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JP3531866B2 - 薄膜固体リチウムイオン二次電池 - Google Patents

薄膜固体リチウムイオン二次電池

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JP3531866B2
JP3531866B2 JP2000229342A JP2000229342A JP3531866B2 JP 3531866 B2 JP3531866 B2 JP 3531866B2 JP 2000229342 A JP2000229342 A JP 2000229342A JP 2000229342 A JP2000229342 A JP 2000229342A JP 3531866 B2 JP3531866 B2 JP 3531866B2
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film
ion secondary
cell
solid
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守 馬場
直昭 熊谷
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Japan Science and Technology Agency
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Publication date
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
    • H10F77/00Constructional details of devices covered by this subclass
    • H10F77/90Energy storage means directly associated or integrated with photovoltaic cells, e.g. capacitors integrated with photovoltaic cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/547Monocrystalline silicon PV cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Hybrid Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜固体二次電池
セルを2層以上積層した積層型薄膜固体リチウムイオン
二次電池および薄膜固体二次電池セルとシリコン太陽電
池とを積層などにより複合した複合型薄膜固体リチウム
イオン二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リチウムイオン二次電池の正極材
料としては、リチウムイオンの吸蔵・放出が可能なLi
CoO2 ,LiNiO2 ,LiMn2 2 ,LiMnO
2 ,LiM1x M2yz (M1,M2は遷移金属であ
り、x,y,zは任意の実数)などで表されるリチウム
遷移金属化合物が使用されている。
【0003】また、負極材料としては、リチウムイオン
の吸蔵・放出が可能な黒鉛、コークス、高分子焼成体な
どの炭素材料、金属リチウム、リチウムと他の金属との
合金、TiO2 ,Nb25 ,SnO2 ,Fe23
SiO2 などの金属酸化物、金属硫化物などが使用され
る。
【0004】また、固体電解質としては、ポリエチレン
オキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリエチレンオキ
シド誘導体などの高分子材料中にLiPF6 ,LiCl
4などのリチウム塩からなる溶質を含有させたもの
や、この溶質を有機溶媒に溶解させた非水電解液を含浸
させたゲル状のものや、Li2 S、Li3 PO4 −Nな
どの無機固体電解質が知られている。
【0005】最近、固体リチウム二次電池やリチウム金
属を用いない二次電池の研究に大きな関心が持たれ、報
告されている。このようなロッキングチェアタイプの二
次電池を半導体基板を支持基板とした薄膜電極と固体電
解液のみで構成することが知られている(特開平10−
284130号公報)。
【0006】また、このようなロッキングチェアタイプ
の固体電解質二次電池と太陽電池とを向かい合わせて組
み合わせてなる太陽電池一体型二次電池において、複数
の薄膜太陽電池素子を直列接続して太陽電池モジュール
と同一基板上に多数直列接続した固体薄膜二次電池が並
列接続され、外部に端子を露出して一体に封止された住
宅屋上設置などに適する光電変換装置(特開平8−33
0616公報)や導電面を有する太陽電池の背向電極を
二次電池における正極または負極の外装体として共通利
用して電池厚みを薄くした時計用などに適する二次電池
が知られている(特開平11−74002号公報)。
【0007】本発明者は、先に、負極にアルカリ金属ま
たはアルカリ金属合金を用い、電解質に固体電解質を用
いた二次電池において、金属基板またはシリコン基板上
に正極活物質として5酸化ニオブ膜の高配向性薄膜また
は5酸化ニオブ膜を予めリチウム化した高配向性薄膜を
用いることにより電池を薄型化および小型化でき、しか
も、充放電容量が増大し、優れた充放電特性を示すこと
を見出した(特開平7−142054号公報)。また、
予め、リチウムを含ませたV25 ,Nb25 ,WO
3 ,またはMoO3 を負極活物質とすることによって、
電池の薄型化、軽量化が可能になるとともに、充放電特
性に優れることを見出した(特開平8−241707号
公報)。
【0008】さらに、正極および負極の両方にV2 O5
を用いた全固体リチウムイオン二次電池を開発し、報告
した(Electrochemical and Solid-State Letters,2(7)3
20-322,1999)。この二次電池は、開放端子電圧3.5〜
3.6V、10μAh/cm2で1.0Vまで放電した
とき、約6μAh/cm2 の放電容量を有する。また、
350サイクル以上および0.079V/月の比較的良
好なサイクル特性と自己放電性能を示した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】コンパクトで、高い信
頼性を有し、それゆえに、種々の形態の携帯電子機器に
広範に使用されるさらに軽量化された薄膜固体二次電池
や、充電操作を不要とするメンテナンスフリーで高い容
量の実用的な全固体の薄膜固体二次電池の開発が課題と
なっている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、正極および
負極にV25 を用いた全固体リチウムイオン二次電池
の優れた特性に着目し、これを発展させて、積層型全固
体リチウムイオン二次電池を開発するとともに、全固体
リチウムイオン二次電池とシリコン太陽電池の複合化に
よるメンテナンスフリーで高い容量の実用的な全固体の
太陽電池複合型薄膜固体リチウムイオン二次電池の開発
に成功した。
【0011】すなわち、本発明は、(1)薄膜固体リ
チウムイオン二次電池セルを2層以上積層した二次電池
において、正極活物質と負極活物質の組み合わせが、L
x Mn 2 4 (1≦x≦2)/V 2 5 ,V 2 5
Li x 2 5 (0≦x≦4),LiCoO 2 /V 2
5 、 LiNiO 2 /V 2 5 のいずれかであり、固体電
解質が、式Li 3 PO 4-y y (ただし、0<y<0.
5)で示される窒素を含有するリン酸リチウム塩であ
り、少なくとも一つの電極膜の材料はバナジウム金属で
あり、上層セルを下層セルと反転した反転積層型に積層
し、単一の導電性層を、隣接する上層セルと下層セルと
の共通電極膜として正負いずれか一方の極性となるよう
に該上層セルと下層セルとの間に介在させ、該共通電極
膜に端子を設けたことを特徴とする積層型薄膜固体リ
チウムイオン二次電池である。
【0012】また、本発明は、(2)上記(1)の二次
電池において、最下層の薄膜固体リチウムイオン二次電
池セルは基板表面に形成された電極膜上に形成され、
最上層の薄膜固体リチウムイオン二次電池セルは表面に
形成された電極膜を有し、共通電極膜と反対の極性を
有する電極膜Aに設けた端子と電極膜Bに設けた端子と
を結線し、直列、並列、または直並列結線型積層電池と
したことを特徴とする積層型薄膜固体リチウムイオン二
次電池である。
【0013】また、本発明は、(3)上記(1)の二次
電池において、複数の共通電極膜が交互に異なる極性と
なるようにセルが積層されており、最下層の薄膜固体リ
チウムイオン二次電池セルは基板表面に形成された電極
膜A上に形成され、最上層の薄膜固体リチウムイオン二
次電池セルは表面に形成された電極膜Bを有し、共通電
極膜と反対の極性を有する電極膜Aに設けた端子と電極
膜Bに設けた端子とを結線し、並列結線型積層電池とし
たことを特徴とする積層型薄膜固体リチウムイオン二次
電池である。
【0014】また、本発明は、(4)上層セルと下層セ
ルの共通電極膜となるそれぞれの電極膜の間に絶縁膜を
各セル間の層間絶縁層として介在させて積層されている
ことを特徴とする上記(2)又は(3)の積層型薄膜固
体リチウムイオン二次電池である。
【0015】また、本発明は、(5)薄膜固体リチウム
イオン二次電池セル層の大気に露出する表面が窒化珪素
系膜で絶縁被覆されていることを特徴とする上記(1)
乃至(4)のいずれかの薄膜固体リチウムイオン二次電
池である。
【0016】
【0017】
【0018】また、本発明は、()Liイオンをウエ
ット法またはドライ法によってV25 に挿入したLix
25 (0≦x≦4)を負極活物質として使用するこ
とを特徴とする上記(1)乃至()のいずれかの薄膜
固体リチウムイオン二次電池である。
【0019】さらに、本発明は、透明基板上に形成され
たシリコン太陽電池に絶縁層を介して薄膜固体リチウム
イオン二次電池セルが積層されて複合されているか、基
板上に形成された薄膜固体リチウムイオン二次電池セル
に絶縁層を介してシリコン太陽電池が積層されて複合さ
れていることを特徴とする太陽電池複合型薄膜固体リチ
ウムイオン二次電池である。
【0020】さらに、本発明は、薄膜固体リチウムイオ
ン二次電池セルとシリコン太陽電池が一つの基板上また
は分離した基板上に別々に形成されて複合されているこ
とを特徴とする太陽電池複合型薄膜固体リチウムイオン
二次電池である。
【0021】また、本発明は、薄膜固体リチウムイオン
二次電池セルは上記の積層型薄膜固体リチウムイオン二
次電池であることを特徴とする上記の太陽電池複合型薄
膜固体リチウムイオン二次電池である。
【0022】また、本発明は、薄膜固体リチウムイオン
二次電池セル層の大気に露出する表面が窒化珪素系膜で
絶縁被覆されていることを特徴とする上記の積層型薄膜
固体リチウムイオン二次電池または太陽電池複合型薄膜
固体リチウムイオン二次電池である。
【0023】上記の従来の技術で記述した直列接続太陽
電池では、そもそも太陽電池の場合は、動作原理上積層
はできないので、同一基板上に敷き並べて直列配線した
ものや、二次電池を直列接続した例でも、同一基板に敷
き並べて直列配線している。これらは、固体薄膜二次電
池を実際に動作させていないことから積層という発想に
至っていない。
【0024】本発明は、単一の導電性層を隣接する上層
セルと下層セルとの共通電極膜として正負いずれか一方
の極性となるように該上層セルと下層セルとの間に介在
させて積層させることによって、薄膜固体二次電池セル
の積層化を実現し、これにより実用的な太陽電池複合型
薄膜固体リチウムイオン二次電池を得ることができた。
このように、単一の導電性層を隣接する上層セルと下層
セルとの共通電極膜として使用することによって、製作
工程の簡略化も実現できる。
【0025】さらに、この積層型リチウムイオン二次電
池および積層型リチウムイオン二次電池を太陽電池と複
合化したリチウムイオン二次電池は、絶縁性保護膜とし
ての窒化ケイ素の適用および積層した薄膜セルに対する
リチウム挿入技術を確立することではじめて実用化が可
能となった。絶縁性保護膜としては、電子伝導およびイ
オン伝導の両方に対する電気伝導性および耐酸化性、耐
還元性雰囲気、および耐水性などの保護特性を持った膜
であればよいが、このような膜としてSiO2膜は不良
であり、これに対して窒化ケイ素膜が良好な特性を発揮
することを見出した。
【0026】本発明における薄膜固体二次電池セルは、
正極活物質と負極活物質の組み合わせがLixMn2 4
(1≦x≦2)/V25 ,V25 /Lix25
,LiCoO2 /V25、 LiNiO2 /V25
のいずれかとすることが好ましい。また、固体電解質と
しては、式Li3 PO4-yy で示される窒素を含有す
るリン酸リチウム塩が好ましい。Li3 PO4-yy
用いると、窒素添加により特にイオン伝導性を増加させ
ることができる。
【0027】全て酸化物および窒化物からなる薄膜固体
リチウムイオン二次電池は空気との相性がよく安定であ
る。V25 /Li3 PO4-yy /Lix25
は、正負極材が同種類であるため製作プロセスが簡略で
あるなどの利点を有する。ただし、水分には弱いが、窒
化珪素系膜は、Liイオンの離脱などから保護する保護
絶縁膜として最適である。
【0028】本発明に用いる薄膜固体二次電池セルは、
(1)素子の構造が固体であることから、固体(電子)
素子などに特有の高い信頼性と長寿命が期待できるこ
と、(2)薄膜であるため積層化が可能で、超小型軽量
化を実現できること、(3)金属リチウムを使用しない
リチウムイオンセルであることから安全性が高いこと、
(4)リチウムが電気化学的に最も卑なる金属であるた
め、高いエネルギー密度をもつこと、(5)二次電池で
あるため、繰り返しの使用が可能で、原理的には同一材
料を長期間使用でき、省資源に寄与できるものである。
【0029】薄膜固体リチウムイオン二次電池と太陽電
池の実効面積は大きく異なり、積層型薄膜リチウムイオ
ン二次電池を実現してはじめて太陽電池複合型リチウム
イオン二次電池の特徴・メリットが発現し、逆に太陽電
池複合型リチウムイオン二次電池を実用的なものとする
には、積層型リチウムイオン二次電池が不可欠というこ
とになる。
【0030】太陽電池で充電可能な薄膜固体二次電池の
実効面積は、太陽電池充電ユニットの面積のみで決ま
る。すなわち、薄膜固体二次電池を積層することによ
り、すべて太陽電池の面積内でその下層に収まる。
【0031】本発明の積層型リチウムイオン二次電池を
太陽電池と複合化したリチウムイオン二次電池は、充電
制御回路の簡略化を図ることができ、初期の大電流高速
充電過程と後段での小電流低速充電過程や充電終了電位
のオートコントロールかつオートストップ機能などに優
れた利点を有する。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の積層型薄膜固体
リチウムイオン二次電池を2層セルの場合について示す
実施の形態である。図1は、並列結線型を示す。単一の
セル10は、正極活物質1、固体電解質2、負極活物質
3からなる。このセル10は、基板4の表面上に層状に
形成された電極膜5上に積層されている。セル10と
同じ構造のセル20がセル10の上に積層されている。
セル10とセル20との間には、層状に形成されたセル
10とセル20との共通電極膜6が介在している。最上
層のセル20の表面には層状に形成された電極膜7を
有している。
【0033】図1では、基板4の表面上の電極膜5に
正極端子8を、上層のセル20の表面上の電極膜7に
正極端子8を設け、共通電極膜6に負極端子9を設けて
いる。並列型2層セルの場合は、図に示すように、上
層セル20を下層セル10と反転した反転積層型が可能
であり、この場合は、一般の多層セルにおける絶縁層を
必要としないので製作工程が簡略化される。
【0034】電極膜5、共通電極膜6、電極膜7の
材料は、通常電極材料として用いられるMo,Ni,C
r,Al,Cu,Auなどの導電性材料であればよい
が、バナジウム金属Vがより好ましい。これは、正極活
物質および/または負極活物質としてV25を使用す
る場合に、二次電池製作工程においてVとV2 5 膜を
成膜する際に、同一のバナジウム金属ターゲットを用い
てスパッタガスを純粋Arとすれば、V金属膜が成膜さ
れ、また、Ar−O混合ガスとすれば、V25膜が成
膜されるので、二次電池製作工程が簡略化される利点が
あることと、VとV2 5膜との界面特性が物理的・電
気的にも好ましい。
【0035】基板は、Si基板、ガラス基板などの硬い
基板から可撓性のある金属薄板、プラスチック薄板、ま
たはポリエチレンフイルム基板など多様で広範囲のもの
を使用できる。
【0036】図は、本発明の積層型薄膜固体リチウム
イオン二次電池を多層積層化したセルの場合について示
す実施の形態である。図は、共通電極型多層積層セル
(反転積層型並列結線/同直並列結線)を示す。外部結
線により接続するものであり、多層積層のための絶縁層
を用いていない。
【0037】図の絶縁層型多層積層セルは、図2に示
す多層積層化したセルの製作工程に加えて、各セル間に
層間絶縁層12を設ける工程を付加したもので、最も一
般的な形態であり、外部結線で直列と並列または直並列
(共存)を選択することもできるし、予め、所定の直列
/並列/直並列に結線しておくこともできる。
【0038】図で示された外部結線型絶縁層型多層積
層セルを充電時には並列接続して、単一充電器ユニット
の太陽電池で充電し、二次電池動作時には直列または直
並列接続し直して使用することができる。詳しくは後述
する。
【0039】図4は、図1に示す並列型2層積層型薄膜
固体リチウムイオン二次電池のそれぞれの充放電曲線を
示す。単層セルの2倍の電流(電流密度は、いずれも、
2.0[μA/cm2 ]で同じ)で動作することが分か
る。
【0040】図は、絶縁保護膜の特性を調べるため
に、基板上に形成した単層の薄膜固体リチウムイオン二
次電池の全体を絶縁性保護膜18で被覆した態様を示
す。基板4の表面上に形成した薄膜固体リチウムイオン
二次電池10を正極5、負極7、端子8、端子9ととも
に全体を絶縁性保護膜18で被覆する。絶縁性保護膜
は、大気や日常生活上触れる各種のガス雰囲気、そして
水分からもセルを守る特性を保持しなければならない。
また同時に、Li+イオンを不可逆的に取り込んで電池
動作の劣化につながることのない特性を有する必要があ
る。
【0041】本発明に用いる薄膜固体二次電池セルの保
護膜としては、特にSi34 やSiN等の窒化ケイ素
系材料が適する。Si34 やSiNなどの窒化珪素膜
の成膜は、他の膜と同様RF交流スパッタ法により行う
ことができる。膜厚は、約500〜1500Å、好まし
くは1000Å程度である。
【0042】図(a)は、保護膜成膜前の充放電特性
を示す。図(b)は、Si34保護膜成膜後の充放
電特性を示す。図(c)は、SiO2 保護膜成膜後の
充放電特性を示す。成膜前の充放電特性(a)は、
(b)のSi34 保護膜成膜後では、その特性が保持
されているのに対して、(c)のSiO2 膜の成膜後の
場合は、電池容量及び繰り返し特性の両面で特性が大幅
に劣化している。SiO2の場合、Si−LSIで実証
済みのように、電子的には優れた絶縁物であるが、イオ
ンに対しては不十分であることが判明した。
【0043】次に、本発明の積層型リチウムイオン二次
電池に用いられる好適な正極活物質について説明する。
正極活物質がLiMn24 電池の場合は、正極活物質
自体が構成原子としてLiイオンを持っており、その一
部分は注入、注出が可能であるが、V25 を正極活物
質とするV25 /Lix2 5 電池の場合は、最初
にLi+ イオンをV25に挿入する(Li化)必要が
ある。負極のV2 5は、Li+ イオンが注入されると
電位が下がり、その結果正極V25 と負極のLix
25 との間で電位差が生じて、以後このLi+ イオン
をやり取りすることにより充放電が行われる。このタイ
プの二次電池をロッキングチェア型という。
【0044】最初にLi+ イオンをV25に挿入する
(Li化)方法としては、(1)ウエット型、(2)ド
ライ型、(3)スパッタ法がある。(3)スパッタ法
は、V2 O5 膜の形成時に2元のスパッタ用ターゲット
からV25 とLi含有酸化物を同時にスパッタする共
スパッタによりLiをドープする。
【0045】図は、ウエット法を用いてV25にL
+ イオンを挿入する実施形態の電気化学的手法を説明
する部分断面図である。作製途中または完成後のリチウ
ムイオン二次電池セル10を液体電解液(1モルのLi
ClO4 をプロピレンカーボネート溶液に溶かしたも
の)の中で、負極予定のV25 3を正極、Li金属電
極を負極(図示せず)として放電させることによりLi
+ イオンをV25 に挿入する方法である。この場合、
正極予定のV25は開放にしておく。
【0046】ウエット法には3通りあり、図(a)
は、ダイレクト型を示し、最上層部の負極(V)膜を付
ける前に行う方法であるが、Lix25 −V界面が
一度溶液にさらされるという欠点がある。
【0047】図(b)は、エッジ型を示し、固体電解
質薄膜セル10を完成させた後、一回り小さな負の電極
膜7(例えば、金属V)で覆われていないV25 膜3
の周辺(エッジ部)からLi+ イオンが挿入され、それ
が電極膜7で覆われた背面に横方向拡散で回り込むこと
によってLi挿入を行う方法であり、Lix25
V界面が溶液にさらされない反面、Li+ イオンの横方
向拡散が十分起こり得る小面積セルの場合は有効であ
る。
【0048】図7(c)は、メッシュ型を示し、(b)
エッジ型の欠点を解決するもので、負の電極膜7をメッ
シュ状の電極膜とするものである。この方法により大面
積セルでも、十分なLi挿入を実現できる。
【0049】図に示すドライ法は、Siリソグラフィ
ー分野で用いられているイオン打ち込み(イオン・イン
プランテーション)を利用するもので、図(a)のダ
イレクト型またはマスク型は、真空中の打ち込み装置の
中で上層のV25 膜3に直接またはマスクを介してL
+ イオンを注入する。
【0050】その際、Li+ イオンの侵入深さが下部の
固体電解質2まで貫通しないで、V25 膜3内に収ま
るように、加速電圧を調整する必要があること、また、
たとえV25 膜3内に収まっても、Li+ イオンのも
つエネルギーが大きすぎるとV25 結晶内で結合を作
って安定化して動けなくなってしまい、電池動作に寄与
できない。そのため、Li+ イオンの打ち込み加速電圧
を低い電圧にする必要がある。一般に、加速電圧が低下
するとイオン電流も低くなってしまい。打ち込み時間が
長くなる傾向がある。
【0051】図(b)のインダイレクト型(バッファ
型)は、負の電極膜7(例えば、金属V)の薄膜を通し
て下層のV25 膜3にLi+ イオンを打ち込むため、
Li+ イオンはV25 膜3内で適当に減速され(バッ
ファ)V25 膜3内に入った時にはエネルギーの低い
可動なLi+ イオンになっており電池動作に好都合であ
る。
【0052】図は、ウエット法によるLiイオン挿入
時の負極および正極電位の変化をモニターした結果を示
している。負極予定V25 の電位が約3Vから0電位
に変化し、一方正極予定V25 の電位は約3Vで変わ
らないことが確認された。
【0053】図10は、ウエット法を用いてV25
Liイオンを挿入して作製した本発明の薄膜固体リチウ
ムイオン二次電池の充放電特性を示すものであり、良好
な充放電特性が得られることが分かる。
【0054】図11は、本発明の太陽電池複合型薄膜固
体リチウムイオン二次電池の3つのタイプを示す。図
(a)は、二次電池−オン−太陽電池型であり、透明
基板14の表面上に形成されたSi太陽電池15に絶縁
層16を介して薄膜固体二次電池セル10が積層され、
窒化珪素膜11で絶縁保護被覆されてなるものである。
11(b)は、太陽電池−オン−二次電池型であり、
基板4の表面上に形成された薄膜固体二次電池セル10
に絶縁層16を介してSi太陽電池15が積層され、透
明保護膜17で被覆されてなるものである。
【0055】図11(c)は、コプラナ型または分離独
立型を一つの図で示しているものであり、薄膜固体二次
電池セル10とSi太陽電池15が一つの基板、または
分離した基板4または透明基板14上に別々に形成され
てなり、薄膜固体二次電池セル10は窒化珪素膜11で
絶縁保護被覆されてなり、Si太陽電池15は、基板
4、14が透明か不透明かに応じて窒化珪素膜11また
は透明保護膜17で被覆されてなるものである。
【0056】図11(a)、(b)、(c)において
は、薄膜固体二次電池セルとして単位セル10のみを図
示しているが、薄膜固体二次電池セルを多層積層セルと
することによって太陽電池セルと薄膜固体二次電池セル
の両者の実効セル面積を小さくすることができる。この
場合は、単位セル10に代えて、図で示す共通電極型
多層積層セル(反転積層型並列結線/同直並列結線)、
および図で示す絶縁層型多層積層セル(直列/並列/
直並列結線)のいずれかの積層型薄膜固体二次電池セル
を用いる。
【0057】Si太陽電池の起電力は、市販のユニット
セル(単一セル)で約0.65Vであり、また光電流
は、通常の天井灯(蛍光灯)で約70μA/cm2 、手
元蛍光灯スタンドで約100μA/cm2 である。戸外
の太陽光の下ではもっと強度もスペクトル的にも有効で
光電流も大きい。
【0058】固体電解質薄膜リチウムイオン二次電池を
太陽電池で充電するには、2V充電ならば3個、4V充
電ならば6個の太陽電池セルを直列にしたもの(以下
「太陽電池充電器ユニット」という)を用いる必要があ
る。太陽電池の場合は、たとえ、直列接続でも個々の単
一セルは平面に敷き広げて並べる必要がある。なぜな
ら、どのセルも光を必要とするからである。すなわち、
1枚の薄膜固体二次電池セルを充電するのに、複数枚の
太陽電池セルを必要とする。
【0059】図12および図13は、それぞれLiMn
24/Li3 PO4-yy /V25固体電解質電池(実
効面積100mm2)を6個の直列セルからなる太陽電
池充電器ユニットで充電したときの太陽電池の有効面積
をパラメーターとした充電特性および放電特性を示すグ
ラフである。図において、太陽電池単一セル面積および
太陽電池充電器ユニットの有効面積は、それぞれ、
(1)は100mm2 、600mm2 、(2)は50m
2 、300mm2 、(3)は17mm2 ,100mm
2 である。
【0060】図12(a)は、充電時間と充電電流の関
係を示すグラフ、図12(b)は、充電時間と端子電圧
の関係を示すグラフである。充電終了時間は、図12
(a)の充電電流×充電時間の積分面積、すなわち充電
量が一定になるように決められた。また、図13(a)
のように、放電電流を5μA/cm2に一定としたとき
の放電時間と端子電圧の関係を図13(b)に示す。端
子電圧が1.2Vに到達した時点を放電終了とした。
【0061】図12(a)(充電電流)の場合、室内灯
のもとで太陽電池セルの面積を100→50→17mm
2と減少させたとき、実施例では、全充電量(充電電流
の積分値)を一定にそろえてあるので充電時間の増加を
示している。この例では、(3)の場合、すなわち太陽
電池充電ユニットの面積と二次電池の面積は同程度であ
るが、約40分の充電時間を要する。しかし、(1)、
(2)、(3)のいずれの場合でも、当然ながら、図
にみられるように、終了電圧を1.2Vにしたとき、
5μA/cm2の放電電流で約30分(0.5hr)の
放電時間が得られ、これはこの二次電池が2.5μA/
cm2の放電容量(または電池容量)を持っていること
を示している。
【0062】したがって、例えば、同一面積の二次電池
セルを10枚並列に積層したとき、充電時間は10倍の
約400分(6.7hr)かかるが、太陽電池充電ユニ
ットと同じ面積(〜100mm2)で10倍の電池容量
(この例では 25μAh)の二次電池パックを充電でき
ることを示す。もちろん、照射強度を増せば、より短時
間の高速充電が可能である。このように、充電量を一定
にしたとき(図12(a))、(1)、(2)および
(3)のいずれの場合も、約30分のほぼ等しい放電時
間を与え、予想された良好な再現性を示した。
【0063】照射(充電)条件が(1)の場合、太陽電
池の単一セルは固体リチウムイオン二次電池セルのほぼ
同面積であるが、充電器ユニットとしては6個直列であ
るから、600mm2 であり、固体リチウムイオン二次
電池セルの約6倍の実効面積を必要とする。
【0064】一方、条件が(3)の場合は、太陽電池の
単一セルは固体リチウムイオン二次電池セルの1/6で
あるが、充電器ユニットとしての占有面積が固体リチウ
ムイオン二次電池セルのそれと同程度になる。即ち、お
およそ、固体リチウムイオン二次電池セルと充電用太陽
電池(充電器ユニット)の面積が等しいのが現状であ
る。さらなる固体電解質電池の特性改善は期待できる
が、太陽電池の特性改善は飽和している。
【0065】以上の実施例で明らかになったように、条
件(3)の場合でも約40分の比較的高速な充電が可能
であった。充電時間を延長するなり、あるいは、照射光
強度を増加すれば、一個の充電器ユニットで複数個の固
体リチウムイオン二次電池セルを一度に充電することが
可能であり、このとき複数個の固体リチウムイオン二次
電池セルを並列積層すれば、固体リチウムイオン二次電
池セルの実効面積を増すことなく、電池容量を積層枚数
分増加させることができる。すなわち、積層化してはじ
めて太陽電池との複合化による太陽電池による充電のメ
リットが得られる。
【0066】図14は、太陽電池複合型固体リチウムイ
オン二次電池の回路構成例を示す。本発明の太陽電池複
合型固体リチウムイオン二次電池30の回路は、ダイオ
ードDと抵抗R(必要ならばスイッチの挿入可)の極め
てシンプルな構成でよい。図14は、ダイオードDと抵
抗Rは、個別素子(ディスクリート素子)の外付けの例
を示しているが、ダイオードと抵抗を薄膜で作製した全
薄膜型太陽電池複合型固体リチウムイオン二次電池とす
ることもできる。
【0067】図15(a)は、太陽電池複合型固体リチ
ウムイオン二次電池の充放電電圧を示し、図15(b)
は、充放電電流を示す。測定は、屋内の天井の蛍光灯の
照明のもとで行い、放電特性は市販のディジタルストッ
プウオッチを負荷に使用した。二次電池の端子電圧の低
下に伴って、負荷電流が減少している。
【0068】図16は、図15(a)に示す1充電サイ
クルを拡大したもので、この例では、充電電流が最初は
約12μAで、その後は急激に減少し、最終的には、約
1μAに落ち着く。それに伴って、二次電池の充電端子
電圧も最初は急速に上昇し、その後2.5V付近からは
緩やかに増加している。二次電池の代わりに抵抗負荷を
用いれば、当然ながら一定の照射強度のもとでは一定の
光電流が流れ、抵抗の両端の電圧も一定となる。すなわ
ち、薄膜リチウムイオン二次電池とSi太陽電池を組み
合わせた結果、その充電曲線が極めて理想的なカーブを
描くことが新たに判明した。
【0069】図17は、太陽電池複合型固体リチウムイ
オン二次電池の充電特性の光強度依存性を示すもので、
室内蛍光による光強度を減光フイルター(%表示)を通
してSi太陽電池に照射したものである。本実施形態の
場合は、光強度が50〜15%の範囲で変化しても、平
衡充電端子電圧が3.1〜3.4Vの範囲に収まってい
る。
【0070】このデータは、予め、Si太陽電池の出力
電圧を、リチウムイオン二次電池の充電終了電圧(満充
電)に設計して製作しておけば、満充電をチェックする
必要なく自動的に終了(セルフストップ機能)すること
を意味している。
【0071】現在市販のリチウムイオン二次電池の充電
に際しては、電解質に液体や高分子を用いているため、
過充電による分解や圧力上昇などの異常防止対策が必要
であり、そのために、最初は、低電圧による高速充電、
後半(満充電に近付いたら)は、低電流による低速充電
で過充電をオーバーしないように特別な充電制御電子回
路を用いている。
【0072】以上、図16、図17に示す2つのデータ
から、本発明の複合型リチウムイオン二次電池の充電に
際しては、定電圧・定電流充電回路およびその切り替え
や満充電チェック機能を必要としない極めてシンプルな
充電回路でよいことが分かる。暗時の二次電池から太陽
電池への逆方向電流を阻止するためのダイオードと異常
に高い光電流(高照射時)と、負荷短絡による大電流が
二次電池に流れるのを抑制するための抵抗のみがあれば
よい。
【0073】
【発明の効果】本発明の積層型固体電解質薄膜リチウム
イオン二次電池は、直列または並列接続で素子を積層化
しているので、大電圧または大電流電源として電気自動
車など、大電力機器への応用が可能である。また、積層
型固体電解質薄膜リチウムイオン二次電池と太陽電池と
を複合化した全固体電解質薄膜ソーラー二次電池として
は、商用電源からのエネルギー供給(充電)を必要とし
ないため、ゼロエネルギー電源かつメンテナンス(充電
など)フリーの半永久電源の性格をもつこと、充電制御
用電子回路が極めてシンプルであること、などの優れた
特性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の積層型薄膜固体リチウムイオ
ン二次電池の一実施形態である並列型2層積層セルの部
分断面図である。
【図2】図2は、本発明の積層型薄膜固体リチウムイオ
ン二次電池の一実施形態である多層積層セルの共通電極
の部分断面図である。
【図3】図3は、本発明の積層型薄膜固体リチウムイオ
ン二次電池の一実施形態である多層積層セルの絶縁層型
の部分断面図である。
【図4】図4は、図1に示す並列型2層積層型薄膜固体
リチウムイオン二次電池の充放電曲線を示すグラフであ
る。
【図5】図は、絶縁性保護膜を被覆した薄膜固体リチ
ウムイオン二次電池の実施形態を示す部分断面図であ
る。
【図6】図は、薄膜固体リチウムイオン二次電池につ
いて、保護膜成膜前の充放電特性(a)、Si34保護
膜成膜後の充放電特性(b)、SiO2保護膜成膜後の
充放電特性(c)を示すグラフである。
【図7】図は、ウエット法を用いてV25にLi+
オンを挿入する実施形態の電気化学的手法を説明する部
分断面図である。
【図8】図は、ドライ法を用いてV25にLiイオン
を挿入する実施形態のダイレクト型またはマスク型
(a)とインダイレクト(バッファ)型(b)を説明す
る部分断面図である。
【図9】図は、ウエット法を用いてV25にLiイオ
ン挿入するときの負極および正極電位の変化を示すグラ
フである。
【図10】図10は、ウエット法を用いてV25にLi
イオンを挿入して作製した本発明の薄膜固体リチウムイ
オン二次電池の充放電特性を示すグラフである。
【図11】図11は、本発明の太陽電池複合型薄膜固体
リチウムイオン二次電池の一実施形態を示し、基板に形
成されたSi太陽電池に薄膜固体二次電池セルを積層し
たもの(a)、基板上に形成された薄膜固体二次電池セ
ルにSi太陽電池を積層したもの(b)、基板上にSi
太陽電池と薄膜固体二次電池セルを別々に形成したコプ
ラナ型または分離独立型(c)を示す部分断面図であ
る。
【図12】図12は、LiMn24/Li3PO4-yy
/V25固体電解質電池を6個の太陽電池セルからなる
直列太陽電池充電器ユニットで充電したときの太陽電池
の有効面積をパラメーターとした充電特性を示すもので
あり、図12(a)は、充電時間と充電電流の関係を示
すグラフ、図12(b)は、充電時間と端子電圧の関係
を示すグラフである。
【図13】図13は、LiMn24/Li3PO4-yy
/V25固体電解質電池を6個の太陽電池セルからなる
直列太陽電池充電器ユニットで充電したときの太陽電池
の有効面積をパラメーターとした放電特性を示すもので
あり、図13(a)は、放電時間と充電電流の関係を示
すグラフ、図13(b)は、放電時間と端子電圧の関係
を示すグラフである。
【図14】図14は、本発明の太陽電池複合型固体リチ
ウムイオン二次電池の制御回路を示す回路図である。
【図15】図15は、本発明の太陽電池複合型固体リチ
ウムイオン二次電池の充放電電圧(a)と充放電電流
(b)を示すグラフである。
【図16】図16は、図15(a)に示す充放電電圧の
1充電サイクルを拡大したグラフである。
【図17】図17は、本発明の太陽電池複合型固体リチ
ウムイオン二次電池の充電特性の光強度依存性を示すグ
ラフである。
【符号の説明】1 正極活物質 2 固体電解質 3 負極活物質 4、14 基板 5 電極膜A 6 共通電極膜 7 電極膜B 8 端子 9 端子 10、20 薄膜固体リチウムイオン二次電池セル 11 窒化珪素膜 12 層間絶縁層 15 Si太陽電池 16 絶縁層 17 透明保護膜
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01M 4/02 H01M 4/02 C D 4/48 4/48 4/58 4/58 (56)参考文献 特開 平11−260417(JP,A) 特開 平11−111301(JP,A) 特開 平10−208752(JP,A) 特開 平9−102302(JP,A) 特開 平11−260406(JP,A) 特開 昭58−126678(JP,A) 特開 昭60−72169(JP,A) 特開 平8−241707(JP,A) 特開 平7−122298(JP,A) 特開 平3−155051(JP,A) 特開 平7−312208(JP,A) 特開2002−8726(JP,A) 特開 平1−169973(JP,A) 特開 平1−209673(JP,A) 特開 昭58−216476(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/36 - 10/40 H01M 2/02 - 2/08 H01M 2/20 - 2/34 H01M 4/02 - 4/04 H01M 4/38 - 4/62

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜固体リチウムイオン二次電池セル
    を2層以上積層した二次電池において、正極活物質と負
    極活物質の組み合わせが、Li x Mn 2 4 (1≦x≦
    2)/V 2 5 ,V 2 5 /Li x 2 5 (0≦x≦
    4),LiCoO 2 /V 2 5 、 LiNiO 2 /V 2
    5 のいずれかであり、固体電解質が、式Li 3 PO 4-y
    y (ただし、0<y<0.5)で示される窒素を含有
    するリン酸リチウム塩であり、少なくとも一つの電極膜
    の材料はバナジウム金属であり、上層セルを下層セルと
    反転した反転積層型に積層し、単一の導電性層を、隣接
    する上層セルと下層セルとの共通電極膜として正負いず
    れか一方の極性となるように該上層セルと下層セルとの
    間に介在させ、該共通電極膜に端子を設けたことを特徴
    とする積層型薄膜固体リチウムイオン二次電池。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の二次電池において、最下
    層の薄膜固体リチウムイオン二次電池セルは基板表面に
    形成された電極膜A上に形成され、最上層の薄膜固体リ
    チウムイオン二次電池セルは表面に形成された電極膜B
    を有し、共通電極膜と反対の極性を有する電極膜Aに設
    けた端子と電極膜Bに設けた端子とを結線し、並列結線
    型積層電池としたことを特徴とする積層型薄膜固体リ
    チウムイオン二次電池。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の二次電池において、複数
    の共通電極膜が交互に異なる極性となるようにセルが積
    層されており、最下層の薄膜固体リチウムイオン二次電
    池セルは基板表面に形成された電極膜A上に形成され、
    最上層の薄膜固体リチウムイオン二次電池セルは表面に
    形成された電極膜Bを有し、共通電極膜と反対の極性を
    有する電極膜Aに設けた端子と電極膜Bに設けた端子と
    を結線し、直列、並列、または直並列結線型積層電池と
    したことを特徴とする積層型薄膜固体リチウムイオン
    二次電池。
  4. 【請求項4】 上層セルと下層セルの共通電極膜となる
    それぞれの電極膜の間に絶縁膜を各セル間の層間絶縁層
    として介在させて積層されていることを特徴とする請求
    項2または3記載の積層型薄膜固体リチウムイオン二
    次電池。
  5. 【請求項5】 薄膜固体リチウムイオン二次電池セル層
    の大気に露出する表面が窒化珪素系膜で絶縁被覆されて
    いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の積層型薄膜固体リチウムイオン二次電池。
  6. 【請求項6】 Liイオンをウエット法またはドライ法
    によってV25 に挿入したLix25 (0≦x≦
    4)を負極活物質として使用することを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれかに記載の薄膜固体リチウムイオ
    ン二次電池。
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