JP3543275B2 - 液体分与装置 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、直立した姿勢で使用可能であるとともに浸漬管を備えていない液体分与装置に関する。
【0002】
特に、本発明は、手で持つことができるとともに液体の容器に取付けられているポンプを備え、このポンプは液体分与装置が使用される間中液体の自由表面よりも上方であるようにされている液体分与装置に関する。
【0003】
従来技術において、液体分与装置は常にディスペンサーから容器の底部にまで下って延びている浸漬管を備えている。しかし、このような浸漬管は幾つかの欠点を有している。その第1は、容器又はフラスコの原設計が特に香水びんの分野では到底採用できないようなものになることである。その第2は、透明の容器に浸漬管を設けた場合には、浸漬管の存在が容器の外から見えてしまうという不都合があることである。その第3は、容器の形状を広く変形させるためには、その実際の特殊の形状の各々のための特殊の浸漬管を製作する必要があることである。その第4は、容器又はガラス器具類の底部に関しての浸漬管の長さは変わるので、一定長さの管を産業上広く浸漬管として使用することができないことである。
【0004】
また、従来技術において、“スクイーズボトル(squeeze−bottle)”装置と呼ばれるものが存在しており、この装置にあっては容器のフレキシブルな壁を変形させることによって液体が出口ダクトを通して放出される。このような装置は、仏国特許第1,539,702号明細書、仏国特許第1,525,560号明細書及び米国特許第3,382,870号明細書に記載されている。これらの特許明細書は、また、一回の操作により供与される液体量を限定する液体保持部材を開示している。しかしながら、これら装置はいずれも一回又はそれ以上の所定回数の操作により供与される量の液体を非常に正確に分与する与圧縮ポンプでもって作動するものではない。また、これら装置は硬い壁を有する容器例えば香水びんの分野で使用されるガラス製フラスコに取付けることができない。
【0005】
本発明は、以上述べた従来技術の課題を解決した液体分与装置を提供するものである。すなわち、本発明によれば、内部に自由表面を形成する液体を入れてある容器に取付たディスペンサーを包含し、このディスペンサーがその通常の作動中は前記自由表面よりも上方に位置される入口オリフィスを具備している液体分与装置において、前記ディスペンサーがポンプ本体を包含するポンプであるとともに、このポンプの入口オリフィスと容器とに連通する液体保持部材が設けられ、この液体保持部材は、液体分与装置が、ポンプが容器の頂部にある直立した姿勢から揺すられ又は傾斜されたときに一定量の液体を受け入れるとともに、液体分与装置が前記直立した姿勢であるときにはこの受け入れた一定量の液体を前記ポンプの入口オリフィスに連通し続けることを特徴とする液体分与装置、が提供される。
【0006】
したがって、前記液体保持部材により保持された一定量の液体は、液体分与装置が一回又はそれ以上の回数駆動されることを可能とする中間液体貯蔵源を構成する。
【0007】
また、本発明の一実施例によれば、前記液体保持部材はカップの形であり、このカップは液体分与装置が直立した姿勢であるときにポンプのまわり及び下に位置される。
【0008】
更に、他の実施例によれば、前記液体保持部材はポンプ本体に好適には相互係合によって固定される。
【0009】
好適には、前記液体保持部材は、底部と容器の頸部の内径よりも多少小さい外径を有する円筒形の側壁と、この側壁の頂部縁のまわりに設けられているとともに、垂直線に対して角度を作る方向で容器の頸部に向ってラッパ状に広がる複数のフレキシブルなタブとを包含し、これらフレキシブルなタブの頂部端は容器の頸部の内径よりも大きい直径の仮想円を形成し、かつこれらフレキシブルなタブは前記液体保持部材が容器の頸部の内側に置かれたときに内方に折り曲がり、それからそれらのラッパ状広がりに戻ることができ、これによりこれらの頂部端によって容器への頸部の下に位置している容器の壁に対して当接することができ、一方ポンプは容器に取付けられている。
【0010】
更に他の実施例によれば、前記液体保持部材は底部と円筒形の側壁とを包含し、この側壁はその頂部縁に液体保持部材から外方へ実質的に水平に延びる環状表面を有し、この環状表面は容器の頸部の頂部端上に載っており、かつ液体保持部材の円筒形側壁は液体を容器から液体保持部材内へ通させる少なくともひとつの開口を包含する。
【0011】
また、変形例として、前記液体保持部材は、水平環状表面の外側端のまわりに設けられてこの環状表面から上下の方向へ延びる実質的に円筒形のリムを包含し、この円筒形リムはその底部分に容器の頸部へ固定するための固定手段を包含する。この固定手段は、例えば、容器の頸部に係合するスナップ締付けタブを包含し、かつ前記円筒形リムはスナップ締付けリングの型式である。又は、この固定手段は容器の頸部の外側ねじと螺合する内側ねじを包含し、かつ前記円筒形リムはねじキャップの型式である。
【0012】
また、好適には、前記液体保持部材は容器の頸部内においてシールガスケットとして働くのに十分なフレキシブルを有する材料で作られる。
【0013】
更に、好適には、前記ポンプ本体は、容器の内側に位置している部分に設けられて液体分与装置が傾斜又は揺すられたときに一定量の液体を保持するのを助けるリブ又は溝を有し、この一定量の液体はそれから液体分与装置が直立した姿勢に戻されたときには重力によりポンプ本体に沿って液体保持部材内に流れる。
【0014】
また、他の実施例によれば、前記液体保持部材は液体を保持することができるようにした空洞を包含する。この空洞は、ポンプの入口オリフィスの下に設けられ、液体分与装置が直立した姿勢であるときに下向きに開口させられる。そして、この空洞は空洞の壁とこの空洞内に保持されている液体との接触の区域を増大させる内側リブを包含することができる。
【0015】
液体保持部材を再充填するためには、液体分与装置を上下逆さまにするか又は揺することが必要とされる。しかし、使用者は液体分与装置を駆動する前に常に該装置を上下逆さまにしたり又は揺するとは限らず、これらのことをしない場合には、液体なしの駆動出力が生じ、ポンプには液体が注入されない。この欠点を除去するためには、液体分与装置の外形は、該装置が上下逆さま又は傾斜された状態であるときのみ安定して置かれることを保証するような形状とすることができる。
【0016】
本発明の主たる特徴は、特に、透明材料で作られている容器、例えばガラス又はクリスタルで作られている香水びんに取付けられるポンプを提供することにある。このような特徴によれば、特に透明びんにとって評判のよくない浸漬管を排除することができるので、特別の利点がある。
【0017】
本発明の他の特徴及び利点は添付図面を参照して詳述される本発明の種々の実施例についての下記の説明から明らかになるであろう。なお、これらの実施例は本発明を決して限定するものではないものとして例示されているものである。
【0018】
以下添付図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明する。
【0019】
図1に示す液体分与装置は、容器2に取付けられたポンプ1を包含する。容器2は、自由表面4を有する液体3で充填されている。自由表面4よりも上方に位置する空間は、空にするか、又は大気圧又は他の圧力(例えば大気圧よりも高い圧力)で空気又は他のガスで充填することができる。
【0020】
上記のポンプ1は、容器2に連通する入口オリフィス5を具備している入口端(底部端)7aを有するポンプ本体7を包含する。ポンプ1は、また、ポンプ本体7に滑動可能に取付けられてピストン(図示せず)を制御する中空の駆動棒8を包含する。ポンプ1は、更に、駆動棒8に取付けられている押しボタン10(後述する図6を参照)を包含する。この押しボタンは、駆動棒8に連通して1回分の液体放出を可能にする出口オリフィスを包含する。
【0021】
ポンプ1の入口オリフィス5の近くには、液体保持部材6が設けられている。この液体保持部材6は、本実施例によれば、カップにより構成されている。そして、このカップ6は、図1に示されるように、入口オリフィス5のまわりと下に位置されているとともに、上向きに開口されている。カップ6は、例えばプラスチック材料又はガラスから作ることができる。好適には、カップ6は、このカップ6を例えばポンプ本体7の入口端7aに係合することによってポンプ本体7に固定することを可能とする複数の、例えば4つのリブ12を包含する(これらリブ12は一般にチューブキャリヤと称されている)。
【0022】
図2及び図3は、図1に示したカップ6の変形例を示す。この変形例によれば、カップ6は底部16と、実質的に円筒形である側壁17とを有する。そして、好適には、側壁17は容器2の頸部2aの内径よりも多少小さい外径を有する。
【0023】
好適には、また、複数のフレキシブルなタブ18が側壁17から一定角度で延びることによりカップ6から容器2の頸部2aに向ってラッパ状に広がるようにして側壁17の頂部縁のまわりに設けられている。したがって、これらフレキシブルなタブ18の頂部端は、容器2の頸部2aの内径よりも大きい直径の仮想円を形成する。ポンプ本体7及びカップ6は、容器2の頸部2aを通して適当な位置に設けられている。一方、フレキシブルなタブ18は容器2の頸部2aに沿って滑動できるように内方に折り曲がり、その後外方にラッパ状に広がって、それらの頂部端を介して容器2の頸部2aの下に位置している容器の壁に当接するように取付けられる。これらフレキシブルなタブ18は、カップ6の上方の毛細管作用の効果を増加し、これにより液体分与装置が駆動されたときにカップ6が完全に充填されることを保証するに加え、液体分与装置が不正に駆動される恐れがないことを保証する。製造の知識なしにポンプ1を容器2から例えば容器2を再充填するために取り外すことを試みようとすると、カップ6が容器2の底部に落下し、その結果カップ6はフレキシブルなタブ18の存在によりもはや容器2の頸部2aを通過することができなくなる。
【0024】
図4及び図5は、本発明の更に他の実施例を示す。本実施例によれば、カップ6は容器2の頸部2aに固定されている。そして、カップ6は底部16と円筒形の側壁17とを包含する。側壁17は、容器2の頸部2aの全高さを越えて延びているとともに、少なくともひとつの開口19を包含し、この開口19は容器2内に入れられている液体3がカップ6内に流れることを許す。また、側壁17の頂部端から環状表面20がカップ6に関して外方へ実質的に水平に延びている。この環状表面20は、液体分与装置が容器2内の適当な位置に設けられたときに容器頸部2aの頂部端上に載る。カップ6及びポンプ本体7(このポンプ本体7の一部分30はまた容器2の頸部2aの頂部端の上方に延びるように配置されている)が、それから、普通の固定手段40例えば図4に示されるようにスナップ締付けリングによって、容器2の頸部2aに固定される。
【0025】
図5に示される液体分与装置の変形例においては、カップと固定手段とは一体に形成されて単一組立体を構成し、カップ6は水平環状表面20の外側縁のまわりにリム21を包含し、このリム21は実質的に円筒形であるとともに、環状表面20から上下の方向に垂直に延びている。この円筒形リム21の底部分22は、液体分与装置を容器2の頸部2aに固定するための手段を包含する。この固定手段は、図5に示されるように、容器2の頸部2aに係合するスナップ締付けタブ23を包含する。すなわち、この円筒形リム21は、この分野で非常によく知られている型式のスナップ締付けリングに類似するものである。選択的に、前記固定手段は、容器2の頸部2aの外側ねじに螺合する内側ねじを包含することができ、この場合円筒形リム21はねじキャップ型式となる。
【0026】
好適には、液体保持部材すなわち前述した実施例ではカップ6は、十分にフレキシブルであって容器2の頸部2aにおけるシールを保証する材料で作られる。例えば、このような材料としてエラストマー又は熱塑性プラスチック(TPE)の如き種類の材料があり、シールは側壁17によってガラス製の容器頸部2aの内側に対して垂直に、又は水平な環状表面20によって容器頸部2aの頂部端上に水平に設けられる。
【0027】
カップ6は図2、図4及び図5に平らな底部16を有するものとして示されているけれども、カップ6をテーパ状にして最小寸法の底部16へ導くような形状に、さもなければ図1に示されるような半球の形状にすることもできる。
【0028】
以上述べた液体分与装置は、次のように作動する。
【0029】
液体分与装置を駆動する前に、液体分与装置は揺すられ、又は傾斜され、若しくは上下逆さまにされ、その結果ポンプ1は容器2よりも下になる。これにより、容器2内の液体3がポンプ1の入口オリフィス5の付近にやって来る。その後、液体分与装置は元の直立した姿勢すなわち垂直な状態に戻され、その結果ポンプ1は容器2の頂部に位置される。
【0030】
このように液体分与装置を揺すり、又は傾斜し、若しくは上下逆さまにし、その後元の直立した姿勢に戻すことによって、一定量の液体15がカップ6の内側に残る。ポンプ1及び容器2を元の直立した姿勢に戻す動きが非常に速いために、液体はカップ6の内側6aに部分的に保持される。しかしながら、この液体の保持は、また、液体がカップ6の内側6aに接触することによる毛細管作用のためにもよる。好適には、カップ6の内側6aは液体15とカップ6の内側6aとの間の接触区域を増大させて液体の保持する作用を増大させるリブを備えることができる。また、図4に示されるように、容器2の内側に位置しているポンプ本体7の部分は、液体分与装置が傾斜又は揺すられたときに一定量の液体を保持することを可能とする溝又はリブ50を備えることができ、この溝又はリブ50により保持された液体はその後液体分与装置が元の直立した姿勢に戻されたときに重力によりポンプ本体7に沿ってカップ6内に流下する。このような手段は、特に液体が容器内に少ししか残っていないときに該液体がカップ内に最大量移されることを保証する。
【0031】
ポンプ1が駆動されると、カップ6内の液体15の全部又は一部がこの液体15中に浸漬しているポンプ1の入口オリフィス5を通して吸い上げられる。
【0032】
このカップ6内の液体15の量は、選択的に、ポンプの数回以上の駆動により吸い上げられる量に相当させることができ、例えば薬の1日の服用量に相当させることができる。
【0033】
カップ6内の液体15の量がポンプの1回の駆動により吸い上げられる量に相当し、かつ液体分与装置を直立した姿勢にして置くことができる場合には、本発明による液体分与装置は使用する前に例えば上下逆さまにする必要があるので、子供が自由に使用することも制限することができる。
【0034】
好適には、図6及び図7に示されるように、液体分与装置の形状は該装置を傾斜した状態例えば上下逆さまの状態でのみ安定平衡にして置くことができることを保証するような形状とすることができる。この場合において、液体分与装置の液体保持部材は使用者が該装置を駆動するために該装置を手に取って直立した姿勢にするときに液体を保持することが必要である。図6の例にあっては、容器2は円錐形の形状であり、また液体分与装置は該装置を上下逆さまの状態に置くことを可能とする平らな底部14を有する円筒形のカバー13を包含する。一方、図7の例にあっては、容器2は卵形の形状であり、これにより容器2を横にした状態に置くことを可能とする。
【0035】
なお、変形例として、上述しかつ図面に示した液体分与装置のポンプ1は選択的にエアゾール弁に置換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による液体分与装置を直立した姿勢の状態で示す断面図である。
【図2】図1の液体分与装置の変形例を示す断面図である。
【図3】図2に示される液体分与装置のカップを示す平面図である。
【図4】本発明の他の実施例による液体分与装置を示す断面図である。
【図5】図4の液体分与装置の変形例を示す断面図である。
【図6】本発明による液体分与装置の外形とすることができる形状の一例を示す概略図である。
【図7】本発明による液体分与装置の外形とすることができる形状の他の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ディスペンサー(ポンプ)
2 容器
2a 容器の頸部
3 液体
4 自由表面
5 入口オリフィス
6 液体保持部材(カップ)
6a カップの内側
7 ポンプ本体
7a ポンプ本体の底部端(入口端)
8 駆動棒
10 押しボタン
12 リブ
13 カバー
14 カバーの平らな底部
15 一定量の液体
16 底部
17 側壁
18 タブ
20 環状表面
21 リブ
22 リブの底部分
23 タブ
30 ポンプ本体の一部分
40 固定手段
50 溝又はリブ
本発明は、直立した姿勢で使用可能であるとともに浸漬管を備えていない液体分与装置に関する。
【0002】
特に、本発明は、手で持つことができるとともに液体の容器に取付けられているポンプを備え、このポンプは液体分与装置が使用される間中液体の自由表面よりも上方であるようにされている液体分与装置に関する。
【0003】
従来技術において、液体分与装置は常にディスペンサーから容器の底部にまで下って延びている浸漬管を備えている。しかし、このような浸漬管は幾つかの欠点を有している。その第1は、容器又はフラスコの原設計が特に香水びんの分野では到底採用できないようなものになることである。その第2は、透明の容器に浸漬管を設けた場合には、浸漬管の存在が容器の外から見えてしまうという不都合があることである。その第3は、容器の形状を広く変形させるためには、その実際の特殊の形状の各々のための特殊の浸漬管を製作する必要があることである。その第4は、容器又はガラス器具類の底部に関しての浸漬管の長さは変わるので、一定長さの管を産業上広く浸漬管として使用することができないことである。
【0004】
また、従来技術において、“スクイーズボトル(squeeze−bottle)”装置と呼ばれるものが存在しており、この装置にあっては容器のフレキシブルな壁を変形させることによって液体が出口ダクトを通して放出される。このような装置は、仏国特許第1,539,702号明細書、仏国特許第1,525,560号明細書及び米国特許第3,382,870号明細書に記載されている。これらの特許明細書は、また、一回の操作により供与される液体量を限定する液体保持部材を開示している。しかしながら、これら装置はいずれも一回又はそれ以上の所定回数の操作により供与される量の液体を非常に正確に分与する与圧縮ポンプでもって作動するものではない。また、これら装置は硬い壁を有する容器例えば香水びんの分野で使用されるガラス製フラスコに取付けることができない。
【0005】
本発明は、以上述べた従来技術の課題を解決した液体分与装置を提供するものである。すなわち、本発明によれば、内部に自由表面を形成する液体を入れてある容器に取付たディスペンサーを包含し、このディスペンサーがその通常の作動中は前記自由表面よりも上方に位置される入口オリフィスを具備している液体分与装置において、前記ディスペンサーがポンプ本体を包含するポンプであるとともに、このポンプの入口オリフィスと容器とに連通する液体保持部材が設けられ、この液体保持部材は、液体分与装置が、ポンプが容器の頂部にある直立した姿勢から揺すられ又は傾斜されたときに一定量の液体を受け入れるとともに、液体分与装置が前記直立した姿勢であるときにはこの受け入れた一定量の液体を前記ポンプの入口オリフィスに連通し続けることを特徴とする液体分与装置、が提供される。
【0006】
したがって、前記液体保持部材により保持された一定量の液体は、液体分与装置が一回又はそれ以上の回数駆動されることを可能とする中間液体貯蔵源を構成する。
【0007】
また、本発明の一実施例によれば、前記液体保持部材はカップの形であり、このカップは液体分与装置が直立した姿勢であるときにポンプのまわり及び下に位置される。
【0008】
更に、他の実施例によれば、前記液体保持部材はポンプ本体に好適には相互係合によって固定される。
【0009】
好適には、前記液体保持部材は、底部と容器の頸部の内径よりも多少小さい外径を有する円筒形の側壁と、この側壁の頂部縁のまわりに設けられているとともに、垂直線に対して角度を作る方向で容器の頸部に向ってラッパ状に広がる複数のフレキシブルなタブとを包含し、これらフレキシブルなタブの頂部端は容器の頸部の内径よりも大きい直径の仮想円を形成し、かつこれらフレキシブルなタブは前記液体保持部材が容器の頸部の内側に置かれたときに内方に折り曲がり、それからそれらのラッパ状広がりに戻ることができ、これによりこれらの頂部端によって容器への頸部の下に位置している容器の壁に対して当接することができ、一方ポンプは容器に取付けられている。
【0010】
更に他の実施例によれば、前記液体保持部材は底部と円筒形の側壁とを包含し、この側壁はその頂部縁に液体保持部材から外方へ実質的に水平に延びる環状表面を有し、この環状表面は容器の頸部の頂部端上に載っており、かつ液体保持部材の円筒形側壁は液体を容器から液体保持部材内へ通させる少なくともひとつの開口を包含する。
【0011】
また、変形例として、前記液体保持部材は、水平環状表面の外側端のまわりに設けられてこの環状表面から上下の方向へ延びる実質的に円筒形のリムを包含し、この円筒形リムはその底部分に容器の頸部へ固定するための固定手段を包含する。この固定手段は、例えば、容器の頸部に係合するスナップ締付けタブを包含し、かつ前記円筒形リムはスナップ締付けリングの型式である。又は、この固定手段は容器の頸部の外側ねじと螺合する内側ねじを包含し、かつ前記円筒形リムはねじキャップの型式である。
【0012】
また、好適には、前記液体保持部材は容器の頸部内においてシールガスケットとして働くのに十分なフレキシブルを有する材料で作られる。
【0013】
更に、好適には、前記ポンプ本体は、容器の内側に位置している部分に設けられて液体分与装置が傾斜又は揺すられたときに一定量の液体を保持するのを助けるリブ又は溝を有し、この一定量の液体はそれから液体分与装置が直立した姿勢に戻されたときには重力によりポンプ本体に沿って液体保持部材内に流れる。
【0014】
また、他の実施例によれば、前記液体保持部材は液体を保持することができるようにした空洞を包含する。この空洞は、ポンプの入口オリフィスの下に設けられ、液体分与装置が直立した姿勢であるときに下向きに開口させられる。そして、この空洞は空洞の壁とこの空洞内に保持されている液体との接触の区域を増大させる内側リブを包含することができる。
【0015】
液体保持部材を再充填するためには、液体分与装置を上下逆さまにするか又は揺することが必要とされる。しかし、使用者は液体分与装置を駆動する前に常に該装置を上下逆さまにしたり又は揺するとは限らず、これらのことをしない場合には、液体なしの駆動出力が生じ、ポンプには液体が注入されない。この欠点を除去するためには、液体分与装置の外形は、該装置が上下逆さま又は傾斜された状態であるときのみ安定して置かれることを保証するような形状とすることができる。
【0016】
本発明の主たる特徴は、特に、透明材料で作られている容器、例えばガラス又はクリスタルで作られている香水びんに取付けられるポンプを提供することにある。このような特徴によれば、特に透明びんにとって評判のよくない浸漬管を排除することができるので、特別の利点がある。
【0017】
本発明の他の特徴及び利点は添付図面を参照して詳述される本発明の種々の実施例についての下記の説明から明らかになるであろう。なお、これらの実施例は本発明を決して限定するものではないものとして例示されているものである。
【0018】
以下添付図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明する。
【0019】
図1に示す液体分与装置は、容器2に取付けられたポンプ1を包含する。容器2は、自由表面4を有する液体3で充填されている。自由表面4よりも上方に位置する空間は、空にするか、又は大気圧又は他の圧力(例えば大気圧よりも高い圧力)で空気又は他のガスで充填することができる。
【0020】
上記のポンプ1は、容器2に連通する入口オリフィス5を具備している入口端(底部端)7aを有するポンプ本体7を包含する。ポンプ1は、また、ポンプ本体7に滑動可能に取付けられてピストン(図示せず)を制御する中空の駆動棒8を包含する。ポンプ1は、更に、駆動棒8に取付けられている押しボタン10(後述する図6を参照)を包含する。この押しボタンは、駆動棒8に連通して1回分の液体放出を可能にする出口オリフィスを包含する。
【0021】
ポンプ1の入口オリフィス5の近くには、液体保持部材6が設けられている。この液体保持部材6は、本実施例によれば、カップにより構成されている。そして、このカップ6は、図1に示されるように、入口オリフィス5のまわりと下に位置されているとともに、上向きに開口されている。カップ6は、例えばプラスチック材料又はガラスから作ることができる。好適には、カップ6は、このカップ6を例えばポンプ本体7の入口端7aに係合することによってポンプ本体7に固定することを可能とする複数の、例えば4つのリブ12を包含する(これらリブ12は一般にチューブキャリヤと称されている)。
【0022】
図2及び図3は、図1に示したカップ6の変形例を示す。この変形例によれば、カップ6は底部16と、実質的に円筒形である側壁17とを有する。そして、好適には、側壁17は容器2の頸部2aの内径よりも多少小さい外径を有する。
【0023】
好適には、また、複数のフレキシブルなタブ18が側壁17から一定角度で延びることによりカップ6から容器2の頸部2aに向ってラッパ状に広がるようにして側壁17の頂部縁のまわりに設けられている。したがって、これらフレキシブルなタブ18の頂部端は、容器2の頸部2aの内径よりも大きい直径の仮想円を形成する。ポンプ本体7及びカップ6は、容器2の頸部2aを通して適当な位置に設けられている。一方、フレキシブルなタブ18は容器2の頸部2aに沿って滑動できるように内方に折り曲がり、その後外方にラッパ状に広がって、それらの頂部端を介して容器2の頸部2aの下に位置している容器の壁に当接するように取付けられる。これらフレキシブルなタブ18は、カップ6の上方の毛細管作用の効果を増加し、これにより液体分与装置が駆動されたときにカップ6が完全に充填されることを保証するに加え、液体分与装置が不正に駆動される恐れがないことを保証する。製造の知識なしにポンプ1を容器2から例えば容器2を再充填するために取り外すことを試みようとすると、カップ6が容器2の底部に落下し、その結果カップ6はフレキシブルなタブ18の存在によりもはや容器2の頸部2aを通過することができなくなる。
【0024】
図4及び図5は、本発明の更に他の実施例を示す。本実施例によれば、カップ6は容器2の頸部2aに固定されている。そして、カップ6は底部16と円筒形の側壁17とを包含する。側壁17は、容器2の頸部2aの全高さを越えて延びているとともに、少なくともひとつの開口19を包含し、この開口19は容器2内に入れられている液体3がカップ6内に流れることを許す。また、側壁17の頂部端から環状表面20がカップ6に関して外方へ実質的に水平に延びている。この環状表面20は、液体分与装置が容器2内の適当な位置に設けられたときに容器頸部2aの頂部端上に載る。カップ6及びポンプ本体7(このポンプ本体7の一部分30はまた容器2の頸部2aの頂部端の上方に延びるように配置されている)が、それから、普通の固定手段40例えば図4に示されるようにスナップ締付けリングによって、容器2の頸部2aに固定される。
【0025】
図5に示される液体分与装置の変形例においては、カップと固定手段とは一体に形成されて単一組立体を構成し、カップ6は水平環状表面20の外側縁のまわりにリム21を包含し、このリム21は実質的に円筒形であるとともに、環状表面20から上下の方向に垂直に延びている。この円筒形リム21の底部分22は、液体分与装置を容器2の頸部2aに固定するための手段を包含する。この固定手段は、図5に示されるように、容器2の頸部2aに係合するスナップ締付けタブ23を包含する。すなわち、この円筒形リム21は、この分野で非常によく知られている型式のスナップ締付けリングに類似するものである。選択的に、前記固定手段は、容器2の頸部2aの外側ねじに螺合する内側ねじを包含することができ、この場合円筒形リム21はねじキャップ型式となる。
【0026】
好適には、液体保持部材すなわち前述した実施例ではカップ6は、十分にフレキシブルであって容器2の頸部2aにおけるシールを保証する材料で作られる。例えば、このような材料としてエラストマー又は熱塑性プラスチック(TPE)の如き種類の材料があり、シールは側壁17によってガラス製の容器頸部2aの内側に対して垂直に、又は水平な環状表面20によって容器頸部2aの頂部端上に水平に設けられる。
【0027】
カップ6は図2、図4及び図5に平らな底部16を有するものとして示されているけれども、カップ6をテーパ状にして最小寸法の底部16へ導くような形状に、さもなければ図1に示されるような半球の形状にすることもできる。
【0028】
以上述べた液体分与装置は、次のように作動する。
【0029】
液体分与装置を駆動する前に、液体分与装置は揺すられ、又は傾斜され、若しくは上下逆さまにされ、その結果ポンプ1は容器2よりも下になる。これにより、容器2内の液体3がポンプ1の入口オリフィス5の付近にやって来る。その後、液体分与装置は元の直立した姿勢すなわち垂直な状態に戻され、その結果ポンプ1は容器2の頂部に位置される。
【0030】
このように液体分与装置を揺すり、又は傾斜し、若しくは上下逆さまにし、その後元の直立した姿勢に戻すことによって、一定量の液体15がカップ6の内側に残る。ポンプ1及び容器2を元の直立した姿勢に戻す動きが非常に速いために、液体はカップ6の内側6aに部分的に保持される。しかしながら、この液体の保持は、また、液体がカップ6の内側6aに接触することによる毛細管作用のためにもよる。好適には、カップ6の内側6aは液体15とカップ6の内側6aとの間の接触区域を増大させて液体の保持する作用を増大させるリブを備えることができる。また、図4に示されるように、容器2の内側に位置しているポンプ本体7の部分は、液体分与装置が傾斜又は揺すられたときに一定量の液体を保持することを可能とする溝又はリブ50を備えることができ、この溝又はリブ50により保持された液体はその後液体分与装置が元の直立した姿勢に戻されたときに重力によりポンプ本体7に沿ってカップ6内に流下する。このような手段は、特に液体が容器内に少ししか残っていないときに該液体がカップ内に最大量移されることを保証する。
【0031】
ポンプ1が駆動されると、カップ6内の液体15の全部又は一部がこの液体15中に浸漬しているポンプ1の入口オリフィス5を通して吸い上げられる。
【0032】
このカップ6内の液体15の量は、選択的に、ポンプの数回以上の駆動により吸い上げられる量に相当させることができ、例えば薬の1日の服用量に相当させることができる。
【0033】
カップ6内の液体15の量がポンプの1回の駆動により吸い上げられる量に相当し、かつ液体分与装置を直立した姿勢にして置くことができる場合には、本発明による液体分与装置は使用する前に例えば上下逆さまにする必要があるので、子供が自由に使用することも制限することができる。
【0034】
好適には、図6及び図7に示されるように、液体分与装置の形状は該装置を傾斜した状態例えば上下逆さまの状態でのみ安定平衡にして置くことができることを保証するような形状とすることができる。この場合において、液体分与装置の液体保持部材は使用者が該装置を駆動するために該装置を手に取って直立した姿勢にするときに液体を保持することが必要である。図6の例にあっては、容器2は円錐形の形状であり、また液体分与装置は該装置を上下逆さまの状態に置くことを可能とする平らな底部14を有する円筒形のカバー13を包含する。一方、図7の例にあっては、容器2は卵形の形状であり、これにより容器2を横にした状態に置くことを可能とする。
【0035】
なお、変形例として、上述しかつ図面に示した液体分与装置のポンプ1は選択的にエアゾール弁に置換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による液体分与装置を直立した姿勢の状態で示す断面図である。
【図2】図1の液体分与装置の変形例を示す断面図である。
【図3】図2に示される液体分与装置のカップを示す平面図である。
【図4】本発明の他の実施例による液体分与装置を示す断面図である。
【図5】図4の液体分与装置の変形例を示す断面図である。
【図6】本発明による液体分与装置の外形とすることができる形状の一例を示す概略図である。
【図7】本発明による液体分与装置の外形とすることができる形状の他の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ディスペンサー(ポンプ)
2 容器
2a 容器の頸部
3 液体
4 自由表面
5 入口オリフィス
6 液体保持部材(カップ)
6a カップの内側
7 ポンプ本体
7a ポンプ本体の底部端(入口端)
8 駆動棒
10 押しボタン
12 リブ
13 カバー
14 カバーの平らな底部
15 一定量の液体
16 底部
17 側壁
18 タブ
20 環状表面
21 リブ
22 リブの底部分
23 タブ
30 ポンプ本体の一部分
40 固定手段
50 溝又はリブ
Claims (14)
- 内部に自由表面(4)を形成する液体(3)を入れてある容器(2)に取付けたディスペンサー(1)を包含し、このディスペンサー(1)がその通常の作動中は前記自由表面(4)よりも上方に位置される入口オリフィス(5)を具備している液体分与装置において、前記ディスペンサーがポンプ本体(7)を包含するポンプ(1)であるとともに、このポンプ(1)の入口オリフィス(5)と容器(2)とに連通する液体保持部材(6)が設けられ、この液体保持部材(6)は、液体分与装置が、ポンプ(1)が容器(2)の頂部にある直立した姿勢から揺すられ又は傾斜されたときに一定量の液体(15)を受け入れるとともに、液体分与装置が前記直立した姿勢であるときにはこの受け入れた一定量の液体(15)を前記ポンプ(1)の入口オリフィス(5)に連通し続けることを特徴とする液体分与装置。
- 請求項1記載の液体分与装置において、前記液体保持部材はカップ(6)の形であり、このカップ(6)は液体分与装置が直立した姿勢であるときにポンプ(1)のまわり及び下に位置されている、液体分与装置。
- 請求項1又は2記載の液体分与装置において、前記液体保持部材(6)はポンプ本体(7)に固定されている、液体分与装置。
- 請求項3記載の液体分与装置において、前記液体保持部材(6)はリブ(12)の手段によってポンプ本体(7)に係合されている、液体分与装置。
- 請求項3又は4記載の液体分与装置において、前記液体保持部材(6)は、底部(16)と、容器(2)の頸部(2a)の内径よりも多少小さい外径を有する円筒形の側壁(17)と、この側壁(17)の頂部縁のまわりに設けられているとともに、垂直線に対して角度を作る方向で容器(2)の頸部(2a)に向ってラッパ状に広がる複数のフレキシブルなタブ(18)とを包含し、これらフレキシブルなタブ(18)の頂部端は容器(2)の頸部(2a)の内径よりも大きい直径の仮想円を形成し、かつこれらフレキシブルなタブ(18)は前記液体保持部材(6)が容器(2)の頸部(2a)の内側に置かれたときに内方に折り曲がり、それからそれらのラッパ状広がりに戻ることができ、一方ポンプ(1)は容器(2)に取付けられている、液体分与装置。
- 請求項1又は2記載の液体分与装置において、前記液体保持部材(6)は容器(2)の頸部(2a)に固定されている、液体分与装置。
- 請求項6記載の液体分与装置において、前記液体保持部材(6)は底部(16)と円筒形の側壁(17)とを包含し、この側壁(17)はその頂部縁に液体保持部材(6)から外方へ実質的に水平に延びる環状表面(20)を有し、この環状表面(20)は容器(2)の頸部(2a)の頂部端上に載っており、かつ液体保持部材(6)の円筒形側壁(17)は液体を容器(2)から液体保持部材(6)内へ通させる少なくともひとつの開口(19)を包含する、液体分与装置。
- 請求項7記載の液体分与装置において、前記液体保持部材(6)は、水平環状表面(20)の外側端のまわりに設けられてこの環状表面から上下の方向へ延びる実質的に円筒形のリム(21)を包含し、この円筒形リム(21)はその底部分(22)に容器(2)の頸部(2a)へ固定するための固定手段を包含する、液体分与装置。
- 請求項8記載の液体分与装置において、前記固定手段は容器(2)の頸部(2a)に係合するスナップ締付けタブ(23)を包含し、かつ前記円筒形リム(21)はスナップ締付けリングの型式である、液体分与装置。
- 請求項8記載の液体分与装置において、前記固定手段は容器(2)の頸部(2a)の外側ねじと螺合する内側ねじを包含し、かつ前記円筒形リム(21)はねじキャップの型式である、液体分与装置。
- 請求項6〜10のいずれかに記載の液体分与装置において、前記液体保持部材(6)は容器(2)の頸部(2a)内においてシールガスケットとして働くのに十分なフレキシブルを有する材料で作られている、液体分与装置。
- 請求項1〜11項のいずれかに記載の液体分与装置において、前記ポンプ本体(7)は、容器(2)の内側に位置している部分に設けられて液体分与装置が傾斜又は揺すられたときに一定量の液体を保持するのを助けるリブ又は溝(50)を有し、この一定量の液体はそれから液体分与装置が直立した姿勢に戻されたときには重力によりポンプ本体(7)に沿って液体保持部材(6)内に流れる、液体分与装置。
- 請求項1〜12項のいずれかに記載の液体分与装置において、液体分与装置が傾斜又は上下逆さまにされる以外は安定した姿勢に置かれることを防止するような外形を有する液体分与装置。
- 請求項1〜13項のいずれかに記載の液体分与装置において、前記容器(2)は透明材料で作られている、液体分与装置。
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