JP3507222B2 - トナー補給容器 - Google Patents
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Description
機やプリンターなどの画像形成装置に粉体トナーを補給
するためのトナー補給装置及びトナー補給容器に関す
る。さらに詳細には前記トナー補給容器を装着・開封し
トナーを補給する際の操作性の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、静電式複写機、プリンター等の画
像形成装置には現像剤として粉末のトナーが使用されて
いる。そして、装置本体の現像剤が消費された場合に
は、トナー補給容器を用いて画像形成装置本体へトナー
を補給することが行われている。このトナー補給容器
は、従来箱状の容器本体にフランジ部を一体的に設け、
フランジ部に可橈性フィルム(以下シールフィルムと称
する)を熱溶着等の手段により剥離可能に接着したトナ
ー容器が広く実用されている。また使用済みの前記トナ
ー容器の内部に小量残留したトナーがこぼれて飛散する
のを防止するため、さらにシャッターを追加し、これに
よって再封可能なトナー容器も提案、実用されている
(特開平4-336565)。 【0003】一方複写機等の本体側において、前記トナ
ー容器からトナー補給を受けるトナーホッパー又は現像
器についても、トナー飛散、汚れ防止及び異種トナーの
入れ間違い防止のためシャッター部材(以下ホッパー蓋
とする)を設けたものがある(特開平4-336565)。 【0004】さらに、使用者が誤って前記ホッパー蓋を
開くのを防止するため、ホッパー蓋を閉状態でロックす
るロック機構を設け、前記トナー補給容器を装着し、前
記シールフィルムの剥離操作に連動して前記ロック機構
を解除するものも提案されている(実公平7-20681)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例においては、次のような問題点があった。実公平7-20
681の例においては、シールフィルムの剥離操作によっ
て摺動材の移動、ホッパー蓋のロック解除、ホッパー蓋
の移動を1動作で行うようにしたため、操作力が増大
し、操作性が悪化するという問題がある。さらにこの増
大した操作力は最終的にすべてシールフィルムに加わっ
てくるのでシールフィルムが切れたり裂けたりするトラ
ブルの頻度が増大する。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、トナーを貯蔵するトナーホッパーにトナーを補給
するためのホッパー開口と、前記ホッパー開口を開閉す
るホッパーシャッターと、前記ホッパーシャッターをロ
ックするロック手段と、を有するトナー補給装置に取り
外し自在にセットされるトナー補給容器において、トナ
ーを補給するための容器開口を開閉する容器シャッター
と、前記容器開口を密閉するために接着された接着部
と、前記容器シャッターの長手方向一端を巻き込むよう
に前記接着部から前記容器シャッターの長手方向他端へ
と延出した延出部と、を備えるシールフィルムと、前記
ロック手段のロック解除を行うロック解除突起部と、前
記容器シャッターに設けられ前記トナー補給装置に装着
された状態のとき前記ホッパーシャッターと係合自在な
係合部と、を有し、前記トナー補給装置へのセット動作
により前記ホッパーシャッターのロック解除を行った
後、前記シールフィルムの引っ張り動作により前記容器
シャッターと前記ホッパーシャッターが連動して開方向
へスライド移動するよう構成したことを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。 【0008】{トナー補給容器の構成}図1は本発明を
実施したトナー補給容器本体の斜視図であり、図2は同
トナー補給容器の組立状態を示す分解斜視図、図3は組
立てを完了したトナー補給容器の斜視図、図4はトナー
補給容器の断面図、図5はシャッター上とシャッター下
の結合部の拡大断面図である。図1〜4において、1は
トナー補給容器本体であり、2はシャッター上、3はシ
ャッター下、4はシールフィルム、5はキャップをそれ
ぞれ示す。 【0009】容器本体1は箱状のトナー収納部1aとフラ
ンジ部1bとを一体的に形成して成り、トナー収納部1aに
はトナー充填口1cが設けられ、フランジ部1bにはトナー
を排出するための開口(トナー排出口)1dがそれぞれ設
けられている。トナー排出口1dを密閉するため、フラン
ジ部1bにはシールフィルム4が剥離可能に接着される
(4a)。フランジ部1bには略コ字型のガイド部1eが設け
られ、これに沿ってシャッター上2が挿入、保持され
る。シールフィルム4の一端は前記シャッター上2を巻
き込むように折り返し、手前側へと延在する。フィルム
4の折り返し部4bを挟むようにしてシャッター下3がシ
ャッター上2に結合固定されて、トナー補給容器が形成
される。これに所定量のトナーを充填し、トナー充填口
1cにキャップ5を圧入する。 【0010】トナー補給容器本体の奥側端部には第一の
ロック解除突起1fが、手前側のフランジ部両側面には第
二のロック解除突起1gがそれぞれ一体的に形成される。 【0011】{トナー補給容器の製造方法}トナー収納
部1aとフランジ部1bとを一体的に有するトナー補給容器
本体1は、例えば耐衝撃性ポリスチレン樹脂(HI-PS)を
射出成形して成形される。トナー容器本体1は後述する
ように突起1f及び1gにてロックを解除したり、或いはガ
イド部1eによってシャッター上2を保持したりするため
にある程度の剛性が必要とされ、種々の輸送条件例えば
振動や落下衝撃にも耐え、さらにシールフィルム4を剥
離可能に接着できるよう適度な濡れ性も要求される。こ
れらの諸要求に対応するためには前記HI-PSが最も好適
であり、この他アクリロニトリル・スチレン・ブタジエ
ン共重合樹脂(ABS)やポリフェニレンオキサイド樹脂(PP
O)等の各種合成樹脂も好ましく利用できる。この他、金
属、木、紙、その他の各種素材も利用可能である。 【0012】製造方法は薄肉が可能で形状の自由度が大
きい射出成形が最も好適であるが、真空成形、圧縮成
形、ブロー成形なども好ましく利用でき、材料によって
適宜種々の製造方法を選択しても良い。 【0013】シャッター上2及びシャッター下3に関し
ては、輸送、保管の過程で発生する内圧に抗してシール
フィルム4を抑え込むため剛性が必要であるとともに、
後述するスナップフィット構造のため弾性も必要であ
る。これらの要求のため、シャッター上2及びシャッタ
ー下3についても、HI-PSを射出成形にて製造するのが
最も好ましく、その他の合成樹脂、成形方法なども好ま
しく利用できるのは、トナー補給容器本体と全く同様で
ある。 【0014】シャッター上2とシャッター下3との結合
は、簡単に組み立てられるスナップフィットによる嵌合
が最も好ましい。熱カシメ、超音波カシメ、ボスの圧入
嵌合等の方法も好ましく利用できる。またシャッター上
2とシャッター下3とを薄肉部を介して一体的に形成
し、前記薄肉部をヒンジ状に曲げ、反対側の縁のみ前記
各種の方法で結合するようにしても良い。 【0015】{トナー容器の詳細構成} {第一のロック解除突起1f}トナー補給容器本体1の奥
側端部には左右一対の突起1fが設けられている。この突
起1fは後述するようにホッパー6の第一のロック部材8
を上方へ押し除けることでこれを解除し、さらに装着中
は前記ロック部材より常に下方に付勢力を受けこれをフ
ランジ部1bに伝達してフランジ部下面をホッパー6に対
して密着するようにする役目がある。 【0016】このため本実施例の図面に示すように断面
形状は逆T字型であれば剛性が出て撓みにくく、しかも
物流時の落下衝撃等によって破損することがなく最も好
ましい。充分な剛性が得られなおかつ落下衝撃に耐えら
れれば、L字型、I字型、H字型、コ字型や、その他の
形状であっても良い。また突起1fの屈曲部及び根元部1h
には充分に大きなRを付けることが望ましく、少なくと
もR5好ましくはR20以上付けるのが好適である。 【0017】第一のロック解除突起は下方への付勢力を
受けてトナー補給容器の側部においてホッパー側と密着
させる作用をする。よって本実施例のように左右に1対
設けるのが最も好ましいが、一つだけでも或いは三つ以
上あっても良い。また位置も後述するポップアップのた
めの突出部1iに近いことが望ましいが、任意に設定され
うる。 【0018】{第二のロック解除突起1g}トナー補給容
器本体1の手前側のフランジ部両側面には第二のロック
解除突起1gがそれぞれ一体的に形成される。この突起1g
は後述するようにホッパー蓋の第二のロック部材を手前
側へ押し除けることで解除し、さらにトナー補給容器1
及びホッパー蓋の開封中にトナー補給容器をホッパーか
ら外せないように固定・保持する役目も持つ。 【0019】この突起1gは、シールフィルム4とこれに
従動するシャッター上2及びシャッター下3が引き出さ
れるのを妨げないため、フランジ部12の側面部に設ける
のが好ましく、また前記トナー補給容器の固定・保持を
確実にするため左右1対設けるのが好ましい。しかし同
様の作用を行うのであれば、取り付け位置及び個数はこ
れに限定されるものではない。 【0020】突起1gの形状は、相手のロック部材との取
り合いにもよるが、下面側に誘い込みのための形状、例
えばR形状や斜面部を有し、トナー補給容器を固定・保
持するため上面側には係合面としての平面部を有する形
状が好ましい。 【0021】前記奥側の突起1fと同様、物流時の落下衝
撃等での破損防止のため、角部及び隅部には適宜R取り
を行うことが好ましい。 【0022】{容器の背中形状}トナー補給容器本体1
の天面は、第一のロック解除突起1f寄りの側を低く、第
二のロック解除突起1g寄りの側を高くしてある。これの
作用については後述するが、ホッパー内に排出されたト
ナーが山盛り状になるのを防止する効果がある。 【0023】{ガイド部1eの形状(クシ歯状)}トナー
補給容器本体1のフランジ部1bには略コ字型のガイド部
1eが設けられ、これに沿ってシャッター上2が挿入、保
持される。 【0024】コ字型の深さ(シャッター2の幅方向の深
さ)は深いほど確実にシャッター2を保持できるが、一
方シャッター2の摺動強度が高くなって開封時に支障を
来たし、かつコンパクト化の妨げとなる。逆に浅すぎれ
ばシャッター2が摺動中或いは物流時の落下衝撃や内圧
上昇によって脱落する恐れがある。またガイド部1eの下
面は後述するようにホッパー側との密閉状態を形成する
ためのシール面でもあり、この作用のためにも適度な幅
すなわちコ字型の深さが必要である。これらの要求より
コ字型の深さは1mm以上3mm以下が好ましく、2mm程度が
最も好適である。 【0025】コ字型の高さ(シャッター2の厚さ方向の
高さ)はシャッター2のコ字型に係合する部分の厚さに
応じて設定されるが、シャッター2の厚さよりも過剰に
高さがあるとガタツキが大きくなってシャッター2が脱
落したり、また物流時に落下衝撃や内圧上昇によってシ
ールフィルム4が受ける圧力をバックアップする効果が
少なくなり好ましくない。逆にシャッター2の厚さとコ
字型の高さの差が少ないと、成形時のソリ等の影響で摺
動強度が極端に高くなり開封に支障を来たす。 【0026】以上の状況から、コ字型の高さは、シャッ
ター2の係合部の厚さよりも0.1mmから0.5mm大きくする
のが好ましく、0.3mm程度大きくするのが最も好適であ
る。 【0027】このガイド部1eは長手方向の全長に渡って
連続して設けても良いが、部分的に欠如された飛び飛び
の形状にするのがより好ましい形態である。 【0028】このような飛び飛び形状にすることでシャ
ッター2との接触面積を減らして摺動強度を下げる効果
がある。 【0029】またガイド部1e内にトナーが入り込んだ場
合、ガイド部1eが連続しているとシャッター2を閉じる
際にトナーがどんどん奥側へかき寄せられて溜まってし
まい、シャッター2が閉じ切れなくなるという不都合を
生じる恐れがある。しかしガイド部1eが飛び飛び形状で
あればたとえトナーが入り込んでもガイド部の欠如した
ところからトナーが排出され、大量のトナーが最奥部に
溜まってシャッター2が閉じ切れないという事態を回避
できる。 【0030】{シールフィルム4の溶着及び層構成}シ
ールフィルム4はトナー排出口1dの周囲に剥離可能に接
着されるが、接着方法は接着強度が容易に制御でき、生
産性も良い熱板溶着が最も好適であり、この他、超音波
溶着やインパルスシールも好ましく利用できる。さらに
は粘着剤の塗布や両面テープによる接着であっても良
い。 【0031】トナー補給容器を開封する際には、後述す
るようにシールフィルム4を引き剥がすことでシールフ
ィルム4を巻き付けてあるシャッター上2とさらにこれ
に前記のごとく結合されているシャッター下3も同時に
引き出すよう構成されている。従ってシールフィルム4
は充分なる引っ張り強度を有し、しかもシャッター上2
の先端部に摺動しながら引き出しても切れたり裂けたり
しないことが条件であり、かつトナー容器本体1に対し
て前記の各種手段等により適度な接着強度で接着できな
ければならない。熱板溶着を利用する場合にはシールフ
ィルム4の層構成は下記のごとくするのが最も好まし
い。 【0032】 第1層;延伸ポリエステル 16μm 第2層;延伸ナイロン 25μm 第3層;低密度ポリエチレン 30μm 第4層;シーラント層(エチレン酢酸ビニル系) 40μm 【0033】上記のほか1軸延伸ポリプロピレン、2軸
延伸ポリプロピレン、ポリエチレン系不織布等も充分な
強度が有って切れにくく、好ましく利用可能である。フ
ィルムの総厚は薄すぎれば強度不足で切れ裂けを発生
し、逆に厚すぎれば腰が強くなり過ぎてシャッター上2
を巻き込むように折り返して引き出すのに支障を来た
す。材料構成にもよるが30〜300μmが好適で、より好ま
しくは50〜200μm、最も好ましくは80〜130μmにするの
が好適である。 【0034】前記シールフィルム4を熱板溶着にてHI-P
Sのトナー補給容器本体1に溶着する際の条件は、温
度;160℃、時間;3秒、圧力(面圧);20kgf/cm2程度
が最も好適である。 【0035】{シャッター上2}シャッター上2はシー
ルフィルム4の接着部41をバックアップする作用をし、
トナー補給容器使用後はトナー排出口1dを簡易にリクロ
ーズして容器内に微量残留したトナーがこぼれ出て周囲
を汚すのを防止する作用をも行う。 【0036】シールフィルム4は前記のように熱溶着等
の手段でトナ−排出口1dの周囲に接着されるが、開封時
に引き剥がすため接着強度はほどほどにコントロールせ
ざるを得ない。このためシールフィルム4の接着力だけ
では、例えば物流時の落下衝撃でトナーが殺到した場合
や、高温環境下や減圧環境下で内圧が上昇した場合等に
接着部が浮いたり剥がれたりする弊害があった。シャッ
ター2はシールフィルム4に極めて近接して設けられ、
前記衝撃や内圧に対抗してシールフィルム4をバックア
ップする。このためシャッター2はそれなりの剛性が必
要とされ、その厚さは1.5mm以上、より好ましくは2.5mm
以上に設定するのが好適である。本実施例では厚さを2.
5mmとした。 【0037】{シャッター下3}シャッター下3はシー
ルフィルム4を挟み込むようにしてシャッター上2に結
合固定される。シャッター下3は、シールフィルムを引
き出した際にシールフィルム4の接着部41のトナーが付
着する面(=接着面)を覆い隠してホッパー蓋の上面に
トナーが付着して汚れるのを防止する作用をする。 【0038】このためシャッター上2ほどの剛性は必要
ではなく、厚さとしては1.0mm以上、より好ましくは1.5
mm以上あれば充分である。本実施例では厚さを1.5mmと
した。 【0039】シャッター上2とシャッター下3の間には
シールフィルム4の折り返し部4bが挿入されるが、この
ときシールフィルム4のシーラント層の面はシャッター
下3に対面することになる。シールフィルム4のシーラ
ント層は例えば高温高湿下に長期間放置された場合等に
対面している部材と疑似接着を起こし、開封に支障を来
たす恐れがある。これを防止するためシャッター下3の
シールフィルム4に対する面には微細な凹凸を設けるこ
とが好ましい。この凹凸は金型にシボ加工することで容
易に形成できる。 【0040】{シャッター上2とシャッター下3の結
合}シャッター上2とシャッター下3とは一体的に固定
・結合されれば良く、結合手段としては熱カシメ、超音
波カシメ、ボスの圧入嵌合等の方法が好ましく利用でき
るが、スナップフィットによる嵌合が最も好ましい。 【0041】スナップフィットは装置や治工具等を用い
なくても簡単に組み立てられ、かつ分解も比較的容易に
できるので、製造コストを下げられるとともに、使用済
みトナー補給容器を回収し再生する過程でも好都合であ
る。 【0042】スナップフィット構造の詳細を図5(a)及
び(b)に示す。シャッター上2に設けた穴2aにシャッタ
ー下3の爪3aが嵌合して両者が結合される。これらの爪
3a と穴2aのセットはシャッターの長さに応じて適宜間
隔をおいて数箇所設ける。 【0043】これらシャッターは前記のように厚さが1.
5〜2.5mm程度と薄く、スナップフィット構造を設けるス
ペースは必ずしも充分とは言えず、特にスナップフィッ
トの引っ掛かり量dを大きく取ることが困難である。よ
って物流時の落下衝撃や容器の内圧上昇等によってもス
ナップフィットが外れたりしないようにするため、外れ
防止の手段を設けることが望ましい。このためシャッタ
ー下3の爪3aの無い部分にはリブ3bを設け、シャッター
上2には全長に渡ってリブ2bを設け、スナップフィット
嵌合時にこれら二つのリブが互いに当接するようにして
ある。衝撃等が加わってもリブ2bと3bが当接しているた
め、爪3aが穴2aから外れる方向に移動することができ
ず、外れを防止することができる。 【0044】なおシャッター上2とシャッター下3とを
薄肉部を介して一体的に形成し、前記薄肉部をヒンジ状
に曲げ、反対側の縁のみ前記各種の方法で結合するよう
にしても良い。 【0045】{シャッター及びシールフィルムの組立}
シャッター2、3及びシールフィルム4の組立方法を図
2を参照して説明する。組立方法は2通りある。 【0046】第一の方法は、先ずシールフィルム4が熱
溶着されたトナー補給容器本体1のガイド部1eに、シャ
ッター上2を挿入し、奥まで押し込む。続いてシールフ
ィルム4を折り返し、シャッター上2を巻き込むように
して手前側へ持ってくる。そこへシャッター下3でシー
ルフィルム4を挟み込むようにしながらシャッター下3
をシャッター上2に前記スナップフィットの嵌合にて固
定・結合する。 【0047】第二の方法は、最初にシャッター上2とシ
ャッター下3とを前記スナップフィットの嵌合にて一体
的に結合する。次に一体となったシャッター上下をシー
ルフィルム4を熱溶着したトナー補給容器本体1のガイ
ド部1eに挿入して行くと同時に、シャッター上2とシャ
ッター下3の間の隙間にシールフィルム4を押し込んで
行くことで組立を完了する。 【0048】スナップフィットの嵌合を確実に行い、ま
たシールフィルム4の噛み込みを発生させない点で第二
の方法が好ましいが、組立を自動化する上では第一の方
法が有利である。 【0049】{ホッパーの構成}図6は本発明実施例の
トナー補給容器を装着し、トナーを補給する相手である
ホッパーの外観を示す斜視図である。この図で6はホッ
パー容器、7はホッパー蓋、8は第一のロック機構、9
は第二のロック機構、10はポップアップ機構をそれぞれ
示す。 【0050】ホッパー蓋7はホッパー容器6を開閉自在
に移動できるよう設置されるが、トナー補給容器を装着
していない時は第一のロック機構8と第二のロック機構
9とによって開封不可とされている。ホッパー容器6の
開口部周縁にはシール部材6aが設けられ、トナー補給容
器を装着、開封した時に密閉状態を保ちトナーが飛散す
るのを防止するようになっている。 【0051】{第一のロック機構の構造}図7は第一の
ロック機構8の外観を示す斜視図、図8(a)は第一のロ
ック機構8のロック状態を示す側面図、図8(b)は同正
面図、図9(a)は第一のロック機構のアンロック状態を
示す側面図、図9(b)は同正面図である。 【0052】これらの図面において7aはホッパー蓋の先
端に設けられた穴、8aはロックアーム、8bはロックアー
ムの軸、8cはロックアームの爪、8dは弾性部材(コイル
バネ)、8eはテーパ面をそれぞれ示す。 【0053】ロックアーム8aは左右一対あり、軸8bを介
して回動自在に枢支される。ロックアームは弾性部材
(コイルバネ)8dによって下方に付勢され、爪8cがホッ
パー蓋の穴7aに係合することでホッパー蓋7が引き出し
不可にロックされている(図7、図8参照)。 【0054】{第一のロック機構の動作}ここへトナー
補給容器1を装着すると前記ロックが解除される。トナ
ー補給容器1をホッパー6へ装着する際には、先ず奥側
先端の第一のロック解除突起1fを第一のロック機構8へ
挿入する。すると第一のロック解除突起1fの先端上面が
ロックアーム下面のテーパ面8eと摺動しつつロックアー
ム8aを弾性部材(コイルバネ)8dの付勢力に抗して上方
へ押し除けるように持ち上げる。左右一対のロックアー
ム8aは軸8bを中心として上方に回転し、爪8cがホッパー
蓋の穴7aから抜け出してロックが解除される。 【0055】ロックが解除している状態では、弾性部材
(コイルバネ)8dの復元力がロックアーム8aを介して第
一のロック解除突起1fに加わり、トナー補給容器1を下
方に付勢し、トナー補給容器1とホッパーのシール部材
6aとが密着され、良好なシール性を確保する。 【0056】{第二のロック機構の構造}図10は第二の
ロック機構の構造及び動作を示す側面図である。図中、
7bはスリット、7cはテーパ面、9aは爪部、9bは凸部、9c
は爪部、9dは第二のロック部材の回転中心、9eは弾性部
材(板バネ)をそれぞれ示す。 【0057】図10(a)において、弾性部材(板バネ)9e
によって凸部9bを押され図中反時計方向に付勢された第
二のロック部材9は、爪部9aにおいてホッパー蓋のスリ
ット7bを係合し、ホッパー蓋7を引き出し不可にロック
している。 【0058】{第二のロック機構の動作}これにトナー
補給容器1を装着すると、第二のロック解除突起1gによ
って第二のロック部材9は、弾性部材(板バネ)9eに抗
し、回転中心9dを中心に図10(a)に示す矢印方向(図中
時計回り)に回転し、第二のロック解除突起1gの平面部
に第二のロック部材の爪部9cが係合し、図10(b)に示す
ように、トナー補給容器1を取り外し不可にロックす
る。 【0059】またロック部材7の回転でこれと一体的に
形成された爪部9aも同時に回転し、図10(b)に示すロッ
ク状態において、爪部9aとホッパー蓋7のスリット7bと
の係合が解かれ、ホッパー蓋7は引き出し可能となる。 【0060】トナー容器を取り外す際は、図10(c)に示
すように、ホッパー蓋7を図10(a)の状態から更に図中
左方向に押し込むことによって、ホッパー蓋7のテーパ
面7cが第二のロック部材9の爪部9aを押し、第二のロッ
ク部材9は弾性部材(板バネ)9eに抗して更に図10(c)
に示す矢印方向(図中時計回り)に回転し、爪部9cと第
二のロック解除突起1gとの係合が解かれ、トナー補給容
器1が取り外し可能となる。なお後述するポップアップ
機構10があれば、係合が解かれるとトナー補給容器1は
自動的に所定の距離持ち上げられる。 【0061】トナー補給容器1を取り外した後は、弾性
部材(板バネ)9eの復元力によって、図10(a)の状態に
復帰する。 【0062】{補給手順}図11はトナー補給容器1をホ
ッパー6に装着・開封しトナーを補給しているところを
示す断面図、図12は開封時の手前側の状況を示す斜視図
である。図中3cはシャッター下3の下面に設けた突起
部、7dはホッパー蓋7の先端部の係合面、7eはホッパー
蓋7の二つの把手部、11はトナーをそれぞれ示す。この
図を用いてトナー補給容器1の補給手順を説明する。な
おこの図では第一及び第二のロック機構やポップアップ
機構については省略してある。 【0063】まずトナー補給容器1をホッパー6に装着
する。このとき前記のごとく始めにトナー補給容器の奥
側(図中左側)を下に下げてホッパーの第一のロック機
構(不図示)へ挿入し、次いでこの部分を回転中心とし
てトナー補給容器1を図中の時計回りに回転するように
してトナー補給容器の手前側(図中右側)を第二のロッ
ク機構(不図示)へ装着する。こうして第一及び第二の
ロック機構がともに動作し、ホッパー蓋7が引き出し可
能な状態になるとともに、トナー補給容器1がホッパー
6から取り外し不可にロックされる。 【0064】次にシールフィルム4の折り返し部を持っ
て手前側(図中右側、矢印の方向)に引っ張る。すると
シールフィルム4の接着部が引き剥がされると同時に、
シールフィルム4を巻き付けたシャッター上2及びこれ
に一体的に結合されたシャッター3が従動して引き出さ
れる。さらにシャッター下3の下面に設けた突起部3cと
ホッパー蓋7の先端部の係合面7dが係合することでホッ
パー蓋7も引き出される。すなわちシールフィルム4を
引き出すという1動作で、シールフィルムの引き剥がし
とシャッター上2、シャッター下3及びホッパー蓋7の
全てを同時に開封することになり、トナー補給容器1に
収容されていたトナー11はホッパー容器6へと排出され
る。 【0065】こうして全開に開封した状態では、シール
フィルム4の折り返し部4bはシャッター上2とシャッタ
ー下3の間から外へ引き出され、トナーが付着している
シールフィルム4の接着部4aはシャッター上2とシャッ
ター下3の間に収容される。このためシールフィルム4
に付着したトナーがホッパー蓋7の上面に転移してこれ
を汚すことはなく、かつオペレーターはトナーが付着し
て汚れたシールフィルム接着部4aを見ることがない。 【0066】ここで図12に示すようにシールフィルム4
の幅は、接着部4a においてはトナー補給容器1のトナ
ー排出口1dの幅よりも広い幅W1となっているが、外へ引
き出される折り返し部4bではW1よりも狭い幅W2となって
いる。この幅W2はホッパー蓋7の引き出し方向と垂直な
方向に離間して設けられた二つの把手部7eの間を通り得
る幅である。 【0067】トナー排出が終了したらホッパー蓋7の二
つの把手部7eを手で押して(図12の矢印)ホッパー蓋7
を閉じる。このときシールフィルム4は二つの把手部7e
の間を通り、シャッター上2とシャッター下3との間に
引き込まれて行く。また前記シャッター下3の下面に設
けた突起部3cとホッパー蓋7の先端部の係合面7dが係合
しているので、ホッパー蓋7とシャッター上2及びシャ
ッター下3は一体的に移動して閉じられる。 【0068】ホッパー蓋7を完全に閉じると前記のよう
に第二のロック機構が動作してトナー補給容器1がロッ
ク解除されて取り外し可能となると同時に、後述するポ
ップアップ機構によりトナー補給容器1は奥側の第一の
ロック機構付近を回転中心として図中反時計回りに回転
するように所定の距離だけ持ち上がる。さらにトナー補
給容器1が第二のロック機構から離脱すると、第二のロ
ック機構によりホッパー蓋7は引き出し不可にロックさ
れる。 【0069】以上説明したように、トナー補給容器1を
ホッパー6に装着すると直ちに取り外し不可にロックさ
れ、開封・排出後にホッパー蓋7をロック解除位置まで
押し込むと取り外し可能とる。またホッパー蓋7は通常
は引き出し不可にロックされていてトナー補給容器1を
装着すると引き出し可能となり、トナー補給容器1を外
すと再び引き出し不可にロックされる。 【0070】{ポップアップ機構}図13はポップアップ
機構を示す斜視図、図14はポップアップ機構の動作を示
す断面図である。図中、1iは突出部、10aは切り欠き凹
所、10bは弾性部材(板バネ)をそれぞれ示す。 【0071】トナー補給容器1に設けられた突出部1a
は、トナー補給容器1をホッパー6に載せて上から押さ
え、第二のロック機構9に第二のロック解除突起1gを係
止させる工程(図10)に於いて、ホッパー6の切り欠き
凹所10aに設けられた弾性部材(板バネ)10bを下方に押
し、図14(b)に示すようにこれを弾性変形させる。従っ
て、トナー補給容器1はホッパー6にトナーを補給する
為の装着位置にセットされた状態に於いて、弾性部材
(板バネ)10bにより前記第一のロック解除突起1f付近
を回転中心として、装着位置から回動上昇する方向への
弾性的付勢力を受ける。しかし、第二のロック機構9が
第二のロック解除突起1gを係止してトナー補給容器1を
取り外し不可にロックしている限り、上記回動上昇は阻
止される。 【0072】しかし前記のごとくホッパー蓋7をロック
解除位置まで押し込んで第二のロック機構9と第二のロ
ック解除突起1gとの係合が解かれると、それと同時に図
14(b)に示す弾性部材(板バネ)10bの復元力によって、
トナー補給容器1は装着位置から自動的に上記の如く回
動上昇する。オペレーターはこのように装着位置から自
動的にトナー補給容器1が変位することにより、前記の
ロックが解除されたことを確認できる。そしてオペレー
ターは、このように自動変位したトナー補給容器1を持
って、ホッパー6から取り外せばよい。 【0073】{シール構造と汚れ性}図9を参照してシ
ール構造について説明する。トナー補給容器1とホッパ
ー6の間の密閉性保持はシール部材6aを両者で挟持する
ことによって行われる。シール部材の材質は弾性体が好
ましく、より好ましくはポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリウレタン等の発泡体が好適である。最も好まし
くは、圧縮永久歪みが小さく復元力が長期間維持できる
ことから、比重が0.2以上0.5以下である低発泡ポリウレ
タンが好適である。 【0074】前記のとおりトナー補給容器1をホッパー
6に装着している間は、常時ポップアップ機構10の弾性
部材(板バネ)10bから上方へ付勢力を受けている。こ
れはシール部材6aに対する密着性の観点からは好ましく
なく、シールが甘くなりやすい。しかし第一のロック機
構8の弾性部材(コイルバネ)8dにより、第一のロック
解除突起1fを介して下方への付勢力が与えられ、前記上
方への付勢力に抗してシール部材6aへの密着性が維持さ
れる。これによりトナー補給容器1を開封し、トナーを
排出する過程でトナーが外へ漏れ出してくるようなこと
が防止される。 【0075】{トナー補給テスト}トナー補給前にトナ
ー容器を50回振ってトナーと空気を良く混合し、嵩密度
が低く流動性が良い状態にし、直ちに装着、開封した
が、トナーのが漏れ出してくることはなかった。 【0076】さらに続けてもう一本同様に50回振って直
ちに補給した(所謂2度補給)がやはりトナーが漏れだ
してくることはなかった。 【0077】{シャッター下3とホッパー蓋7の係合保
持}図11に示すように、トナー補給容器1をホッパー6
に装着し、開封または閉止を行っている時には、シャッ
ター下3とホッパー蓋7とは一体的に動作しなければな
らないが、これはシャッター下3の下面に設けた突起部
3cとホッパー蓋7の先端部の係合面7dとが係合すること
で達成される。この係合量(高さ方向)はホッパー蓋7
の厚さ等の条件により制約され、あまり大きくとれない
場合が多く、一般に1.5mmから5mm程度、本実施例では2m
mとなっている。 【0078】この場合にも前記のポップアップ機構10の
弾性部材(板バネ)10bからの上方への付勢力が、シャ
ッター下3とホッパー蓋7の係合の観点からは好ましく
なく、係合が甘くなりやすい。しかし第一のロック機構
8の弾性部材(コイルバネ)8dにより、第一のロック解
除突起1fを介して下方への付勢力が与えられ、前記上方
への付勢力に抗してシャッター下3とホッパー蓋7の係
合が維持される。これによりトナー補給容器1を開封
し、またホッパー蓋7を閉止する過程でシャッター下3
とホッパー蓋7との係合が外れてしまうような事故が防
止される。 【0079】{互換性防止}前記の如く、同じタイプの
トナー容器に複数種のトナーを充填するケースが増加し
ている。第一のロック解除突起1fの位置、長さ、形状等
を変えることで数種のお互いに互換性のないトナー補給
容器を構成することができる。 【0080】もし前記のような互換性の無い異種トナー
容器を装着しようとした場合、手前側の第二のロック部
材がたとえ解除出来ても、奥側の第一のロック部材は解
除できないので、ホッパー蓋を開蓋することは出来な
い。すなわち一層強化された非互換性が得られる。 【0081】{背中形状とホッパー内のトナーの形状}
前記の如く、トナー補給容器本体1の天面は、第一のロ
ック解除突起寄りの側(=奥側)を低く、第二のロック
解除突起寄りの側(=手前側)を低くしてある。 【0082】トナー補給容器1をホッパー6に装着する
場合、先ず第一のロック解除突起1fを第一のロック部材
8に挿入・係合させるが、このときトナー補給容器1は
奥側が低く手前側が高い、傾斜した状態となる。すると
トナー補給容器1内に収容されたトナーは、奥側に偏ろ
うとするが、奥側はトナー補給容器の高さが低く容積が
小さくなっており、トナーの偏りは抑制される。 【0083】続いてトナー補給容器1の奥側を回転中心
として回転するようにして手前側を下げ、第二のロック
解除突起1gを第二のロック機構9に係合させる。このと
きトナーは奥側に偏り、手前側には比較的少ない状況と
なっている。 【0084】さらにシールフィルム4を引いて開封する
が、奥側から手前側に向かって開封して行く。前記のよ
うなトナーの偏り状態のため、手前側にトナーが山盛り
になるようなことはなく、ホッパー6内に比較的均一に
補給される。 【0085】ここでトナー補給容器1の奥側の低い部分
の高さは、ホッパー6の有効な深さよりも小さく設定す
るのが好ましい。このようにすれば、いかなる場合でも
トナーが奥側で山盛りとなってしまうことはない。ここ
で有効な深さとは、トナー無し検知が作動した時のホッ
パー6のトナー収容部の上端からホッパー内に残留した
トナーの上面までのことで、実質的にトナーを収容でき
る部分の深さのことである。 【0086】もし仮に、手前側の第二のロック解除突起
と第二のロック機構との係合を先に行うと、トナー補給
容器1は手前側が低く傾斜して高い部分にトナーが偏っ
て不都合な状況となるが、第一のロックが解除されない
ためホッパー蓋を引き出せず、トナー補給を行うことが
できない。あらためて正しい手順で装着するほかなく、
その場合トナーは低い部分に偏るので、前記のように均
一なトナー補給行われる。結局ロック機構が二つあり、
しかもロック解除突起の装着順序に制約があることでこ
のような方策が可能となっている。 【0087】手前側の高い部分の高さや、低い部分と高
い部分の長手方向における比率は、トナーの充填量、ホ
ッパーの形状及び有効容積等の因子を勘案して決定すれ
ばよい。一般的に言って、高い部分は低い部分の10〜50
%増しが好適で、より好ましくは30%増しにするのが好
適である。また低い部分と高い部分の長手方向の比率は
3:7〜7:3が好適で、より好ましくは略1:1の比
率にするのが好適である。 【0088】{トナー補給容器の装着強度}前記のとお
り、トナー補給容器1をホッパー6に装着する手順は、
まず始めにトナー補給容器の奥側を下に下げてホッパー
の第一のロック機構へ挿入し、次いでこの部分を回転中
心としてトナー補給容器1を図中の時計回りに回転する
ようにしてトナー補給容器1の手前側を第二のロック機
構へ装着する。こうして第一及び第二のロック機構がと
もに動作し、ホッパー蓋7が引き出し可能な状態になる
とともに、トナー補給容器1がホッパー6から取り外し
不可にロックされる。 【0089】これら一連の動作に要する力を測定した。
まずトナー補給容器1の第一のロック解除突起1fをホッ
パーの第一のロック機構8に係合させる(図8及び図9
参照)のに要する力は0.5kgf〜1.5kgfでほとんど負担に
ならない程度であった。 【0090】次にトナー補給容器1の第二のロック解除
突起1gをホッパーの第二のロック機構9に係合させるの
に要する力は1.0kgf〜2.0kgf程度であった。前記第一の
ロック機構の係合に比較すればやや高いが、上からトナ
ー補給容器1の天面を下へ押し下げる操作であり、力を
かけやすく無理なく操作できるレベルであった。 【0091】{トナー補給容器の開封強度}トナー補給
容器の開封手順は次のとおりである。シールフィルム4
の折り返し部を持って手前側に引っ張ると、シールフィ
ルム4の接着部が引き剥がされると同時に、シールフィ
ルム4を巻き付けたシャッター上2及びこれに一体的に
結合されたシャッター3が従動して引き出される。さら
にシャッター下3の下面に設けた突起部3cとホッパー蓋
7の先端部の係合面7dが係合することでホッパー蓋7も
引き出され、トナー補給容器1及びトナーホッパー6は
開封される。 【0092】すなわちシールフィルム4を引き出すとい
う1動作で、シールフィルム4の引き剥がしとシャッタ
ー上2、シャッター下3及びホッパー蓋7の全てを同時
に開封することになる。 【0093】この開封動作に要する力を測定したとこ
ろ、開封初期が最も大きな力を必要とし、2.7kgf〜6.0k
gfであり、中間から終端については0.6kgf〜2.0kgfであ
った。これは開封初期にやや負担が大きいが最大値6.0k
gfは充分に実用的だと判断される。さらにその内訳は下
記のとおり。 【0094】 シールフィルム4の引き剥がし(初期):2.5kgf〜4.0kgf 同 上 (中間〜終端):0.4kgf〜1.0kgf シャッター上2とシャッター下3の移動:0.1kgf〜1.0kgf ホッパー蓋7の移動 :0.1kgf〜1.0kgf 【0095】なお前記のごとく、トナー補給容器1はホ
ッパー6への装着と同時に取り外し不可にロックされて
いるので、開封作業を行うときにもトナー補給容器1は
ホッパー6さらには画像形成装置本体(不図示)にしっ
かりと固定されているので、上記の程度の強度であれ
ば、なんら不安感なくスムーズに開封作業ができた。 【0096】以上説明したように、本発明実施例によれ
ばトナー補給容器の装着と同時にホッパー蓋のロック解
除が行われ、シールフィルムの引き剥がしによってシャ
ッター及びホッパー蓋も従動して開封する構成としたの
で、装着、開封という2動作でトナー補給ができ、しか
も装着及び開封に要する力は実用上支障のないレベルと
なった。しかもトナー補給容器は装着と同時に取り外し
不可にロックされるので、開封作業を極めて安定して行
うことができた。 【0097】ホッパー蓋のロック機構は奥側と手前側に
1対ずつ設けたことにより、確実にトナー補給容器を装
着したときのみホッパー蓋のロックが解除され、かつ前
記のようにトナー補給容器は装着と同時に取り外し不可
にロックされることにより、トナー漏れに対する信頼性
が大幅に向上した。 【0098】それとともにシャッター下3とホッパー蓋
7との係合関係も確実に維持される。 【0099】〔比較例〕図15は比較例のトナー補給装置
の密封状態を示す側面断面図、図16は比較例のトナー補
給装置の開封途中の状況を示す側面断面図、図17は比較
例のトナー補給装置のロック機構と解除手段との関係を
示す斜視図である。前記実施例と同一の部分には同一の
符号を付す。 【0100】ホッパー6にはホッパー蓋7が開閉摺動自
在に取り付けられ、トナー補給容器1はホッパー6に着
脱自在に装着される。トナー補給容器1のトナー排出口
1dを密封するためシールフィルム4が剥離可能に接着さ
れ、その一端は途中で折り返し、折り返し部4bの内側に
はシールフィルム4の剥離に伴ってホッパー蓋7の摺動
方向へ移動する摺動材15が設けられる。 【0101】図17に示すように、ホッパー蓋7を閉状態
でロックするロック機構16が設けられ、シールフィルム
4の剥離操作に連動してロック機構16を解除する解除手
段17が設けられている。 【0102】前記ロック機構16は図17のようにホッパー
蓋7の後端の左右端部に切欠形成され基部を中心として
左右方向に弾性を有する左右外向きのフック片16aと該
フック片16aに係脱自在に係合するようホッパー6の後
端壁部に形成された突片16bとから構成される。 【0103】一方、解除手段17は前記フック片16aをそ
の基部を中心として左右方向へ揺動させるためのもので
あって、摺動材15の係合爪17aと、ホッパー蓋7の閉状
態で係合爪17aに対応するようフック片16aに一体的に形
成された円柱上の突起17bとから構成される。ただし、
ロック機構16のロック状態で突起17bの中心は係合爪17a
の左右内端よりも内側に位置するよう設定され、係合爪
17aの突起17bへの当接によりフック片16aが基部を中心
に左右内側へ揺動するように関係付けられている。 【0104】上記構成において、ロック機構16および解
除手段17の動作を説明すると、トナー補給時にトナー補
給容器1をホッパー6に装着し、シールフィルム4を引
き剥がすと、シールフィルム4の折り返し部4b内側に摺
動材15が図15の状態から右方向に移動する。そうすると
図17の如く、摺動材15の係合爪17aにより、ホッパー蓋
7の突起17bを押し、フック片16aをその基部を中心に内
方向へ揺動させるので、フック片16aが突片16bから外
れ、ロックを解除し、かつ図16の如く、ホッパー蓋7を
右方向に移動させ、ホッパー6にトナーが補給される。 【0105】また、トナーの補給後は、ホッパー蓋7を
閉めることにより、摺動材15およびシールフィルム4が
元の位置に戻される。そして、フック片16aが突片16bの
位置までくると、フック片16aの形状およびその弾性に
より、フック片16aは内側に撓み、突片16bを乗り越えて
突片16bに係合し、再びロックされる。 【0106】また前記突起17bの内側でホッパー蓋7の
後端側には図17の如く、シールフィルム4に接触して付
着したトナーをクリーニングするための直方形状の第一
クリーニング部材18が配設されている。さらに、前記ホ
ッパー6の前面側には、ホッパー蓋7の裏面に接触して
ホッパー蓋7の裏面に付着したトナーをクリーニングす
る板上の第二クリーニング部材19が貼着されている。 【0107】前記開封時にはシールフィルム4と第一ク
リーニング部材18とが、またホッパー蓋7と第二クリー
ニング部材19とがそれぞれ摺動して付着したトナーを落
とし、トナーの飛散を防止するようになっている。 【0108】この従来例の開封動作に要する力を測定し
たところ、開封初期が最も大きな力を必要とし、4.1kgf
〜7.5kgfであり、中間から終端については2.0kgf〜5.5k
gfであった。これは開封初期にかなり負担が大きく、特
に開封初期の最大値7.5kgfは片手での操作は困難だと判
断される。さらにその内訳は下記のとおり。 【0109】 シールフィルム4の引き剥がし(初期):2.5kgf〜4.0kgf 同 上 (中間〜終端):0.4kgf〜1.0kgf 摺動材15の移動 :0.1kgf〜1.0kgf ロック機構16の解除 :0.5kgf〜1.5kgf ホッパー蓋7の移動 :1.0kgf〜2.0kgf (第一及び第二クリーニング部材の摺動を含む) 【0110】このように従来例ではシールフィルム4の
引き剥がしによる開封がホッパー蓋7のロック機構16の
解除も兼ねており、なおかつシールフィルム4とホッパ
ー蓋をクリーニング部材で摺動しているため、開封操作
に要する力が大きくなってしまい、操作性が悪い。開封
強度が最も高くなるのは開封初期であるが、この時、す
なわちトナー補給容器1をホッパー6に装着した時点で
はトナー補給容器1はまだロックされておらず、非常に
不安定な状態でかつ大きな力を要する作業を行わなけれ
ばならず、このことも操作性を一層悪くしている。 【0111】〔第2の実施の形態〕図18は本発明の他の
実施例のトナー補給容器を示す斜視図である。図中、12
はトナー補給容器本体を成すボトル、13はキャップ、14
はシャッターをそれぞれ示す。キャップ13の奥側端部に
は第一のロック解除突起13aが、手前側のキャップ両側
面には第二のロック解除突起13bが、さらに同じくキャ
ップの両側面にはポップアップ機構と係合する突出部13
cがそれぞれ一体的に形成される。 【0112】シャッター14の上面(ボトル側の面)には
低発泡ポリウレタン等でなるパッキン材(不図示)が貼
り付けられ、キャップ13に挿入される。シャッターを挿
入したキャップをネジ込み等の手段でボトルと結合しト
ナー補給容器が完成する。 【0113】この第二実施例の場合もホッパー(不図
示)の構造及びホッパーへの装着方法は第一実施例と全
く同じである。まず第一のロック解除突起13aをホッパ
ーの第一ロック機構へ挿入し、次いでここを回転中心と
して回転して手前側を下げ、第二のロック解除突起13b
を第二のロック部材に係合させて装着を完了する。この
とき突出部13cはポップアップ機構の弾性部材から上方
へ付勢力を受ける。 【0114】次に開封方法であるが、これは第一実施例
と若干異なる。前記のようにトナー補給容器を装着し、
第一及び第二のロック機構を解除すると、ホッパー蓋
(不図示)が引き出し可能になるとともに、トナー補給
容器はホッパーから取り外し不可にロックされる。次に
ホッパー蓋を引き出す。続いてシャッター14を引き出し
て開封すると、ボトル12内に収容されたトナーがホッパ
ーへ排出される。トナー排出が完了したらシャッター14
を押し戻して閉じる。つづいてホッパー蓋も押し戻して
閉じる。するとトナー補給容器をホッパーから取り外し
可能にロック解除し、ポップアップ機構によって突出部
13cが押し上げられてトナー補給容器が奥側を回転中心
として自動的に所定の量、回動上昇する。 【0115】第二実施例でも作用効果は第一実施例と同
じであり、開封動作に要する力を測定したところ、やは
りシャッター14の開封初期が最も大きな力を必要とし、
2.5kgf〜4.5kgfであり、中間から終端については0.5kgf
〜2.5kgfであった。これは開封初期にやや負担が大きい
が最大値4.5kgfは第一実施例よりもむしろ低く、充分に
実用的で操作性が良い。さらにその内訳は下記のとお
り。 【0116】 ホッパー蓋の引き出し :2.0kgf〜4.0kgf シャッター14の開封(初期) :2.5kgf〜4.5kgf シャッター14の開封(中間〜終端) :0.5kgf〜2.5kgf 【0117】なお前記のごとく、トナー補給容器はホッ
パーへの装着と同時に取り外し不可にロックされている
ので、開封作業を行うときにもトナー補給容器はホッパ
ーさらには画像形成装置本体(不図示)にしっかりと固
定されているので、上記の程度の強度であれば、なんら
不安感なくスムーズに開封作業ができることは、第一実
施例と同様である。 【0118】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トナー補給装置へのセット動作によりホッパーシャッタ
ーのロック解除を行った後、シールフィルムを引っ張る
という1つの動作によって容器シャッターとホッパーシ
ャッターが連動して開方向へスライド移動するよう構成
したので、容器開口及びホッパー開口を開封するための
操作ステップを少なくする構成であっても開封操作に要
する力を低減することができる。
図。 【図2】本発明実施例のトナー補給容器の組立状態を示
す分解斜視図。 【図3】本発明実施例の組立てを完了したトナー補給容
器の斜視図。 【図4】本発明実施例のトナー補給容器の横断面図。 【図5】シャッター上とシャッター下の結合部の拡大断
面図。 【図6】本発明実施例のトナー補給容器を装着し、トナ
ーを補給する相手であるホッパーの外観を示す斜視図。 【図7】第一のロック機構8の外観を示す斜視図。 【図8】第一のロック機構8のロック状態を示す図で
(a)は側面図、(b)は正面図。 【図9】第一のロック機構のアンロック状態を示す図
で、(a)は側面図、(b)は正面図。 【図10】第二のロック機構の構造及び動作を示す側面
図。 【図11】トナー補給容器をホッパーに装着・開封しト
ナーを補給しているところを示す断面図。 【図12】開封時の手前側の状況を示す斜視図。 【図13】ポップアップ機構を示す斜視図。 【図14】ポップアップ機構の動作を示す断面図。 【図15】比較例のトナー補給装置の密封状態を示す側
面断面図。 【図16】比較例のトナー補給装置の開封途中の状況を
示す側面断面図。 【図17】比較例のトナー補給装置のロック機構と解除
手段との関係を示す斜視図。 【図18】本発明の他の実施例のトナー補給容器を示す
斜視図。 【符号の説明】 1 トナー補給容器本体 1a トナー収納部 1b フランジ部 1c トナー充填口 1d トナー排出口 1e ガイド部 1f 第一のロック解除突起 1g 第二のロック解除突起 1h 突起の屈曲部及び根元部 1i 突出部 1j 従来例のトナー補給容器の先端部分 2 シャッター上 2a 穴 2b リブ 3 シャッター下 3ac 爪 3b リブ 3c シャッター下3の下面に設けた突起部 4 シールフィルム 4a 接着部 4b 折り返し部 5 キャップ 6 ホッパー容器 6a シール部材 7 ホッパー蓋 7a ホッパー蓋の先端に設けられた穴 7b スリット 7c テーパ面 7d ホッパー蓋7の先端部の係合面 7e ホッパー蓋7の二つの把手部 8 第一のロック機構 8a ロックアーム 8b ロックアームの軸 8c ロックアームの爪 8d 弾性部材(コイルバネ) 8e テーパ面 9 第二のロック機構 9a 爪部 9b 凸部 9c 爪部 9d 第二のロック部材の回転中心 9e 弾性部材(板バネ) 10 ポップアップ機構 10a 切り欠き凹所 10b 弾性部材(板バネ) 11 トナー 12 第二実施例のトナー補給容器本体を成すボトル 13 キャップ 13a 第一のロック解除突起 13b 第二のロック解除突起 13c 突出部 14 シャッター 15 摺動材 16 ロック機構 16s フック片 16b 突片 17 解除手段 17a 係合爪 17b 突起 18 第一クリーニング部材 19 第二クリーニング部材
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 トナーを貯蔵するトナーホッパーにトナ
ーを補給するためのホッパー開口と、前記ホッパー開口
を開閉するホッパーシャッターと、前記ホッパーシャッ
ターをロックするロック手段と、を有するトナー補給装
置に取り外し自在にセットされるトナー補給容器におい
て、 トナーを補給するための容器開口を開閉する容器シャッ
ターと、 前記容器開口を密閉するために接着された接着部と、前
記容器シャッターの長手方向一端を巻き込むように前記
接着部から前記容器シャッターの長手方向他端へと延出
した延出部と、を備えるシールフィルムと、 前記ロック手段のロック解除を行うロック解除突起部
と、 前記容器シャッターに設けられ前記トナー補給装置に装
着された状態のとき前記ホッパーシャッターと係合自在
な係合部と、を有し、 前記トナー補給装置へのセット動作により前記ホッパー
シャッターのロック解除を行った後、前記シールフィル
ムの引っ張り動作により前記容器シャッターと前記ホッ
パーシャッターが連動して開方向へスライド移動するよ
う構成したことを特徴とするトナー補給容器。
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