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JP3525636B2 - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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Publication number
JP3525636B2
JP3525636B2 JP20566496A JP20566496A JP3525636B2 JP 3525636 B2 JP3525636 B2 JP 3525636B2 JP 20566496 A JP20566496 A JP 20566496A JP 20566496 A JP20566496 A JP 20566496A JP 3525636 B2 JP3525636 B2 JP 3525636B2
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JP
Japan
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frame
ray tube
cathode ray
front panel
selection electrode
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JP20566496A
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Inventor
照久 小玉
克己 満田
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1050228A publication Critical patent/JPH1050228A/ja
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーテレビジョ
ン、コンピュータモニター等のディスプレイに用いられ
るカラー陰極線管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー陰極線管は、内面に蛍光面
を有する前面パネル部、ファンネル部およびネック部を
順次形成したガラスバルブと、一端側に多数の透過孔を
有する色選別電極を、他端側に筒状の磁気シールド板を
それぞれ支持し、かつ蛍光面に色選別電極を対向させる
ためのフレームと、ネック部内に配置され、色選別電極
の透過孔を介して蛍光面に電子ビームを照射するための
電子銃とを備え、磁気シールド板により、色選別電極と
電子銃との間の地磁気等の外部磁界をシールドして、外
部磁界がシールドされた電子ビームを偏向走査するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカラー陰極線管では、色選別電極のドーミン
グ対策として、色選別電極の周辺部の曲率半径を小さく
しているため、前面パネル部の蛍光面と色選別電極との
距離が前面パネル部中央に対して前面パネル部周辺が大
きくなり、特に前面パネル部周辺の蛍光面に照射される
電子ビームが地磁気等の外部磁界に影響され、電子ビー
ムを所定の蛍光面に正確に偏向走査をすることができず
色ずれするという問題があった。
【0004】本発明は、地磁気等の外部磁界の影響を低
減して、色選別電極の透過孔を通過した後の電子ビーム
を所定の蛍光面に正確に偏向走査できる色純度のよいカ
ラー陰極線管を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー陰極線管
は、内面に蛍光面を有する前面パネル部、ファンネル部
およびネック部を順次形成したガラスバルブと、一端側
に多数の透過孔を有する色選別電極を、他端側に筒状の
磁気シールド体をそれぞれ支持し、かつ前記蛍光面に前
記色選別電極を対向させるためのフレームと、前記ネッ
ク部内に配置され、前記色選別電極の透過孔を介して前
記蛍光面に電子ビームを照射するための電子銃構体と、
前記フレームのコーナ部を包囲し、かつ前記フレームか
ら蛍光体側に突出した磁性体からなる、前記フレームと
は別体のシールド板とを備え、前記フレームの長辺方向
及び短辺方向の長さをそれぞれW1、W2とし、前記シ
ールド板の前記フレームの長辺方向及び短辺方向の長さ
をそれぞれL1、L2としたとき、0<L1≦W1×1
0%、かつ0<L2≦W2×10%であることを特徴と
する。
【0006】この構成により、シールド手段で色選別電
極と蛍光面との間の地磁気等の外部磁界が遮蔽される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0008】図1に示すように、本発明の実施の形態の
カラー陰極線管は、内面に蛍光面1を有する前面パネル
部2、ファンネル部3およびネック部4を順次形成して
なるガラスバルブ5と、一端側6に多数の透過孔7を有
する低炭素Alキルド鋼(以下、軟鋼板という)からな
る色選別電極8を、他端側9に台形筒状の軟鋼板からな
る磁気シールド体10をそれぞれ支持し、かつ蛍光面1
に色選別電極8を対向させるための断面が長方形の筒状
の軟鋼板からなるフレーム11と、ネック部4内に配置
され、色選別電極8の透過孔7を介して蛍光面1に電子
ビーム12を照射するための電子銃構体13と、フレー
ム11のコーナ部14に設けられ、色選別電極8と蛍光
面1との間の外部磁界をシールドするためのシールド手
段15と、フレーム11をガラスバルブ5に支持する支
持手段16とを備えている。
【0009】また、シールド手段15は、図2に示すよ
うに、フレーム11の各コーナ部14a,14b,14
c,14dを包囲し、かつフレーム11から蛍光面1の
近傍までそれぞれが突出した軟鋼板からなるシールド板
15a,15b,15c,15dを各コーナ部14a,
14b,14c,14dに溶接により固定している。そ
して、それぞれのシールド板15a,15b,15c,
15dは、L字状に形成され、フレーム11の長辺11
aに沿った方向の長さL1をフレーム11の長辺11a
の長さW1の10%〜50%とし、フレーム11の短辺
11bに沿った方向の長さL2を、フレーム11の短辺
11bの長さW2の10%〜50%としている。
【0010】なお、上記本発明の実施の形態では、シー
ルド手段15がシールド板15a,15b,15c,1
5dの4つ部品であるが、シールド手段15を1つ筒状
のシールド板に形成し、このシールド板によりフレーム
11の外周面を包囲してもよい。
【0011】次に、上記カラー陰極線管の作用・効果に
ついて説明する。本発明の実施の形態のカラー陰極線管
は、色選別電極8と電子銃構体13との間に磁気シール
ド体10を設けているので、色選別電極8と電子銃構体
13との間の地磁気等の外部磁界が遮断され、また、フ
レーム11の各コーナ部14a,14b,14c,14
dにシールド板15a,15b,15c,15dを設け
ているので、前面パネル部2周辺の色選別電極8と蛍光
面1との間の地磁気等の外部磁界が遮蔽される。その結
果、前面パネル部2の蛍光面1の全域において、色選別
電極8の透過孔7を通過した後の電子ビーム12を所定
の蛍光面1に正確に偏向走査でき、色純度を向上するこ
とができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の効果を確認した実施例につい
て説明する。
【0013】図1に示す本発明実施例のカラー陰極線管
(以下、本発明品という)は、68cm−110°TV
管を用いた。そして、シールド手段15とフレーム11
および前面パネル部2の寸法関係については、図2に示
し、シールド板15a,15b,15c,15dのL1
が約137mm,L2が約104mm,Hが約63m
m、tが約0.3mmで、フレーム11のW1が約54
6mm,W2が約415mmで、そして、前面パネル部
2の内面に対向する各シールド板15a,15b,15
c,15dの端面が、前面パネル部2の内面に対して2
mmの隙間を設けて前面パネル部2の内面の曲線に沿っ
ている。また、前面パネル部2の蛍光面1と色選別電極
8との隙間は、図4に示す前面パネル部2の上下面の周
辺中央部Z1(Yの寸法が20mmの位置)が約16m
mで,前面パネル部2の上下面の周辺コーナ部Z2(X
およびYの寸法がそれぞれ20mmの位置)が約30m
mである。
【0014】これと比較するために、図2に示すシール
ド板15a,15b,15c,15dを取り除いた従来
のカラー陰極線管(以下、従来品という)も製作した。
【0015】そして、前面パネル部2の周辺中央部Z1
および前面パネル部2の周辺コーナ部Z2において、地
磁気等の外部磁気の影響による図3に示すビーム移動量
aをそれぞれ調べたところ、次のとおりの結果が得られ
た。図4および図5は本発明品および従来品の結果を示
す。
【0016】本発明品は前面パネル部2の周辺中央部Z
1のビーム移動量aが矢印方向に8μm、前面パネル部
2の周辺コーナ部Z2のビーム移動量aが矢印方向に1
5μmであるのに対し、また従来品は前面パネル部2の
周辺中央部Z1のビーム移動量aが矢印方向に10μ
m、前面パネル部2の周辺コーナ部Z2のビーム移動量
aが矢印方向に25μmであった。したがって、従来品
に対し本発明品は、前面パネル部2の周辺中央部Z1の
ビーム移動量aが2μm、前面パネル部2の周辺コーナ
部Z2のビーム移動量aが10μm低減されていた。こ
の理由は、特に、前面パネル部のコーナ部Z2周辺にお
いて、電子ビーム12が地磁気等の外部磁界に影響され
ており、その影響をシールド板15a,15b,15
c,15dで低減したと考える。
【0017】次に本発明品のシールド板15a,15
b,15c,15dのL1およびL2の寸法をW1が2
7mm(W1の5%),W2が21mm(W2の5%)
とW1が55mm(W1の10%),W2が42mm
(W2の10%)とW1が137mm(W1の25
%),W2が104mm(W2の25%)とW1が27
3mm(W1の50%),W2が207mm(W2の5
0%)とに製作し、前面パネル部2の周辺コーナ部Z2
において、地磁気等の外部磁気の影響によるそれぞれの
ビーム移動量aをそれぞれ調べたところ、図6に示す結
果が得られた。
【0018】ビーム移動量aは、シールド板15a,1
5b,15c,15dのL1の寸法がW1の10%以上
でかつL2の寸法がW2の10%以上から安定している
ことがわかる。したがって、シールド板15a,15
b,15c,15dの寸法は、0<L1≦W1×10%
で、かつ0<L2≦W2×10%が好ましい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、フレー
ムのコーナ部に設けられた、色選別電極と蛍光面との間
の外部磁界をシールドするためのシールド手段を有する
ことにより、地磁気等の外部磁界の影響を低減して、色
選別電極の透過孔を通過した後の電子ビームを所定の蛍
光面に正確に偏向走査できる色純度のよいカラー陰極線
管を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のカラー陰極線管を示す断
面図
【図2】同カラー陰極線管のシールド手段を示す要部斜
視図
【図3】本発明品の外部磁界の影響による側面から見た
ビーム移動量を示す図
【図4】本発明品の外部磁界の影響による正面から見た
ビーム移動量を示す図
【図5】従来品の外部磁界の影響による正面から見たビ
ーム移動量を示す図
【図6】本発明品のシールド板の長さに対するビーム移
動量を示す図
【符号の説明】
2 前面パネル部 3 ファンネル部 4 ネック部 5 ガラスバルブ 8 色選別電極 10 磁気シールド体 11 フレーム 12 電子ビーム 13 電子銃構体 15 シールド手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−54816(JP,A) 特開 平3−159031(JP,A) 実開 昭61−166460(JP,U) 実開 昭57−119448(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/02 H01J 29/07

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に蛍光面を有する前面パネル部、フ
    ァンネル部およびネック部を順次形成したガラスバルブ
    と、一端側に多数の透過孔を有する色選別電極を、他端
    側に筒状の磁気シールド体をそれぞれ支持し、かつ前記
    蛍光面に前記色選別電極を対向させるためのフレーム
    と、前記ネック部内に配置され、前記色選別電極の透過
    孔を介して前記蛍光面に電子ビームを照射するための電
    子銃構体と、前記フレームのコーナ部を包囲し、かつ前
    記フレームから蛍光体側に突出した磁性体からなる、前
    記フレームとは別体のシールド板とを備え、 前記フレームの長辺方向及び短辺方向の長さをそれぞれ
    W1、W2とし、前記シールド板の前記フレームの長辺
    方向及び短辺方向の長さをそれぞれL1、L2としたと
    き、0<L1≦W1×10%、かつ0<L2≦W2×1
    0%である ことを特徴とするカラー陰極線管。
  2. 【請求項2】 前記シールド板の前記全面パネル部側の
    端面形状が、前記全面パネル部の内面の曲線に沿った形
    であることを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線
    管。
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