JP3491925B2 - 合成樹脂管の接続装置 - Google Patents
合成樹脂管の接続装置Info
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L19/00—Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on, or into, one of the joint parts
- F16L19/04—Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on, or into, one of the joint parts using additional rigid rings, sealing directly on at least one pipe end, which is flared either before or during the making of the connection
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
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- Joints With Pressure Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯、給水或いはガス
等の配管或いはそれらの使用機器に使用される合成樹脂
管を継手や分岐管等の被接続体に接続する合成樹脂管の
接続装置に関するもので、特に、合成樹脂管を被接続体
に抜け止めされた状態で強固に接続できる合成樹脂管の
接続装置に関するものである。また、本発明は、その合
成樹脂管の接続に際し、合成樹脂管の端部に鍔部を形成
するための合成樹脂管の端部の加工用治具に関するもの
である。
等の配管或いはそれらの使用機器に使用される合成樹脂
管を継手や分岐管等の被接続体に接続する合成樹脂管の
接続装置に関するもので、特に、合成樹脂管を被接続体
に抜け止めされた状態で強固に接続できる合成樹脂管の
接続装置に関するものである。また、本発明は、その合
成樹脂管の接続に際し、合成樹脂管の端部に鍔部を形成
するための合成樹脂管の端部の加工用治具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の合成樹脂管を被接続
体に接続する方法には、例えば、接着剤を用いて接着す
る方法、圧入による方法等も採られているが、これらの
接続方法は接続に手間がかかるばかりでなく、接続強度
及びシール性にも十分な信頼性がなく、このため、図1
4に示すような接続装置が一般的に採られている。
体に接続する方法には、例えば、接着剤を用いて接着す
る方法、圧入による方法等も採られているが、これらの
接続方法は接続に手間がかかるばかりでなく、接続強度
及びシール性にも十分な信頼性がなく、このため、図1
4に示すような接続装置が一般的に採られている。
【0003】図14は従来の合成樹脂管の接続装置を示
す断面図である。
す断面図である。
【0004】即ち、図14は特開昭63−280992
号公報に掲載の合成樹脂管の接続装置を示すものであ
る。
号公報に掲載の合成樹脂管の接続装置を示すものであ
る。
【0005】まず、合成樹脂管1を被接続体2に接続す
るには、合成樹脂管1を被接続体2の受口案内部に差し
込み、次いで、被接続体2に袋ナット状のカバーナット
3を螺合し、締め付ける。この時、スリーブ4はテーパ
を有すると共に、それが縮径するように形成されている
ので、カバーナット3の内側周囲に押圧されてスリーブ
4は縮径し、合成樹脂管1を被接続体2の受口案内部に
圧接する。このようにして、合成樹脂管1は被接続体2
に接続される。
るには、合成樹脂管1を被接続体2の受口案内部に差し
込み、次いで、被接続体2に袋ナット状のカバーナット
3を螺合し、締め付ける。この時、スリーブ4はテーパ
を有すると共に、それが縮径するように形成されている
ので、カバーナット3の内側周囲に押圧されてスリーブ
4は縮径し、合成樹脂管1を被接続体2の受口案内部に
圧接する。このようにして、合成樹脂管1は被接続体2
に接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の合成
樹脂管の接続装置によれば、合成樹脂管は簡易な操作に
よって接続することができる。しかしながら、従来の合
成樹脂管の接続装置は、カバーナットの締付力を適当に
設定しないと、過剰の締付力により被接続体等を変形
し、破壊してしまったり、また締付力が不足して合成樹
脂管が抜脱したりするという可能性があった。また、カ
バーナットの締付力が適正であっても、特に、温度差に
よる膨脹、収縮が繰り返されると、経年変化により次第
に接続部の結合力が減少し、ついには合成樹脂管が抜脱
するという可能性もあった。
樹脂管の接続装置によれば、合成樹脂管は簡易な操作に
よって接続することができる。しかしながら、従来の合
成樹脂管の接続装置は、カバーナットの締付力を適当に
設定しないと、過剰の締付力により被接続体等を変形
し、破壊してしまったり、また締付力が不足して合成樹
脂管が抜脱したりするという可能性があった。また、カ
バーナットの締付力が適正であっても、特に、温度差に
よる膨脹、収縮が繰り返されると、経年変化により次第
に接続部の結合力が減少し、ついには合成樹脂管が抜脱
するという可能性もあった。
【0007】そこで、本発明は、合成樹脂管が抜脱する
ことなく強固に接続される合成樹脂管の接続装置の提供
を課題とする。
ことなく強固に接続される合成樹脂管の接続装置の提供
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる合成樹
脂管の接続装置は、端部に鍔部を形成した合成樹脂管
と、前記合成樹脂管の端部を収納する凹部を内側に、外
側の端部に雄ネジを有する被接続体と、その雄ネジに螺
合する雌ネジを有するカバーナットと、カバーナット内
に装着され、一端にテーパ状の縮径部、他端に鍔部を有
するスリーブとを具備し、カバーナットを被接続体に螺
合し締め付けることによって、スリーブの縮径部を縮径
して合成樹脂管に圧接すると共に、挿通された前記合成
樹脂管の鍔部を、前記スリーブの鍔部と前記被接続体の
内側の凹部の端面との間で挟持し、前記合成樹脂管の前
記鍔部を潰れたU字形の断面の二重の重ね構造として、
前記凹部内で前記スリーブの鍔部で合成樹脂管の鍔部を
挟持して前記合成樹脂管を被接続体に接続するようにし
たものである。
脂管の接続装置は、端部に鍔部を形成した合成樹脂管
と、前記合成樹脂管の端部を収納する凹部を内側に、外
側の端部に雄ネジを有する被接続体と、その雄ネジに螺
合する雌ネジを有するカバーナットと、カバーナット内
に装着され、一端にテーパ状の縮径部、他端に鍔部を有
するスリーブとを具備し、カバーナットを被接続体に螺
合し締め付けることによって、スリーブの縮径部を縮径
して合成樹脂管に圧接すると共に、挿通された前記合成
樹脂管の鍔部を、前記スリーブの鍔部と前記被接続体の
内側の凹部の端面との間で挟持し、前記合成樹脂管の前
記鍔部を潰れたU字形の断面の二重の重ね構造として、
前記凹部内で前記スリーブの鍔部で合成樹脂管の鍔部を
挟持して前記合成樹脂管を被接続体に接続するようにし
たものである。
【0009】請求項2にかかる合成樹脂管の接続装置の
被接続体は、前記合成樹脂管の内側に挿入され、前記合
成樹脂管を支持する筒状の受口案内部を有するものであ
る。
被接続体は、前記合成樹脂管の内側に挿入され、前記合
成樹脂管を支持する筒状の受口案内部を有するものであ
る。
【0010】請求項3にかかる合成樹脂管の接続装置
は、合成樹脂管の鍔部を前記被接続体の端面との間に、
弾性材料からなるシール部材を配置したものである。
は、合成樹脂管の鍔部を前記被接続体の端面との間に、
弾性材料からなるシール部材を配置したものである。
【0011】
【作用】請求項1においては、カバーナットを被接続体
に螺合し締め付けることによって、スリーブの縮径部は
縮径されて合成樹脂管に圧接されると共に、スリーブの
鍔状の端部と被接続体の端面との間で合成樹脂管の鍔部
は挟持され、合成樹脂管は被接続体に接続される。この
ため、合成樹脂管の潰れたU字形の断面の二重の重ね構
造となった鍔部が抜け止めとなって、合成樹脂管は抜脱
することなく強固に接続される。
に螺合し締め付けることによって、スリーブの縮径部は
縮径されて合成樹脂管に圧接されると共に、スリーブの
鍔状の端部と被接続体の端面との間で合成樹脂管の鍔部
は挟持され、合成樹脂管は被接続体に接続される。この
ため、合成樹脂管の潰れたU字形の断面の二重の重ね構
造となった鍔部が抜け止めとなって、合成樹脂管は抜脱
することなく強固に接続される。
【0012】請求項2においては、合成樹脂管の内側に
挿入され、前記合成樹脂管を支持する堅固な筒状の受口
案内部を有するものであるから、合成樹脂管と被接続体
の端面との接続の信頼性を高めることができる。
挿入され、前記合成樹脂管を支持する堅固な筒状の受口
案内部を有するものであるから、合成樹脂管と被接続体
の端面との接続の信頼性を高めることができる。
【0013】請求項3においては、合成樹脂管の鍔部を
前記被接続体の端面との間に、弾性材料からなるシール
部材を配置したものである。
前記被接続体の端面との間に、弾性材料からなるシール
部材を配置したものである。
【0014】
【実施例1】以下、本発明の合成樹脂管の接続装置の実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0015】〈第一実施例〉
図1は本発明の合成樹脂管の接続装置の第一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【0016】図1において、1は市販されている可撓性
のある合成樹脂管、1aは合成樹脂管1の端部に形成さ
れた鍔部、2は被接続体で、給湯、給水或いはガス等の
配管に使用される継手、分岐管、或いは給湯、給水、ガ
ス等を使用した装置の接続口に相当する。2aは被接続
体2の端部に形成された雄ネジ、2bは被接続体2の端
部に形成された収容凹部、2cは被接続体2の端部に形
成された受口案内部、3はネジ部よりも小径とした内孔
3bを有する先端中央部に開口を有する略袋ナット状の
カバーナット、3aはカバーナット3の内側に形成され
た雌ネジ、4はスリーブ、4aはスリーブ4の縮径部、
4bは鍔部、5は弾性体からなるシール部材である。
のある合成樹脂管、1aは合成樹脂管1の端部に形成さ
れた鍔部、2は被接続体で、給湯、給水或いはガス等の
配管に使用される継手、分岐管、或いは給湯、給水、ガ
ス等を使用した装置の接続口に相当する。2aは被接続
体2の端部に形成された雄ネジ、2bは被接続体2の端
部に形成された収容凹部、2cは被接続体2の端部に形
成された受口案内部、3はネジ部よりも小径とした内孔
3bを有する先端中央部に開口を有する略袋ナット状の
カバーナット、3aはカバーナット3の内側に形成され
た雌ネジ、4はスリーブ、4aはスリーブ4の縮径部、
4bは鍔部、5は弾性体からなるシール部材である。
【0017】次に、合成樹脂管1、被接続体2、カバー
ナット3、スリーブ4及びシール部材5を具備する本実
施例の合成樹脂管の接続装置について詳述する。
ナット3、スリーブ4及びシール部材5を具備する本実
施例の合成樹脂管の接続装置について詳述する。
【0018】本実施例の合成樹脂管1は架橋ポリエチレ
ン、ポリブテン等の合成樹脂からなり、その端部には鍔
部1aが形成されている。特に、本実施例の鍔部1aは
潰れたU字状の断面を有する二重に形成されている。被
接続体2は、一般に金属または比較的硬質の合成樹脂か
ら形成される。そして、合成樹脂管1が接続される側の
端部には、その外表面に雄ネジ2aが形成されるととも
に、合成樹脂管1の端部を収納する凹部2bが形成され
ている。更に、この被接続体2は、合成樹脂管1内に嵌
合し、それを案内し位置決めする受口案内部2cを一体
に備えている。
ン、ポリブテン等の合成樹脂からなり、その端部には鍔
部1aが形成されている。特に、本実施例の鍔部1aは
潰れたU字状の断面を有する二重に形成されている。被
接続体2は、一般に金属または比較的硬質の合成樹脂か
ら形成される。そして、合成樹脂管1が接続される側の
端部には、その外表面に雄ネジ2aが形成されるととも
に、合成樹脂管1の端部を収納する凹部2bが形成され
ている。更に、この被接続体2は、合成樹脂管1内に嵌
合し、それを案内し位置決めする受口案内部2cを一体
に備えている。
【0019】カバーナット3は、被接続体2の雄ネジ2
aに螺合する雌ネジ3aを有し、また、合成樹脂管1と
後述のスリーブ4の端部の径より僅かに大きい口径の内
孔3bを有する。このカバーナット3は、金属、硬質合
成樹脂等の材料から形成される。スリーブ4は、合成樹
脂管1の外径にほぼ等しい内径を有する筒状の部材であ
り、配置した際に被接続体2と反対となる側には縮径部
4aを、被接続体2の側の端部には鍔部4bをそれぞれ
有している。この縮径部4aは被接続体2から離れるに
従って径が小さくなるテーパ状の外表面を備え、カバー
ナット3を締付けた際にその内孔3bによって押圧され
て縮径する。この縮径を可能とするために、スリーブ4
は、特に、軟質金属または合成樹脂からなり、その縮径
部4aには必要に応じてその長さ方向にスリットが適数
設けられる場合もある。通常、縮径部4aはカバーナッ
ト3の内孔3bによってかしめ付けられて縮径する。そ
して、シール部材5は、被接続体2の収容凹部2b内に
収まる大きさのリング形状に形成されたもので、ゴム等
の弾性材料からなる。
aに螺合する雌ネジ3aを有し、また、合成樹脂管1と
後述のスリーブ4の端部の径より僅かに大きい口径の内
孔3bを有する。このカバーナット3は、金属、硬質合
成樹脂等の材料から形成される。スリーブ4は、合成樹
脂管1の外径にほぼ等しい内径を有する筒状の部材であ
り、配置した際に被接続体2と反対となる側には縮径部
4aを、被接続体2の側の端部には鍔部4bをそれぞれ
有している。この縮径部4aは被接続体2から離れるに
従って径が小さくなるテーパ状の外表面を備え、カバー
ナット3を締付けた際にその内孔3bによって押圧され
て縮径する。この縮径を可能とするために、スリーブ4
は、特に、軟質金属または合成樹脂からなり、その縮径
部4aには必要に応じてその長さ方向にスリットが適数
設けられる場合もある。通常、縮径部4aはカバーナッ
ト3の内孔3bによってかしめ付けられて縮径する。そ
して、シール部材5は、被接続体2の収容凹部2b内に
収まる大きさのリング形状に形成されたもので、ゴム等
の弾性材料からなる。
【0020】次に、本実施例の合成樹脂管の接続装置の
組付けについて説明する。
組付けについて説明する。
【0021】合成樹脂管1を被接続体2に接続するに
は、カバーナット3とスリーブ4とを、合成樹脂管1に
鍔部1aを形成する前に予め嵌め込んでおくか、または
合成樹脂管1の他方の端部から嵌め込み、スリーブ4の
鍔部4bを合成樹脂管1の鍔部1aに当接した状態で、
合成樹脂管1を被接続体2の受口案内部2cに沿って差
し込み、その端部を予めシール部材5が配置された収容
凹部2b内に収容する。そして、カバーナット3を被接
続体2に捩じ込み、締付ける。このカバーナット3の締
付けによって、スリーブ4は被接続体2の方向に押し付
けられると共に、その縮径部4aがカバーナット3の内
孔3bにより縮径される。この結果、合成樹脂管1の先
端の鍔部1aは、被接続体2の端面である収容凹部2b
の底面とスリーブ4の鍔部4bとの間でシール部材5を
介して強固に挟持されると共に、合成樹脂管1はスリー
ブ4の縮径部4aによって受口案内部2cに圧着されて
固定される。
は、カバーナット3とスリーブ4とを、合成樹脂管1に
鍔部1aを形成する前に予め嵌め込んでおくか、または
合成樹脂管1の他方の端部から嵌め込み、スリーブ4の
鍔部4bを合成樹脂管1の鍔部1aに当接した状態で、
合成樹脂管1を被接続体2の受口案内部2cに沿って差
し込み、その端部を予めシール部材5が配置された収容
凹部2b内に収容する。そして、カバーナット3を被接
続体2に捩じ込み、締付ける。このカバーナット3の締
付けによって、スリーブ4は被接続体2の方向に押し付
けられると共に、その縮径部4aがカバーナット3の内
孔3bにより縮径される。この結果、合成樹脂管1の先
端の鍔部1aは、被接続体2の端面である収容凹部2b
の底面とスリーブ4の鍔部4bとの間でシール部材5を
介して強固に挟持されると共に、合成樹脂管1はスリー
ブ4の縮径部4aによって受口案内部2cに圧着されて
固定される。
【0022】このように、本実施例の合成樹脂管の接続
装置は、端部に鍔部1aを有した合成樹脂管1と、雄ネ
ジ2aを形成した被接続体2と、前記被接続体2の雄ネ
ジ2aに螺合する雌ネジ3aを形成し、前記雌ネジ3a
を締め付けることによって、前記合成樹脂管1の鍔部1
aを前記被接続体2の端面との間で挟持し、挿通した前
記合成樹脂管1を前記被接続体2に接続するカバーナッ
ト3とを具備するものである。
装置は、端部に鍔部1aを有した合成樹脂管1と、雄ネ
ジ2aを形成した被接続体2と、前記被接続体2の雄ネ
ジ2aに螺合する雌ネジ3aを形成し、前記雌ネジ3a
を締め付けることによって、前記合成樹脂管1の鍔部1
aを前記被接続体2の端面との間で挟持し、挿通した前
記合成樹脂管1を前記被接続体2に接続するカバーナッ
ト3とを具備するものである。
【0023】したがって、合成樹脂管1の鍔部1aを被
接続体2の端面とカバーナット3との間で、挾持するも
のであるから、合成樹脂管1は確実に抜け止めされ、強
固な接続状態を得ることができる。この鍔部1aは、一
重の鍔状とすることもできるが、本実施例では、潰れた
U字形の断面の二重の重ね構造となっている。このた
め、この鍔部1aはより高い強度を有するばかりでな
く、その潰れたU字形の断面に折り曲げられた形状によ
り弾性を保有させることもできるので、合成樹脂管1の
膨脹、収縮を吸収することができる。また、このU字状
による鍔部1aによる弾性的な挟持による接続は、カバ
ーナット3の緩み止めとしても作用する。
接続体2の端面とカバーナット3との間で、挾持するも
のであるから、合成樹脂管1は確実に抜け止めされ、強
固な接続状態を得ることができる。この鍔部1aは、一
重の鍔状とすることもできるが、本実施例では、潰れた
U字形の断面の二重の重ね構造となっている。このた
め、この鍔部1aはより高い強度を有するばかりでな
く、その潰れたU字形の断面に折り曲げられた形状によ
り弾性を保有させることもできるので、合成樹脂管1の
膨脹、収縮を吸収することができる。また、このU字状
による鍔部1aによる弾性的な挟持による接続は、カバ
ーナット3の緩み止めとしても作用する。
【0024】また、本実施例の合成樹脂管の接続装置
は、端部に鍔部1aを有した合成樹脂管1と、雄ネジ2
aを形成した被接続体2と、前記被接続体2の雄ネジ2
aに螺合する雌ネジ3aを形成し、前記雌ネジ3aを締
め付けることによって、前記スリーブ4の縮径部4aを
縮径して合成樹脂管1に圧接すると共に、挿通した前記
合成樹脂管1の鍔部1aを前記被接続体2の端面との間
で挟持し、前記凹部2b内で前記スリーブ4の鍔部4b
で前記合成樹脂管1の鍔部1aを挟持して前記合成樹脂
管1を前記被接続体2に接続するカバーナット3とを具
備するものであり、これは請求項1の実施例に相当す
る。
は、端部に鍔部1aを有した合成樹脂管1と、雄ネジ2
aを形成した被接続体2と、前記被接続体2の雄ネジ2
aに螺合する雌ネジ3aを形成し、前記雌ネジ3aを締
め付けることによって、前記スリーブ4の縮径部4aを
縮径して合成樹脂管1に圧接すると共に、挿通した前記
合成樹脂管1の鍔部1aを前記被接続体2の端面との間
で挟持し、前記凹部2b内で前記スリーブ4の鍔部4b
で前記合成樹脂管1の鍔部1aを挟持して前記合成樹脂
管1を前記被接続体2に接続するカバーナット3とを具
備するものであり、これは請求項1の実施例に相当す
る。
【0025】この実施例においては、合成樹脂管1の端
部に鍔部1aが形成され、この鍔部1aが被接続体2の
端面とスリーブ4の鍔部4bとの間で挟持され固定され
ているから、スリーブ4の縮径部4aで合成樹脂管1を
縮径しており、引張力が合成樹脂管1の鍔部1aのみに
加わるのを防止し、スリーブ4の縮径部4aでそれを分
散できるので、安定した取付け状態が維持できる。
部に鍔部1aが形成され、この鍔部1aが被接続体2の
端面とスリーブ4の鍔部4bとの間で挟持され固定され
ているから、スリーブ4の縮径部4aで合成樹脂管1を
縮径しており、引張力が合成樹脂管1の鍔部1aのみに
加わるのを防止し、スリーブ4の縮径部4aでそれを分
散できるので、安定した取付け状態が維持できる。
【0026】そして、被接続体2は、合成樹脂管1の内
側に挿入され、合成樹脂管1を支持する筒状の受口案内
部2cを有するものであり、これは請求項2の実施例に
相当する。特に、この実施例においては、スリーブ4の
縮径部4aと受口案内部2cで合成樹脂管1を縮径して
圧接するものであるから、引張力が合成樹脂管1の鍔部
1aのみに加わるのを防止し、スリーブ4の縮径部4a
でそれを分散できるので、より安定した取付け状態が維
持できる。そして、本実施例では、被接続体2に受口案
内部2cを有しているので、合成樹脂管1の接続端部の
位置決めを容易とすることができる。また、スリーブ4
の縮径部4aとの間で合成樹脂管1を挟持し、固着して
いるので、配管された合成樹脂管1に曲げ等の外力が加
えられたとしても、その曲げ等の応力は鍔部1aの挟持
部には及ばないので、合成樹脂管1の接続力は低下する
ことがない。
側に挿入され、合成樹脂管1を支持する筒状の受口案内
部2cを有するものであり、これは請求項2の実施例に
相当する。特に、この実施例においては、スリーブ4の
縮径部4aと受口案内部2cで合成樹脂管1を縮径して
圧接するものであるから、引張力が合成樹脂管1の鍔部
1aのみに加わるのを防止し、スリーブ4の縮径部4a
でそれを分散できるので、より安定した取付け状態が維
持できる。そして、本実施例では、被接続体2に受口案
内部2cを有しているので、合成樹脂管1の接続端部の
位置決めを容易とすることができる。また、スリーブ4
の縮径部4aとの間で合成樹脂管1を挟持し、固着して
いるので、配管された合成樹脂管1に曲げ等の外力が加
えられたとしても、その曲げ等の応力は鍔部1aの挟持
部には及ばないので、合成樹脂管1の接続力は低下する
ことがない。
【0027】更に、本実施例は合成樹脂管1の鍔部1a
を被接続体2の端面との間に、弾性材料からなるシール
部材5を配置したものであり、これは請求項3の実施例
に相当する。
を被接続体2の端面との間に、弾性材料からなるシール
部材5を配置したものであり、これは請求項3の実施例
に相当する。
【0028】本実施例では、弾性材料からなるシール部
材5を用いているので、合成樹脂管1の膨脹、収縮に対
応するシール効果をより一層確実なものとすることがで
きる。
材5を用いているので、合成樹脂管1の膨脹、収縮に対
応するシール効果をより一層確実なものとすることがで
きる。
【0029】なお、本実施例では被接続体2の端面に収
容凹部2bを有しており、受口案内部2cにより合成樹
脂管1と被接続体2との位置決めがなされ、また、カバ
ーナット3の内周で移動を規制することができる。
容凹部2bを有しており、受口案内部2cにより合成樹
脂管1と被接続体2との位置決めがなされ、また、カバ
ーナット3の内周で移動を規制することができる。
【0030】〈第二実施例〉
本発明の合成樹脂管の接続装置の第二実施例は、前述の
第一実施例では被接続体2に一体に備えられた受口案内
部2cを、別個の独立した部材として構成したものであ
る。
第一実施例では被接続体2に一体に備えられた受口案内
部2cを、別個の独立した部材として構成したものであ
る。
【0031】図2は本発明の合成樹脂管の接続装置の第
二実施例を示す断面図である。なお、図中、第一実施例
と同一符号及び記号は第一実施例の構成部分と同一また
は相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重
複する説明を省略する。
二実施例を示す断面図である。なお、図中、第一実施例
と同一符号及び記号は第一実施例の構成部分と同一また
は相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重
複する説明を省略する。
【0032】図2において、受口案内部材6は、合成樹
脂管1内に嵌合する外径を有する筒状部6aとその一端
の鍔部6bとを有する。この受口案内部材6を用いて合
成樹脂管1を被接続体2に接続するには、第一実施例の
場合と同様に、カバーナット3とスリーブ4とを合成樹
脂管1に予め嵌め込んでおくと共に、その受口案内部材
6を鍔部6bを外側にして合成樹脂管1の端部に差し込
む。このように、これらを装着した合成樹脂管1を被接
続体2の収容凹部2bに当接して、カバーナット3を被
接続体2に捩じ込み、締め付ける。これによって、図2
に示されるように、合成樹脂管1の鍔部1aは、スリー
ブ4の鍔部4bによって被接続体2の端面方向に押し付
けられ、その鍔部4bと被接続体2の端面(収容凹部2
bの底面)との間で、受口案内部材6の鍔部6bを介し
て挟持される。また、スリーブ4の縮径部4aはカバー
ナット3の内孔3bによって縮径され、合成樹脂管1は
受口案内部材6に圧着されて固定される。
脂管1内に嵌合する外径を有する筒状部6aとその一端
の鍔部6bとを有する。この受口案内部材6を用いて合
成樹脂管1を被接続体2に接続するには、第一実施例の
場合と同様に、カバーナット3とスリーブ4とを合成樹
脂管1に予め嵌め込んでおくと共に、その受口案内部材
6を鍔部6bを外側にして合成樹脂管1の端部に差し込
む。このように、これらを装着した合成樹脂管1を被接
続体2の収容凹部2bに当接して、カバーナット3を被
接続体2に捩じ込み、締め付ける。これによって、図2
に示されるように、合成樹脂管1の鍔部1aは、スリー
ブ4の鍔部4bによって被接続体2の端面方向に押し付
けられ、その鍔部4bと被接続体2の端面(収容凹部2
bの底面)との間で、受口案内部材6の鍔部6bを介し
て挟持される。また、スリーブ4の縮径部4aはカバー
ナット3の内孔3bによって縮径され、合成樹脂管1は
受口案内部材6に圧着されて固定される。
【0033】本実施例の合成樹脂管の接続装置はこのよ
うに構成されており、合成樹脂管1の鍔部1aはスリー
ブ4の鍔部4bと受口案内部材6の鍔部6bとの間に挟
持された状態で、被接続体2の端面との間で挟持されて
軸方向に固定されるので、第一実施例と同様に、合成樹
脂管1は確実に抜け止めされることができる。また、受
口案内部材6の筒状部6aは、第一実施例と同様に、合
成樹脂管1の端部部分を支持し、それを補強し、そし
て、鍔部6bは被接続体2の収容凹部2bに嵌合される
ことによって、合成樹脂管1の接続の位置決め手段とし
ても作用することができる。その他、本実施例の効果
も、第一実施例と同様であるが、本実施例では、第一実
施例で使用したシール部材5が省かれている。これによ
ってもシール効果は十分ではあるが、受口案内部材6を
軟質の合成樹脂とすることによってそのシール効果をよ
り一層高めることができる。
うに構成されており、合成樹脂管1の鍔部1aはスリー
ブ4の鍔部4bと受口案内部材6の鍔部6bとの間に挟
持された状態で、被接続体2の端面との間で挟持されて
軸方向に固定されるので、第一実施例と同様に、合成樹
脂管1は確実に抜け止めされることができる。また、受
口案内部材6の筒状部6aは、第一実施例と同様に、合
成樹脂管1の端部部分を支持し、それを補強し、そし
て、鍔部6bは被接続体2の収容凹部2bに嵌合される
ことによって、合成樹脂管1の接続の位置決め手段とし
ても作用することができる。その他、本実施例の効果
も、第一実施例と同様であるが、本実施例では、第一実
施例で使用したシール部材5が省かれている。これによ
ってもシール効果は十分ではあるが、受口案内部材6を
軟質の合成樹脂とすることによってそのシール効果をよ
り一層高めることができる。
【0034】なお、本実施例は請求項1、請求項2の実
施例に相当する。
施例に相当する。
【0035】〈第三実施例〉
上述の第一実施例における受口案内部2c、第二実施例
の受口案内部材6は省略することもできる。
の受口案内部材6は省略することもできる。
【0036】図3は本発明の合成樹脂管の接続装置の第
三実施例を示す断面図である。なお、図中、前述の各実
施例と同一符号及び記号は前述の各実施例の構成部分と
同一または相当する構成部分を示すものであるから、こ
こでは重複する説明を省略する。
三実施例を示す断面図である。なお、図中、前述の各実
施例と同一符号及び記号は前述の各実施例の構成部分と
同一または相当する構成部分を示すものであるから、こ
こでは重複する説明を省略する。
【0037】図3において、合成樹脂管1の鍔部1a
は、スリーブ4の鍔部4bと被接続体2の端面(収容凹
部2bの底面)との間で挟持され、固定されるので、合
成樹脂管1の抜脱は確実に防止される。また、スリーブ
4の縮径部4aは、前述の実施例と同様に、カバーナッ
ト3の内孔3bにより縮径して合成樹脂管1の外周に圧
接しこれを締め付けるので、合成樹脂管1の端部部分は
このスリーブ4によりカバーナット3の内孔3b内に固
定されると共に補強される。また、スリーブ4の鍔部4
bは、合成樹脂管1の接続に際して、位置決めとして機
能する。
は、スリーブ4の鍔部4bと被接続体2の端面(収容凹
部2bの底面)との間で挟持され、固定されるので、合
成樹脂管1の抜脱は確実に防止される。また、スリーブ
4の縮径部4aは、前述の実施例と同様に、カバーナッ
ト3の内孔3bにより縮径して合成樹脂管1の外周に圧
接しこれを締め付けるので、合成樹脂管1の端部部分は
このスリーブ4によりカバーナット3の内孔3b内に固
定されると共に補強される。また、スリーブ4の鍔部4
bは、合成樹脂管1の接続に際して、位置決めとして機
能する。
【0038】なお、本実施例では第一実施例のシール部
材5も省かれている。しかし、必要があれば、シール部
材5を配置することは適宜に行うことができ、それによ
ってシール効果を一層高めることができる。
材5も省かれている。しかし、必要があれば、シール部
材5を配置することは適宜に行うことができ、それによ
ってシール効果を一層高めることができる。
【0039】本実施例は、このように、端部に鍔部1a
を形成した合成樹脂管1と、端部に雄ネジ2aを有する
非接続体2と、その雄ネジ2aに螺合する雌ネジ3aを
有するカバーナット3と、このカバーナット3内に遊嵌
され、一方の端部に縮径部4aを有すると共に他方の端
部に鍔部4bを有するスリーブ4とを具備し、カバーナ
ット3を締め付けることによって、スリーブ4の鍔部4
bと被接続体2の端面との間で合成樹脂管1の鍔部1a
を挟持すると共にスリーブ4の縮径部4aを縮径し合成
樹脂管1の外面に圧接させたものであり、請求項1の実
施例に相当する。
を形成した合成樹脂管1と、端部に雄ネジ2aを有する
非接続体2と、その雄ネジ2aに螺合する雌ネジ3aを
有するカバーナット3と、このカバーナット3内に遊嵌
され、一方の端部に縮径部4aを有すると共に他方の端
部に鍔部4bを有するスリーブ4とを具備し、カバーナ
ット3を締め付けることによって、スリーブ4の鍔部4
bと被接続体2の端面との間で合成樹脂管1の鍔部1a
を挟持すると共にスリーブ4の縮径部4aを縮径し合成
樹脂管1の外面に圧接させたものであり、請求項1の実
施例に相当する。
【0040】〈参考例1〉
次に、合成樹脂管の接続装置を最も簡単に説明する参考
例1を示す。
例1を示す。
【0041】図4は合成樹脂管の接続装置の参考例1を
示す断面図である。なお、図中、前述の各実施例と同一
符号及び記号は前述の各実施例の構成部分と同一または
相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複
する説明を省略する。
示す断面図である。なお、図中、前述の各実施例と同一
符号及び記号は前述の各実施例の構成部分と同一または
相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複
する説明を省略する。
【0042】図4において、参考例1は合成樹脂管1
と、非接続体2と、カバーナット3のみからなる。ま
た、合成樹脂管1の鍔部1aも単純な一重の鍔として形
成されている。ただし、カバーナット3は、その内孔3
bがこれまでの実施例とは異なり、軸方向内側に突出し
た環状の凸部3cを有している。
と、非接続体2と、カバーナット3のみからなる。ま
た、合成樹脂管1の鍔部1aも単純な一重の鍔として形
成されている。ただし、カバーナット3は、その内孔3
bがこれまでの実施例とは異なり、軸方向内側に突出し
た環状の凸部3cを有している。
【0043】そして、合成樹脂管1の鍔部1aは、カバ
ーナット3の締め付けによって、その環状凸部3cと被
接続体2の端面(収容凹部2bの底面)との間に挟持さ
れる。これによって、これまでの実施例と同様に、合成
樹脂管1は確実に抜け止めされた状態で被接続体2に接
続される。なお、この場合、合成樹脂管1の位置決めは
専ら合成樹脂管1の鍔部1aによってなされる。
ーナット3の締め付けによって、その環状凸部3cと被
接続体2の端面(収容凹部2bの底面)との間に挟持さ
れる。これによって、これまでの実施例と同様に、合成
樹脂管1は確実に抜け止めされた状態で被接続体2に接
続される。なお、この場合、合成樹脂管1の位置決めは
専ら合成樹脂管1の鍔部1aによってなされる。
【0044】この参考例1は、簡単な構造からなり、比
較的簡易な配管に適用することができ、カバーナット3
の締め付けを十分に強固なものとすれば、十分なシール
効果を得ることができる。勿論、前述のシール部材5を
用いることによって、より確実なシール効果を得ること
ができ、また、受口案内部材6を用いるか、被接続体2
に受口案内部2cを有することによって、合成樹脂管1
の位置決めと、端部部分の固定と補強をより確実にする
ことができる。
較的簡易な配管に適用することができ、カバーナット3
の締め付けを十分に強固なものとすれば、十分なシール
効果を得ることができる。勿論、前述のシール部材5を
用いることによって、より確実なシール効果を得ること
ができ、また、受口案内部材6を用いるか、被接続体2
に受口案内部2cを有することによって、合成樹脂管1
の位置決めと、端部部分の固定と補強をより確実にする
ことができる。
【0045】このように、参考例1は、端部に鍔部1a
を形成した合成樹脂管1と、端部に雄ネジ2aを有する
被接続体2と、その雄ネジ2aに螺合する雌ネジ3aを
有するカバーナット3とを具備し、カバーナット3を締
め付けることによって、合成樹脂管1の鍔部1aを被接
続体2の端面とカバーナット3との間で挟持し、合成樹
脂管1を被接続体2に接続するものである。
を形成した合成樹脂管1と、端部に雄ネジ2aを有する
被接続体2と、その雄ネジ2aに螺合する雌ネジ3aを
有するカバーナット3とを具備し、カバーナット3を締
め付けることによって、合成樹脂管1の鍔部1aを被接
続体2の端面とカバーナット3との間で挟持し、合成樹
脂管1を被接続体2に接続するものである。
【0046】参考例1の合成樹脂管の接続装置について
は、被接続体2、カバーナット3等の構成要素を特定の
形状のものとして説明したが、種々の変更が可能であ
る。例えば、被接続体2の収容凹部2bは省略すること
ができ、また、この収容凹部2bに代えて、受口案内部
2cを短くしたような位置決め凸部を設けることができ
る。また、シール部材5は円板状のものとして形成した
が、Oリングの形状のものとして形成することもでき、
この場合、これを保持する環状溝を被接続体2の端面に
形成することが望ましい。
は、被接続体2、カバーナット3等の構成要素を特定の
形状のものとして説明したが、種々の変更が可能であ
る。例えば、被接続体2の収容凹部2bは省略すること
ができ、また、この収容凹部2bに代えて、受口案内部
2cを短くしたような位置決め凸部を設けることができ
る。また、シール部材5は円板状のものとして形成した
が、Oリングの形状のものとして形成することもでき、
この場合、これを保持する環状溝を被接続体2の端面に
形成することが望ましい。
【0047】〈参考例2〉
第一実施例乃至第三実施例では、合成樹脂管の接続装置
の実施例として説明したが、このような合成樹脂管の接
続装置を構成するに際して、合成樹脂管1の端部の鍔部
1aは、合成樹脂管1の成形時に予め形成することもで
きるが、合成樹脂管1は一般に長尺材料として形成さ
れ、配管施工現場において適当長さに切断して使用され
る。このために、その合成樹脂管1の端部の鍔部1aは
その場で形成することが必要となる。次に、そのような
鍔部1aを形成するための合成樹脂管の端部の加工方法
とそれに使用する加工用治具について説明する。
の実施例として説明したが、このような合成樹脂管の接
続装置を構成するに際して、合成樹脂管1の端部の鍔部
1aは、合成樹脂管1の成形時に予め形成することもで
きるが、合成樹脂管1は一般に長尺材料として形成さ
れ、配管施工現場において適当長さに切断して使用され
る。このために、その合成樹脂管1の端部の鍔部1aは
その場で形成することが必要となる。次に、そのような
鍔部1aを形成するための合成樹脂管の端部の加工方法
とそれに使用する加工用治具について説明する。
【0048】先ず、合成樹脂管1の端部に一重の鍔部1
aを形成する場合について、図5、図6と共に説明す
る。
aを形成する場合について、図5、図6と共に説明す
る。
【0049】図5は合成樹脂管の端部の加工用治具の斜
視図であり、また、図6は図5に示した加工用治具によ
る合成樹脂管の端部の鍔部の成形を示す断面図である。
なお、図中、前記実施例と同一符号及び記号は前記実施
例の構成部分と同一または相当する構成部分を示すもの
であるから、ここでは重複する説明を省略する。
視図であり、また、図6は図5に示した加工用治具によ
る合成樹脂管の端部の鍔部の成形を示す断面図である。
なお、図中、前記実施例と同一符号及び記号は前記実施
例の構成部分と同一または相当する構成部分を示すもの
であるから、ここでは重複する説明を省略する。
【0050】図において、1は合成樹脂管、10は加工
用治具、11は加工用治具10の基部、12は加工用治
具10の内径保持部である。この加工用治具10は、金
属、セラミックス、その他の耐熱性材料から形成され、
平坦な表面を有する基部11と、この基部11に垂直に
設けられた内径保持部12とを有する。この内径保持部
12は、合成樹脂管1に密接する程度の径からなる円柱
の形状を有し、合成樹脂管1に嵌合してこれを支持す
る。これらの表面は軟化した合成樹脂管1が付着し難い
ように、十分に平滑な非粘着性面として形成されてい
る。そして、この加工用治具10は、本実施例では、内
径保持部12の基端表面が基部11の表面と緩やかに彎
曲して連続するように所定の曲率のアール部13が形成
されており、これによって合成樹脂管1の端部の拡径が
容易になる。
用治具、11は加工用治具10の基部、12は加工用治
具10の内径保持部である。この加工用治具10は、金
属、セラミックス、その他の耐熱性材料から形成され、
平坦な表面を有する基部11と、この基部11に垂直に
設けられた内径保持部12とを有する。この内径保持部
12は、合成樹脂管1に密接する程度の径からなる円柱
の形状を有し、合成樹脂管1に嵌合してこれを支持す
る。これらの表面は軟化した合成樹脂管1が付着し難い
ように、十分に平滑な非粘着性面として形成されてい
る。そして、この加工用治具10は、本実施例では、内
径保持部12の基端表面が基部11の表面と緩やかに彎
曲して連続するように所定の曲率のアール部13が形成
されており、これによって合成樹脂管1の端部の拡径が
容易になる。
【0051】このような加工用治具10を用いて合成樹
脂管1の端部に鍔部1aを形成するには、合成樹脂管1
の端部部分の鍔部1aとなる範囲をライター、トーチラ
ンプ、ドライヤー、熱風ブロアー等で加熱し、軟化させ
る。それと共に、合成樹脂管1を加工用治具10の内径
保持部12に差し込み、その円柱状表面で支持した状態
で図示の矢印方向に力を加えて基部11の表面に押し付
ける。これによって、合成樹脂管1の端部部分はその先
端から拡径し、円板状に押し拡げられて、図中に破線で
示すような鍔部1aに形成される。このとき、アール部
13は合成樹脂管1の先端を半径方向外方に導き、合成
樹脂管1が先端から円板状に拡径することを容易にす
る。
脂管1の端部に鍔部1aを形成するには、合成樹脂管1
の端部部分の鍔部1aとなる範囲をライター、トーチラ
ンプ、ドライヤー、熱風ブロアー等で加熱し、軟化させ
る。それと共に、合成樹脂管1を加工用治具10の内径
保持部12に差し込み、その円柱状表面で支持した状態
で図示の矢印方向に力を加えて基部11の表面に押し付
ける。これによって、合成樹脂管1の端部部分はその先
端から拡径し、円板状に押し拡げられて、図中に破線で
示すような鍔部1aに形成される。このとき、アール部
13は合成樹脂管1の先端を半径方向外方に導き、合成
樹脂管1が先端から円板状に拡径することを容易にす
る。
【0052】ここで、合成樹脂管1の端部部分を軟化す
るための加熱は、合成樹脂管1を加工用治具10の内径
保持部12に差し込む前であっても、その内径保持部1
2に嵌合した状態であってもよい。そして、加熱手段と
しては、ライター、トーチランプ、熱風ブロアー、加熱
バーナのほかにも任意の方法で行うことができる。ま
た、加工用治具10に差し込んで行う場合、その加工用
治具10の内部に発熱体を組み込むことができ、或い
は、それらの加熱手段を加工用治具10の適当な位置に
組み付けることもできる。
るための加熱は、合成樹脂管1を加工用治具10の内径
保持部12に差し込む前であっても、その内径保持部1
2に嵌合した状態であってもよい。そして、加熱手段と
しては、ライター、トーチランプ、熱風ブロアー、加熱
バーナのほかにも任意の方法で行うことができる。ま
た、加工用治具10に差し込んで行う場合、その加工用
治具10の内部に発熱体を組み込むことができ、或い
は、それらの加熱手段を加工用治具10の適当な位置に
組み付けることもできる。
【0053】このように、本実施例の合成樹脂管の端部
の加工方法は、合成樹脂管1の端部を加熱して軟化させ
る工程と、前記軟化した合成樹脂管1をその内径を保持
する内径保持部12に嵌合した状態で、前記内径保持部
12に対して垂直方向の平坦面の基部11に押圧し、前
記合成樹脂管1の軟化部分を拡径する工程と、同時に、
前記拡径した合成樹脂管1の軟化部分を鍔部1aに成形
する工程とを具備するものである。
の加工方法は、合成樹脂管1の端部を加熱して軟化させ
る工程と、前記軟化した合成樹脂管1をその内径を保持
する内径保持部12に嵌合した状態で、前記内径保持部
12に対して垂直方向の平坦面の基部11に押圧し、前
記合成樹脂管1の軟化部分を拡径する工程と、同時に、
前記拡径した合成樹脂管1の軟化部分を鍔部1aに成形
する工程とを具備するものである。
【0054】したがって、合成樹脂管1の端部は部分的
な加熱により軟化し、合成樹脂管1を円柱状の内径保持
部12に嵌合し、それを支持した状態で、その円柱状表
面と垂直な平坦表面の基部11に押し付け、それによっ
て、合成樹脂管1の端部部分を拡径し、鍔部1aを形成
するものである。故に、合成樹脂管1は円柱状表面に支
持されているので、平坦表面に対して常に垂直に押し付
けられ、その結果、半径方向の外方に均一に一重で拡径
することができる。そして、加工用治具10は合成樹脂
管1の軟化部の温度を低下させるから、鍔部1aの安定
した成形が容易となり、その硬化速度からして作業性が
良い。
な加熱により軟化し、合成樹脂管1を円柱状の内径保持
部12に嵌合し、それを支持した状態で、その円柱状表
面と垂直な平坦表面の基部11に押し付け、それによっ
て、合成樹脂管1の端部部分を拡径し、鍔部1aを形成
するものである。故に、合成樹脂管1は円柱状表面に支
持されているので、平坦表面に対して常に垂直に押し付
けられ、その結果、半径方向の外方に均一に一重で拡径
することができる。そして、加工用治具10は合成樹脂
管1の軟化部の温度を低下させるから、鍔部1aの安定
した成形が容易となり、その硬化速度からして作業性が
良い。
【0055】また、合成樹脂管の端部の加工用治具10
は、合成樹脂管1の端部を部分的に加熱して軟化させ、
その内径を保持する内径保持部12に嵌合した状態で、
前記内径保持部12に対して垂直方向の平坦面に押圧
し、前記合成樹脂管1の軟化部分を拡径する手段と、前
記拡径した合成樹脂管1の軟化部分を鍔部1aに成形す
る手段とを具備するものである。
は、合成樹脂管1の端部を部分的に加熱して軟化させ、
その内径を保持する内径保持部12に嵌合した状態で、
前記内径保持部12に対して垂直方向の平坦面に押圧
し、前記合成樹脂管1の軟化部分を拡径する手段と、前
記拡径した合成樹脂管1の軟化部分を鍔部1aに成形す
る手段とを具備するものである。
【0056】したがって、円柱状表面を有する内径保持
部12を有するので、合成樹脂管1の軟化加工を容易に
行うことができる。そして、内径保持部12の基端にア
ール部13を有し、内径保持部12の基端表面が基部1
1の表面に緩やかに連続彎曲するものであるから、合成
樹脂管1がその先端からの拡径を容易にすることができ
る。
部12を有するので、合成樹脂管1の軟化加工を容易に
行うことができる。そして、内径保持部12の基端にア
ール部13を有し、内径保持部12の基端表面が基部1
1の表面に緩やかに連続彎曲するものであるから、合成
樹脂管1がその先端からの拡径を容易にすることができ
る。
【0057】〈参考例3〉
次に、合成樹脂管1の端部に、潰れたU字状の断面に折
り曲げられた二重の鍔部1aを形成する方法及び加工用
治具について説明する。
り曲げられた二重の鍔部1aを形成する方法及び加工用
治具について説明する。
【0058】図7は合成樹脂管の端部の加工用治具を示
す斜視図であり、また、図8は図7に示した加工用治具
による合成樹脂管の端部の鍔部の成形を示す断面図であ
る。なお、図中、前記実施例と同一符号及び記号は前記
実施例の構成部分と同一または相当する構成部分を示す
ものである。
す斜視図であり、また、図8は図7に示した加工用治具
による合成樹脂管の端部の鍔部の成形を示す断面図であ
る。なお、図中、前記実施例と同一符号及び記号は前記
実施例の構成部分と同一または相当する構成部分を示す
ものである。
【0059】図に示すように、二重の鍔部の形成は、前
述の実施例と同じ操作により、同様の加工用治具10を
用いて行われる。特に、加工用治具10は、基部11の
表面の内径保持部12の基端に湾曲した表面を有する環
状凹部14が形成されており、合成樹脂管1の先端を収
容して係合することができるようになっている。そし
て、合成樹脂管1をこの加工用治具10に差し込み、合
成樹脂管1の端部部分を加熱し、十分に軟化する。そし
て、合成樹脂管1を内径保持部12の円柱状表面に支持
した状態で基部11の表面に押し付ける。このとき、合
成樹脂管1の先端は環状凹部14に収容され係止される
ので、その内側部分が半径方向外方に膨出し、拡径す
る。このようにして、図中に点線で示すように、二重の
鍔部1aが形成される。
述の実施例と同じ操作により、同様の加工用治具10を
用いて行われる。特に、加工用治具10は、基部11の
表面の内径保持部12の基端に湾曲した表面を有する環
状凹部14が形成されており、合成樹脂管1の先端を収
容して係合することができるようになっている。そし
て、合成樹脂管1をこの加工用治具10に差し込み、合
成樹脂管1の端部部分を加熱し、十分に軟化する。そし
て、合成樹脂管1を内径保持部12の円柱状表面に支持
した状態で基部11の表面に押し付ける。このとき、合
成樹脂管1の先端は環状凹部14に収容され係止される
ので、その内側部分が半径方向外方に膨出し、拡径す
る。このようにして、図中に点線で示すように、二重の
鍔部1aが形成される。
【0060】このように、本実施例の合成樹脂管の端部
の加工方法は、合成樹脂管1の端部を加熱して軟化させ
る工程と、前記軟化した合成樹脂管1をその内径を保持
する内径保持部12に嵌合した状態で、環状凹部14を
有する内径保持部12に対して押圧し、前記合成樹脂管
1の軟化部分を拡径する工程と、同時に、前記拡径した
合成樹脂管1の軟化部分を鍔部1aに成形する工程とを
具備するものである。
の加工方法は、合成樹脂管1の端部を加熱して軟化させ
る工程と、前記軟化した合成樹脂管1をその内径を保持
する内径保持部12に嵌合した状態で、環状凹部14を
有する内径保持部12に対して押圧し、前記合成樹脂管
1の軟化部分を拡径する工程と、同時に、前記拡径した
合成樹脂管1の軟化部分を鍔部1aに成形する工程とを
具備するものである。
【0061】したがって、合成樹脂管1の端部付近を加
熱することにより軟化し、合成樹脂管1を円柱状の内径
保持部12に嵌合し支持した状態で、その円柱状表面と
垂直な平坦表面の基部11に押し付け、それによって、
合成樹脂管1の端部部分を拡径し、鍔部1aを形成する
ものである。したがって、円柱状表面に支持されている
ので、合成樹脂管1は環状凹部14を有する内径保持部
12に対して押圧し、その結果、半径方向の外方に均一
に拡径することができる。そして、加工用治具10は合
成樹脂管1の軟化部の温度を低下させるから、鍔部1a
の安定した成形が容易となり、その硬化速度からして作
業性が良い。
熱することにより軟化し、合成樹脂管1を円柱状の内径
保持部12に嵌合し支持した状態で、その円柱状表面と
垂直な平坦表面の基部11に押し付け、それによって、
合成樹脂管1の端部部分を拡径し、鍔部1aを形成する
ものである。したがって、円柱状表面に支持されている
ので、合成樹脂管1は環状凹部14を有する内径保持部
12に対して押圧し、その結果、半径方向の外方に均一
に拡径することができる。そして、加工用治具10は合
成樹脂管1の軟化部の温度を低下させるから、鍔部1a
の安定した成形が容易となり、その硬化速度からして作
業性が良い。
【0062】また、合成樹脂管の端部の加工用治具10
は、合成樹脂管1の端部を部分的に加熱して軟化させ、
その内径を保持する内径保持部12に嵌合した状態で、
環状凹部14を有する内径保持部12に対して押圧し、
前記合成樹脂管1の軟化部分を拡径する手段と、前記拡
径した合成樹脂管1の軟化部分を鍔部1aに成形する手
段とを具備するものである。
は、合成樹脂管1の端部を部分的に加熱して軟化させ、
その内径を保持する内径保持部12に嵌合した状態で、
環状凹部14を有する内径保持部12に対して押圧し、
前記合成樹脂管1の軟化部分を拡径する手段と、前記拡
径した合成樹脂管1の軟化部分を鍔部1aに成形する手
段とを具備するものである。
【0063】したがって、円柱状表面を有する内径保持
部12を有するので、合成樹脂管1の軟化加工を容易
に、しかも、その先端付近からの拡径を容易にすること
ができる。
部12を有するので、合成樹脂管1の軟化加工を容易
に、しかも、その先端付近からの拡径を容易にすること
ができる。
【0064】この実施例においても、前記実施例と同様
に、合成樹脂管1は内径保持部12の円柱状表面で支持
されているために、基部11の表面に常に垂直に押し付
けられ、半径方向外方への拡径は均一になされる。特
に、加工用治具10は、環状凹部14を備えたものであ
り、これによって二重の鍔部1aを容易に形成すること
ができる。
に、合成樹脂管1は内径保持部12の円柱状表面で支持
されているために、基部11の表面に常に垂直に押し付
けられ、半径方向外方への拡径は均一になされる。特
に、加工用治具10は、環状凹部14を備えたものであ
り、これによって二重の鍔部1aを容易に形成すること
ができる。
【0065】なお、このような二重の鍔部は、環状凹部
14を有しない加工用治具10によっても形成すること
ができる。即ち、合成樹脂管1を内径保持部12に差し
込み、その円柱状表面に支持した状態で基部11の表面
に押し付けることはこれまでと同様であるが、その際、
合成樹脂管1の先端より少しだけ内側の部分を十分に軟
化した状態で行うようにすることである。これによっ
て、合成樹脂管1の先端は拡径しないで、その内側部分
が半径方向外方に折れ曲がり状に拡径する。この方法に
おいても、合成樹脂管1は内径保持部12の円柱状表面
に支持されているので、上述の実施例と同様な均一に拡
径した二重の鍔部1aを形成することができる。
14を有しない加工用治具10によっても形成すること
ができる。即ち、合成樹脂管1を内径保持部12に差し
込み、その円柱状表面に支持した状態で基部11の表面
に押し付けることはこれまでと同様であるが、その際、
合成樹脂管1の先端より少しだけ内側の部分を十分に軟
化した状態で行うようにすることである。これによっ
て、合成樹脂管1の先端は拡径しないで、その内側部分
が半径方向外方に折れ曲がり状に拡径する。この方法に
おいても、合成樹脂管1は内径保持部12の円柱状表面
に支持されているので、上述の実施例と同様な均一に拡
径した二重の鍔部1aを形成することができる。
【0066】このように、合成樹脂管の端部の加工方法
と加工用治具については特定の実施例を用いて説明した
が、本発明を実施する場合にはこれに限定されるもので
はなく、種々に変更し、また応用を加えることができ
る。特に、加工用治具10は最も単純な形状のものとし
て示したが、その基部11は部分的に平坦な表面を有す
るものであれば、どのような形状のものでもよく、また
その基部11は適当な支持台に組み付け、或いは一体に
することができる。また、基部11の表面に、形成され
る鍔部1aの径を制限する環状壁を設けたり、合成樹脂
管1の端部を加熱するための手段等を付加することもで
きる。
と加工用治具については特定の実施例を用いて説明した
が、本発明を実施する場合にはこれに限定されるもので
はなく、種々に変更し、また応用を加えることができ
る。特に、加工用治具10は最も単純な形状のものとし
て示したが、その基部11は部分的に平坦な表面を有す
るものであれば、どのような形状のものでもよく、また
その基部11は適当な支持台に組み付け、或いは一体に
することができる。また、基部11の表面に、形成され
る鍔部1aの径を制限する環状壁を設けたり、合成樹脂
管1の端部を加熱するための手段等を付加することもで
きる。
【0067】〈参考例4〉
図9乃至図12は合成樹脂管の端部の加工用治具を示す
加工用治具を使用した場合の加工工程を示すもので、図
9は加熱状態の加工用治具本体の断面図、図10は予熱
状態の加工用治具本体及び補助具の断面図、図11は拡
径加工状態の加工用治具本体及び補助具の断面図であ
り、図12は合成樹脂管の成形状態の加工用治具本体及
び補助具の断面図である。図中、前記実施例と同一符号
及び記号は前記実施例の構成部分と同一または相当する
構成部分を示すものである。
加工用治具を使用した場合の加工工程を示すもので、図
9は加熱状態の加工用治具本体の断面図、図10は予熱
状態の加工用治具本体及び補助具の断面図、図11は拡
径加工状態の加工用治具本体及び補助具の断面図であ
り、図12は合成樹脂管の成形状態の加工用治具本体及
び補助具の断面図である。図中、前記実施例と同一符号
及び記号は前記実施例の構成部分と同一または相当する
構成部分を示すものである。
【0068】図に示すように、加工用治具本体20は金
属またはセラミックスからなり、その中央には突出した
中空柱状態の内径保持部22が形成されている。内径保
持部22の中心には貫通孔28が形成されていて、厚肉
部27と薄肉部29とが形成されている。加工用治具本
体20の基部21の内径保持部22に対する垂直な面か
ら所定距離離れるまでを薄肉部29とし、そして、所定
の距離の間だけ厚肉部27としたものである。厚肉部2
7はハンダ鏝30の先端の鏝部31が挿着できる程度の
貫通孔28により、鏝部31からの熱を直接受熱する。
薄肉部29は厚肉部27からの伝熱によりその温度を上
昇する。加工用治具本体20の基部21の内径保持部2
2に対する垂直な面には、一部に平坦面を有する環状凹
部24が形成されており、合成樹脂管1の先端を収容す
ることができる。加工用治具本体20の把持部23には
表面に断熱性部材からなる被覆25を設けている。これ
によって、ハンダ鏝30の先端の鏝部31を貫通孔28
に挿着したとき、ハンダ鏝30の重心により把持部23
の被覆25端部を支点とし、加工用治具本体20の基部
21側を浮かせ、その熱の移動を阻止している。因に、
本実施例で使用したハンダ鏝30は消費電力が30
[W]のものである。なお、加工用治具本体20の基部
21の外側には、継合突起26が配設されている。
属またはセラミックスからなり、その中央には突出した
中空柱状態の内径保持部22が形成されている。内径保
持部22の中心には貫通孔28が形成されていて、厚肉
部27と薄肉部29とが形成されている。加工用治具本
体20の基部21の内径保持部22に対する垂直な面か
ら所定距離離れるまでを薄肉部29とし、そして、所定
の距離の間だけ厚肉部27としたものである。厚肉部2
7はハンダ鏝30の先端の鏝部31が挿着できる程度の
貫通孔28により、鏝部31からの熱を直接受熱する。
薄肉部29は厚肉部27からの伝熱によりその温度を上
昇する。加工用治具本体20の基部21の内径保持部2
2に対する垂直な面には、一部に平坦面を有する環状凹
部24が形成されており、合成樹脂管1の先端を収容す
ることができる。加工用治具本体20の把持部23には
表面に断熱性部材からなる被覆25を設けている。これ
によって、ハンダ鏝30の先端の鏝部31を貫通孔28
に挿着したとき、ハンダ鏝30の重心により把持部23
の被覆25端部を支点とし、加工用治具本体20の基部
21側を浮かせ、その熱の移動を阻止している。因に、
本実施例で使用したハンダ鏝30は消費電力が30
[W]のものである。なお、加工用治具本体20の基部
21の外側には、継合突起26が配設されている。
【0069】補助具40は全体が金属またはセラミック
スからなる補助本体部41と、その周囲に配設した全体
が金属からなる環状のガイド部43によって形成されて
いる。補助本体部41は略円柱状をその長さ方向に縦割
りにした構造を有し、その大径部41aの端面には環状
凹部42が形成されており、その周囲にはセレーション
が形成されており、ガイド部43の大径部43aに係合
自在に形成されている。また、ガイド部43の大径部4
3aには基部21の外側に配設した継合突起26と嵌合
する螺合凹部溝44が形成されており、加工用治具本体
20と補助具40との相対回動によって、加工用治具本
体20と補助具40の結合が密になるように構成されて
いる。
スからなる補助本体部41と、その周囲に配設した全体
が金属からなる環状のガイド部43によって形成されて
いる。補助本体部41は略円柱状をその長さ方向に縦割
りにした構造を有し、その大径部41aの端面には環状
凹部42が形成されており、その周囲にはセレーション
が形成されており、ガイド部43の大径部43aに係合
自在に形成されている。また、ガイド部43の大径部4
3aには基部21の外側に配設した継合突起26と嵌合
する螺合凹部溝44が形成されており、加工用治具本体
20と補助具40との相対回動によって、加工用治具本
体20と補助具40の結合が密になるように構成されて
いる。
【0070】このように構成された合成樹脂管の端部の
加工用治具の使用について説明する。
加工用治具の使用について説明する。
【0071】まず、図9に示すように、加工用治具本体
20の内径保持部22の貫通孔28にハンダ鏝30の先
端の鏝部31を挿入し、厚肉部27を加熱する。一方、
2分割された補助本体部41をガイド部43に挿着して
一体化し、そして、図10に示すように、合成樹脂管1
の先端から一体化した補助本体部41とガイド部43か
らなる補助具40を挿入しておく。次に、所定時間の経
過、または、加工用治具本体20にサーモラベルを貼着
またはサーモ塗料を塗着しておき、その色合いから温度
状態を判断し、所定の温度上昇になったとき、ハンダ鏝
30を補助本体部41から離脱させる。そして、図10
に示すように、合成樹脂管1の先端を加工用治具本体2
0の内径保持部22に挿入する。挿入された合成樹脂管
1は厚肉部27及び薄肉部29の熱によって加熱され
る。厚肉部27はその熱容量が大であるから合成樹脂管
1の厚肉部27の対応部の軟化が進行し、薄肉部29の
対応部は軟化が遅くなる。
20の内径保持部22の貫通孔28にハンダ鏝30の先
端の鏝部31を挿入し、厚肉部27を加熱する。一方、
2分割された補助本体部41をガイド部43に挿着して
一体化し、そして、図10に示すように、合成樹脂管1
の先端から一体化した補助本体部41とガイド部43か
らなる補助具40を挿入しておく。次に、所定時間の経
過、または、加工用治具本体20にサーモラベルを貼着
またはサーモ塗料を塗着しておき、その色合いから温度
状態を判断し、所定の温度上昇になったとき、ハンダ鏝
30を補助本体部41から離脱させる。そして、図10
に示すように、合成樹脂管1の先端を加工用治具本体2
0の内径保持部22に挿入する。挿入された合成樹脂管
1は厚肉部27及び薄肉部29の熱によって加熱され
る。厚肉部27はその熱容量が大であるから合成樹脂管
1の厚肉部27の対応部の軟化が進行し、薄肉部29の
対応部は軟化が遅くなる。
【0072】ここで、合成樹脂管1の厚肉部27の対応
部の軟化が適当に進行したとき、合成樹脂管1を加工用
治具本体20の方向に押圧すると、図11に示すよう
に、合成樹脂管1の端部は環状凹部24に収容され、そ
の先端端部は係止されているので、軟化部分が半径方向
の外方に二重に膨出して拡径する。この状態でガイド部
43の螺合凹部溝44と基部21の外側に配設した継合
突起26とを嵌合させ、加工用治具本体20と補助具4
0の結合が密になるように、加工用治具本体20と補助
具40とを相対回動する。これにより、図12に示すよ
うに、加工用治具本体20と補助具40の結合が密にな
り、内径保持部22の基端に形成した環状凹部24と大
径部41aの端面に形成した環状凹部42により、合成
樹脂管1には均一に拡径し、密接された二重の鍔部1a
を形成することができる。特に、補助具40側は加熱さ
れていないために、素早い成形操作により、合成樹脂管
1に二重の鍔部1aを形成し、それを取出すことができ
る。
部の軟化が適当に進行したとき、合成樹脂管1を加工用
治具本体20の方向に押圧すると、図11に示すよう
に、合成樹脂管1の端部は環状凹部24に収容され、そ
の先端端部は係止されているので、軟化部分が半径方向
の外方に二重に膨出して拡径する。この状態でガイド部
43の螺合凹部溝44と基部21の外側に配設した継合
突起26とを嵌合させ、加工用治具本体20と補助具4
0の結合が密になるように、加工用治具本体20と補助
具40とを相対回動する。これにより、図12に示すよ
うに、加工用治具本体20と補助具40の結合が密にな
り、内径保持部22の基端に形成した環状凹部24と大
径部41aの端面に形成した環状凹部42により、合成
樹脂管1には均一に拡径し、密接された二重の鍔部1a
を形成することができる。特に、補助具40側は加熱さ
れていないために、素早い成形操作により、合成樹脂管
1に二重の鍔部1aを形成し、それを取出すことができ
る。
【0073】二重の鍔部1aを形成した合成樹脂管1を
取出すには、まず、加工用治具本体20と補助具40の
螺合凹部溝44と継合突起26との結合を解除し、加工
用治具本体20を取外す。その後、補助具40を構成す
るガイド部43と補助本体部41を分離すべく、ガイド
部43のみを合成樹脂管1の鍔部1aの反対方向にセレ
ーションの溝方向に摺動させ、そこで、補助本体部41
を2分割し、合成樹脂管1の両側から分離する。そし
て、ガイド部43のみを合成樹脂管1の鍔部1aの方向
に移動させて分離する。
取出すには、まず、加工用治具本体20と補助具40の
螺合凹部溝44と継合突起26との結合を解除し、加工
用治具本体20を取外す。その後、補助具40を構成す
るガイド部43と補助本体部41を分離すべく、ガイド
部43のみを合成樹脂管1の鍔部1aの反対方向にセレ
ーションの溝方向に摺動させ、そこで、補助本体部41
を2分割し、合成樹脂管1の両側から分離する。そし
て、ガイド部43のみを合成樹脂管1の鍔部1aの方向
に移動させて分離する。
【0074】なお、本実施例は、補助本体部41を2分
割し、合成樹脂管1の鍔部1aの反対方向の端部から抜
き出す手間を回避し、取外し容易としたものであるが、
本発明を実施する場合で、合成樹脂管1の鍔部1aの反
対方向の端部から抜き出す場合には、必ずしも補助本体
部41を2分割する必要性はない。
割し、合成樹脂管1の鍔部1aの反対方向の端部から抜
き出す手間を回避し、取外し容易としたものであるが、
本発明を実施する場合で、合成樹脂管1の鍔部1aの反
対方向の端部から抜き出す場合には、必ずしも補助本体
部41を2分割する必要性はない。
【0075】このように、合成樹脂管の端部の加工用治
具は、合成樹脂管1の端部を部分的に厚肉部27で加熱
して軟化させる加工用治具本体20からなる手段と、前
記軟化した合成樹脂管1を、その内径を保持する内径保
持部22に嵌合した状態で、前記内径保持部22に対し
て垂直方向の基部21の面に押圧し、前記合成樹脂管1
の軟化部分を拡径する加工用治具本体20の基部21か
らなる手段と、前記拡径した合成樹脂管1の軟化部分を
鍔部1aに成形する内径保持部22の基端に形成した環
状凹部24と大径部41aの端面に形成した環状凹部4
2からなる手段とを具備するものである。
具は、合成樹脂管1の端部を部分的に厚肉部27で加熱
して軟化させる加工用治具本体20からなる手段と、前
記軟化した合成樹脂管1を、その内径を保持する内径保
持部22に嵌合した状態で、前記内径保持部22に対し
て垂直方向の基部21の面に押圧し、前記合成樹脂管1
の軟化部分を拡径する加工用治具本体20の基部21か
らなる手段と、前記拡径した合成樹脂管1の軟化部分を
鍔部1aに成形する内径保持部22の基端に形成した環
状凹部24と大径部41aの端面に形成した環状凹部4
2からなる手段とを具備するものである。
【0076】したがって、合成樹脂管1の端部付近を加
熱することにより軟化し、合成樹脂管1を円柱状の内径
保持部22に嵌合し支持した状態で、その円柱状表面と
垂直な平坦表面の基部21側に押し付け、それによっ
て、合成樹脂管1の先端部の付近を拡径して鍔部1aを
形成するものであり、円柱状表面に支持されているの
で、合成樹脂管1は環状凹部24を有する内径保持部2
2に対して押圧し、その結果、半径方向の外方に均一に
拡径することができる。そして、補助具40は合成樹脂
管1の軟化部の温度を低下させるから、鍔部1aの安定
した成形が容易となり、その硬化速度からして作業性が
良い。また、鍔部1aが環状凹部24と環状凹部42で
成形されるから、喩え、均一径に形成できなくても、被
接続体2とカバーナット3との間で正確に挾持すること
ができる。
熱することにより軟化し、合成樹脂管1を円柱状の内径
保持部22に嵌合し支持した状態で、その円柱状表面と
垂直な平坦表面の基部21側に押し付け、それによっ
て、合成樹脂管1の先端部の付近を拡径して鍔部1aを
形成するものであり、円柱状表面に支持されているの
で、合成樹脂管1は環状凹部24を有する内径保持部2
2に対して押圧し、その結果、半径方向の外方に均一に
拡径することができる。そして、補助具40は合成樹脂
管1の軟化部の温度を低下させるから、鍔部1aの安定
した成形が容易となり、その硬化速度からして作業性が
良い。また、鍔部1aが環状凹部24と環状凹部42で
成形されるから、喩え、均一径に形成できなくても、被
接続体2とカバーナット3との間で正確に挾持すること
ができる。
【0077】特に、加工用治具本体20と補助具40の
結合により、合成樹脂管1は均一に拡径し、寸法精度が
高い密接された二重の鍔部1aを正確に形成することが
でき、また、補助具40は加熱されていないために、素
早い成形操作により、合成樹脂管1に二重の鍔部1aを
形成し、それを取出すことができる。本実施例において
は、合成樹脂管1の鍔部1aを潰れたU字状の断面を有
する二重の形状に形成したものであるから、鍔部1aを
そのように二重に形成することによって鍔部1aの強度
をより高めることができ、そのために、合成樹脂管1と
被接続体2との接続強度をより一層向上することができ
る。また、その鍔部1aは、その断面形状が潰れたU字
形に折り曲げられた形状であるために厚さ方向に弾性を
有し、温度変化による合成樹脂管1の膨張及び収縮を吸
収することができる。
結合により、合成樹脂管1は均一に拡径し、寸法精度が
高い密接された二重の鍔部1aを正確に形成することが
でき、また、補助具40は加熱されていないために、素
早い成形操作により、合成樹脂管1に二重の鍔部1aを
形成し、それを取出すことができる。本実施例において
は、合成樹脂管1の鍔部1aを潰れたU字状の断面を有
する二重の形状に形成したものであるから、鍔部1aを
そのように二重に形成することによって鍔部1aの強度
をより高めることができ、そのために、合成樹脂管1と
被接続体2との接続強度をより一層向上することができ
る。また、その鍔部1aは、その断面形状が潰れたU字
形に折り曲げられた形状であるために厚さ方向に弾性を
有し、温度変化による合成樹脂管1の膨張及び収縮を吸
収することができる。
【0078】なお、本実施例における二重の鍔部1aを
形成する場合には、加熱を停止した状態としているが、
本発明を実施する場合には、再加熱を行い鍔部1aの形
状を修正成形することができる。
形成する場合には、加熱を停止した状態としているが、
本発明を実施する場合には、再加熱を行い鍔部1aの形
状を修正成形することができる。
【0079】〈参考例5〉
図13は合成樹脂管の端部の加工方法及び加工用治具の
参考例を示す合成樹脂管の成形状態の加工用治具本体及
び補助具の断面図である。なお、図中、前記実施例と同
一符号及び記号は前記実施例の構成部分と同一または相
当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複す
る説明を省略する。
参考例を示す合成樹脂管の成形状態の加工用治具本体及
び補助具の断面図である。なお、図中、前記実施例と同
一符号及び記号は前記実施例の構成部分と同一または相
当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複す
る説明を省略する。
【0080】図において、加工用治具本体20の中央に
突出した内径保持部22の中心には貫通孔28が形成さ
れていて、厚肉部27Aと薄肉部29Aとが形成されて
いる。厚肉部27Aはハンダ鏝30の先端の鏝部31が
挿着できる程度の貫通孔28により、鏝部31からの熱
を直接受熱する。薄肉部29Aは厚肉部27Aからの伝
熱によりその温度を上昇する。参考例では、その合成樹
脂管1の先端を加熱し、軟化する必要性から内径保持部
22の基端から所定の距離だけ厚肉部27Aを形成して
いる。そして、内径保持部22の先端は薄肉部29Aと
なっている。加工用治具本体20の内径保持部22の基
部21側は、所定の曲率からなるアール部24Bを形成
している。
突出した内径保持部22の中心には貫通孔28が形成さ
れていて、厚肉部27Aと薄肉部29Aとが形成されて
いる。厚肉部27Aはハンダ鏝30の先端の鏝部31が
挿着できる程度の貫通孔28により、鏝部31からの熱
を直接受熱する。薄肉部29Aは厚肉部27Aからの伝
熱によりその温度を上昇する。参考例では、その合成樹
脂管1の先端を加熱し、軟化する必要性から内径保持部
22の基端から所定の距離だけ厚肉部27Aを形成して
いる。そして、内径保持部22の先端は薄肉部29Aと
なっている。加工用治具本体20の内径保持部22の基
部21側は、所定の曲率からなるアール部24Bを形成
している。
【0081】補助具40は全体が金属またはセラミック
スからなる補助本体部41Aと、その周囲に配設した全
体が金属からなる環状のガイド部43から形成されてい
る。補助本体部41Aは略円柱状を縦割りにした構造を
有し、その大径部41aの端面は平面となっており、前
記実施例のように環状凹部42は形成されていない。
スからなる補助本体部41Aと、その周囲に配設した全
体が金属からなる環状のガイド部43から形成されてい
る。補助本体部41Aは略円柱状を縦割りにした構造を
有し、その大径部41aの端面は平面となっており、前
記実施例のように環状凹部42は形成されていない。
【0082】特に、参考例の合成樹脂管の接続装置は、
加工用治具本体20と補助具40を接合状態とし、そこ
に合成樹脂管1の端部を押込み鍔部1aを形成すること
ができる。即ち、本実施例における一重の鍔部1aを形
成する場合には、加熱を停止した状態でもよいし、加熱
を継続した状態としてもよい。なお、このとき、環状凹
部24Aは補助具40の環状凹部とすることもでき、或
いは両者に形成することもできる。
加工用治具本体20と補助具40を接合状態とし、そこ
に合成樹脂管1の端部を押込み鍔部1aを形成すること
ができる。即ち、本実施例における一重の鍔部1aを形
成する場合には、加熱を停止した状態でもよいし、加熱
を継続した状態としてもよい。なお、このとき、環状凹
部24Aは補助具40の環状凹部とすることもでき、或
いは両者に形成することもできる。
【0083】したがって、この参考例の加工用治具で
は、図5及び図6に示すように、合成樹脂管1の端部の
鍔部1aを一重で拡径としたものを得ることができる。
また、内径保持部22の基端21にアール部24Bを形
成し、これによって内径保持部22の基端の表面が基部
21の表面に緩やかに彎曲して連続するようにしたもの
であるから、部分的に機械強度を低下させることなく、
一重の鍔部を合成樹脂管の端部に容易に形成することが
できる。
は、図5及び図6に示すように、合成樹脂管1の端部の
鍔部1aを一重で拡径としたものを得ることができる。
また、内径保持部22の基端21にアール部24Bを形
成し、これによって内径保持部22の基端の表面が基部
21の表面に緩やかに彎曲して連続するようにしたもの
であるから、部分的に機械強度を低下させることなく、
一重の鍔部を合成樹脂管の端部に容易に形成することが
できる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、請求項1の合成樹脂管の
接続装置は、カバーナットを被接続体に螺合し締め付け
ることによって、合成樹脂管の鍔部は被接続体の端面と
カバーナットとの間で挟持され、前記合成樹脂管の前記
鍔部は潰れたU字形の断面の二重の重ね構造として被接
続体に接続され、合成樹脂管の鍔部が抜け止めとなっ
て、合成樹脂管は抜脱することなく強固に接続されるか
ら、カバーナットを被接続体に螺合し締め付けるだけ
で、合成樹脂管の潰れたU字形の断面の二重の重ね構造
となった鍔部を被接続体の端面とカバーナットとの間で
挟持し、合成樹脂管の鍔部が抜け止めとなって、前記合
成樹脂管の端部を収納する凹部を内側に、外側の端部に
被接続体に接続され、合成樹脂管の抜脱は確実に防止で
き、合成樹脂管を強固に接続することができる。そし
て、確実に抜け止めされることによって、カバーナット
の締付力に格別の注意を払う必要はないので、合成樹脂
管の接続操作は容易に行うことができる。更に、潰れた
U字形の断面の二重の重ね構造となっており、前記凹部
内で前記合成樹脂管の鍔部を挟持して前記合成樹脂管を
被接続体に接続するから、この鍔部はより高い強度を有
するばかりでなく、その潰れたU字形の断面に折り曲げ
られた形状により弾性を保有させることもできるので、
合成樹脂管の膨脹、収縮を吸収することができる。ま
た、このU字状による鍔部による弾性的な挟持による接
続は、カバーナットの緩み止めとしても作用する。
接続装置は、カバーナットを被接続体に螺合し締め付け
ることによって、合成樹脂管の鍔部は被接続体の端面と
カバーナットとの間で挟持され、前記合成樹脂管の前記
鍔部は潰れたU字形の断面の二重の重ね構造として被接
続体に接続され、合成樹脂管の鍔部が抜け止めとなっ
て、合成樹脂管は抜脱することなく強固に接続されるか
ら、カバーナットを被接続体に螺合し締め付けるだけ
で、合成樹脂管の潰れたU字形の断面の二重の重ね構造
となった鍔部を被接続体の端面とカバーナットとの間で
挟持し、合成樹脂管の鍔部が抜け止めとなって、前記合
成樹脂管の端部を収納する凹部を内側に、外側の端部に
被接続体に接続され、合成樹脂管の抜脱は確実に防止で
き、合成樹脂管を強固に接続することができる。そし
て、確実に抜け止めされることによって、カバーナット
の締付力に格別の注意を払う必要はないので、合成樹脂
管の接続操作は容易に行うことができる。更に、潰れた
U字形の断面の二重の重ね構造となっており、前記凹部
内で前記合成樹脂管の鍔部を挟持して前記合成樹脂管を
被接続体に接続するから、この鍔部はより高い強度を有
するばかりでなく、その潰れたU字形の断面に折り曲げ
られた形状により弾性を保有させることもできるので、
合成樹脂管の膨脹、収縮を吸収することができる。ま
た、このU字状による鍔部による弾性的な挟持による接
続は、カバーナットの緩み止めとしても作用する。
【0085】また、カバーナットをスリーブの鍔部で合
成樹脂管の鍔部を挟持して合成樹脂管を被接続体に螺合
し締め付けることによって、スリーブの縮径部は縮径さ
れて合成樹脂管に圧接されると共に、スリーブの鍔部と
被接続体の端面との間で合成樹脂管の鍔部は挟持され、
合成樹脂管の潰れたU字形の断面の二重の重ね構造とな
った鍔部は被接続体に接続される。このため、合成樹脂
管の鍔部が抜け止めとなって、合成樹脂管は抜脱するこ
となく強固に接続される。
成樹脂管の鍔部を挟持して合成樹脂管を被接続体に螺合
し締め付けることによって、スリーブの縮径部は縮径さ
れて合成樹脂管に圧接されると共に、スリーブの鍔部と
被接続体の端面との間で合成樹脂管の鍔部は挟持され、
合成樹脂管の潰れたU字形の断面の二重の重ね構造とな
った鍔部は被接続体に接続される。このため、合成樹脂
管の鍔部が抜け止めとなって、合成樹脂管は抜脱するこ
となく強固に接続される。
【0086】したがって、合成樹脂管の端部部分はスリ
ーブによって支持され補強されるので、配管後の合成樹
脂管に曲げ等の外力が加わってもその応力が鍔部の挾持
部に及ぶのが緩和され、それによって合成樹脂管の接続
力を維持することができる。
ーブによって支持され補強されるので、配管後の合成樹
脂管に曲げ等の外力が加わってもその応力が鍔部の挾持
部に及ぶのが緩和され、それによって合成樹脂管の接続
力を維持することができる。
【0087】請求項2の合成樹脂管の接続装置は、合成
樹脂管の内側に挿入され、合成樹脂管を支持する堅固な
筒状の受口案内部を有するものであるから、合成樹脂管
と被接続体の端面との接続の信頼性を高めることができ
る。
樹脂管の内側に挿入され、合成樹脂管を支持する堅固な
筒状の受口案内部を有するものであるから、合成樹脂管
と被接続体の端面との接続の信頼性を高めることができ
る。
【0088】したがって、請求項1の効果に加えて、合
成樹脂管の端部部分はこの受口案内部によって内側から
支持され補強されるので、配管後の合成樹脂管に曲げ等
の外力が加わってもその応力が鍔部の挾持部に及ぶのが
緩和され、それによって合成樹脂管の接続力を維持する
ことができる。また、この受口案内部によって、合成樹
脂管を被接続体に接続する際の位置決めを容易に行うこ
とができる。そして、合成樹脂管の端部部分をこの受口
案内部材によって内側から支持し、補強することができ
る。
成樹脂管の端部部分はこの受口案内部によって内側から
支持され補強されるので、配管後の合成樹脂管に曲げ等
の外力が加わってもその応力が鍔部の挾持部に及ぶのが
緩和され、それによって合成樹脂管の接続力を維持する
ことができる。また、この受口案内部によって、合成樹
脂管を被接続体に接続する際の位置決めを容易に行うこ
とができる。そして、合成樹脂管の端部部分をこの受口
案内部材によって内側から支持し、補強することができ
る。
【0089】請求項3の合成樹脂管の接続装置は、請求
項1または請求項2の効果に加えて、合成樹脂管の鍔部
を被接続体の端面との間に弾性材料からなるシール部材
を配置したものであるから、このシール部材によって合
成樹脂管と被接続部材との接続部のシール効果をより一
層高めることができる。
項1または請求項2の効果に加えて、合成樹脂管の鍔部
を被接続体の端面との間に弾性材料からなるシール部材
を配置したものであるから、このシール部材によって合
成樹脂管と被接続部材との接続部のシール効果をより一
層高めることができる。
【図1】 図1は本発明の合成樹脂管の接続装置の第一
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図2】 図2は本発明の合成樹脂管の接続装置の第二
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図3】 図3は本発明の合成樹脂管の接続装置の第三
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図4】 図4は合成樹脂管の接続装置の参考例1を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】 図5は合成樹脂管の端部の加工方法及び加工
用治具を示す斜視図の参考例2である。
用治具を示す斜視図の参考例2である。
【図6】 図6は図5の断面図である。
【図7】 図7は合成樹脂管の端部の加工方法及び加工
用治具の参考例3を示す斜視図である。
用治具の参考例3を示す斜視図である。
【図8】 図8は図7の断面図である。
【図9】 図9は合成樹脂管の端部の加工方法及び加工
用治具の参考例4を示す加熱状態の加工用治具本体の断
面図である。
用治具の参考例4を示す加熱状態の加工用治具本体の断
面図である。
【図10】 図10は合成樹脂管の端部の加工方法及び
加工用治具の参考例4を示す合成樹脂管の予熱状態の加
工用治具本体及び補助具の断面図である。
加工用治具の参考例4を示す合成樹脂管の予熱状態の加
工用治具本体及び補助具の断面図である。
【図11】 図11は合成樹脂管の端部の加工方法及び
加工用治具の参考例4を示す合成樹脂管の拡径加工状態
の加工用治具本体及び補助具の断面図である。
加工用治具の参考例4を示す合成樹脂管の拡径加工状態
の加工用治具本体及び補助具の断面図である。
【図12】 図12は合成樹脂管の端部の加工方法及び
加工用治具の参考例4を示す合成樹脂管の成形状態の加
工用治具本体及び補助具の断面図である。
加工用治具の参考例4を示す合成樹脂管の成形状態の加
工用治具本体及び補助具の断面図である。
【図13】 図13は合成樹脂管の端部の加工方法及び
加工用治具の参考例5を示す合成樹脂管の成形状態の加
工用治具本体及び補助具の断面図である。
加工用治具の参考例5を示す合成樹脂管の成形状態の加
工用治具本体及び補助具の断面図である。
【図14】 図14は従来の合成樹脂管の接続装置を示
す断面図である。
す断面図である。
1 合成樹脂管
1a 鍔部
2 被接続体
2a 雄ネジ
2c 受口案内部
3 カバーナット
3a 雌ネジ
3b 内孔
4 スリーブ
4a 縮径部
5 シール部材
6 受口案内部材
10 加工用治具
11 基部
12 内径保持部
13 アール部
14 環状凹部
20 加工用治具本体
40 補助具
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16L 47/04
F16L 19/00 - 19/14
Claims (3)
- 【請求項1】 端部に鍔部を形成した合成樹脂管と、 前記合成樹脂管の端部を収納する凹部を内側に、外側の
端部に雄ネジを形成した被接続体と、一端に テーパ状の縮径部、他端に鍔部を有するスリーブ
と、 前記被接続体の雄ネジに螺合する雌ネジを形成し、前記
雌ネジを締め付けることによって、前記スリーブの縮径
部を縮径して前記合成樹脂管に圧接すると共に、挿通さ
れた前記合成樹脂管の鍔部を、前記スリーブの鍔部と前
記被接続体の内側の凹部の端面との間で挟持し、前記合
成樹脂管の前記鍔部を潰れたU字形の断面の二重の重ね
構造として、前記凹部内で前記スリーブの鍔部で前記合
成樹脂管の鍔部を挟持して前記合成樹脂管を前記被接続
体に接続するカバーナットとを具備することを特徴とす
る合成樹脂管の接続装置。 - 【請求項2】 前記被接続体は、前記合成樹脂管の内側
に挿入され、前記合成樹脂管を支持する筒状の受口案内
部を有することを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂
管の接続装置。 - 【請求項3】 前記合成樹脂管の鍔部と前記被接続体の
端面との間に、弾性材料からなるシール部材を配置した
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の合成
樹脂管の接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19326893A JP3491925B2 (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 合成樹脂管の接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19326893A JP3491925B2 (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 合成樹脂管の接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742883A JPH0742883A (ja) | 1995-02-10 |
JP3491925B2 true JP3491925B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=16305119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19326893A Expired - Fee Related JP3491925B2 (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 合成樹脂管の接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3491925B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009068715A (ja) * | 2001-12-25 | 2009-04-02 | Mirai Ind Co Ltd | 通水管と接続体とからなる接続装置及び通水管と接続体とからなる接続構造 |
WO2003056227A1 (en) | 2001-12-25 | 2003-07-10 | Mirai Industry Co., Ltd. | End part structure of water passing tube, water passing tube with the end part structure, structure of connection between water passing tube and connection body, and method of forming end part structure of water passing tube |
US20110169259A1 (en) * | 2010-01-14 | 2011-07-14 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Tube fitting connection |
KR101808705B1 (ko) * | 2016-05-16 | 2017-12-15 | 주식회사유한훌로텍 | 합성수지관 이음부의 누출 방지구조 |
JP7050293B2 (ja) * | 2018-03-30 | 2022-04-08 | 株式会社フジキン | 管継手 |
JP7404804B2 (ja) | 2019-11-21 | 2023-12-26 | 株式会社島津製作所 | 樹脂チューブの端部形成方法および形成工具 |
CN115230138B (zh) * | 2022-09-23 | 2022-12-13 | 胜利油田金达石油技术有限公司 | 一种内衬管翻边封口机 |
-
1993
- 1993-08-04 JP JP19326893A patent/JP3491925B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0742883A (ja) | 1995-02-10 |
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