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JP3514408B2 - 透明導電膜をスパッタ形成する方法 - Google Patents

透明導電膜をスパッタ形成する方法

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JP3514408B2
JP3514408B2 JP24239896A JP24239896A JP3514408B2 JP 3514408 B2 JP3514408 B2 JP 3514408B2 JP 24239896 A JP24239896 A JP 24239896A JP 24239896 A JP24239896 A JP 24239896A JP 3514408 B2 JP3514408 B2 JP 3514408B2
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transparent conductive
conductive film
layer
self
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亨 林
由希子 岩崎
恵志 斉藤
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Canon Inc
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/56Apparatus specially adapted for continuous coating; Arrangements for maintaining the vacuum, e.g. vacuum locks
    • C23C14/562Apparatus specially adapted for continuous coating; Arrangements for maintaining the vacuum, e.g. vacuum locks for coating elongated substrates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
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    • C23C14/34Sputtering
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
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    • H10F71/138Manufacture of transparent electrodes, e.g. transparent conductive oxides [TCO] or indium tin oxide [ITO] electrodes
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  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産素上の利用分野】本発明は、透明導電膜をスパッタ
形成する装置および方法に係る。より詳細には、透明導
電膜をスパッタ形成する際に、半導体接合層の破壊(シ
ョート)が防止でき、かつ、半導体接合層に対するプラ
ズマダメージが小さい、透明導電膜をスパッタ形成する
装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光起電力素子は、例えば、導電性
基板の上に反射層を介して半導体接合層を設けた後、該
半導体接合層の上に透明導電膜を設けた構成を有する。
【0003】上記透明導電膜は、蒸着法やDCマグネト
ロンスパッタ法などで形成される場合が多い。しかし、
蒸着法は一般的に透明導電膜の堆積速度が遅いため、大
量生産には不向きである。それに対して、DCマグネト
ロンスパッタ法は大きな堆積速度が得られやすいため、
多用されている。
【0004】図1は、長尺状の導電性基板に、透明導電
膜を堆積するDCマグネトロンスパッタ装置の一例であ
る。図1では、反射層を介して半導体接合層が設けてあ
る導電性基板101は、Roll to Roll方式により真空チ
ャンバー104の中を移動する。このとき、導電性基板
101は真空チャンバー104と同じアース電位であ
り、アノード電極を兼ねている。また、導電性基板10
1の最表面に位置する半導体接合層は、透明導電膜を堆
積する面をカソード電極106に向けている。
【0005】半導体接合層上の透明導電膜は、カソー
ド、アノード電極間に所定の直流電圧を印加し、カソー
ド電極上に搭載された透明導電膜を形成するためのター
ゲット材料をスパッタすることにより形成される。
【0006】しかしながら、上述した透明導電膜をスパ
ッタ形成する装置を用い、導電性基板上に透明導電膜を
堆積する場合、アノード電極を兼ねている導電性基板に
は、その表面に位置する半導体接合層から導電性基板に
向かって、DC電源の出力に応じた直流電流が流れてし
まう。その際、半導体接合層の電気的に弱い部分に電流
が集中して流れ、その部分に破壊(ショート)が生ず
る。その結果、光起電力素子の機能を果たさなくなると
いう問題点があった。
【0007】また、長尺状の導電性基板のセルフバイア
ス電圧Vselfがマイナス側に大きくなり過ぎると、Ar
等の陽イオンによる半導体接合層へのプラズマダメージ
が大きくなり、光起電力素子は機能を果たさなくなると
いう問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、透明導電膜
をスパッタ形成する際に、半導体接合層の破壊(ショー
ト)が防止でき、かつ、半導体接合層に対するプラズマ
ダメージが小さな、透明導電膜をスパッタ形成する方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究開発を重ねた結果、次のような
方法が最良であることを見いだした。すなわち、 (1)本発明に係る透明導電膜をスパッタ形成する方法
は、導電性基板の上に反射層を介して半導体接合層を設
けた後、該半導体接合層の上に透明導電膜をスパッタ形
成するとき、前記導電性基板を電気的に絶縁(フローテ
ィング)し、かつ、前記導電性基板のセルフバイアス電
圧V self を−50V≦V self <0Vとしたため、半導体
接合層の破壊(ショート)が回避でき、かつ、Ar等の
陽イオンによる半導体接合層へのプラズマダメージの少
ない、透明導電膜をスパッタ形成する方法が得られる。
【0010】(2)本発明に係る透明導電膜をスパッタ
形成する方法は、前記導電性基板のセルフバイアス電圧
self を好ましくは−30V≦V self <0V、より好ま
しくは−20V≦V self <0Vとしたことで半導体接合
層の破壊(ショート)が回避でき、かつ、Ar等の陽イ
オンによる半導体接合層へのプラズマダメージの少な
い、透明導電膜をスパッタ形成する方法が得られる。
【0011】上記(1)及び(2)の作用により、開放
電圧が高くかつ光電変換効率も優れた光起電力素子を、
安定して作製することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(透明導電膜をスパッタ形成する装置)図1は、本発明
に係る透明導電膜をスパッタ形成する装置の一例を示す
概略構成図である。図1の装置は、円筒形の回転ターゲ
ットを用い、Roll to Roll方式で長尺状の基体を移動さ
せながら、DCマグネトロンスパッタ法により、基体上
に透明導電膜を堆積する。
【0013】図1において、101は基体、102は基
体送り出しロール、103は基体巻き取りロール、10
4は真空室、105はターゲット、106はカソード電
極、107はマグネット、108は直流電源、109は
電圧計、110はヒータ、111はセンサーである。
【0014】真空室104は、基板送り出し室121、
成膜室122、基板巻き取り室123から構成され、各
室内はそれぞれ不図示の真空ポンプで排気される。
【0015】基体101は、導電性基板131の上に反
射層132を介して半導体接合層133を設けたもので
あり、その詳細な構成は図3に示した。
【0016】導電性基板131(図3の301)として
は、厚さ0.2mm、幅360mm、長さ300mのス
テンレス板(SUS430)の表面をBA処理したもの
を用いた。導電性基板131には、ステンレス板の他
に、亜鉛鋼板、アルミニウム板、めっき鋼板等も使用で
きる。
【0017】反射層132としては、導電性基板131
(図3の301)側から、アルミニウム層302、酸化
亜鉛層303からなる2層をDCマグネトロンスパッタ
法により堆積したものを用いた。
【0018】半導体接合層133は、nip接合を3つ
重ねた構造からなる。すなわち、n型a−Si層30
4、i型a−SiGe層305及びp型a−Si層30
6からなるボトムセル、n型a−Si層307、i型a
−SiGe層308及びp型a−Si層309からなる
ミドルセル、並びに、n型a−Si層310、i型a−
Si層311及びp型a−Si層312からなるトップ
セルである。
【0019】これらの半導体層は非晶質および微結晶に
制限されるものではない。また、nip接合を重ねる回
数は1以上であれば良い。さらに、半導体接合層133
はnip接合に限定されるものではない、pin接合で
も構わない。
【0020】上記のように構成された基体101は、導
電性基板131が基体送り出しロール102に接触する
ように巻かれ、不図示の搬送手段によって図1のように
基体巻き取りロール103に巻き取られる。
【0021】導電性基板131と接触する各ロール10
2、102’、103、103’の表面に、両面テープ
でポリイミドフィルムを貼り、導電性基板を電気的に絶
縁(フローティング)する手段とした。この手段によ
り、導電性基板131を真空室104等のアース電位に
対して電気的に絶縁(フローティング)した。電気的絶
縁手段としてはこの他に、テフロン等の樹脂を塗布して
も良い。また、紙等からなる絶縁物質を貼りつけても良
い。各ロール表面にテフロン等の樹脂を含浸させても良
い。更には、各ロール表面を絶縁物質で覆うのではな
く、各ロールの回転軸の軸受けにテフロン、デルリン等
の樹脂を用いても良い。これらの手段をいくつか組み合
わせても構わない。
【0022】カソード電極106は、外径20cm、内
径18cm、長さ50cmのステンレス製のチューブで
ある。このカソード電極106の外周には、インジウム
と錫からなる合金のターゲット(インジウム:錫=9
5:5[wt%])105をボンディングした。ターゲ
ット105とカソード電極106は、図1の紙面に向か
って時計回りに3rpmの速度で回転させた。ターゲッ
ト105と基体101との距離は、50mmとした。直
流電源108は、真空室104がアノードとなるように
接続し、カソード電極106と真空室104との間に電
圧を印加した。
【0023】また、電圧計109を用いて、透明導電膜
を堆積中の導電性基板131と真空室104との間に生
じるセルフバイアス電圧Vselfを測定した。セルフバイ
アス電圧Vselfは、スパッタ条件(印加直流電力、成膜
圧力、基体とターゲット間の距離、磁場強度など)を適
宜選択して調節した。特に、Ar等の陽イオンによる半
導体接合層へのプラズマダメージを軽減するためには、
セルフバイアス電圧Vselfを−50V≦Vself<0V、
好ましくは−30V≦Vself<0V、より好ましくは−
20V≦Vself<0V、となるようにスパッタ条件を選
ぶとよい。したがって、本発明に係る、前記導電性基板
のセルフバイアス電圧Vselfを−50V≦Vself<0V
とする手段とは、上述したスパッタ条件を制御する各機
構を指す。
【0024】ヒータ110としてはシースヒータを用
い、基体101直上の点Aに設置した熱電対の指示値が
一定となるように制御した。
【0025】センサー111は、プラズマの発光強度を
観察する手段であり、発光強度中のインジウムの発光強
度が一定となるように反応性ガスである酸素(O2)の
導入流量を制御するために用いた。
【0026】図2は、本発明に係る透明導電膜をスパッ
タ形成する装置の他の一例を示す概略構成図である。図
2の装置は、平板形の固定ターゲットを用い、Roll to
Roll方式で長尺状の基体を移動させながら、DCマグネ
トロンスパッタ法により、基体上に透明導電膜を堆積す
る。
【0027】図2において、201は基体、202は基
体送り出しロール、203は基体巻き取りロール、20
4は真空室、205はターゲット、206はカソード電
極、207はマグネット、208は直流電源、209は
電圧計、210はヒータである。
【0028】真空室204は、基板送り出し室221、
成膜室222、基板巻き取り室223から構成され、各
室内はそれぞれ不図示の真空ポンプで排気される。
【0029】(透明導電膜をスパッタ形成する方法)以
下では、上述した構成の装置(図1)を用いて透明導電
膜を形成する方法を、作製手順にしたがって説明する。
【0030】まず、基体送り出しロール102に巻き付
けられた基体101を基体送り出し室121に装着し、
図1のようにロール102’、ロール103’を介して
基体巻き取りロール103に巻き付けた。各ロールに対
しては、上述した導電性基板を電気的に絶縁(フローテ
ィング)する手段を施した。電気的絶縁(フローティン
グ)は、電圧計109を取り外し、基体101と真空室
104との間の電気抵抗を測定することにより確認し
た。この時の抵抗値は、高ければ高いほど流れる電流を
少なくすることができるため好ましいが、300kΩ以
上あれば良く、好ましくは600kΩ以上、更に好まし
くは800kΩ以上あれば良い。
【0031】次に、不図示の真空ポンプを用いて、真空
室104内を適当な真空度まで減圧した後、成膜室12
2の中に例えばアルゴンガスを導入した。また、基体1
01を、ヒータ110で所定の温度に加熱しながら、所
望の膜厚の透明導電膜が形成される基体搬送速度で移動
させた。
【0032】その後、直流電源108により印加電力、
並びに、アルゴン流量又は/及び排気バルブの開度によ
り成膜圧力を調整することにより、所望のセルフバイア
ス電圧Vselfを維持しながら、基体101の表面すなわ
ち半導体接合層133の上に、透明導電膜を形成した。
また、透明導電膜を形成する際は、プラズマ中のインジ
ウムの発光強度が一定になるように制御して、適当量の
酸素を導入した。
【0033】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0034】(実施例1)本例では、図1に示した装置
を用い、セルフバイアス電圧Vselfを−70V≦Vself
≦+10Vの範囲で変化させて透明導電膜を形成し、光
起電力素子を作製した。
【0035】基体101としては、導電性基板131の
上に反射層132を介して半導体接合層(図3に示した
トリプルセル型)133を設けたものを用いた。
【0036】以下では、透明導電膜を形成する方法を、
作製手順にしたがって説明する。
【0037】(1)基体送り出しロール102に巻き付
けられた基体101を基体送り出し室121に装着し、
図1のようにロール102’、ロール103’を介して
基体巻き取りロール103に巻き付けた。
【0038】導電性基板を電気的に絶縁(フローティン
グ)する手段として、導電性基板131と接触する各ロ
ール102、102’、103、103’の表面に、両
面テープでポリイミドフィルムを貼った。
【0039】(2)電圧計109を取り外し、導電性基
板131と真空室104との間の電気抵抗をテスターで
測定した。その抵抗値はMΩ台を示し、確かに基体10
1が電気的に絶縁(フローティング)されていることを
確認した。
【0040】(3)不図示の真空ポンプを用いて、真空
室104内の真空度が10-5Torr台になるまで排気
した後、成膜室122の中にアルゴンガスを導入した。
【0041】(4)ヒータ110は、熱電対の指示値が
200℃になるように出力制御した。ヒータ110をつ
けてから1時間後に基体101の搬送を開始した。この
時の基体搬送速度は、膜厚が概ね70nmとなるように
調整した。
【0042】(5)直流電源108により印加電力、並
びに、アルゴン流量又は/及び排気バルブの開度により
成膜圧力を調整することにより、セルフバイアス電圧V
selfを、−70V≦Vself<0Vの範囲で変化させて、
基体101の表面すなわち半導体接合層133の上に、
透明導電膜を形成した。
【0043】また、成膜中にフローティングを短絡さ
せ、Vself=0Vでの成膜を行った。更には直流電源を
用いて、セルフバイアス電圧Vselfを、0V<Vself≦
+10Vの範囲で印加しながらの成膜も行った。
【0044】透明導電膜を形成する際は、プラズマ中の
インジウムの発光強度が一定になるように制御して、酸
素を導入した。
【0045】上記工程(1)〜(5)により、層構成
が、導電性基板/反射層/半導体接合層/透明導電膜か
らなる光起電力素子の作製を終えた。
【0046】図4は、セルフバイアス電圧Vselfを変え
て透明導電膜を形成した各光起電力素子から、20mお
きに30cm巾で切り出した試料を作製し、この試料を
200luxの蛍光灯下に配置して、開放電圧を測定し
た結果である。
【0047】図5は、開放電圧の測定に用いた試料の透
明導電膜上に、銀ペーストをスクリーン印刷して集電電
極を形成した後、AM1.5(100mW/cm2)の
光照射下に配置し、光電変換効率を測定した結果であ
る。
【0048】図4及び図5から、セルフバイアス電圧V
selfが0V以上の場合は、光起電力素子の機能が著しく
低下することが分かった。これは、アノード電極を兼ね
ている導電性基板には、表面の半導体接合層から導電性
基板側に向かって、DC電源の出力に応じた直流電流が
流れてしまう。その際、半導体接合層の電気的に弱い部
分に電流が集中して流れ、その部分に破壊(ショート)
を引き起こすためと思われる。
【0049】また、セルフバイアス電圧Vselfがマイナ
ス側に大きくなり過ぎると(−50Vより小さくなる
と)、光起電力素子の機能は低下する。特に、低照度で
の開放電圧の低下が著しい。これは、Ar等の陽イオン
による半導体接合層へのプラズマダメージが大きくなっ
たためと思われる。
【0050】したがって、半導体接合層において破壊
(ショート)が発生せず、かつ、半導体接合層へのプラ
ズマダメージを抑制するためには、導電性基板を電気的
に絶縁(フローティング)し、かつ、導電性基板のセル
フバイアス電圧Vselfを−50V≦Vself<0Vの範囲
にすると良いことが分かった。
【0051】(実施例2)本例では、図2に示した装置
で、ターゲットとして酸化インジウムと酸化錫の酸化物
ターゲット(酸化インジウム:酸化錫=90:10[w
t%]、サイズ=10インチ×20インチ×1/4イン
チ)を用い、透明導電膜を形成した点が実施例1と異な
る。
【0052】基体201としては、導電性基板231の
上に反射層232を介して半導体接合層(不図示のシン
グルセル型)233を設けたものを用いた。
【0053】半導体接合層233としては、反射層23
2側から、材料ガスとしてSiH4、PH3及びH2を用
いてn型a−Si層を、次はSiH4、GeH4及びH2
を用いてi型a−SiGe層を、最後にSiH4、BF3
及びH2を用いてp型μc−Si層を順次形成したもの
を用いた。
【0054】以下では、透明導電膜を形成する方法を、
作製手順にしたがって説明する。
【0055】(1)基体送り出しロール202に巻き付
けられた基体201を基体送り出し室221に装着し、
図2のようにロール202’、ロール203’を介して
基体巻き取りロール203に巻き付けた。
【0056】実施例1と同様に、導電性基板を電気的に
絶縁(フローティング)する手段として、導電性基板2
31と接触する各ロール202、202’、203、2
03’の表面に、両面テープでポリイミドフィルムを貼
った。
【0057】(2)電圧計209を取り外し、導電性基
板231と真空室204との間の電気抵抗をテスターで
測定した。その抵抗値はMΩ台を示し、確かに基体20
1が電気的に絶縁(フローティング)されていることを
確認した。
【0058】(3)不図示の真空ポンプを用いて、真空
室204内の真空度が10-5Torr台になるまで排気
した後、成膜室222の中にアルゴンガスを導入した。
【0059】(4)ヒータ210は、熱電対の指示値が
200℃になるように出力制御した。ヒータ210をつ
けてから1時間後に基体201の搬送を開始した。これ
と同時に酸素を100sccm導入した。この時の基体
搬送速度は、毎分50cmとした。
【0060】(5)直流電源108により4kWの電力
を印加し、基体201の表面すなわち半導体接合層23
3の上に、透明導電膜を形成した。透明導電膜堆積中の
電圧計209の指示値、すなわちセルフバイアス電圧V
selfは−2Vであった。
【0061】上記工程(1)〜(5)により、層構成
が、導電性基板/反射層/半導体接合層/透明導電膜か
らなる光起電力素子の作製を終えた。
【0062】本例で作製した光起電力素子を、20mお
きに30cm巾で切り出し、200luxの蛍光灯下に
配置し、開放電圧を測定した。その結果、開放電圧は
0.45V±0.03Vであり、良好な値を示すことが
分かった。
【0063】また、本例で作製した光起電力素子を、2
0mおきに30cm巾で切り出し、透明導電膜上に銀ペ
ーストをスクリーン印刷して集電電極を形成した光起電
力素子を、AM1.5(100mW/cm2)の光照射
下に配置し、光電変換効率を測定した。その結果、光電
変換効率は7.2±0.2%であり、優れた特性が得ら
れた。
【0064】(比較例1)本例では、透明導電膜を形成
する際に、導電性基板201を真空室204と電気的に
導通させた点が実施例2と異なる。すなわち、導電性基
板201と、基板送り出しロール202、ロール20
2’、基板巻き取りロール203、ロール203’とが
電気的につながっている状態とした。
【0065】本例で作製した光起電力素子を、20mお
きに30cm巾で切り出し、200luxの蛍光灯下に
配置し、開放電圧を測定した。その結果、開放電圧は
0.03V以下と低い値であった。
【0066】また、本例で作製した光起電力素子を、2
0mおきに30cm巾で切り出し、透明導電膜上に銀ペ
ーストをスクリーン印刷して集電電極を形成した光起電
力素子を、AM1.5(100mW/cm2)の光照射
下に配置し、光電変換効率を測定した。その結果、光電
変換効率は最高でも2.5%であった。
【0067】さらに、この光起電力素子の集電電極を陽
極とし、導電性基板201を負極にして直流電流を20
mA流した時の光起電力素子表面をIRカメラで観察し
た。その結果、光起電力素子の全面に電流のパスが発生
しているのが確認された。この状態は、次の理由により
生じたと考えられる。
【0068】透明導電膜を形成する際、導電性基板20
1が真空室204と電気的につながっているため、導電
性基板201はアノード電極の役割を果した。その結
果、表面の半導体接合層から導電性基板側に向かって、
DC電源の出力に応じた直流電流が流れた。そのため、
半導体接合層の電気的に弱い部分に電流が集中して流
れ、その部分に破壊(ショート)が発生した。
【0069】(比較例2)本例では、透明導電膜堆積中
の電圧計209の指示値、すなわちセルフバイアス電圧
Vselfを−70Vとした点が実施例2と異なる。Vself
=−70Vとするため、実施例2の工程(3)〜(5)
を以下のように変更した。
【0070】(3)’不図示の真空ポンプを用いて、真
空室204内の真空度が10-5Torr台になるまで排
気した後、成膜室222の中にアルゴンガスを200s
ccm導入し、真空度を1.5mTorrとした。
【0071】(4)’ヒータ210は、熱電対の指示値
が200℃になるように出力制御した。ヒータ210を
つけてから1時間後に基体201の搬送を開始した。こ
れと同時に酸素を30sccm導入した。この時の基体
搬送速度は、毎分65cmとした。
【0072】(5)’直流電源208により4kWの電
力を印加し、基体201の表面すなわち半導体接合層2
33の上に、透明導電膜を形成した。透明導電膜堆積中
の電圧計209の指示値、すなわちセルフバイアス電圧
Vselfは−70Vであった。
【0073】本例で作製した光起電力素子を、20mお
きに30cm巾で切り出し、200luxの蛍光灯下に
配置し、開放電圧を測定した。その結果、80%のサン
プルの開放電圧が0.05V以下と低い値であった。
【0074】また、本例で作製した光起電力素子を、2
0mおきに30cm巾で切り出し、透明導電膜上に銀ペ
ーストをスクリーン印刷して集電電極を形成した光起電
力素子を、AM1.5(100mW/cm2)の光照射
下に配置し、光電変換効率を測定した。その結果、前述
80%のサンプルの光電変換効率は最高でも4.2%で
あった。
【0075】さらに、この光起電力素子の集電電極を陽
極とし、導電性基板201を負極にして直流電流を20
mA流した時の光起電力素子表面をIRカメラで観察し
た。その結果、光起電力表面のところどころに直径約3
mm前後のボール状の電流のパスが発生しているのが確
認された。この状態は、透明導電膜を形成する際、半導
体接合層がAr等の陽イオンによってプラズマダメージ
を受け、破壊(ショート)が引き起こされたためと考え
られる。
【0076】(実施例3)本例では、図1に示した装置
で透明導電膜を作製するとき、透明導電膜堆積中の電圧
計109の指示値、すなわちセルフバイアス電圧Vself
を−5Vとした点が実施例1と異なる。Vself=−5V
とするため、実施例1の工程(3)〜(5)を以下のよ
うに変更した。
【0077】(3)”不図示の真空ポンプを用いて、真
空室104内の真空度が10-5Torr台になるまで排
気した後、成膜室122の中にアルゴンガスを1200
sccm導入し、真空度を21mTorrとした。
【0078】(4)”ヒータ110は、熱電対の指示値
が200℃になるように出力制御した。ヒータ110を
つけてから1時間後に基体101の搬送を開始した。こ
の時の基体搬送速度は、毎分77cmとした。
【0079】(5)”直流電源108により2.5kW
の電力を印加し、Inの発光強度が一定となる様O2
導入し、基体101の表面すなわち半導体接合層133
の上に、透明導電膜を形成した。透明導電膜堆積中の電
圧計109の指示値、すなわちセルフバイアス電圧Vse
lfは−5Vであった。
【0080】本例で作製した光起電力素子を、20mお
きに30cm巾で切り出し、200luxの蛍光灯下に
配置し、開放電圧を測定した。その結果、開放電圧は
1.15V±0.05Vであり、良好な値を示すことが
分かった。
【0081】また、本例で作製した光起電力素子を、2
0mおきに30cm巾で切り出し、透明導電膜上に銀ペ
ーストをスクリーン印刷して集電電極を形成した光起電
力素子を、AM1.5(100mW/cm2)の光照射
下に配置し、光電変換効率を測定した。その結果、光電
変換効率は10.1±0.2%であり、優れた特性が得
られた。
【0082】(比較例3)本例では、透明導電膜堆積中
の電圧計109の指示値、すなわちセルフバイアス電圧
Vselfを−60Vとした点が実施例3と異なる。Vself
=−60Vとするため、実施例2の工程(3)”〜
(5)”を以下のように変更した。
【0083】(3)'''不図示の真空ポンプを用いて、
真空室104内の真空度が10-5Torr台になるまで
排気した後、成膜室122の中にアルゴンガスを100
sccm導入し、真空度を1.5mTorrとした。
【0084】(4)'''ヒータ110は、熱電対の指示
値が200℃になるように出力制御した。ヒータ110
をつけてから1時間後に基体101の搬送を開始した。
この時の基体搬送速度は、毎分100cmとした。
【0085】(5)'''直流電源108により4kWの
電力を印加し、Inの発光強度が一定となる様O2を導
入し、基体101の表面すなわち半導体接合層133の
上に、透明導電膜を形成した。透明導電膜堆積中の電圧
計109の指示値、すなわちセルフバイアス電圧Vself
は−60Vであった。
【0086】本例で作製した光起電力素子を、20mお
きに30cm巾で切り出し、200luxの蛍光灯下に
配置し、開放電圧を測定した。その結果、90%のサン
プルの開放電圧が0.03V以下と低い値であった。
【0087】また、本例で作製した光起電力素子を、2
0mおきに30cm巾で切り出し、透明導電膜上に銀ペ
ーストをスクリーン印刷して集電電極を形成した光起電
力素子を、AM1.5(100mW/cm2)の光照射
下に配置し、光電変換効率を測定した。その結果、前述
90%のサンプルの光電変換効率は最高でも7.3%で
あった。
【0088】さらに、この光起電力素子の集電電極を陽
極とし、導電性基板101を負極にして直流電流を20
mA流した時の光起電力素子表面をIRカメラで観察し
た。その結果、光起電力表面のところどころに直径約3
0〜50mm前後の細長いボール状に電流のパスが発生
しているのが確認された。この状態は、透明導電膜を形
成する際、半導体接合層がAr等の陽イオンによってプ
ラズマダメージを受け、破壊(ショート)が引き起こさ
れたためと考えられる。
【0089】(実施例4)本例では、透明導電膜堆積中
の電圧計109の指示値、すなわちセルフバイアス電圧
Vselfを−18Vとした点が比較例3と異なる。Vself
=−18Vとするため、ターゲット105と基体101
との距離を500mmに、基体搬送速度を毎分60cm
に変更した。
【0090】本例で作製した光起電力素子を、20mお
きに30cm巾で切り出し、200luxの蛍光灯下に
配置し、開放電圧を測定した。その結果、開放電圧は
1.09V±0.05Vであり、良好な値を示すことが
分かった。
【0091】また、本例で作製した光起電力素子を、2
0mおきに30cm巾で切り出し、透明導電膜上に銀ペ
ーストをスクリーン印刷して集電電極を形成した光起電
力素子を、AM1.5(100mW/cm2)の光照射
下に配置し、光電変換効率を測定した。その結果、光電
変換効率は10.0±0.2%であり、優れた特性が得
られた。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
導電性基板の上に反射層を介して半導体接合層を設けた
後、該半導体接合層の上に透明導電膜をスパッタ形成す
るとき、前記導電性基板を電気的に絶縁(フローティン
グ)したため、表面の半導体接合層から導電性基板側に
向かって直流電流が流れにくくなり、半導体接合層の破
壊(ショート)を防止できる。また、該半導体接合層の
上に透明導電膜をスパッタ形成するとき、前記導電性基
板のセルフバイアス電圧Vselfを−50V≦Vself<0
Vとしたため、Ar等の陽イオンによる半導体接合層へ
のプラズマダメージを軽減することができる。
【0093】その結果、開放電圧が高くかつ光電変換効
率も優れた光起電力素子を、安定して作製することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る透明導電膜をスパッタ形成する装
置の一例を示す模式的な断面図である。
【図2】本発明に係る透明導電膜をスパッタ形成する装
置の他の一例を示す模式的な断面図である。
【図3】本発明に係る透明導電膜を堆積するとき用いた
基体の一例を示す模式的な断面図である。
【図4】セルフバイアス電圧Vselfと開放電圧Vocとの
関係を調べた結果を示すグラフである。
【図5】セルフバイアス電圧Vselfと光電変換効率との
関係を調べた結果を示すグラフである。
【符号の説明】
101 基体、 102 基体送り出しロール、 103 基体巻き取りロール、 104 真空室、 105 ターゲット、 106 カソード電極、 107 マグネット、 108 直流電源、 109 電圧計、 110 ヒータ、 111 センサー、 121 基板送り出し室、 122 成膜室、 123 基板巻き取り室、 131 導電性基板、 132 反射層、 133 半導体接合層、 301 導電性基板、 302 アルミニウム層、 303 酸化亜鉛層、 304 n型a−Si層、 305 i型a−SiGe層、 306 p型a−Si層、 307 n型a−Si層、 308 i型a−SiGe層、 309 p型a−Si層、 310 n型a−Si層、 311 i型a−Si層、 312 p型a−Si層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 恵志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−125537(JP,A) 特開 平7−326783(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/285 H01L 31/04 C23C 14/08 C23C 14/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基板の上に反射層を介して半導体
    接合層を設けた後、該半導体接合層の上に透明導電膜を
    スパッタ形成するとき、 前記導電性基板を電気的に絶縁(フローティング)し、
    かつ、前記導電性基板のセルフバイアス電圧Vselfを−
    50V≦Vself<0Vとしたことを特徴とする透明導電
    膜をスパッタ形成する方法。
  2. 【請求項2】 前記導電性基板のセルフバイアス電圧V
    selfを−30V≦Vself<0Vとしたことを特徴とする
    請求項1に記載の透明導電膜をスパッタ形成する方法。
  3. 【請求項3】 前記導電性基板のセルフバイアス電圧V
    selfを−20V≦Vself<0Vとしたことを特徴とする
    請求項1に記載の透明導電膜をスパッタ形成する方法。
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