JP3509640B2 - 洗米給水装置 - Google Patents
洗米給水装置Info
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- JP3509640B2 JP3509640B2 JP17439299A JP17439299A JP3509640B2 JP 3509640 B2 JP3509640 B2 JP 3509640B2 JP 17439299 A JP17439299 A JP 17439299A JP 17439299 A JP17439299 A JP 17439299A JP 3509640 B2 JP3509640 B2 JP 3509640B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗米給水装置に関
し、より具体的には円筒状の洗米槽を用いて洗米を行な
い洗米終了後該槽内において水加減を行ない槽内の米を
水加減水の流出に同伴して洗米させる洗米給水装置に関
するものである。
し、より具体的には円筒状の洗米槽を用いて洗米を行な
い洗米終了後該槽内において水加減を行ない槽内の米を
水加減水の流出に同伴して洗米させる洗米給水装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】平成9年8月6日付発行の特許第263
8507号公報には、「排米手段と排水手段および給水
手段とを有して、攪拌手段を内蔵した洗米槽を備えてい
るとともに、前記排米手段からの洗米を受け入れる炊飯
器を備えた炊飯装置において、排米終了後、前記給水手
段を所定時間作動して該給水手段に備えた噴水手段から
の水を洗米槽内における貯水レベルより上方の壁面に送
出して洗浄するとともに、該洗浄水を炊飯器に給水する
ことを特徴とする洗米給水法。」と「排米手段と排水手
段および給水手段とを有して、攪拌手段を内蔵した洗米
槽を備えているとともに、前記排米手段からの洗米を受
け入れる炊飯器を備えた炊飯装置において、前記洗浄槽
内における貯水レベルより上方の壁面に対して洗浄水を
送出すべく前記給水手段に噴水手段を備えていることを
特徴とする洗米給水装置。」が提案されている(以下、
従来例の1)。
8507号公報には、「排米手段と排水手段および給水
手段とを有して、攪拌手段を内蔵した洗米槽を備えてい
るとともに、前記排米手段からの洗米を受け入れる炊飯
器を備えた炊飯装置において、排米終了後、前記給水手
段を所定時間作動して該給水手段に備えた噴水手段から
の水を洗米槽内における貯水レベルより上方の壁面に送
出して洗浄するとともに、該洗浄水を炊飯器に給水する
ことを特徴とする洗米給水法。」と「排米手段と排水手
段および給水手段とを有して、攪拌手段を内蔵した洗米
槽を備えているとともに、前記排米手段からの洗米を受
け入れる炊飯器を備えた炊飯装置において、前記洗浄槽
内における貯水レベルより上方の壁面に対して洗浄水を
送出すべく前記給水手段に噴水手段を備えていることを
特徴とする洗米給水装置。」が提案されている(以下、
従来例の1)。
【0003】また、平成11年2月17日付発行の特許
第2857604号公報には、「底部に排米手段を、上
部に給水手段を有する洗米槽内に攪拌手段を備えている
とともに、前記排米手段からの洗米を受け入れる炊飯器
を備えた炊飯装置において、前記洗米槽内での洗米が完
了し、かつ、該洗米がほぼ排出を完了した後に、前記給
糸手段を所定時間作動して洗米槽を洗浄するとともに、
該洗浄水を炊飯における水加減水の一部として前記排米
手段を介して炊飯器に直接給水することを特徴とする洗
米給水法。」が提案されている(以下、従来例の2)。
第2857604号公報には、「底部に排米手段を、上
部に給水手段を有する洗米槽内に攪拌手段を備えている
とともに、前記排米手段からの洗米を受け入れる炊飯器
を備えた炊飯装置において、前記洗米槽内での洗米が完
了し、かつ、該洗米がほぼ排出を完了した後に、前記給
糸手段を所定時間作動して洗米槽を洗浄するとともに、
該洗浄水を炊飯における水加減水の一部として前記排米
手段を介して炊飯器に直接給水することを特徴とする洗
米給水法。」が提案されている(以下、従来例の2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例の1お
よび2は前述公報に記載の通りの作用効果を有するけれ
ども、いずれの給水手段においても、洗米用と水加減用
水とが共通の経路(給水配管)で構成されていた。共通
の給水配管であると、洗米水量と水加減水量とが異なる
ことから、給水制御が煩わしく、また、節水が余り期待
できないものであった。一方、炊き上がったご飯の光沢
を良くしたり、後の調理を良くしたりするため、炊飯時
に炊飯オイルを混ぜたり、また、おにぎり等にするとき
は味付けを良くするため塩や調味料(以下、オイル、塩
等を総称して調味料という)を混ぜたりしている。
よび2は前述公報に記載の通りの作用効果を有するけれ
ども、いずれの給水手段においても、洗米用と水加減用
水とが共通の経路(給水配管)で構成されていた。共通
の給水配管であると、洗米水量と水加減水量とが異なる
ことから、給水制御が煩わしく、また、節水が余り期待
できないものであった。一方、炊き上がったご飯の光沢
を良くしたり、後の調理を良くしたりするため、炊飯時
に炊飯オイルを混ぜたり、また、おにぎり等にするとき
は味付けを良くするため塩や調味料(以下、オイル、塩
等を総称して調味料という)を混ぜたりしている。
【0005】従来では、調味料を炊飯釜に投入してか
ら、洗米、ザル上げ、水加減等(以下、排米工程とい
う)していた。この排米工程の時間帯において炊飯釜に
投入していた調味料(添加物)が釜底にこびりついた
り、膜をつくったりすることがあり、このような現象が
起これば炊飯中において熱伝導の斑が発生し、炊き上が
り品質が悪くなるだけでなく、炊飯釜の底をその都度清
掃しなければならず、特に炊飯釜の感熱部材(感熱セン
サー)を備えたものでは誤作動のおそれがあった。
ら、洗米、ザル上げ、水加減等(以下、排米工程とい
う)していた。この排米工程の時間帯において炊飯釜に
投入していた調味料(添加物)が釜底にこびりついた
り、膜をつくったりすることがあり、このような現象が
起これば炊飯中において熱伝導の斑が発生し、炊き上が
り品質が悪くなるだけでなく、炊飯釜の底をその都度清
掃しなければならず、特に炊飯釜の感熱部材(感熱セン
サー)を備えたものでは誤作動のおそれがあった。
【0006】このため、調味料を給水手段の給水経路の
中途において投入できるようにすることが考えられる。
しかし、従来例の1および2では給水配管が洗米と水加
減で共用されていたので、該給水配管に調味料を投入し
て洗米工程に入れば、該洗米工程は、研米、すすぎ等が
あることから、すすぎのとき調味料が流出してしまい調
味料を投入した意義がないものとなっていた。そこで本
発明は、給水手段における経路を、洗米用と水加減用と
に分けることによって、給水制御を正確・容易化すると
ともに節水を期待でき、調味料の適量を米に確実に混入
できるようにした洗米装置を提供することが目的であ
る。
中途において投入できるようにすることが考えられる。
しかし、従来例の1および2では給水配管が洗米と水加
減で共用されていたので、該給水配管に調味料を投入し
て洗米工程に入れば、該洗米工程は、研米、すすぎ等が
あることから、すすぎのとき調味料が流出してしまい調
味料を投入した意義がないものとなっていた。そこで本
発明は、給水手段における経路を、洗米用と水加減用と
に分けることによって、給水制御を正確・容易化すると
ともに節水を期待でき、調味料の適量を米に確実に混入
できるようにした洗米装置を提供することが目的であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗米用の水と
水加減用の水とを供給する給水手段15と、排米手段1
6とを有する洗米槽14内に攪拌手段18を備え、前記
排米手段16からの洗米を受け入れる炊飯器21を備え
た洗米装置1において、前述の目的を達成するために、
次の技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に係
る洗米給水装置は、洗米用の水と水加減用の水とを別々
の経路で且つ別々の流出端から洗米槽14に給水すべ
く、前記給水手段15の給水経路を洗米用給水経路15
Cと水加減用給水経路15Dとに分けて構成し、洗米槽
14の上部に配置され且つ下方に向けて水を流出させる
シャワー15Eを設け、前記洗米用給水経路15Cと水
加減用給水経路15Dとの内、洗米用給水経路15Cの
み、前記シャワー15Eから洗米槽14に給水させるよ
うに構成し、前記両経路15C,15Dを切り替えする
切り替え手段15Bを備えていることを特徴とするもの
である。
水加減用の水とを供給する給水手段15と、排米手段1
6とを有する洗米槽14内に攪拌手段18を備え、前記
排米手段16からの洗米を受け入れる炊飯器21を備え
た洗米装置1において、前述の目的を達成するために、
次の技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に係
る洗米給水装置は、洗米用の水と水加減用の水とを別々
の経路で且つ別々の流出端から洗米槽14に給水すべ
く、前記給水手段15の給水経路を洗米用給水経路15
Cと水加減用給水経路15Dとに分けて構成し、洗米槽
14の上部に配置され且つ下方に向けて水を流出させる
シャワー15Eを設け、前記洗米用給水経路15Cと水
加減用給水経路15Dとの内、洗米用給水経路15Cの
み、前記シャワー15Eから洗米槽14に給水させるよ
うに構成し、前記両経路15C,15Dを切り替えする
切り替え手段15Bを備えていることを特徴とするもの
である。
【0008】このように給水経路を分けて構成したこと
により、給水制御が確実かつ容易、正確にできるだけで
なく節水にもなるのである。ここで、攪拌手段18とし
ては、洗米槽14内に挿設した攪拌羽根であっても、ゼ
ット水流等による攪拌であっても良く、炊飯器21はガ
ス式、電気式のいずれであっても良く、また、内釜(炊
飯釜)だけであっても良い。請求項1において、水加減
用給水経路15Dに調味料Aを備え、該調味料Aを水加
減水とともに洗米槽14内に導入するように構成してい
ることが推奨される(請求項2)。
により、給水制御が確実かつ容易、正確にできるだけで
なく節水にもなるのである。ここで、攪拌手段18とし
ては、洗米槽14内に挿設した攪拌羽根であっても、ゼ
ット水流等による攪拌であっても良く、炊飯器21はガ
ス式、電気式のいずれであっても良く、また、内釜(炊
飯釜)だけであっても良い。請求項1において、水加減
用給水経路15Dに調味料Aを備え、該調味料Aを水加
減水とともに洗米槽14内に導入するように構成してい
ることが推奨される(請求項2)。
【0009】また、請求項2において、調味料Aは水加
減用給水経路15Dの途中に備えた容器15Fに収納可
能であり、該容器15Fには切り替え手段15Bを水加
減用給水経路15Dに切り替えたときに開弁される弁手
段15Gを備えていることが推奨される(請求項3)。
このように構成したことによって、炊飯量に見合った適
量の調味料Aを米に混入可能であり、該調味料Aを水加
減水の水流によって釜21Cに投入して炊飯(着火)す
ることにより、調味料Aが釜底に付着したりすることは
なく、光沢のあるご飯に仕上げることができるに至った
のである。
減用給水経路15Dの途中に備えた容器15Fに収納可
能であり、該容器15Fには切り替え手段15Bを水加
減用給水経路15Dに切り替えたときに開弁される弁手
段15Gを備えていることが推奨される(請求項3)。
このように構成したことによって、炊飯量に見合った適
量の調味料Aを米に混入可能であり、該調味料Aを水加
減水の水流によって釜21Cに投入して炊飯(着火)す
ることにより、調味料Aが釜底に付着したりすることは
なく、光沢のあるご飯に仕上げることができるに至った
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。本発明に係る洗米給水装置
(洗米給水機)1の全体構成の正面図を示す図1および
側面図を示す図2において、車輪、望ましくはキャスタ
車輪2を有する可搬基台3の奥部(後方側)には左右の
縦枠(支柱)4が立設され、この支柱4の上部に函体5
が装着されている。函体5の前面側には制御操作盤6お
よび電源スイッチ7等を有する扉8が開閉自在として備
えられているとともに、函体5内には貯米庫9が内装さ
れていて該貯米庫9に対して上方から米が投入(補給)
可能であり、貯米庫9の上端開口部は開閉自在又は着脱
自在な蓋10で拉蓋されている。
の形態について説明する。本発明に係る洗米給水装置
(洗米給水機)1の全体構成の正面図を示す図1および
側面図を示す図2において、車輪、望ましくはキャスタ
車輪2を有する可搬基台3の奥部(後方側)には左右の
縦枠(支柱)4が立設され、この支柱4の上部に函体5
が装着されている。函体5の前面側には制御操作盤6お
よび電源スイッチ7等を有する扉8が開閉自在として備
えられているとともに、函体5内には貯米庫9が内装さ
れていて該貯米庫9に対して上方から米が投入(補給)
可能であり、貯米庫9の上端開口部は開閉自在又は着脱
自在な蓋10で拉蓋されている。
【0011】貯米庫9の下半部は逆四角錐形状のホッパ
ー9Aを有し、ホッパー9Aの下部には計量器10が装
着されており、該計量器10はモータで例示する駆動体
11の回転駆動によってドラムで例示する計量器10に
て貯米庫9内の米を計量しつつ切り出し可能である。貯
米庫9内の米はホッパー9Aの傾斜壁面を滑動して計量
器10内に収められるのが基本であるが貯留した米の水
分率等によっては、滑動が不充分となり係留することも
ある。
ー9Aを有し、ホッパー9Aの下部には計量器10が装
着されており、該計量器10はモータで例示する駆動体
11の回転駆動によってドラムで例示する計量器10に
て貯米庫9内の米を計量しつつ切り出し可能である。貯
米庫9内の米はホッパー9Aの傾斜壁面を滑動して計量
器10内に収められるのが基本であるが貯留した米の水
分率等によっては、滑動が不充分となり係留することも
ある。
【0012】そこでホッパー9Aの傾斜壁面より突出し
て棒体、スクリュー等の攪拌体12を設け、この攪拌体
12をモータで例示する駆動体13の回転駆動により米
に振動等を与えて計量器10にスムーズに米を投入可能
とすることが望ましい。この攪拌体12は計量前に作動
させても良く、計量中に作動させても良く、又、この作
動は攪拌ではなくホッパー9Aの傾斜壁面に対して流下
方向の振動を付与するものであっても良く、回転による
攪拌のときは、その回転によって米を強制的に計量器1
0に流動させる(送り込む)方向の回転が望ましい。
て棒体、スクリュー等の攪拌体12を設け、この攪拌体
12をモータで例示する駆動体13の回転駆動により米
に振動等を与えて計量器10にスムーズに米を投入可能
とすることが望ましい。この攪拌体12は計量前に作動
させても良く、計量中に作動させても良く、又、この作
動は攪拌ではなくホッパー9Aの傾斜壁面に対して流下
方向の振動を付与するものであっても良く、回転による
攪拌のときは、その回転によって米を強制的に計量器1
0に流動させる(送り込む)方向の回転が望ましい。
【0013】貯米庫9の下方には洗米槽14が槽軸心を
縦向として装着されており、該洗米槽14内には計量器
10によって計測された所定量の米(計量米)が投入可
能である。洗米槽14は上部槽14Aと下部槽14Bと
を接合分離部14Cによって接合分離自在としており、
上部槽14Aは函体5の底部に固定された円筒形であ
り、下部槽14Bは漏斗部を有して下方に着脱自在とさ
れている。洗米槽14の上部には給水手段15が備えら
れ、洗米槽14の下部には排米手段16および排米手段
17が備えられているとともに、槽内には攪拌手段18
が内装されている。
縦向として装着されており、該洗米槽14内には計量器
10によって計測された所定量の米(計量米)が投入可
能である。洗米槽14は上部槽14Aと下部槽14Bと
を接合分離部14Cによって接合分離自在としており、
上部槽14Aは函体5の底部に固定された円筒形であ
り、下部槽14Bは漏斗部を有して下方に着脱自在とさ
れている。洗米槽14の上部には給水手段15が備えら
れ、洗米槽14の下部には排米手段16および排米手段
17が備えられているとともに、槽内には攪拌手段18
が内装されている。
【0014】給水手段15は水道、貯水タンク等の圧力
水源に接続されている基幹配管15Aから電磁弁等のよ
うに遠隔制御される切り換え弁(手動でも良い)で例示
する切り換え手段15Bを介して洗米乃至浸漬用の水を
供給する洗米用給水経路15Cと水加減用給水経路15
Dとに分けて構成されて、いずれの水も洗米槽14内に
流出可能とされている。切り換え手段15Bは、圧力水
を遮断する機能と、圧力水を経路15Cに流出する機能
および経路15Dに流出する機能に切り換え自在であ
り、経路15C,15Dに流出すべく切り換えたとき
は、流量も制御するようにされていることが節水等の観
点からも望ましい。
水源に接続されている基幹配管15Aから電磁弁等のよ
うに遠隔制御される切り換え弁(手動でも良い)で例示
する切り換え手段15Bを介して洗米乃至浸漬用の水を
供給する洗米用給水経路15Cと水加減用給水経路15
Dとに分けて構成されて、いずれの水も洗米槽14内に
流出可能とされている。切り換え手段15Bは、圧力水
を遮断する機能と、圧力水を経路15Cに流出する機能
および経路15Dに流出する機能に切り換え自在であ
り、経路15C,15Dに流出すべく切り換えたとき
は、流量も制御するようにされていることが節水等の観
点からも望ましい。
【0015】経路15Cの流出端にはノズル、シャワー
等の流出器15Eの複数が分岐して備えられており、洗
米槽14の上部から下方に向けて洗米水(洗浄水)を等
分配的に流出可能としており、経路15Cの中途には図
3で例示するように容器15Fが備えられていて該容器
15Fには炊飯オイル、塩、調味料等の添加物(調味料
と総称する)Aが水溶液(流動性を有する形態)として
収められており、弁手段15Gの開弁手段を介して水加
減水とともに調味料Aが洗米槽14内に水加減水の水流
を介して流出可能とされている。
等の流出器15Eの複数が分岐して備えられており、洗
米槽14の上部から下方に向けて洗米水(洗浄水)を等
分配的に流出可能としており、経路15Cの中途には図
3で例示するように容器15Fが備えられていて該容器
15Fには炊飯オイル、塩、調味料等の添加物(調味料
と総称する)Aが水溶液(流動性を有する形態)として
収められており、弁手段15Gの開弁手段を介して水加
減水とともに調味料Aが洗米槽14内に水加減水の水流
を介して流出可能とされている。
【0016】容器15Fは例えば縦枠4等に着脱自在に
装着されており、その上部は補給口(投入口)とされて
いて、該補給口は蓋15Hによって開閉自在とされてい
る。更に、容器15Fには目盛等の計測手段を備えて調
味料Aの残量(収納量)を判別するように構成すること
が望ましく、また、弁15Gは切り換え手段15Bが経
路15Dに切り換えられたときの信号によって所定時間
開弁する電磁石形とされ、所定時間(計量米の量等によ
って変動する)経過後に閉弁されるように遠隔制御(自
動制御)することが望ましいが、勿論手動(人為制御)
によるものでも可能である。
装着されており、その上部は補給口(投入口)とされて
いて、該補給口は蓋15Hによって開閉自在とされてい
る。更に、容器15Fには目盛等の計測手段を備えて調
味料Aの残量(収納量)を判別するように構成すること
が望ましく、また、弁15Gは切り換え手段15Bが経
路15Dに切り換えられたときの信号によって所定時間
開弁する電磁石形とされ、所定時間(計量米の量等によ
って変動する)経過後に閉弁されるように遠隔制御(自
動制御)することが望ましいが、勿論手動(人為制御)
によるものでも可能である。
【0017】経路15Dは洗米槽14の胴部(側部)に
連通されているが洗米槽14の上部に連通されていても
良く、胴部に連通したときは、固定されている上部槽1
4Aの胴部に連通することが望ましい。洗米槽14の下
部に備えられている排米手段16および排水手段17は
次のように構成されている。図1および図4において、
洗米槽14の下部には排水ボックス19が装着されてお
り、該ボックス19の底面に排米口20Aが形成され、
この排米口20Aは円錐形の排米弁20で例示する弁体
によって開閉自在とされ、排米弁20を開弁(下動)さ
せると排米口20Aを開いて該排米口20Aを介して洗
米槽14内の洗浄米が下方の炊飯器21に投入可能であ
り、ここに、排米手段16が構成されている。
連通されているが洗米槽14の上部に連通されていても
良く、胴部に連通したときは、固定されている上部槽1
4Aの胴部に連通することが望ましい。洗米槽14の下
部に備えられている排米手段16および排水手段17は
次のように構成されている。図1および図4において、
洗米槽14の下部には排水ボックス19が装着されてお
り、該ボックス19の底面に排米口20Aが形成され、
この排米口20Aは円錐形の排米弁20で例示する弁体
によって開閉自在とされ、排米弁20を開弁(下動)さ
せると排米口20Aを開いて該排米口20Aを介して洗
米槽14内の洗浄米が下方の炊飯器21に投入可能であ
り、ここに、排米手段16が構成されている。
【0018】排米ボックス19には、水、糠分等は流出
可能であるが米粒は流出できない筒状の濾体22が着脱
自在に内装されているとともに、該ボックス19の胴部
(側部)には分岐管23が連通されている。一方、洗米
槽14の上部のオーバーフロー孔に連通して縦管24が
備えられ、前記分岐管23と縦管24が排水弁を有する
集合ボックス25にそれぞれ接続されている。従って、
排米弁20によって排米口20Aを閉弁した状態で洗米
槽14内にて計量米を経路15Cからの水の流出ととも
に攪拌手段18の起動にて洗米(洗浄)するとともに研
米し、分岐管23からの排水と縦管24からのオーバー
フロー水は集合ボックス25の排水弁を開弁することに
よって機外に図示省略した排水ホース等を介して流出さ
れ、ここに、排水手段17を構成している。
可能であるが米粒は流出できない筒状の濾体22が着脱
自在に内装されているとともに、該ボックス19の胴部
(側部)には分岐管23が連通されている。一方、洗米
槽14の上部のオーバーフロー孔に連通して縦管24が
備えられ、前記分岐管23と縦管24が排水弁を有する
集合ボックス25にそれぞれ接続されている。従って、
排米弁20によって排米口20Aを閉弁した状態で洗米
槽14内にて計量米を経路15Cからの水の流出ととも
に攪拌手段18の起動にて洗米(洗浄)するとともに研
米し、分岐管23からの排水と縦管24からのオーバー
フロー水は集合ボックス25の排水弁を開弁することに
よって機外に図示省略した排水ホース等を介して流出さ
れ、ここに、排水手段17を構成している。
【0019】攪拌手段18は槽中心に軸心廻りに回転自
在な筒軸18Aを軸支し、この筒軸18Aから攪拌棒
(羽根)18Bの複数を分岐して備えて構成されてお
り、筒軸18Aをその上部に備えたベベルギヤ又はプー
リー等を介して駆動モータに連動連結されている。従っ
て、排米弁20を閉弁した状態で筒軸18Aをその軸心
廻りに回転することで計量米を洗浄水の流動等によって
洗米するとともに研米可能である。勿論、この攪拌手段
18は洗浄水をジェット水流等として洗米槽14内で循
環動させて攪拌する洗米方式とすることも可能である。
在な筒軸18Aを軸支し、この筒軸18Aから攪拌棒
(羽根)18Bの複数を分岐して備えて構成されてお
り、筒軸18Aをその上部に備えたベベルギヤ又はプー
リー等を介して駆動モータに連動連結されている。従っ
て、排米弁20を閉弁した状態で筒軸18Aをその軸心
廻りに回転することで計量米を洗浄水の流動等によって
洗米するとともに研米可能である。勿論、この攪拌手段
18は洗浄水をジェット水流等として洗米槽14内で循
環動させて攪拌する洗米方式とすることも可能である。
【0020】排米弁20は弁棒20Bの下端に着脱自在
に備えられており、該弁棒20Bは筒軸18Aに上下動
可能として内挿され、該弁棒20Bの上下動作によって
排米弁20が弁動作可能であり、弁棒20Bの上下動は
図示しないがカム又はクランク等の上下揺動にて可能と
されている。炊飯器21は基台3上に図2で示す矢示B
方向に水平移動自在とされている架台26上に載置され
ているガス式又は電気式の炊飯器である。該炊飯器21
はコンロ部21A上に外釜21Bが載置されており、該
外釜21Bには内釜(炊飯釜)21Cが挿脱自在に嵌挿
され、内釜21Cは釜蓋21Dによって施蓋されてい
る。
に備えられており、該弁棒20Bは筒軸18Aに上下動
可能として内挿され、該弁棒20Bの上下動作によって
排米弁20が弁動作可能であり、弁棒20Bの上下動は
図示しないがカム又はクランク等の上下揺動にて可能と
されている。炊飯器21は基台3上に図2で示す矢示B
方向に水平移動自在とされている架台26上に載置され
ているガス式又は電気式の炊飯器である。該炊飯器21
はコンロ部21A上に外釜21Bが載置されており、該
外釜21Bには内釜(炊飯釜)21Cが挿脱自在に嵌挿
され、内釜21Cは釜蓋21Dによって施蓋されてい
る。
【0021】図で示す炊飯器21は、釜蓋21Dに米投
入口21Eを形成し、この投入口21Eを開閉自在とす
るシャッタ21Fを備えたものが例示されており、釜蓋
21Dは蓋開閉保持手段21Gによって上下動自在であ
り、シャッタ21Fはスライドレール21Hを摺動して
開閉可能である。従って、図4で示すように排米口20
Aの直下に投入口21Eを相対させてシャッタ21Fを
開動作することによって、水加減された洗浄米を内釜2
1Cに投入してコンロ部21Aの着火等によって炊飯可
能であり、その際、感熱センサー21J等によって炊飯
制御するのである。
入口21Eを形成し、この投入口21Eを開閉自在とす
るシャッタ21Fを備えたものが例示されており、釜蓋
21Dは蓋開閉保持手段21Gによって上下動自在であ
り、シャッタ21Fはスライドレール21Hを摺動して
開閉可能である。従って、図4で示すように排米口20
Aの直下に投入口21Eを相対させてシャッタ21Fを
開動作することによって、水加減された洗浄米を内釜2
1Cに投入してコンロ部21Aの着火等によって炊飯可
能であり、その際、感熱センサー21J等によって炊飯
制御するのである。
【0022】但し、炊飯器21は、コンロ部等は別置式
として、内釜(炊飯釜)21Cを排米口20Aの同軸直
下に配置したものでも良い。次に、図示した洗米給水機
1の一連動作を概説する。制御操作盤6により所望の炊
飯量、水加減、浸漬時間、蒸らし時間、炊き上がり時間
等のデータを入力させた後スタート信号を発信する。こ
の信号により、計量器10が回転して所米庫9内の米を
洗米槽14に投入する(このとき排米弁20は閉じられ
ている)。
として、内釜(炊飯釜)21Cを排米口20Aの同軸直
下に配置したものでも良い。次に、図示した洗米給水機
1の一連動作を概説する。制御操作盤6により所望の炊
飯量、水加減、浸漬時間、蒸らし時間、炊き上がり時間
等のデータを入力させた後スタート信号を発信する。こ
の信号により、計量器10が回転して所米庫9内の米を
洗米槽14に投入する(このとき排米弁20は閉じられ
ている)。
【0023】計量完了とともに攪拌手段18が回転する
とともに計量完了信号によって切り替え手段15Bが経
路15Cに連通して所定量の洗浄水が流出器15Eから
洗米槽14内に給水されて洗米工程に入る。この洗米工
程のとき、排水手段17によって汚水等は機外に放出さ
れ、所定時間の洗米工程が終わると、経路15Cからの
給水が一時中断され、攪拌手段18が回転することで研
米工程に移行する。この洗米、研米工程を数回繰返した
のち、すすぎ工程に移行するが、このときは集水ボック
ス25の弁を閉弁しておいて、経路15Cからの給水に
よって洗米槽14内に貯水後、集水ボックス25の弁を
開弁することによって糠分等を一挙に機外に排出する。
とともに計量完了信号によって切り替え手段15Bが経
路15Cに連通して所定量の洗浄水が流出器15Eから
洗米槽14内に給水されて洗米工程に入る。この洗米工
程のとき、排水手段17によって汚水等は機外に放出さ
れ、所定時間の洗米工程が終わると、経路15Cからの
給水が一時中断され、攪拌手段18が回転することで研
米工程に移行する。この洗米、研米工程を数回繰返した
のち、すすぎ工程に移行するが、このときは集水ボック
ス25の弁を閉弁しておいて、経路15Cからの給水に
よって洗米槽14内に貯水後、集水ボックス25の弁を
開弁することによって糠分等を一挙に機外に排出する。
【0024】次に、水加減工程に移行するが、切り替え
手段15Bを経路15Dに連通するように制御し、その
水流等によって調味料Aを溶液化した状態で水加減水を
洗米槽14内に流出させるとともに、排米弁20を開弁
して炊飯器21に洗浄米に調味料Aを混合し、かつ、水
加減した状態で投入するのであり、その後、必要に応じ
て浸漬工程を経由して炊飯工程に移行するのであり、蒸
らし工程を経て一連の動作が完了する。
手段15Bを経路15Dに連通するように制御し、その
水流等によって調味料Aを溶液化した状態で水加減水を
洗米槽14内に流出させるとともに、排米弁20を開弁
して炊飯器21に洗浄米に調味料Aを混合し、かつ、水
加減した状態で投入するのであり、その後、必要に応じ
て浸漬工程を経由して炊飯工程に移行するのであり、蒸
らし工程を経て一連の動作が完了する。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、洗米用の水と水加
減用の水とは別経路として分けているので、水加減量は
正確に管理できるだけでなく、節水にも寄与するのであ
る。また、水加減用の水によって調味料を混合投入する
ので、調味料の無駄な流出もなく、調味料混合による感
熱センサーの誤作動も少なくなる。
減用の水とは別経路として分けているので、水加減量は
正確に管理できるだけでなく、節水にも寄与するのであ
る。また、水加減用の水によって調味料を混合投入する
ので、調味料の無駄な流出もなく、調味料混合による感
熱センサーの誤作動も少なくなる。
【図1】洗米給水機の正面図である。
【図2】洗米給水機の側面図である。
【図3】給水手段の構成図である。
【図4】排米手段と炊飯器との関連図である。
1 洗米給水機
14 洗米槽
15 給水手段
15B 切り替え手段
15C 洗米用経路
15D 水加減用経路
16 排米手段
18 攪拌手段
21 炊飯器
A 調味料
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−56848(JP,A)
特開 平7−289177(JP,A)
実開 昭50−121084(JP,U)
実開 昭62−43528(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47J 27/14
B02B 1/06
Claims (3)
- 【請求項1】 洗米用の水と水加減用の水とを供給する
給水手段(15)と、排米手段(16)とを有する洗米
槽(14)内に攪拌手段(18)を備え、前記排米手段
(16)からの洗米を受け入れる炊飯器(21)を備え
た洗米装置(1)において、洗米用の水と水加減用の水とを別々の経路で且つ別々の
流出端から洗米槽(14)に給水すべく、 前記給水手段
(15)の給水経路を洗米用給水経路(15C)と水加
減用給水経路(15D)とに分けて構成し、洗米槽(1
4)の上部に配置され且つ下方に向けて水を流出させる
シャワー(15E)を設け、前記洗米用給水経路(15
C)と水加減用給水経路(15D)との内、洗米用給水
経路(15C)のみ、前記シャワー(15E)から洗米
槽(14)に給水させるように構成し、前記両経路(1
5C)(15D)を切り替えする切り替え手段(15
B)を備えていることを特徴とする洗米給水装置。 - 【請求項2】 水加減用給水経路(15D)に調味料
(A)を備え、該調味料(A)を水加減水とともに洗米
槽(14)内に導入するように構成していることを特徴
とする請求項1に記載の洗米給水装置。 - 【請求項3】 調味料(A)は水加減用給水経路(15
D)の途中に備えた容器(15F)に収納可能であり、
該容器(15F)には切り替え手段(15B)を水加減
用給水経路(15D)に切り替えたときに開弁される弁
手段(15G)を備えていることを特徴とする請求項2
に記載の洗米給水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17439299A JP3509640B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 洗米給水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17439299A JP3509640B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 洗米給水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001000321A JP2001000321A (ja) | 2001-01-09 |
JP3509640B2 true JP3509640B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=15977801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17439299A Expired - Fee Related JP3509640B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 洗米給水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3509640B2 (ja) |
-
1999
- 1999-06-21 JP JP17439299A patent/JP3509640B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001000321A (ja) | 2001-01-09 |
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Date | Code | Title | Description |
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A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031222 |
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