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JP3514588B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JP3514588B2
JP3514588B2 JP22264396A JP22264396A JP3514588B2 JP 3514588 B2 JP3514588 B2 JP 3514588B2 JP 22264396 A JP22264396 A JP 22264396A JP 22264396 A JP22264396 A JP 22264396A JP 3514588 B2 JP3514588 B2 JP 3514588B2
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JP
Japan
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disk
disc
tray
guide portion
selection
Prior art date
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JP22264396A
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JPH1064158A (ja
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龍彦 土屋
俊之 鈴木
英明 高澤
剛 吉田
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP22264396A priority Critical patent/JP3514588B2/ja
Priority to US08/903,338 priority patent/US5917787A/en
Publication of JPH1064158A publication Critical patent/JPH1064158A/ja
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/021Selecting or spacing of record carriers for introducing the heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/221Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records with movable magazine
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/26Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records the magazine having a cylindrical shape with vertical axis
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/30Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records wherein the playing unit is moved according to the location of the selected record

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  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のディスクが
収納され、この複数のディスクのうちの1枚が選択され
て駆動されるディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のディスクのうちのいずれかを選択
して駆動するディスクチェンジ方式のディスク装置が知
られている。従来のこの種のディスク装置は、複数枚の
ディスクが並べて挿入されたマガジンが用いられてい
る。このマガジンが筐体内に装填されると、マガジン内
のいずれかのディスクが選択されてマガジン内から引き
出され、この引き出されたディスクが回転駆動部材上に
設置されて回転駆動可能に支持され、且つヘッドにより
記録または再生が行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のマガジ
ン装填方式のディスク装置では、筐体内にマガジンの装
填領域と、このマガジンから引き出されたディスクを駆
動する駆動領域とが必要になる。そのため筐体内に広い
スペースが必要になり装置が大型化する。したがって自
動車のトランクルーム内に設置し、または家庭用として
使用する大きさのものとして実施できるが、自動車のコ
ンソールパネルに設置されるいわゆる1DINサイズの
筐体を有するものには実施することが不可能である。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決できるもの
であり、ディスクが並べて収納されている収納領域内で
ディスクの駆動領域を確保できるようにして筐体の小型
化を可能としたディスク装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】また本発明は、簡単な機構で、密集して並
べられたディスクのうちの1枚を選択して駆動できるよ
うにしたディスク装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】さらに本発明は、収納領域に並べられたデ
ィスクが回転駆動部材に支持されるときに、ディスクを
回転駆動部材に確実に保持させることができるようにし
たディスク装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の本発明のディスク
装置は、ディスクが設置されるものであり且つディスク
の面に直交する方向に重ねて配置された複数のディスク
支え体と、前記ディスク支え体をディスク面と交叉する
方向へ移動可能に支持する支持部材と、前記支持部材に
対して相対的に移動しその移動位置に応じてディスク支
え体の位置を設定する選択部材と、前記選択部材によっ
て隣接する前記ディスク支え体の間隔が広げられたとき
に前記両ディスク支え体の間に侵入する回転駆動部材
が設けられており、前記選択部材には、選択部材が初期
位置にあるときに隣接するディスク支え体を所定間隔で
支持する初期案内部と、前記初期位置から選択部材が
方向へ移動するにしたがって隣接するディスク支え体の
間隔を広げる拡開案内部と、間隔が広げられた両ディス
ク支え体の間に前記回転駆動部材が侵入した後に、さら
に前記選択部材が前記一方向へ移動するときに、ディス
ク支え体を前記回転駆動部材に向けて移動させてディス
ク支え体に載置されたディスクを前記回転駆動部材に支
持させ、さらに回転駆動部材に支持された前記ディスク
から前記ディスク支え体を離す分離案内部とが設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0008】第2の本発明のディスク装置は、前記拡開
案内部によって、選択しようするディスク支え体の両側
に位置するディスク支え体が共に、前記選択しようとす
るディスク支え体から遠ざけられるものである。
【0009】上記第2の本発明では、隣接する3個のデ
ィスク支え体の間隔が広がったときに、中央のディスク
支え体と一方の側のディスク支え体との間に回転駆動部
材が侵入するとともに、中央のディスク支え体と他方の
側のディスク支え体との間に、ディスクを前記回転駆動
部材とで挟持するクランプ部材が介入する構造とするこ
とができる。
【0010】さらに第3の本発明のディスク装置は、前
記選択部材には、ディスクが前記回転駆動部材に支持さ
れたときまたはその後に、前記回転駆動部材に対向す
るディスク支え体を前記回転駆動部材上のディスクの方
向へ移動させて、ディスクを前記回転駆動部材に嵌着さ
せるための嵌着案内部が設けられているものである。
【0011】
【0012】本発明のディスク装置では、例えばトレイ
状などのディスク支え体が複数重ねて設けられ、このデ
ィスク支え体のそれぞれに1枚ずつディスクが設置され
ている。ディスクはCD、DVDなど、またMDなどの
ようにカートリッジ内に収納されているものである。
【0013】前記ディスク支え体は、その上に設置され
るディスクが水平となる向きに設置されることが好まし
いが、複数のディスク支え体が垂直向きに設置されてい
るものであってもよい。
【0014】選択部材は、例えば直進して往復移動する
ようにモータなどの動力で駆動され、その移動位置が常
にセンサーなどで監視されているものであり、前記モー
タの駆動量が制御されて選択部材の移動位置が設定され
る。初期案内部、拡開案内部、嵌着案内部、分離案内部
は、例えば選択部材に連続して複数本形成された長穴、
長溝、あるいはレール突起などにより構成されており、
各ディスク支え体に形成された摺動突起が前記各案内部
に摺動自在に係合するなどして、各案内部によりディス
ク支え体が直接的にまたは間接的に移動させられる。
【0015】各ディスク支え体が各案内部により案内移
動させられるとき、隣接する各ディスク支え体どうしが
互いに平行姿勢のまま、それぞれの間隔が広げられても
よいし、または各ディスク支え体が一端を支点として回
動自在に支持されており、各ディスク支え体が前記支点
に対して回動することにより、ディスク支え体どうしが
互いに離れるように案内されるものであってもよい。
【0016】また回転駆動部材はターンテーブルなどで
あるが、ディスク支え体の間隔が広げられたときに、こ
の回転駆動部材がディスク支え体の間に侵入し、この回
転駆動部材の上側に位置するディスクまたは下側に位置
するディスクなどが回転駆動部材にクランプされる。ま
たディスクがクランプされた後に光ヘッドなどがディス
ク間に入り、クランプされたディスクが回転駆動され、
且つ光ヘッドなどでディスクに対する記録または再生が
行われる。
【0017】またディスク回転駆動部材は、センタリン
グ突部の周囲に保持爪が突出し、この保持爪によりディ
スクの中心穴が保持されるセルフクランプ機構を有する
ものが好ましく用いられる。
【0018】また選択部材は1枚の移動自在なレバーな
どで構成できるが、複数の選択部材の動作を組み合わせ
て各ディスク支え体の位置を設定してもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明のディスク装置の第
1の実施の形態を示す平断面図、図2(A)は図1のI
I矢視の側面図、図2(B)は図2(A)の動作説明図
である。このディスク装置の筐体1は例えば1DINサ
イズであり、自動車内のコンソールパネル内などに埋設
されて設置される。筐体1の前方には操作部2が設けら
れている。この操作部2は図2(A)に示すように、下
部に設けられた支持軸3を支点として回動自在に支持さ
れており、操作部2は図1および図2(A)に示すよう
に筐体1の前面1aを覆う姿勢と、筐体1の前方へ矢印
で示すように倒れる姿勢との間で回動できる。操作部2
の前面には、各種操作釦および表示体などが設けられて
おり、この操作部2が前方へ倒れると、筐体の1の前面
1aにディスクを挿入するための開口部が現れる。
【0020】図2(A)に示すように、筐体1の内部に
はディスク支え体として複数のトレイTが設けられてい
る。図2(A)(B)では、説明の便宜上3枚のトレイ
T1,T2,T3が設けられたものを示しているが、トレ
イTの数は4枚以上であってもよい。それぞれのトレイ
Tはこれに設置されるディスクDのディスク面と直交す
る方向に重ねられて配置されている。各トレイT1,T
2,T3はいずれも同じ形状であり、図1に示すように各
トレイTの上面には、ディスクDが設置される円形の凹
部Taが形成され、またトレイTの筐体1の奥側の部分
には切欠部Tbが形成され、さらに前記凹部Taの中心
には、ディスクDの中心穴Daが下面側に露出する穴T
cが形成されている。
【0021】図1と図2(A)に示す例では、筐体1の
前面の開口部1aから筐体1内のトレイT1,T2,T3
に対しディスクDを1枚ずつ挿入して設置する構造とな
っている。ただし、各トレイTが2重構造となってお
り、トレイTのうちのディスクDを設置する凹部Taが
形成されている部分がトレイの他の部分と分離可能とさ
れ、この分離された部分が筐体1の開口部から前方へ引
き出され、引き出された状態で凹部Ta上にディスクが
設置される構造であってもよい。各トレイT1,T2,T
3の両側部には2個ずつの軸状の摺動突起4が2個ずつ
設けられている。この摺動突起4はトレイTと一体に形
成され、またはトレイTの側面に植設されている。図2
(A)に示すように、筐体1の両側面には上下方向(Z
方向)へ直線的に延びる案内長穴1bが2箇所ずつ形成
されており、前記各摺動突起4は各案内長穴1bに摺動
自在に挿入されている。
【0022】図1と図2(A)に示す例では、筐体1が
複数のトレイTを支持する支持部材として機能してお
り、各トレイT1,T2,T3は、支持部材である筐体1
に、ディスク面と交叉する方向(図の例では直交する方
向)へ移動自在に支持されている。なお、筐体1内に支
持部材が別体に設けられ、この支持部材に各トレイの摺
動突起がZ方向へ移動自在に支持されていてもよい。
【0023】筐体1の両側面には板材で形成された選択
部材5,5が設けられている。両選択部材5,5は、筐
体1の側面にてA−B方向に直線的に延びる案内部によ
りA−B方向へ直線的に往復移動自在に支持されてい
る。この案内部は図示しないが、例えば選択部材5にて
A−B方向へ直線的に延びる長穴と、筐体1の側面に固
定されて前記長穴が摺動する案内ピンとから構成されて
いる。また筐体1の両側板に設けられた選択部材5と5
は共に同期してモータの動力でA−B方向へ駆動され、
またリニアセンサまたは前記モータの回転数の検出部な
どにより、各選択部材5、5のA−B方向への移動位置
を認識し、移動位置を制御できるようになっている。な
お、筐体1の内部に各トレイTを支持する支持部材が別
体に設けられているものでは、前記選択部材5,5は、
筐体の内部にて前記支持部材に直線的に移動自在に支持
されたものとなる。
【0024】前記選択部材5には、下から第1の選択案
内部6、第2の選択案内部7、第3の選択案内部8がそ
れぞれ設けられている。各選択案内部6,7,8は長穴
であり、図2(A)において左右に2組形成されてい
る。最下段のトレイT1に設けられた摺動突起4は第1
の選択案内部6に挿入され、2段目(中央)のトレイT
2に設けられた摺動突起4は第2の選択案内部7に挿入
され、3段目(最上段)のトレイT3に設けられた摺動
突起4は第3の選択案内部8に挿入され、選択部材5の
A−B方向への移動位置に応じて各トレイT1,T2,T
3のZ方向への位置(ディスク面に直交する方向の位
置)が設定される。
【0025】図2(A)に示すように、最下段の第1の
選択案内部6は、A側端部からB側端部に向けて、初期
案内部6a、拡開および分離案内部6b、延長案内部6
cとなっている。これらの案内部6a,6b,6cは連
続しており、初期案内部6aと延長案内部6cは選択部
材5の移動方向(A−B方向)と平行に直線的に延びて
おり、拡開および分離案内部6bはB方向へ向かうにし
たがって下降する傾斜案内部となっている。
【0026】中央の第2の選択案内部7にも同様に、初
期案内部7a、拡開および分離案内部7b、延長案内部
7cが連続して形成されている。第2の選択案内部7の
拡開および分離案内部7bおよび延長案内部7cは、第
1の選択案内部6の延長案内部6cの上方に形成され、
拡開および分離案内部6bと、拡開および分離案内部7
bとが重ならないように形成されている。最上段の第3
の選択案内部8は、A側端部からB側端部に向けてA−
B方向と平行に形成された初期案内部8aと、これに続
いて下向きに傾斜する分離案内部8bとを有している。
なお分離案内部8bは、第2の選択案内部7の延長案内
部7cの上方に形成され、拡開および分離案内部7bと
分離案内部8bとが重ならないように形成されている。
筐体1内には、駆動ベース10が設けられている。筐体
1内にはZ方向に延びる支柱14が設けられ、前記駆動
ベース10の基端部は、この支柱14に回動自在で且つ
支柱14の軸方向へ摺動自在に支持されている。
【0027】駆動ベース10の先端部には、回転軸12
が回転自在に支持され、この回転軸12の上端には回転
駆動部材(ターンテーブル)11が取り付けられ、回転
軸12の下端は、駆動ベース10に設けられたまたは他
の位置に設けられたモータにより回転駆動されるように
なっている。この回転駆動部材11は、フランジ部11
aとセンタリング用の突部11bとが一体に形成された
ものである。なおこのセンタリング用の突部11bには
その外周から放射状に突出可能に進退する保持爪が設け
られ、また突部11b内には、前記保持爪を突部11b
の外周から突出させ且つ退行させるセルフクランプ機構
が内蔵されている。ディスクDの中心穴Daが前記突部
11bに嵌着されると、セルフクランプ機構により保持
爪が突部11bの周囲から放射状に突出して中心穴Da
の内周縁に加圧され、ディスクDの中心穴Daが回転駆
動部材11にクランプされる。
【0028】また、駆動ベース10には、ヘッドをガイ
ドするガイド軸10aが設けられ、光ヘッド13がこの
ガイド軸10aに案内されて、回転駆動部材11に接近
する位置から離れる位置へ移動できるようになってい
る。また駆動ベース10には光ヘッド13を前記ガイド
軸10aに沿って移動させるスレット機構が設けられて
いる。
【0029】また筐体1内には、前記駆動ベース10を
支柱14を支点としてθの角度で回動させる回動駆動機
構が設けられている。駆動ベース10が図1にて(イ)
で示す位置にあるときが待機位置であり、このとき駆動
ベース10と回転駆動部材11ならびに光ヘッド13
は、トレイTおよびこれに設置されたディスクDの外側
にてこれらに重ならないように位置している。前記回動
駆動機構により駆動ベース10が時計方向へ角度θだけ
回動させられると、回転駆動部材11がディスクDの中
心穴Daに一致する。この位置(ロ)が駆動位置であ
る。
【0030】また、筐体1内には図1に示す待機位置
(イ)にある駆動ベース10を支柱14に沿ってZ方向
へ移動させる昇降駆動機構が設けられている。この昇降
駆動機構により駆動ベース10がZ方向へ昇降移動させ
られ、回転駆動部材11が選択されたいずれかのトレイ
Tの下側に移動できるようになる。
【0031】次に、上記ディスク装置におけるトレイお
よびディスクの選択動作について説明する。以下では、
3枚のトレイのうちの中央のトレイT2に設置されたデ
ィスクDを選択する場合を例として説明する。ディスク
の選択動作が行われるときには、図1に示すように、駆
動ベース10は待機位置(イ)にあり、駆動ベース10
が、トレイTおよびこれに設置されたディスクのZ方向
への移動を妨げないようになっている。
【0032】図2(A)では選択部材5が初期位置にあ
りB側の端部に移動している。このとき、トレイT1,
T2,T3に設けられた摺動突起4は、それぞれ第1の選
択案内部6の初期案内部6a、第2の選択案内部7の初
期案内部7a、第3の選択案内部の初期案内部8aに位
置しており、各トレイT1,T2,T3は、筐体1内の上
方位置において、互いの間隔が最短となっている。中央
のトレイT2が選択されるときには、選択部材5が図2
(A)に示す初期位置からA方向へ移動し、図3(B)
の位置まで、すなわち中央のトレイT2の摺動突起4が
第2の選択案内部7の延長案内部7cに至るまで移動す
る。なお図3(A)(B)は、選択部材5の移動位置を
説明するために第2の選択案内部7の位置のみを示して
いる。
【0033】選択部材5が図2(A)の初期位置からA
方向へ移動すると、最下段のトレイT1に設けられた摺
動突起4が第1の選択案内部6の拡開および分離案内部
6b内に至り、この拡開および分離案内部6bにより最
下段のトレイT1が下降させられる。最下段のトレイT1
が拡開および分離案内部6bにより下降させられている
とき、中央のトレイT2は第2の選択案内部7の初期案
内部7a内を移動するため、両トレイT1とT2の間隔は
徐々に開いていく。そして、図2(B)に示すように中
央のトレイT2に設けられた摺動突起4が第2の選択案
内部7の拡開および分離案内部7bに至ると、中央のト
レイT2も下降を開始する。
【0034】図2(B)に示すように、中央のトレイT
2が下降を開始し始めたとき、または図3(A)に示す
ように、中央のトレイT2が下降を開始する直前に、図
1に示す駆動ベース10が支柱14に沿ってZ方向へ移
動して回転駆動部材11が中央のトレイT2の下側に一
致する位置となり、その位置で駆動ベース10が図1に
て時計方向へθだけ回動させられ、回転駆動部材11が
図2(B)または図3(A)の位置となっているトレイ
T2の下側にて駆動位置(ロ)へ移動し、回転駆動部材
11の中心とトレイT2上のディスクDの中心穴Daと
が一致する。
【0035】さらに選択部材5がA方向へ移動すると、
トレイT2は拡開および分離案内部7bにより回転駆動
部材11よりも下方まで移動させられ、図3(B)に示
すように、トレイT2に設置されていたディスクDが回
転駆動部材11のフランジ部11a上に設置され、トレ
イT2とディスクDとが分離される。そして回転駆動部
材11のセンタリング用の突部11bはディスクDの中
心穴Daに嵌合し、このときセルフクランプ機構により
突部11bの周囲から保持爪が放射方向へ突出し、回転
駆動部材11にディスクDの中心穴Daがクランプされ
る。この状態で、回転駆動部材11の下方などに設けら
れたモータの動力により回転駆動部材11とディスクD
とが一緒に回転駆動され、光ヘッド13により記録また
は再生動作が行われる。
【0036】なお、最下段のトレイT1を選択するとき
には、図2(A)に示す初期位置から選択部材5がA方
向へ移動し始めた直後または移動し始める前に、回転駆
動部材11がトレイT1上のディスクDの中心穴Daの
下方に対向する駆動位置(ロ)へ移動する。そしてトレ
イT1が第1の選択案内部6の拡開および分離案内部6
bにより下降させられる過程で、このトレイT2上のデ
ィスクDが回転駆動部材11上に設置され、トレイT2
とディスクとが分離され、回転駆動部材11により最下
段のディスクDを回転駆動できるようになる。
【0037】また最上段のトレイT3を選択するときに
は、選択部材5をA方向へ移動させ、第1の選択案内部
6の拡開および分離案内部6bにより最下段のトレイT
1が下降させられ、さらに第2の選択案内部7の拡開お
よび分離案内部7bによって中央のトレイT2が下降さ
せられ、トレイT2とトレイT3との間隔が広げられる。
最上部のトレイT3が初期案内部8aに位置していると
き、または分離案内部8bにより下降させられた直後
に、回転駆動部材11が駆動位置(ロ)へ移動し、回転
駆動部材11がトレイT3に設置されたディスクDの中
心穴Daの下方に対向する。そしてトレイT3が分離案
内部8bにより下降させられる過程で、ディスクDが回
転駆動部材11上に載せられ、トレイT3はさらに下降
して、トレイT3とディスクDが分離され、ディスクD
を駆動可能になる。
【0038】図4と図5は本発明のディスク装置の第2
の実施の形態を示すもので、図4は図2(A)と同じ側
面図であり、図5(A)(B)は動作別の部分側面図で
ある。図4に示すディスク装置と図2(A)に示すディ
スク装置とでは、選択部材5に形成された各選択案内部
6,7,8の形状が相違しており、その他の構造は同じ
である。
【0039】図4に示すものでは、選択部材5の最下段
に設けられた第1の選択案内部6のA側の端部が初期案
内部6aであり、この初期案内部6aにすぐに連続して
拡開および分離案内部6bが傾斜して形成され、その後
にB側に延びる延長案内部6cが連続して形成されてい
る。中央の第2の選択案内部7は図2(A)とほぼ同じ
形状であり、A−B方向へ直線的の延びる初期案内部7
aに、拡開および分離案内部7bが連続し、その端部か
ら延長案内部7cが延びている。最上段の第3の選択案
内部8では、A側の端部が初期案内部8aとなっている
が、この初期案内部8aから直ちにB方向に向かうにし
たがって上向きに傾斜する拡開案内部8cが形成されて
いる。この拡開案内部8cに続いてB方向に直線的に延
びる上昇案内部8dが設けられ、上昇案内部8dのB側
端部から分離案内部8bが下降して形成されている。
【0040】図5(A)(B)は、中央のトレイT2を
選択するための選択動作を示している。図4に示すよう
に選択部材5がB側の端部に移動した初期位置にあると
き、各トレイT1,T2,T3の摺動突起4は、各選択案
内部6、7、8の初期案内部6a,7a,8aに位置し
ており、各トレイT1,T2,T3の間隔は最短で且つ均
一である。
【0041】初期位置から選択部材5がA方向へ移動す
ると、中央のトレイT2の摺動突起4は直線状の初期案
内部7a内を移動するが、下側のトレイT1の摺動突起
4は第1の選択案内部6の拡開および分離案内部6bを
移動してトレイT1が下降させられ、上側のトレイT3の
摺動突起4も第3の選択案内部8の拡開案内部8c内を
移動してトレイT3が上昇させられる。よって、選択し
ようとしている中央のトレイT2の上下両側に位置する
それぞれのトレイT1とT3は、前記トレイT2から上下
に離れ、図5(A)に示すようにトレイT2とトレイT1
との間、およびトレイT2とトレイT3の間隔が広げられ
る。
【0042】図5(A)に示すように、前記の各トレイ
の間隔が広げられたときに、図1に示す駆動ベース10
が時計方向へ回動して回転駆動部材11が駆動位置
(ロ)に至る。すなわち、回転駆動部材11はトレイT
2とその下のトレイT1の間に侵入し、トレイT2に設置
されたディスクDの中心穴Daの下方に対向する。な
お、図4および図5の実施の形態では、図5(A)に示
すように、トレイT2とその上のトレイT3との間隔も広
げられるため、トレイT2とその上のトレイT3との間に
クランプアーム16およびこれに支持されたクランプ部
材15を介入させることができる。このクランプアーム
16は、図1に示す駆動ベース10上に支持されて、ク
ランプ部材15が回転駆動部材11に対して昇降動作で
きるように構成される。
【0043】図5(A)の状態からさらに選択部材5が
A方向へ移動すると、中央のトレイT2に設けられた摺
動突起4が第2の選択案内部7の拡開および分離案内部
7bに案内されて下降し、延長案内部7cに至る。この
トレイT2の下降過程で、トレイT2に設置されていたデ
ィスクDが回転駆動部材11の上に設置され、トレイT
2は回転駆動部材11よりも下方へ移動して、ディスク
DとトレイT2とが分離される。このとき、クランプア
ーム16に支持されたクランプ部材15が回転駆動部材
11に圧接され、回転駆動部材11とクランプ部材15
とでディスクDの中心部が挟持されてクランプされる。
そして回転駆動部材11によりディスクDが回転駆動さ
れ、光ヘッド13により記録または再生動作が行われ
る。
【0044】なお、最下段のトレイT1が選択されると
きには、図2(A)に示したものと同様に、トレイT1
が拡開および分離案内部6bに案内されて下降していく
過程で、トレイT1上のディスクが回転駆動部材11上
に設置される。また最上段のトレイT3が選択されると
きは、トレイT1とトレイT2が下降した後に、最上段の
トレイT3が分離案内部8bにより下降させられる過程
で、回転駆動部材11上にディスクDが設置される。図
4および図5に示すディスク装置では、隣接する3個の
トレイのうちの中央のものに対し上下に隣接するものが
互いに離れていくため、中央のトレイT2に設置された
ディスクDを上下から挟んでクランプするクランプ手段
を使用することができる。
【0045】図6は、上記図4および図5に示す第2の
実施の形態の変形例を示す側面図である。図6では、筐
体1内にディスク支え体の一例として6個のトレイT1
ないしT6が重ねて設置されており、各トレイT1ないし
T6のそれぞれは上下から付勢部材であるスプリングS
により押圧され、上下に並ぶトレイTが互いに加圧され
ている。また各トレイに一体に設けられた摺動突起4
は、筐体1に垂直方向に形成された案内長穴1bに案内
されて上下動自在とされている。
【0046】筐体1には一対の選択部材5,5が設けら
れている。各選択部材5は、その下縁が第1の選択案内
部6であり、中央に形成された長穴が第2の選択案内部
8、上縁が第3の選択案内部8である。図4に示したの
と同様に、第1の選択案内部6には、初期案内部6a、
拡開案内部6bと、延長案内部6cが形成されている。
第2の選択案内部7には、初期案内部7a、分離案内部
7bおよび延長案内部7cが形成されている。上縁の第
3の選択案内部8には、初期案内部8a、拡開案内部8
bおよび上昇案内部8cが形成されている。
【0047】図6では、トレイT4,T5,T6の各摺動
突起4が、各選択案内部6,7,8の初期案内部6a,
7a,8aの前方に対向している。選択部材4が図示左
方向へ移動すると、トレイT5の摺動突起4は初期案内
部8b内に入るが、上下のトレイT4とT6の各摺動突起
4は、拡開案内部6bと、拡開案内部8bにより上下に
分割される。このとき、トレイT4の下方に位置してい
るトレイT1ないしT3は、トレイT4に押されて一緒に
下降する。3個のトレイが分割された時点で、トレイT
5の下側に回転駆動部材11が入り、トレイT5の上方に
クランプ部材15が入る。さらに選択部材4が図示左方
向へ移動すると、トレイT5の摺動突起4が、分離案内
部7bに入って下降させられ、回転駆動部材11上に設
置されたディスクと下降するトレイT5とが分離され、
ディスクが回転駆動部材11により回転駆動される。
【0048】また、選択部材5が図示右方向へ移動する
と、スプリングSの弾圧力により各トレイT1ないしT6
は再び元の互いに圧接した状態に戻る。図6のもので
は、選択部材5を図示上下に移動させることにより、駆
動しようとするディスクが設置されたトレイを選択でき
る。例えば選択部材5を下降させ、第2の選択案内部7
の初期案内部7aをトレイT3の摺動突起4に対向させ
て図示左方向へ移動させれば、トレイT3の上下のトレ
イTが互いに分離され、トレイT3上のディスクが回転
駆動部材11に設置される。
【0049】図7(A)(B)(C)および図8(A)
(B)(C)は本発明のディスク装置の第3の実施の形
態を動作別に示すものである。各図では、図示左側に選
択部材5の移動位置を示し右側に各トレイの分離移動の
状態を示している。図7および図8に示す選択部材5
は、図1および図2(A)などに示される筐体1などの
支持部材に対し、A−B方向ヘ移動できるように設けら
れたものである。
【0050】選択部材5には、下から第1の選択案内部
21、第2の選択案内部22、第3の選択案内部23、
第4の選択案内部24が形成されている。各選択案内部
21ないし24は、図2(A)および図4に示したもの
と同様の長穴により形成され、これに各トレイT1,T
2,T3,T4に設けられた摺動突起4が案内されるもの
となっているが、図7と図8では各選択案内部21ない
し24の長穴形状の図示を簡略化し、単なる実線で示し
ている。また選択部材5には、図2(A)および図4に
示すのと同様に前記選択案内部21ないし24が左右に
2組設けられているが、図7と図8では1組のみを図示
している。第3の実施の形態のディスク装置では、選択
部材5に設けられた選択案内部21ないし24の形状以
外の構造に関しては、図1および図2(A)に示したも
のと同じである。また図7と図8に示す回転駆動部材1
1は、センタリング用の突部11bの周囲から保持爪が
突出するセルフクランプ機構を備えたものが使用され
る。
【0051】図7(A)に示すように、最下段の第1の
選択案内部21ではA側の端部が初期案内部21aとな
っており、B方向に向かうにしたがって直ちに下方へ傾
斜する拡開および分離案内部21bとなり、これに延長
案内部21cがA−B方向に沿って直線状に連続形成さ
れている。第2の選択案内部22には、A側の端部から
B方向に向けてA−B方向と平行に延びる初期案内部2
2aが設けられ、この初期案内部22aのA側の端部に
下方向にV字形状に形成された嵌着案内部22bが形成
されている。この嵌着案内部22bよりもB側には初期
案内部22aが続き、そのB側端部からは下方向へ傾斜
する拡開および分離案内部22cが形成され、さらに延
長案内部22dが形成されている。
【0052】第3の選択案内部23では、A側端部から
B方向に向けて所定距離の初期案内部23aが形成さ
れ、その途中部分に下向きにV字形状となる嵌着案内部
23bが形成されている。初期案内部23aのB側端部
には下方向へ傾斜する拡張および分離案内部23cが形
成され、さらに延長案内部23dが続いている。最上部
の第4の選択案内部24では、A側端部からB方向へ直
線状に延びる初期案内部24aが形成され、この初期案
内部24aのB側の端部には下方向へV字形状の嵌着案
内部24bが設けられ、さらに下向きに傾斜する分離案
内部24cが形成されている。
【0053】次に図7および図8に示すディスク装置の
選択動作について説明する。図7(A)ないし(C)は
最下段のトレイT1の選択動作を示し、図8(A)ない
し(C)は下から2段目のトレイT2の選択動作を示し
ている。図7(A)では、選択部材5がB側の端部の初
期位置にあり、このとき各トレイT1,T2,T3,T4に
設けられた各摺動突起4は、第1の選択案内部21の初
期案内部21a、第2の選択案内部22の初期案内部2
2a、第3の選択案内部23の初期案内部23a、第4
の選択案内部24の初期案内部24aに位置している。
したがって、各トレイT1,T2,T3,T4は最小で且つ
均一な間隔となっている。
【0054】この実施の形態では、各トレイT1,T2,
T3,T4のトレイの中心の穴Tcの周囲の下面に押圧突
起(または支え突起)Tdが一体に形成されており、図
7(A)の初期状態では、各トレイTの凹部Ta上に設
置されたディスクDがその上に位置するトレイTの押圧
突起(または支え突起)Tdにより上から押えられまた
は支えられた状態となっている。最下段に位置するトレ
イT1が選択されるときには、図7(A)に示す初期状
態において、図1に示す駆動ベース10が時計方向へ回
動して駆動位置(ロ)に至り、回転駆動部材11が最下
段のトレイT1の中心の下方に対向する。
【0055】選択部材5がA方向へ移動して図7(B)
の位置まで移動する間、最下段のトレイT1は第1の選
択案内部21の拡開および分離案内部21bにより下降
させられる。このときその上に位置する2段目のトレイ
T2は、第2の選択案内部22の嵌着案内部22bに案
内されて下降するため、トレイT1とトレイT2とは、図
7(A)に示す間隔を維持しながら一緒に下降する。こ
の下降の際、最下段のトレイT1上のディスクDの中心
穴Daが回転駆動部材11のセンタリング用の突部11
bに嵌着されるが、このときディスクDはトレイT1と
その上のトレイT2の押圧突起Tdとで挟持されてい
る。よってディスクは上のトレイT2により回転駆動部
材11に押されまたは支えられる状態となり、ディスク
Dの中心穴Daが、回転駆動部材11の突部11bに確
実に嵌着される。ディスクDの中心穴Daが突部11b
に嵌着されたときに、突部11bに設けられたセルフク
ランプ機構の保持爪が拡開動作し、ディスクDの中心穴
Daが突部11bにクランプされる。
【0056】その後に選択部材5がA方向へ移動する
と、図7(C)に示すように、下から2番目のトレイT
2は、V字状の嵌着案内部22bにより上昇させられ、
初期案内部22aへ移行する。最下段のトレイT1は、
第1の選択案内部21の拡開および分離案内部21bに
よりさらに下降させられて回転駆動部材11よりも下方
へ至り、回転駆動部材11に支持されてクランプされて
いるディスクDがトレイT1から分離される。図7
(C)の状態で、ディスクDは回転駆動部材11により
回転駆動され、光ヘッド13により記録または再生動作
が行われる。
【0057】次に、下から2段目のトレイT2の選択動
作では、図8(A)に示すように、最下段のトレイT1
が第1の選択案内部21の延長案内部21cまで下降
し、下から2段目のトレイT2の摺動突起4が第2の選
択案内部22の初期案内部22aに位置するときに、図
1に示す駆動ベース10が駆動位置(ロ)へ回動する。
そして間隔が広げられたトレイT1とトレイT2との間に
回転駆動部材11が介入し、回転駆動部材11がトレイ
T2に設置されたディスクDの中心穴Daの下方に対向
する。
【0058】選択部材5が図8(B)に示す位置へ移動
すると、トレイT2は第2の選択案内部22の拡開およ
び分離案内部22cに案内されて下方へ移動し始める
が、トレイT2の下降動作の初期においてはその上に位
置するトレイT3の摺動突起4が第3の選択案内部23
の下方へV字状となった嵌着案内部23bにより下降さ
せられる。よって図8(A)から図8(B)に至る間
は、トレイT2とその上のトレイT3が同じ間隔のまま下
降し、ディスクDはトレイT2の凹部Taとその上のト
レイT3の押圧突起Tdに挟持されたまま下降する。こ
の下降動作の途中で、トレイT2上のディスクDの中心
穴Daが回転駆動部材11の突部11bに嵌着され、デ
ィスクDはトレイT3の押圧突起Tdで回転駆動部材1
1に押し付けられて、ディスクDの中心穴Daが回転駆
動部材11の突部11bに確実に嵌着される。そして前
記セルフクランプ機構によりディスクDが回転駆動部材
11にクランプされる。
【0059】その後、選択部材5が図8(C)の位置ま
で移動すると、下から2番目のトレイT2は、第2の選
択案内部22の延長部22dまで下降し、トレイT2が
回転駆動部材11の下方へ移動し、回転駆動部材11に
クランプされたディスクDはトレイT2から分離され、
回転駆動可能になる。また下から3段目のトレイT3が
選択されるときには、前記トレイT2の選択動作と同じ
であり、第3の選択案内部23の拡開および分離案内部
23cによりトレイT3が下降させられ、その上のトレ
イT4が第4の嵌着案内部24bで下降させられ、トレ
イT3とトレイT4で挟持されたディスクDが回転駆動部
材11にクランプされる。
【0060】また最上段のトレイT4の選択動作では、
トレイT4が第4の選択案内部24の分離案内部24c
により下降させられるときに、トレイT4に設置された
ディスクDが回転駆動部材11上に設置される。最上段
のトレイT4の場合には、その上にトレイが存在してい
ないため、トレイT4上のディスクDをその上のトレイ
の下降動作により回転駆動部材11に押し付けることが
できない。この場合には、トレイT4の上にディスクD
を押し付けるように下降動作する押圧部材を別個に設け
ればよい。あるいは、トレイT4上のディスクが回転駆
動部材11上に設置され、トレイT4がディスクと分離
されて下降した後に、回転駆動部材11を上昇させ、筐
体1の天井部分に設けられた押圧部材にディスクの上面
を突き当て、このときの力でディスクDを回転駆動部材
11に確実に嵌着するように構成すればよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明では、複数のディス
クが筐体内に設置されている場合に、このいずれかのデ
ィスクをディスクの設置領域内で選択して駆動すること
ができ、1DINサイズなどの限られた大きさの筐体内
で、ディスク選択式のディスク装置を構成できるように
なる。
【0062】また、ディスクが回転駆動部材に設置され
た状態で、ディスクとトレイとを分離できるため、ディ
スクを確実に回転駆動できるようになる。また。嵌着案
内部により上側に位置するトレイでディスクを回転駆動
部材に押圧できるように構成すれば、例えばセルフクラ
ンプ機構を有する回転駆動部材に対しディスクを確実に
クランプさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置の平断面図、
【図2】(A)は図1のディスク装置のII矢視の側面
図であり、第1の実施の形態において選択部材が初期位
置にある状態を示し、(B)はトレイT1とトレイT2が
分離された状態を示す、
【図3】(A)は第1の実施の形態において回転駆動部
材が選択したトレイの下に対向した状態を示す部分側面
図、(B)はディスクとトレイとが分離された状態を示
す部分側面図、
【図4】第2の実施の形態を示すディスク装置の側面
図、
【図5】(A)は第2の実施の形態においてトレイが拡
開された状態を示す部分側面図、(B)はディスクとト
レイとが分離された状態を示す部分側面図、
【図6】図4と図5に示した実施の形態の変形例による
ディスク装置を示す側面図、
【図7】(A)(B)(C)は、本発明の第3の実施の
形態において、最下段のトレイの選択動作を順に示す説
明図、
【図8】(A)(B)(C)は、第3の実施の形態にお
いて、2段目のトレイの選択動作を順に示す説明図、
【符号の説明】
1 筐体(支持部材) 2 操作部 4 摺動突起 5 選択部材 6 第1の選択案内部 6a 初期案内部 6b 拡開および分離案内部 6c 延長案内部 7 第2の選択案内部 7a 初期案内部 7b 拡開および分離案内部 7c 延長案内部 8 第3の選択案内部 8a 初期案内部 8b 分離案内部 8c 拡開案内部 8d 上昇案内部 10 駆動ベース 11 回転駆動部材 15 クランプ部材 21 第1の選択案内部 21a 初期案内部 21b 拡開および分離案内部 21c 延長案内部 22 第2の選択案内部 22a 初期案内部 22b 嵌着案内部 22c 拡開および分離案内部 22d 延長案内部 23 第3の選択案内部 23a 初期案内部 23b 嵌着案内部 23c 拡開および分離案内部 23d 延長案内部 24 第4の選択案内部 24a 初期案内部 24b 嵌着案内部 24c 分離案内部 D ディスク T1,T2,T3,T4,トレイ(ディスク支え体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 剛 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 アルパイン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−342745(JP,A) 特開 平6−231526(JP,A) 特開 平3−235254(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/30 G11B 17/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクが設置されるものであり且つデ
    ィスクの面に直交する方向に重ねて配置された複数のデ
    ィスク支え体と、前記ディスク支え体をディスク面と交
    叉する方向へ移動可能に支持する支持部材と、前記支持
    部材に対して相対的に移動しその移動位置に応じてディ
    スク支え体の位置を設定する選択部材と、前記選択部材
    によって隣接する前記ディスク支え体の間隔が広げられ
    たときに前記両ディスク支え体の間に侵入する回転駆動
    部材とが設けられており、 前記選択部材には、選択部材が初期位置にあるときに隣
    接するディスク支え体を所定間隔で支持する初期案内部
    と、前記初期位置から選択部材が一方向へ移動するにし
    たがって隣接するディスク支え体の間隔を広げる拡開案
    内部と、間隔が広げられた両ディスク支え体の間に前記
    回転駆動部材が侵入した後に、さらに前記選択部材が前
    記一方向へ移動するときに、ディスク支え体を前記回転
    駆動部材に向けて移動させてディスク支え体に載置され
    たディスクを前記回転駆動部材に支持させ、さらに回転
    駆動部材に支持された前記ディスクから前記ディスク支
    え体を離す分離案内部とが設けられていることを特徴と
    するディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記拡開案内部によって、選択しようす
    るディスク支え体の両側に位置するディスク支え体が共
    に、前記選択しようとするディスク支え体から遠ざけ
    れる請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 ディスク支え体の間隔が広がったとき
    に、中央のディスク支え体と一方の側のディスク支え体
    との間に回転駆動部材が侵入するとともに、中央のディ
    スク支え体と他方の側のディスク支え体との間に、ディ
    スクを前記回転駆動部材とで挟持するクランプ部材が介
    入する請求項2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記選択部材には、ディスクが前記回転
    駆動部材に支持されたときまたはその後に、前記回転
    駆動部材に対向するディスク支え体を前記回転駆動部材
    上のディスクの方向へ移動させて、ディスクを前記回転
    駆動部材に嵌着させるための嵌着案内部が設けられてい
    請求項1記載のディスク装置。
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