JP3521262B2 - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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- JP3521262B2 JP3521262B2 JP10296298A JP10296298A JP3521262B2 JP 3521262 B2 JP3521262 B2 JP 3521262B2 JP 10296298 A JP10296298 A JP 10296298A JP 10296298 A JP10296298 A JP 10296298A JP 3521262 B2 JP3521262 B2 JP 3521262B2
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- Japan
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- stator
- rotor
- rotation axis
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機に係り、
特に、鉄心内を効率的に冷却するために、回転軸方向お
よび放射方向に冷却風を導く通風ダクトを備えた回転電
機に関する。
特に、鉄心内を効率的に冷却するために、回転軸方向お
よび放射方向に冷却風を導く通風ダクトを備えた回転電
機に関する。
【0002】
【従来の技術】固定子鉄心および回転子鉄心に回転軸方
向および放射方向通風ダクトを備えた回転電機におい
て、固定子鉄心の通風ダクトの位置と回転子鉄心内の通
風ダクトの位置とを回転軸方向で変えた構造は、例え
ば、特開平1−43043号公報に記載されている。
向および放射方向通風ダクトを備えた回転電機におい
て、固定子鉄心の通風ダクトの位置と回転子鉄心内の通
風ダクトの位置とを回転軸方向で変えた構造は、例え
ば、特開平1−43043号公報に記載されている。
【0003】図7は、前記従来例における放射方向通風
ダクトの配置を示す模式図である。この従来例では、固
定子の放射方向通風ダクトと回転子の放射方向通風ダク
トとが、回転軸方向のエアギャップ流路を挟んでかぎ形
に曲がり、ほぼダクトの幅の分だけ段違いになってい
る。
ダクトの配置を示す模式図である。この従来例では、固
定子の放射方向通風ダクトと回転子の放射方向通風ダク
トとが、回転軸方向のエアギャップ流路を挟んでかぎ形
に曲がり、ほぼダクトの幅の分だけ段違いになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この構造は、エアギャ
ップの風量が大きい時すなわち回転電機が高回転時は有
効であるが、低回転時は圧力損失が増加して、放射方向
通風ダクトの流量が減少してしまう。すなわち、回転子
の放射方向通風ダクト24と固定子の放射方向通風ダク
ト26とが、エアギャップ流路20を挟んでかぎ形に曲
がって、段違いになっているので、回転子の放射方向通
風ダクト24からの冷却風は、直角のエアギャップ20
方向に一旦曲げられた後、向きを再び変えて、放射方向
の固定子通風ダクト26に流れ込むことになる。高風量
時には、渦の発生により、冷却効果は増えるが、低風量
時には、圧力損失の増加と流体が運ぶ熱量の減少とによ
り、冷却効果が減少する。
ップの風量が大きい時すなわち回転電機が高回転時は有
効であるが、低回転時は圧力損失が増加して、放射方向
通風ダクトの流量が減少してしまう。すなわち、回転子
の放射方向通風ダクト24と固定子の放射方向通風ダク
ト26とが、エアギャップ流路20を挟んでかぎ形に曲
がって、段違いになっているので、回転子の放射方向通
風ダクト24からの冷却風は、直角のエアギャップ20
方向に一旦曲げられた後、向きを再び変えて、放射方向
の固定子通風ダクト26に流れ込むことになる。高風量
時には、渦の発生により、冷却効果は増えるが、低風量
時には、圧力損失の増加と流体が運ぶ熱量の減少とによ
り、冷却効果が減少する。
【0005】なお、固定子の放射方向通風ダクト26の
位置と回転子の放射方向通風ダクト24の位置とが回転
軸方向で合っている一般的な構造の場合は、空気流が、
エアギャップ20下流側の固定子の側壁に当たり、圧力
損失が増加し、流量が減少してしまうという問題があっ
た。
位置と回転子の放射方向通風ダクト24の位置とが回転
軸方向で合っている一般的な構造の場合は、空気流が、
エアギャップ20下流側の固定子の側壁に当たり、圧力
損失が増加し、流量が減少してしまうという問題があっ
た。
【0006】固定子の放射方向通風ダクト26への冷却
風にとっては、回転子の放射方向通風ダクト24がファ
ンとして機能し、圧力源になっている。このため、誘導
電動機などの回転電機において、通常の4極機(150
0rpmまたは1800rpm)に対して、8極機(750rpm
または900rpm)などのように低回転時は、放射方向へ
の通風量が減少してしまい、温度が過度に上昇する欠点
があった。
風にとっては、回転子の放射方向通風ダクト24がファ
ンとして機能し、圧力源になっている。このため、誘導
電動機などの回転電機において、通常の4極機(150
0rpmまたは1800rpm)に対して、8極機(750rpm
または900rpm)などのように低回転時は、放射方向へ
の通風量が減少してしまい、温度が過度に上昇する欠点
があった。
【0007】上記従来例のように、放射方向通風ダクト
を段違いにすると、熱伝達率はわずかに増加するが、圧
力損失が増えて、通風量が減少してしまう。通風量は、
伝達された熱を系外に排出する能力を示す指標であり、
圧力損失を極力低くする必要がある。また、部品点数を
削減しコストダウンを達成するには、部品の共通化によ
り、同じ構造で高回転数にも低回転数にも対応できる冷
却構造の回転電機の出現が望まれている。
を段違いにすると、熱伝達率はわずかに増加するが、圧
力損失が増えて、通風量が減少してしまう。通風量は、
伝達された熱を系外に排出する能力を示す指標であり、
圧力損失を極力低くする必要がある。また、部品点数を
削減しコストダウンを達成するには、部品の共通化によ
り、同じ構造で高回転数にも低回転数にも対応できる冷
却構造の回転電機の出現が望まれている。
【0008】さらに、実開昭55−153849号は、
固定子側の通風ダクトの幅と回転子側の通風ダクト幅と
を同じにし、端板部材のプレス打ち抜きした突起部で回
転子側の通風ダクトの開口部の幅を絞り込んだ構造を提
案している。しかし、上記特開平1−43043号公報
の記載から明らかなように、圧力損失を検討すると、回
転子側では通風ダクトの摩擦損が、固定子側では通風ダ
クトの摩擦損が、熱交換器損および外部の通風ダクト内
の圧力損失が大部分を占める。回転子側では、回転子の
通風ダクトの摩擦損をいかに減らすかが肝要である。実
開昭55−153849号の考案では、端板部材のプレ
ス打ち抜きした突起部で回転子側の通風ダクトの開口部
の幅を絞り込んでおり、本来は減らしたい通風ダクトの
摩擦損に加えて、出口損を増加させる不利な対策となっ
ている。
固定子側の通風ダクトの幅と回転子側の通風ダクト幅と
を同じにし、端板部材のプレス打ち抜きした突起部で回
転子側の通風ダクトの開口部の幅を絞り込んだ構造を提
案している。しかし、上記特開平1−43043号公報
の記載から明らかなように、圧力損失を検討すると、回
転子側では通風ダクトの摩擦損が、固定子側では通風ダ
クトの摩擦損が、熱交換器損および外部の通風ダクト内
の圧力損失が大部分を占める。回転子側では、回転子の
通風ダクトの摩擦損をいかに減らすかが肝要である。実
開昭55−153849号の考案では、端板部材のプレ
ス打ち抜きした突起部で回転子側の通風ダクトの開口部
の幅を絞り込んでおり、本来は減らしたい通風ダクトの
摩擦損に加えて、出口損を増加させる不利な対策となっ
ている。
【0009】本発明の目的は、低回転から高回転まで広
範囲に亘り冷却風の圧力損失を極力低くする構造の放射
方向通風ダクトを備えた回転電機を提供することであ
る。
範囲に亘り冷却風の圧力損失を極力低くする構造の放射
方向通風ダクトを備えた回転電機を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、鉄心ブロックと回転軸から放射方向に延
びかつ円周方向に間欠的に配置されるスペーサとを回転
軸方向に交互に配列し各鉄心ブロック間に冷却風が内側
から外周側に通る通風ダクトを形成した固定子と、固定
子の界磁空間内に軸支されて鉄心ブロックと回転軸から
放射方向に延びかつ円周方向に間欠的に配置されるスペ
ーサとを回転軸方向に交互に配列し各鉄心ブロック間に
冷却風が回転中心側から外周側に通る通風ダクトを形成
した回転子とを含む回転電機において、固定子の通風ダ
クトの回転軸方向の幅を回転子の通風ダクトの回転軸方
向の幅よりも広くした回転電機を提案する。
成するために、鉄心ブロックと回転軸から放射方向に延
びかつ円周方向に間欠的に配置されるスペーサとを回転
軸方向に交互に配列し各鉄心ブロック間に冷却風が内側
から外周側に通る通風ダクトを形成した固定子と、固定
子の界磁空間内に軸支されて鉄心ブロックと回転軸から
放射方向に延びかつ円周方向に間欠的に配置されるスペ
ーサとを回転軸方向に交互に配列し各鉄心ブロック間に
冷却風が回転中心側から外周側に通る通風ダクトを形成
した回転子とを含む回転電機において、固定子の通風ダ
クトの回転軸方向の幅を回転子の通風ダクトの回転軸方
向の幅よりも広くした回転電機を提案する。
【0011】本発明は、また、上記目的を達成するため
に、鉄心ブロックと回転軸から放射方向に延びかつ円周
方向に間欠的に配置されるスペーサとを回転軸方向に交
互に配列し各鉄心ブロック間に冷却風が内側から外周側
に通る通風ダクトを形成した固定子と、固定子の界磁空
間内に軸支されて鉄心ブロックと回転軸から放射方向に
延びかつ円周方向に間欠的に配置されるスペーサとを回
転軸方向に交互に配列し各鉄心ブロック間に冷却風が回
転中心側から外周側に通る通風ダクトを形成した回転子
とを含む回転電機において、固定子の通風ダクトの回転
軸方向の幅を回転子の通風ダクトの回転軸方向の幅より
も広くし、固定子の通風ダクトおよび回転子の通風ダク
トの上流側側面を回転軸方向で同一位置にした回転電機
を提案する。
に、鉄心ブロックと回転軸から放射方向に延びかつ円周
方向に間欠的に配置されるスペーサとを回転軸方向に交
互に配列し各鉄心ブロック間に冷却風が内側から外周側
に通る通風ダクトを形成した固定子と、固定子の界磁空
間内に軸支されて鉄心ブロックと回転軸から放射方向に
延びかつ円周方向に間欠的に配置されるスペーサとを回
転軸方向に交互に配列し各鉄心ブロック間に冷却風が回
転中心側から外周側に通る通風ダクトを形成した回転子
とを含む回転電機において、固定子の通風ダクトの回転
軸方向の幅を回転子の通風ダクトの回転軸方向の幅より
も広くし、固定子の通風ダクトおよび回転子の通風ダク
トの上流側側面を回転軸方向で同一位置にした回転電機
を提案する。
【0012】本発明は、さらに、上記目的を達成するた
めに、鉄心ブロックと回転軸から放射方向に延びかつ円
周方向に間欠的に配置されるスペーサとを回転軸方向に
交互に配列し各鉄心ブロック間に冷却風が内側から外周
側に通る通風ダクトを形成した固定子と、固定子の界磁
空間内に軸支されて鉄心ブロックと回転軸から放射方向
に延びかつ円周方向に間欠的に配置されるスペーサとを
回転軸方向に交互に配列し各鉄心ブロック間に冷却風が
回転中心側から外周側に通る通風ダクトを形成した回転
子とを含む回転電機において、固定子の通風ダクトおよ
び回転子の通風ダクトの回転軸方向の中心を同一位置に
した回転電機を提案する。
めに、鉄心ブロックと回転軸から放射方向に延びかつ円
周方向に間欠的に配置されるスペーサとを回転軸方向に
交互に配列し各鉄心ブロック間に冷却風が内側から外周
側に通る通風ダクトを形成した固定子と、固定子の界磁
空間内に軸支されて鉄心ブロックと回転軸から放射方向
に延びかつ円周方向に間欠的に配置されるスペーサとを
回転軸方向に交互に配列し各鉄心ブロック間に冷却風が
回転中心側から外周側に通る通風ダクトを形成した回転
子とを含む回転電機において、固定子の通風ダクトおよ
び回転子の通風ダクトの回転軸方向の中心を同一位置に
した回転電機を提案する。
【0013】本発明においては、固定子の通風ダクトの
回転軸方向の幅を回転子の通風ダクトの回転軸方向の幅
よりも広くしたので、特に低回転時には圧力損失が少な
くなり、しかも、流線がエアギャップの回転軸方向の流
れにより曲げられることにより、風量が増加する。その
結果、流量低減を防ぎ、回転電機全体の冷却性能を向上
させ、コンパクトな回転電機を実現できる。また、実開
昭55−153849号の考案とは異なって、端板部材
のプレス打ち抜きした突起部で回転子側の通風ダクトの
開口部の幅を一切絞り込んでいないので、出口損を増加
させることはない。
回転軸方向の幅を回転子の通風ダクトの回転軸方向の幅
よりも広くしたので、特に低回転時には圧力損失が少な
くなり、しかも、流線がエアギャップの回転軸方向の流
れにより曲げられることにより、風量が増加する。その
結果、流量低減を防ぎ、回転電機全体の冷却性能を向上
させ、コンパクトな回転電機を実現できる。また、実開
昭55−153849号の考案とは異なって、端板部材
のプレス打ち抜きした突起部で回転子側の通風ダクトの
開口部の幅を一切絞り込んでいないので、出口損を増加
させることはない。
【0014】固定子の通風ダクトと回転子の通風ダクト
との回転軸方向の相対位置については、固定子の通風ダ
クトおよび回転子の通風ダクトの上流側側面を同一位置
にする方式と、固定子の通風ダクトおよび回転子の通風
ダクトの回転軸方向の中心を同一位置にする方式のいず
れを採用してもよい。どちらに場合も、空気流が、エア
ギャップ下流側の固定子の側壁に当たることが少なくな
るので、圧力損失が増加せず、流量が減少する度合いが
緩和される。したがって、流量低減を防止し、回転電機
全体の冷却性能を向上させ、コンパクトな回転電機を実
現できる。
との回転軸方向の相対位置については、固定子の通風ダ
クトおよび回転子の通風ダクトの上流側側面を同一位置
にする方式と、固定子の通風ダクトおよび回転子の通風
ダクトの回転軸方向の中心を同一位置にする方式のいず
れを採用してもよい。どちらに場合も、空気流が、エア
ギャップ下流側の固定子の側壁に当たることが少なくな
るので、圧力損失が増加せず、流量が減少する度合いが
緩和される。したがって、流量低減を防止し、回転電機
全体の冷却性能を向上させ、コンパクトな回転電機を実
現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図6を参照して、本
発明による回転電機の実施例を説明する。
発明による回転電機の実施例を説明する。
【0016】《実施例1》図1は、本発明による回転電
機の実施例1の概略の構造を示す部分断面図であり、図
2は、図1の実施例におけるエアギャップと回転子の通
風ダクトと固定子の通風ダクトとの関係を示す模式図で
ある。
機の実施例1の概略の構造を示す部分断面図であり、図
2は、図1の実施例におけるエアギャップと回転子の通
風ダクトと固定子の通風ダクトとの関係を示す模式図で
ある。
【0017】回転軸2に取り付けられた冷却ファン4
は、回転軸2とともに回転し、ファンカバー6の側面入
気口8から冷却風を取り入れ、ブラケット10の通風口
12を経て、回転電機内部に冷却風を導き、回転子14
および固定子16を冷却する。回転子14と固定子16
とから発生する熱は、固定子外側の通風ダクト18,エ
アギャップの回転軸方向通風ダクト20,回転子の回転
軸方向通風ダクト22,回転子の放射方向通風ダクト2
4,固定子の放射方向通風ダクト26において、回転軸
2に取り付けられた冷却ファン4からの冷却風により、
熱交換され、冷却される。なお、回転子14,固定子1
6のコアは、損失低減のために、積層板で形成されてい
る。
は、回転軸2とともに回転し、ファンカバー6の側面入
気口8から冷却風を取り入れ、ブラケット10の通風口
12を経て、回転電機内部に冷却風を導き、回転子14
および固定子16を冷却する。回転子14と固定子16
とから発生する熱は、固定子外側の通風ダクト18,エ
アギャップの回転軸方向通風ダクト20,回転子の回転
軸方向通風ダクト22,回転子の放射方向通風ダクト2
4,固定子の放射方向通風ダクト26において、回転軸
2に取り付けられた冷却ファン4からの冷却風により、
熱交換され、冷却される。なお、回転子14,固定子1
6のコアは、損失低減のために、積層板で形成されてい
る。
【0018】本実施例においては、固定子16の放射方
向通風ダクト26の回転軸方向幅Wをこれに対応する回
転子14の放射方向通風ダクト24の回転軸方向幅Wa
よりも広くする。回転軸方向幅は、例えば、W=10m
m,Wa=8mmとする。
向通風ダクト26の回転軸方向幅Wをこれに対応する回
転子14の放射方向通風ダクト24の回転軸方向幅Wa
よりも広くする。回転軸方向幅は、例えば、W=10m
m,Wa=8mmとする。
【0019】固定子16の放射方向通風ダクト26の回
転軸方向幅Wをこれに対応する回転子14の放射方向通
風ダクト24の回転軸方向幅Waより広くすることによ
り、冷却風の流れに対して上流側の段差が無くなり、圧
力損失が少なくなる。
転軸方向幅Wをこれに対応する回転子14の放射方向通
風ダクト24の回転軸方向幅Waより広くすることによ
り、冷却風の流れに対して上流側の段差が無くなり、圧
力損失が少なくなる。
【0020】図2に示すように、エアギャップの回転軸
方向通風ダクト20の流れの回転軸方向ベクトル28と
回転子の通風ダクト24からの流れのベクトル30とが
合成されると、流れのベクトル32のようになり、放射
方向の流れのベクトルが下流方向に向きを変えられる。
方向通風ダクト20の流れの回転軸方向ベクトル28と
回転子の通風ダクト24からの流れのベクトル30とが
合成されると、流れのベクトル32のようになり、放射
方向の流れのベクトルが下流方向に向きを変えられる。
【0021】本実施例では、エアギャップ20の下流方
向に広がるように、固定子16の放射方向通風ダクト2
6の幅Wをこれに対応する回転子14の放射方向通風ダ
クト24の回転軸方向幅Waよりも広くするので、通風
抵抗が減少して、通風ダクト26の風量を増加させるこ
とができる。すなわち、エアギャップ部分20では、エ
アギャップの流れのベクトル28が生じており、回転子
14の放射方向通風ダクト24からの流れのベクトル3
0がそこを横断する際に、この通風ダクト24の側面位
置Bに対して、固定子16の放射方向通風ダクト26の
側面を位置Baまで移動させると、合成ベクトル32に
適する放射方向通風ダクト26が形成されるので、圧力
損失が低減される。この場合、流路断面積が広くなり、
流速は低下するが、回転子14の放射方向通風ダクト2
4から固定子16の放射方向通風ダクト26に流れる流
量は、合成ベクトル32の効果で、あまり減らない。
向に広がるように、固定子16の放射方向通風ダクト2
6の幅Wをこれに対応する回転子14の放射方向通風ダ
クト24の回転軸方向幅Waよりも広くするので、通風
抵抗が減少して、通風ダクト26の風量を増加させるこ
とができる。すなわち、エアギャップ部分20では、エ
アギャップの流れのベクトル28が生じており、回転子
14の放射方向通風ダクト24からの流れのベクトル3
0がそこを横断する際に、この通風ダクト24の側面位
置Bに対して、固定子16の放射方向通風ダクト26の
側面を位置Baまで移動させると、合成ベクトル32に
適する放射方向通風ダクト26が形成されるので、圧力
損失が低減される。この場合、流路断面積が広くなり、
流速は低下するが、回転子14の放射方向通風ダクト2
4から固定子16の放射方向通風ダクト26に流れる流
量は、合成ベクトル32の効果で、あまり減らない。
【0022】また、固定子16の放射方向通風ダクト2
6の上流側側面と回転子14の放射方向通風ダクト24
の上流側側面とを回転軸方向で同じ位置Aに設置する。
上流側側面を同じ位置Aに設置すると、上流側側壁の位
置の相違による渦の発生を低減できる。
6の上流側側面と回転子14の放射方向通風ダクト24
の上流側側面とを回転軸方向で同じ位置Aに設置する。
上流側側面を同じ位置Aに設置すると、上流側側壁の位
置の相違による渦の発生を低減できる。
【0023】図3は、本発明による回転子14の放射方
向通風ダクト24と固定子16の放射方向通風ダクト2
6との構造の一例を示す斜視図である。固定子16の放
射方向通風ダクト26の回転軸方向の幅Wと回転子14
の放射方向通風ダクト24の回転軸方向の幅Waは、固
定子16のスペーサ36の高さWと回転子14のスペー
サ34の高さWaとにより規定される。
向通風ダクト24と固定子16の放射方向通風ダクト2
6との構造の一例を示す斜視図である。固定子16の放
射方向通風ダクト26の回転軸方向の幅Wと回転子14
の放射方向通風ダクト24の回転軸方向の幅Waは、固
定子16のスペーサ36の高さWと回転子14のスペー
サ34の高さWaとにより規定される。
【0024】回転子14は回転しているので、流体に動
力を与える。一方、固定子16には動力源が無いから、
流体に動力を与えることはない。そこで、本発明では、
W>Waとして固定子の抵抗を低減する。
力を与える。一方、固定子16には動力源が無いから、
流体に動力を与えることはない。そこで、本発明では、
W>Waとして固定子の抵抗を低減する。
【0025】回転電機のうち、例えば、誘導電動機にお
いては、図2の固定子コイル40がスロット38に挿入
される。固定子16の通風ダクト26のピッチPdとス
ロット24の幅Pcとは、Pc/Pd=0.46程度に
設定される。固定子16の通風ダクト26のピッチPd
は、さらに大きく設定してもよいので、Pc/Pd<
0.5の範囲が実際的である。Pc/Pdが1以上にな
ると、Pcすなわち固定子コイル40を入れるスロット
38の幅と比べて、通風ダクト26のピッチPdが狭く
なり、通風抵抗が増加し、放射方向通風ダクト26の通
風量が少なくなってしまう。固定子16の内径が360
mmの場合、回転子14の通風ダクト24の回転軸方向
のWは8mm,断面積は72mm2であって、固定子の
通風ダクト26のWは10mm,断面積は158mm2
である。
いては、図2の固定子コイル40がスロット38に挿入
される。固定子16の通風ダクト26のピッチPdとス
ロット24の幅Pcとは、Pc/Pd=0.46程度に
設定される。固定子16の通風ダクト26のピッチPd
は、さらに大きく設定してもよいので、Pc/Pd<
0.5の範囲が実際的である。Pc/Pdが1以上にな
ると、Pcすなわち固定子コイル40を入れるスロット
38の幅と比べて、通風ダクト26のピッチPdが狭く
なり、通風抵抗が増加し、放射方向通風ダクト26の通
風量が少なくなってしまう。固定子16の内径が360
mmの場合、回転子14の通風ダクト24の回転軸方向
のWは8mm,断面積は72mm2であって、固定子の
通風ダクト26のWは10mm,断面積は158mm2
である。
【0026】《実施例2》図4は、放射方向通風ダクト
24,26を多段に形成した実施例2におけるエアギャ
ップ20と回転子14の通風ダクト24と固定子16の
通風ダクト26との関係を示す模式図である。通風ダク
ト24,26は、既に図2に示した通り、少なくとも1
段あれば、本発明を適用できるが、本発明は、図4のよ
うに、多段であっても、有効である。
24,26を多段に形成した実施例2におけるエアギャ
ップ20と回転子14の通風ダクト24と固定子16の
通風ダクト26との関係を示す模式図である。通風ダク
ト24,26は、既に図2に示した通り、少なくとも1
段あれば、本発明を適用できるが、本発明は、図4のよ
うに、多段であっても、有効である。
【0027】通風ダクト24,26は、回転子14と固
定子16とを分断するので、通風ダクト24,26の段
数に比例してコストが掛かる。通風ダクト24,26の
段数があまり多くても、他の条件との兼ね合いもあり、
有効でない。通風ダクト24,26の段数が限られてい
る時は、上流側よりも高温になっている下流側に通風ダ
クト24,26を設置すると、冷却効果が大きい。すな
わち、放射方向通風ダクト24,26が回転軸方向で下
流側にのみ設置された場合、放射方向通風ダクト24,
26に流れる冷却風は、上流側の回転軸方向ダクト20
を流れている間に、既に加熱されているので、放射方向
通風ダクト24,26の風量が、特に重要である。風量
が少ないと、既に高温になった冷却風では、伝達された
熱を運び去ることが困難となる。そこで、熱伝達率の増
強策よりも、圧力損失を低減して風量を増加させる対策
の方が、回転電機全体の冷却には効果がある。
定子16とを分断するので、通風ダクト24,26の段
数に比例してコストが掛かる。通風ダクト24,26の
段数があまり多くても、他の条件との兼ね合いもあり、
有効でない。通風ダクト24,26の段数が限られてい
る時は、上流側よりも高温になっている下流側に通風ダ
クト24,26を設置すると、冷却効果が大きい。すな
わち、放射方向通風ダクト24,26が回転軸方向で下
流側にのみ設置された場合、放射方向通風ダクト24,
26に流れる冷却風は、上流側の回転軸方向ダクト20
を流れている間に、既に加熱されているので、放射方向
通風ダクト24,26の風量が、特に重要である。風量
が少ないと、既に高温になった冷却風では、伝達された
熱を運び去ることが困難となる。そこで、熱伝達率の増
強策よりも、圧力損失を低減して風量を増加させる対策
の方が、回転電機全体の冷却には効果がある。
【0028】《実施例3》図5は、本発明の実施例3に
おけるエアギャップ20と回転子14の放射方向通風ダ
クト24と固定子16の放射方向通風ダクト26との関
係を示す模式図である。図5に示すように、回転子14
の通風ダクト20の回転軸方向の中心と固定子16の放
射方向通風ダクト26の回転軸方向の中心とを合わせて
も、固定子16の放射方向通風ダクト26の回転軸方向
の幅Wを回転子14の放射方向通風ダクト24の回転軸
方向の幅Waよりも広くしてあれば、合成ベクトル32
の方向の流れに対する圧力損失が少なくなるので、図2
の場合と同様に、渦の発生を低減できる。
おけるエアギャップ20と回転子14の放射方向通風ダ
クト24と固定子16の放射方向通風ダクト26との関
係を示す模式図である。図5に示すように、回転子14
の通風ダクト20の回転軸方向の中心と固定子16の放
射方向通風ダクト26の回転軸方向の中心とを合わせて
も、固定子16の放射方向通風ダクト26の回転軸方向
の幅Wを回転子14の放射方向通風ダクト24の回転軸
方向の幅Waよりも広くしてあれば、合成ベクトル32
の方向の流れに対する圧力損失が少なくなるので、図2
の場合と同様に、渦の発生を低減できる。
【0029】《実施例1〜実施例3の効果》図6は、出
力が500kW,固定子16内径が450mm,エアギ
ャップが2mmの開放形誘導電動機における図7の従来
例,本発明の実施例1(実施例2),本発明の実施例3の
固定子16の放射方向通風ダクト26の流量を比べて示
す図である。回転電機が、インバータなどにより可変速
になっている場合、(a)実施例1(実施例2)でも、(b)
実施例3でも、(c)図7の従来例と比較して、低回転時
ばかりでなく、広い回転範囲で流量が増加し、冷却効果
が改善される。
力が500kW,固定子16内径が450mm,エアギ
ャップが2mmの開放形誘導電動機における図7の従来
例,本発明の実施例1(実施例2),本発明の実施例3の
固定子16の放射方向通風ダクト26の流量を比べて示
す図である。回転電機が、インバータなどにより可変速
になっている場合、(a)実施例1(実施例2)でも、(b)
実施例3でも、(c)図7の従来例と比較して、低回転時
ばかりでなく、広い回転範囲で流量が増加し、冷却効果
が改善される。
【0030】また、同じ通風ダクト寸法で、広い回転数
範囲の回転電機を冷却できるので、各種の出力が必要な
シリーズ化に際して、部品の共通化によるコストダウン
に適した構造である。
範囲の回転電機を冷却できるので、各種の出力が必要な
シリーズ化に際して、部品の共通化によるコストダウン
に適した構造である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、固定子の通風ダクトの
回転軸方向の幅を回転子の通風ダクトの回転軸方向の幅
よりも広くしたので、特に、低回転時には圧力損失が少
なくなり、しかも、流線がエアギャップの回転軸方向の
流れにより曲げられることにより、風量が増加する。そ
の結果、流量低減を防ぎ、回転電機全体の冷却性能を向
上させ、コンパクトな回転電機を実現できる。
回転軸方向の幅を回転子の通風ダクトの回転軸方向の幅
よりも広くしたので、特に、低回転時には圧力損失が少
なくなり、しかも、流線がエアギャップの回転軸方向の
流れにより曲げられることにより、風量が増加する。そ
の結果、流量低減を防ぎ、回転電機全体の冷却性能を向
上させ、コンパクトな回転電機を実現できる。
【0032】また、固定子の通風ダクトと回転子の通風
ダクトとの回転軸方向の相対位置については、固定子の
通風ダクトおよび回転子の通風ダクトの上流側側面を同
一位置にする方式と、固定子の通風ダクトおよび回転子
の通風ダクトの回転軸方向の中心を同一位置にする方式
のいずれかを採用し、どちらに場合も、空気流が、エア
ギャップ下流側の固定子の側壁に当たることが少なくな
るので、圧力損失が増加せず、流量が減少する度合いが
緩和される。したがって、流量低減を防止し、回転電機
全体の冷却性能を向上させ、コンパクトな回転電機を実
現できる。
ダクトとの回転軸方向の相対位置については、固定子の
通風ダクトおよび回転子の通風ダクトの上流側側面を同
一位置にする方式と、固定子の通風ダクトおよび回転子
の通風ダクトの回転軸方向の中心を同一位置にする方式
のいずれかを採用し、どちらに場合も、空気流が、エア
ギャップ下流側の固定子の側壁に当たることが少なくな
るので、圧力損失が増加せず、流量が減少する度合いが
緩和される。したがって、流量低減を防止し、回転電機
全体の冷却性能を向上させ、コンパクトな回転電機を実
現できる。
【図1】本発明による回転電機の実施例1の概略の構造
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図2】図1の実施例におけるエアギャップと回転子の
通風ダクトと固定子の通風ダクトとの関係を示す模式図
である。
通風ダクトと固定子の通風ダクトとの関係を示す模式図
である。
【図3】本発明による回転子の放射方向通風ダクトと固
定子の放射方向通風ダクトとの構造の一例を示す斜視図
である。
定子の放射方向通風ダクトとの構造の一例を示す斜視図
である。
【図4】放射方向通風ダクトを多段に形成した実施例2
におけるエアギャップと回転子の通風ダクトと固定子の
通風ダクトとの関係を示す模式図である。
におけるエアギャップと回転子の通風ダクトと固定子の
通風ダクトとの関係を示す模式図である。
【図5】本発明の実施例3におけるエアギャップと回転
子の放射方向通風ダクトと固定子の放射方向通風ダクト
との関係を示す模式図である。
子の放射方向通風ダクトと固定子の放射方向通風ダクト
との関係を示す模式図である。
【図6】出力が500kW,固定子内径が450mm,
エアギャップが2mmの開放形誘導電動機における図7
の従来例,本発明の実施例1(実施例2),本発明の実施
例3の固定子の放射方向通風ダクトの流量を比べて示す
図である。
エアギャップが2mmの開放形誘導電動機における図7
の従来例,本発明の実施例1(実施例2),本発明の実施
例3の固定子の放射方向通風ダクトの流量を比べて示す
図である。
【図7】従来例における放射方向通風ダクトの配置を示
す模式図である。
す模式図である。
2 回転子軸
4 冷却ファン
6 ファンカバー
8 側面入気口
10 ブラケット
12 通風口
14 回転子
16 固定子
18 固定子鉄心の外側回転軸方向通風ダクト
20 エアギャップの回転軸方向通風ダクト
22 回転子の回転軸方向通風ダクト
24 回転子の放射方向通風ダクト
26 固定子の放射方向通風ダクト
28 エアギャップ20の回転軸方向流れベクトル
30 回転子14の放射方向通風ダクト24からの流れ
ベクトル 32 固定子16の放射方向通風ダクト26に入る合成
流れベクトル 34 回転子通風ダクトスペーサ 36 固定子通風ダクトスペーサ 38 スロット 40 固定子コイル
ベクトル 32 固定子16の放射方向通風ダクト26に入る合成
流れベクトル 34 回転子通風ダクトスペーサ 36 固定子通風ダクトスペーサ 38 スロット 40 固定子コイル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 梶原 憲三
茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式
会社 日立製作所 日立工場内
(72)発明者 藤垣 哲朗
茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式
会社 日立製作所 日立工場内
(72)発明者 永井 宏樹
茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式
会社 日立製作所 日立工場内
(56)参考文献 実開 昭55−153849(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H02K 1/20
H02K 1/32
H02K 9/06
Claims (3)
- 【請求項1】 鉄心ブロックと回転軸から放射方向に延
びかつ円周方向に間欠的に配置されるスペーサとを前記
回転軸方向に交互に配列し前記各鉄心ブロック間に冷却
風が内側から外周側に通る通風ダクトを形成した固定子
と、前記固定子の界磁空間内に軸支されて鉄心ブロック
と前記回転軸から放射方向に延びかつ円周方向に間欠的
に配置されるスペーサとを前記回転軸方向に交互に配列
し前記各鉄心ブロック間に冷却風が回転中心側から外周
側に通る通風ダクトを形成した回転子とを含む回転電機
において、 前記固定子の通風ダクトの前記回転軸方向の幅を前記回
転子の通風ダクトの前記回転軸方向の幅よりも広くした
ことを特徴とする回転電機。 - 【請求項2】 鉄心ブロックと回転軸から放射方向に延
びかつ円周方向に間欠的に配置されるスペーサとを前記
回転軸方向に交互に配列し前記各鉄心ブロック間に冷却
風が内側から外周側に通る通風ダクトを形成した固定子
と、前記固定子の界磁空間内に軸支されて鉄心ブロック
と前記回転軸から放射方向に延びかつ円周方向に間欠的
に配置されるスペーサとを前記回転軸方向に交互に配列
し前記各鉄心ブロック間に冷却風が回転中心側から外周
側に通る通風ダクトを形成した回転子とを含む回転電機
において、 前記固定子の通風ダクトの前記回転軸方向の幅を前記回
転子の通風ダクトの前記回転軸方向の幅よりも広くし、
前記固定子の通風ダクトおよび前記回転子の通風ダクト
の上流側側面を前記回転軸方向で同一位置にしたことを
特徴とする回転電機。 - 【請求項3】 鉄心ブロックと回転軸から放射方向に延
びかつ円周方向に間欠的に配置されるスペーサとを前記
回転軸方向に交互に配列し前記各鉄心ブロック間に冷却
風が内側から外周側に通る通風ダクトを形成した固定子
と、前記固定子の界磁空間内に軸支されて鉄心ブロック
と前記回転軸から放射方向に延びかつ円周方向に間欠的
に配置されるスペーサとを前記回転軸方向に交互に配列
し前記各鉄心ブロック間に冷却風が回転中心側から外周
側に通る通風ダクトを形成した回転子とを含む回転電機
において、 前記固定子の通風ダクトの前記回転軸方向の幅を前記回
転子の通風ダクトの前記回転軸方向の幅よりも広くし、
前記固定子の通風ダクトおよび前記回転子の通風ダクト
の前記回転軸方向の中心を同一位置にしたことを特徴と
する回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10296298A JP3521262B2 (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10296298A JP3521262B2 (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 回転電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11299141A JPH11299141A (ja) | 1999-10-29 |
JP3521262B2 true JP3521262B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=14341420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10296298A Expired - Fee Related JP3521262B2 (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3521262B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3780375B2 (ja) * | 2000-11-13 | 2006-05-31 | 株式会社ジェイテクト | 樹脂製プーリ付軸受 |
JP5541577B2 (ja) * | 2010-07-30 | 2014-07-09 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | かご形回転子および電動機 |
KR101899580B1 (ko) * | 2012-06-08 | 2018-09-17 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 스러스터용 전동기 |
KR101563314B1 (ko) * | 2013-10-28 | 2015-10-27 | 현대중공업 주식회사 | 반폐형 유도전동기 |
CN107086690B (zh) * | 2017-05-12 | 2024-03-26 | 广东联塑机器制造有限公司 | 一种高效散热的电机转子结构 |
CN110492632A (zh) * | 2019-08-14 | 2019-11-22 | 射阳远景能源科技有限公司 | 一种用于转子的入风口框架以及一种发电机转子 |
WO2021166212A1 (ja) * | 2020-02-21 | 2021-08-26 | 三菱電機株式会社 | 電動機 |
-
1998
- 1998-04-14 JP JP10296298A patent/JP3521262B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11299141A (ja) | 1999-10-29 |
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