JP3508594B2 - リーンNOx触媒を有する内燃機関 - Google Patents
リーンNOx触媒を有する内燃機関Info
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Description
を有する内燃機関、詳しくは、排気系における雰囲気が
特に酸素過剰状態になる内燃機関の排気系に備えられ、
この排気系の排気ガス中に含まれる窒素酸化物NOxを
還元剤を用いて浄化するリーンNOx触媒を有する内燃
機関に関する。
ィーゼルエンジン等、熱効率が良く、排気系における雰
囲気が酸素過剰でかつ炭化水素や一酸化炭素が少ない内
燃機関の排気浄化手段として排気系に用いる触媒コンバ
ータは、例えば吸蔵還元型リーンNOx触媒を包蔵して
いる。吸蔵還元型リーンNOx触媒は、リーン雰囲気で
窒素酸化物を触媒に一旦吸蔵し、後に酸素濃度の低いリ
ッチ雰囲気の排気をリーンNOx触媒に供給することで
前記吸蔵した窒素酸化物を触媒から放出し、排気中の還
元成分で一気に還元浄化するものである。つまり、リー
ンNOx触媒は、窒素酸化物の還元浄化を連続して行わ
ず、還元浄化の実行と停止とを交互に繰り返す。したが
って、吸蔵還元型リーンNOx触媒のことを間欠処理型
のリーンNOx触媒ともいえる。
で活性化し、所定の温度以下では十分な活性化が望めな
い。そのためにリーンNOx触媒を前記所定の温度であ
る活性温度以上にまで高めなくてはならない。
エンジンやその他の、燃料を気筒内に直接噴射する内燃
機関にあっては、燃料噴射装置の機関への取り付け位置
等の構造上の理由から減速時には燃料噴射を行わない。
しかし、車輌が走行していれば噴射の有無に拘わらずピ
ストンは動く。このため、減速時に吸気ポートから気筒
内に入った空気は、燃焼に供されずそのまま排気ポート
から排気通路に流れてやがて触媒コンバータに至る。つ
まり、減速時は、非燃焼時であるから、触媒コンバータ
には燃焼時よりもかなり低温な空気が流れることにな
る。このため、触媒温度は低下し、減速前に触媒が活性
化していた場合は触媒温度が活性温度よりも低くなって
しまう。そして、この状態で車輌が減速走行から通常走
行に移ったとしても、それに合わせてリーンNOx触媒
の温度がすぐに活性温度以上になるわけではない。した
がって、触媒が活性温度以上に再びなるまでの間にあっ
ては、窒素酸化物を還元浄化できない場合があり得る。
窒素酸化物の還元浄化をしづらくなるばかりか、ディー
ゼル燃料をリーンNOx触媒の還元剤とし、これを排気
系に供給するとスート等が発生し、リーンNOx触媒が
つまる虞がある。
れたもので、車輌が減速走行から通常走行に移行する際
においてリーンNOx触媒が有効に機能するように、車
輌が減速域にある時からリーンNOx触媒を活性温度以
上に高めておくことやスート等の発生を抑制することを
課題とする。
例えば、特開平6−117225号公報にあるように、
本来の役割が機関駆動用の燃料を噴く燃料噴射装置であ
るインジェクタによって、いわゆる副噴射をすることで
為してきた。副噴射とは周知の如く、インジェクタが膨
張行程から排気行程の間で噴く燃料噴射をいう。
主噴射といい、主噴射は圧縮行程で行う。よって副噴射
は副次的である。このため、インジェクタはその本来の
役割である主噴射がまず好適になるように設定してあ
る。例えば、機関燃焼を好適に行うためには、燃料を気
化あるいは微粒化するのが好ましい。そこで、燃料が気
化等し易いように、通常は、ピストンが上死点近傍にあ
る時に主噴射を行うようになっている。そして、これを
実現するため、一定の噴射角をもってインジェクタをシ
リンダーヘッドに取り付けてある。ところが、副噴射
は、前記のように膨張行程から排気行程の間で行う燃料
噴射であるから、副噴射用にインジェクタから燃料を噴
く時期は、ピストンが上死点よりも下方にある時であ
る。この関係で、副噴射で噴かれる燃料は気化あるいは
微粒化しにくい。このため副噴射で噴かれる燃料は、液
化状態のまま排気系に供給される場合があり得る。しか
し、副噴射によって排気系に導かれた燃料であっても、
これが気化あるいは微粒化状態にあった方が窒素酸化物
の還元浄化を行う上では好ましい。
れているインジェクタに副噴射についても十分な効果を
期待するには無理がある。
リーンNOx触媒を有する内燃機関とすることを課題と
する。
に、本発明のリーンNOx触媒を有する内燃機関は次の
手段を採用した。
絞る吸気絞り弁と、排気通路に設置され排気通路を通る
ガスを浄化するリーンNOx触媒と、燃料を燃焼するこ
とで得られた熱により機関関連要素を昇温する燃焼式ヒ
ータと、この燃焼式ヒータの燃焼ガスを前記吸気通路に
出す燃焼ガス排出路と、前記排気通路におけるリーンN
Ox触媒の上流側に向けて気筒を通ることなく前記燃焼
ガスを導く燃焼ガス導入路と、この燃焼ガス導入路また
は前記燃焼ガス排出路のいずれかを選択的に切り替えて
開く切替え弁と、を有し、前記リーンNOx触媒の再生
処理要求時でかつ車輌が減速走行している時は、前記吸
気絞り弁により前記吸気通路を閉じるとともに前記切替
え弁を切り替えて前記燃焼ガス導入路を開くリーンNO
x触媒を有する内燃機関。
ば、機関冷却水やシリンダブロック、シリンダヘッド等
内燃機関自体のことである。
バーンエンジンやディーゼルエンジン等の減速時には燃
料噴射装置から気筒内に向けて燃料が噴射しないように
なっている内燃機関をいう。
別物として内燃機関に付属するヒータであって、内燃機
関本体のシリンダ内での燃焼に何等影響されることなく
独自の燃焼を行って燃焼ガスを排出するものである。こ
れを別途設けることにより、機関始動前から排気系温度
を高めたり、触媒を活性化したりできる。。
ーンNOx触媒であっても選択還元型リーンNOx触媒
であってもよい。
て炭化水素や一酸化炭素等を含むものがよく、そのため
に燃焼式ヒータの燃焼用燃料にはガソリンや軽油等の内
燃機関用燃料を用いるのが好ましい。ガソリン等の燃料
は、これが完全燃焼しなければ未燃ガスを発生し、未燃
ガスには還元剤となる炭化水素や一酸化炭素が含まれる
からである。なお、燃焼式ヒータの出す燃焼ガスのこと
を以下、特に断らない限り燃焼ガスという。
が通過する間にその熱が他に逃げることなくリーンNO
x触媒を暖めることのみに供される通路であると好適で
ある。また、燃焼ガス導入路は、吸気通路と排気通路と
を結ぶ状態で機関本体に対して迂回する迂回路であるこ
とが望ましい。
とは、リーンNOx触媒のNOx還元を要する時であ
る。
関では、リーンNOx触媒の再生処理要求時でかつ車輌
が減速走行をしている時は、吸気通路に設置の吸気絞り
弁を絞って吸気通路を閉じるとともに、つまり吸気通路
を閉じると同時かあるいはほぼ同時に、切替え弁の操作
により燃焼ガス導入路を開く。燃焼ガス導入路を開くと
いうことは、同時に燃焼ガス排出路を切替え弁を境にし
て閉じるということである。
くとも吸気絞り弁を経由して気筒に向かう吸気はほとん
どない。つまり、低温なガス(実質的には吸気のこと)
がリーンNOx触媒に向けては流れない。よって、それ
だけでもリーンNOx触媒の温度低下を防げる。
え弁の操作により燃焼ガス導入路を開き、この開いた燃
焼ガス導入路は、機関本体、換言すれば気筒を通ること
なく、例えば排気通路におけるリーンNOx触媒の上流
側に向けて機関本体を迂回しながら燃焼ガスを導く。し
たがって、このときに燃焼ガスの温度が高温であれば、
リーンNOx触媒の温度も高まる。つまり、本発明にあ
っては、車輌が減速走行していても、従来技術のように
リーンNOx触媒が吸気によって冷却されることがな
い。むしろリーンNOx触媒を暖める。よって、減速走
行から通常走行に移行する際においてリーンNOx触媒
が有効に機能するように、車輌が減速域にある時から燃
焼式ヒータの燃焼量を高めてリーンNOx触媒の温度を
活性温度以上にしておけば、車輌が通常走行をするよう
になった時点でリーンNOx触媒はすでに活性化状態に
ある。したがって、このときにリーンNOx触媒に還元
剤を適量に供給すれば減速走行から通常走行への移行の
際に窒素酸化物の還元浄化を間断なくできる。この結
果、好適なリーンNOx触媒の再生を図れる。
していても燃焼ガスの温度を高めることで、スート等を
燃焼により除去できる。
置を備え、前記再生処理要求時でかつ車輌が減速走行し
ている時に前記排気再循環装置を作動して排気系から吸
気系に延びる排気再循環通路を開くことが望ましい。
関では、リーンNOx触媒の再生処理要求時でかつ車輌
が減速走行をしている時には前記のように吸気通路を閉
じるとともに燃焼ガス導入路を開く。また、加えてこの
ときに排気再循環装置を作動し排気系から吸気系に延び
る排気再循環通路も開く。このとき車輌が減速走行をし
ているので気筒には燃料噴射装置から燃料が噴射されな
い。したがって、前記した吸気絞り弁を閉じる前に吸気
通路の吸気絞り弁下流側にあった吸気が気筒に流れて
も、この吸気は燃焼には供されず、つまり少なくとも温
度的変化のほとんどない状態で排気ポートから出るだけ
となる。そして、このとき燃焼ガス導入路が開いている
ので、前記排気ポートから出たガスは、排気再循環通路
を介して吸気側に戻る。したがって、リーンNOx触媒
の再生処理要求時でかつ車輌が減速走行している時に吸
気絞り弁が閉じた後は、リーンNOx触媒に向けて冷た
い吸気はほとんど流れない。したがって、リーンNOx
触媒の温度低下を一層防止できる。
x触媒の再生処理要求時には、前記燃焼ガスの空燃比を
リッチにするにするとよい。
関では、燃焼ガスの空燃比をリッチにすると、燃焼式ヒ
ータの燃焼熱が高まる上に、炭化水素等の還元ガス成分
が排気ガス中に多くなり、リーンNOx触媒のNOx還
元ができる。また、燃焼式ヒータの燃焼ガスを窒素酸化
物の還元に用いているので従来の副噴射が不用になる。
入路の前記排気通路との接合点はリーンNOx触媒の手
前箇所であることが望ましい。
関では、燃焼式ヒータから出る燃焼ガスを燃焼ガス導入
路を経由してリーンNOx触媒の手前箇所にまで、つま
りリーンNOx触媒の直ぐ近くにまで直接的に送り込め
る。このため、リーンNOx触媒を活性化するのに燃焼
ガス熱を無駄なく利用できる。
入路は断熱材を有するようにしてもよい。
が燃焼ガス導入路を通過する間に燃焼ガスの持つ熱を他
に逃がすことなく、触媒を暖めることのみに利用でき
る。したがって、リーンNOx触媒を一層暖められるの
で、それだけ早くに窒素酸化物の還元ができる。
リーンNOx触媒を有する内燃機関を添付した図面に基
づいて説明する。
ゼルエンジンIは、シリンダ2と、このシリンダ2内に
燃焼に必要な空気を送り込む吸気装置3と、シリンダ2
から出る排気ガスを大気中に放出する排気装置4とを有
する。
2aを載置固定してあり、その内部にはピストン5を上
下動可能になるように設けてある。
示しないクランクシャフトに連結してある。ピストン5
のピストンヘッドには燃焼室6を形成してある。
5が上昇して来た時に、燃焼室6に臨む吸気ポート8と
排気ポート9とを設けてある。
れぞれ吸気バルブ8aおよび排気バルブ9aを組み込ん
であり、両バルブ間にはシリンダ2に燃料を噴射するイ
ンジェクタ10をシリンダ2に臨んだ状態で配置してあ
る。
駆動源となる図示しないインジェクションポンプのポン
プ圧を受けて燃料を噴出する。
接続し、排気ポート9には排気通路12を接続してあ
る。
エアクリーナを始端とし吸気ポート8を終端とする。そ
して、エアクリーナと吸気ポート8との間には、吸気系
構造物である、ターボチャージャのコンプレッサ15
a,機関関連要素を昇温する燃焼式ヒータ17,図示し
ない吸気冷却装置であるインタークーラや吸入分岐管で
あるインテークマニホールド等を吸気通路11上に配置
する。
を始端とし、そこから図示しないマフラを終端とする。
そして、排気ポート9とマフラとの間には、排気系構造
物である、ターボチャージャのタービン15bやガス浄
化装置としての触媒コンバータ19等を排気通路12上
に備えてある。なお、触媒コンバータ19は、その内部
に吸蔵還元型リーンNOx触媒を包蔵し、エンジンIの
排気ガスを主として浄化し、燃焼式ヒータ17の燃焼ガ
スも合わせて浄化するガス浄化装置である。また、触媒
コンバータ19のことをリーンNOx触媒の意味で使え
るものとし、吸蔵還元型リーンNOx触媒のことを特に
断らない限り、単にリーンNOx触媒という。さらに、
リーンNOx触媒がNOx還元を要する時のことをリー
ンNOx触媒の再生処理要求時ということにする。
別々につなげる2本の接続管、すなわち燃焼ガス導入路
21と排気再循環装置(EGR装置)23とで結ばれて
いる。
の燃焼ガスを吸気通路11側から排気通路12側に向け
て、機関本体、言い換えればシリンダ2を迂回して導く
管である。EGR装置23はシリンダ2で発生する窒素
酸化物を低減するために排気ガスを吸気系に戻し、吸気
装置3と排気装置4とを実質つなぐ排気再循環通路とし
てのEGR通路23aと、EGR通路23aを通る排気
ガスの量を調整するEGR弁23bとを有する。
7は、この燃焼式ヒータ17に吸気通路11から空気を
供給する空気供給路33と、燃焼式ヒータ17の出した
燃焼ガスを吸気通路11に出す燃焼ガス排出路35とを
有する。これら空気供給路33と燃焼ガス排出路35と
によって、燃焼式ヒータ17は吸気通路11に取り付け
られている。また、燃焼式ヒータ17には、燃焼式ヒー
タ17の図示しない空気流通路を流れる空気の量を調整
するための、調整弁17aや送風ファン17bを有す
る。また、符号17cが示すものは酸素センサであり、
この酸素センサ17cを用いることで燃焼ガスの空燃比
を求めることができる。
路35の吸気通路11との各接続箇所C1,C2は、接
続箇所C1の方が接続箇所C2よりも上流側にある。そ
して、燃焼ガス排出路35の途中には周知の三方弁36
を設けてある。この三方弁36に燃焼ガス導入路21の
一端を接続する。また、燃焼ガス導入路21の他端は、
排気通路12のうち触媒コンバータ19の上流側手前箇
所C3に接続する。この上流側手前箇所C3は燃焼ガス
導入路21の排気通路12との接合点でもあり、言い換
えれば触媒コンバータ19の図示しない入り口近傍箇所
である。なお、燃焼ガス導入路21には、その壁面に図
示しない断熱材を付けてあり、燃焼ガス導入路21を通
る燃焼ガス熱を他に逃がさないようにしてある。
でかつ車輌が減速走行している時には、三方弁36によ
り燃焼ガス導入路21を開く。これにより燃焼式ヒータ
17の燃焼ガスが燃焼ガス導入路21を経由して、触媒
コンバータ19に流れる。そして、車輌が減速走行して
いる時は、インジェクタ10からシリンダ2に燃料は噴
かれない。
と接続箇所C2との間には、吸気通路11を通る吸気を
絞る吸気絞り弁38を設けてある。この吸気絞り弁38
も三方弁36と同様、触媒コンバータ19のリーンNO
x触媒が再生処理要求時にあってかつ車輌が減速走行し
ている時に作用する。吸気絞り弁38を作動して吸気通
路11を閉じる。
車輌が減速走行している時の機関作動状態を示すのが図
1である。
1を経由して触媒コンバータ19の上流側手前箇所C3
に流れ、その後、触媒コンバータ19のリーンNOx触
媒を暖める。加えて、リーンNOx触媒の再生処理要求
時でかつ車輌が減速走行をしている場合には、EGR装
置23を作動してEGR通路23aを開く。さらに、リ
ーンNOx触媒の再生処理要求時には、リーンNOx触
媒を還元雰囲気におけるように燃焼ガスの空燃比をリッ
チにするため、燃焼式ヒータ17の空燃比調整を行う。
ではなくかつ車輌が通常走行にある時の機関作動状態を
示すのが図2である。
8は、リーンNOx触媒の再生処理要求時でかつ車輌が
減速走行をしている場合とは反対に作用する。その結
果、三方弁36によって燃焼ガス導入路21が閉じ、吸
気絞り弁38によって吸気通路11が開く。この場合の
燃焼ガスは、図2の実線矢印のように、燃焼ガス排出路
35を経由して吸気通路11に流れ、その後、シリンダ
2内に入って機関暖機用として作用する。なお、減速時
ではなく通常走行時であるので、インジェクタ10から
燃料が噴射する。この噴射燃料が吸気とが混合してなる
混合気が燃焼すると、シリンダ2の排気ポート9から排
気ガスとなって出る。また、車輌の通常走行時であるか
らEGR装置23が通常に作動し、排気ポート9から出
た前記排気ガスが図2に破線矢印で示す流れとなってE
GR通路23aを排気側から吸気側に向けて再循環す
る。なお、このときのEGR弁23bの開度はリーンN
Ox触媒の再生処理要求時でかつ車輌が減速走行してい
る時よりも小さい。
触媒の状態と車輌の走行状態とに応じて、燃焼ガス導入
路21または燃焼ガス排出路35のいずれかを選択的に
切り替えてガス流路を開く切替え弁であるから、三方弁
36のことをガス流路切替え弁という。
とコンプレッサ15aとの間には、吸気圧センサ39を
取り付けてある。なお、吸気系の圧力が所定値以上にな
る時に燃焼式ヒータ17を作動すれば、エンジンIが作
動中であっても燃焼式ヒータ17から出る燃焼ガスを燃
焼ガス導入路21を経由して排気通路12に流せる。な
お、「所定値」とは、機関吸気系の圧力が当該所定値以
上となり、燃焼式ヒータを作動させたときに機関吸気系
の圧力が機関排気系の圧力よりも高く、よって燃焼式ヒ
ータの燃焼ガスを機関排気系へ向けて流すことができ、
逆流の生じない値をいう。
の入り口および出口の両端部近傍には、それぞれ図示し
ないNOxセンサを取り付けてある。両NOxセンサの
検出値の差からリーンNOx触媒が還元時期にあるかど
うかを求められる。
するのは、コンピュータ、つまりエンジン制御装置EC
Uの構成部品である中央処理制御装置CPUである。C
PUは、説明の有無に拘わらずエンジンIに設けた各種
センサがエンジンIの運転状態ごとに検出しかつECU
に送る各種電気信号に基づいて、リーンNOx触媒の再
生処理要求時でかつ車輌が減速走行しているか否かを判
定する。そして、その判定結果に応じて、CPUは三方
弁36や吸気絞り弁38を作動し、燃焼ガス導入路21
および吸気通路11を開閉して必要箇所に燃焼ガスを振
り分けたり、燃焼ガスの空燃比を調整したりする。 〈実施の形態の作用効果〉次に、実施の形態の作用効果
について説明する。
触媒の再生処理要求時でかつ車輌が減速走行をしている
時は、吸気通路11に設置の吸気絞り弁38を作動して
吸気通路11を閉じる。これと同時かあるいはほぼ同時
にガス流路切替え弁である三方弁36の操作により燃焼
ガス導入路21を開きさらにEGR弁23bを作動して
EGR通路23aを車輌が通常走行している場合よりも
大きく開きガスの通りをよくする。燃焼ガス導入路21
を開くということは同時に燃焼ガス排出路35を三方弁
36を境に閉じることである。
11を閉じた後は、少なくとも吸気絞り弁38を経由し
てシリンダ2に向けて流れる吸気は非常に少ない。つま
り、低温なガス(実質的には吸気のこと)がリーンNO
x触媒に向けては流れない。よって、それだけでもリー
ンNOx触媒の温度低下を防止できる。
の操作により燃焼ガス導入路21を開くと、この開いた
燃焼ガス導入路21は、排気通路12におけるリーンN
Ox触媒の上流側手前箇所C3に向けて燃焼ガスを導
く。このとき燃焼ガスは機関本体(シリンダ2)を迂回
して図1の実線矢印のように燃焼ガス導入路21内を流
れる。したがって、このときに燃焼ガスの温度が高温で
あれば、リーンNOx触媒の温度も高まる。
技術のようにリーンNOx触媒が吸気によって冷やされ
ることがないばかりか反対にリーンNOx触媒を暖め
る。よって、減速走行から通常走行に移る際においてリ
ーンNOx触媒が有効に機能するように、車輌が減速域
にある時から燃焼式ヒータの燃焼量を高めてリーンNO
x触媒の温度を活性温度以上にしておけば、車輌が通常
走行をするようになった時点でリーンNOx触媒はすで
に活性化状態にある。したがって、このときにリーンN
Ox触媒に還元剤を適量に供給すれば、すなわち燃焼式
ヒータの燃焼ガスの空燃比をリッチにしてリーンNOx
触媒が還元雰囲気中にあるようにすれば、減速走行から
通常走行への移行の際に窒素酸化物の還元浄化を間断な
くできる。この結果、好適なリーンNOx触媒の再生を
図れる。
していても燃焼ガスの空燃比をリッチ化すると燃焼ガス
熱が高まるので、燃焼によりスート等を除去できる。
ンジェクタ10から燃料が噴射されない。よって、前記
した、吸気絞り弁38を閉じる以前に吸気通路11にあ
った吸気絞り弁38の設置個所よりも下流側の吸気は、
燃焼に供されずにつまり温度的変化のほとんどない状態
のまま排気ポート9から出る。そして、このときEGR
通路23aが開いているので、排気ポート9から出たガ
ス(実質的には吸気のこと)は、EGR通路23aを介
して図2の破線矢印のように排気側から吸気側に戻され
る。このため、吸気絞り弁38を閉じた後は、触媒コン
バータ19に向けて冷たい吸気はほとんど流れない。し
たがって、リーンNOx触媒の温度低下を一層防止でき
る。
から出る燃焼ガスを燃焼ガス導入路21を経由してリー
ンNOx触媒の手前箇所C3にまで、つまりリーンNO
x触媒の直ぐ近くにまで直接的に送り込める。このた
め、リーンNOx触媒を活性化するのに燃焼ガス熱を無
駄なく利用できる。その上、燃焼ガス導入路21を断熱
化してあるので燃焼ガスが燃焼ガス導入路21を通過す
る間に燃焼ガスの持つ熱が他に逃げない。よって、燃焼
ガス熱を触媒を暖めることのみに利用できる。したがっ
て、リーンNOx触媒を一層暖められるのでそれだけ早
くに排気浄化が可能であり、また窒素酸化物の還元がで
きる。
物の還元に用いているので従来の副噴射が不用になる。
関によれば、車輌が減速走行から通常走行に移行する
際、リーンNOx触媒の温度を活性温度以上に予め高め
ておけるので、車輌が減速走行から通常走行へ移行して
も窒素酸化物の還元浄化やスート等の除去が間断なくで
きる。
機関の実施の形態の概略構成図であって、車輌が減速走
行している場合の作動状態を示す図。
機関の実施の形態の概略構成図であって、車輌が通常走
行している場合の作動状態を示す図。
導入路33の排気通路12との接合点)
Claims (5)
- 【請求項1】 吸気通路に設置され吸気通路を通る吸気
を絞る吸気絞り弁と、 排気通路に設置され排気通路を通るガスを浄化するリー
ンNOx触媒と、 燃料を燃焼することで得られた熱により機関関連要素を
昇温する燃焼式ヒータと、 この燃焼式ヒータの燃焼ガスを前記吸気通路に出す燃焼
ガス排出路と、 前記排気通路におけるリーンNOx触媒の上流側に向け
て気筒を通ることなく前記燃焼ガスを導く燃焼ガス導入
路と、 この燃焼ガス導入路または前記燃焼ガス排出路のいずれ
かを選択的に切り替えて開く切替え弁と、 を有し、 前記リーンNOx触媒の再生処理要求時でかつ車輌が減
速走行している時は、前記吸気絞り弁により前記吸気通
路を閉じるとともに前記切替え弁を切り替えて前記燃焼
ガス導入路を開くリーンNOx触媒を有する内燃機関。 - 【請求項2】 排気再循環装置を備え、前記再生処理要
求時でかつ車輌が減速走行している時に前記排気再循環
装置を作動して排気系から吸気系に延びる排気再循環通
路を開くことを特徴とする請求項1記載のリーンNOx
触媒を有する内燃機関。 - 【請求項3】 前記リーンNOx触媒の再生処理要求時
には、前記燃焼ガスの空燃比をリッチにすることを特徴
とする請求項1または請求項2記載のリーンNOx触媒
を有する内燃機関。 - 【請求項4】 前記燃焼ガス導入路の前記排気通路との
接合点はリーンNOx触媒の手前箇所であることを特徴
とする請求項1から請求項3いずれか記載のリーンNO
x触媒を有する内燃機関。 - 【請求項5】 前記燃焼ガス導入路は断熱材を有するこ
とを特徴とする請求項1から請求項4いずれか記載のリ
ーンNOx触媒を有する内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36576198A JP3508594B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | リーンNOx触媒を有する内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP36576198A JP3508594B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | リーンNOx触媒を有する内燃機関 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000186530A JP2000186530A (ja) | 2000-07-04 |
JP3508594B2 true JP3508594B2 (ja) | 2004-03-22 |
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ID=18485046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP36576198A Expired - Lifetime JP3508594B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | リーンNOx触媒を有する内燃機関 |
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JP (1) | JP3508594B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101400616B1 (ko) * | 2008-10-24 | 2014-05-26 | 현대자동차주식회사 | 예열 및 에어히터 제어 방법 |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP36576198A patent/JP3508594B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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