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JP3539155B2 - テープ状梱包体形成装置 - Google Patents

テープ状梱包体形成装置 Download PDF

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JP3539155B2 JP26065197A JP26065197A JP3539155B2 JP 3539155 B2 JP3539155 B2 JP 3539155B2 JP 26065197 A JP26065197 A JP 26065197A JP 26065197 A JP26065197 A JP 26065197A JP 3539155 B2 JP3539155 B2 JP 3539155B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープ状梱包体形成装置に関し、特に、簡単な構成で、テープ状梱包体の終端部に設けるリーダーテープ部を形成できるとともに、次のテープ状梱包体の先端部において、テープ状梱包体を構成するエンボステープとカバーテープとの間に剥がれが生じることが無い、テープ状梱包体形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、チップ抵抗器やチップコンデンサ等の電子部品等の包装には、図10に示すような、複数の収納凹所2a、・・・、2a内に電子部品等の被収容物P、・・・、Pを収納したエンボステープ2の上面にカバーテープ3を貼着したテープ状梱包体4が用いられており、テープ状梱包体4を巻取りリールに巻取って巻尺状態でストックするようなことが、一般的に、行われている。
【0003】
ところで、巻取りリールに巻取り保管する際には、テープ状梱包体4の終端部に、テープ状梱包体4の収納凹所2a、・・・、2a内に収容された収容物P、・・・、Pを保護することや、テープ状梱包体4のカバーテープ3をエンボステープ2から引き剥しやすくするためや、巻取りリールからテープ状梱包体4を引出すのが便利なように、所定の長さのリーダーテープ部を設けている。
【0004】
図11は、そのようなリーダーテープ部を容易に形成できるようにした、従来のテープ状梱包体形成装置の一例を概略的に示す全体構成図である。
このテープ状梱包体形成装置101は、リール(図示せず)に巻周りされたカバーテープ3を取り付けるカバーテープ取付け部105と、リール(図示せず)に巻周りされたエンボステープ2を取り付けるエンボステープ取り付け部(図示せず)と、エンボステープ取付部(図示せず)に取り付けられたエンボステープ2を搬送するエンボステープ搬送ローラ106と、エンボステープ搬送ローラ106を回転駆動させることにより搬送されるエンボステープ2に設けられた複数の収納凹所2a、・・・、2a内に被収容物P、・・・、Pを挿入する被収容物挿入手段107と、被収容物挿入手段107の下流側に設けられ、エンボステープ2の上面に、カバーテープ取り付け部105に取り付けられたカバーテープ3を押し当てるカバーテープ押当て手段108と、カバーテープ押当て手段108によりエンボステープ2に押し当てられたカバーテープ3を加熱するヒータ109と、エンボステープ搬送ローラ106の上方に設けられ、ヒータ109により加熱されたカバーテープ3をエンボステープ2に圧接し、貼着してテープ状梱包体4を形成するカバーテープ押えローラ110と、テープ状梱包体4を巻取る巻取りリール11を取り付けるリール巻取りヘッド112と、カバーテープ押えローラ110とリール巻取りヘッド112との間に設けられ、カバーテープ3を用いて、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する際に、テープ状梱包体4を構成するエンボステープ2に貼着されたカバーテープ3を引き剥すカバーテープ引き剥し手段113と、カバーテープ引き剥し手段113を設けた部位において、エンボステープ2を切断するエンボステープ切断用カッター114と、カバーテープ引き剥し手段113とエンボステープ搬送ローラ106との間に設けられ、テープ状梱包体4を構成するエンボステープ2側に、エンボステープ搬送ローラ6側の基端部117aを中心にして、テープ状梱包体4から離れる方向に開き回動するように構成した開閉体117と、テープ状梱包体4を巻取りリール11の方向に適宜長さだけ送った後、テープ状梱包体4をカバーテープ引き剥し手段113とエンボステープ搬送ローラ106との間で切断する切断用カッター115、116とを備える。
【0005】
尚、カバーテープ引き剥し手段113は、カバーテープ側吸着体113aとエンボステープ側吸着体113bとにより構成されており、また、図11中、118で示す部材装置は、エンボステープ2から引き剥されたカバーテープ3をガイドするガイド体を示している。
このテープ状梱包体形成装置101を用いて、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する際には、図12に示すように、テープ状梱包体4を構成するカバーテープ3とエンボステープ2とをカバーテープ引き剥し手段113によって、部分的に引き剥し、エンボステープ2をエンボステープ切断用カッター114によって切断し、次いで、テープ状梱包体4を所定の長さだけ送り、その後、テープ状梱包体4を切断用カッター115、116を用いて切断し、エンボステープ2を所定の長さに渡って取り除き(図12に示すエンボステープ2bを参照)、リーダーテープ3rを作製するようにしている。
【0006】
また、図13は、リーダーテープ部を容易に形成できるようにした、従来のテープ状梱包体形成装置の他例を概略的に示す全体構成図である。
この装置201は、エンボステープ搬送ローラ106a、エンボステープ切断用カッター114、エンボステープ搬送ローラ106b、被収容物挿入手段107、カバーテープ3を取り付けるカバーテープ取付け部105、カバーテープ3を加熱するヒータ109、エンボステープ搬送ローラ106c、カバーテープ押えローラ110、及び、カバーテープ切断用カッター115等を備える。
【0007】
このテープ状梱包体形成装置201を用いて、テープ状梱包体4のリーダーテープ部(図14に示すリーダーテープ部3r)を作製する際には、図14に示すように、エンボステープ切断用カッター114を用いて、エンボステープ2を切断し、エンボステープ搬送ローラ106a、106bを停止して、且つ、巻取りリール11のみを回転させて、カバーテープ3のみを巻取りリール11に送り、所定の長さのリーダーテープ部3rを作製するようにしている。
【0008】
尚、従来のテープ状梱包体形成装置101、201では、リーダーテープ部3rの長さは、タイマ等の時間的な因子に基づいて調整されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のテープ状梱包体形成装置101、201では、先行のテープ状梱包体4の終端部に所定の長さのリーダーテープ部3rを形成した後、引き続いて、次のテープ状梱包体(図3(b)に示す次のテープ状梱包体4nを参照)を作製する場合、次のテープ状梱包体4nの先端部で、カバーテープ3とエンボステープ2との剥がれが生じるという問題がある。
【0010】
一般に、テープ状梱包体4、4n、・・の各々の先端部で、カバーテープ3とエンボステープ2との剥がれが生じた場合には、カバーテープ3とエンボステープ2との剥がれが生じた部分を接着剤やシール材で接着するということが考えられるが、接着剤やシール材で接着するといった対処方法では、包装規格や製品規格が不合格になってしまう場合がある。
【0011】
また、テープ状梱包体形成装置101を用いた場合には、図12に示すように、リーダーテープ部3rを作製すると、リーダーテープ部3rの長さに対応する長さのエンボステープ2bを除く必要があるため、エンボステープ2bが無駄になるという問題がある。
一方、テープ状梱包体形成装置201を用いた場合には、リーダーテープ部3rを作製しても、テープ状梱包体形成装置101を用いた場合に問題となるエンボステープ2bの無駄はなくなるものの、複数のエンボステープ搬送ローラ16a、106b、106cが必要となり、しかも、複数のエンボステープ搬送ローラ106a、106b、106cを同期して駆動させる手段が必要であり、更には、カバーテープ取付け部105に取り付けられたカバーテープ3を引き出すための駆動ローラ119を別途設けなければならず、装置が複雑化するという問題がある。また、この装置201には、図14に示すように、先行のテープ状梱包体4の終端部にリーダーテープ部を作製すると、エンボステープ2とカバーテープ3とが、互いに、離れてしまうため、次のテープ状梱包体4nを作製する場合に、エンボステープ2とカバーテープ3との位置合わせをする必要があるという問題もある。
【0012】
更には、リーダーテープ部3rの長さについて、テープ状梱包体4の収納凹所2a、・・・、2aの間隔や寸法や幅等に応じて、より簡単な装置を用いて、リーダーテープ部3rを、長くしたり、短くしたりできるようにしたテープ状梱包体形成装置を開発して欲しいという要望もある。
また、リーダーテープ部3rの長さをより正確に目標値に近づけたいという要望もある。
【0013】
また、リーダーテープ部3rを短時間に作製したいという要望もある。
また、一般に、テープ状梱包体4を巻取る巻取りリール11としては、紙製のものが使用されており、巻取りリール11を傷つけないようにして、リール巻取りヘッド12に取り付けるため、図15に示すように、巻取りリール11を巻取りヘッド12に接触させて、リール11の側面表面と巻取りヘッド12の表面との摩擦力により取り付けているが、このような方法では、巻取りヘッド12の回転速度を速くすると、巻取りヘッド12とリール11との間に滑りが生じ、テープ状梱包体4を巻取りリール11にうまく巻き付けることができないとう問題がある。また、巻取りヘッド12とリール11との間の滑りを防ぐため、巻取りヘッド12にリール11を強く押し当てるようにすれば、リール11に傷がつくという問題もある。
【0014】
更に、従来のテープ状梱包体形成装置101、201には、テープ状梱包体4を作製中に、カバーテープ3がなくなってしまうという事故が発生することがあり、カバーテープ3がなくなってしまう前に、新らしいカバーテープが巻き付けられたリールをカバーテープ取付け部5に交換することのできるテープ状梱包体形成装置の開発が望まれている。
【0015】
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであって、装置を複雑化させることなく、先行のテープ状梱包体の終端部に所定の長さのリーダーテープ部を形成した後、引き続いて、次のテープ状梱包体を作製する場合、次のテープ状梱包体の先端部で、カバーテープとエンボステープとの剥がれが生じ無いテープ状梱包体形成装置、そのようなテープ状梱包体形成装置であって、リーダーテープ部を作製しても、エンボステープに無駄が生じず、且つ、リーダーテープ部を、長くしたり、短くしたりできるようにしたテープ状梱包体形成装置、リーダーテープ部の長さをより一層目標値に近づけることができるようにしたテープ状梱包体形成装置、リーダーテープ部を短時間に作製できるテープ状梱包体形成装置、及び、巻取りヘッドと巻取りリールとの間の滑りが生じ難く、且つ、巻取りリールに傷がつき難いテープ状梱包体形成装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のテープ状梱包体形成装置は、複数の収納凹所内に電子部品等の被収容物を収納したエンボステープの上面にカバーテープを貼着したテープ状梱包体を形成するテープ状梱包体形成装置であって、カバーテープを取り付けるカバーテープ取付部と、エンボステープを取り付けるエンボステープ取付部と、エンボステープ取付部に取り付けられたエンボステープを搬送するエンボステープ搬送ローラと、エンボステープ搬送ローラを回転駆動させることにより搬送されるエンボステープに設けられた複数の収納凹所内に被収容物を挿入する被収容物挿入手段と、被収容物挿入手段の下流側に設けられ、エンボステープの上面に、カバーテープ取付け部に取り付けられたカバーテープから供給されるカバーテープを押し当てるカバーテープ押当て手段と、カバーテープ押当て手段によりエンボステープに押し当てられたカバーテープを加熱する第1のヒータと、エンボステープ搬送ローラの上方に設けられ、第1のヒータにより加熱されたカバーテープをエンボステープに圧接し、貼着してテープ状梱包体を形成するカバーテープ押えローラと、テープ状梱包体を巻取る巻取りリールを取り付けるリール巻取りヘッドと、カバーテープ押えローラとリール巻取りヘッドとの間に設けられ、カバーテープを用いて、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際に、テープ状梱包体を構成するエンボステープとカバーテープを引き離すカバーテープ引き離し手段と、カバーテープ引き離し手段を設けた部位において、エンボステープを切断するエンボステープ切断用カッターと、カバーテープ引き離し手段とリール巻取りヘッドとの間に設けられ、カバーテープを切断するカバーテープ切断用カッターと、カバーテープ引き離し手段の上流側の近傍箇所に設けられ、カバーテープ引き離し手段によって、エンボステープからカバーテープを引き離した際に、次のテープ状梱包体の先端部に、エンボステープとカバーテープとの剥がれが生じないように、次のテープ状梱包体を構成するエンボステープにカバーテープを貼着する第2のヒータとを備える。
【0017】
尚、このテープ状梱包体形成装置を用いて、テープ状梱包体の終端部に、リーダーテープ部を形成する際には、第1のヒータによりエンボステープとカバーテープとを貼着せずに、カバーテープ引き離し手段方向に送り出すようにすることが好ましい。
ここで、本明細書で用いる用語「エンボステープからカバーテープを引き離す。」は、貼着されていないエンボステープとカバーテープとを互いに引き離すことを意味し、又、「カバーテープ引き離し手段」は、貼着されていないエンボステープとカバーテープとを互いに引き離す手段を意味する。また、「エンボステープからカバーテープを引き剥す。」は、貼着されているエンボステープとカバーテープとを互いに引き剥すことを意味し、又、「カバーテープ引き剥し手段」は、貼着されているエンボステープとカバーテープとを互いに引き離す手段を意味する。
【0018】
また、本明細書では、説明を容易とするため、テープ状梱包体形成装置のカバーテープ取付部及びエンボステープ取付部を設ける側を上流側と規定し、巻取りリールを取り付けるリール巻取りヘッドを設ける側を下流側と規定する。
このテープ状梱包体形成装置では、第2のヒータを、カバーテープ引き離し手段の上流側の近傍箇所に設けたので、先行のテープ状梱包体の終端部にリーダーテープ部を形成した後、引き続いて、次のテープ状梱包体を作製する場合、たとえ、次のテープ状梱包体の先端部で、カバーテープとエンボステープとの剥がれが生じても、第2のヒータにより、次のテープ状梱包体の先端部で、カバーテープとエンボステープとの剥がれを貼着することができる。また、次のテープ状梱包体の先端部で、カバーテープとエンボステープとの剥がれの貼着を第2のヒータにより、熱により行っているので、接着剤やシール材で接着するといった対処方法のように、包装規格や製品規格が不合格になるという事態が生じない。
【0019】
また、テープ状梱包体の終端部に、リーダーテープ部を形成する際には、第1のヒータによりエンボステープとカバーテープとを貼着しないようにしたので、エンボステープとカバーテープとを引き離す工程が極めて容易となる。
且つ、エンボステープを搬送するエンボステープ搬送ローラは、1個でよい構成にしたので、装置が複雑化しない。
【0020】
請求項2に記載のテープ状梱包体形成装置は、請求項1に記載のテープ状梱包体形成装置の、リール巻取りヘッドの回転軸に、円周上に等間隔に複数の孔を設けた円盤体を設け、リール巻取りヘッドが回転する際に回転する前記円盤体の円周上に設けられた複数の孔の数をカウントするカウント手段を設け、カウント手段がカウントする円盤体の円周上に設けられた複数の孔の数として、予め、設定値を設け、カウント手段がカウントする、リール巻取りヘッドが回転する際に回転する円盤体の円周上に設けられた複数の孔の数が設定値になった時に、リール巻取りヘッドの回転を停止して、テープ状梱包体のリーダーテープ部の長さを決定するようにするとともに、設定値を変えることで、テープ状梱包体のリーダーテープ部の長さを変更できるようにした。
【0021】
このテープ状梱包体形成装置では、タイマ等の時間的な因子で、リーダーテープ部の長さを決定しないで、円盤体の円周上に設けられた複数の孔の数に基づいて、リーダーテープ部の長さを設定しているので、常に、目標とする長さのリーダーテープ部を作製できる。
また、カウント手段がカウントする円盤体の円周上に設けられた複数の孔の数として、予め、設定値を設け、且つ、その設定値を変えることができるようにしたので、設定値を変えることで、テープ状梱包体のリーダーテープ部の長さを任意に変えることができる。
【0022】
請求項3に記載のテープ状梱包体形成装置は、請求項1又は請求項2に記載のテープ状梱包体形成装置の、リール巻取りヘッドの、リール巻取りヘッドに取り付けられる巻取りリールとの接触部に粘着性が高く且つ弾性を有する材料を設けた。
ここで、「粘着性が高く且つ弾性を有する材料」は、へばりつくような性質を有し、且つ、弾性変形する材料であって、具体的には、例えば、天然ゴム、合成ゴム等のゴム又はゴム状物質を、その好ましい例として挙げることができる。
【0023】
このテープ状梱包体形成装置では、リール巻取りヘッドの、リール巻取りヘッドに取り付けられる巻取りリールとの接触部に粘着性が高い材料を設けたので、リール巻取りヘッドの回転速度を速くしても、リール巻取りヘッドと、リール巻取りヘッドに取り付けられた巻取りリールとの間に滑りが生じ難い。これにより、リーダーテープ部を作製する際のリール巻取りヘッドの回転速度を、通常の、テープ状梱包体をリールに巻取る際の回転速度より速くできるので、リーダーテープ部を短時間で作製できる。且つ、リール巻取りヘッドへの巻取りリールの押し付け力を高めても、押し付け力が、弾性を有する材料にも吸収されるので、巻取りリールに傷が付き難い。
【0024】
請求項4に記載のテープ状梱包体形成装置は、請求項1〜3のいずれかに記載のテープ状梱包体形成装置の、カバーテープ取付け部に、カバーテープ取付け部に取り付けられるカバーテープの残量を検知するカバーテープ残量検知手段を、更に、設けた。
このテープ状梱包体形成装置では、カバーテープ取付け部に、カバーテープ取付け部に取り付けられるカバーテープの残量を検知するカバーテープ残量検知手段を更に設けているので、カバーテープ残量検知手段が、カバーテープ取付け部に取り付けられるカバーテープの残量が少なくなった時に、警報を出すようにすることで、カバーテープがなくなってしまう前に、新たなカバーテープリールをカバーテープ取付け部に交換することができる。
【0025】
請求項5に記載のテープ状梱包体形成装置は、請求項1〜4のいずれかに記載のテープ状梱包体形成装置の、カバーテープ押えローラとエンボステープ搬送ローラとの軸間距離を変更可能に設け、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際には、カバーテープ押えローラとエンボステープ搬送ローラとの軸間距離を広げるようにした。
【0026】
このテープ状梱包体形成装置では、カバーテープ押えローラとエンボステープ搬送ローラとの軸間距離を変更可能に設け、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際には、カバーテープ押えローラとエンボステープ搬送ローラとの軸間距離を広げるようにし、リーダーテープ部を作製する際に、カバーテープがカバーテープ押えローラへ接触しないようにすることで、カバーテープ押えローラを回転させないようにした分だけ、リール巻取りヘッドを駆動する駆動手段への負荷を少なくできる。また、負荷を少なくした分だけ、リール巻取りヘッドを速く回転させることができるので、リーダーテープ部を短時間に作製することができる。
【0027】
また、リール巻取りヘッドの回転で、カバーテープ取付け部に取り付けられたカバーテープを引き出すことができる構成としたので、カバーテープ取付け部に取り付けられたカバーテープを引き出すための駆動ローラを別途設ける必要がない。これにより、装置が複雑化しない。
請求項6に記載のテープ状梱包体形成装置は、請求項1〜5のいずれかに記載のテープ状梱包体形成装置の、リール巻取りヘッドの回転速度を切り換え可能とし、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際に、リール巻取りヘッドの回転速度を前記テープ状梱包体の巻取り速度より速くするようにした。
【0028】
このテープ状梱包体形成装置では、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際に、リール巻取りヘッドの回転速度をテープ状梱包体の巻取り速度より速くするようにしたので、リーダーテープ部を短時間で作製することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るテープ状梱包体形成装置について、図面を参照しながら、更に詳しく説明する。
図1は、本発明に係るテープ状梱包体形成装置の一例を概略的に示す全体構成図である。
【0030】
このテープ状梱包体形成装置1は、リール(図示せず)に巻周りされたカバーテープ3を取り付けるカバーテープ取付け部5と、リール(図示せず)に巻周りされたエンボステープ2を取り付けるエンボステープ取り付け部(図示せず)と、エンボステープ取付部(図示せず)に取り付けられたエンボステープ2を搬送するエンボステープ搬送ローラ6と、エンボステープ搬送ローラ6を回転駆動させることにより搬送されるエンボステープ2に設けられた複数の収納凹所2a、・・・、2a内に、チップ抵抗器やチップコンデンサ等の電子部品等の被収容物(図10に示すを挿入する被収容物P、・・・、Pを参照)を挿入する被収容物挿入手段7と、被収容物挿入手段7の下流側に設けられ、エンボステープ2の上面に、カバーテープ取り付け部5に取り付けられたカバーテープ3から供給されるカバーテープ3を押し当てるカバーテープ押当て手段8と、カバーテープ押当て手段8によりエンボステープ2に押し当てられたカバーテープ3を加熱する第1のヒータ9と、エンボステープ搬送ローラ6の上方に設けられ、第1のヒータ9により加熱されたカバーテープ3をエンボステープ2に圧接し、貼着して、テープ状梱包体4を形成するカバーテープ押えローラ10と、テープ状梱包体4を巻取る巻取りリール11を取り付けるリール巻取りヘッド12と、カバーテープ押えローラ10とリール巻取りヘッド12との間に設けられ、カバーテープ3を用いて、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する際に、テープ状梱包体4を構成するエンボステープ2とカバーテープ3とを引き離すカバーテープ引き離し手段13と、カバーテープ引き離し手段13を設けた部位において、エンボステープ2を切断するエンボステープ切断用カッター14と、カバーテープ引き離し手段13とリール巻取りヘッド12との間に設けられ、カバーテープ3を切断するカバーテープ切断用カッター15と、カバーテープ引き離し手段13の上流側の近傍箇所(エンボステープ切断用カッター14の上流側の近傍箇所)に設けられ、カバーテープ引き離し手段13によって、エンボステープ2とカバーテープ3とを引き離した際に、次のテープ状梱包体の先端部に、エンボステープ2とカバーテープ3との剥がれが生じないように、次のテープ状梱包体(図3(d)及び図9に示す次のテープ状梱包体4nを参照)を構成するエンボステープ2にカバーテープ3を貼着する第2のヒータ21とを備える。
【0031】
このテープ状梱包体形成装置1は、テープ状梱包体4の終端部にリーダーテープ部3rを作製するため、カバーテープ引き離し手段13によって、エンボステープ2とカバーテープ3とを引き離した際に、次のテープ状梱包体の先端部に、エンボステープ2とカバーテープ3との剥がれが生じないように、次のテープ状梱包体(図3(d)及び図9に示す次のテープ状梱包体4nを参照)を構成するエンボステープ2にカバーテープ3を貼着する第2のヒータ21を、カバーテープ引き離し手段13の上流側の近傍箇所(エンボステープ切断用カッター14の上流側の近傍箇所)に、新たに、設けた点に特徴がある。
【0032】
また、エンボステープ搬送ローラ6を一台で十分な構成とし、被収容物挿入手段7の下流側に設けられ、エンボステープ2の上面に、カバーテープ取り付け部5に取り付けられたカバーテープ3から供給されるカバーテープ3を押し当てるカバーテープ押当て手段8を設けた点にも特徴がある。
更に、テープ状梱包体4の終端部にリーダーテープ部3rを作製する際には、第1のヒータ9により、エンボステープ2とカバーテープ3とを熱着せずに、カバーテープ引き離し手段13側へ送り出すようにした点にも特徴がある。
【0033】
尚、このテープ状梱包体形成装置1では、カバーテープ押えローラ10を上下方向に移動自在に設け、カバーテープ引き離し手段13として、カバーテープ3を真空吸引するカバーテープ側吸着体を用い、また、第1のヒータ9及び第2のヒータ21を各々上下方向に移動自在に設けている。そして、この装置1では、カバーテープ押当て手段8を設けているので、第1のヒータ9を上方に引き上げた状態にすると、第1のヒータ9を、カバーテープ3に非接触の状態にし、第1のヒータ9を下方に引き下げると、カバーテープ3に接触した状態にすることができるようにされており、又、第2のヒータ21を上方に引き上げた状態にすると、第2のヒータ21を、カバーテープ3に非接触の状態にし、第2のヒータ21を下方に引き下げると、カバーテープ3に接触した状態にすることができるようにされている。
【0034】
また、この装置1では、第1のヒータ9は、カバーテープ3に接触する底面の幅が、カバーテープ3の幅と同じかやや大きめに形成され、その長さが、第1のヒータ9の中心部下方に、エンボステープ2の収納凹所2aが設けられていない部分がきたときに、第1のヒータ9を下方に下げ、カバーテープ3に接触させると、エンボステープ2の収納凹所2aが設けられていない部分を中心にして、対向配置される、隣合う2個の収納凹所2a、2aの領域を覆う長さと同じかやや大きめに設けられている。これにより、所定の温度に加熱維持された第1のヒータ9の中心部下方に、エンボステープ2の収納凹所2aが設けられていない部分がきたときに、第1のヒータ9を下方に下げ、カバーテープ3に接触させ、第1のヒータ9の中心部下方に、エンボステープ2の収納凹所2aがきたときには、第1のヒータ9を上方に引き上げ、第1のヒータ9がカバーテープ3に非接触の状態にするという上下動を繰り返すことで、順次、収納凹所2aをカバーテープ3により密封するようにしてある。
【0035】
また、この装置1では、カバーテープ引き離し手段13の上流側の近傍箇所に設けられた第2のヒータ21は、カバーテープ3に接触する底面の幅が、カバーテープ3の幅と同じかやや大きめに形成され、その長さが、第2のヒータ21の中心部下方に、エンボステープ2の収納凹所2aが設けられていない部分がきたときに、第2のヒータ21を下方に下げ、カバーテープ3に接触させると、エンボステープ2の収納凹所2aが設けられていない部分を中心にして、対向配置される、隣合う2個の収納凹所2a、2aの領域を覆う長さと同じかやや大きめに設けられている。これにより、エンボステープ切断用カッター14によりエンボステープ2を収納凹所2aと収納凹所2aとの間で切断した後、所定の温度に加熱維持された第2のヒータ21を下方に下げ、カバーテープ3に接触させると、エンボステープ切断用カッター14により切断され上流側に位置する、次のテープ状梱包体4nを構成する、エンボステープ2の先端とカバーテープ3との先端部を熱着(貼着)することができるようになっている。
【0036】
次に、このテープ状梱包体形成装置1を用いて、テープ状梱包体4を作製する方法について説明する。
テープ状梱包体4を作製する際には、リール巻取りヘッド12に巻取りリール11を取り付け、カバーテープ取付け部5にリールに巻周りされたカバーテープ3を取り付け、エンボスカバー取付け部(図示せず)に、リールに巻周りされたエンボステープ2を取り付け、エンボステープ2をエンボステープ搬送ローラ6上に取り付け、カバーテープ3をカバーテープ押当て手段8の下方を通過させ、エンボステープ2上にカバーテープ2がくるようにする。また、被収容物挿入手段7より、エンボステープ2に設けられた収納凹所2a、・・・、2aの各々内に、電子部品等の被収容物P、・・・、Pを収容する(図10を参照)。
【0037】
次いで、使用しない第2のヒータ21を上方に引き上げ、カバーテープ2と非接触の状態にし、また、カバーテープ引き離し手段13の吸引動作を停止した状態にし、カバーテープ押えローラ10を下方に引き下げ、エンボステープ搬送ローラ6とカバーテープ押えローラ10とにより、エンボステープ搬送ローラ6上を搬送されてくるエンボステープ2とカバーテープ3とを互いに圧接できるようにし、エンボステープ搬送ローラ6を間欠的に回転駆動させるとともに、第1のヒータ9を加熱状態とし、第1のヒータ9の中心下方にエンボステープ2の収納凹所以外の部分がきた際に、第1のヒータ9を下方に下げ、エンボステープ2の収納凹所以外の部分とカバーテープ2とを貼着動作を行い、エンボステープ2の収納凹所が設けられた部分がきた際に、第1のヒータ9が上方に上げるという動作を繰り返し、第1のヒータ9により、順次、カバーテープ3を加熱し、加熱したカバーテープ3を、エンボステープ搬送ローラ6とカバーテープ押えローラ10とにより、圧接し、貼着し、テープ状梱包体4とし、リール巻取りヘッド12を所定の速度で回転させて、テープ状梱包体4をリール巻取りヘッド12に取り付けた巻取りリール11に巻取っていく。
【0038】
次に、このテープ状梱包体形成装置1を用いて、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する方法について説明する。
図2及び図3は、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する工程を概略的に示す工程図である。
このテープ状梱包体形成装置1を用いて、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する際には、図2(a)に示すように、第1のヒータ9を上に引き上げ、第1のヒータ9をカバーテープ3に非接触な状態にし、エンボステープ搬送ローラ6を回転駆動し、エンボステープ2とカバーテープ3とを、エンボステープ搬送ローラ6とカバーテープ押えローラ10との間を通し、エンボステープ2とカバーテープ3とを、貼着しない状態で、カバーテープ引き離し手段13の下方へ送り出す。尚、この工程では、第2のヒータ21は、最適な温度に加熱された状態に維持され、且つ、上方に引き上げられ、カバーテープ2に非接触の状態にしておく。この工程では、次のテープ状梱包体4nとなるエンボステープ2の収納凹所2a、・・・、2aの各々内に、被収容物挿入手段7より、被収容物P、・・・、Pを収容する。
【0039】
次に、カバーテープ引き離し手段13を用いて、図2(b)に示すように、エンボステープ2とカバーテープ3とを分離する。この例では、カバーテープ引き離し手段13として、カバーテープ側吸着体を用いているので、カバーテープ側吸着体を駆動して、カバーテープ3を真空吸引することで、エンボステープ2らカバーテープ3を分離している。尚、この工程でも、第1のヒータ9及び第2のヒータ21は、上方に引き上げて、カバーテープ3に非接触の状態にしておく。
【0040】
次に、図2(c)に示すように、エンボステープ切断用カッター14を用いて、エンボステープ2を切断する。尚、この工程でも、第1のヒータ9及び第2のヒータ21は、上方に引き上げて、カバーテープ3に非接触の状態にしておく。次に、エンボステープ搬送ローラ6の回転を停止し、エンボステープ2とカバーテープ3とを押さえているカバーテープ押えローラ10を上方に引き上げる(図2(d)を参照)。尚、この工程で、カバーテープ引き離し手段13を停止し、また、この工程でも、第1のヒータ9及び第2のヒータ21は、上方に引き上げて、カバーテープ3に非接触の状態にしておく。
【0041】
また、エンボステープ搬送ローラ6の回転を停止すると同時に、被収容物挿入手段7を停止し、被収容物P、・・・、Pを収容作業を停止する。これにより、次のテープ状梱包体4nとなるエンボステープ2の収納凹所2a、・・・、2aの各々内に、その先頭の収納凹所2aから被収容物挿入手段7の下方に位置する収納凹所2aまでの収納凹所2a、・・・、2a内に被収容物P、・・・、Pが収容された状態になる。
【0042】
次に、図3(a)に示すように、リール巻取りヘッド12を回転駆動させることで、リール巻取りヘッド12に取り付けられた巻取りリール11を回転駆動し、予め、リーダーテープ部3rの長さとして設定された長さL分だけ、巻取りリール11方向に、カバーテープ3を引き出す。尚、この工程でも、カバーテープ3を巻取りリール11方向に引き出している間は、第1のヒータ9及び第2のヒータ21は、上方に引き上げて、カバーテープ3に非接触の状態にしておく。
【0043】
次いで、カバーテープ3が、リーダーテープ部3rの長さとして設定された長さL分に達すると、第2のヒータ21を下方に引き下げ、第2のヒータ21により、次のテープ状梱包体4nの先頭部となるカバーテープ3を加熱し、カバーテープ押えローラ10を下方に引き下げて、第2のヒータ21により加熱され、次のテープ状梱包体4nの先頭部となるカバーテープ3と次のテープ状梱包体4nの先頭部となるエンボステープ2とを圧接し、貼着する(図3(b)を参照)。
【0044】
所定の温度に加熱維持された第2のヒータ21による次のテープ状梱包体4nの先頭部となるエンボステープ2とカバーテープ3との熱着(貼着)作業が終了すると、第2のヒータ21は、上方に引き上げて、カバーテープ3に非接触の状態にし、カバーテープ押えローラ10を下方に引き下げ、リール巻取りヘッド12の巻取りリール11のテープ状梱包体4nの巻取り速度とリーダーテープ3rの巻取り速度とが同期するよう、エンボステープ搬送ローラ6の回転を再開し、次のテープ状梱包体4nのエンボステープ2の、リール巻取りヘッド12方向への送りだしを再開し、このエンボステープ2の送りだしに伴って、被収容物挿入手段7の下方に順次くる、次のテープ状梱包体4nとなる、エンボステープ2の複数の収納凹所2a、・・・、2a内に、被収容物挿入手段7を用いて、被収容物(図10に示す被収容物P、・・・、Pを参照)の収容作業を再開する。また、第1のヒータ9を、第1のヒータ9の下方にエンボステープ2の収納凹所以外の部分がきた際に、第1のヒータ9を下方に下げ、エンボステープ2の収納凹所以外の部分とカバーテープ2とを貼着動作を行い、エンボステープ2の収納凹所が設けられた部分がきた際に、第1のヒータ9が上方に上げるという動作を繰り返し、第1のヒータ9により、順次、カバーテープ3を加熱し、加熱したカバーテープ3を、エンボステープ搬送ローラ6とカバーテープ押えローラ10とにより、圧接し、貼着する(図3(c)を参照)。
【0045】
そして、図3(d)に示すように、次のテープ状梱包体4nの先端部が、カバーテープ切断用カッター15の直前にきた時点で、カバーテープ切断用カッター15を用いて、カバーテープ3を切断し、巻取りリール11にリーダーテープ部3rを巻取り、巻取りリール11を、次のテープ状梱包体4nを巻取る巻取りリール(図示せず)に交換し、交換した巻取りリール(図示せず)に、次のテープ状梱包体4nを巻取るようにする。
【0046】
尚、この例では、第1のヒータ9及び第2のヒータ21は、図2(a)〜図3(d)に示す工程の間、常に、最適な温度に維持されている。
このテープ状梱包体形成装置1では、第2のヒータ21を、カバーテープ引き離し手段13の上流側の近傍箇所に設けたので、先行のテープ状梱包体4の終端部にリーダーテープ部3rを形成した後、引き続いて、次のテープ状梱包体4nを作製する場合、たとえ、次のテープ状梱包体4nの先端部で、カバーテープ3とエンボステープ2との剥がれが生じても、第2のヒータ21により、次のテープ状梱包体4nの先端部で、カバーテープ3とエンボステープ2との剥がれを貼着することができる。また、次のテープ状梱包体4nの先端部で、カバーテープ3とエンボステープ2との剥がれの貼着を第2のヒータ21により、熱により行っているので、接着剤やシール材で接着するといった対処方法のように、包装規格や製品規格が不合格になるという事態が生じない。
【0047】
また、テープ状梱包体4の終端部に、リーダーテープ部3rを形成する際には、エンボステープ2とカバーテープ3とを貼着しないようにしたので、エンボステープ2とカバーテープ3とを引き離す工程が極めて容易となる。
また、図3(a)と図14との対比によって明らかなように、このテープ状梱包体形成装置1では、先行のテープ状梱包体4の終端部にリーダーテープ部3rを形成しても、カバーテープ3と次のテープ状梱包体4nとなるエンボステープ2とが分離していないので、先行のテープ状梱包体4の終端部にリーダーテープ部3rを形成した後、すみやかに、次のテープ状梱包体4nの作製を開始できる。
【0048】
且つ、エンボステープ2を搬送するエンボステープ搬送ローラ6は、1個でよい構成にしたので、装置が複雑化せず、且つ、図13に示すような装置201では必要であった、複数のエンボステープ搬送ローラ106a、106b、106cを同期して回転駆動させる手段を必要としない。
次に、テープ状梱包体形成装置1のリーダーテープ部3rの長さ調節機構について、好ましい例について説明する。
【0049】
図4は、巻取りヘッド12と、巻取りヘッド12に取り付けられる巻取りリール11との関係を例示的に詳しく説明する図であり、図4(a)は、巻取りヘッド12への巻取りリール11の取り付け方法を概略的に説明する斜視図を、又、図4(b)は、巻取りヘッド12と、リーダーテープ部3rの長さ調節機構24とを概略的に示す斜視図である。
【0050】
この装置1では、テープ状梱包体4を巻取る巻取りリール11として、紙製のものを使用し、巻取りリール11を傷つけないようにして、リール巻取りヘッド12に取り付けるため、図4(a)に示すように、巻取りリール11を巻取りヘッド12に接触させて、リール11の側面表面と巻取りヘッド12の表面との摩擦力により取り付けているが、この例では、リール巻取りヘッド12の回転軸に、円周上に等間隔に複数の孔22h、・・・、22hを設けた円盤体22を、リール巻取りヘッド12の回転と同期して回転するように設け、更に、リール巻取りヘッド12が回転する際に回転する円盤体22の円周上に設けられた複数の孔22h、・・・、22hの数をカウントするカウント手段23を設け、カウント手段23がカウントする円盤体22の円周上に設けられた複数の孔22h、・・・、22hの数として、予め、設定値を設け、この設定値を変えることで、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rの長さを変更できるようにしてある。
【0051】
より具体的に説明すると、この例では、カウント手段23として、透過式センサを用いており、カウント手段23がカウントした、リール巻取りヘッド12が回転する際に回転する円盤体22の円周上に設けられた複数の孔22h、・・・、22hの数を演算処理装置(図示せず)へ入力するようにするとともに、演算処理装置(図示せず)の記憶手段(図示せず)に、外部入力手段より、カウント手段23がカウントする円盤体22の円周上に設けられた複数の孔22h、・・・、22hの数として、入力された設定値を記憶させておき、演算処理装置(図示せず)の比較手段(図示せず)において、記憶手段(図示せず)に記憶された設定値と、カウント手段23がカウントした円盤体22の円周上に設けられた複数の孔22h、・・・、22hの数とを比較して、カウント手段23がカウントした円盤体22の円周上に設けられた複数の孔22h、・・・、22hの数が記憶手段に記憶された設定値と等しくなると、リール巻取りヘッド12の回転を止め、エンボステープ搬送ローラ6を回転駆動して、次のテープ状梱包体4nを構成するエンボステープ2の供給を開始するようにしている。
【0052】
図4に示す機構が採用された、テープ状梱包体形成装置1では、タイマ等の時間的な因子で、リーダーテープ部3rの長さを決定しないで、円盤体22の円周上に設けられた複数の孔22h、・・・、22hの数に基づいて、実際に円盤体22の回転した時の円盤体22の長さにより、リーダーテープ部3rの長さLを設定しているので、常に、目標とする長さのリーダーテープ部3rを作製できる。
【0053】
また、カウント手段23がカウントする円盤体22の円周上に設けられた複数の孔22h、・・・、22hの数として、予め、設定値を設け、且つ、その設定値を変えることができるようにしたので、設定値を変えることで、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rの長さを任意に変えることができる。
次に、テープ状梱包体形成装置1の巻取りヘッド12の好ましい構成について、詳しく説明する。
【0054】
図5は、巻取りヘッド12と、巻取りヘッド12に取り付けられる巻取りリール11との関係の他例を例示的に詳しく説明する図であり、図5(a)は、巻取りヘッド12への巻取りリール11の取り付け方法を概略的に説明する斜視図を、又、図5(b)は、巻取りヘッド12の、リール巻取りヘッド12に取り付けられる巻取りリール11との接触部に粘着性が高く且つ弾性を有する材料24を設けた例を概略的に説明する説明図であり、想像線で、巻取りヘッド12に巻取りリール11を取り付けた状態を示している。
【0055】
この例では、粘着性が高く且つ弾性を有する材料24として、ゴム状物質を使用し、リール巻取りヘッド12の表面に、ゴム状物質を接着している。
図5に示す機構が採用された、テープ状梱包体形成装置1では、リール巻取りヘッド12の、リール巻取りヘッド12に取り付けられる巻取りリール11との接触部に粘着性が高い材料24を設けたので、リール巻取りヘッド12の回転速度を速くしても、リール巻取りヘッド12と、リール巻取りヘッド12に取り付けられた巻取りリール11との間に滑りが生じ難い。これにより、リーダーテープ部3rを作製する際のリール巻取りヘッド12の回転速度を、通常の、テープ状梱包体4をリールに巻取る際の回転速度より速くできるので、リーダーテープ部3rを短時間で作製できる。且つ、リール巻取りヘッド12への巻取りリール11の押し付け力を高めても、押し付け力が、弾性を有する材料24にも吸収されるので、たとえ、巻取りリール11が紙製であっても、巻取りリール11に傷が付き難い。
【0056】
次に、テープ状梱包体形成装置1のカバーテープ取付け部5の好ましい例について詳しく説明する。
図6は、テープ状梱包体形成装置1のカバーテープ取付け部5を更に詳しく説明する概略的な斜視図である。
このテープ状梱包体形成装置1には、カバーテープ取付け部5に、カバーテープ取付け部5に取り付けられるカバーテープ3の残量を検知するカバーテープ残量検知手段25が、更に設けられている。
【0057】
より具体的に説明すると、この例では、カバーテープ残量検知手段25が検知したカバーテープ3の残量(測定値)は、演算処理装置(図示せず)へ入力されるようにされており、演算処理装置(図示せず)の記憶手段(図示せず)に、外部入力手段より、カバーテープ3を取り替える時の残量として、入力された設定値を記憶させておき、演算処理装置(図示せず)の比較手段(図示せず)において、記憶手段(図示せず)に記憶された設定値と、カバーテープ残量検知手段25が検知したカバーテープ3の残量(測定値)とを比較して、カバーテープ残量検知手段25が検知したカバーテープ3の残量(測定値)が記憶手段(図示せず)に記憶された設定値と等しくなると、ブザーやランプ等の警報手段が警報を発令すようにしている。
【0058】
このテープ状梱包体形成装置1では、カバーテープ取付け部5に、カバーテープ取付け部5に取り付けられるカバーテープ3の残量を検知するカバーテープ残量検知手段25を更に設けているので、カバーテープ残量検知手段25が、カバーテープ取付け部5に取り付けられるカバーテープ3の残量が少なくなった時に、警報を出すようにすることで、カバーテープ3がなくなってしまう前に、新たなカバーテープ3をカバーテープ取付け部5に交換することができる。
【0059】
次に、テープ状梱包体形成装置1のカバーテープ押えローラ10及びエンボステープ搬送ローラ6の動作の他の例について説明する。
図7は、テープ状梱包体形成装置1のカバーテープ押えローラ10とエンボステープ搬送ローラ6とを中心に説明する概略的な断面図であり、図7(a)は、テープ状梱包体4を作製中の通常時の状態を、又、図7(b)は、テープ状梱包体のリーダーテープ部3rを作製中の状態を示している。
【0060】
このテープ状梱包体形成装置1では、カバーテープ押えローラ10とエンボステープ搬送ローラ6との軸間距離を変更可能に設け、テープ状梱包体4を作製中の通常時の状態においては、カバーテープ押えローラ10とエンボステープ搬送ローラ6とが、第1のヒータ9により加熱されたカバーテープ3と、複数の収納凹所2a、・・・、2a内に、被収容物(図10に示す被収容物P、・・・、Pを参照)を収容されたエンボステープ2とを、圧接し、貼着して、テープ状梱包体4を形成するようにされている(図7(a)を参照)。
【0061】
また、テープ状梱包体4のリーダーテープ部を作製する際には、カバーテープ押えローラ10とエンボステープ搬送ローラ6との軸間距離を広げるようにした。
より特定的に説明すると、この例では、カバーテープ押えローラ10を、上下方向に移動自在に設けている。
【0062】
そして、このテープ状梱包体形成装置1では、カバーテープ押当て手段8により、エンボステープ2に押し当てられるようになっているので、カバーテープ押えローラ10を上方に引き上げると、カバーテープ押えローラ10をカバーテープ3と非接触の状態にすることができる。
このテープ状梱包体形成装置1では、カバーテープ押えローラ10とエンボステープ搬送ローラ6との軸間距離を変更可能に設け、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する際には、カバーテープ押えローラ10とエンボステープ搬送ローラ6との軸間距離を広げるようにし、リーダーテープ部3rを作製する際に、カバーテープ3がカバーテープ押えローラ10へ接触しないようにすることで、カバーテープ押えローラ10を回転させないようにした分だけ、リール巻取りヘッド12を駆動するモータ等の駆動手段(図示せず)への負荷を少なくできる。また、負荷を少なくした分だけ、リール巻取りヘッド12を速く回転させることができるので、リーダーテープ部3rを短時間に作製することができる。
【0063】
また、リール巻取りヘッド12の回転で、カバーテープ取付け部5に取り付けられたカバーテープ3を引き出すことができる構成としたので、カバーテープ取付け部5に取り付けられたカバーテープ3を引き出すための駆動ローラ(例えば、図19に示す駆動ローラ19)を敢えて別途設ける必要がない。これにより、装置が複雑化しない。
【0064】
次に、テープ状梱包体形成装置1のリール巻取りヘッド12の動作を概略的に説明する。
図8は、テープ状梱包体形成装置1のリール巻取りヘッド12の動作を概略的に説明する説明図であり、図8(a)は、テープ状梱包体4を作製中の通常時のリール巻取りヘッド12の動作状態を、又、図8(b)は、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製中のリール巻取りヘッド12の動作状態を示している。
【0065】
このテープ状梱包体形成装置1では、リール巻取りヘッド12の回転速度を切り換え可能とし、テープ状梱包体4のリーダーテープ部3rを作製する際に、リール巻取りヘッド12の回転速度をテープ状梱包体4の巻取り速度より速くするようにしている。
これにより、このテープ状梱包体形成装置1では、テープ状梱包体4のリーダーテープ部を3r作製する際に、リール巻取りヘッド12の回転速度をテープ状梱包体4の巻取り速度より速くするようにしたので、リーダーテープ部3rを短時間で作製することができる。
【0066】
尚、この例では、第1のヒータ21が、テープ状梱包体4を作製する際に、上下方向に間欠的に動作する場合を説明したが、図9(a)に示すように、第1のヒータ9は、テープ状梱包体4を作製する際には、常に、カバーテープ3に接触するように且つカバーテープ3が所定の温度に加熱維持された第1のヒータ9の底面を摺動するように設け、また、図9(b)に示すように、リーダテープ3rを作製する場合のみ、上方に引き上げられて、カバーテープ3と非接触となるようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、請求項1に記載のテープ状梱包体形成装置では、第2のヒータを、カバーテープ引き離し手段の上流側の近傍箇所に設けたので、先行のテープ状梱包体の終端部にリーダーテープ部を形成した後、引き続いて、次のテープ状梱包体を作製する場合、たとえ、次のテープ状梱包体の先端部で、カバーテープとエンボステープとの剥がれが生じても、第2のヒータにより、次のテープ状梱包体の先端部で、カバーテープとエンボステープとの剥がれを貼着することができる。また、次のテープ状梱包体の先端部で、カバーテープとエンボステープとの剥がれの貼着を第2のヒータにより、熱により行っているので、接着剤やシール材で接着するといった対処方法のように、包装規格や製品規格が不合格になるという事態が生じない。
【0068】
且つ、エンボステープを搬送するエンボステープ搬送ローラは、1個でよい構成にしたので、装置が複雑化しない。
請求項2に記載のテープ状梱包体形成装置では、タイマ等の時間的な因子で、リーダーテープ部の長さを決定しないで、円盤体の円周上に設けられた複数の孔の数に基づいて、リーダーテープ部の長さを設定しているので、常に、目標とする長さのリーダーテープ部を作製できる。
【0069】
また、カウント手段がカウントする円盤体の円周上に設けられた複数の孔の数として、予め、設定値を設け、且つ、その設定値を変えることができるようにしたので、設定値を変えることで、テープ状梱包体のリーダーテープ部の長さを任意に変えることができる。
請求項3に記載のテープ状梱包体形成装置では、リール巻取りヘッドの、リール巻取りヘッドに取り付けられる巻取りリールとの接触部に粘着性が高い材料を設けたので、リール巻取りヘッドの回転速度を速くしても、リール巻取りヘッドと、リール巻取りヘッドに取り付けられた巻取りリールとの間に滑りが生じ難い。これにより、リーダーテープ部を作製する際のリール巻取りヘッドの回転速度を、通常の、テープ状梱包体をリールに巻取る際の回転速度より速くできるので、リーダーテープ部を短時間で作製できる。且つ、リール巻取りヘッドへの巻取りリールの押し付け力を高めても、押し付け力が、弾性を有する材料にも吸収されるので、巻取りリールに傷が付き難い。
【0070】
請求項4に記載のテープ状梱包体形成装置では、カバーテープ取付け部に、カバーテープ取付け部に取り付けられるカバーテープの残量を検知するカバーテープ残量検知手段を更に設けているので、カバーテープ残量検知手段が、カバーテープ取付け部に取り付けられるカバーテープの残量が少なくなった時に、警報を出すようにすることで、カバーテープがなくなってしまう前に、新たなカバーテープリールをカバーテープ取付け部に交換することができる。
【0071】
請求項5に記載のテープ状梱包体形成装置では、カバーテープ押えローラとエンボステープ搬送ローラとの軸間距離を変更可能に設け、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際には、カバーテープ押えローラとエンボステープ搬送ローラとの軸間距離を広げるようにしたので、リーダーテープ部を作製する際に、カバーテープがカバーテープ押えローラへ接触しないようにすることで、カバーテープ押えローラを回転させないようにした分だけ、リール巻取りヘッドを駆動する駆動手段への負荷を少なくできる。また、負荷を少なくした分だけ、リール巻取りヘッドを速く回転させることができるので、リーダーテープ部を短時間に作製することができる。
【0072】
また、リール巻取りヘッドの回転で、カバーテープ取付け部に取り付けられたカバーテープを引き出すことができる構成としてあるため、カバーテープ取付け部に取り付けられたカバーテープを引き出すための駆動ローラを別途設ける必要がない。これにより、装置が複雑化しない。
請求項6に記載のテープ状梱包体形成装置では、リール巻取りヘッドの回転速度を切り換え可能とし、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際に、リール巻取りヘッドの回転速度を前記テープ状梱包体の巻取り速度より速くするようにしたので、リーダーテープ部を短時間で作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ状梱包体形成装置の一例を概略的に示す全体構成図である。
【図2】本発明に係るテープ状梱包体形成装置を用いて、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する工程を概略的に示す工程図である。
【図3】本発明に係るテープ状梱包体形成装置を用いて、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する工程を概略的に示す工程図である。
【図4】本発明に係るテープ状梱包体形成装置の、巻取りヘッドと、巻取りヘッドに取り付けられる巻取りリールとの関係を例示的に詳しく説明する図であり、図4(a)は、巻取りヘッドへの巻取りリールの取り付け方法を概略的に説明する斜視図を、又、図4(b)は、巻取りヘッドと、リーダーテープ部の長さ調節機構とを概略的に示す斜視図である。
【図5】本発明に係るテープ状梱包体形成装置の、巻取りヘッドと、巻取りヘッドに取り付けられる巻取りリールとの関係の他例を例示的に詳しく説明する図であり、図5(a)は、巻取りヘッドへの巻取りリールの取り付け方法を概略的に説明する斜視図を、又、図5(b)は、巻取りヘッドの、リール巻取りヘッドに取り付けられる巻取りリールとの接触部に粘着性が高く且つ弾性を有する材料を設けた例を概略的に説明する説明図であ
【図6】本発明に係るテープ状梱包体形成装置のカバーテープ取付け部を更に詳しく説明する概略的な斜視図である。
【図7】本発明に係るテープ状梱包体形成装置の、カバーテープ押えローラとエンボステープ搬送ローラとを中心に説明する概略的な断面図であり、図7(a)は、テープ状梱包体を作製中の通常時の状態を、又、図7(b)は、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製中の状態を示している。
【図8】本発明に係るテープ状梱包体形成装置のリール巻取りヘッドの動作を概略的に説明する説明図であり、図8(a)は、テープ状梱包体を作製中の通常時のリール巻取りヘッドの動作状態を、又、図8(b)は、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製中のリール巻取りヘッドの動作状態を示している。
【図9】本発明に係るテープ状梱包体形成装置の変形例を概略的に示す図であり、図9(a)は、第2のヒータを使用して、テープ状梱包体の先頭部となるカバーテープとテープ状梱包体の先頭部となるエンボステープとを圧接し、貼着する際の状態を示す説明図であり、又、図9(b)は、テープ状梱包体を作製する際の状態を示す説明図である。
【図10】 テープ状梱包体の構成を概略的に示す斜視図である。
【図11】従来のテープ状梱包体形成装置の一例を概略的に示す全体構成図である。
【図12】図11に示す従来のテープ状梱包体形成装置を用いて、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する工程を概略的に示す説明図である。
【図13】従来のテープ状梱包体形成装置の他の一例を概略的に示す全体構成図である。
【図14】図13に示す従来のテープ状梱包体形成装置を用いて、テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する工程を概略的に示す説明図である。
【図15】従来のテープ状梱包体形成装置の、巻取りヘッドと、巻取りヘッドに取り付けられる巻取りリールとの関係を例示的に詳しく説明する図であり、図15(a)は、巻取りヘッドへの巻取りリールの取り付け方法を概略的に説明する斜視図を、又、図15(b)は、巻取りヘッドへの巻取りリールの取り付け方法を概略的に説明する側面図である。
【符号の説明】
1 テープ状梱包体形成装置
2 エンボステープ
2a 収納凹所
3 カバーテープ
4 テープ状梱包体
5 カバーテープ取付け部
6 エンボステープ搬送ローラ
7 被収容物挿入手段
8 カバーテープ押当て手段
9 第1のヒータ
10 カバーテープ押えローラ
11 巻取りリール
12 リール巻取りヘッド
13 カバーテープ引き離し手段
14 エンボステープ切断用カッター
15 カバーテープ切断用カッター
21 第2のヒータ
22 円盤体
22h 複数の孔
23 カウント手段
24 粘着性が高く且つ弾性を有する材料
25 カバーテープ残量検知手段

Claims (6)

  1. 複数の収納凹所内に電子部品等の被収容物を収納したエンボステープの上面にカバーテープを貼着したテープ状梱包体を形成するテープ状梱包体形成装置であって、
    前記カバーテープを取り付けるカバーテープ取付け部と、
    前記エンボステープを取り付けるエンボステープ取り付け部と、
    前記エンボステープ取付部に取り付けられたエンボステープを搬送するエンボステープ搬送ローラと、
    前記エンボステープ搬送ローラを回転駆動させることにより搬送されるエンボステープに設けられた複数の収納凹所内に前記被収容物を挿入する被収容物挿入手段と、
    前記被収容物挿入手段の下流側に設けられ、前記エンボステープの上面に、前記カバーテープ取付け部に取り付けられたカバーテープから供給されるカバーテープを押し当てるカバーテープ押当て手段と、
    前記カバーテープ押当て手段により前記エンボステープに押し当てられたカバーテープを加熱する第1のヒータと、
    前記エンボステープ搬送ローラの上方に設けられ、前記第1のヒータにより加熱されたカバーテープを前記エンボステープに圧接し、貼着して、テープ状梱包体を形成するカバーテープ押えローラと、
    前記テープ状梱包体を巻取る巻取りリールを取り付けるリール巻取りヘッドと、
    前記カバーテープ押えローラと前記リール巻取りヘッドとの間に設けられ、前記カバーテープを用いて、前記テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際に、前記テープ状梱包体を構成するエンボステープとカバーテープとを引き離すカバーテープ引き離し手段と、
    前記カバーテープ引き離し手段を設けた部位において、前記エンボステープを切断するエンボステープ切断用カッターと、
    前記カバーテープ引き離し手段と前記リール巻取りヘッドとの間に設けられ、カバーテープを切断するカバーテープ切断用カッターと、
    前記カバーテープ引き離し手段の上流側の近傍箇所に設けられ、前記カバーテープ引き離し手段によって、前記エンボステープからカバーテープを引き離した際に、次のテープ状梱包体の先端部に、前記エンボステープとカバーテープとの剥がれが生じないように、次のテープ状梱包体を構成するエンボステープにカバーテープを貼着する第2のヒータとを備える、テープ状梱包体形成装置。
  2. 前記リール巻取りヘッドの回転軸に、円周上に等間隔に複数の孔を設けた円盤体を設け、
    前記リール巻取りヘッドが回転する際に回転する前記円盤体の円周上に設けられた複数の孔の数をカウントするカウント手段を設け、
    前記カウント手段がカウントする円盤体の円周上に設けられた複数の孔の数として、予め、設定値を設け、
    前記カウント手段がカウントする、前記リール巻取りヘッドが回転する際に回転する前記円盤体の円周上に設けられた複数の孔の数が前記設定値になった時に、前記リール巻取りヘッドの回転を停止して、前記テープ状梱包体のリーダーテープ部の長さを決定するようにするとともに、
    前記設定値を変えることで、前記テープ状梱包体のリーダーテープ部の長さを変更できるようにした、請求項1に記載のテープ状梱包体形成装置。
  3. 前記リール巻取りヘッドの、前記リール巻取りヘッドに取り付けられる巻取りリールとの接触部に粘着性が高く且つ弾性を有する材料を設けた、請求項1又は請求項2に記載のテープ状梱包体形成装置。
  4. 前記カバーテープ取付け部に、前記カバーテープ取付け部に取り付けられるカバーテープの残量を検知するカバーテープ残量検知手段を、更に、設けた、請求項1〜3のいずれかに記載のテープ状梱包体形成装置。
  5. 前記カバーテープ押えローラと前記エンボステープ搬送ローラとの軸間距離を変更可能に設け、
    前記テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際には、前記カバーテープ押えローラと前記エンボステープ搬送ローラとの軸間距離を広げるようにした、請求項1〜4のいずれかに記載のテープ状梱包体形成装置。
  6. 前記リール巻取りヘッドの回転速度を切り換え可能とし、
    前記テープ状梱包体のリーダーテープ部を作製する際に、前記リール巻取りヘッドの回転速度を前記テープ状梱包体の巻取り速度より速くするようにした、請求項1〜5のいずれかに記載のテープ状梱包体形成装置。
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