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JP3520960B2 - 自動販売機の箱体底板 - Google Patents

自動販売機の箱体底板

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JP3520960B2
JP3520960B2 JP30044297A JP30044297A JP3520960B2 JP 3520960 B2 JP3520960 B2 JP 3520960B2 JP 30044297 A JP30044297 A JP 30044297A JP 30044297 A JP30044297 A JP 30044297A JP 3520960 B2 JP3520960 B2 JP 3520960B2
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JP
Japan
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bottom plate
vending machine
box bottom
conventional example
box
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JP30044297A
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JPH11134545A (ja
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久史 桑子
浩亮 村本
則美 大渕
典男 間中
裕子 川田
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Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の箱体
底部に設けられ、箱体にかかる各種応力を受け止めるベ
ースになる自動販売機の箱体底板に関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動販売機の箱体は、骨格となるフレー
ムを有していて、それに外板を取り付け、さらに、缶ラ
ック,冷却・加熱装置,断熱ドア,メインドア等を取り
付ける。そのフレームは、それに取り付けられる各種装
置の荷重やドア開閉によるねじり応力の反力を負担する
重要な強度部材である。特に、底板は、それらの荷重に
よる曲げおよびせん断応力を受け止めるベースになる部
分であり、強度と剛性が特に要求される。 【0003】図4は、第1従来例の箱体底板の構造を示
す図であり、図5は、その組付け構造図であり、図5
(イ)は、平面図、図5(ロ)は、正面図、図5(ハ)
は、A−A断面図である。図4,図5において、1は外
板、3は前横材、4は後横材、5は縦材、6は本体脚、
7は本体脚取付ナットである。 【0004】従来の自動販売機の箱体底板は、外板1,
前横材3,後横材4,縦材5の4部材を、図5に示すよ
うに組み合わせて構成されていた。それぞれの部材は、
剛性を高めるため、鋼板をプレス加工して、折曲部3
1,折曲部41,両側折曲部51等を形成している。そ
して、それら各部材の組付けは、折曲部31,41や水
平折曲部32,42等を利用して相互に溶接することに
より行われる。 【0005】そのように組付けをした外板1と前横材
3,後横材4の本体脚取付ナット挿入孔11,33,4
3に本体脚取付ナット7を挿通し、それに本体脚6をね
じ込み、その本体脚6により自動販売機を支えるように
している。 【0006】図6は、第2従来例の箱体底板の構造を示
す図である。この従来例では、上記第1従来例における
前横材3,後横材4と縦材5の代わりに、それらを一体
化した、一体化部材2を用いている。この一体化部材2
には、強度と剛性を向上させるために、前後に折曲部2
1を設けると共に、左右両側に両側絞り部23を設け、
中央部に四角形状の中央絞り部28を設けている。 【0007】さらに、両側絞り部23と中央絞り部28
には、それぞれ、水平部分24,29を設けて、外板1
に溶接する際の溶接しろとしている。そして、両側絞り
部23と中央絞り部28の角部には、絞り加工をする上
での必要上、切欠部25を設けている。また、外板1
は、鋼板により、下面が開口した箱状に形成されてい
る。そして、その外板1を上から一体化部材2に被せ
て、両者を一体的に溶接する。その溶接は、両側絞り部
23の水平部分24や中央絞り部28の水平部分29、
および、外板1の周縁を使って行われる。なお、本体脚
取付ナット挿入孔11,22には、図示しないが、図4
に示したような本体脚取付ナット7が挿通される。 【0008】このようにすれば、部材点数が少なくなる
上、溶接箇所も少なくなって鋼板の加工工数や組付け工
数が減少する。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1従来例は、外板1と共に、前横材3,後横材4と縦材
5が必要になって、部品点数が多くなり、溶接箇所も多
くなって、鋼板の加工工数や組付け工数が多くなるとい
う問題点があり、また、強度,剛性についても改善の余
地があった。そしてまた、第2従来例は、鋼板の加工工
数や組付け工数は少なくなるが、両側絞り部23,中央
絞り部28が共に角形で、角部を有しているため、対角
線上でねじれが発生しやすく、その分、強度,剛性が低
くなるという問題点があった。 【0010】本発明は、そのような問題点を解決し、部
材点数を減少させて、鋼板の加工工数や組付け工数は少
なくしながら、強度,剛性を向上させることを目的とす
るものである。 【0011】 【0012】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の自動販売機の箱体底板は、鋼板の前
後端を上方に折り曲げて折曲部が形成され、上端に水平
部分を有する絞り部が左右両に形成され、上端全周に
円環状水平部分を有する円筒状絞り部が中央部に形成さ
れた一体化部材と、鋼板により箱状に形成され、開口側
を下向にして上から前記一体化部材に被せられ、それと
一体的に溶接された外板とを具えたことを特徴とする。
このようにすると、部材点数を減少させて、鋼板の加工
工数や組付け工数を少なくしながら、左右両側の絞り
部、及び中央部の円筒状絞り部により、強度,剛性がよ
り一層向上する。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の自動販売
機の箱体底板の構造を示す図であり、図2は、その組付
け構造図であり、図2(イ)は、平面図、図2(ロ)
は、正面図、図2(ハ)は、A−A断面図、図2(ニ)
は、B−B断面図である。符号は、図6のものに対応し
ており、26は円筒状絞り部、27は円環状水平部分で
ある。 【0014】図6に示した従来の箱体底板では、一体化
部材2の中央に四角形状の中央絞り部28を設けていた
が、本発明では、中央に設ける絞り部として、円筒状絞
り部26を設けることとした。そして、その上端には、
円環状水平部分27を設けることとした。そのように、
絞り部を円筒状にし、かつ、その上端に円環状水平部分
27を設けることにより、ねじれに対して、従来の箱体
底板における四角形状の中央絞り部のような弱点部をな
くして、全方向で強くなるようにし、その結果、底板の
強度,剛性を向上させるようにした。 【0015】また、外板1は、従来のものと同様に、鋼
板により、下面が開口した箱状に形成されている。そし
て、その外板1を一体化部材2に被せて、両者を一体的
に溶接する。その溶接は、両側絞り部23の水平部分2
4や円筒状絞り部26の円環状水平部分27、および、
外板1の周縁を使って行う。 【0016】そのようにして製作した底板を、有限要素
法によるCAE解析によりねじり剛性を測定した。ま
た、比較のため、図4,図6に示した従来構造の底板の
ねじり剛性を測定した。その結果を図3に示す。図3
(イ)は、本発明の底板の解析図を示し、図3(ロ)
は、第2従来例の解析図を示し、図3(ハ)は、第1従
来例の解析図を示している。 【0017】測定には、縦714mm,横900mm、
厚さ34mmの底板を用い、円筒状絞り部26の直径
は、250mmφ、両側絞り部23の前後方向の幅が3
10mm,左右方向の幅が154mmのものを用いた。
そのような底板の3つの角部A,B,Cを固定した状態
で、残りの角部Oに上から50kgの荷重をかけて行っ
た。 【0018】その結果、本発明と第1,第2従来例の変
移量の分布は、それぞれ、図3に示すようになった。そ
して、それぞれの最大変移量は、図3(ハ)の第1従来
例が1.28mm、図3(ロ)の第2従来例が1.01
mmであったのに対して、本発明の場合は、0.97m
mとなり、第1従来例より24%、第2従来例より4%
向上していることが確認できた。 【0019】なお、上記実施形態では、両側絞り部23
を半四角形に形成した。そのようにすれば、一体化部材
2の4隅に比較的広いスペースを確保することができ、
自動販売機箱体の支柱を取り付けるのに都合がよくなる
が、必ずしもそれに限定されず、両側絞り部23を半円
筒状等に形成してもよい。 【0020】 【0021】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。請求項
1記載の自動販売機の箱体底板は、一体化部材の中央部
に、上端全周に円環状水平部分を有する円筒状絞り部を
形成するようにしたので、部材点数を減少させて、鋼板
の加工工数や組付け工数を少なくしながら、左右両側の
絞り部、及び中央部の円筒状絞り部により、強度,剛性
をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の自動販売機の箱体底板の構造を示す図
である。 【図2】本発明の自動販売機の箱体底板の組付け構造図
である。 【図3】自動販売機の箱体底板の強度解析図である。 【図4】第1従来例の箱体底板の構造を示す図である。 【図5】第1従来例の箱体底板の組付け構造図である。 【図6】第2従来例の箱体底板の構造を示す図である。 【符号の説明】 1…外板 2…一体化部材 3…前横材 4…後横材 5…縦材 6…本体脚 7…本体脚取付ナット 23…両側絞り部 26…円筒状絞り部 27…円環状水平部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 間中 典男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 川田 裕子 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−136193(JP,A) 特開 平10−11648(JP,A) 実開 平3−58541(JP,U) 実開 昭57−46076(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】鋼板の前後端を上方に折り曲げて折曲部が
    形成され、上端に水平部分を有する絞り部が左右両
    形成され、上端全周に円環状水平部分を有する円筒状絞
    り部が中央部に形成された一体化部材と、鋼板により箱
    状に形成され、開口側を下向にして上から前記一体化部
    材に被せられ、それと一体的に溶接された外板とを具え
    たことを特徴とする自動販売機の箱体底板。
JP30044297A 1997-10-31 1997-10-31 自動販売機の箱体底板 Expired - Fee Related JP3520960B2 (ja)

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