JP3534476B2 - シールド型電気コネクタ及びそのシールドケース - Google Patents
シールド型電気コネクタ及びそのシールドケースInfo
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- JP3534476B2 JP3534476B2 JP05055795A JP5055795A JP3534476B2 JP 3534476 B2 JP3534476 B2 JP 3534476B2 JP 05055795 A JP05055795 A JP 05055795A JP 5055795 A JP5055795 A JP 5055795A JP 3534476 B2 JP3534476 B2 JP 3534476B2
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- side plates
- shield
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタ、特にEM
I(電気磁気干渉)防止用シールドを行うシールド型電
気コネクタ及びそれに使用するシールドケースに関す
る。
I(電気磁気干渉)防止用シールドを行うシールド型電
気コネクタ及びそれに使用するシールドケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製の小型円形絶縁ハウジン
グを1個以上使用し、その外周をシールドケースで覆
い、EMI防止を行う所謂ミニチュア円形Dinコネク
タ又はスタック型ミニチュア円形Dinコネクタ(以下
単にDinコネクタという)が提案されシールドを必要
とする用途に広く使用されている。
グを1個以上使用し、その外周をシールドケースで覆
い、EMI防止を行う所謂ミニチュア円形Dinコネク
タ又はスタック型ミニチュア円形Dinコネクタ(以下
単にDinコネクタという)が提案されシールドを必要
とする用途に広く使用されている。
【0003】斯るDinコネクタの典型例は米国特許第
4,842,554 号及び特開平4-169480号公報に開示されてい
る。これら公知資料を、ここに従来技術として組込むの
で、必要に応じて参照されたい。斯るDinコネクタに
あっては、略矩形状絶縁ハウジングの外側の4面(前
面、両側面及び上面)又は5面(上記4面と後面)を導
電性金属板製のシールドケースで覆い、回路板の接地導
体に接地接続される。
4,842,554 号及び特開平4-169480号公報に開示されてい
る。これら公知資料を、ここに従来技術として組込むの
で、必要に応じて参照されたい。斯るDinコネクタに
あっては、略矩形状絶縁ハウジングの外側の4面(前
面、両側面及び上面)又は5面(上記4面と後面)を導
電性金属板製のシールドケースで覆い、回路板の接地導
体に接地接続される。
【0004】従来のシールドケース10は、図3に示す如
く絶縁ハウジング(図示せず)の5面を覆う。図3
(A)はシールドケース10の斜視図であり、後面板15が
開放状態、即ち完全な使用状態(閉状態)に折曲げられ
る前の状態を示す。
く絶縁ハウジング(図示せず)の5面を覆う。図3
(A)はシールドケース10の斜視図であり、後面板15が
開放状態、即ち完全な使用状態(閉状態)に折曲げられ
る前の状態を示す。
【0005】シールドケース10は左右側面板11、12、上
面板前面板14及び後面板15を具える。このシールドケー
ス10は導電性金属板を従来の打抜き(スタンピング)及
び折曲げ(フォーミング)加工により製造される。図3
(A)において、後面板15は折曲げ線16に沿って、図示
位置から90°折曲げられて、閉状態とすることにより左
側面板と係合してシールドケース10を完成する。両側面
板11、12の下端に2対の保持又は半田付脚11a −11b 、
12a −12b が形成される。この特定例においては、各脚
対のうちの一方11a 、12a はソリッド(又は剛性)であ
り、他方11b 、12b 、は弾性であって、シールドコネク
タが取付けられる回路板(図示せず)の各スルーホール
の内壁に弾性的に食込む。換言すると、弾性脚11b 、12
b はシールドケース10により覆われたシールドコネクタ
が回路板に取付けられ、その半田付作業中に、シールド
ケース10を含むシールドコネクタを回路板の所定位置に
保持又は固定する機能を有する。
面板前面板14及び後面板15を具える。このシールドケー
ス10は導電性金属板を従来の打抜き(スタンピング)及
び折曲げ(フォーミング)加工により製造される。図3
(A)において、後面板15は折曲げ線16に沿って、図示
位置から90°折曲げられて、閉状態とすることにより左
側面板と係合してシールドケース10を完成する。両側面
板11、12の下端に2対の保持又は半田付脚11a −11b 、
12a −12b が形成される。この特定例においては、各脚
対のうちの一方11a 、12a はソリッド(又は剛性)であ
り、他方11b 、12b 、は弾性であって、シールドコネク
タが取付けられる回路板(図示せず)の各スルーホール
の内壁に弾性的に食込む。換言すると、弾性脚11b 、12
b はシールドケース10により覆われたシールドコネクタ
が回路板に取付けられ、その半田付作業中に、シールド
ケース10を含むシールドコネクタを回路板の所定位置に
保持又は固定する機能を有する。
【0006】この特定例において、後面板15の自由端に
沿ってロックタブ18が打抜き加工された2個のラッチ部
材17が形成されている。後面板15を閉状態に折曲げる
と、ロックタブ18が左側面板11の対応するラッチ開口19
と係合して、シールドケース10を組立完成する。
沿ってロックタブ18が打抜き加工された2個のラッチ部
材17が形成されている。後面板15を閉状態に折曲げる
と、ロックタブ18が左側面板11の対応するラッチ開口19
と係合して、シールドケース10を組立完成する。
【0007】次に、図3(B)を参照して、金属板を用
いてシールドケース10を組立製造する工程を説明する。
図3(B)の打抜きされた金属板(又はブランク)20は
左側面板11、正面板14、右側面板12、上面板13及び後面
板15を有する。典型的には、金属板20は上下のキャリヤ
ストリップ21、22を有し、複数のシールドケースの一連
の製造工程の便宜に供する。尚、図3(B)の金属板20
には簡単の為に図3(A)に示した半田及び固定脚11a
−11b 、12a −12b は省略している。
いてシールドケース10を組立製造する工程を説明する。
図3(B)の打抜きされた金属板(又はブランク)20は
左側面板11、正面板14、右側面板12、上面板13及び後面
板15を有する。典型的には、金属板20は上下のキャリヤ
ストリップ21、22を有し、複数のシールドケースの一連
の製造工程の便宜に供する。尚、図3(B)の金属板20
には簡単の為に図3(A)に示した半田及び固定脚11a
−11b 、12a −12b は省略している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3(B)から明らか
な如く、金属板20のうち斜線(ハッチング)を付した領
域23、24は切取られるが、これは金属板20の全面積のう
ちの相当大きい割合を占める。その結果、金属板20から
シールドケース10を製造するには多量のスラグを生じ、
金属板の使用効率が低下するので製造コスト上昇が招来
する。
な如く、金属板20のうち斜線(ハッチング)を付した領
域23、24は切取られるが、これは金属板20の全面積のう
ちの相当大きい割合を占める。その結果、金属板20から
シールドケース10を製造するには多量のスラグを生じ、
金属板の使用効率が低下するので製造コスト上昇が招来
する。
【0009】従って、本発明の目的は金属板の利用効率
を改善、即ちスラグの発生を最小にして製造コストを低
減するシールドケース及びそれを使用するシールド型電
気コネクタを提供することである。
を改善、即ちスラグの発生を最小にして製造コストを低
減するシールドケース及びそれを使用するシールド型電
気コネクタを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決
し、上述した目的を達成する為に、本発明のシールド型
電気コネクタは、回路板に取付けられる略矩形状の絶縁
ハウジングと、該絶縁ハウジングの少なくとも前面、両
側面及び上面を覆うシールドケースとを含み、前記シー
ルドケースは、導電性金属板を打抜き及び折曲げ加工し
て形成され、前記絶縁ハウジングの前面、両側面及び上
面をそれぞれ覆う前面板、該前面板に連続する両側面板
及び上面板を有するシールド型電気コネクタにおいて、
前記上面板は、2分割されて前記両側面板にそれぞれ連
続すると共に中央に継目を有し、前記両側面板の底辺に
は、前記回路板の対応するスルーホールに挿入される半
田付け用脚が形成され、前記絶縁ハウジングの後面に
は、金属板を打抜き及び折曲げ加工して形成され、前記
シールドケースに係合して一体化される後面カバーが選
択的に取付け可能であることを特徴とする。また、本発
明の電気コネクタ用シールドケースは、回路板に取付け
られる略矩形状の絶縁ハウジングの前面、両側面、上面
及び後面をシールドするシールドケースにおいて、前面
板、該前面板に連続する両側面板及び2分割されて前記
両側面板にそれぞれ連続すると共に中央に継目が形成さ
れた上面板を有する本体と、該本体に係合して一体化さ
れる、前記本体とは別体の後面板とを具備し、前記両側
面板の底辺には、前記回路板の対応するスルーホールに
挿入される半田付け用脚が形成されていることを特徴と
する。
し、上述した目的を達成する為に、本発明のシールド型
電気コネクタは、回路板に取付けられる略矩形状の絶縁
ハウジングと、該絶縁ハウジングの少なくとも前面、両
側面及び上面を覆うシールドケースとを含み、前記シー
ルドケースは、導電性金属板を打抜き及び折曲げ加工し
て形成され、前記絶縁ハウジングの前面、両側面及び上
面をそれぞれ覆う前面板、該前面板に連続する両側面板
及び上面板を有するシールド型電気コネクタにおいて、
前記上面板は、2分割されて前記両側面板にそれぞれ連
続すると共に中央に継目を有し、前記両側面板の底辺に
は、前記回路板の対応するスルーホールに挿入される半
田付け用脚が形成され、前記絶縁ハウジングの後面に
は、金属板を打抜き及び折曲げ加工して形成され、前記
シールドケースに係合して一体化される後面カバーが選
択的に取付け可能であることを特徴とする。また、本発
明の電気コネクタ用シールドケースは、回路板に取付け
られる略矩形状の絶縁ハウジングの前面、両側面、上面
及び後面をシールドするシールドケースにおいて、前面
板、該前面板に連続する両側面板及び2分割されて前記
両側面板にそれぞれ連続すると共に中央に継目が形成さ
れた上面板を有する本体と、該本体に係合して一体化さ
れる、前記本体とは別体の後面板とを具備し、前記両側
面板の底辺には、前記回路板の対応するスルーホールに
挿入される半田付け用脚が形成されていることを特徴と
する。
【0011】
【実施例】以下、本発明のシールド型電気コネクタ及び
そのシールドケースの好適実施例を添付図、即ち図1及
び図2を参照して詳細に説明する。
そのシールドケースの好適実施例を添付図、即ち図1及
び図2を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は本発明によるシールド型電気コネク
タ30の好適実施例の斜視図である。この特定実施例のシ
ールド型電気コネクタ30はスタック型ミニチュアDin
コネクタであり、絶縁ハウジング(以下単にハウジング
という)40とシールドケース50を具える。
タ30の好適実施例の斜視図である。この特定実施例のシ
ールド型電気コネクタ30はスタック型ミニチュアDin
コネクタであり、絶縁ハウジング(以下単にハウジング
という)40とシールドケース50を具える。
【0013】ハウジング40は外形が略矩形状であり、1
対の円形Dinコネクタ(図示せず)を収容する上下コ
ンパートメント(コネクタ収容室)41、42を形成するべ
く隔壁43を有する。このハウジング40は例えば液晶ポリ
マー等の硬質の絶縁性エンジニアリングプラスチック材
料のモールド品である。
対の円形Dinコネクタ(図示せず)を収容する上下コ
ンパートメント(コネクタ収容室)41、42を形成するべ
く隔壁43を有する。このハウジング40は例えば液晶ポリ
マー等の硬質の絶縁性エンジニアリングプラスチック材
料のモールド品である。
【0014】シールドケース50は、この特定実施例にあ
ってはハウジング40の5面(前面、両側面、上面及び後
面)を覆うように設計されている。図1には図示せず
も、シールドケース50の前面板には2個の略円形開口が
形成され、内部の2個のDinコネクタの相手コネクタ
との嵌合部を露出させる。
ってはハウジング40の5面(前面、両側面、上面及び後
面)を覆うように設計されている。図1には図示せず
も、シールドケース50の前面板には2個の略円形開口が
形成され、内部の2個のDinコネクタの相手コネクタ
との嵌合部を露出させる。
【0015】シールドケース50は本体60と、これに係合
一体化される後面カバー70とより成る。本体60は図2を
参照して後述する導電性金属板を打抜き折曲げ加工して
形成される。
一体化される後面カバー70とより成る。本体60は図2を
参照して後述する導電性金属板を打抜き折曲げ加工して
形成される。
【0016】シールドケース50の本体60は両側面板61、
62、前面板63及び上面板64を有し、夫々ハウジング40の
両側面、前面及び上面を覆う。図3(A)に図示した従
来のシールドケース10と同様に、両側面板61、62の底辺
にはシールド型電気コネクタ30が取付けられる回路板
(図示せず)の対応するスルーホールに挿入される2対
の半田付け用脚61a−61b、62a−62bが形成されてい
るのが好ましい。上面板64は2分割された2枚の半体64
a、64 bより成り、前端から後端へ中央部に継目65を有
する。また、上面板64には前後端部に2対のスロット66
a−66b、67a−67bがある。フランジ68が上面板64の
前端部に形成され、本体60を所定形状に保持する。両側
面板61、62には、それらの後端に沿ってラッチ開口69が
形成されており、後述する後面カバー70の相補ロックタ
ブと係合するよう構成されている。
62、前面板63及び上面板64を有し、夫々ハウジング40の
両側面、前面及び上面を覆う。図3(A)に図示した従
来のシールドケース10と同様に、両側面板61、62の底辺
にはシールド型電気コネクタ30が取付けられる回路板
(図示せず)の対応するスルーホールに挿入される2対
の半田付け用脚61a−61b、62a−62bが形成されてい
るのが好ましい。上面板64は2分割された2枚の半体64
a、64 bより成り、前端から後端へ中央部に継目65を有
する。また、上面板64には前後端部に2対のスロット66
a−66b、67a−67bがある。フランジ68が上面板64の
前端部に形成され、本体60を所定形状に保持する。両側
面板61、62には、それらの後端に沿ってラッチ開口69が
形成されており、後述する後面カバー70の相補ロックタ
ブと係合するよう構成されている。
【0017】後面カバー70は略平板状体であり、ハウジ
ング40の後面を覆うよう構成されている。更に詳述する
と、この後面カバー70は平板状の後面板71とフランジ68
と同様のフランジ72とを有する。フランジ72は両端に1
対のロックタブ73a −73b を有し、前述したスロット67
a −67b に挿入される。後面板71の両側に沿って2対の
ロックタブ74、75が設けられ、それらの表面に形成され
たエンボス(突起)等によりラッチ開口69と係合する。
ング40の後面を覆うよう構成されている。更に詳述する
と、この後面カバー70は平板状の後面板71とフランジ68
と同様のフランジ72とを有する。フランジ72は両端に1
対のロックタブ73a −73b を有し、前述したスロット67
a −67b に挿入される。後面板71の両側に沿って2対の
ロックタブ74、75が設けられ、それらの表面に形成され
たエンボス(突起)等によりラッチ開口69と係合する。
【0018】後面カバー70はロックタブ73、74、75とス
ロット67a −67b 及び開口69とにより本体60と都合よく
係合一体化される。ハウジング40にはスロット67及び開
口69に対応する位置に凹部が形成されていることに注目
されたい(図1参照)。
ロット67a −67b 及び開口69とにより本体60と都合よく
係合一体化される。ハウジング40にはスロット67及び開
口69に対応する位置に凹部が形成されていることに注目
されたい(図1参照)。
【0019】次に、図2は図1のシールドケース50の本
体60が形成される金属板80の正面図である。この本体60
は金属板の打抜き折曲げ加工により形成される。図2か
ら明らかな如く、斜線を施した領域81、82のみが金属板
80から打抜き切除されてスラグとなるが、この領域81、
82は金属板80のごく一部分にすぎないので、図3(A)
の従来のシールドケース10に比して金属板の利用効率が
高く、スラグの発生、即ち無駄が少ないので、シールド
ケース50の製造コストが大幅に改善できることが理解で
きよう。
体60が形成される金属板80の正面図である。この本体60
は金属板の打抜き折曲げ加工により形成される。図2か
ら明らかな如く、斜線を施した領域81、82のみが金属板
80から打抜き切除されてスラグとなるが、この領域81、
82は金属板80のごく一部分にすぎないので、図3(A)
の従来のシールドケース10に比して金属板の利用効率が
高く、スラグの発生、即ち無駄が少ないので、シールド
ケース50の製造コストが大幅に改善できることが理解で
きよう。
【0020】シールドケース50の本体60は金属板80を折
曲げ線F1 、F2 及びF3 に沿って折曲げるのみで簡単
に形成可能である。シールドケース50の本体60を金属板
80の打抜き折曲げ加工により形成した後、ハウジング40
に前面(又は上面)から被冠する。その後、図1に示す
如く、金属板の打抜き折曲げ加工により形成した後面カ
バー70をハウジング40の後面に取付ける。この後面カバ
ー70は、ロックタブ73−75をハウジング40の壁面の凹部
及びシールドカバー50の本体60の上面板64のスロット67
a −67b に単に挿入係合することにより、本体60と簡単
に一体化される。換言すると、後面カバー70は特別の結
合手段及び工具を使用することなく本体60に電気的且つ
機械的に結合される。これにより、回路板に取付けられ
る底面を除きハウジング40の全面を完全に包囲すること
が可能である。
曲げ線F1 、F2 及びF3 に沿って折曲げるのみで簡単
に形成可能である。シールドケース50の本体60を金属板
80の打抜き折曲げ加工により形成した後、ハウジング40
に前面(又は上面)から被冠する。その後、図1に示す
如く、金属板の打抜き折曲げ加工により形成した後面カ
バー70をハウジング40の後面に取付ける。この後面カバ
ー70は、ロックタブ73−75をハウジング40の壁面の凹部
及びシールドカバー50の本体60の上面板64のスロット67
a −67b に単に挿入係合することにより、本体60と簡単
に一体化される。換言すると、後面カバー70は特別の結
合手段及び工具を使用することなく本体60に電気的且つ
機械的に結合される。これにより、回路板に取付けられ
る底面を除きハウジング40の全面を完全に包囲すること
が可能である。
【0021】尚、図1及び図2には図示せずも、シール
ドカバー50の各側面板61、62に従来手段と同様に水平の
エンボス(突起)を形成してハウジング40の相補溝又は
チャンネルと摺動的に嵌合してハウジング40とシールド
ケース50間の適切な案内保持を行う。
ドカバー50の各側面板61、62に従来手段と同様に水平の
エンボス(突起)を形成してハウジング40の相補溝又は
チャンネルと摺動的に嵌合してハウジング40とシールド
ケース50間の適切な案内保持を行う。
【0022】以上、本発明のシールド型電気コネクタ及
びそのシールドケースの好適実施例を図示し且つ詳述し
た。また、斯るシールド型電気コネクタ及びそのシール
ドケースの製造又は組立方法についても説明した。しか
し、本発明は斯る実施例のみに限定するべきではなく、
所謂当業者は本発明の要旨を逸脱することなく、特定用
途に適合する種々の変形変更が可能であることが理解で
きよう。例えば、特定用途においては後面カバーは必須
ではないので、省略してもよい。また、本発明は必ずし
もスタック型Dinコネクタ以外のシールド型電気コネ
クタ及びそのシールドケースとして使用可能である。
びそのシールドケースの好適実施例を図示し且つ詳述し
た。また、斯るシールド型電気コネクタ及びそのシール
ドケースの製造又は組立方法についても説明した。しか
し、本発明は斯る実施例のみに限定するべきではなく、
所謂当業者は本発明の要旨を逸脱することなく、特定用
途に適合する種々の変形変更が可能であることが理解で
きよう。例えば、特定用途においては後面カバーは必須
ではないので、省略してもよい。また、本発明は必ずし
もスタック型Dinコネクタ以外のシールド型電気コネ
クタ及びそのシールドケースとして使用可能である。
【0023】
【発明の効果】上述の説明から理解される如く、本発明
のシールド型電気コネクタ及びそのシールドケースは、
シールドケースを製造する金属板の無駄(即ちスラグ)
を最小にして製造コストを低減し所定の電気的機械的性
能を得ることが可能である。更に、シールドケースを本
体と、これに後面カバーを工具等を使用することなく係
合一体化することが可能であるので、作業性が良好であ
り、手動或は自動組立を可能にする。また、ハウジング
の所定部分に凹部を形成しているので、後面カバーを一
層容易且つ確実に本体に係合させてシールドケース及び
シールド型電気コネクタを得ることが可能である。
のシールド型電気コネクタ及びそのシールドケースは、
シールドケースを製造する金属板の無駄(即ちスラグ)
を最小にして製造コストを低減し所定の電気的機械的性
能を得ることが可能である。更に、シールドケースを本
体と、これに後面カバーを工具等を使用することなく係
合一体化することが可能であるので、作業性が良好であ
り、手動或は自動組立を可能にする。また、ハウジング
の所定部分に凹部を形成しているので、後面カバーを一
層容易且つ確実に本体に係合させてシールドケース及び
シールド型電気コネクタを得ることが可能である。
【図1】本発明によるシールド型電気コネクタの好適実
施例の一部分解斜視図。
施例の一部分解斜視図。
【図2】図1のシールド型電気コネクタのシールドケー
スの本体が形成される金属板の簡略平面図。
スの本体が形成される金属板の簡略平面図。
【図3】従来のシールドケースを示し、(A)は部分的
に組立てられたシールドケースの斜視図、(B)はシー
ルドケースを製造する金属板の簡略平面図。
に組立てられたシールドケースの斜視図、(B)はシー
ルドケースを製造する金属板の簡略平面図。
30 シールド型電気コネクタ
40 ハウジング
50 シールドケース
60 本体
61、62 側面板
63 前面板
64 上面板
64a 、64b 上面板半体
65 継目
70 後面カバー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−260247(JP,A)
実開 平2−150682(JP,U)
実開 平2−150777(JP,U)
実開 平5−31134(JP,U)
実開 平5−11344(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01R 13/648 - 13/658
H01R 24/08
Claims (2)
- 【請求項1】回路板に取付けられる略矩形状の絶縁ハウ
ジングと、該絶縁ハウジングの少なくとも前面、両側面
及び上面を覆うシールドケースとを含み、前記シールド
ケースは、導電性金属板を打抜き及び折曲げ加工して形
成され、前記絶縁ハウジングの前面、両側面及び上面を
それぞれ覆う前面板、該前面板に連続する両側面板及び
上面板を有するシールド型電気コネクタにおいて、前記 上面板は、2分割されて前記両側面板にそれぞれ連
続すると共に中央に継目を有し、 前記両側面板の底辺には、前記回路板の対応するスルー
ホールに挿入される半田付け用脚が形成され、 前記絶縁ハウジングの後面には、金属板を打抜き及び折
曲げ加工して形成され、前記シールドケースに係合して
一体化される後面カバーが選択的に取付け可能である こ
とを特徴とするシールド型電気コネクタ。 - 【請求項2】回路板に取付けられる略矩形状の絶縁ハウ
ジングの前面、両側面、上面及び後面をシールドするシ
ールドケースにおいて、 前面板、該前面板に連続する両側面板及び2分割されて
前記両側面板にそれぞれ連続すると共に中央に継目が形
成された上面板を有する本体と、該本体に係合して一体
化される、前記本体とは別体の後面板とを具備し、 前記両側面板の底辺には、前記回路板の対応するスルー
ホールに挿入される半田付け用脚が形成されている こと
を特徴とする電気コネクタ用シールドケース。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05055795A JP3534476B2 (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | シールド型電気コネクタ及びそのシールドケース |
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