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JP3519531B2 - 補正用コイルの製造方法 - Google Patents

補正用コイルの製造方法

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JP3519531B2
JP3519531B2 JP02362396A JP2362396A JP3519531B2 JP 3519531 B2 JP3519531 B2 JP 3519531B2 JP 02362396 A JP02362396 A JP 02362396A JP 2362396 A JP2362396 A JP 2362396A JP 3519531 B2 JP3519531 B2 JP 3519531B2
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JP
Japan
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coil
wound
correction
wire
coils
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JP02362396A
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JPH09219160A (ja
Inventor
賢一郎 谷輪
悦司 田上
勝世 岩崎
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子銃を内蔵する
受像管ネック部外側に装着されるネック部品に取り付
けられる補正用コイルの製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、インライン型電子銃を内蔵する
カラー受像管には、セルフコンバーゼンス形式の偏向ヨ
ークが装着されている。この偏向ヨークは、ピンクッシ
ョン状に歪んだ水平偏向磁界およびバレル状に歪んだ垂
直偏向磁界を発生させ、これらの磁界によってR,Gお
よびBの3本の電子ビームが蛍光面上で集中させられ
る。 【0003】しかし、このようなセルフコンバーゼンス
磁界だけではスクリーン全面で完全に電子ビームを集中
させることはできず、偏向ヨーク自体又は偏向ヨークと
カラー受像管との取付上の組立誤差により、コンバーゼ
ンスのずれ(以下ミスコンバーゼンスという)が生じる
ことがある。特に、近年カラー受像管の画像品位への要
求が高まり、ミスコンバーゼンスの裕度は非常に厳しく
なっている。 【0004】そこで、セルフコンバーゼンス磁界だけで
は得られないコンバーゼンス特性を得るために、偏向ヨ
ークの特に電子銃側に補正用コイルを設け、この補正用
コイルに偏向磁界を流すことで、ダイナミックにコンバ
ーゼンス特性を補正する技術が用いられている。 【0005】例えば、特開昭62−90094号公報に
おいては、図6に示すようなスクリーン1上の垂直コマ
収差と呼ばれるパターンのミスコンバーゼンスを、図7
に示すような一対のE字状のコア2,3の脚部に巻回さ
れた補正用コイル7a,7bおよび9a,9bを偏向ヨ
ークに付加し、この補正用コイルによって生成される6
極磁界(極性は半サイクルごとに反転する)で補正する
技術が開示されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、補正用コイル7a,7bをE字状のコ
ア2に取り付ける場合に、まずコイル7a,7bをそれ
ぞれボビンに巻き付け、これをコアの脚部に固定すると
いう工程で行われるので、一対の補正用コイルの一方と
他方とをそれぞれ結線しなければならず、コイル巻線の
先端を直接結線したり、コイル巻線先端の端子を偏向ヨ
ークに付加された偏向回路基板上で接続する等の必要が
ある。 【0007】つまり、一対の補正用コイルをそれぞれ単
独で巻装すると、それぞれの補正用コイルを結線しなけ
ればならないため、端子板および端子などの部品、結線
および半田付けなどの組立て工程が必要になる。 【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、部品点数および組み立て工数を低減さ
せ、複数の補正用コイルを比較的簡素な構成で形成でき
補正用コイルの製造方法を提供することを目的とす
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、U字状コアの両脚部の連結部位にボビンを
装着し、2個の前記U字状コアを中間治具を間に挟んで
巻線機に取り付け、一方の前記U字状コアの前記ボビン
に線材を巻いて第1コイルを形成し、次いで、前記2個
のU字状コアの配置方向と直交する方向に前記中間治具
に立設された保持棒の一端に形成された溝に前記線材を
通し、前記保持棒の長手方向に前記線材を沿わせた後、
前記保持棒の他端に形成された溝に前記線材を通して
結部を形成し、その後、他方の前記U字状コアの前記ボ
ビンに前記線材を巻いて第2コイルを形成することによ
り、前記第1コイルと前記第2コイルとを1本の線材に
より連続して巻くものであって、前記連結部の長さを前
記保持棒により任意に調整可能にしたことを特徴とす
る。 【0010】こうすることにより、1本の線材を用い
て、2つまたは3つ以上の補正用コイルの巻装を行うこ
ととなるので、従来必要であった結線用の端子板や端
子、および結線や半田付け等の組み立て工程を削除する
ことが可能となる。したがって、構成が簡素化され、そ
れに伴いコストも低減する。 【0011】 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1に示す円筒状の
ガラス管は、インライン型電子銃を内蔵してなる20イ
ンチ90度偏向型カラー受像管のネック部12であり、
このカラー受像管に装着されたセルフコンバーゼンス形
式の偏向ヨーク(図示省略)は、サドル型の水平偏向コ
イルおよびサドル型の垂直偏向コイルを有し、前者によ
ってピンクッション状に歪んだ水平偏向磁界を、そし
て、後者によってバレル状に歪んだ垂直偏向磁界をそれ
ぞれ発生させる。 【0013】図示されない偏向ヨークの電子銃側端部の
上下には、一対のU字状コア13,14が対称的に配置
されており、上側のコア13には、その両脚部13a,
13bの連結部位に共通の絶縁ボビン15が備えられて
いる。この絶縁ボビン15には、2段巻きされた垂直等
方性非点収差補正用コイル16および垂直コマ収差補正
用コイル17が備えられ、かつ、両脚部13a,13b
には、その両脚部13a,13bに跨がって巻装された
軸ずれ補正用コイル18が備えられている。 【0014】また、下側のコア14にも上側のコア13
と同様に、その両脚部14a,14bの連結部位に共通
の絶縁ボビン19が備えられ、この絶縁ボビン19に2
段巻きされた垂直等方性非点収差補正用コイル20およ
び垂直コマ収差補正用コイル21が備えられ、かつ、両
脚部14a,14bには、その両脚部14a,14bに
跨がって巻装された軸ずれ補正用コイル22が備えられ
ている。 【0015】一対の軸ずれ補正用コイル18,22は、
図2に示すような軸ずれ補正用磁界を両サイドの電子ビ
ームに作用させる。これによって、図3に示す軸ずれミ
スコンバーゼンスを補正する。また、垂直等方性非点収
差補正用コイル16,20および垂直コマ収差補正用コ
イル17,21は、それぞれの補正用磁界を作り出す。 【0016】これらのコンバーゼンス補正用コイルは、
それぞれ一対であり、その一方と他方とを連結して巻装
される。その連結巻線方法は、巻線機に治具によって1
つのコアを取り付けて巻装する従来の方法に対して、本
実施形態においては、図4に示した治具を用いる方法に
よって行われる。図5は、図4に示された巻線機の主要
部分の断面図である。 【0017】まず、巻線機に中間治具26を新たに設
け、2つのコアを取り付けて巻装する。連結部23,2
4および25の長さは、偏向ヨーク後部の2つの補正用
コイルが取り付けられるべき位置の間隔を越える範囲
で、長さ調整用の保持棒27により任意に調整すること
ができる。 【0018】このようにコア13,14を巻線機に取り
付けた状態で、はじめに一方のコイル(コア13に巻か
れるコイル)を巻き、次に保持棒27の溝に銅線を巻
き、その後他方のコイル(コア14に巻かれるコイル)
を巻くことで、2つのコイルを連続で巻くことができ
る。 【0019】なお、コイルの巻線方向は巻装治具の回転
方向によって決められる。したがって、一方のコイルと
他方のコイルの巻線方向を異ならしめた方がその後2つ
のコイルを所定場所に固着するときに都合がよい場合
は、一方のコイルを巻いた後に他方のコイルを逆回転で
巻けばよい。 【0020】このように、本発明によれば2つ以上の補
正用コイルを連続して巻くことができるので、これによ
り補正用コイル同士の結線が不要となる。したがって、
一対の補正用コイルの一方と他方とをそれぞれ単独で巻
装する場合のような結線用部品や、結線および半田付け
等が不要となり、部品点数および組立て工数を削減でき
る。 【0021】上述した実施の形態においては、一対のU
字状コア13,14のそれぞれに軸ずれ補正用コイル1
8,22を巻装することに加えて、垂直等方性非点収差
補正用コイル16,20および垂直コマ収差補正用コイ
ル17,21を巻装した場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、その他の
補正用コイルを併せて巻装したり、垂直等方性非点収差
補正用コイルおよび垂直コマ収差補正用コイルのいずれ
か一方、または両方を備えない構成であってもよい。 【0022】また、一対のU字状コアは、偏向ヨークの
電子銃側端部の左右両側に対称的に配設してもよい。さ
らに、コアは一対以上であってもよく、その形状はE字
状,I字状およびリング状であってもよい。また、本実
施形態においては、2つのコイルを連続して巻く場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、3つ以上のコイルについても、中間治具と保持棒
とを増やすことにより、本実施形態と同様に連続して巻
くことができる。 【0023】さらに、上述した実施の形態においては、
偏向ヨークに取り付けられる補正用コイルについて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3本
の電子ビームを集中させるための、静的又は動的なコン
バーゼンス磁界を発生させるコンバーゼンスヨークに取
り付けられる補正用コイルについても適用することがで
き、本実施形態と同様の効果を得ることができる。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネック部品に取り付けられる2つ以上の補正用コイルを
連結して巻装することができるので、端子や端子板等の
結線用部品、および結線や半田付け等の組み立て工程が
不要となり、2つ以上の補正用コイルの個々を単独で巻
装する場合に比べて、部品点数や組立て工数を大幅に削
減することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係るカラー受像管装置の
ネック部付近の補正用コイル等の拡大図 【図2】図1の補正用コイルによる軸ずれ補正用磁界の
説明図 【図3】軸ずれによって起こるミスコンバーゼンスのパ
ターンを示す図 【図4】図1のコイルを形成するために用いるコイル連
結巻線用巻線機の概略図 【図5】図4に示すコイル連結巻線用巻線機の要部断面
図 【図6】垂直コマ収差によって起こるミスコンバーゼン
スのパターンを示す図 【図7】E字状コアを用いた従来の垂直コマ収差補正用
磁界の説明図 【符号の説明】 12 ネック部 13,14 U字状コア 16,20 垂直等方性非点収差補正用コイル 17,21 垂直コマ収差補正用コイル 18,22 軸ずれ補正用コイル 23,24,25 補正用コイル連結部 26 巻線機中間治具 27 コイル連結部長さ調整用保持棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−220658(JP,A) 特開 平9−283048(JP,A) 実開 平3−15450(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/66

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】U字状コアの両脚部の連結部位にボビンを
    装着し、 2個の前記U字状コアを中間治具を間に挟んで巻線機に
    取り付け、 一方の前記U字状コアの前記ボビンに線材を巻いて第1
    コイルを形成し、 次いで、前記2個のU字状コアの配置方向と直交する方
    向に前記中間治具に立設された保持棒の一端に形成され
    た溝に前記線材を通し、前記保持棒の長手方向に前記線
    材を沿わせた後、前記保持棒の他端に形成された溝に前
    記線材を通して連結部を形成し、 その後、他方の前記U字状コアの前記ボビンに前記線材
    を巻いて第2コイルを形成することにより、 前記第1コイルと前記第2コイルとを1本の線材により
    連続して巻くものであって、 前記連結部の長さを前記保持棒により任意に調整可能に
    したことを特徴とする補正用コイルの製造方法。
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