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JP3510028B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JP3510028B2
JP3510028B2 JP32796595A JP32796595A JP3510028B2 JP 3510028 B2 JP3510028 B2 JP 3510028B2 JP 32796595 A JP32796595 A JP 32796595A JP 32796595 A JP32796595 A JP 32796595A JP 3510028 B2 JP3510028 B2 JP 3510028B2
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JP
Japan
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turntable
centering member
centering
center
disc
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JP32796595A
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JPH09147465A (ja
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隆雄 寺嶌
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09147465A publication Critical patent/JPH09147465A/ja
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中心孔を有する光デ
ィスクを保持して回転駆動するディスク駆動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク等の中心孔を
有するディスクを回転駆動する装置としては、ターンテ
ーブルとクランパとでディスクを挟持して駆動力を伝え
る機構がある。この機構ではディスクの大きさに比べ挟
持範囲の径が小さいことから、急激な変速はディスクが
スリップしてしまうために行えないという欠点がある。
【0003】この欠点に対処するための技術としては、
特開平2−227860号公報に開示されたものがあ
る。即ち、ターンテーブル上の芯出し突起に径方向へ移
動可能な保持部材を複数設け、ターンテーブルとクラン
パとでディスクを挟持すると共に、クランパに設けた凸
部により保持部材を放射状に押し広げ、該保持部材によ
りディスクの中心孔の内壁を押圧保持することにより上
記問題点を解決している。
【0004】このような技術の類似のものとしては、実
開平2−140655号公報、実開平2−110048
号公報、実開平4−54047号公報等に開示されたも
のが知られている。
【0005】また、ターンテーブル中心に設けられた突
起の側面にターンテーブル中心方向へ弾性移動可能な保
持部材を設け、ディスクの中心孔を突起にはめ込むこと
により前記保持部材を介してディスクをターンテーブル
に保持するディスク駆動装置も既に案出されている(特
開平3−157859号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術においては、コンパクトディスクをキャディ
に収納してキャディごとドライブ装置に挿入してディス
クの装着を行うキャディ式ディスク装着機構には対応で
きない。キャディ式ディスク装着機構ではターンテーブ
ルとキャディに回転自在に設けられたクランパとでディ
スクを挟持してディスクの保持、回転駆動を行う。即
ち、現在普及しているキャディは統一規格の基に作られ
ており、この規格で規定されたクランパでは、特開平2
−227860号公報に開示された技術やその類似技術
を適用することは不可能であり、問題となっている。
【0007】また、特開平3−157859号公報に開
示された技術においては、ディスクのスリップを防止す
るために保持部材への付勢力を強めると、ディスクを突
起にはめ込みにくくなるという新な問題点が生じる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、請求項1記載の装置においては、キャディ式デ
ィスク装置機構においてもディスクのスリップが防止で
きて対応可能とすることを目的とするものである。ま
た、請求項2記載の装置においては、請求項1の装置に
おけるディスクのスリップ防止を確実に行うことを目的
とするものである。また、請求項3記載の装置において
は、請求項1の装置におけるディスクの位置決め精度の
向上を目的とするものである。また、請求項4〜6記載
の装置においては、請求項1の装置における部品の点数
削減を目的とするものである。さらに、請求項7記載の
装置においては、請求項1の装置における芯出し部材に
よるディスクへの押圧力を高めてディスクのスリップ防
止効果のさらなる向上を図ることを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ディスクが載置されるターンテーブル上
に設けられ、ディスクの中心孔と係合してディスクの芯
出しを行う芯出し部材を有するディスクの駆動装置であ
って、前記芯出し部材は円筒形状でターンテーブルの中
心軸を通る面により少なくとも2分割されており、該分
割された各芯出し部材はそれぞれターンテーブルの中心
と異なる位置を回転中心として枢支されると共に、前記
回転中心を支点にターンテーブルの外周方向へ回転移動
する向きに付勢されており、ターンテーブルにディスク
を載置してディスクを回転駆動した際に、前記付勢によ
って前記芯出し部材がディスク中心孔から受けるディス
ク回転方向又はディスク回転方向と逆方向の摩擦力が、
前記芯出し部材をターンテーブルの外周方向へ回転移動
させる向きに作用するように前記回転中心の位置が設定
されていることを特徴とするものである。
【0010】また、前記芯出し部材を付勢する付勢部材
が回転中心近傍間に掛け渡された引張りばねであること
を特徴とするものである。
【0011】また、前記芯出し部材を付勢する付勢部材
がターンテーブルの中心を軸に回転自在に支持されると
共に一方向に回転付勢された回転カムであることを特徴
とするものである。
【0012】また、前記芯出し部材が樹脂製であり、且
つ該芯出し部材を付勢する付勢部材が樹脂製の撓みばね
であり、しかもこの撓みばねが各々の芯出し部材を連結
する形で芯出し部材と一体成形されていることを特徴と
するものである。
【0013】また、ターンテーブルの中心に磁石が固定
されて前記芯出し部材の設置位置が前記磁石の外側であ
り、しかもこの芯出し部材も磁石であって前記磁石及び
芯出し部材は互いに反発しあう様に着磁されていてこの
反発力により芯出し部材はターンテーブル外周方向に付
勢されるように構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0014】また、前記芯出し部材が磁石であり、隣合
う芯出し部材の隣接同士が同極になるように着磁されて
いると共に、この磁石の反発力により芯出し部材がター
ンテーブルの外周方向に付勢されるように構成されてい
ることを特徴とするものである。
【0015】さらに、前記芯出し部材はその外周面に溝
を有しており、該溝はターンテーブルのテーブル面と同
一高さに形成されていることを特徴とするものである。
【0016】上記構成とすることにより、芯出し部材が
ターンテーブルの外周方向へ回動付勢されているので、
ディスクの中心孔の内壁に該芯出し部材が当接し、ディ
スクは堅固に保持される。従って、ディスクのスリップ
は防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図に
基づいて説明する。図1はディスク装着に用いられるキ
ャディを主に示す分解斜視図、図2は本発明に係る第1
実施例の分解斜視図、図3は本発明に係る第1実施例の
断面図、図4は本発明に係る第1実施例の要部の平面
図、図5は本発明に係る第2実施例の要部の平面図、図
6は本発明に係る第3実施例の要部の平面図、図7は本
発明に係る第4実施例の要部の平面図、図8は本発明に
係る第5実施例の要部の平面図、図9は本発明に係る第
6実施例の分解斜視図、図10は本発明に係る第6実施
例の断面図である。
【0018】図1において、キャディ2はディスク1装
着用の補助装置で、ディスク1を内部に収納しキャディ
2ごとディスク再生装置に挿入してディスク1の装着を
行う。キャディ2のケース本体2aにはディスク1を収
納する凹み2bが形成されており、ディスク再生ヘッド
及びディスク駆動装置がディスク1をアクセスするため
の窓2cが開口している。
【0019】シャッタ2dはケース本体2aに摺動自在
に設けられスライドして窓2cを開閉する。蓋2eは一
辺を回動可能にケース本体2aへ支持され凹み2bを開
閉する。蓋2eには磁性体2fを内蔵したクランパ2g
が回転自在に支持されている。ディスク装着状態(図3
参照)ではターンテーブル4に設けられた磁石7と磁性
体2fとが磁気的に互いに引き合いターンテーブル4と
クランパ2gとでディスク1を挟持する。
【0020】ターンテーブル4は外周部にテーブル面4
aが形成されており、また、中心にディスク1の中心孔
1aよりも若干径の大きい円形の凹み4bが形成されて
おり、スピンドルモータ3のスピンドル軸3aに固定さ
れる。
【0021】芯出し部材5は円筒形状で軸を通る面によ
り2分割されている。各芯出し部材5a、5bは一部が
ターンテーブル4の凹み4bに納まり、一部がターンテ
ーブル4から突出する位置に設置され、分割端の片方5
1 、5b1 の近傍に形成された軸5cが凹み4bの底
面に開口した穴4cに支持され回転可能となっている。
【0022】各芯出し部材5a、5bは外周円曲面の径
がディスク1の中心孔1aよりも若干小さくなってお
り、ターンテーブル4からの突出方向端部に突出方向へ
向かってターンテーブル4の中心へ向かうテーパが形成
されている。
【0023】各芯出し部材5a、5bは軸5c形成部近
傍に係止部5dが形成されており、係止部5d間には引
張りばね6が掛けられ各芯出し部材5a、5bをターン
テーブル4の外周方向へ回転移動する向きに付勢してい
る。これにより、ディスク1非装着状態では各芯出し部
材5a、5bは外周円曲面の一部がターンテーブル4の
凹みの内壁面に当接する状態となる。
【0024】ターンテーブル4の中心には芯出し部材5
の円筒内に納まる形で磁石7が固定される。磁石7には
ばね6と干渉しないように切欠きが形成されている(図
4は磁石7なしの平面図である)。
【0025】ディスク装着時には磁性体2fを内蔵した
クランパ2gが磁石7に引き寄せられてディスク1をタ
ーンテーブル4側へ押圧する。ディスク1の中心孔1a
は各芯出し部材5a、5bのテーパー部を押圧し、各芯
出し部材5a、5bをターンテーブル4中心方向へ回転
移動させ、各芯出し部材5a、5bとディスク1の中心
孔1aとが係合し、クランパ2gとディスク1及びディ
スク1とターンテーブル4のテーブル面4aとが密着す
る。
【0026】ディスク装着状態では各芯出し部材5a、
5bの外周円曲面はターンテーブル4の凹み4bの内壁
面を離れ、ディスク1の中心孔1aの内壁面をばね6の
付勢力により押圧している。この状態にてディスク1に
ターンテーブル4に対して図4中矢印A方向の力が作用
すると、摩擦により各芯出し部材5a、5bのディスク
1の中心孔1aとの当接部にも同じ方向の摩擦力が加わ
る。
【0027】各芯出し部材5a、5bは回転自在に支持
されているため、この摩擦力は各芯出し部材5a、5b
を図4中の矢印C方向へ回転させる向きに作用する。各
芯出し部材5a、5bが矢印C方向へ回転する向きは、
各芯出し部材5a、5bがディスク1の中心孔1aの内
壁を押圧する方向でもあるので、各芯出し部材5a、5
bは引張りばね6の付勢力によって押圧する力以上の力
でディスクの中心孔1aの内壁を押圧し、ディスク1の
スリップを防止する。
【0028】ターンテーブル4の回転方向を矢印A方向
とした場合、減速時にディスク1へA方向の力が加わ
り、逆に回転方向を矢印B方向とした場合、加速時にデ
ィスク1へA方向の力が加わり、上記ディスク1のスリ
ップ防止効果が現れる。ディスク装着状態では各芯出し
部材5a,5bの外周円曲面はターンテーブル4の凹み
4bの内壁面から離れているが、この距離が各芯出し部
材5a、5bにおいて等しい時、係止部5d間の距離が
最短となる。係止部5d間は引張りばね6により引き合
う様に付勢されており、この結果、ディスク1の芯出し
が行われる。
【0029】図5は第2実施例の平面図であるが、磁石
7は省略してある。芯出し部材15が3分割である事、
及び各芯出し部材15a、15b、15cを付勢する手
段が引張りばね6ではなく、ターンテーブル4を貫通し
たスピンドル軸3aに回転自在に支持され、図5中の矢
印E方向へ付勢手段(図示せず)により回転付勢された
正三角柱の回転カム10である事、及び引張りばね6を
係止する係止部5dがない事以外は第1実施例と同一構
成である。
【0030】ディスクのスリップは防止作用はこの第2
実施例においては第1実施例と同一原理で働く。各芯出
し部材15a、15b、15cを軸支している穴4c
は、スピンドル軸3aを図心とした正三角形の各頂点に
位置する関係にある。回転して各芯出し部材15a、1
5b、15cを押圧する回転カム10もスピンドル軸3
aを図心とした正三角形の柱であるため、スピンドル軸
3aから各芯出し部材15a、15b、15cまでの距
離は常に同一となり、ディスク装着状態においてディス
ク1の芯出しを行う。
【0031】第1実施例では各芯出し部材5a、5bの
係止部5d間距離の増大量が小さいため、芯出し精度が
低い。これに対し、第2実施例では各芯出し部材15
a、15b、15cの位置関係を回転カム10が制御し
ているため、正確な芯出しが行える。磁石7は回転カム
10を貫通したスピンドル軸3aまたは回転カム10に
固定される。また、磁石7を別途設けずに回転カム10
自体が磁石でも良い。
【0032】図6は第3実施例の平面図であるが、図4
と同様に磁石7は省略してある。各芯出し部材20a、
20bを付勢する手段が引張りばね6ではなくて撓みば
ね21である事、及び引張りばね6を係止する係止部5
dがない事以外は第1実施例と同一構成である。撓みば
ね21と芯出し部材20の各芯出し部材20a、20b
とは樹脂で一体に形成されている。撓みばね21の中心
はターンテーブル4を貫通したスピンドル軸3aに固定
される。
【0033】一体となった各芯出し部材20a、20b
及び撓みばね21はスピンドル軸3aを軸とした対称形
状であり、撓みばね21は各芯出し部材20a、20b
を同じ力で図6中の矢印C方向へ付勢している。芯出し
部材20の回転移動距離による撓みばね21の付勢力の
変化は各芯出し部材20a、20bにおいて同一であ
り、これによりディスク1の芯出しが行われる。ディス
ク1のスリップ防止作用は第1実施例と同一原理で働く
が、第1実施例に比べ部品点数が減り組付性も向上す
る。
【0034】図7は第4実施例の平面図である。引張り
ばね6及び該ばね6を係止する係止部5dが無い事と芯
出し部材30を構成する各芯出し部材30a、30bが
磁石である事以外は第1実施例と同一構成である。磁石
7と各芯出し部材30a,30bとは互いに反発しあう
ように着磁されている。この反発力によりディスク1の
装着状態において各芯出し部材30a、30bはディス
ク1の中心孔1aの内壁を押圧する。各芯出し部材30
a、30bの回転移動距離による反発力の変化は各芯出
し部材30a、30bにおいて同一であり、これにより
ディスク1の芯出しが行われる。
【0035】ディスク1のスリップ防止作用は第1実施
例と同一原理で働くが、第1実施例に比べ部品点数が減
る。また、ターンテーブル4と磁石7との間に、芯出し
部材5や15や20及び係止部5d、さらに付勢機構の
引張りばね6や撓みばね21等がないため、磁石7の容
積を大きくすることができ、延てはクランパ2gを引き
寄せる力を第1〜第3実施例よりも大きくすることがで
きる。
【0036】図8は第5実施例の平面図である。芯出し
部材40が円柱形で中心軸で直交する2つの面により4
分割されている事、及び4つの各芯出し部材40a、4
0b、40c、40dのうち180度向い合う2つ一組
の芯出し部材は図8中の矢印A方向側の分割端41の近
傍で回転自在に支持され、他の2つ一組の芯出し部材は
矢印Aとは逆側の分割端42の近傍で回転支持されてい
る事、及び各芯出し部材40a、40b、40c、40
dは磁石であり、向い合う分割端同士41、42が同極
に着磁されている事、及び磁石7と引張りばね6と係止
部5dとが無い事以外は第1実施例と同一である。各芯
出し部材40a、40b、40c、40dは隣り合う芯
出し部材から磁気的な反発力を受け、ターンテーブル4
外周方向へ付勢される。
【0037】ディスク1に図8中の矢印A方向の力が作
用した時には矢印A方向側の分割端41近傍で支持され
た芯出し部材が第1実施例と同一原理でディスク1のス
リップ防止作用を起こし、ディスク1に矢印Aとが逆方
向(矢印B方向)の力が作用した時には矢印Aと逆側の
分割端42近傍で支持された芯出し部材が第1実施例と
同一原理でディスク1のスリップ防止作用を起こす。し
たがって、ターンテーブル4の回転の加速時及び減速時
共にディスク1のスリップ防止作用が働く。また、この
第5実施例においては各芯出し部材40a、40b、4
0c、40dがクランパ2gを磁気的に引き寄せている
ため、第1〜第4実施例で別途に設けていた磁石7を削
減できる。
【0038】図9は、第6実施例の分解斜視図であり、
図10は第6実施例のディスク装着時の断面図である。
芯出し部材50を構成する各芯出し部材50a、50b
の外周円曲面の径がディスク1の中心孔1aの径よりも
大きく、ターンテーブル4の凹み4bの径は各芯出し部
材50a、50bの外周円曲面の径よりも更に大きく設
定されている事、及び各芯出し部材50a、50bの外
周円曲面にターンテーブアル4のテーブル面4aと同じ
高さ位置の溝50cが形成されている事、及び磁石7が
無い事以外は第1実施例と同一である。
【0039】この第6実施例では、ディスク装着にクラ
ンパ2gを用いず、手でディスク1の中心孔1aを芯出
し部材50の溝50cへ嵌め込みディスク1を装着す
る。溝50cにはスピンドルモータ3設置側に向かって
ターンテーブル4中心方向へ向かうテーパが形成されて
おり、ディスク1の中心孔1aの内壁をディスク1半径
の外周方向とスピンドルモータ3設置方向との合成方向
(図10中の矢印F方向)へ押圧し、ディスク1をター
ンテーブル4のテーブル面4aに密着させる。第1実施
例と同一原理でディスク1のスリップ防止効果が働く。
【0040】
【発明の効果】以上述べた如く、請求項1記載の装置に
よれば、ディスクの中心孔の内壁を付勢手段の付勢力に
よって押圧保持している芯出し部材が、ディスクのスリ
ップしようとする力を中心孔の内壁への押圧力に変換す
るため付勢手段の付勢力以上の押圧力でディスクを保持
してディスクのスリップを防止することができる。ま
た、この作用においては、クランパを利用していないた
め、クランパの形状が規定されている規格品のコンパク
トディスクキャディを用いてコンパクトディスクの装着
を行うディスク装着方式にも採用できる。
【0041】また、請求項2記載の装置によれば、芯出
し部材を付勢する付勢部材が引張りばねであるので、デ
ィスクのスリップ防止を確実に行うことができる。
【0042】また、請求項3記載の装置によれば、分割
された芯出し部材を回転カムが付勢すると共に位置制御
するため、ディスクの芯出し精度が向上する。
【0043】また、請求項4記載の装置によれば、分割
された芯出し部材を付勢手段が連結する形で樹脂により
一体成形しているため、部品点数を削減でき、また付勢
手段を芯出し部材に取り付ける工程を削除できる。
【0044】また、請求項5記載の装置によれば、クラ
ンパを引き寄せる磁石と磁気を帯びた芯出し部材とが芯
出し部材を付勢する付勢手段を兼ねているので、別途に
付勢手段を設ける必要がなく、部品点数を削減できる。
【0045】また、請求項6記載の装置によれば、磁気
を帯びた芯出し部材が芯出し部材付勢手段とクランパを
引き寄せる磁石とを兼ねているので、別途にこれらを設
ける必要がなく部品点数を更に削減できる。
【0046】さらに、請求項7記載の装置によれば、芯
出し部材がディスクの中心孔と係合する溝を有している
ので、クランパを用いずにディスクをターンテーブルに
保持できる。また、ディスクがスリップしようとする力
をディスクの中心孔への押圧力に変換し、付勢手段の付
勢力以上の力でディスクを保持するため、付勢手段の付
勢力を強めてディスク装着時の操作性を低下させること
なくディスクのスリップを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク装着に用いられるキャディを主に示す
分解斜視図である。
【図2】本発明に係る第1実施例の分解斜視図である。
【図3】同じく第1実施例の断面図である。
【図4】同じく第1実施例の要部の平面図である。
【図5】本発明に係る第2実施例の要部の平面図であ
る。
【図6】同じく第3実施例の要部の平面図である。
【図7】同じく第4実施例の要部の平面図である。
【図8】同じく第5実施例の要部の平面図である。
【図9】本発明に係る第6実施例の分解斜視図である。
【図10】同じく第6実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 ディスク 1a 中心孔 2 キャディ 2a ケース本体 2d シャッタ 2e 蓋 2f 磁性体 2g クランパ 3 スピンドルモータ 3a スピンドル軸 4 ターンテーブル 4a テーブル面 4b 凹み 4c 穴 5,5a,5b 芯出し部材 5c 軸 5d 係止部 6 引張りばね 7 磁石 10 回転カム 15,15a,15b,15c 芯出し部材 20,20a,20b 芯出し部材 21 撓みばね 30,30a,30b 芯出し部材 40,40a,40b,40c 芯出し部材 50,50a,50b 芯出し部材 50c 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−118952(JP,A) 特開 平7−192368(JP,A) 特開 昭63−39167(JP,A) 特開 昭50−142208(JP,A) 特開 平2−128356(JP,A) 実開 昭58−43692(JP,U) 実開 昭61−199748(JP,U) 実開 昭58−105089(JP,U) 実開 平5−27846(JP,U) 実開 平4−35241(JP,U) 実開 昭62−3658(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/022 - 17/035

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクが載置されるターンテーブル上
    に設けられ、ディスクの中心孔と係合してディスクの芯
    出しを行う芯出し部材を有するディスク駆動装置であっ
    て、 前記芯出し部材は円筒形状でターンテーブルの中心軸を
    通る面により少なくとも2分割されており、該分割され
    た各芯出し部材はそれぞれターンテーブルの中心と異な
    る位置を回転中心として枢支されると共に、前記回転中
    心を支点にターンテーブルの外周方向へ回転移動する向
    きに付勢されており、ターンテーブルにディスクを載置
    してディスクを回転駆動した際に、前記付勢によって前
    記芯出し部材がディスク中心孔から受けるディスク回転
    方向又はディスク回転方向と逆方向の摩擦力が、前記芯
    出し部材をターンテーブルの外周方向へ回転移動させる
    向きに作用するように前記回転中心の位置が設定されて
    いることを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記芯出し部材を付勢する付勢部材が回
    転中心近傍間に掛け渡された引張りばねであることを特
    徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記芯出し部材を付勢する付勢部材がタ
    ーンテーブルの中心を軸に回転自在に支持されると共に
    一方向に回転付勢された回転カムであることを特徴とす
    る請求項1記載のディスク駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記芯出し部材が樹脂製であり、且つ該
    芯出し部材を付勢する付勢部材が樹脂製の撓みばねであ
    り、しかもこの撓みばねが各々の芯出し部材を連結する
    形で芯出し部材と一体成形されていることを特徴とする
    請求項1記載のディスク駆動装置。
  5. 【請求項5】 ターンテーブルの中心に磁石が固定され
    て前記芯出し部材の設置位置が前記磁石の外側であり、
    しかもこの芯出し部材も磁石であって前記磁石及び芯出
    し部材は互いに反発しあう様に着磁されていてこの反発
    力により芯出し部材はターンテーブル外周方向に付勢さ
    れるように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載のディスク駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記芯出し部材が磁石であり、隣合う芯
    出し部材の隣接面同士が同極になるように着磁されてい
    ると共に、この磁石の反発力により芯出し部材がターン
    テーブルの外周方向に付勢されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記芯出し部材はその外周面に溝を有し
    ており、該溝はターンテーブルのテーブル面と同一高さ
    に形成されていることを特徴とする請求項1もしくは2
    に記載のディスク駆動装置。
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