JP3544742B2 - ポータブルコンピュータ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、カードの接続口に接続されたカードを用いて動画処理機能を実現できるポータブルコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ポータブルコンピュータの発達とともに、マルチメディアパソコンと呼ばれるコンピュータが開発されている。このコンピュータでは、テキストデータやグラフィックスデータの他に動画や静止画等の画像データがCRTに表示可能である。画像データの表示は、従来よりテレビやビデオ等で使用されているYUV信号を用いて行なわれるので、コンピュータ本体に内蔵されているRGBの表示回路を用いてテキストデータやグラフィックスデータを表示し、画像データの表示はオプションボードをコンピュータ本体に接続して行なう。このようなオプションボードとしては、例えば、米国C−Cube Microsystems のCL−450(Registered Tradmark )Development Board がある。このボードはMPEG(Moving Picture Coding Experts Group )video algorithm を用いて、MPEG compressed video 信号を伸張し、YUV信号をRGB信号に変換して出力する。なお、MPEGはカラー動画像蓄積用符号化方式の標準化を進める組織であり、ISO(国際標準化機構)とIEC(国際電気標準会議)が共同で進めるJTCI(情報処理関連国際標準化技術委員会)の下部組織に当たる、一方で、カラー動画像蓄積用の符号化方式を指すこともある。CD−ROMへの応用を考えたMPEG−1と、より高画質を目指したMPEG−2がある。それぞれ転送速度は、1.5Mビット/秒以下と5M−10Mビット/秒である。
【0003】
さらに、米国インテル社のDVI(Digital Video Interactive )ボードが知られている。このDVIボードには、画像を圧縮/伸長するための82750PBチップ、画像データを格納するVRAM,画像データの表示を制御する8275DBチップ等が実装されている。
【0004】
しかしながら、このようなオプションボードをコンピュータ本体に接続した場合、コンピュータ本体に内蔵されるRGB系の表示サブシステムと、オプションボード上のYUV系の表示サブシステムの2つのサブシステムが存在することになり、回路構成が冗長となる欠点を有している。
【0005】
また、ラップトップタイプのポータブルコンピュータの発達とともに、TFTカラーLCD等のフラットパネルを採用したポータブルコンピュータに於いても、テキストデータ、グラフィックスデータ、動画データおよび静止画データ等の画像データの表示およびそれらの混在表示をフラットパネルディスプレイを用いて行なうことが望まれている。
【0006】
一方、近年、パーソナルコンピュータに於いては、米国の標準化団体であるPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association )、及びJEIDAの標準仕様に準拠したPCカードのスロットをもつ機器が普及しつつある。このPCカードを、動画データの入出力制御を行なう動画キャプチャ、MPEGデコーダ等に用いるべく種々の開発がなされている。
【0007】
このようなオプションカードを用いたシステムを実現しようとしたとき、従来の標準バス仕様(例えばISAバス仕様)によるパーソナルコンピュータシステムに於いては、NTSC方式によるTV画像と同等の解像度を確保しようとすると、その画像処理にバスの転送スピードが追い付かず、従って画質(解像度)を落として表示処理しなければならない。他の手段としては、ISAバス等に代えて、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect )バス等の高速バスをもつ構成としなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、パーソナルコンピュータシステムに於いて、標準化されたカードを用い、動画処理の機能拡張を図ろうとしたとき、従来の標準バス仕様によるシステムに於いては、通常のTV画像等に比して、画質(解像度)の低下を余儀なくされる。又、この問題を解決しようとしたときは、システムバスを高速バス化する必要があり、この際はコスト高、大電力化、構成の繁雑化等の不具合を招くという問題が生じる。
【0009】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、既存の標準化されたシステムバスを用いて構成されたシステムに於いて、既存のオプションカードに加えて、高速で動作する新規のオプションカードを用いた高画質の動画処理機能を実現できるポータブルコンピュータを提供することを目的とする。
【0010】
又、本発明は、既存の標準化されたバスを用いてオプションカードを用いた高画質の動画処理機能と、既存のオプションカードを用いたカードに固有の処理機能とを簡単な構成にて両立させることのできるオプションカードを使用するポータブルコンピュータを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によるパーソナルコンピュータは、複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたオーディオ信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口と動画専用バスとの間をカード接続口毎に選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御される。
本発明の他の態様によるパーソナルコンピュータは、複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたオーディオ信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とオーディオ信号線との間をカード接続口毎に選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御される。
本発明の別の態様によるパーソナルコンピュータは、複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたスピーカ用信号線と、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたサウンド用信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とスピーカ用信号線との間を選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御される。
本発明のさらに他の態様によるパーソナルコンピュータは、複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた 動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたスピーカ用信号線と、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたサウンド用信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とサウンド用信号線との間を選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御される。
本発明のさらに別の態様によるパーソナルコンピュータは、複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたオーディオ信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口と動画専用バスとの間をカード接続口毎に選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
カード接続口に接続されたカードの種類を認識し、通常のカードが接続されたことを認識したとき、通常のカードインターフェース仕様を示すモードAの指示を出し、特別なカードが接続されたことを認識したとき、特定のカードインターフェース仕様を示すモードBの指示を出す手段により切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御される。
本発明のさらに他の態様によるパーソナルコンピュータは、複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたオーディオ信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とオーディオ信号線との間をカード接続口毎に選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
カード接続口に接続されたカードの種類を認識し、通常のカードが接続されたことを認識したとき、通常のカードインターフェース仕様を示すモードAの指示を出し、特別なカードが接続されたことを認識したとき、特定のカードインターフェース仕様を示すモードBの指示を出す手段により切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御される。
本発明のさらに別の態様によるパーソナルコンピュータは、複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシ ステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたスピーカ用信号線と、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたサウンド用信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とスピーカ用信号線との間を選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
カード接続口に接続されたカードの種類を認識し、通常のカードが接続されたことを認識したとき、通常のカードインターフェース仕様を示すモードAの指示を出し、特別なカードが接続されたことを認識したとき、特定のカードインターフェース仕様を示すモードBの指示を出す手段により切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御される。
本発明のさらに他の態様によるパーソナルコンピュータは、複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたスピーカ用信号線と、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたサウンド用信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とサウンド用信号線との間を選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
カード接続口に接続されたカードの種類を認識し、通常のカードが接続されたことを認識したとき、通常のカードインターフェース仕様を示すモードAの指示を出し、特別なカードが接続されたことを認識したとき、特定のカードインターフェース仕様を示すモードBの指示を出す手段により切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御される。
【0013】
【作用】
カード接続口に、例えば通信カード等、既存のカードが接続された際は、カードコントローラの切換制御回路が、カード接続口とシステムバスとの間を選択的に接続し、カード接続口に接続されたカードに固有の例えば通信等の既存のカードによる機能拡張を可能にする。又、カード接続口に、高画質の画像処理機能をもつ、高速データ転送を必要とする新規なカードが接続された際は、カードコントローラの切換制御回路が、カード接続口と動画専用バスとの間を選択的に接続し、カード接続口に接続されたカードに固有の高画質画像処理機能の拡張を可能にする。
【0014】
【実施例】
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
図1は本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
図1に於いて、1はISAバス等の標準仕様によるシステムバスにより構成されたパーソナルコンピュータ本体(以下PC本体と称す)であり、ここでは上記標準バス仕様下に於いて、高画質画像処理を含む各種のPCカードによる拡張機能を実現するカードインタフェース機構を備えてなる。
【0015】
2及び3はそれぞれPC本体1のカードスロットに接続可能な、高画質動画処理機能を実現する、新規なPCカードであり、ここでは、MPEGデコーダカード2と、動画キャプチャカード3の2種のPCカードを例示している。
【0016】
MPEGデコーダカード2は、CD−ROM等に格納されている、圧縮されたサウンド及び画像データを伸長処理してPC本体1に出力する機能をもつもので、MPEGインタフェース(I/F)21、CIS(Card Information Structure)22、COR(Configuration Option Resistor )23、MPEGサウンドデコーダ(MPEG Sound)24、MPEGビデオデコーダ(MPEG Video)25、RAM26等を内蔵し、PC本体1よりCOR(Configuration Option Resistor )23に“1”がセットされることにより、カード側端子の信号が高画質動画処理のための新規PCカードを使用する、特定カードインタフェース仕様を示すモードBの意味付け(図3参照)に切り替わる。又、MPEGインタフェース(I/F)21に於けるアドレスラッチ機構の構成は図4に示される。このMPEGのアドレスは図3に示すように21ビットを必要とし、ここでは上記COR(Configuration Option Resistor )23に“1”がセットされると、図4に示すアドレス21ビット(A0−A20)の入力が可能となる。この際のアドレス制御動作は後述する。
【0017】
又、動画キャプチャカード3は、TV、VTR等の画像をPC本体1に取り込み、表示出力する拡張機能を実現するもので、上記したMPEGデコーダカード2と同様のCIS(Card Information Structure)、及びCOR(Configuration Option Resistor )と、アナログのステレオサウンド信号をディジタルのシリアルステレオサウンドデータに変換するサウンドアナログ−ディジタルコンバータ(Sound A/D)、NTSC、PAL等のビデオ信号(video )をY(輝度)信号及びUV(色)信号に分離し、同期信号とともに出力するビデオデコーダ(Video Decorder)を内蔵している。
【0018】
10乃至19A,19BはそれぞれPC本体1の構成要素をなすもので、このうち、10はCPU、メモリ、及び各種IO等との間のデータ授受に供される、標準仕様によるシステムバスであり、例えばISAバス(ISA−BUS)により実現される。
【0019】
11はシステム全体の制御を司るCPUであり、ここではメインメモリ12に格納されたPCMCIA管理プログラムに従うPCMCIAドライバの処理で、後述するPCMCIAコントローラ16内のバス切換制御により、動画専用バス19Aを用いて、新規PCカード(MPEGデコーダカード2、動画キャプチャカード3等)の使用による高画質の動画処理機能を実現する。
【0020】
12はCPU11の制御に供される各種プログラムの格納領域、作業領域等が割り付けられるメインメモリ(主記憶)であり、ここでは、プログラム格納領域に、PCMCIA管理プログラムに含まれるPCMCIAドライバ(PCMCIA−DRV)12Aが格納され、CPU11によりアクセス制御されて、通信等、既存のPCカードを用いたカード拡張機能、及び、高画質動画処理のための、MPEGデコーダカード2、動画キャプチャカード3等の新規PCカードを用いたカード拡張機能を実現している。
【0021】
13及び14はそれぞれ大容量の外部記憶装置であり、13はハードディスク装置(HDD)、14はCD−ROMである。ここではこれらの大容量記憶装置に圧縮された画像データ及びサウンドデータが保存され、CPU11の制御の下にリード/ライト制御される。
【0022】
15はCPU11の制御の下にサウンドデータを入出力制御するオーディオコントローラ(Audio−CONT)であり、マイクロフォン(MIC)又は図示しないLINE入力による可聴周波数帯のアナログ信号をディジタルデータに変換するアナログ−ディジタルコンバータ(A/D)15a、ディジタルサウンドデータをアナログ信号に変換してスピーカ(Speaker )に出力するためのディジタル−アナログコンバータ(D/A)15b、アナログ−ディジタルコンバータ(A/D)15aより出力されるディジタルサウンドデータと後述するPCMCIAコントローラ16より出力されるオーディオ信号線19B上のディジタルサウンドデータとを選択してシステムバス11上に出力するマルチプレクサ15c、システムバス11上のディジタルサウンドデータと上記オーディオ信号線19B上のディジタルサウンドデータとを選択してディジタル−アナログコンバータ(D/A)15bに入力するマルチプレクサ15d等を備えてなる。
【0023】
16は各種PCカードの入出力インタフェースを実現するPCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )であり、ここでは、通信等の既存PCカードを使用する際の、通常のカードインタフェース仕様を示すモードAと、高画質動画処理のための、MPEGデコーダカード2、動画キャプチャカード3等の新規PCカードを使用する際の、特定のカードインタフェース仕様を示すモードBとの端子切替え制御機能をもつ。ここでは通信等の既存PCカードを使用するシステムバス10経由によるモードAの端子接続と、高画質動画処理のための新規PCカードを使用する動画専用バス19A経由によるモードBの端子接続(図2及び図3参照)とを切替えるバス切換制御機能をもつ切換制御回路(CONT)16a、新規PCカードを使用する際にモードBを指定する“1”がセットされ、それ以外の既存PCカードを使用する際にモードAを指定する“0”がセットされるモード制御ビットをもつ制御レジスタ(Reg )16b等をもつ。
【0024】
レジスタ(Reg )16bのモード制御ビットには、PCMCIAドライバ(PCMCIA−DRV)12Aに従うCPU11の制御の下に、PCMCIAカードスロット18にMPEGデコーダカード2、動画キャプチャカード3等の新規PCカードが接続されていることが認識されたとき、当該新規PCカードを使用するモードBを指定する“1”がセットされ、それ以外の既存PCカードが接続されていることが認識されたとき、モードAを指定する“0”がセットされる。
【0025】
切替制御回路(CONT)16aは、レジスタ(Reg )16bのモード制御ビットの内容に従い、通信等の既存PCカードを使用するシステムバス10経由によるモードAの端子接続と、高画質動画処理のためのMPEGデコーダカード2、動画キャプチャカード3等の新規PCカードを使用する動画専用バス19A経由によるモードBの端子接続とを切替えるバス切換制御機能をもつ。この際のPCMCIAの各端子の切替内容の具体例を図2及び図3に示している。
【0026】
17はMPEG、TV等の動画データ及び静止画データ(グラフィックスデータ)等の画像データを表示出力制御するマルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)であり、ビデオ表示制御回路(Video )、グラフィックス表示制御回路(Graphics)、マルチプレクサ(MUX)等により構成される。
【0027】
ビデオ表示制御回路(Video )は、ビデオデータを貯えるビデオバッファ、及び同バッファに貯えられたYUVデータをRGB信号に変換するYUV−RGB変換回路等をもつ。グラフィックス表示制御回路(Graphics)は、グラフィックスデータを貯えるRAMのアクセス機構、グラフィックスデータバッファ等をもつ。マルチプレクサ(MUX)は、上記ビデオ表示制御回路(Video )又はグラフィックス表示制御回路(Graphics)の出力データを選択し、表示出力データとして標準装備されたLCD表示パネル(LCD)、又は外部CRTモニタ(CRT)に出力する。
【0028】
この際のMPEGを対象としたマルチメディアディスプレイコントローラの詳細な構成及び作用は例えば特願平5−121305号(フレームバッファに画像データを格納するマルチメディア表示制御システム)に開示されているので、ここではその説明を省略する。
【0029】
18はPCMCIAカードスロットであり、ここでは、通信カード等の既存PCカードの他に、高画質動画処理のための、MPEGデコーダカード2、動画キャプチャカード3等の新規PCカードが接続される。
【0030】
このPCMCIAカードスロット18の端子構成は図2に示され、当該端子の新規PCカード使用時に於ける各使用形態は図3に示される。
19AはPCMCIAコントロ−ラ(PCMCIA−CONT)16とマルチメディアディスプレイコントロ−ラ(MMDC)17との間に設けられた動画専用バスであり、ここでは、PCMCIAカ−ドスロット18の各端子のうち、図3に(A)で示す20端子(A25−A18,A17−A10,A9,A8,A7,−IOIS16等)に相当する20本の信号線により構成され、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16の切替制御回路(CONT)16aより出力されるクロック及び同期信号を含む動画データをダイレクトにマルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)17のビデオ表示制御回路(Video )に高速転送する。この際の動画専用バス19Aによる具体的な信号及び各信号の転送方向は図3(A)に示される。この動画専用バス19A上の具体的な信号及び各信号の転送方向は後述する。
【0031】
19BはPCMCIAカードスロット18に動画キャプチャカード3が接続された際に、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16より出力される3ビットのディジタルサウンドデータ(図3(B)、図5参照)をオーディオコントローラ(Audio−CONT)15に転送するオーディオ信号線である。この際のオーディオ信号線19B上の各信号及びその内容については後述する。
【0032】
図2は、PCMCIAカードスロット18の各端子の内容を示す図であり、図3は、PCMCIAカードスロット18に、MPEGデコーダカード2、又は動画キャプチャカード3が接続された際の各端子の使用形態を示す図である。
【0033】
ここでは図2に示すPCMCIAカードスロット18の各端子のうち、ピン番47〜50,53〜56、8,10〜14,19〜22,46、33のA25−A18,A17−A10,A9,A8,A7,−IOIS16でなる20端子(図3(A)参照)と、ピン番60,62,63のSPKR,INPACK,STSCHGでなる3端子(図3(B)参照)の計23端子が信号切換えの対象となる。
【0034】
PCMCIAカードスロット18に動画キャプチャカード3が接続された際は、図3に(A)で示す20端子(A25−A18,A17−A10,A9,A8,A7,−IOIS16等)が、それぞれ動画キャプチャカード3からPC本体1への動画情報転送に供され、図3に(B)で示す3端子(−SPKR,−INPACK,−STSCHG)が、それぞれ動画キャプチャカード3からPC本体1(オーディオコントローラ(Audio−CONT)15)への音声等、サウンドデータの転送に供される。
【0035】
尚、図中、Y7−0は8ビットの輝度信号、UV7−0は同じく色信号、HREForHSは水平同期信号、VSは垂直同期信号、(LLC2)はクロック、ODDはインターレースのフィールド指定(奇/偶)信号である。又、SDATAは16ビット単位で切り分けられるシリアルステレオサウンドデータ、FSYNCはステレオのLEFT/RIGHT指定信号、SCKはシリアルステレオサウンドデータを16ビット単位毎に切り分ける同期クロックであり、その各信号の詳細は図5に示される。
【0036】
PCMCIAカードスロット18にMPEGデコーダカード2が接続された際は、図3に(A)で示す20端子(A25−A18,A17−A10,A9,A8,A7,−IOIS16等)がPC本体1との間の動画データの授受に供される。ここではアドレス指定に21ビットを必要とするので、図4に示すような、データライン(D15−D0)を用いた時分割制御によるアドレス転送手段がMPEGインタフェース(I/F)21に用意される。
【0037】
図4は、上記MPEGデコーダカード2のMPEGインタフェース(I/F)21に設けられたアドレスラッチ機構の構成を示す図である。ここでは図3に示すように、アドレス指定に21ビット(A20−A0)を必要とすることから、MPEGデコーダカード2内に、図4に示すようなデータライン(D15−D0)を用いた時分割制御によるアドレス転送手段が設けられる。ここでは、アドレスライン(A6−A0)につながるデコーダ(DEC)に時分割制御データを連続的に順次セットして、そのデコード内容が“0”のとき、ラッチ回路(LATCH)202a,202cに、それぞれ各8ビット(計16ビット)のアドレス(A7−A0,A15−A8)をラッチし、デコード内容が“2”のとき、ラッチ回路(LATCH)202bに5ビットのアドレス(A20−A16)をラッチして、MPEGデコーダ(MPEGサウンドデコーダ(MPEG Sound)24、及びMPEGビデオデコーダ(MPEG Video)25)に供給している。
【0038】
図5は上記PCMCIAカードスロット18にMPEGデコーダカード2が接続された際に、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16より出力されるオーディオ信号線19B上のディジタルサウンドデータ(シリアルステレオサウンドデータ)の構成を示す図であり、シリアルステレオサウンドデータ(SDATA)を16ビット単位毎に切り分ける1ビットの同期クロック(SCK)と、ステレオのR−L判別のための1ビットのLEFT/RIGHT指定信号(FSYNC)と、16ビット単位毎に切り分けられるシリアルサウンドデータ(SDATA)とにより構成される。
【0039】
ここで上記構成に於けるシステムの動作を説明する。
システムの初期化処理では、PCMCIA管理プログラムに従うCPU11の処理で、PCMCIAカードスロット18に接続されているカードの種類が認識される。
【0040】
ここで、PC本体1のPCMCIAカードスロット18に、MPEGデコーダカード2が接続されていることを認識すると、PCMCIAドライバ(PCMCIA−DRV)12Aの処理で、PCMCIAカードスロット18に接続されたMPEGデコーダカード2のCOR(Configuration Option Resistor )23に、高画質動画処理のための新規PCカードを使用する、特定カードインタフェース仕様のモードBを示す“1”がセットされ、更に、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16に設けられた制御レジスタ(Reg )16bのモード制御ビットに、同じく“1”がセットされる。
【0041】
これにより、MPEGデコーダカード2内のMPEGインタフェース(I/F)21は、図4に示すようなアドレス転送タイミングによるアドレスセットを認識し、例えばCD−ROM14より読出された、圧縮動画データ及びそれに付随するサウンドデータを図3に示す信号インタフェースでそれぞれ入力し、RAM26に貯えた後、MPEGデコーダ(MPEGサウンドデコーダ(MPEG Sound)24、及びMPEGビデオデコーダ(MPEG Video)25)にて伸長処理し、PC本体1に返す。この伸長処理された動画データは、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16の切替制御回路(CONT)16aによる図3に示す切り換え制御の下に、動画専用バス19Aをダイレクトに経由して、マルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)17に高速転送され、標準装備されたLCD表示パネル(LCD)、又は外部CRTモニタ(CRT)に表示出力される。又、伸長処理されたサウンドデータは、オーディオ信号線19Bを介し、図5に示すようなタイミングでオーディオコントローラ(Audio−CONT)15に送られて、スピーカ(Speaker )より出力される。
【0042】
又、PCMCIAカードスロット18に動画キャプチャカード3が接続された際も上記MPEGデコーダカード2の場合と同様に、COR(Configuration Option Resistor )に、高画質動画処理のための新規PCカードを使用する、特定カードインタフェース仕様のモードBを示す“1”がセットされ、更に、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16に設けられた制御レジスタ(Reg )16bのモード制御ビットに、同じく“1”がセットされる。この動画キャプチャカード3の場合は、TV、VTR等の画像をPC本体1に取り込み、上記MPEGデコーダカード2の場合と同様に、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16の切替制御回路(CONT)16aによる図3に示す切り換え制御の下に、動画専用バス19Aをダイレクトに経由して、マルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)17に高速転送され、標準装備されたLCD表示パネル(LCD)、又は外部CRTモニタ(CRT)に表示出力される。
【0043】
上記したように、カード接続口となるPCMCIAカードスロット18に、例えば通信カード等、既存のカードが接続された際は、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16の切替制御回路(CONT)16aが、PCMCIAカードスロット18とシステムバス10との間を選択的に接続し、PCMCIAカードスロット18に接続されたカードに固有の例えば通信等の機能拡張を可能にする。又、PCMCIAカードスロット18に、高画質の画像処理機能をもつ、高速データ転送を必要とする、MPEGデコーダカード2、動画キャプチャカード3等の新規なカードが接続された際は、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16の切替制御回路(CONT)16aが、PCMCIAカードスロット18と動画専用バス19Aとの間を選択的に接続し、PCMCIAカードスロット18に接続された、MPEGデコーダカード2、動画キャプチャカード3等に固有の高画質画像処理機能の拡張を可能にする。
【0044】
図6及至図9はこの発明の第2実施例を示すブロック図である。
なお、図6及至図9において、図1及至図5と同一部分は同符号を付してその説明を省略する。
【0045】
図1に示す実施例においては、オーディオ信号線19Bに流れる音声信号はPCM(Pulse Code Modulation)信号である。第2実施例においては、オーディオ信号線19Bに流れる音声信号はPWM(Pulse Width Modulation)信号である。
【0046】
31及び33はそれぞれPC本体1のカードスロットに接続可能な、高画質動画処理機能を実現する、新規なPCカードであり、ここでは、MPEGデコーダカード31と、動画キャプチャカード33の2種のPCカードを例示している。
【0047】
MPEGデコーダカード31は、CD−ROM等に格納されている、圧縮されたサウンド及び画像データを伸長処理してPC本体1に出力する機能をもつもので、MPEGインタフェース(I/F)21、CIS(Card Information Structure)22、COR(Configuration Option Resister )23、MPEGサウンドデコーダ(MPEG Sound)24、MPEGビデオデコーダ(MPEG Video)25、RAM26, コンフィグレジスタ(Configuration Register) 27等を内蔵し、PC本体1よりコンフィグレジスタ(Configuration Register) 27に“1”がセットされることにより、カード側端子の信号が高画質動画処理のための新規PCカードを使用する、特定カードインタフェース仕様を示すモード(図7参照)に切り替わる。又、MPEGインタフェース(I/F)21に於けるアドレスラッチ機構の構成は図4に示される。このMPEGのアドレスは図7に示すように21ビットを必要とし、ここでは上記コンフィグレジスタ(Configuration Register )27に“1”がセットされると、図4に示すアドレス21ビット(A0−A20)の入力が可能となる。この際のアドレス制御動作は後述する。
【0048】
又、動画キャプチャカード33は、TV、VTR、ビデオカメラ等の画像をPC本体1に取り込み、表示出力する拡張機能を実現するもので、上記したMPEGデコーダカード31と同様のCIS(Card Information Structure)、及びCOR(Configuration Option Register )およびコンフィグレジスタ(Configuration Register)27と、アナログのステレオサウンド信号をPWM(Pulse WidthModulation)ステレオサウンドデータに変換するPWMジェネレータ、NTSC、PAL等のビデオ信号(video )をY(輝度)信号及びUV(色)信号に分離し、同期信号とともに出力するビデオデコーダ(VideoDecorder )を内蔵している。
【0049】
49はCPU11の制御の下にサウンドデータを入出力制御するオーディオコントローラ(Audio−CONT)であり、後述するPCMCIAコントローラ16から出力されるオーディオ信号線53B上のPWMサウンドデータをアナログ信号に変換するフィルタ49d、マイクロフォン(MIC)または図示しないLINE入力によるアナログ信号と上記フィルタ49dからのアナログ信号を選択して出力するマルチプレクサ(MUX)49C,上記選択出力された可聴周波数帯のアナログ信号をデジタルデータに変換し、システムバス10上に出力するアナログ−デジタルコンバータ(D/A)49bから出力されるアナログ信号と、フィルタ49dから出力されるアナログ信号が合成され出力される。
【0050】
16は各種PCカードの入出力インタフェースを実現するPCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )であり、ここでは、通信等の既存PCカードを使用する際の、通常のカードインタフェース仕様を示すモードAと、高画質動画処理のための、MPEGデコーダカード31、動画キャプチャカード33等の新規PCカードを使用する際の、特定のカードインタフェース仕様を示すモードBとの端子切替え制御機能をもつ。ここでは通信等の既存PCカードを使用するシステムバス10経由によるモードAの端子接続と、高画質動画処理のための新規PCカードを使用する動画専用バス55経由によるモードBの端子接続(図2及び図7参照)とを切替えるバス切換制御機能をもつ切換制御回路(CONT)16a、新規PCカードを使用する際にモードBを指定する“1”がセットされ、既存PCカードを使用する際にモードAを指定する“0”がセットされるモード制御ビットをもつ制御レジスタ(Reg )16b等をもつ。
【0051】
レジスタ(Reg )16bのモード制御ビットには、PCMCIAドライバ(PCMCIA−DRV)12Aに従うCPU11の制御の下に、PCMCIAカードスロット18にMPEGデコーダカード31、動画キャプチャカード33等の新規PCカードが接続されていることが認識されたとき、当該新規PCカードを使用するモードBを指定する“1”がセットされ、既存PCカードが接続されていることが認識されたとき、モードAを指定する“0”がセットされる。
【0052】
切替制御回路(CONT)16aは、レジスタ(Reg )16bのモード制御ビットの内容に従い、通信等の既存PCカードを使用するシステムバス10経由によるモードAの端子接続と、高画質動画処理のためのMPEGデコーダカード31、動画キャプチャカード33等の新規PCカードを使用する動画専用バス55経由によるモードBの端子接続とを切替えるバス切換制御機能をもつ。この際のPCMCIAの各端子の切替内容の具体例を図7に示している。
【0053】
PCMCIAカードスロット18の端子構成は図2に示され、当該端子の新規PCカード使用時に於ける各使用形態は図7に示される。
55はPCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16とマルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)17との間に設けられた動画専用バスであり、ここでは、PCMCIAカードスロット18の各端子のうち、図7に示す19端子(A25−18,A17−10,A9,A8,A7等)に相当する19本の信号線により構成され、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16の切替制御回路(CONT)16aから出力されるクロック及び同期信号を含む動画データをダイレクトにマルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)17のビデオ表示制御回路(Video )に高速転送する。この際の動画専用バス55による具体的な信号及び各信号の転送方向は図7に示される。この動画専用バス55上の具体的な信号及び各信号の転送方向は後述する。
【0054】
53はPCMCIAカードスロット18に動画キャプチャカード33が接続された際に、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16より出力される2ビットのオーディオPWM信号(図7のLEFT及びRIGHT信号)をオーディオコントローラ(Audio−CONT)49に転送するオーディオ信号線である。この際のオーディオ信号線53上の各信号及びその内容については後述する。
【0055】
第2実施例においては図2に示すPCMCIAカードスロット18の各端子のうち、ピン番号47〜50,53〜56、8,10〜14,19〜22,46、33のA25−18,A17−10,A9,A8,A7でなる19端子(図7参照)と、ピン番号62,63の−SPKR,−STSCHGでなる2端子(図7参照)の計21端子が信号切換えの対象となる。
【0056】
PCMCIAカードスロット18に動画キャプチャカード33が接続された際は、図7に示す19端子(A25−18,A17−10,A9,A8,A7)が、それぞれ動画キャプチャカード33からPC本体1への動画情報転送に供され、図7で示す2端子(−SPKR、−STSCHG)が、それぞれ動画キャプチャカード33からPC本体1(オーディオコントローラ(Audio−CONT)49)への音声等、サウンドデータの転送に供される。
【0057】
尚、図中、Y7−0は8ビットの輝度信号、UV7−0は同じく色信号、HREFは水平同期信号、VSYNCは垂直同期信号、PCLKはピクセルクロックである。又、LEFTはオーディオレフトPWM信号を、RIGHTはオーディオライトPWM信号をそれぞれ表す。
【0058】
PCMCIAカードスロット18にMPEGデコーダカード31が接続された際は、図7に示す19端子(A25−18,A17−10,A9,A8,A7)と、信号切換えの対象には含まれないA6−0,D15−0がPC本体1との間の動画データの授受に供される。ここではアドレス指定に21ビットを必要とするので、図4に示すような、データライン(D15−0)を用いた時分割制御によるアドレス転送手段がMPEGインタフェース(I/F)21に用意される。
【0059】
図4は、上記MPEGデコーダカード31のMPEGインタフェース(I/F)35に設けられたアドレスラッチ機構の構成を示す図である。図4に示すようにマルチメディアモードにおけるPC本体とPCカードとの間のアドレスのやりとりは時分割制御によりデータバス(D15−0)を介して行われる。これはマルチメディアモードにおいては動画データ(Y7−0、UV7−0)、HREF、VSYNC、PCLK)及びオーディオPWM信号がアドレスピンA25−7および−SPKR、−INPACKピンを介して転送されるため、その間にアドレスを供給する必要が生じた場合には時分割制御によりデータバス(D15−0)を介してアドレスをラッチするように構成されている。そして、アドレス値が頻繁に変動する下位16ビットとアドレス値が下位ビットに比べて変動しない上位ビット(A20−16)とをラッチ回路202a、202cとラッチ回路202bとに分け、デコーダ201のデコード出力(”0”または”2”)によりいずれかが選択されるように構成されている。ここでは図7に示すように、アドレス指定に21ビット(A20−0)を必要とすることから、MPEGデコーダカード31内に、図4に示すようなデータライン(D15−0)を用いた時分割制御によるアドレス転送手段が設けられる。ここでは、アドレスライン(A6−0)につながるデコーダ(DEC)201に時分割制御データを連続的に順次セットして、そのデコード内容が“0”のとき、ラッチ回路(LATCH)202a,202cに、それぞれ各8ビット(計16ビット)のアドレス(A7−0,A15−8)をラッチし、デコード内容が“2”のとき、ラッチ回路(LATCH)202bに5ビットのアドレス(A20−16)をラッチして、MPEGデコーダ(MPEGサウンドデコーダ(MPEG Sound)24、及びMPEGビデオデコーダ(MPEG Video)25)に供給している。アドレスラインA6−0を介してデコータ201に供給される時分割制御データ例えばカードドライバにより供給される。
【0060】
ここで上記構成に於けるシステムの動作を説明する。
システムの初期化処理では、PCMCIA管理プログラムに従うCPU11の処理で、PCMCIAカードスロット18に接続されているカードの種類が認識される。
【0061】
ここで、PC本体1のPCMCIAカードスロット18に、MPEGデコーダカード31が接続されていることを認識すると、PCMCIAドライバ(PCMCIA−DRV)12Aの処理により、制御レジスタ16bおよびコンフィグレジスタ27の各ビット0が”0”にセットされる。この結果、CPU11からのアドレスがISAバス10を介してMPEGデコーダカード31に供給される。そして通常のPCMCIA規格のピンアサインメントにもとずいてCD−ROM14から読みだした圧縮動画データおよびそれに付随するサウンドデータをカード31内のRAM26に格納する。カード31はRAM26に格納された圧縮動画データ及び圧縮サウンドデータをそれぞれMPEGデコーダ(MPEGサウンドデコーダ(MPEG Sound)24、及びMPEGビデオデコーダ(MPEG Video)25)にて伸長処理する。次に、PCMCIA−DRV12Aにより制御レジスタ16bおよびコンフィグレジスタ27が’1”にセットされる。この結果、カード31は伸張した動画データおよびサウンドデータをPC本体1に返す。この伸長処理された動画データは、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16の切替制御回路(CONT)16aによる図7に示す切り換え制御の下に、動画専用バス55をダイレクトに経由して、マルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)17に高速転送され、標準装備されたLCD表示パネル(LCD)、又は外部CRTモニタ(CRT)に表示出力される。又、伸長処理されたサウンドデータは、オーディオ信号線53を介しオーディオコントローラ(Audio−CONT)49に送られて、スピーカ(Speaker )より出力される。
【0062】
又、PCMCIAカードスロット18に動画キャプチャカード33が接続された際も上記MPEGデコーダカード31の場合と同様に、コンフィグレジスタ27に、高画質動画処理のための新規PCカードを使用する、特定カードインタフェース仕様のモードBを示す“1”がセットされ、更に、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )51に設けられた制御レジスタ(Reg )16bに、同じく“1”がセットされる。この動画キャプチャカード33の場合は、TV、VTR等の画像をPC本体1に取り込み、上記MPEGデコーダカード31の場合と同様に、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16の切替制御回路(CONT)16aによる図7に示す切り換え制御の下に、動画専用バス55をダイレクトに経由して、マルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)17に高速転送され、標準装備されたLCD表示パネル(LCD)、又は外部CRTモニタ(CRT)に表示出力される。
【0063】
上記したように、カード接続口となるPCMCIAカードスロット18に、例えば通信カード等、既存のカードが接続された際は、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16の切替制御回路(CONT)16aが、PCMCIAカードスロット18とシステムバス10との間を選択的に接続し、PCMCIAカードスロット18に接続されたカードに固有の例えば通信等の機能拡張を可能にする。又、PCMCIAカードスロット18に、高画質の画像処理機能をもつ、高速データ転送を必要とする、MPEGデコーダカード31、動画キャプチャカード33等の新規なカードが接続された際は、PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )16の切替制御回路(CONT)16aが、PCMCIAカードスロット18と動画専用バス55との間を選択的に接続し、PCMCIAカードスロット18に接続された、MPEGデコーダカード31、動画キャプチャカード33等に固有の高画質画像処理機能の拡張を可能にする。
【0064】
尚、上記した実施例は、MPEGデコーダカード31と、動画キャプチャカード33とを例に示したが、これに限らず、他の高画質画像処理機能を実現するカードについても上記実施例と同様に使用可能である。
【0065】
図8はこの発明の第3実施例を示すブロック図である。
第1および第2実施例においては、切り替え制御が動画のバスとオーディオのバスとで分離されていないので、接続口が複数ある場合に、ある接続口に動画のみの処理機能を持つ特別のカード(例えば3D CGアクセラレーションカード)が接続され動作している場合、動画専用のバスだけでなく、オーディオの信号線もそのカードのために占有される。逆に、ある接続口に特別な音声処理を行うカードが接続され動作しているときに、別の接続口に特別な動画を行うカードが接続されても同時には動作できない。この実施例では、上述したPCMCIAコントローラ16内の制御レジスタ16aにビデオ制御用のビットと、オーディオ制御用のビットを設けてそれぞれ別個に切り替え制御可能にすることにより、例えば、一方の接続口に動画のみの処理機能を持つ特別のカードを接続し、他方の接続口に高度な音声処理を行う特別のカード(例えばMIDIカード等)を接続し、高度な動画処理と高度な音声処理をそれぞれ別個のカードを用いて同時に処理することが可能である。
【0066】
以下、この実施例について図8及至図10を参照して説明する。なお、図8において図6と同一部には同符号を付けてその説明を省略する。
図8においては、第1の接続口18aと第2の接続口18bが設けられる。各接続口18a,18bはそれぞれPCMCIA規格に準拠している。各接続口の構成は同一構成であり、いずれの接続口に動画処理用カードを接続しても良いし、いずれの接続口に音声処理用カードを接続してもよい。
【0067】
4はPC本体1のカードスロット(18aまたは18b)に接続可能な、特別な音声処理機能を実現する新規なPCカードであり、ここではMIDI(Musical Instrument Digital Interface)音源カードのPCカードを例示している。MIDI音源カードは、MIDI音源の音を再生できる拡張機能を実現するもので、第1および第2実施例において述べたCIS、COR、コンフィギュレーションレジスタ(Config.Reg)27、MIDI音源を作り出すMIDI Generator、およびMIDIジェネレータ41をコントロールするコントローラマイコン42を内蔵している。メモリ12に格納されたPCMCIAドライバ12Aは上述した通信等、既存のPCカードを用いたカード拡張機能、および高画質動画処理のためのMPEGデコータカード31、動画キャプチャカード33等や、特別な音声処理のためのMIDI音源カード4等の新規PCカードを用いたカード拡張機能を実現する。
【0068】
16は各種PCカードの入出力インターフェースを実現するPCMCIAコントローラであり、ここでは、通信等の既存PCカードを使用する際の通常カードインターフェース仕様を示すモードAと、高画質動画処理機能のためのMPEGデコーダカード31、動画キャプチャカード33等の動画専用処理を行う新規PCカードを使用する際の、特定のカードインターフェース仕様を示すモートBとの端子切り替え制御機能を持つ。また、通信等の既存PCカードを使用する際の通常カードインターフェース仕様を示すモードAと、特別の音声処理機能のためのMIDI音源カード等の動画専用処理を行う新規PCカードを使用する際の特定のカードインターフェース仕様を示すモードB’との端子切り替え制御機能を有する。PCMCIAコントローラ16は制御レジスタ16bを有し、上述した動画制御ビットに加えて、PCMCIAカードスロット18にMIDI音源カード等の音声処理用新規PCカードが接続されていることが認識されたとき、当該新規PCカードを使用するモードB’を指定する”1”がセットされる音声モード制御ビットを有する。
【0069】
図9にレジスタ16bの各ビットのアサインメントを示す。なお、上述したコンフィグレジスタ27も図9に示すビットアサインメントを持つ。図9に示すようにビットD0はビデオ制御ビットであり、このビットに”1”がセットされると、MPEGデコータカード31からの伸張画像データあるいはキャプチャカード33からの画像データが画像専用バス55を介してMMDC17に供給される。また、ビットD1はオーディオ制御ビットであり、このビットに”1”がセットされると、音声情報がオーディオ信号線53を介してオーディオコントローラ49に供給される。従って、スロット18にMPEGデコーダカード31や動画キャプチャカード33を接続した場合にはビットD0およびビットD1の両ビットを”1”にセットし、図8に示すMIDIカード4等の音源カードを接続する場合にはビットD1のみを”1”にセットすることによりビデオ信号だけを切り替えることもできるし、オーディオ信号駄毛を切り替えることもできる。さらに、ビットD7に”1”がセットされると”ゲートアレイで構成されたPCMCIAコントローラ16がプログラマブルであることを示す。このビット7はリードオンリであり、例えばPC本体のメーカー側で書き込みを行う。
【0070】
上記実施例において,PC本体1のPCMCIAカードスロット18aにMPEGデコーダカードが接続されていることを認識すると、PCMCIAドライバの処理で、PCMCIAカードスロット18aに接続されたMPEGデコーダカード31のConfig.Reg27の動画モード制御ビットD0に高画質動画処理のための新規PCカードを使用する、特定カードインターフェース仕様のモードBを示す”1”がセットされ、さらにPCMCIAコントローラ16に設けられた制御レジスタ16bの動画モード制御ビットD0に同じく”1”がセットされる。また、PC本体1のPCMCIAドライバ12Aの処理において、PCMCIAカードスロット18bに接続されたMIDI音源カード4のConfig.Reg27のビットD1に音声処理のための新規PCカードを使用する特定カードインターフェース仕様のモードB’を示す”1’がセットされ、さらにPCMCIAコントローラ16に設けられた制御レジスタ16bの音声モード制御ビットD1に同じく”1”がセットされる。
【0071】
図10は切り替え制御回路16aの詳細回路図である。同図に示すように、切り替え制御回路16aは例えばマルチプレクサ等で実現されるスイッチ回路16c、16dを有している。スイッチ16cはレジスタ16bのビットD0が”0”のとき、図7に示すスタンダートモードになる。すなわち、スイッチ16cはバス16eをバス16fに接続し、ISAバス10介してCPU11からのアドレスデータA7−25がPCカード31(33)に供給される。またレジスタ16bのビットD0が”1”のとき図7に示すマルチメディアモードとなる。すなわちスイッチ16cはバス16eを動画専用バス55に接続し、8ビットの輝度信号Y7−0、8ビットの色信号UV7ー0、水平同期信号HREF、垂直同期信号VSYNC、およびピクセルクロック信号PCLKがマルチメディアディスプレイコントローラ17に供給される。 この際図7に示すように上記8ビットの輝度信号Y7−0が図2に示すPCMCIAのピンアサインメントの47番ピン(A18端子)及至50番ピン(A21端子)及び53番ピン(A22端子)及至56番ピン(A25端子)を介して画像専用バス55上に出力される。また、8ビットの色信号UV7−0が図2に示すPCMCIAピンアサインメントの8番ピン(A10端子)、10番ピン(A11端子)及至14番ピン(A14端子)、19番ピン(A16端子)、20番ピン(A15端子)および46番ピン(A17端子)を介して画像専用バス55上に出力される。さらに水平同期信号HREF、垂直同期信号VSYNC、及びPCLK信号がそれぞれ図2に示すPCMCIAピンアサインメントの11番ピン(A9端子)、12番ピン(A8端子)および22番ピン(A22端子)を介して画像専用バス55に出力される。この実施例においては、アドレスのMSB(A25)から順次マルチメディアモードの信号(Y7−0、UV7−0)、HREF、VSYNC、PCLK)をアサインすることにより既存のPCMCIA規格の端子を流用することによる不都合を生じないように構成されている。すなわち、図4に示すようにアドレスA7については、図2に示すPCMCIAピンアサインメントの6番ピン(D7端子)を介して時分割でアドレスデータを出力し、アドレスA8からA15については図2に示すPCMCIAピンアサインメントの64番ピン(D8端子)及至66番ピン(D10端子)、および37番ピン(D11端子)及至41番ピン(D15端子)を介して時分割でアドレスデータを出力し、アドレスA16からA20については30番ピン(D4端子)及至32番ピン(D2端子)および2番ピン(D3端子)及至3番ピン(D4端子)を介して時分割でアドレスデータを出力するように構成されている。このように、例えば上述した各マルチメディア信号をアドレス端子A7及至A25を使用して出力しても、図4に示すようにアドレスA0−20をデータバスD0−15を介して時分割制御によりMPEGデコーダカード31に供給するように構成されているので不都合は生じない。
【0072】
また、制御レジスタ16bのビットD1が”1”にセットされると、スイッチ16dはPCカード31(33)の−SPKR端子と−INPACK端子をオーディオ信号線53に接続する。この結果、オーディオ左PWM信号とオーディオ右PWM信号がそれぞれ−SPKR端子と−INPACK端子からオーディオ信号線53を介してオーディオコントローラ49に供給される。
【0073】
これによりMPEGデコーダカード内2のMPEGインターフェース21は例えばCD−ROM14から読みだされた圧縮動画データを図7に示す信号インターフェースでそれぞれ入力し、RAM26に蓄えた後、MPEGビデオデコーダにて伸張処理し、PC本体1に返す。この伸張処理された動画データはPCMCIAコントローラ16の切り替え制御回路16aによる切り替え制御のもとに動画専用バス55をダイレクトに経由して、マルチメディアディスプレイコントローラ17に高速転送され、標準装備されたLCD表示パネル、または外部CRTモニタに表示出力される。また、例えばCD−ROM14から読みだされたMIDIデータを図7に示す信号インターフェースでそれぞれ入力してMIDIジェネレータ41においてMIDI音を発生させた後、PC本体1に返す。この音声データはPCMCIAコントローラ16の切り替え制御回路16aによう切り替え制御のもとに音声専用信号線53をダイレクトに経由してオーディオコントローラ49に高速転送されスピーカから出力される。
【0074】
上記実施例によれば、一方の接続口にMPEG(動画のみの)デコーダカードを接続し、もう一方の接続口にMIDI音源カードを接続して同時に使用したり、あるいは一方の接続口にビデオ(画像のみの)キャプチャカードを接続し、もう一方の接続口にMIDI音源カードを接続し同時使用可能である。
【0075】
また、図8に示すMIDIカードのように音声信号のみを処理するカードが接続された場合には、コンフィグレジスタ27のビットD1に”1”がセットされ、さらに制御レジスタ51bのビットD1に”1”がセットされる。この結果、MIDIカードからのサウンドデータがオーディオ信号線53を介してオーディオコントローラ49に供給される。
【0076】
次に、この発明の第4実施例について図11を参照して説明する。
この実施例においては例えばビデオ会議等に有用な通信機能を実現させるためのコントローラを備えている。ディスプレイコントローラおよびサウンドコントローラからシステムバスを介して通ってくる画像情報と音声情報を利用し、専用のチップまたはCPUまたはその両方を用いて圧縮し、通信機能を実現するコントローラにシステムバスの速度でデータを転送することが可能である。
【0077】
なお、図6と同一部は同符号を付けてその説明を省略する。
14は通信機能を実現する装置であり、ここでは、ISDN14aとLAN14b、およびDSVD(Digital Simultaneous Voice and Data)14cを例示している。これにより、システムバスから送られてくる信号を変換し、PC本体と外部との通信を実現する。このようなISDNを実現する装置としては例えば株式会社マインズ社のISDNボードINS−B64が適用できる。また、LANを実現する装置としては、ISDNボードINS−B64とリモートLANアクセスソフトINS−64LANの組合せが適用できる。
【0078】
DSVDは1つのアナログ電話回線で音声とデータを同時に送ることを目的としたモデム用の規格である。このようなDSVDモデムとしては例えば米国インテル社製が適用できる。転送速度が28.8Kビット/秒であれば80×60画素程度の画像を5−10フレーム/秒で送ることができる。各ネットワークでの転送速度が異なるので、例えば、アナログ電話回線では80×60画素、ISDNでは、160×120画素、LANでは320×240画素というように使い分けるようにしても良い。
【0079】
また、通信手段として上記ISDN、LAN、電話網の他にATM(Asynchronous Transfer Mode)や無線を利用するようにしても良い。
【0080】
この実施例によれば、マルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)16に高速で転送された画像情報と、オーディオコントローラ49に高速で転送された音声情報とをそれぞれのコントローラからのシステムバスを通して転送し、図示しない専用のチップまたはCPU12またはその両方を用いて圧縮し、通信機能を実現するISDNコントローラ14aあるいはLANコントローラ14bを介して他のシステムにマルチメディア情報を転送する。あるいは、他のコンピュータシステムから送られてきた圧縮画像情報および音声情報をISDNコントローラ14ああるいはLANコントローラ14bにより受取り、上述した画像処理用PCカードや音声情報処理用カードを用いて伸張処理を行い、画像の表示および音声の出力が可能である。従って、例えばビデオ会議等に有効である。
【0081】
図12は図11に示す変形例である。図11ではシステムバスとしてISAバスを用いているが、図12に示す変形例では、システムバスとしてPCIバス10aを使用し、ブリッジコントローラ59を介してISAバス10と接続されるように構成されている。ISAバスが16ビットであるのに対して、PCIバス10aは32ビットであり、図11に示す実施例に比べてより一層の画像情報および音声情報の高速転送が可能となる。なお、ブリッジコントローラ59はPCIバス10aと、ISAバス10を接続するためのバス幅変換機能を含むコントローラである。
【0082】
尚、上記した実施例は、MPEGデコーダカード2と、動画キャプチャカード3とを例に示したが、これに限らず、他の高画質画像処理機能を実現するカードについても上記実施例と同様に使用可能である。
【0083】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、既存の標準化されたシステムバスを用いて構成されたシステムに於いて、既存のオプションカードに加えて、高速で動作する新規のオプションカードを用いた高画質の動画処理機能を実現できる。
【0084】
又、既存の標準化されたバスを用いてオプションカードを用いた高画質の動画処理機能と、既存のオプションカードを用いたカードに固有の処理機能とを簡単な構成にて両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】PCMCIAカードスロットの各端子の内容を示す図。
【図3】上記実施例に於いて、PCMCIAカードスロットに、MPEGデコーダカード、又は動画キャプチャカードが接続された際の各接続状態時に於ける、端子の使用形態を示す図。
【図4】上記実施例に於けるMPEGデコーダカードのMPEGインタフェース(I/F)に於けるアドレスラッチ機構の構成を示す図。
【図5】上記実施例に於いて、PCMCIAカードスロットにMPEGデコーダカードが接続された際に、PCMCIAコントローラより出力されるオーディオ信号線上のディジタルサウンドデータの構成を示す図。
【図6】この発明の第2実施例の構成を示すブロック図。
【図7】第2実施例におけるPCMCIAカードスロットの各端子の内容を示す図。
【図8】この発明の第3実施例の構成を示すブロック図。
【図9】図8に示す制御レジスタ16aの詳細を示すブロック図。
【図10】図8に示す切り替え制御回路の詳細を示すブロック図。
【図11】この発明の第4実施例の構成を示すブロック図y。
【図12】図11に示す第4実施例の変形例を示す図。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ本体(PC本体)、2…MPEGデコーダカード、3…動画キャプチャカード、10…システムバス(ISAバス)、11…CPU、12…メインメモリ(主記憶)、12…APCMCIAドライバ(PCMCIA−DRV)、12A…PCMCIAドライバ(PCMCIA−DRV)、13…ハードディスク装置(HDD)、14…CD−ROM、15…オーディオコントローラ(Audio−CONT)、15a…アナログ−ディジタルコンバータ(A/D)、15b…ディジタル−アナログコンバータ(D/A)、15c,15d…マルチプレクサ、16…PCMCIAコントローラ(PCMCIA−CONT )、16a…切換制御回路(CONT)、16b…制御レジスタ(Reg )、17…マルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)、18…PCMCIAカードスロット、19A…動画専用バス、19B…オーディオ信号線、21…MPEGインタフェース(I/F)、22…CIS(Card Information Structure)、23…COR(Configuration Option Resistor )、24…MPEGサウンドデコーダ(MPEG Sound)、25…MPEGビデオデコーダ(MPEG Video)、26…RAM、27・・・Config.Reg、31・・・MPEGデコーダカード、33・・・動画キャプチャカード、35・・・MPEGインターフェース、37・・・CIS、39・・・COR、41・・・MPEGサウンドデコーダ、43・・・MPEGビデオデコーダ、45・・・RAM、47・・・Config.Reg、51・・・PCMCIAコントローラ、53・・・オーディオ信号線、55・・・画像専用バス、57・・・カードスロット、59・・・ブリッジコントローラ。
Claims (8)
- 複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたオーディオ信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口と動画専用バスとの間をカード接続口毎に選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御されることを特徴とするポータブルコンピュータ。 - 複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたオーディオ信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とオーディオ信号線との間をカード接続口毎に選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御されることを特徴とするポータブルコンピュータ。 - 複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたスピーカ用信号線と、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたサウンド用信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とスピーカ用信号線との間を選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御されることを特徴とするポータブルコンピュータ。 - 複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたスピーカ用信号線と、上記カードコントロ ーラとオーディオコントローラとの間に設けられたサウンド用信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とサウンド用信号線との間を選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御されることを特徴とするポータブルコンピュータ。 - 複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたオーディオ信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口と動画専用バスとの間をカード接続口毎に選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
カード接続口に接続されたカードの種類を認識し、通常のカードが接続されたことを認識したとき、通常のカードインターフェース仕様を示すモードAの指示を出し、特別なカードが接続されたことを認識したとき、特定のカードインターフェース仕様を示すモードBの指示を出す手段により切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御されることを特徴とするポータブルコンピュータ。 - 複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたオーディオ信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とオーディオ信号線との間をカード接続口毎に選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
カード接続口に接続されたカードの種類を認識し、通常のカードが接続されたことを認識したとき、通常のカードインターフェース仕様を示すモードAの指示を出し、特別なカードが接続されたことを認識したとき、特定のカードインターフェース仕様を示すモードBの指示を出す手段により切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御されることを特徴とするポータブルコンピュータ。 - 複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラ とオーディオコントローラとの間に設けられたスピーカ用信号線と、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたサウンド用信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とスピーカ用信号線との間を選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
カード接続口に接続されたカードの種類を認識し、通常のカードが接続されたことを認識したとき、通常のカードインターフェース仕様を示すモードAの指示を出し、特別なカードが接続されたことを認識したとき、特定のカードインターフェース仕様を示すモードBの指示を出す手段により切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の切り替え制御回路は、同コントローラ内に設けられたレジスタの設定に従い、切り替え制御され、
前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御されることを特徴とするポータブルコンピュータ。 - 複数のカード接続口と、このカード接続口に接続されたカードとの間でデータを入出力制御するカードコントローラと、動画データの表示処理機能をもつディスプレイコントローラと、上記カードからの音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、上記各コントローラが接続されるシステムバスと、上記カードコントローラとディスプレイコントローラとの間に設けられた動画専用バスと、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたスピーカ用信号線と、上記カードコントローラとオーディオコントローラとの間に設けられたサウンド用信号線と、上記カードコントローラ内に設けられ、上位処理装置の切換接続指示に従い、カード接続口とシステムバスとの間、又は、カード接続口とサウンド用信号線との間を選択的に接続する切換制御回路とを具備し、
カード接続口に接続されたカードの種類を認識し、通常のカードが接続されたことを認識したとき、通常のカードインターフェース仕様を示すモードAの指示を出し、特別なカードが接続されたことを認識したとき、特定のカードインターフェース仕様を示すモードBの指示を出す手段により切り替え制御され、
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前記カードコントローラ内の接続口ごとに設定されたレジスタのうち、ある接続口のレジスタが特別なカードであることを示したときには、他のすべての接続口のレジスタがオンにならないよう制御されることを特徴とするポータブルコンピュータ。
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