6と第3の可動接点7はばね14によって開放位置に戻されている。
【0042】
図17においては、作動軸24が図16に見える矢印Fの向きに回転すると、ブリッジPの2本のアーム28と29が開くから、アーム28と29のうちの第1のアーム28は第1の静止接点1に接触したままであり、第2のアーム29の可動接点4は第2の静止接点2にもはや接触しない。この回転中に、第2の静止接点2と第2の可動接点4が開く前は、第2のアーム29によって支持されているカム15が動くことによって、真空カートリッジ5の可動接点7に関連する棒13が上へ向かって動かされて、第3の静止接点6と第3の可動接点7を閉じさせる。作動軸34が更に回転した後では、カム15の運動と、ばね14の復帰作用とのために真空カートリッジ5の静止接点6と可動接点7は閉じられ、それから第2の接点2と4は一層広く開き、第1の接点1と3は開放を開始する。
【0043】
図19においては全ての接点が開かれ、そのために開閉器Iは開放位置に置かれる。閉成動作中の開閉器Iの動作は前記第1の実施例のそれと同じであるから、その閉成動作については説明しない。
【0044】
最後に、図21(a)ないし図21(d)に示す遮断器Dの実施例の種々の開放段階について簡単に説明する。図21(a)においては、遮断器Dは閉成位置にあり、それの静止接点と可動接点は閉じられている。図21(b)においては、真空カートリッジ5の接点6と7が閉じ、第2の静止接点2と第2の可動接点4は開き、第1の静止接点1と第1の可動接点3は閉じたままである。図21(c)においては、真空カートリッジ5の接点6と7が開いて遮断を達成し、それから第1の接点1と3が開く。そして図21(d)においてはすべての接点は開いている。
【0045】
種々の命令が簡単な制御部によって実行され、かつ真空カートリッジが持続電流を保持する時間が非常に短いために開閉器の構造によって小型の真空カートリッジを使用可能にされるために、構造が簡単で小型の本発明の遮断器及び開閉器を本発明によって達成した。
【0046】
もちろん、本発明は、例としてのみ与えた、以上説明し、かつ図に示す実施例に限定されるものではない。
【0047】
したがって、回転ブリッジではなくて並進移動できる単ブロックカートリッジを使用できる。
【0048】
これに反して、ここで説明した手段のあらゆる技術的均等物と、それの組合わせが本発明の要旨に従って達成されるならば、本発明はそれらをすべて包含する。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉成位置にある遮断器を示す。
【図2】第2の静止接点と第2の可動接点に関連するアークのスイッチング位置における、開放中の遮断器を示す。
【図3】図2に示す段階よりも進んだ段階にある開放中の遮断器を示す。
【図4】完全な開放位置における遮断器を示す。
【図5】閉成中の遮断器を示す。
【図6】図5に示す段階よりも進んだ段階にある閉成中の遮断器を示す。
【図7】第1の静止接点と第1の可動接点に関連するアークのスイッチング位置における、閉成中の遮断器を示す。
【図8】遮断器の開放と閉成の種々の段階における遮断器の種々の接点の開放状態および閉成状態を現す動作線図を示す。
【図9】本発明の開閉器の別の実施例の閉成位置における半径方向断面図を示す。
【図10】本発明の開閉器の別の実施例の開放位置における半径方向断面図を示す。
【図11】本発明の開閉器の別の実施例の接地位置における半径方向断面図を示す。
【図12】開閉器の閉成のある段階に対応する位置における開閉器を示す。
【図13】図12と同じ開閉器の閉成の図12とは異なる段階に対応する位置における開閉器を示す。
【図14】図12と同じ開閉器の閉成の図12および図13とは異なる段階に対応する位置における開閉器を示す。
【図15】種々の開閉器接点の状態を表す図8の動作線図に類似する動作線図を示す。
【図16】本発明の開閉器の別の実施例の閉成位置に対応する位置における半径方向断面図を示す。
【図17】本発明の開閉器の別の実施例の開放位置の初めに対応する位置における半径方向断面図を示す。
【図18】本発明の開閉器の別の実施例の開放位置の終りに対応する位置における半径方向断面図を示す。
【図19】本発明の開閉器の別の実施例の開放位置に対応する位置における半径方向断面図を示す。
【図20】本発明の開閉器の別の実施例の接地位置に対応する位置における半径方向断面図を示す。
【図21】導電ブリッジが単ブロックである本発明の遮断器の別の実施例の開放のある段階の略図を示す。
【符号の説明】
1、2、6、20、21 静止接点
3、4、7 可動接点
5 真空カートリッジ
8、9、28、29 アーム
10 クランク
11、12 連結棒
13 棒
14 ばね
15 カム
24 作動軸
A、B 端子
D 遮断器
E 密閉ケース
I 開閉器
M 作動機構
P 導電ブリッジ
【産業上の利用分野】
本発明は、中圧開閉器としてはもちろん遮断器としても使用するように構成された開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
米国特許第5,168,139号に開示されている負荷遮開閉器は、前方接触面を有する同軸的に向き合う2つの接触スピンドルが貫通する2つの導電端部カバーによって閉じられている絶縁筒状ケースを主として備える真空開閉器と、2つの刃型開閉接点とを備え、開閉接点の1つは真空開閉器に並列に設けられ、他方の開閉接点は、その並列設置によって構成された並列回路に直列に設けられていることが知られている。この負荷遮開閉器は、負荷開放開閉器が閉じられていて、2つの開閉接点が安定な閉成位置にある時は、開閉器の動作中にわたって真空断続器が開放状態を維持するように動作する。負荷開放開閉器が開かれていて、真空断続器の接点がまず閉じられると、並列に設けられている開放接点が開かれ、それから真空コミュテーター接点が開かれ、最後に、直列に配置されている第2の接点が開かれる。
【0003】
しかし、この開閉器は2つの独立した開閉器制御器を必要とし、その結果として寸法がとくに大きくなる。
【0004】
仏国特許第2,668,851号に開示されている多極ロータリ開閉器は、高い絶縁耐力を持つ気体を充たされた密封回転ケースによって主として構成され、そのケースの内部には、極ごとに、静止入力接点と、静止出力接点と、静止接地接点とが納められる。それらの接点はある角度をおいて離隔され、ケースの軸線に沿って延長する回転作動軸によって支持される、回動するナイフの刃型の接点ブリッジと協働する。真空切り離し技術を使用しないこの実施例においては、前記軸は開放位置と、閉成位置と、接地位置との3つの位置を選択的に占めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、真空切り離し技術を用いる、構造が簡単で、小型の開閉器および遮断器を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的は、絶縁ガスが充填されている密封ケースを備え、このケースの内部に、第1の接続端子に電気的に接続されている第1の静止接点と、第2の接続端子に電気的に接続されている第2の静止接点と、第1の静止接点および第2の静止接点とそれぞれ協働するように構成された第1の可動接点および第2の可動接点が設けられた可動導電ブリッジと、このブリッジに連結されて第1の接続端子と第2の接続端子の間に電気回路を結び、または電気回路を断つ作動機構とが納められる中圧開閉器において、真空カートリッジを更に備え、この真空カートリッジには、2つの接続端子のうちの、第2の接続端子と呼ばれる1つの接続端子に電気的に接続されている第3の静止接点と、第1の可動接点と第2の可動接点の間に設けられた中間点において前記ブリッジに電気的に接続され、かつ前記作動機構に機械的に連結された第3の可動接点と、順序決定手段とが含まれ、この順序決定手段は、前記作動機構と協働して、開閉器の安定な開放位置および安定な閉成位置において、第3の静止接点と第3の可動接点が分離され、開閉器の開放動作中または閉成動作中には、第3の静止接点と第3の可動接点が一時的に閉じて、第1の静止接点と第1の可動接点、または第2の静止接点と第2の可動接点に関連するアークを解消するようなやり方で、第1の静止接点と第2の静止接点および第3の静止接点に組合わされている第1の可動接点と第2の可動接点および第3の可動接点の開放順序および閉成順序を設定することを特徴とする中圧開閉器によって達成される。
【0007】
特定の実施例に従って、前記ブリッジはロータリーである。
【0008】
特定の特徴に従って、前記ブリッジは2組の異なる背中合わせのアームを備え、第1のアームの1つの端部に前記第1の可動接点が設けられ、第1のアームの他端部がスピンドルの周囲に枢着され、第2のアームの1つの端部に前記第2の可動接点が設けられ、第1のアームの他端部がスピンドルの周囲に枢着される。
【0009】
前記作動機構は回転するように駆動軸に連結されるクランクと、第1の連結棒および第2の連結棒とを備え、第1の連結棒および第2の連結棒の1つの端部がクランクに連結され、第1の連結棒および第2の連結棒の他端部が第1のアームと第2のアームにそれぞれ連結される。
【0010】
前記第1の端子を入力端子片とし、前記第2の端子を出力端子とすると有利である。
【0011】
別の特徴に従って、前記順序決定手段は、開閉器の安定な位置において第3の静止接点と第3の可動接点を分離状態に維持し、かつ開閉器の開放動作中は第2の静止接点と第2の可動接点が分離する前、および開閉器の閉成動作中は第2の静止接点と第2の可動接点が閉成した後まで、それら2つの接点を閉成状態に維持するようにされる。
【0012】
別の特徴に従って、前記順序決定手段は、前記第1の静止接点に設けられて、前記1の可動接点の移動中は前記第1の可動接点に接触したままである延長した固定端子片と、前記第2の静止接点に設けられて、前記2の可動接点の動きが行われた時に、前記2の可動接点の移動中は前記第2の可動接点に接触したままでない短縮した静止端子片とを含む。
【0013】
別の特徴に従って、第3の可動接点は、第3の静止接点および3の可動接点の開放の向きにばねによって偏倚させられて、並進運動できる棒によって支持され、この棒は前記アームに設けられている手段と協働して、前記第3の静止接点と第3の可動接点の開放および閉成の順序を決定する。
【0014】
特定の実施例に従って、前記手段は第1のアームまたは第2のアームに確実に組合わされた少なくとも1つのカムを備え、このカムの輪郭が前記順序を決定する。
【0015】
別の実施例に従って、前記手段は、アームのうちの1つに設けられてスピゴットと協働する開口部を備え、前記スピゴットは連結棒に確実に組合わされ、前記連結棒の1つの端部が前記棒に連結され、前記連結棒の他端部が前記棒に関節状に連結され、自由に回転するように前記スピンドルに取り付けられているクランクに関節状に連結される。
【0016】
別の特徴に従って、前記開口部の形は円弧状であって、開口部の幅が異なる2つの部分を形成するように切り欠き付きくぼみを含む。
【0017】
別の実施例に従って、地面に接続された第4の静止接点と、前記第2の端子に接続された第5の静止接点とを更に備え、前記第4の静止接点は、前記スピンドルに関して第2の静止接点とは直径方向の反対側に設けられ、前記第5の静止接点は、前記スピンドルに関して第1の静止接点とは直径方向の反対側に設けられ、開閉器が接地された位置前記にある時は、第1の静止接点および前記第2の静止接点は第1の可動接点および第2の可動接点とそれぞれ協働する。
【0018】
【実施例】
図1ないし図7は本発明の開閉器の特定の実施例の開閉の種々の段階に対応する種々の位置における半径方向断面図である。
【0019】
図示の本発明の開閉器は、中圧遮断器Dとして使用されていることがわかる。この開閉器は、絶縁ガスが充たされている密閉ケースEの内部に納められている。ケースの絶縁壁は遮断器Dの単極装置または3極装置の絶縁壁とすることができる。別の実施例においては、ケースの壁を金属で構成できることが分かる。図示の極装置は、電流入力導体用の密閉ブッシング22と、電流出力導体用の密閉ブッシング23を有する。それらのブッシング22、23は静止入力接点1と静止出力接点2をそれぞれ支持する。それらの静止接点1、2は、入力端子片と出力端子片をそれぞれ構成する接続端子A、BによってそれぞれケースEの外部に終端する。
【0020】
遮断器Dは、可動導電ブリッジPと、作動機構Mと、カートリッジ5とを更に備える。可動導電ブリッジPと作動機構Mは協働して第1の接続端子Aと第2の接続端子Bの間に電流を流したり、それらの端子の間の電流を遮断したりする。カートリッジ5は静止接点6と可動接点7を含む。静止接点6は静止出力接点2に接続され、可動接点7は前記ブリッジPに接続されて、第1の静止接点と第1の可動接点または第2の静止接点と第2の可動接点の間に生ずるアークを、後で述べるようにしてスイッチする。
【0021】
前記可動導電ブリッジPは2本のアーム8、9を有する。それらのアームの1つの端部が、ケースEに確実に連合されているスピンドルXに関節状に連結され、アーム8、9の他端部はそれぞれ第1の可動接点3と第2の可動接点4を構成する。それらの可動接点3、4は、前記スピンドルXを中心としてアーム8、9が回転すると、前記第1の静止接点1と第2の静止接点2にそれぞれ接触するように構成されている。前記スピンドルXに平行に延長しているモータ軸24に回転するように連結されているクランク10と、2本の連結棒11、12とによって構成されている作動機構Mによって前記アーム8、9は回転させられる。連結棒11、12の一方の端部がスピンドル25に関節状に連結され、他端部がスピンドル26、27にそれぞれ関節状に連結される。スピンドル25は前記クランク10に確実に結び付けられ、スピンドル26、27はそれぞれ前記アーム8、9に確実に結び付けられる。
【0022】
真空カートリッジ5は筒形壁5aによって形成される。その壁5aは、たとえば、ケースEの壁で形成され、カートリッジの静止接点6と可動接点7を受けるハウジング5aを構成する。静止接点6は導電要素6aによって前記第2の静止接点2に接続され、カートリッジ5の第3の可動接点と呼ばれる可動接点7は、カートリッジ5の中間壁5cを貫通して滑動するように装着されている棒13の1つの端部13aに固定され、他端部13bが連結棒18の1つの端部18aに関節状に連結される。連結棒18の他端部18bは第2のクランク19に連結される。このクランク19は前記中央固定スピンドルXに自由に回転するように取り付けられる。真空カートリッジ5の第3の静止接点6と第3の可動接点7は、中間壁5cとカートリッジ5の底壁5dの間に配置されているばね14によって開放位置に常に偏倚させられる。第3の可動接点7と中間壁5cの間に密封ベローズ5eが設けられる。
【0023】
本発明の遮断器Dは、前記第1,第2,第3の静止接点1,2,6にそれぞれ組合わされている前記第1,第2,第3の可動接点3,4,7の開閉順序を決定する適当な順序決定手段も有する。第1の静止接点1には長くされた固定片1aが形成され、第2の静止接点2には短くされた固定片2aが形成され、円弧状の開口部16が幅の異なる開口部16bと16cによって形成される。それらの開口部16bと16cは一緒に接合されて切れ欠き付きのくぼみ16fを形成する。前記開口部16は、前記連結棒18にそれの軸線に固定されているスピゴット17と協働する。
【0024】
図9ないし図14を参照して、開閉器Iが前記遮断器Dと同様に構成されていることが分かる。しかし、この開閉器は、接地Tされている第4の静止接点20と、前記第2の静止接点2に電気的に接続されている第5の静止接点21も有する。
【0025】
図16ないし図20を参照して、開閉器Iが、接地されている第4の静止接点20と、前記第2の静止接点2に電気的に接続されている第5の静止接点21も有することも分かる。この開閉器は、真空カートリッジ5の第3の静止接点6と第3の可動接点7の開閉順序を設定する手段の構造が、前記開閉器とは異なる。
【0026】
本発明のこの実施例によれば、第2のアーム29が、第3の静止接点6と第3の可動接点7の開閉を制御するために、棒13と直接協働するように構成されたカム15を備える。
【0027】
次に、図21ないし図21cを参照する。それらの図に示す遮断器Dの実施例では、長くされた固定片1aを有する第1の静止接点1と、短い固定片2aを有する第2の静止接点2との間で電流を流したり、流れている電流を遮断することを可能にする回転単ブロック導電ブリッジを使用する。このブリッジ8は作動軸(図示せず)によって回転駆動させられ、真空カートリッジ5の可動接点7に電気的に接続される。真空カートリッジ5の静止接点6は前記第2の静止接点2に電気的に接続される。
【0028】
次に図1ないし図8を参照して図1ないし図7に示す遮断器の動作を説明する。
【0029】
図1においては、遮断器Dは閉成位置にあり、第1の静止接点1と第1の可動接点3、および第2の静止接点2と第2の可動接点4がそれぞれ閉じて、入力端子Aと出力端子Bの間を電流が流れるようにする。また、真空カートリッジの接点6と7は開かれる。図2においては、クランク10が作動軸24によって約30度の角度だけ(矢印Fの向きに)回転させられている。そのために導電ブリッジP2本のアーム8と9が対応する角度だけ角運動させられる。この運動中に、第2のアーム9に設けられている開口部16のくぼみ16fを構成する縁部が、対応する連結棒18に確実に連合させられているスピゴット17に接触する。そうすると連結棒18が第2のクランク19によってスピンドルXを中心として回転させられ、第3の静止接点6と第3の可動接点7を閉じさせるようにカートリッジ5の上部へ向かって棒13を並進させる。
【0030】
導電ブリッジPのこの位置においては、第1の静止接点1のL形接点片1aの延長のために、第1の静止接点1と第1の可動接点3は閉じられたままであるが、第3の静止接点6と第3の可動接点7が閉じられた後では、第2の静止接点2と第4の可動接点4は開かれる。その結果としてアークが真空カートリッジ5へ移される。
【0031】
図3においては、作動軸24が更に回転して、2本のアーム8、9を対応して回転させた後では、真空カートリッジ5の第3の静止接点6と第3の可動接点7が開き、端子AとBの間の電流を絶つ。第3の静止接点6と第3の可動接点7が開いて、電流が絶たれた後では、第1の静止接点1と第3の可動接点3は開かれる。図4ではそれらの接点は完全に開かれて、遮断器が完全に開かれた位置にあることを示す。
【0032】
図5においては、作動軸24が1回転の約4分の3だけ、常に同じ向き(矢印F参照)に回転した後では、遮断器Dは閉成途中にあって、第2の静止接点2と第2の可動接点4が閉成を開始する。アーム9が回転すると、棒13を上へ向かって動かして、第1の静止接点1と第1の可動接点3が閉じる(図6に示すように)前に、カートリッジ5の第3の静止接点6と第3の可動接点7を閉じるように、棒13に組合わされているスピゴット17が前記開口部18の縁部16aによって駆動される。これによって、第1の静止接点1と第1の可動接点3に関連するアークが図7に示すように切り換えることができる。遮断器Dの閉成が起きた時のカートリッジ5の閉じた位置は、遮断器Dの開放が起きた時のカートリッジ5の開放が維持される時間にほぼ等しい時間だけ維持されることに注目できる。また、作動軸24は遮断器Dを開放させるため、および閉成させるためにも、常に同じ向き(矢印F)に回転していることにも注目できる。
【0033】
以上説明した種々の接点の相対位置を図8にとくに示す。第1の静止接点1と第1の可動接点3の状態を図8(a)に示し、第2の静止接点2と第2の可動接点4の状態を図8(b)に示し、真空カートリッジ5の静止接点6と可動接点7の状態を図8(c)に示し、遮断器dの状態を図8(d)に示す。
【0034】
次に、図9ないし図15を参照して本発明の開閉器の実施例の動作を簡単に説明する。この動作は先に説明した遮断器の動作に類似し、開放サイクルの終りに追加の接地段階を持つこと、および開放の時とは反対の向きに作動軸24を回転させることによって開閉器Iが閉じること、が異なる。
【0035】
図9においては、開閉器Iは完全に閉じた位置にあり、第1の静止接点1と第1の可動接点3および第2の静止接点2と第2の可動接点4がそれぞれ閉じられており、真空カートリッジ5の静止接点6と可動接点7が開かれている。図10においては、作動軸24が開放の向き(図9の矢印F参照)に回転した後で、開閉器Iは開放位置にある。中間開放段階は先に述べた遮断器のそれに一致するから、中間開放段階については説明しない。
【0036】
図11においては、作動軸24を常に同じ向きに更に回転させると、導電ブリッジPの2本のアーム8、9が第4の静止接点20と第5の静止接点21にそれぞれ接触させられることがわかる。この運動中は、棒13に組合わされているスピゴット17は開口部16の底16eまで動き、真空カートリッジの接点6と7は開かれたままであることが分かる。開閉器のこの位置においては、端子Bに接続されている下流側の回路はすべて地面Tに接続される。
【0037】
図15を参照して、開閉器の開放中の接点の状態は遮断器Dのそれに一致することが分かる。
【0038】
図12においては、作動軸24が閉成の向き(開放の向きとは逆である)に回転した後で、第1の静止接点1と第1の可動接点3が閉成を開始する。そうするとスピゴット17が開口部16の縁部16eへ向かって動く。しかし、この動きは棒13には何の作用も及ぼさない。図13においては、第1の静止接点1と第1の可動接点3が閉じられ、第2の静止接点2と第2の可動接点4の間の閉成がトリガされ、第2のアーム9が棒13を縁部16aによって動かすことを開始する。接点1と3、3と4がそれぞれ完全に閉じた後で、第3の静止接点6と第3の可動接点7が閉じ(図14)、それから再び開いて、ばね14の開放位置に自動的に戻される。
【0039】
閉成中の開閉器Iの動作は遮断器Dのそれと同じであり、違いは、開閉器の場合には、カートリッジ5の閉成の前、および第2の静止接点2と第2の可動接点4の閉成の前に、第1の静止接点1と第1の可動接点3が閉じることである。
【0040】
次に、本発明の開閉器Iの動作を図16ないし図20と図15の動作図を参照して説明する。第1の接点1と3の状態を図15(a)に示し、第2の接点2と4の状態を図15(b)に示し、第3の接点6と7の状態を図15(c)に示し、接点3と20の閉成および接点4と21の閉成とによる接地を図15(d)に示し、開閉器Iの状態を図15(e)に示す。
【0041】
図16では、開閉器Iは閉成位置にあり、第1の接点1と3および第2の接点2と4がそれぞれ閉じられ、第3の静止接点6と第3の可動接点7はばね14によって開放位置に戻されている。
【0042】
図17においては、作動軸24が図16に見える矢印Fの向きに回転すると、ブリッジPの2本のアーム28と29が開くから、アーム28と29のうちの第1のアーム28は第1の静止接点1に接触したままであり、第2のアーム29の可動接点4は第2の静止接点2にもはや接触しない。この回転中に、第2の静止接点2と第2の可動接点4が開く前は、第2のアーム29によって支持されているカム15が動くことによって、真空カートリッジ5の可動接点7に関連する棒13が上へ向かって動かされて、第3の静止接点6と第3の可動接点7を閉じさせる。作動軸34が更に回転した後では、カム15の運動と、ばね14の復帰作用とのために真空カートリッジ5の静止接点6と可動接点7は閉じられ、それから第2の接点2と4は一層広く開き、第1の接点1と3は開放を開始する。
【0043】
図19においては全ての接点が開かれ、そのために開閉器Iは開放位置に置かれる。閉成動作中の開閉器Iの動作は前記第1の実施例のそれと同じであるから、その閉成動作については説明しない。
【0044】
最後に、図21(a)ないし図21(d)に示す遮断器Dの実施例の種々の開放段階について簡単に説明する。図21(a)においては、遮断器Dは閉成位置にあり、それの静止接点と可動接点は閉じられている。図21(b)においては、真空カートリッジ5の接点6と7が閉じ、第2の静止接点2と第2の可動接点4は開き、第1の静止接点1と第1の可動接点3は閉じたままである。図21(c)においては、真空カートリッジ5の接点6と7が開いて遮断を達成し、それから第1の接点1と3が開く。そして図21(d)においてはすべての接点は開いている。
【0045】
種々の命令が簡単な制御部によって実行され、かつ真空カートリッジが持続電流を保持する時間が非常に短いために開閉器の構造によって小型の真空カートリッジを使用可能にされるために、構造が簡単で小型の本発明の遮断器及び開閉器を本発明によって達成した。
【0046】
もちろん、本発明は、例としてのみ与えた、以上説明し、かつ図に示す実施例に限定されるものではない。
【0047】
したがって、回転ブリッジではなくて並進移動できる単ブロックカートリッジを使用できる。
【0048】
これに反して、ここで説明した手段のあらゆる技術的均等物と、それの組合わせが本発明の要旨に従って達成されるならば、本発明はそれらをすべて包含する。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉成位置にある遮断器を示す。
【図2】第2の静止接点と第2の可動接点に関連するアークのスイッチング位置における、開放中の遮断器を示す。
【図3】図2に示す段階よりも進んだ段階にある開放中の遮断器を示す。
【図4】完全な開放位置における遮断器を示す。
【図5】閉成中の遮断器を示す。
【図6】図5に示す段階よりも進んだ段階にある閉成中の遮断器を示す。
【図7】第1の静止接点と第1の可動接点に関連するアークのスイッチング位置における、閉成中の遮断器を示す。
【図8】遮断器の開放と閉成の種々の段階における遮断器の種々の接点の開放状態および閉成状態を現す動作線図を示す。
【図9】本発明の開閉器の別の実施例の閉成位置における半径方向断面図を示す。
【図10】本発明の開閉器の別の実施例の開放位置における半径方向断面図を示す。
【図11】本発明の開閉器の別の実施例の接地位置における半径方向断面図を示す。
【図12】開閉器の閉成のある段階に対応する位置における開閉器を示す。
【図13】図12と同じ開閉器の閉成の図12とは異なる段階に対応する位置における開閉器を示す。
【図14】図12と同じ開閉器の閉成の図12および図13とは異なる段階に対応する位置における開閉器を示す。
【図15】種々の開閉器接点の状態を表す図8の動作線図に類似する動作線図を示す。
【図16】本発明の開閉器の別の実施例の閉成位置に対応する位置における半径方向断面図を示す。
【図17】本発明の開閉器の別の実施例の開放位置の初めに対応する位置における半径方向断面図を示す。
【図18】本発明の開閉器の別の実施例の開放位置の終りに対応する位置における半径方向断面図を示す。
【図19】本発明の開閉器の別の実施例の開放位置に対応する位置における半径方向断面図を示す。
【図20】本発明の開閉器の別の実施例の接地位置に対応する位置における半径方向断面図を示す。
【図21】導電ブリッジが単ブロックである本発明の遮断器の別の実施例の開放のある段階の略図を示す。
【符号の説明】
1、2、6、20、21 静止接点
3、4、7 可動接点
5 真空カートリッジ
8、9、28、29 アーム
10 クランク
11、12 連結棒
13 棒
14 ばね
15 カム
24 作動軸
A、B 端子
D 遮断器
E 密閉ケース
I 開閉器
M 作動機構
P 導電ブリッジ
Claims (12)
- 絶縁ガスが充填されている密閉ケースを備え、このケースの内部に、第1の接続端子に電気的に接続されている第1の静止接点と、第2の接続端子に電気的に接続されている第2の静止接点と、第1の静止接点および第2の静止接点とそれぞれ協働するように構成された第1の可動接点および第2の可動接点が設けられた可動導電ブリッジと、このブリッジに連結されて第1の接続端子と第2の接続端子の間に電気回路を結び、または電気回路を絶つ作動機構とが納められる中圧開閉器において、真空カートリッジ(5)を更に備え、この真空カートリッジには、2つの接続端子(A、B)のうちの、第2の接続端子と呼ばれる1つの接続端子(B)に電気的に接続されている第3の静止接点(6)と、第1の可動接点と第2の可動接点(3、4)の間に設けられた中間点において前記ブリッジ(P)に電気的に接続され、かつ前記作動機構(M)に機械的に連結された第3の可動接点(7)と、順序決定手段とが含まれ、この順序決定手段は、前記作動機構と協働して、開閉器(I)の安定な開放位置および安定な閉成位置において、第3の静止接点(6)と第3の可動接点(7)が分離され、開閉器(I)の開放動作中または閉成動作中には、第3の静止接点(6)と第3の可動接点(7)が一時的に閉じて、第1の静止接点(1)と第1の可動接点(3)、または第2の静止接点(2)と第2の可動接点(4)に関連するアークを解消するようなやり方で、第1の静止接点と第2の静止接点および第3の静止接点(1、2、6)に組合わされている第1の可動接点と第2の可動接点および第3の可動接点(3、4、7)の開放順序および閉成順序を設定することを特徴とする中圧開閉器。
- 前記ブリッジ(P)はロータリーであることを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
- 前記ブリッジ(P)は2組の異なる背中合わせのアーム(8、28;9、29)を備え、第1のアーム(8、28)の1つの端部(8a、28a)に前記第1の可動接点(3)が設けられ、第1のアーム(8、28)の他端部(8b、28b)がスピンドル(X)の周囲に枢着され、第2のアーム(9、29)の1つの端部(9a、29a)に前記第2の可動接点(4)が設けられ、第1のアーム(9、29)の他端部(9b、29b)がスピンドル(X)の周囲に枢着されることを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
- 前記作動機構(M)は回転するように駆動軸(24)に連結されるクランク(10)と、第1の連結棒および第2の連結棒(11、12)とを備え、第1の連結棒および第2の連結棒の1つの端部がクランク(10)に連結され、第1の連結棒および第2の連結棒の他端部が第1のアーム(8、28)と第2のアーム(9、29)にそれぞれ連結されることを特徴とする請求項3に記載の開閉器。
- 前記第1の端子(A)は入力端子片であり、前記第2の端子(B)は出力端子であることを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
- 前記順序決定手段は、開閉器(I)の安定な位置において第3の静止接点(6)と第3の可動接点(7)を分離状態に維持し、かつ開閉器(I)の開放動作中は第2の静止接点(2)と第2の可動接点(4)が分離する前、および開閉器(I)の閉成動作中は第2の静止接点(2)と第2の可動接点(4)が閉成した後まで、それら2つの接点(6、7)を閉成状態に維持するようにされることを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
- 前記順序決定手段は、前記第1の静止接点(1)に設けられて、前記第1の可動接点(3)のあらかじめ設定されている移動距離中は前記第1の可動接点(3)に接触したままである長くされた固定端子片(1a)と、前記第2の静止接点(2)に設けられて、前記2の可動接点(4)の動きが行われた時に、前記第2の可動接点のあらかじめ設定されている移動距離中は前記第2の可動接点(4)に接触したままでない短い静止端子片(2a)とを含むことを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
- 第3の可動接点(7)は、第3の静止接点および第3の可動接点(6、7)の開放の向きにばね手段(14)により偏倚させられて、並進運動できる棒(13)により支持され、この棒(13)は前記アームに設けられている手段(S)と協働して、前記第3の静止接点(6)と第3の可動接点(7)の開放および閉成の順序を決定することを特徴とする請求項3に記載の開閉器。
- 前記手段は第1のアーム(28)または第2のアーム(29)に確実に組合わされた少なくとも1つのカム(15)を備え、このカムの輪郭が前記順序を決定することを特徴とする請求項8記載の開閉器。
- 前記手段は、アーム(8、9)のうちの1つ(8)に設けられてスピゴット(17)と協働する開口部(16)を備え、前記スピゴットは連結棒(18)に確実に組合わされ、前記連結棒の1つの端部(18a)が前記棒(13)に連結され、前記連結棒の他端部(18b)が前記棒(13)に関節状に連結され、自由に回転するように前記スピンドル(X)に取り付けられているクランク(19)に関節状に連結されることを特徴とする請求項8に記載の開閉器。
- 前記開口部(16)の形は円弧状であって、開口部の幅が異なる2つの部分(16b、16c)を形成するように切り欠きつきくぼみ(16f)を含むことを特徴とする請求項10に記載の開閉器。
- 大地(T)に接続された第4の静止接点(20)と、前記第2の端子(B)に接続された第5の静止接点(21)とを更に備え、前記第4の静止接点は、前記スピンドル(X)に関して第2の静止接点(2)とは直径方向の反対側に設けられ、前記第5の静止接点は、前記スピンドル(X)に関して第1の静止接点(1)とは直径方向の反対側に設けられ、開閉器が接地された位置にある時は、第1の静止接点および前記第2の静止接点(20、21)は第1の可動接点および第2の可動接点(3、4)とそれぞれ協働することを特徴とする請求項3に記載の開閉器。
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