JP3533395B1 - ロック装置付きクローザー - Google Patents
ロック装置付きクローザーInfo
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- JP3533395B1 JP3533395B1 JP2003155660A JP2003155660A JP3533395B1 JP 3533395 B1 JP3533395 B1 JP 3533395B1 JP 2003155660 A JP2003155660 A JP 2003155660A JP 2003155660 A JP2003155660 A JP 2003155660A JP 3533395 B1 JP3533395 B1 JP 3533395B1
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Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 開き戸を自動的にゆっくり閉めることによ
り、戸当たりによる衝撃音と衝撃力を緩和し、地震時以
外の開き戸のロックを防止することもできるロック装置
付きクローザーを提供する。 【解決手段】 ロック装置付きクローザー1は、開き戸
Aの開閉方向に向かって移動できる移動部材30と、移
動部材30を弾性により開き戸Aの閉じる方向に移動さ
せる弾性部材76と、地震時に移動部材30をロックす
るロック装置35と、移動部材30に設けられたガイド
部材80とからなる。ガイド部材80は、弾性部材76
により、開き戸Aを閉じる方向に移動させる。地震時に
は、ロック装置35が開き戸Aが閉じられている時の移
動部材30をロックし、開き戸Aの開放を規制する。
り、戸当たりによる衝撃音と衝撃力を緩和し、地震時以
外の開き戸のロックを防止することもできるロック装置
付きクローザーを提供する。 【解決手段】 ロック装置付きクローザー1は、開き戸
Aの開閉方向に向かって移動できる移動部材30と、移
動部材30を弾性により開き戸Aの閉じる方向に移動さ
せる弾性部材76と、地震時に移動部材30をロックす
るロック装置35と、移動部材30に設けられたガイド
部材80とからなる。ガイド部材80は、弾性部材76
により、開き戸Aを閉じる方向に移動させる。地震時に
は、ロック装置35が開き戸Aが閉じられている時の移
動部材30をロックし、開き戸Aの開放を規制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、開き戸をゆっく
りと自動的に閉じることができ、地震時に開き戸をロッ
クして開き戸の開放を規制するロック装置付きクローザ
ーに関するものである。
りと自動的に閉じることができ、地震時に開き戸をロッ
クして開き戸の開放を規制するロック装置付きクローザ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクローザーは、開き戸をスプリン
グの弾性により自動的に閉じるようにさせると共に、粘
性流体を収納した緩衝手段により開き戸に制動力を与
え、開き戸が緩やかに閉じるように構成されている。
(例えば、特許文献1、2)
グの弾性により自動的に閉じるようにさせると共に、粘
性流体を収納した緩衝手段により開き戸に制動力を与
え、開き戸が緩やかに閉じるように構成されている。
(例えば、特許文献1、2)
【0003】また、従来の開き戸を備えた基枠には、地
震時の揺れにより開き戸が開いて、皿、コップ、箒、工
具等の収納物が飛び出したりするので、その収納物の飛
び出しを防止するため、地震時に開き戸の開放を規制す
るロック装置が設けられている。開き戸を備えた基枠と
は、家具、吊り戸棚、机等の収納装置、納屋、物置、家
等の建築物である。この従来の開き戸のロック装置は、
家具、吊り戸、家等の開き戸を備えた基枠側に取り付け
られ、平常時においては係止部材がケース内に出没可能
であり、地震時においては係止部材が開き戸の一側を係
止して開き戸の開放を規制し、収納物の落下を防止する
ようになっている。(例えば、特許文献3乃至6)
震時の揺れにより開き戸が開いて、皿、コップ、箒、工
具等の収納物が飛び出したりするので、その収納物の飛
び出しを防止するため、地震時に開き戸の開放を規制す
るロック装置が設けられている。開き戸を備えた基枠と
は、家具、吊り戸棚、机等の収納装置、納屋、物置、家
等の建築物である。この従来の開き戸のロック装置は、
家具、吊り戸、家等の開き戸を備えた基枠側に取り付け
られ、平常時においては係止部材がケース内に出没可能
であり、地震時においては係止部材が開き戸の一側を係
止して開き戸の開放を規制し、収納物の落下を防止する
ようになっている。(例えば、特許文献3乃至6)
【0004】
【特許文献1】特開平5−311940号公報
【特許文献2】特開平10−176456号公報
【特許文献3】特開平9−177412号公報
【特許文献4】特開平8−322663号公報
【特許文献5】特開2000−192711号公報
【特許文献6】特開2000−248812号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のク
ローザーは、開き戸をゆっくりと自動的に閉じるように
構成しているが、地震時にも開き戸は開くので、地震の
揺れにより開き戸が開いて、皿、コップ等の収納物が飛
び出すという問題点があった。また従来のロック装置
は、地震時に開き戸の開放を規制する機能しか備えてい
なかったため、開き戸を勢いよく閉じると、戸当たりに
よる非常に不快な衝撃音が発生したり、その衝撃が基枠
に伝わり、皿、コップ等の収納物を倒して壊したり、互
いにぶつかり合って干渉音が発生したりするという問題
点があった。さらに、その衝撃により、地震時ではなく
日常使用時であっても、ロック装置が作動して、開き戸
の開放を規制してしまう場合があった。
ローザーは、開き戸をゆっくりと自動的に閉じるように
構成しているが、地震時にも開き戸は開くので、地震の
揺れにより開き戸が開いて、皿、コップ等の収納物が飛
び出すという問題点があった。また従来のロック装置
は、地震時に開き戸の開放を規制する機能しか備えてい
なかったため、開き戸を勢いよく閉じると、戸当たりに
よる非常に不快な衝撃音が発生したり、その衝撃が基枠
に伝わり、皿、コップ等の収納物を倒して壊したり、互
いにぶつかり合って干渉音が発生したりするという問題
点があった。さらに、その衝撃により、地震時ではなく
日常使用時であっても、ロック装置が作動して、開き戸
の開放を規制してしまう場合があった。
【0006】本願発明は、上記問題点に鑑み案出したも
のであって、地震中に開き戸をロックして開き戸の開放
を確実に阻止することができ、日常使用時においては、
開き戸を自動的にゆっくり閉めることにより、戸当たり
による衝撃音と衝撃力を緩和し、地震時以外の開き戸の
ロックを防止することもできるロック装置付きクローザ
ーを提供することを目的とする。
のであって、地震中に開き戸をロックして開き戸の開放
を確実に阻止することができ、日常使用時においては、
開き戸を自動的にゆっくり閉めることにより、戸当たり
による衝撃音と衝撃力を緩和し、地震時以外の開き戸の
ロックを防止することもできるロック装置付きクローザ
ーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るロック装
置付きクローザーは、上記目的を達成するため、下記の
手段を有する。 (イ)クローザー本体は、開閉自在の開き戸を備えた基
枠に取り付けられ、開き戸の開閉方向に向かって移動で
きる移動部材と、移動部材を弾性により開き戸の閉じる
方向に移動させる弾性部材を有すること。 (ロ)移動部材には、係止部と係合部を備えたガイド部
材が設けられていること。 (ハ)ガイド部材の係止部は、移動部材が弾性部材の弾
性に抗して開く方向に移動した時、クローザー本体に形
成された被係止部に係止されるようになっていること。 (ニ)ガイド部材の係合部は、係止部が被係止部に係止
されていない時、開き戸に設けられた被係合部と係合す
るようになっており、係止部が被係止部に係止されてい
る時、開き戸に設けられた被係合部と係合しないように
なっていること。 (ホ)移動部材は、ガイド部材の係止部がクローザー本
体の被係止部に係止されている時、開き戸の被係合部が
ガイド部材の係合部に当接すると、ガイド部材の係止部
がクローザー本体の被係止部から外れ、ガイド部材の係
合部が開き戸の被係合部に係合し、弾性部材の弾性によ
り開き戸を閉じる方向に移動させる一方、開き戸を弾性
部材の弾性に抗して開く方向に移動させると、ガイド部
材の係止部がクローザー本体の被係止部に係止され、開
き戸の被係合部がガイド部材の係合部から外れるように
なっていること。 (ヘ)クローザー本体は、地震時に、開き戸が閉じられ
ている時の移動部材をロックするロック装置を有し、地
震時に開き戸の開放を規制するようになっていること。
置付きクローザーは、上記目的を達成するため、下記の
手段を有する。 (イ)クローザー本体は、開閉自在の開き戸を備えた基
枠に取り付けられ、開き戸の開閉方向に向かって移動で
きる移動部材と、移動部材を弾性により開き戸の閉じる
方向に移動させる弾性部材を有すること。 (ロ)移動部材には、係止部と係合部を備えたガイド部
材が設けられていること。 (ハ)ガイド部材の係止部は、移動部材が弾性部材の弾
性に抗して開く方向に移動した時、クローザー本体に形
成された被係止部に係止されるようになっていること。 (ニ)ガイド部材の係合部は、係止部が被係止部に係止
されていない時、開き戸に設けられた被係合部と係合す
るようになっており、係止部が被係止部に係止されてい
る時、開き戸に設けられた被係合部と係合しないように
なっていること。 (ホ)移動部材は、ガイド部材の係止部がクローザー本
体の被係止部に係止されている時、開き戸の被係合部が
ガイド部材の係合部に当接すると、ガイド部材の係止部
がクローザー本体の被係止部から外れ、ガイド部材の係
合部が開き戸の被係合部に係合し、弾性部材の弾性によ
り開き戸を閉じる方向に移動させる一方、開き戸を弾性
部材の弾性に抗して開く方向に移動させると、ガイド部
材の係止部がクローザー本体の被係止部に係止され、開
き戸の被係合部がガイド部材の係合部から外れるように
なっていること。 (ヘ)クローザー本体は、地震時に、開き戸が閉じられ
ている時の移動部材をロックするロック装置を有し、地
震時に開き戸の開放を規制するようになっていること。
【0008】請求項2に係るロック装置付きクローザー
は、上記目的を達成するため、上記ロック装置は、移動
部材に形成された係止凹部に突出して係止される係止部
材と、係止部材を非係止位置で固定し、地震時に係止部
材から外れて係止部材を移動部材の係止凹部に係止させ
る阻止部材とからなる。
は、上記目的を達成するため、上記ロック装置は、移動
部材に形成された係止凹部に突出して係止される係止部
材と、係止部材を非係止位置で固定し、地震時に係止部
材から外れて係止部材を移動部材の係止凹部に係止させ
る阻止部材とからなる。
【0009】請求項3に係るロック装置付きクローザー
は、上記目的を達成するため、上記ロック装置は、移動
部材に形成された係止凹部に摺接して反係止方向に移動
可能な係止部材と、地震時に係止部材を係止位置で固定
し、係止部材を移動部材の係止凹部に係止させる阻止部
材とからなる。
は、上記目的を達成するため、上記ロック装置は、移動
部材に形成された係止凹部に摺接して反係止方向に移動
可能な係止部材と、地震時に係止部材を係止位置で固定
し、係止部材を移動部材の係止凹部に係止させる阻止部
材とからなる。
【0010】請求項4に係るロック装置付きクローザー
は、上記目的を達成するため、上記ロック装置は、移動
部材に形成された係止凹部に係止される係止部材と、係
止部材を係止方向に付勢する弾性部材と、係止部材と一
体に設けられた当接部材と、当接部材と当接可能な阻止
部材とからなり、非地震時には当接部材が阻止部材に当
接して係止部材が係止方向に移動するのを阻止され、地
震時には阻止部材が移動して当接部材が阻止部材に当接
せず、係止部材が係止方向に移動して移動部材に形成さ
れた係止凹部を係止して移動部材をロックするようにな
っている。
は、上記目的を達成するため、上記ロック装置は、移動
部材に形成された係止凹部に係止される係止部材と、係
止部材を係止方向に付勢する弾性部材と、係止部材と一
体に設けられた当接部材と、当接部材と当接可能な阻止
部材とからなり、非地震時には当接部材が阻止部材に当
接して係止部材が係止方向に移動するのを阻止され、地
震時には阻止部材が移動して当接部材が阻止部材に当接
せず、係止部材が係止方向に移動して移動部材に形成さ
れた係止凹部を係止して移動部材をロックするようにな
っている。
【0011】請求項5に係るロック装置付きクローザー
は、上記目的を達成するため、上記クローザー本体に
は、弾性部材の弾性により開き戸の閉じる方向に移動す
る移動部材を緩衝する緩衝手段が設けられている。
は、上記目的を達成するため、上記クローザー本体に
は、弾性部材の弾性により開き戸の閉じる方向に移動す
る移動部材を緩衝する緩衝手段が設けられている。
【0012】請求項6に係るロック装置付きクローザー
は、上記目的を達成するため、上記緩衝手段が、バネ、
ウレタン、ゴム等の弾性体で形成されている。
は、上記目的を達成するため、上記緩衝手段が、バネ、
ウレタン、ゴム等の弾性体で形成されている。
【0013】請求項7に係るロック装置付きクローザー
は、上記目的を達成するため、上記緩衝手段が、クロー
ザー本体に設けられたシリンダ部と、シリンダ部内に充
填された緩衝用流体と、シリンダ部内に摺動自在に設け
られたピストンと、ピストンに設けられたピストンロッ
ドとからなり、ピストンロッドが前記移動部材に連係さ
れている。
は、上記目的を達成するため、上記緩衝手段が、クロー
ザー本体に設けられたシリンダ部と、シリンダ部内に充
填された緩衝用流体と、シリンダ部内に摺動自在に設け
られたピストンと、ピストンに設けられたピストンロッ
ドとからなり、ピストンロッドが前記移動部材に連係さ
れている。
【0014】請求項8に係るロック装置付きクローザー
は、上記目的を達成するため、上記手段に加え、下記の
手段を有する。 (イ)クローザー本体には、移動部材の移動方向と略平
行の案内部が設けられていること。 (ロ)ガイド部材の係止部は、クローザー本体の案内部
に案内され、移動部材が弾性部材の弾性に抗して開き戸
の開く方向に移動した時に、案内部に形成された被係止
部に係止されるようになっていること。
は、上記目的を達成するため、上記手段に加え、下記の
手段を有する。 (イ)クローザー本体には、移動部材の移動方向と略平
行の案内部が設けられていること。 (ロ)ガイド部材の係止部は、クローザー本体の案内部
に案内され、移動部材が弾性部材の弾性に抗して開き戸
の開く方向に移動した時に、案内部に形成された被係止
部に係止されるようになっていること。
【0015】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態を図1乃至
図10に基づいて説明する。図1は、本願発明に係るロ
ック装置付きクローザーの一つの実施の形態を示す説明
図であって、(a)は上半分をE−E断面にした上面図
であり、(b)は左方からみた側面図であり、(c)は
A−A断面図であり、(d)はB−B断面図であり、
(e)は上半分をC−C断面にした後面図であり、
(f)はD−D断面図である。図2は、開き戸に取り付
けられる被係合部材の説明図である。図3は、本願発明
に係るロック装置付きクローザーの開き戸を閉じる状態
を説明する説明図であって、(a)は上面断面図であ
り、(b)はA−A断面図であり、(c)はB−B断面
図である。図4は図3の動作を説明する側面断面図であ
る。
図10に基づいて説明する。図1は、本願発明に係るロ
ック装置付きクローザーの一つの実施の形態を示す説明
図であって、(a)は上半分をE−E断面にした上面図
であり、(b)は左方からみた側面図であり、(c)は
A−A断面図であり、(d)はB−B断面図であり、
(e)は上半分をC−C断面にした後面図であり、
(f)はD−D断面図である。図2は、開き戸に取り付
けられる被係合部材の説明図である。図3は、本願発明
に係るロック装置付きクローザーの開き戸を閉じる状態
を説明する説明図であって、(a)は上面断面図であ
り、(b)はA−A断面図であり、(c)はB−B断面
図である。図4は図3の動作を説明する側面断面図であ
る。
【0016】図5は、本願発明に係るロック装置付きク
ローザーの開き戸を開く状態を説明する説明図であっ
て、(a)は上面断面図であり、(b)はA−A断面図
であり、(c)はB−B断面図である。図6は、図5の
動作を説明する側面断面図である。図7は、本願発明に
係るロック装置付きクローザーの地震時を説明する説明
図であって、(a)は上面断面図であり、(b)はA−
A断面図であり、(c)はB−B断面図である。図8
は、図7の動作を説明する側面断面図である。図9は、
本願発明に係るロック装置付きクローザーの他の実施の
形態を示す説明図である。図10は、本願発明に係るロ
ック装置付きクローザーの他の実施の形態を示す説明図
である。
ローザーの開き戸を開く状態を説明する説明図であっ
て、(a)は上面断面図であり、(b)はA−A断面図
であり、(c)はB−B断面図である。図6は、図5の
動作を説明する側面断面図である。図7は、本願発明に
係るロック装置付きクローザーの地震時を説明する説明
図であって、(a)は上面断面図であり、(b)はA−
A断面図であり、(c)はB−B断面図である。図8
は、図7の動作を説明する側面断面図である。図9は、
本願発明に係るロック装置付きクローザーの他の実施の
形態を示す説明図である。図10は、本願発明に係るロ
ック装置付きクローザーの他の実施の形態を示す説明図
である。
【0017】ロック装置付きクローザー1は、クローザ
ー本体2を有する。クローザー本体2は、開閉自在の開
き戸Aを備えた基枠Bに取り付けられ、開き戸Aの開閉
方向に向かって移動できる移動部材30と、移動部材3
0を弾性により開き戸Aの閉じる方向に移動させる弾性
部材76を有する。移動部材30には、係止部81と係
合部82を備えたガイド部材80が設けられている。
ー本体2を有する。クローザー本体2は、開閉自在の開
き戸Aを備えた基枠Bに取り付けられ、開き戸Aの開閉
方向に向かって移動できる移動部材30と、移動部材3
0を弾性により開き戸Aの閉じる方向に移動させる弾性
部材76を有する。移動部材30には、係止部81と係
合部82を備えたガイド部材80が設けられている。
【0018】ガイド部材80の係止部81は、移動部材
30が弾性部材76の弾性に抗して開く方向に移動した
時、クローザー本体2に形成された被係止部91に係止
されるようになっている。ガイド部材80の係合部82
は、係止部81が被係止部91に係止されていない時、
開き戸Aに設けられた被係合部95と係合するようにな
っており、係止部81が被係止部91に係止されている
時、開き戸Aに設けられた被係合部95と係合しないよ
うになっている。
30が弾性部材76の弾性に抗して開く方向に移動した
時、クローザー本体2に形成された被係止部91に係止
されるようになっている。ガイド部材80の係合部82
は、係止部81が被係止部91に係止されていない時、
開き戸Aに設けられた被係合部95と係合するようにな
っており、係止部81が被係止部91に係止されている
時、開き戸Aに設けられた被係合部95と係合しないよ
うになっている。
【0019】移動部材30は、ガイド部材80の係止部
81がクローザー本体2の被係止部91に係止されてい
る時、開き戸Aの被係合部95がガイド部材80の係合
部82に当接すると、ガイド部材80の係止部81がク
ローザー本体2の被係止部91から外れ、ガイド部材8
0の係合部82が開き戸Aの被係合部95に係合し、弾
性部材76の弾性により開き戸Aを閉じる方向に移動さ
せる一方、開き戸Aを弾性部材76の弾性に抗して開く
方向に移動させると、ガイド部材80の係止部81がク
ローザー本体2の被係止部91に係止され、開き戸Aの
被係合部95がガイド部材80の係合部82から外れる
ようになっている。
81がクローザー本体2の被係止部91に係止されてい
る時、開き戸Aの被係合部95がガイド部材80の係合
部82に当接すると、ガイド部材80の係止部81がク
ローザー本体2の被係止部91から外れ、ガイド部材8
0の係合部82が開き戸Aの被係合部95に係合し、弾
性部材76の弾性により開き戸Aを閉じる方向に移動さ
せる一方、開き戸Aを弾性部材76の弾性に抗して開く
方向に移動させると、ガイド部材80の係止部81がク
ローザー本体2の被係止部91に係止され、開き戸Aの
被係合部95がガイド部材80の係合部82から外れる
ようになっている。
【0020】クローザー本体2は、地震時に、開き戸A
が閉じられている時の移動部材30をロックするロック
装置35を有し、地震時に開き戸Aの開放を規制するよ
うになっている。ロック装置35は、移動部材30に形
成された係止凹部31に係止される係止部材40と、係
止部材40を係止方向に付勢する弾性部材51と、係止
部材40と一体に設けられた当接部材50と、当接部材
50と当接可能な阻止部材20とからなり、非地震時に
は当接部材50が阻止部材20に当接して係止部材40
が係止方向に移動するのを阻止され、地震時には阻止部
材20が移動して当接部材50が阻止部材20に当接せ
ず、係止部材40が係止方向に移動して移動部材30に
形成された係止凹部31を係止して移動部材30をロッ
クするようになっている。
が閉じられている時の移動部材30をロックするロック
装置35を有し、地震時に開き戸Aの開放を規制するよ
うになっている。ロック装置35は、移動部材30に形
成された係止凹部31に係止される係止部材40と、係
止部材40を係止方向に付勢する弾性部材51と、係止
部材40と一体に設けられた当接部材50と、当接部材
50と当接可能な阻止部材20とからなり、非地震時に
は当接部材50が阻止部材20に当接して係止部材40
が係止方向に移動するのを阻止され、地震時には阻止部
材20が移動して当接部材50が阻止部材20に当接せ
ず、係止部材40が係止方向に移動して移動部材30に
形成された係止凹部31を係止して移動部材30をロッ
クするようになっている。
【0021】なお、ロック装置100は、図9に示すよ
うに、移動部材30に形成された係止凹部31に突出し
て係止される係止部材105と、係止部材105を非係
止位置で固定し、地震時に係止部材105から外れて係
止部材105を移動部材30の係止凹部31に係止させ
る阻止部材109とからなるようにしても構わない。ま
た、ロック装置110は、図10に示すように、移動部
材30に形成された係止凹部114に摺接して反係止方
向に移動可能な係止部材115と、地震時に係止部材1
15を係止位置で固定し、係止部材115を移動部材3
0の係止凹部114に係止させる阻止部材119とから
なるようにしてもよい。
うに、移動部材30に形成された係止凹部31に突出し
て係止される係止部材105と、係止部材105を非係
止位置で固定し、地震時に係止部材105から外れて係
止部材105を移動部材30の係止凹部31に係止させ
る阻止部材109とからなるようにしても構わない。ま
た、ロック装置110は、図10に示すように、移動部
材30に形成された係止凹部114に摺接して反係止方
向に移動可能な係止部材115と、地震時に係止部材1
15を係止位置で固定し、係止部材115を移動部材3
0の係止凹部114に係止させる阻止部材119とから
なるようにしてもよい。
【0022】クローザー本体2には、弾性部材76の弾
性により開き戸Aの閉じる方向に移動する移動部材30
を緩衝する緩衝手段が設けられている。緩衝手段は、バ
ネ、ウレタン、ゴム等の弾性体で形成されていても構わ
ない。また、緩衝手段70は、クローザー本体2に設け
られたシリンダ部71と、シリンダ部71内に充填され
た緩衝用流体と、シリンダ部71内に摺動自在に設けら
れたピストン72と、ピストン72に設けられたピスト
ンロッド73とからなり、ピストンロッド73が前記移
動部材30に連係されているようにしても良い。
性により開き戸Aの閉じる方向に移動する移動部材30
を緩衝する緩衝手段が設けられている。緩衝手段は、バ
ネ、ウレタン、ゴム等の弾性体で形成されていても構わ
ない。また、緩衝手段70は、クローザー本体2に設け
られたシリンダ部71と、シリンダ部71内に充填され
た緩衝用流体と、シリンダ部71内に摺動自在に設けら
れたピストン72と、ピストン72に設けられたピスト
ンロッド73とからなり、ピストンロッド73が前記移
動部材30に連係されているようにしても良い。
【0023】なお、クローザー本体2には、移動部材3
0の移動方向と略平行の案内部90が設けられている。
ガイド部材80の係止部81は、クローザー本体2の案
内部90に案内され、移動部材30が弾性部材76の弾
性に抗して開き戸Aの開く方向に移動した時に、案内部
90に形成された被係止部91に係止されるようになっ
ている。
0の移動方向と略平行の案内部90が設けられている。
ガイド部材80の係止部81は、クローザー本体2の案
内部90に案内され、移動部材30が弾性部材76の弾
性に抗して開き戸Aの開く方向に移動した時に、案内部
90に形成された被係止部91に係止されるようになっ
ている。
【0024】さらにロック装置付きクローザー1につい
て、詳細に説明する。クローザー本体2は、上面3と、
下面5と、前面6と、後面7と、右側面8と、左側面9
とからなる矩形箱状に形成され、下ケース10と上ケー
ス11とからなる上下2分割された構成である。クロー
ザー本体2内には、転動体収納室12と、案内溝13
と、ダンパー収納室14と、ガイド部材収納室17が形
成されている。ダンパー収納室14は、仕切壁18によ
って、シリンダ収納室15とピストンロッド収納室16
とに仕切られている。
て、詳細に説明する。クローザー本体2は、上面3と、
下面5と、前面6と、後面7と、右側面8と、左側面9
とからなる矩形箱状に形成され、下ケース10と上ケー
ス11とからなる上下2分割された構成である。クロー
ザー本体2内には、転動体収納室12と、案内溝13
と、ダンパー収納室14と、ガイド部材収納室17が形
成されている。ダンパー収納室14は、仕切壁18によ
って、シリンダ収納室15とピストンロッド収納室16
とに仕切られている。
【0025】上記転動体収納室12は、クローザー本体
2内の後部に形成されている。転動体収納室12は、球
状の転動体(鋼球)20を転動自在に収納し、底面21
が略中心に向かって若干下降傾斜しており、前記転動体
20が底面21の略中心で停止するようになっている。
転動体収納室12の上部略中心には、ガイド筒22が形
成されている。ガイド筒22の左右両側には、挿通溝2
3,23が形成されている。クローザー本体2の上面3
後部には、矩形状の凹部25が形成されている。当該凹
部25には、取付板27がネジ26によって着脱自在に
取り付けられている。取付板27の下面には、前記ガイ
ド筒22内に突出する支軸29が形成されている。
2内の後部に形成されている。転動体収納室12は、球
状の転動体(鋼球)20を転動自在に収納し、底面21
が略中心に向かって若干下降傾斜しており、前記転動体
20が底面21の略中心で停止するようになっている。
転動体収納室12の上部略中心には、ガイド筒22が形
成されている。ガイド筒22の左右両側には、挿通溝2
3,23が形成されている。クローザー本体2の上面3
後部には、矩形状の凹部25が形成されている。当該凹
部25には、取付板27がネジ26によって着脱自在に
取り付けられている。取付板27の下面には、前記ガイ
ド筒22内に突出する支軸29が形成されている。
【0026】案内溝13は、転動体収納室12の両側に
設けられている。案内溝13内には、板状の移動部材3
0が前後方向に移動自在に設けられている。移動部材3
0の後部上面には、係止凹部31が形成されている。係
止凹部31は、前部に傾斜縁32が形成され、後部に垂
直縁33が形成されている。移動部材30の係止凹部3
1には、係止部材40が係止されるようになっている。
設けられている。案内溝13内には、板状の移動部材3
0が前後方向に移動自在に設けられている。移動部材3
0の後部上面には、係止凹部31が形成されている。係
止凹部31は、前部に傾斜縁32が形成され、後部に垂
直縁33が形成されている。移動部材30の係止凹部3
1には、係止部材40が係止されるようになっている。
【0027】係止部材40は、後部に形成された摺接突
起41と、前部に形成された係止爪42とを有する。摺
接突起41は、前部に傾斜面43が形成され、下端45
が移動部材30の上面に摺接する。係止爪42は、摺接
突起41より短く形成され、摺接突起41が移動部材3
0の上面に摺接している時は、移動部材30の上面に接
することがない。係止爪42にも、前部に傾斜面46が
形成されている。係止部材40は、アーム部材47の一
端に一体的に形成され、アーム部材47の他端に円筒状
の当接部材50が設けられている。
起41と、前部に形成された係止爪42とを有する。摺
接突起41は、前部に傾斜面43が形成され、下端45
が移動部材30の上面に摺接する。係止爪42は、摺接
突起41より短く形成され、摺接突起41が移動部材3
0の上面に摺接している時は、移動部材30の上面に接
することがない。係止爪42にも、前部に傾斜面46が
形成されている。係止部材40は、アーム部材47の一
端に一体的に形成され、アーム部材47の他端に円筒状
の当接部材50が設けられている。
【0028】当接部材50は、前記ガイド筒22内に上
下方向に移動自在に設けられ、前記支軸29を内挿す
る。支軸29には、コイルバネ状の弾性部材51が巻装
されている。当接部材50は、弾性部材51によって下
方に付勢されている。当接部材50の下端には、逆円錐
状の当接突起52が形成されている。当接突起52は、
下端面に前記球状の転動体20を上面を保持する湾曲し
た保持凹部53が形成され、保持凹部53の周囲にテー
パー面55が形成されている。アーム部材47は、ガイ
ド筒22の前記挿通溝23内と、転動体収納室12と案
内溝13の間に形成されたガイド孔56内を挿通する。
下方向に移動自在に設けられ、前記支軸29を内挿す
る。支軸29には、コイルバネ状の弾性部材51が巻装
されている。当接部材50は、弾性部材51によって下
方に付勢されている。当接部材50の下端には、逆円錐
状の当接突起52が形成されている。当接突起52は、
下端面に前記球状の転動体20を上面を保持する湾曲し
た保持凹部53が形成され、保持凹部53の周囲にテー
パー面55が形成されている。アーム部材47は、ガイ
ド筒22の前記挿通溝23内と、転動体収納室12と案
内溝13の間に形成されたガイド孔56内を挿通する。
【0029】前記移動部材30は、案内溝13とダンパ
ー収納室14間に形成された長穴57にガイドされるガ
イド突起61と、長穴57を介してピストンロッド収納
室16内に突出する第1の連結アーム62を備えてい
る。第1の連結アーム62には、後記ピストンロッド7
3の先端を挟持する第1の挟持凹部63が形成されてい
る。また、移動部材30は、案内溝13とガイド部材収
納室17間に形成された長穴58を介してガイド部材収
納室17に突出する第2の連結アーム65を備えてい
る。第2の連結アーム65には、後記ガイド部材80の
枢軸87を回動自在に挟持する第2の挟持凹部66が形
成されている。
ー収納室14間に形成された長穴57にガイドされるガ
イド突起61と、長穴57を介してピストンロッド収納
室16内に突出する第1の連結アーム62を備えてい
る。第1の連結アーム62には、後記ピストンロッド7
3の先端を挟持する第1の挟持凹部63が形成されてい
る。また、移動部材30は、案内溝13とガイド部材収
納室17間に形成された長穴58を介してガイド部材収
納室17に突出する第2の連結アーム65を備えてい
る。第2の連結アーム65には、後記ガイド部材80の
枢軸87を回動自在に挟持する第2の挟持凹部66が形
成されている。
【0030】移動部材30の前後方向の移動を緩衝する
ダンパー70は、シリンダ部71と、シリンダ部71内
に充填された緩衝用流体と、シリンダ部71内に摺動自
在に設けられたピストン72と、ピストン72に設けら
れたピストンロッド73とからなる。本実施の形態で
は、緩衝用流体は、エアーであるがオイルであっても構
わないのは勿論である。
ダンパー70は、シリンダ部71と、シリンダ部71内
に充填された緩衝用流体と、シリンダ部71内に摺動自
在に設けられたピストン72と、ピストン72に設けら
れたピストンロッド73とからなる。本実施の形態で
は、緩衝用流体は、エアーであるがオイルであっても構
わないのは勿論である。
【0031】シリンダ部71は、シリンダ収納室15内
に嵌め込まれて固定されている。ピストンロッド73
は、前記仕切壁18に形成された連通孔75を介してピ
ストンロッド収納室16内に突出する。当該ピストンロ
ッド73は、シリンダ収納室15内に設けられたコイル
バネ状の弾性部材76によって、前方に付勢されてい
る。
に嵌め込まれて固定されている。ピストンロッド73
は、前記仕切壁18に形成された連通孔75を介してピ
ストンロッド収納室16内に突出する。当該ピストンロ
ッド73は、シリンダ収納室15内に設けられたコイル
バネ状の弾性部材76によって、前方に付勢されてい
る。
【0032】ガイド部材収納室17内には、ガイド部材
80が設けられている。ガイド部材80は、左右方向に
伸びるように形成され、係止部81と係合部82を備え
ている。係合部82は、略U字状に形成され、若干傾斜
している連結部材83と、連結部材83の後端に設けら
れた第1の係合部材84と、連結部材83の前端に設け
られた第2の係合部材85とからなり、第2の係合部材
85の上端に引っ掛かりを良くするための係合突起86
が延設されている。連結部材83の後端側左右には、枢
軸87が設けられている。連結部材83の前端側左右に
は、軸状の係止部81が設けられている。
80が設けられている。ガイド部材80は、左右方向に
伸びるように形成され、係止部81と係合部82を備え
ている。係合部82は、略U字状に形成され、若干傾斜
している連結部材83と、連結部材83の後端に設けら
れた第1の係合部材84と、連結部材83の前端に設け
られた第2の係合部材85とからなり、第2の係合部材
85の上端に引っ掛かりを良くするための係合突起86
が延設されている。連結部材83の後端側左右には、枢
軸87が設けられている。連結部材83の前端側左右に
は、軸状の係止部81が設けられている。
【0033】ガイド部材収納室17と案内溝13の間に
は、側壁89が形成されている。側壁89には、前記し
た長穴58が前後方向に形成されている。ガイド部材8
0の枢軸87は、前記したように、第2の連結アーム6
5の第2の挟持凹部66に回動自在に支持されている。
側壁89のガイド部材収納室17側面には、前記ガイド
部材80の係止部81を摺動自在に案内する案内溝部9
0が前後方向に伸びるようにして形成されている。案内
溝部90は、クローザー本体2の前面6近傍まで形成さ
れ、案内溝部90の終端に係止部81を係止する被係止
段部91が形成されている。クローザー本体2の前面6
には、ガイド部材収納室17と連通する矩形状の開口9
3が形成されている。
は、側壁89が形成されている。側壁89には、前記し
た長穴58が前後方向に形成されている。ガイド部材8
0の枢軸87は、前記したように、第2の連結アーム6
5の第2の挟持凹部66に回動自在に支持されている。
側壁89のガイド部材収納室17側面には、前記ガイド
部材80の係止部81を摺動自在に案内する案内溝部9
0が前後方向に伸びるようにして形成されている。案内
溝部90は、クローザー本体2の前面6近傍まで形成さ
れ、案内溝部90の終端に係止部81を係止する被係止
段部91が形成されている。クローザー本体2の前面6
には、ガイド部材収納室17と連通する矩形状の開口9
3が形成されている。
【0034】前記ガイド部材80は、開き戸Aに取り付
けた被係合部材95が係合するようになっている。被係
合部材95は、取付板96と、取付板96に一体に形成
されたアーム部材97と、アーム部材97の先端下部に
一体に形成された被係合軸99とからなっている。
けた被係合部材95が係合するようになっている。被係
合部材95は、取付板96と、取付板96に一体に形成
されたアーム部材97と、アーム部材97の先端下部に
一体に形成された被係合軸99とからなっている。
【0035】ロック装置付きクローザー1は、上記構成
を有し、開き戸を備えた構造物、例えば、家具、吊り戸
棚、机等の収納装置、納屋、物置、家等の建築物の基枠
Bにネジ、接着剤等によって取り付けられる。クローザ
ー本体2は、薄型なので、高さ方向に制限のある収納装
置にも取り付けることができる。開き戸Aは、引き戸式
であっても、回動式であっても構わない。
を有し、開き戸を備えた構造物、例えば、家具、吊り戸
棚、机等の収納装置、納屋、物置、家等の建築物の基枠
Bにネジ、接着剤等によって取り付けられる。クローザ
ー本体2は、薄型なので、高さ方向に制限のある収納装
置にも取り付けることができる。開き戸Aは、引き戸式
であっても、回動式であっても構わない。
【0036】ロック装置付きクローザー1は、図5に示
すように、開き戸Aが開いてる状態では、弾性部材76
の弾性が蓄えられた状態で、ガイド部材80の係止部8
1がクローザー本体2の被係止段部91に係止され、移
動部材30が前方に移動した状態で待機している。ロッ
ク装置35の係止部材40が移動部材30から離れてい
るため(図5(c)参照)、弾性部材51によって、当
接部材50の保持凹部53が転動体20の上面に圧接
し、転動体20が底面21を転動しないように保持して
いる。
すように、開き戸Aが開いてる状態では、弾性部材76
の弾性が蓄えられた状態で、ガイド部材80の係止部8
1がクローザー本体2の被係止段部91に係止され、移
動部材30が前方に移動した状態で待機している。ロッ
ク装置35の係止部材40が移動部材30から離れてい
るため(図5(c)参照)、弾性部材51によって、当
接部材50の保持凹部53が転動体20の上面に圧接
し、転動体20が底面21を転動しないように保持して
いる。
【0037】開き戸Aを閉じていくと、開き戸Aの被係
合部材95が前面6の開口93から入り、被係合軸99
がガイド部材80の第1の係合部材84に係合する(図
4(a)参照)。ガイド部材80は、枢軸87を中心と
して反時計方向に回動し、係止部81が被係止段部91
から外れ(図4(b)参照)、略同時に第2の係合部材
85の係合突起86が被係合軸99と係合する。弾性部
材76により、移動部材30及びガイド部材80が後方
(開き戸Aの閉じる方向)に移動する。ガイド部材80
は、係止部81が案内溝部90に案内されることによ
り、枢軸87を中心として回動することがなく、係合部
材85が確実に被係合部材95と係合する。なお、移動
部材30及びガイド部材80は、ダンパー70により、
弾性部材76の弾性が緩衝され、ゆっくりと移動する。
合部材95が前面6の開口93から入り、被係合軸99
がガイド部材80の第1の係合部材84に係合する(図
4(a)参照)。ガイド部材80は、枢軸87を中心と
して反時計方向に回動し、係止部81が被係止段部91
から外れ(図4(b)参照)、略同時に第2の係合部材
85の係合突起86が被係合軸99と係合する。弾性部
材76により、移動部材30及びガイド部材80が後方
(開き戸Aの閉じる方向)に移動する。ガイド部材80
は、係止部81が案内溝部90に案内されることによ
り、枢軸87を中心として回動することがなく、係合部
材85が確実に被係合部材95と係合する。なお、移動
部材30及びガイド部材80は、ダンパー70により、
弾性部材76の弾性が緩衝され、ゆっくりと移動する。
【0038】この移動部材30及びガイド部材80の移
動により、被係合部材95を介して開き戸Aは閉じる方
向に引っ張らていく(図4(c)参照)。移動部材30
の後部34が係止部材40の傾斜面43に当接し、係止
部材40を押し上げる。係止部材40は、アーム部材4
7を介して当接部材50と一体的に形成されているの
で、当接部材50が弾性部材51の弾性に抗して上方に
移動し、当接部材50の保持凹部53が転動体20から
離れる(図4(d)参照)。転動体20は、転動可能状
態となり、底面21の傾斜により底面21の略中心で静
止している。係止部材40の下端45は、弾性部材51
により、移動部材30の上面に圧接している。
動により、被係合部材95を介して開き戸Aは閉じる方
向に引っ張らていく(図4(c)参照)。移動部材30
の後部34が係止部材40の傾斜面43に当接し、係止
部材40を押し上げる。係止部材40は、アーム部材4
7を介して当接部材50と一体的に形成されているの
で、当接部材50が弾性部材51の弾性に抗して上方に
移動し、当接部材50の保持凹部53が転動体20から
離れる(図4(d)参照)。転動体20は、転動可能状
態となり、底面21の傾斜により底面21の略中心で静
止している。係止部材40の下端45は、弾性部材51
により、移動部材30の上面に圧接している。
【0039】開き戸Aを弾性部材76の弾性に抗して開
く方向に引っ張ると、被係合部材95を介して、ガイド
部材80及び移動部材30も開く方向に移動する(図6
(a)参照)。移動部材30の後部34が係止部材40
の傾斜面43から離れていき、係止部材40及び当接部
材50が弾性部材51の弾性により、下方に移動する。
当接部材50の保持凹部53が、弾性部材51によっ
て、転動体20の上面に圧接し、転動体20が底面21
を転動しないように保持する(図6(b)参照)。これ
により、当接部材50及び係止部材40が下方に下がる
ことがなく、そのため係止爪42が移動部材30の係止
凹部31を係止することがない。
く方向に引っ張ると、被係合部材95を介して、ガイド
部材80及び移動部材30も開く方向に移動する(図6
(a)参照)。移動部材30の後部34が係止部材40
の傾斜面43から離れていき、係止部材40及び当接部
材50が弾性部材51の弾性により、下方に移動する。
当接部材50の保持凹部53が、弾性部材51によっ
て、転動体20の上面に圧接し、転動体20が底面21
を転動しないように保持する(図6(b)参照)。これ
により、当接部材50及び係止部材40が下方に下がる
ことがなく、そのため係止爪42が移動部材30の係止
凹部31を係止することがない。
【0040】さらに開き戸Aを開く方向に引っ張ると、
係止部81が案内溝部90から外れてガイド部材80が
回動可能となり(図6(c)参照)、被係合部材95の
被係合軸99がガイド部材80の第2の係合部材85を
枢軸87を中心として、時計方向に回動し、係止部81
が被係止段部91に係止されて、被係合軸99が第2の
係合部材85から外れる(図6(d)参照)。開き戸A
の被係合部材95は、前面6の開口93から抜け出る。
係止部81が案内溝部90から外れてガイド部材80が
回動可能となり(図6(c)参照)、被係合部材95の
被係合軸99がガイド部材80の第2の係合部材85を
枢軸87を中心として、時計方向に回動し、係止部81
が被係止段部91に係止されて、被係合軸99が第2の
係合部材85から外れる(図6(d)参照)。開き戸A
の被係合部材95は、前面6の開口93から抜け出る。
【0041】ロック装置付きクローザー1は、上記した
ように、開き戸Aを閉じている時は、当接部材50が弾
性部材51の弾性に抗して上方に移動し、当接部材50
の保持凹部53が転動体20から離れている。従って、
平常時においては、転動体20は、底面21傾斜により
底面21の略中心で静止している(図8(a)参照)。
しかし、地震時においては、転動体20は転動し、底面
21の略中心からずれて存在する(図8(b)参照)。
ように、開き戸Aを閉じている時は、当接部材50が弾
性部材51の弾性に抗して上方に移動し、当接部材50
の保持凹部53が転動体20から離れている。従って、
平常時においては、転動体20は、底面21傾斜により
底面21の略中心で静止している(図8(a)参照)。
しかし、地震時においては、転動体20は転動し、底面
21の略中心からずれて存在する(図8(b)参照)。
【0042】地震の揺れにより、開き戸Aが開く方向に
移動すると、被係合部材95を介して、ガイド部材80
及び移動部材30も開く方向に移動する。移動部材30
の後部34が係止部材40の傾斜面43から離れてい
き、係止部材40及び当接部材50が弾性部材51の弾
性により、下方に移動する。当接部材50の略真下に転
動体20が存在しないので、当接部材50及び係止部材
40がさらに下方に下がり、係止爪42が移動部材30
の係止凹部31を係止する。移動部材30は、開き戸A
の開く方向への動きが阻止されるから、開き戸Aが開く
ことはない。
移動すると、被係合部材95を介して、ガイド部材80
及び移動部材30も開く方向に移動する。移動部材30
の後部34が係止部材40の傾斜面43から離れてい
き、係止部材40及び当接部材50が弾性部材51の弾
性により、下方に移動する。当接部材50の略真下に転
動体20が存在しないので、当接部材50及び係止部材
40がさらに下方に下がり、係止爪42が移動部材30
の係止凹部31を係止する。移動部材30は、開き戸A
の開く方向への動きが阻止されるから、開き戸Aが開く
ことはない。
【0043】地震終了時に、前記したように弾性部材7
6の弾性により移動部材30が後方に移動し、移動部材
30の後部34が係止部材40の傾斜面43に当接し、
係止部材40を押し上げる。係止部材40は、アーム部
材47を介して当接部材50と一体的に形成されている
ので、当接部材50が弾性部材51の弾性に抗して上方
に移動する。転動体20は、底面21傾斜により底面2
1の略中心に移動してそこで静止する。
6の弾性により移動部材30が後方に移動し、移動部材
30の後部34が係止部材40の傾斜面43に当接し、
係止部材40を押し上げる。係止部材40は、アーム部
材47を介して当接部材50と一体的に形成されている
ので、当接部材50が弾性部材51の弾性に抗して上方
に移動する。転動体20は、底面21傾斜により底面2
1の略中心に移動してそこで静止する。
【0044】ロック装置付きクローザー1は、上記した
ように、開き戸Aが開いている時に、地震が起こった場
合には、前記したように、弾性部材51の弾性により、
当接部材50の保持凹部53が転動体20の上面に圧接
しているから、転動体20が動くことがなく、直ちに開
き戸Aを閉じることができる一方、一端開き戸Aが閉じ
られたら、前記ロック装置35により開き戸Aは開かな
くなる。また、ロック装置付きクローザー1は、弾性部
材76により、移動部材30を所定位置まで確実に移動
させることができるので、開き戸Aを完全に閉じさせる
ことができ、また地震時に係止部材40が移動部材30
の係止凹部31に確実に係止される。
ように、開き戸Aが開いている時に、地震が起こった場
合には、前記したように、弾性部材51の弾性により、
当接部材50の保持凹部53が転動体20の上面に圧接
しているから、転動体20が動くことがなく、直ちに開
き戸Aを閉じることができる一方、一端開き戸Aが閉じ
られたら、前記ロック装置35により開き戸Aは開かな
くなる。また、ロック装置付きクローザー1は、弾性部
材76により、移動部材30を所定位置まで確実に移動
させることができるので、開き戸Aを完全に閉じさせる
ことができ、また地震時に係止部材40が移動部材30
の係止凹部31に確実に係止される。
【0045】なお、ロック装置は、図9に示すような構
成にしても良い。即ち、ロック装置100は、上部に収
容室101を形成し、収容室101の底壁102に挿通
孔103を形成する。底壁102は、挿通孔103に向
かって下降傾斜している。さらに、挿通孔103に前記
移動部材30の係止凹部31を係止する係止部材105
を設け、係止部材105の上部にフランジ106を形成
する。フランジ106と底壁102の間に球状の阻止部
材109を配設し、係止部材105が突出して移動部材
30の係止凹部31を係止するのを阻止する。
成にしても良い。即ち、ロック装置100は、上部に収
容室101を形成し、収容室101の底壁102に挿通
孔103を形成する。底壁102は、挿通孔103に向
かって下降傾斜している。さらに、挿通孔103に前記
移動部材30の係止凹部31を係止する係止部材105
を設け、係止部材105の上部にフランジ106を形成
する。フランジ106と底壁102の間に球状の阻止部
材109を配設し、係止部材105が突出して移動部材
30の係止凹部31を係止するのを阻止する。
【0046】かかる構成のロック装置100は、平常時
においては、阻止部材109によって係止部材105が
突出せず、移動部材30がロックされない。しかし、地
震時においては、図9(b)に示すように、阻止部材1
09が転動してフランジ106から外れ、係止部材10
5が突出して移動部材30の係止凹部31に係止され、
移動部材30のロックし、開き戸Aの開放を規制する。
においては、阻止部材109によって係止部材105が
突出せず、移動部材30がロックされない。しかし、地
震時においては、図9(b)に示すように、阻止部材1
09が転動してフランジ106から外れ、係止部材10
5が突出して移動部材30の係止凹部31に係止され、
移動部材30のロックし、開き戸Aの開放を規制する。
【0047】また、ロック装置は、図10に示すような
構成にしても良い。即ち、ロック装置110は、上部に
収容室111を形成し、収容室111の底壁112に挿
通孔113を形成する。底壁112は、挿通孔113に
向かって上昇傾斜している。さらに、挿通孔113に前
記移動部材30の係止凹部114を係止する係止部材1
15を設け、係止部材115の上部にフランジ116を
形成する。底壁112の周囲に球状の阻止部材119を
配設する。係止凹部114は、長く形成され、両端に傾
斜部117,118が形成されている。
構成にしても良い。即ち、ロック装置110は、上部に
収容室111を形成し、収容室111の底壁112に挿
通孔113を形成する。底壁112は、挿通孔113に
向かって上昇傾斜している。さらに、挿通孔113に前
記移動部材30の係止凹部114を係止する係止部材1
15を設け、係止部材115の上部にフランジ116を
形成する。底壁112の周囲に球状の阻止部材119を
配設する。係止凹部114は、長く形成され、両端に傾
斜部117,118が形成されている。
【0048】かかる構成のロック装置110は、平常時
においては、阻止部材119がフランジ116上に移動
しないため、係止部材115が移動部材30の上面及び
係止凹部114に沿って上下移動し、移動部材30をロ
ックしない。しかし、地震時においては、図10(b)
に示すように、阻止部材119が転動して、フランジ1
16上に移動し、係止部材115の上方への移動が阻止
されて移動部材30の係止凹部114を係止し、移動部
材30をロックして、開き戸Aの開放を規制する。
においては、阻止部材119がフランジ116上に移動
しないため、係止部材115が移動部材30の上面及び
係止凹部114に沿って上下移動し、移動部材30をロ
ックしない。しかし、地震時においては、図10(b)
に示すように、阻止部材119が転動して、フランジ1
16上に移動し、係止部材115の上方への移動が阻止
されて移動部材30の係止凹部114を係止し、移動部
材30をロックして、開き戸Aの開放を規制する。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願発明に係
るロック装置付きクローザーは、開き戸の閉まる途中か
ら、開き戸に作用し、開き戸を自動的且つゆっくりと閉
まるようにしたので、指を挟む等の事故を防止すること
ができ、開き戸の跳ね返りを防止することができ、開き
戸の戸当たり時の音も発生せず、開き戸を静かに閉める
ことができるという効果がある。
るロック装置付きクローザーは、開き戸の閉まる途中か
ら、開き戸に作用し、開き戸を自動的且つゆっくりと閉
まるようにしたので、指を挟む等の事故を防止すること
ができ、開き戸の跳ね返りを防止することができ、開き
戸の戸当たり時の音も発生せず、開き戸を静かに閉める
ことができるという効果がある。
【0050】また、本願発明に係るロック装置付きクロ
ーザーは、地震時に開き戸の開放を規制するロック手段
が設けられているので、地震中に開き戸の開放を確実に
阻止することができ、日常使用時においては、緩衝手段
が開き戸の戸当たりによる衝撃音と衝撃力を緩和・吸収
するので、地震時以外にはロック手段が作動せず、開き
戸の開放を規制することがないという効果がある。
ーザーは、地震時に開き戸の開放を規制するロック手段
が設けられているので、地震中に開き戸の開放を確実に
阻止することができ、日常使用時においては、緩衝手段
が開き戸の戸当たりによる衝撃音と衝撃力を緩和・吸収
するので、地震時以外にはロック手段が作動せず、開き
戸の開放を規制することがないという効果がある。
【図1】本願発明に係るロック装置付きクローザーの一
つの実施の形態を示す説明図である。
つの実施の形態を示す説明図である。
【図2】開き戸に取り付けられる被係合部材の説明図で
ある。
ある。
【図3】本願発明に係るロック装置付きクローザーの開
き戸を閉じる状態を説明する説明図である。
き戸を閉じる状態を説明する説明図である。
【図4】図3の動作を説明する側面断面図である。
【図5】本願発明に係るロック装置付きクローザーの開
き戸を開く状態を説明する説明図である。
き戸を開く状態を説明する説明図である。
【図6】図5の動作を説明する側面断面図である。
【図7】本願発明に係るロック装置付きクローザーの地
震時を説明する説明図である。
震時を説明する説明図である。
【図8】図7の動作を説明する側面断面図である。
【図9】本願発明に係るロック装置付きクローザーの他
の実施の形態を示す説明図である。
の実施の形態を示す説明図である。
【図10】本願発明に係るロック装置付きクローザーの
他の実施の形態を示す説明図である。
他の実施の形態を示す説明図である。
A 開き戸
B 基枠
1 ロック装置付きクローザー
2 クローザー本体
3 上面
5 下面
6 前面
7 後面
8 右側面
9 左側面
10 下ケース
11 上ケース
12 転動体収納室
13 案内溝
14 ダンパー収納室
15 シリンダ収納室
16 ピストンロッド収納室
17 ガイド部材収納室
18 仕切壁
20 転動体(鋼球)
21 底面
22 ガイド筒
23 挿通溝
25 凹部
26 ネジ
27 取付板
29 支軸
30 移動部材
31 係止凹部
32 傾斜縁
33 垂直縁
34 後部
35 ロック装置
40 係止部材
41 摺接突起
42 係止爪
43 傾斜面
45 下端
46 傾斜面
47 アーム部材
50 当接部材
51 弾性部材
52 当接突起
53 保持凹部
55 テーパー面
56 ガイド孔
57 長穴
58 長穴
61 ガイド突起
62 第1の連結アーム
63 第1の挟持凹部
65 第2の連結アーム
66 第2の挟持凹部
70 ダンパー(緩衝手段)
71 シリンダ部
72 ピストン
73 ピストンロッド
75 連通孔
76 弾性部材
80 ガイド部材
81 係止部
82 係合部
83 連結部材
84 第1の係合部材
85 第2の係合部材
86 係合突起
87 枢軸
89 側壁
90 案内溝部(案内部)
91 被係止段部(被係止部)
93 開口
95 被係合部材(被係合部)
96 取付板
97 アーム部材
99 被係合軸
100 ロック装置
101 収容室
102 底壁
103 挿通孔
105 係止部材
106 フランジ
109 阻止部材
110 ロック装置
111 収容室
112 底壁
113 挿通孔
114 係止凹部
115 係止部材
116 フランジ
117 傾斜部
118 傾斜部
119 阻止部材
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E05C 21/02
E05C 19/00
E05C 19/02
E05F 5/02
E05F 1/18
Claims (8)
- 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とするロ
ック装置付きクローザー。 (イ)クローザー本体は、開閉自在の開き戸を備えた基
枠に取り付けられ、開き戸の開閉方向に向かって移動で
きる移動部材と、移動部材を弾性により開き戸の閉じる
方向に移動させる弾性部材を有すること。 (ロ)移動部材には、係止部と係合部を備えたガイド部
材が設けられていること。 (ハ)ガイド部材の係止部は、移動部材が弾性部材の弾
性に抗して開く方向に移動した時、クローザー本体に形
成された被係止部に係止されるようになっていること。 (ニ)ガイド部材の係合部は、係止部が被係止部に係止
されていない時、開き戸に設けられた被係合部と係合す
るようになっており、係止部が被係止部に係止されてい
る時、開き戸に設けられた被係合部と係合しないように
なっていること。 (ホ)移動部材は、ガイド部材の係止部がクローザー本
体の被係止部に係止されている時、開き戸の被係合部が
ガイド部材の係合部に当接すると、ガイド部材の係止部
がクローザー本体の被係止部から外れ、ガイド部材の係
合部が開き戸の被係合部に係合し、弾性部材の弾性によ
り開き戸を閉じる方向に移動させる一方、開き戸を弾性
部材の弾性に抗して開く方向に移動させると、ガイド部
材の係止部がクローザー本体の被係止部に係止され、開
き戸の被係合部がガイド部材の係合部から外れるように
なっていること。 (ヘ)クローザー本体は、地震時に、開き戸が閉じられ
ている時の移動部材をロックするロック装置を有し、地
震時に開き戸の開放を規制するようになっていること。 - 【請求項2】 ロック装置は、移動部材に形成された係
止凹部に突出して係止される係止部材と、係止部材を非
係止位置で固定し、地震時に係止部材から外れて係止部
材を移動部材の係止凹部に係止させる阻止部材とからな
ることを特徴とする請求項1記載のロック装置付きクロ
ーザー。 - 【請求項3】 ロック装置は、移動部材に形成された係
止凹部に摺接して反係止方向に移動可能な係止部材と、
地震時に係止部材を係止位置で固定し、係止部材を移動
部材の係止凹部に係止させる阻止部材とからなることを
特徴とする請求項1記載のロック装置付きクローザー。 - 【請求項4】 ロック装置は、移動部材に形成された係
止凹部に係止される係止部材と、係止部材を係止方向に
付勢する弾性部材と、係止部材と一体に設けられた当接
部材と、当接部材と当接可能な阻止部材とからなり、非
地震時には当接部材が阻止部材に当接して係止部材が係
止方向に移動するのを阻止され、地震時には阻止部材が
移動して当接部材が阻止部材に当接せず、係止部材が係
止方向に移動して移動部材に形成された係止凹部を係止
して移動部材をロックするようになっていることを特徴
とする請求項1記載のロック装置付きクローザー。 - 【請求項5】 クローザー本体には、弾性部材の弾性に
より開き戸の閉じる方向に移動する移動部材を緩衝する
緩衝手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃
至4のいずれか1項に記載のロック装置付きクローザ
ー。 - 【請求項6】 緩衝手段が、バネ、ウレタン、ゴム等の
弾性体で形成されていることを特徴とする請求項5記載
のロック装置付きクローザー。 - 【請求項7】 緩衝手段が、クローザー本体に設けられ
たシリンダ部と、シリンダ部内に充填された緩衝用流体
と、シリンダ部内に摺動自在に設けられたピストンと、
ピストンに設けられたピストンロッドとからなり、ピス
トンロッドが前記移動部材に連係されていることを特徴
とする請求項5記載のロック装置付きクローザー。 - 【請求項8】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
求項1乃至7のいずれか1項に記載のロック装置付きク
ローザー。 (イ)クローザー本体には、移動部材の移動方向と略平
行の案内部が設けられていること。 (ロ)ガイド部材の係止部は、クローザー本体の案内部
に案内され、移動部材が弾性部材の弾性に抗して開き戸
の開く方向に移動した時に、案内部に形成された被係止
部に係止されるようになっていること。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003155660A JP3533395B1 (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | ロック装置付きクローザー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003155660A JP3533395B1 (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | ロック装置付きクローザー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3533395B1 true JP3533395B1 (ja) | 2004-05-31 |
JP2004353417A JP2004353417A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=32463726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003155660A Expired - Fee Related JP3533395B1 (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | ロック装置付きクローザー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3533395B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006006707A1 (ja) * | 2004-07-09 | 2008-05-01 | 松下電器産業株式会社 | 扉装置および冷蔵庫 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006307533A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Systec Kyowa:Kk | 耐震ロック機構付きプッシュラッチ装置 |
JP4691469B2 (ja) * | 2006-04-13 | 2011-06-01 | 株式会社ニフコ | ラッチ装置 |
JP6008590B2 (ja) * | 2012-05-31 | 2016-10-19 | 株式会社ムラコシ精工 | 耐震ラッチ付き開閉体閉塞装置 |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003155660A patent/JP3533395B1/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006006707A1 (ja) * | 2004-07-09 | 2008-05-01 | 松下電器産業株式会社 | 扉装置および冷蔵庫 |
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---|---|
JP2004353417A (ja) | 2004-12-16 |
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