JP3501375B1 - 山椒の煮出し液を使った油膜取り組成物 - Google Patents

Abstract

【要約】 【課題】 植物としての山椒を、釜で成分を煮だし、そ
の組成物を油膜取りや食器洗剤としての使用方法を提供
する。 【解決手段】 山椒を煮出した液体を洗浄剤として使用
することにより、自動車のフロントガラスの油膜取り
や、食器の油汚れを洗い流すことが出来、自然の植物を
使用しているので環境汚染に配慮していることが特徴で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【０００１】 この発明は、山椒の枝や葉を煮出した組
成物を活用し、油膜や油汚れの洗浄に使用する方法に関
するものである。 【背景技術】 【０００２】 従来、油汚れの洗浄には、洗剤等が使用
されている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【０００３】 これは次のような欠点があった。洗剤等
では油汚れの落ちにくい場合があり、また洗剤等が引き
起こす水質汚染といった環境悪化の問題があった。本発
明は以上の欠点を解決し、効果的に油汚れの洗浄を行な
い、環境汚染を防止するために、山椒の煮出し液組成物
を幅広く使用するものである。 【課題を解決するための手段】 【０００４】 山椒の枝や葉を釜で煮出す。その組成物
を自動車などのフロントガラスに掛けたり、ウォッシャ
ータンクに入れ吹付けたりする。その後、布かワイパー
で油膜を拭取る。又、油で汚れた食器に直接液体を吹付
け、食器洗い用たわしで擦り油汚れの洗浄に使う方法で
ある。なお、組成物の使用形態は液体のままに限らな
い。 【発明の効果】 【０００５】 山椒を煮出した組成物を洗浄剤として使
用することにより、自動車のフロントガラスの油膜取り
や、食器の油汚れを洗い流すことが出来、自然の植物を
使用しているのでクリーンな洗浄剤として環境汚染に配
慮できる。自動車のフロントガラスに機械油等を塗り付
け油膜をつくり、山椒の煮出し液を掛けないで布で拭い
た場合と、山椒の煮出し液を掛けて布で拭いた場合を試
した結果、山椒の煮だし液を掛けない場合は油膜が伸ば
された状態になったが、山椒の煮出し液を掛けた場合は
油膜が綺麗に落ちた。また、食器に食用油を掛け、山椒
の煮出し液を掛けない場合と掛けた場合の状態で食器用
たわしで擦ってみれば、山椒の煮だし液を掛けない場合
は食用油は落ちないが、山椒の煮出し液を掛けた場合は
食用油が綺麗に落ちた。 【発明を実施するための最良の形態】 【０００６】 以下、本発明の実施の形態について説明
する。自動車のフロントガラスの油膜を取る場合、釜で
煮出した山椒の液体組成物を自動車のウォッシャータン
クに入れ、あるいは容器に入れておき、組成物の使用時
に液体のまま、あるいは蒸気にして吹付けたりして、油
膜をワイパーで拭取るか布で拭取る。食器等の油汚れを
取る場合、釜で煮出した山椒の液体を霧吹き容器に入
れ、油で汚れた食器に直接吹付け、食器洗い用たわしで
擦り油汚れを洗浄する。 【０００７】 （組成物の作成方法） 第１工程 山椒を枝と葉に分け、枝は３ｃｍ〜５ｃｍに
切断する。 第２工程 釜に水１０リットルと、切断した山椒の枝を
１０キロを入れる。（山椒の葉も枝と同様。） 第３工程 釜の水を９５度まで沸騰させ、山椒の枝を約
２時間煮出す。（葉の場合は、７５度まで釜の水を暖め
約２時間煮出す。） 第４工程 煮出した後、組成物の液体を冷まし容器に詰
める。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−81497（ＪＰ，Ａ) 特開2002−309294（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−265740（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−183180（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−241682（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−3591（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−205498（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−117500（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−205497（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−199795（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−12698（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−47300（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) C11D 7/00 - 19/00

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】山椒の枝や葉を釜で煮出し、その煮出した
   組成物を洗浄のため自動車などのフロントガラスに掛け
   たり、ウォッシャータンクに入れ吹付けたりして布やワ
   イパーで油膜を拭取ったり、また、油で汚れた食器に直
   接組成物を吹付け、食器洗い用たわしで擦り油汚れの洗
   浄に使う方法。