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JP3518609B2 - 構成管理方法及びデータ処理システム - Google Patents

構成管理方法及びデータ処理システム

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JP3518609B2
JP3518609B2 JP06229092A JP6229092A JP3518609B2 JP 3518609 B2 JP3518609 B2 JP 3518609B2 JP 06229092 A JP06229092 A JP 06229092A JP 6229092 A JP6229092 A JP 6229092A JP 3518609 B2 JP3518609 B2 JP 3518609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構成管理方法及びデー
タ処理システムに係り、特に、複数プログラム(以下で
は「ジョブ」ということにする)間や、複数CPU間で
共用される外部記憶装置上の複数の記憶領域に対するア
クセス制御を行なうデータ処理システムにおける構成管
理方法及びデータ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータと外部記憶装置よ
り成るデータ入出力システムの、外部記憶装置上の複数
連続領域(エクステント)で構成される記憶領域へのア
クセスにおいて、複数ジョブの1つがデータを外部記憶
装置上に出力(書き込み)しようとする場合に、エクス
テントが割り当てられ確保されるが、エクステントが不
足した場合には更にこのエクステントの数を増やすなど
により領域を拡張することが行われる。
【0003】従来、この種の記憶領域へのアクセスに
いて、あるジョブ(A)がエクステント内のデータ(以
下、データセットという)を使用中に別ジョブ(B)が
領域拡張を行った場合、ジョブ(B)から該データセッ
トを使用中のジョブ(A)に領域拡張があったことを連
絡する手段がないため、ジョブ(A)は、拡張された領
域へのアクセスを行う場合、この領域へのアクセスを行
なってみて領域が拡張されていたためにアクセスエラー
が発生するとデータセットをオープンしているジョブを
停止し、再実行する(やり直す)ことで対応していた。
【0004】又、他の従来技術による記憶領域へのアク
セスでは、外部記憶装置上の共用データセットを複数ジ
ョブによりアクセスする場合に、データセットのオープ
ン時に共用排他制御(入力なら共用ロック、出力なら排
他ロック)を行い(例えば、ジョブAが外部記憶装置に
出力中、ジョブBはそこから入力できないようにし)、
それによって入力と出力の同時実行を抑止することによ
り対応していた。この方式では長時間オープンしている
ジョブA(例えばサブシステムなど)がある場合、該ジ
ョブAが終了するまで別のジョブBによる該データセッ
トの更新が行えない。又、該データセットを更新するた
めにには該ジョブA(例えばサブシステムなど)を停止
する必要があり、システム運用上大きな問題となってい
た。なお、この種の技術として関連するものに、例えば
特開平2−224151号公報(文献1),特開昭63
−257849号公報(文献2)などがある。文献1
は、ファイル用にスペースを一括確保して、確保したス
ペース情報を用いてスペース情報テーブルを作成し、そ
の中を分割してスペースを与えるようにしたファイルス
ペース確保方式に関するものである。また文献2は、V
TOCにアクセス可能状態、他のファイルに転写中の状
態、ファイル再編成中の状態を設けて、使用中に再編成
する使用中ファイルの再編成方法に関するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記最初に示した従来
技術の方式では、あるジョブによるデータセット出力で
外部記憶装置上の共用領域が拡張された場合、拡張され
たことを既に使用中の他ジョブに連絡する手段がないた
め、該他のジョブを一旦停止し再起動する必要があると
いう問題があった。
【0006】又、上記他の従来技術の方式では、オープ
ン時に共用排他制御を行うことで入力と出力の同時実行
を抑止することで対応していたが、この方式では長時間
オープンしているジョブ(例えばサブシステムなど)が
ある場合、別のジョブによる当該データセットの更新が
行えず、またこの更新をするためには該ジョブ(長期間
オープンしているジョブ)を停止する必要があるという
問題があった。
【0007】また、これらの問題は、1つのCPU上で
複数のジョブが外部記憶装置上のデータセットを共用す
る場合だけでなく、複数のCPUもしくは複数のCPU
上のジョブがそれぞれ外部記憶装置上のデータセットを
共用する場合にも同様に発生する。
【0008】従って、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を克服し、外部記憶装置上のデータセットを複数
ジョブまたは複数CPUで同時に使用している場合、あ
るジョブまたはCPUによりデータセットの領域が拡張
された旨を、共用使用している別ジョブまたはCPUに
連絡することによって、もしくは、共用使用しているジ
ョブまたはCPUが該データセットアクセス毎に領域拡
張を問い合わせることによって、入力と出力の同時実行
を可能とし、あるジョブまたはCPUによる領域の拡張
が発生しても、共用使用中の他のジョブを停止せずに処
理を続行させることのできる外部記憶装置上のデータセ
ットへのアクセスを可能としたデータ処理システムにお
ける構成管理方法及びデータ処理システムを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による構成管理方法及びデータ処理システム
は、以下のように構成される。
【0010】(1)複数のプログラムのそれぞれが、そ
の実行により外部記憶装置に含まれる記憶領域にデータ
を格納し、該格納されたデータを、前記複数のプログラ
ムのそれぞれがその実行時に記憶した前記記憶領域の領
域情報に基づいてアクセスするデータ処理システムにお
ける構成管理方法において、 前記複数のプログラムの1
つが、その実行によりデータを前記記憶憶領域へ出力す
るときに記憶領域の拡張が発生した場合に、該拡張した
記憶領域の情報を領域拡張情報として記憶し、 前記記憶
領域の拡張を発生させたプログラムとは別の前記複数の
プログラムの1つが、その実行により前記領域情報に基
づいて前記記憶領域のデータを入力するときに、前記記
憶領域の終了位置の検出、前記記憶憶領域外へのアクセ
スエラーの少なくともいずれかが発生したとき、前記領
域拡張情報を参照することにより、前記拡張された記憶
領域に格納されたデータを入力するように構成する。こ
れにより記憶領域内データ運用を効率よく行うことがで
きる。
【0011】これを具体的に述べると、複数ジョブで同
時に使用するデータセットの先頭オープンでデータセッ
トの領域変更を監視する手段を当該ジョブを実行するC
PU内のメモリ上に設け、あるジョブにより、監視対象
データセットの領域が拡張された場合、このメモリ上に
設けられた監視手段(監理手段)に領域拡張を示す情報
(例えばエクステントの数またはエクステントの開始終
了情報などの全てのエクステント情報等)を格納し、監
視対象データセットにアクセスしているジョブにその旨
を連絡する手段を設けることで、同時にオープンしてい
る別ジョブで領域拡張を認識でき、それを契機に拡張さ
れた領域情報を入手可能となりジョブを停止せずに処理
を続行させるようにする。
【0012】なお、領域拡張を契機に監視対象データセ
ットをアクセスしているジョブに、(拡張を行ったジョ
ブが)その旨を連絡する手段を設けないで、アクセスし
ているジョブがアクセス毎に各ジョブの共用メモリ上の
監視手段を参照することで同等のことが可能となる。
【0013】また、監視手段に格納される領域拡張情報
としては、領域の拡張された分(増加分)の情報だけで
もよいが、全体の領域の情報を含むようにしてもよい。
【0014】(2)複数のCPUと、これらのCPU上
のジョブにより共用される記憶領域を備える外部記憶装
置を有する方式の場合、領域拡張監視情報として監視対
記憶領域のエクステント情報を複数のCPU上のジョ
ブで共用できるメモリ上または外部記憶装置の共用記憶
領域上に常駐化しデータセットのアクセス毎に該エクス
テント情報を直接使用する仕組みを設けることで同等の
効果を期待できる。
【0015】(3)同様に、複数のCPUと、これらの
CPU上のジョブにより共用される記憶領域を備える
部記憶装置を有する方式の場合、使用中のデータセット
の領域拡張の管理手段を各CPU毎のメモリに設け、領
域拡張を他CPUへ連絡する手段(たとえばCTCA経
由)を設けることで、複数CPUで共用してアクセスす
る運用形態においても同等の効果を期待できる。
【0016】(4)同様に複数のCPUにより共用され
る外部記憶装置を有する方式において、共用データセッ
トの存在する外部記憶装置上に領域拡張を他CPU(拡
張を行ったCPUとは別のCPU)へ連絡する手段(例
えば、領域拡張を契機に他CPUに対して割込みを発生
させるハードウェア機構)を設けることにより、複数C
PUで共用してアクセスする運用形態においても同等の
効果を期待できる。
【0017】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0018】本発明によれば、CPUと、複数の記憶領
域を備える外部記憶装置とを有し、この記憶領域に複数
のジョブがアクセスしてデータの入出力を行う方式にお
いて、ジョブが使用中のデータセットの領域拡張を管理
する手段を自CPU内のメモリ上に設け、該データセッ
トの出力で領域拡張が発生した場合、その旨を領域拡張
を管理する手段に連絡するよう動作する。
【0019】一方、該データセットをアクセスするジョ
ブでは、アクセスする度に、もしくは、エクステントの
終了位置を検出しまたはエクステント外のアクセスエラ
ーを検出したときに前記管理手段を参照するように動作
する。この管理手段を参照することにより、前記データ
セット領域が拡張されたことを即座に検知し、このデー
タセット領域を再入力するように動作し、このデータセ
ットを再度オープンせずにアクセスを続行させることが
可能となり、データセット運用を効率良く行うことがで
きる。
【0020】(2)上述(1)の外部記憶装置上のデー
タセットを複数CPUで共用してアクセスする運用形態
において、使用中のデータセットの領域拡張を管理する
手段を複数CPUで共用できるメモリ上または外部記憶
装置上の共用データセット上に設け、あるCPUのジョ
ブによるデータセットの出力で領域拡張が発生した場
合、共用メモリ上の領域拡張を管理手段に連絡するよう
動作する。
【0021】一方、該データセットをアクセスするジョ
ブでは、アクセスする度にあるいはエクステントの終了
位置またはエクステント外のアクセスエラーを検出した
時に、該管理手段を参照するように動作する。前記管理
手段を参照することにより、このデータセット領域が拡
張されたことを即座に検知し、このデータセット領域を
再入力し、このデータセットを再度オープンせずにアク
セスを続行させることが可能となり、データセット運用
を効率良く行うことができる。
【0022】(3)上述(1)の外部記憶装置上のデー
タセットを複数CPUで共用してアクセスする運用形態
において、使用中のデータセットの領域拡張を管理する
手段を各CPU毎のメモリに設け、該データセットの出
力で領域拡張が発生した場合、CPU間の連絡手段(た
とえばCTCA経由)により領域拡張を管理する手段を
起動するように動作する。各CPU毎の領域拡張を管理
する手段が起動されることで、領域拡張を各CPUに伝
えることができる。
【0023】一方、前記データセットをアクセスするジ
ョブでは、アクセスする度にあるいはエクステントの終
了位置またはエクステント外アクセスエラーを検出した
時に前記管理手段を参照するように動作する。この管理
手段を参照することにより、前記データセット領域が拡
張されたことを即座に検知し、このデータセット領域を
再入力し、このデータセットを再度オープンせずにアク
セスを続行させることが可能となり、データセット運用
を効率良く行うことができる。
【0024】(4)上述(1)の外部記憶装置上のデー
タセットを複数CPUで共用してアクセスする運用形態
において、使用中のデータセットの領域拡張を管理する
手段を各CPU毎のメモリに設け、更に該データセット
の存在する外部記憶装置に他のCPUに連絡する手段
(例えば、領域拡張を契機に他CPUに対して割込みを
発生させるハードウェア機構)を設け、あるCPUのジ
ョブによりデータセット領域が拡張された場合、自系の
領域拡張を管理する手段に拡張のあった旨を格納した
後、該データセットが存在する外部記憶装置に対して他
系連絡指示要求を行うように動作する。他系連絡指示要
求を受けた外部記憶装置は接続された全CPUに対して
割込みを発生させ、割込みを受けた各CPUでは領域拡
張を管理する手段を再起動させるように動作する。領域
拡張を管理する手段が再起動されることにより領域拡張
が各CPUに伝えられ、前記データセットをアクセスす
る度に、もしくは、エクステントの終了位置またはエク
ステント外のアクセスエラーを検出したときに、前記管
理手段を参照することにより、前記データセット領域が
拡張されたことを即座に検知し、このデータセット領域
を再入力することにより、このデータセットを再度オー
プンせずにアクセスを続行させることが可能となり、複
数CPUシステム下でのデータセット運用を効率良く行
うことができる。
【0025】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0026】図1は、本発明の一実施例を示すコンピュ
ータシステムの全体構成図である。図1において、1は
データ処理装置(CPU)、10は外部記憶装置であ
る。外部記憶装置10は、データ処理装置1に接続さ
れ、外部記憶装置10は、ボリューム13で構成され、
ボリューム13にはデータを格納する複数の連続領域
(エクステント)12,12aで構成されるデータセッ
ト11が格納される。
【0027】データ処理装置1は、データセット11に
格納されたデータを扱うデータ処理部2と外部記憶装置
10からの割り込みを受け付け分析する割込み制御部9
で構成される。
【0028】データ処理部2は、外部記憶装置10上の
データセット11をオープンするOPEN処理部3、デ
ータセット11の入出力を制御する入出力処理部4、デ
ータセット出力時にエクステント12,12aが拡張さ
れたときに動作する領域拡張処理部5、データセット1
1をクローズするCLOSE処理部6、拡張されたエク
ステント12,12aを管理する領域拡張管理部7で構
成される。
【0029】領域拡張管理部7は、拡張されたエクステ
ント12,12aを管理するために領域管理テーブル8
を持つ。
【0030】図2は、ボリューム13に格納されている
データセット11の管理方式と、データセットオープン
時に確保されるエクステント管理テーブルDEB(Da
taExtent control Block)20
の関連を示している。
【0031】ボリューム13には、ボリューム内のデー
タセット11及びエクステント12,12aを管理する
VTOC(Volume Table of Cont
ents)14を持つ。VTOC14には、データセッ
ト11のエクステント情報を管理するDSCB(Dat
a Set Contorol Block)15を設
けている。
【0032】OPEN処理部3は、VTOC14から該
当するDSCB15を入力し、エクステント12,12
aの位置情報を取得する。取得した位置情報をもとに、
エクステント数21、第1エクステント12の開始アド
レス24、終了アドレス25、……、第nエクステント
12aの開始アドレス24a、終了アドレス25aを設
定し、DEB20を完成させる。DEB20を作成した
後、データセット情報としてDEB20等を領域拡張管
理部7に渡す。領域拡張管理部7は、データセット情報
に基づいて領域拡張テーブル8を作成する。
【0033】領域拡張処理部5は、データセット出力時
に領域不足が発生した時に入出力部4から呼ばれ、ボリ
ューム13内の空きエクステントをデータセットに追加
割り当てする。追加割り当ては、DSCB15内のエク
ステント情報を追加することで行われる。又、データ入
出力のためにDEB20に対しても拡張したエクステン
ト情報の追加を行う。
【0034】入出力処理部4は、DEB20で示された
エクステントの範囲内でデータの入出力を行う。入出力
処理部4は、入出力する度に領域拡張管理部7をコール
することで、他ジョブでの領域拡張を認識することが可
能となる。又、入出力の契機毎にコールしないでも、エ
クステント外の(エクステントを越える)アクセス要求
が来た場合に、領域拡張管理部7をコールすることで同
等の効果が期待できる。尚、従来方式では領域拡張管理
部7がないため、他ジョブによる領域拡張を認識するこ
とができなかった。
【0035】図3,図4に、領域拡張管理テーブル8の
詳細を示す。
【0036】図3は、データセット11のエクステント
12,12aを直接管理するものであり、データセット
11毎に作成され、データセット名30,30a、デー
タセット11の存在するボリューム13を表すボリュー
ム名31、ボリューム13内の該当データセットのエク
ステントの順位を示すエクステント番号32、各エクス
テントの開始アドレス24(例えば、cccchhh
h:ccccはシリンダアドレス、hhhhはシリンダ
内トラックアドレス)、終了アドレス25で構成される
(なお、図1では1つのボリューム内にデータセットが
収まる例を示しているが、図3では1つのデータセット
が複数ボリューム間に跨がる例を示している。また、エ
クステント番号はエクステントを取り込んだ順番を示し
ている)。ボリューム名31には、直接ボリューム13
を表すボリューム通し番号を格納しなくても、ボリュー
ムの置かれた外部記憶装置10のアドレスでも良い。こ
の管理テーブル8では、データセットのエクステント情
報を全て持つので、入出力処理部4が直接該領域拡張管
理テーブル8を参照することにより、領域拡張を認識す
ると共に拡張されたエクステントの開始、終了アドレス
24,25が分かる。従って、本実施例によれば、入出
力処理部4は、使用中のデータセットを一旦停止してか
ら再度オープンして、再度VTOC14内のDSCB1
5を入力するなどという措置を講じる必要がなく、その
ままアクセスを続行させることができる。
【0037】図4は、領域拡張管理テーブル8の変形例
でデータセット11のエクステント12,12aを直接
管理するものでなく、データセット11の領域拡張を連
絡するルーチンをOPEN処理部3がジョブ毎に登録し
ておくことにより、領域拡張が発生したときに、ジョブ
毎の連絡ルーチンをコールすることで領域拡張を伝える
ものである。
【0038】該領域拡張管理テーブル8は、データセッ
ト11毎にデータセット30、該データセットをオープ
ンしたジョブ名33、当該ジョブの連絡ルーチンアドレ
ス34で構成される。連絡ルーチンはジョブごとに領域
拡張を契機に起動され、起動を契機に該データセット1
1の存在するVTOC14内のDSCB15を再入力し
て拡張されたエクステント情報を採取し、DEB20を
再作成して拡張された領域のアクセスを可能とする。
【0039】図3は、領域拡張管理テーブル8は直接エ
クステント情報をメモリ上に持つため領域拡張後のDS
CB15の入力が不要であるという利点があるが、領域
拡張管理テーブル8が大きくなるという欠点がある。一
方、図4は、領域拡張管理テーブル8が小さい反面、領
域拡張後のDSCB15の再入力が必要であるという欠
点がある。システム規模、運用形態(同時にアクセスす
るジョブ数等)により使いわける必要がある。
【0040】図5,図6,図7は、複数CPU間でデー
タセットを共用アクセスする時の、色々な領域拡張の制
御方式を示したものである。
【0041】図5は、複数CPU60,61で共用でき
る領域、例えば共用ES(拡張記憶:Extended
Storage)65上に領域拡張管理テーブル8を
直接配置することで、複数CPU間での領域拡張を制御
するものてせある。尚、共用ES65の代わりに、CP
U60,61で共用できるデータセット上に領域拡張テ
ーブル8を直接配置することでも同等の効果が期待でき
る。
【0042】図6は、複数CPU60,61,62をC
TCA(Channel To Channel Ad
apter)64で接続して、領域拡張が発生したCP
Uの領域拡張管理部7が該CTCA64を使用して、他
のCPUの領域拡張管理部7に領域拡張が発生した旨を
連絡するものである。領域拡張の連絡を受けた領域拡張
管理部7は、自CPUで領域拡張が発生したのと同様
に、自CPU内の領域拡張管理テーブル8を更新し領域
拡張を自CPU内のジョブに連絡することができる。
【0043】図7は、複数CPU60,61で共用され
ている外部記憶装置10の制御装置(DKC:Disk
Controller)70に、他系連絡機構(この
制御装置に接続されたCPUに割込みを発生させるも
の)を新たに設けることで、領域拡張を連絡するもので
ある。領域拡張の発生したCPUの領域拡張管理部7
は、自CPU内の領域拡張管理テーブル8を更新し(ス
テップ80)、他系連絡要求をDKC70に対して要求
する(ステップ81)。DKC70の他系連絡機構71
は、他系連絡要求を受けた場合、接続された他CPUに
対して割込みを発生させる(ステップ82)。他CPU
の割込み制御部9は、DKC70からの割込みを受けた
場合、領域拡張管理部7をコールする。領域拡張の連絡
を受けた領域拡張管理部7は、自CPUで領域拡張で発
生したのと同様に、自CPU内の領域拡張管理テーブル
8を更新し(ステップ83)、領域拡張を自CPU内の
ジョブに連絡することができる。
【0044】以上の実施例では、領域が不足した場合の
領域拡張について説明したが、理論上は領域が不要にな
った場合の領域縮減の場合も考えられ、そのような場合
も含めて一般的に領域が変更される場合にも適用するこ
とができる。
【0045】また、外部記憶装置に代えて、いくつもの
データセットを格納できる広さを有していて複数のジョ
ブにより共通にアクセスできる例えばES等のメモリを
用いることも原理的には可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数ジョブまたは複数CPU上のジョブにより共用され
るデータセットを格納する外部記憶装置を有するデータ
セットアクセス方式において、あるジョブによるデータ
セットの領域拡張が発生したとき、拡張があったことを
他のアクセスをするジョブに連絡する手段(例えば領域
拡張の管理手段)を設けたので、あるジョブによるデー
タセットへのデータ出力時に領域拡張が発生した場合、
既に該データセットを使用中のジョブに連絡できるた
め、ジョブを停止して再動、データセットをクローズし
て再オープンすることなしにジョブを続行できる結果、
データセットの共用運用を効率的に行うことができる効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いられるコンピュータシ
ステムの全体構成図である。
【図2】図1における外部記憶装置上のデータセットの
管理方式とデータセットのオープン時に作成されるエク
ステント管理テーブルとの関係を示す図である。
【図3】図1における領域拡張管理テーブルの一実施例
を示す図である。
【図4】図1における領域拡張管理テーブルの他の実施
例を示す図である。
【図5】複数CPU間でデータセットを共用する場合の
領域拡張の連絡方式の一実施例を示す図である。
【図6】複数CPU間でデータセットを共用する場合の
領域拡張の連絡方式の他の実施例を示す図である。
【図7】複数CPU間でデータセットを共用する場合の
領域拡張の連絡方式の更に他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 データ処理部 3 OPEN処理部 4 入出力処理部 5 領域拡張処理部 6 CLOSE処理部 7 領域拡張管理部 8 領域拡張管理テーブル 9 割込み制御部 10 外部記憶装置 11 データセット 12,12a エクステント 13 ボリューム 14 VTOC 15 DSCB 20 DEB 21 エクステント数 24,24a エクステントの開始アドレス 25,25a エクステントの終了アドレス 30 データセット名 31 ボリューム名 32 エクステント番号 33 ジョブ名 34 連絡ルーチンアドレス 60,61,62 CPU 64 CTCA 65 共用ES 70 DKC 71 他系連絡機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00 G06F 3/06 G06F 15/177

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプログラムのそれぞれが、その実行
    により外部記憶装置に含まれる記憶領域にデータを格納
    し、該格納されたデータを、前記複数のプログラムのそ
    れぞれがその実行時に記憶した前記記憶領域の領域情報
    に基づいてアクセスするデータ処理システムにおける構
    成管理方法において、 前記複数のプログラムの1つが、その実行によりデータ
    を前記記憶憶領域へ出力するときに記憶領域の拡張が発
    生した場合に、該拡張した記憶領域の情報を領域拡張情
    報として記憶し、 前記記憶領域の拡張を発生させたプログラムとは別の前
    記複数のプログラムの1つが、その実行により前記領域
    情報に基づいて前記記憶領域のデータを入力するとき
    に、前記記憶領域の終了位置の検出、前記記憶憶領域外
    へのアクセスエラーの少なくともいずれかが発生したと
    き、前記領域拡張情報を参照することにより、前記拡張
    された記憶領域に格納されたデータを入力することを特
    徴とする構成管理方法。
  2. 【請求項2】複数のプログラムのそれぞれが、その実行
    により外部記憶装置に含まれる記憶領域にデータを格納
    し、該格納されたデータを、前記複数のプログラムのそ
    れぞれがその実行時に記憶した前記記憶領域の領域情報
    に基づいてアクセスするデータ処理システムにおいて、 前記複数のプログラムの1つが、その実行によりデータ
    を前記記憶憶領域へ出力するときに記憶領域の拡張が発
    生した場合に、該拡張した記憶領域の情報を領域拡張情
    報として記憶する手段と、 前記記憶領域の拡張を発生させたプログラムとは別の前
    記複数のプログラムの1つが、その実行により前記領域
    情報に基づいて前記記憶領域のデータを入力するとき
    に、前記記憶領域の終了位置の検出、前記記憶憶領域外
    へのアクセスエラーの少なくともいずれかが発生したと
    き、前記領域拡張情報を参照することにより、前記拡張
    された記憶領域に格納されたデータを入力するデータ入
    力手段とを備えること特徴とするデータ処理システム。
  3. 【請求項3】複数のデータ処理装置と、これらの複数の
    データ処理装置により共用される記憶領域を備える外部
    記憶装置とを備え、複数のプログラムのそれぞれが、そ
    の実行により外部記憶装置に含まれる記憶領域にデータ
    を格納し、該格納されたデータを、前記複数のプログラ
    ムのそれぞれがその実行時に記憶した前記記憶領域の領
    域情報に基づいてアクセスするデータ処理システムにお
    いて、 前記複数のプログラムの1つが、その実行によりデータ
    を前記記憶憶領域へ出力するときに記憶領域の拡張が発
    生した場合に、該拡張した記憶領域の情報を領域拡張情
    報として記憶し、前記複数のデータ処理装置で共用可能
    とする記憶領域拡張管理手段と、 前記記憶領域の拡張を発生させたプログラムとは別の前
    記複数のプログラムの1つが、その実行により前記領域
    情報に基づいて前記記憶領域のデータを入力するとき
    に、前記記憶領域の終了位置の検出、前記記憶憶領域外
    へのアクセスエラーの少なくともいずれかが発生したと
    き、前記記憶領域拡張管理手段の領域拡張情報を参照す
    ることにより、前記拡張された記憶領域に格納されたデ
    ータを入力するデータ入力手段とを備えること特徴とす
    るデータ処理システム。
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