[go: up one dir, main page]

JP3489126B2 - グリースポンプの落とし蓋装置 - Google Patents

グリースポンプの落とし蓋装置

Info

Publication number
JP3489126B2
JP3489126B2 JP28948192A JP28948192A JP3489126B2 JP 3489126 B2 JP3489126 B2 JP 3489126B2 JP 28948192 A JP28948192 A JP 28948192A JP 28948192 A JP28948192 A JP 28948192A JP 3489126 B2 JP3489126 B2 JP 3489126B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grease
suction pipe
main body
lid device
drop lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28948192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06117598A (ja
Inventor
清 中谷
敦夫 金山
▲廣▼和 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP28948192A priority Critical patent/JP3489126B2/ja
Publication of JPH06117598A publication Critical patent/JPH06117598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3489126B2 publication Critical patent/JP3489126B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
  • Electromagnetic Pumps, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、グリース缶内から吸入
管によってグリースを吸入して外部に吐出するグリース
ポンプにおいて、グリース缶内からのグリースの吐出に
つれて低下するグリースの上面を平坦にすることによっ
て、吐出されずにグリース缶内に残るグリース量を少な
くするために用いる落とし蓋装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、上記の落とし蓋装置としては、例
えば実開平3−110298号公報に開示されているも
のがある。この落とし蓋装置が用いられているグリース
ポンプは、図2に示すようにグリース缶10を収容して
いるハウジング12の天井13を貫通して、吸入管14
をグリース缶10内に挿通し、この吸入管14内のシリ
ンダ式ポンプを、レバー16を操作することによって作
動させ、ホース18を介して外部にグリース26を吐出
するものである。 【0003】落とし蓋装置22は、グリース缶10より
若干直径が小さく、中央部に吸入管14より直径の若干
大きい孔24を有する厚さの比較的薄い円板状に形成さ
れており、この孔24内に吸入管14が挿通され、この
落とし蓋装置22はグリース26の上面に接触してい
る。この落とし蓋装置22は、グリース26の上面を落
とし蓋装置22が常に平坦にして、グリース缶10の壁
面にグリース26が付着することを防止することによっ
て、吐出不能なグリース26が多量にグリース缶10内
に残留することを防止しようとするものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この落とし蓋
装置22では、孔24の直径が吸入管14の直径よりも
大きいので、両者の間に隙間が形成されている。図2に
点線で示すように、孔24と吸入管14との隙間から吸
入管14の下端の吸入口までの距離の方が、落とし蓋装
置22の周縁部とグリース缶10の周壁との隙間から吸
入管の下端の吸入口までの距離よりも短い。従って、孔
24と吸入管14との隙間からグリース26の吸入が主
に行われ、落とし蓋装置22の周縁部とグリース缶10
の周壁部分にグリース26が残っているのに、これを吸
入する率よりも、グリース26が減少している孔24と
吸入管14との隙間からグリース26と共に空気を吸入
する確率が高くなり、吐出不良を生じやすいという問題
点があった。 【0005】また、この落とし蓋装置22では、グリー
ス26の吸い込み口はグリース缶10の中央部にある
が、グリース26は、流れやすい部分から吸い込まれる
ので、落とし蓋装置22の周縁部の一部分のみから吸入
されることがある。このような場合、落とし蓋装置22
の降下の案内は、孔24の周囲の部分が行っているが、
この部分の厚みは比較的薄いので、図3に示すように落
とし蓋装置22自体が斜めとなり、吸入管14と孔24
とが接触し、落とし蓋装置22の降下が妨げられ、グリ
ース26の上面を平坦にするという機能を果たさなくな
るという問題点もあった。 【0006】さらに、このような落とし蓋装置24を水
平状態を維持したまま降下させるには、グリース26の
比重(0.9)よりも比重の重い材料によって製造する
のが望ましいが、重すぎると落とし蓋装置24がグリー
ス26内に沈み込んでしまう。そのため、比重の重い材
料で落とし蓋装置24を製造することができず、比重の
軽い材料で落とし蓋装置22を構成しているが、上記の
ように水平状態を保ったまま降下させることができない
他に、比重の軽い材料で構成すると、落とし蓋装置24
が破損しやすいとい問題点もあった。 【0007】本発明は、グリースの吐出不良が生じず、
確実にグリース面を平坦にすることができ、しかも破損
しにくい落とし蓋装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、グリース缶内から吸入管によってグ
リースを吸入して外部に吐出させるグリースポンプにお
いて、上記吸入管の長さ方向に沿って摺動可能に上記吸
入管に挿通され、周縁部が上記グリース缶の内周面との
間に隙間を有し、上記グリースよりも比重の重い板状の
本体部と、この本体部の上記挿通部分に上記吸入管の長
さ方向に沿って設けられ、上記本体部よりも上記吸入管
の長さ方向の長さが長い案内部と、この案内部に上記吸
入管との気密性を維持するように設けられたシール部材
と、上記本体部の周縁部に設けられ、上記隙間を介して
上記グリースと接触しているリブ状の浮力創出部とが、
設けられている。 【0009】 【作用】本発明によれば、本体部と吸入管との挿通部分
に、本体部よりも吸入管の長さ方向に長い案内部が形成
されているので、本体部が吸入管の長さ方向に沿って本
体部が斜めになることなく案内される。しかも、本体部
の周縁部とグリース缶の内周面との間には隙間があるの
で、吸入管の位置が本来の位置からずれていたり、グリ
ース缶が変形したりしていても、本体部は円滑に下降す
る。また、案内部と吸入管との間にシール部材が設けら
れているので、この挿通部分から空気が吸入管内に吸入
されることがない。逆に、本体部の周縁部とグリース缶
の内周面との間には隙間があるので、グリースの消費に
伴い本体部の下方に閉じこめられていた空気が、この隙
間から追い出され、吸入管内に空気が吸い込まれること
がない。さらに、浮力創出部が本体部に設けられている
ので、本体部にグリースよりも比重の重いものを使用し
ても、本体部がグリース内に沈み込むことがない。
た、浮力創出部はリブ状であり、グリース缶の内周面と
の間に環状の隙間が形成される。環状隙間は、グリース
の吸い込み時に本体部が下降し、グリースで埋まり、グ
リース通路状になる。このときの通路抵抗により環状隙
間から吸入管に空気を吸い込みにくくしている。 【0010】 【実施例】本実施例の落とし蓋装置は、図1に示すよう
なグリースポンプに使用されている。このグリースポン
プは、円筒状のハウジング30を有し、その内部に、や
はり円筒状のグリース缶32が収容されている。ハウジ
ング30の上部は、着脱自在な蓋34によって被蓋さ
れ、この蓋34上にポンプ36と、このポンプ36を駆
動するためのモータ38が設けられている。40は、ポ
ンプ36の吐出口である。ポンプ36から蓋34を貫通
して、吸入管42がハウジング30内のグリース缶32
の下部まで侵入している。44は、グリース缶32の着
脱自在な蓋である。 【0011】このグリースポンプでは、モータ38によ
ってポンプ36を駆動することによって吸入管42を介
してグリース缶32内のグリース45が吸入され、吐出
口40より吐出される。 【0012】落とし蓋装置は、グリース缶32内に設け
られている。この落とし蓋装置は、本体部46を有し、
この本体部46は、グリース缶32よりも直径が若干小
さい円板状に、グリース44よりも比重の重い材料、例
えば鋼板によって形成されている。 【0013】この本体部46の中央部には、短円筒状の
案内部48が取り付けられている。この案内部48内に
は、吸入管42が挿通されている。従って、吸入管42
によるグリース45の吸入によって、グリース45の上
面が低下した際、本体部46は、案内部48に案内され
て、降下する。この案内部48は、吸入管42の長さ方
向の寸法が、本体部46における吸入管42の長さ方向
の寸法よりも長く形成されている。 【0014】この案内部48の吸入管42との接触部に
は、この接触部から空気が吸入管42によって吸入され
るのを防止するために、シール部材、例えばOリング5
0が設けられている。 【0015】また、本体部46の周縁部には、浮力創出
部として、リブ52が形成されている。このリブ52
は、本体部46の周縁部全域に、上方に向かって突出す
るように形成されている。このリブ52は、本体部48
を鋼板によって構成したので、グリース45よりも比重
が重く、本体部48がグリース45内に沈み込むのを防
止するためのものである。なお、54は取手で、本体部
46の上面に設けられている。これは、落とし蓋装置
を、グリース缶32に着脱するのを容易にするために設
けられている。 【0016】このように構成された落とし蓋装置では、
案内部48の吸入管42との接触面にシール部材50が
設けられているので、この接触面から空気が吸入管42
内に吸入されることはない。その反面、グリースの吸入
は、本体部46の周縁部から行われやすくなるので、本
体部46が斜めになる可能性が高まるが、案内部48の
吸入管42の長さ方向の寸法が本体部46のそれよりも
長いので、本体部46は斜めになることなく、水平状態
を保ったまま降下する。従って、常にグリース45の上
面を平坦にすることができる。この本体部46が水平状
態を保ったまま降下するのを援助するために、本体部4
6は比重の重い鋼製としてあるが、余り重いと、グリー
ス45内に本体部46が沈み込んでしまう。これを防止
するために、本体部46にリブ52を形成して、浮力を
持たせている。 【0017】上記の実施例では、本体部46は円板状に
形成したが、これに限ったものではなく、例えば多角形
状としてもよい。また、シール部材50としてOリング
を使用したが、他のものを使用することもできる。さら
に、浮力創出部としてリブ52を本体部46の全域に形
成したが、必要とする浮力に応じて必ずしも全域に設け
る必要はないし、リブ52以外のものを形成してもよ
い。 【0018】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、本体部
は、グリース缶の内周面との間に隙間を有しているの
で、吸入管の位置が本来の位置からずれていたり、グリ
ース缶が変形したりしていても、この隙間によって吸入
管のずれやグリース缶の変形が吸収され、本体部が円滑
に下降する。また、通常、新しいグリースをグリース缶
に収容したとき、グリースはグリース缶内において山形
になっている。従って、本体部をグリース缶内に挿入し
たとき、グリース缶の内周に沿って溝が形成される。高
粘度のグリースを使用した場合には、この溝に空気が閉
じこめられる可能性があるが、グリースの消費に伴い空
気は、上記隙間を介して上部に抜けていくので、グリー
スの消費の半ばにおいて、吸入管に空気が吸い込まれる
ことが無く、吐出不良を生じることがない。また、本体
部が水平状態を保ったまま降下するのを援助するため
に、本体部は比重の重い材料製としてあるが、余り重い
とグリース内に本体部が沈み込んでしまうので、これを
防止するために、本体部に浮力創出部を形成して、浮力
を持たせている。さらに、この浮力創出部はリブ状に形
成してあるので、グリース缶の内周面との間に環状の隙
間が形成される。この環状の隙間がグリースの吸い込み
時にグリース通路となり、このときの通路抵抗により空
気を吸い込みにくくしている。しかも、本体部は比重の
重い材料によって構成されているので、比較的丈夫であ
り、落とし蓋装置が破損しにくくなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による落とし蓋装置の1実施例を使用し
たグリースポンプの部分破断省略縦断面図である。 【図2】従来の落とし蓋装置を使用したグリースポンプ
の部分破断縦断面図である。 【図3】従来の落とし蓋装置の使用状態を示す部分破断
省略縦断面図である。 【符号の説明】 32 グリース缶 42 吸入管 46 本体部 48 案内部 50 シール部材 52 リブ(浮力創出部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16N 11/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 グリース缶内から吸入管によってグリー
    スを吸入して外部に吐出させるグリースポンプにおい
    て、 上記吸入管の長さ方向に沿って摺動可能に上記吸入管に
    挿通され、周縁部が上記グリース缶の内周面との間に隙
    間を有し、上記グリースよりも比重の重い板状の本体部
    と、 この本体部の上記挿通部分に上記吸入管の長さ方向に沿
    って設けられ、上記本体部よりも上記吸入管の長さ方向
    の長さが長い案内部と、 この案内部に上記吸入管との気密性を維持するように設
    けられたシール部材と、 上記本体部の周縁部に設けられ、上記隙間を介して上記
    グリースと接触しているリブ状の浮力創出部とを、具備
    するグリースポンプの落とし蓋装置。
JP28948192A 1992-10-01 1992-10-01 グリースポンプの落とし蓋装置 Expired - Lifetime JP3489126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28948192A JP3489126B2 (ja) 1992-10-01 1992-10-01 グリースポンプの落とし蓋装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28948192A JP3489126B2 (ja) 1992-10-01 1992-10-01 グリースポンプの落とし蓋装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06117598A JPH06117598A (ja) 1994-04-26
JP3489126B2 true JP3489126B2 (ja) 2004-01-19

Family

ID=17743839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28948192A Expired - Lifetime JP3489126B2 (ja) 1992-10-01 1992-10-01 グリースポンプの落とし蓋装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3489126B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100902832B1 (ko) * 2003-06-19 2009-06-12 주식회사 포스코 그리스 탱크의 레벨 조절 기능을 갖는 그리스 공급장치
KR101274265B1 (ko) * 2011-02-17 2013-06-17 주식회사 한일루브텍 윤활제 공급장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06117598A (ja) 1994-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200017292A1 (en) Vacuum-Integrated Trash Bin
JP3489126B2 (ja) グリースポンプの落とし蓋装置
JP5073225B2 (ja) デラミボトル用ポンプ
JPH11349070A (ja) ポンプ容器
CN114576151B (zh) 一种抽液保护方法和使用该法的气泵抽液保护装置
JP3516517B2 (ja) ディスペンサーポンプ用のディップチューブ
CN111425900B (zh) 一种集油结构及应用有该集油结构的吸油烟机
JPS6014337Y2 (ja) 尿散布機の真空ポンプにおける液尿侵入防止装置
JP6439110B2 (ja) エジェクターポンプを使用した地盤改良用負圧駆動装置
JP3338696B2 (ja) 流体ポンプ
JPH0718595Y2 (ja) 口金付袋
JPS5847039Y2 (ja) 液体充填機の詰口装置
JP2570933Y2 (ja) 液体吐出容器
JPH08301332A (ja) 液体注出ポンプ
JP3006551U (ja) 浮上油回収浮子内臓タンク
JP4916675B2 (ja) ポンプ付きの容器
JPH0415667Y2 (ja)
JP3618831B2 (ja) 容器用ポンプ装置
JPH0615892Y2 (ja) 粘性流動体容器
CN211076959U (zh) 一种吸液装置
JPS5813970Y2 (ja) 目地詰め装置
CN210585500U (zh) 一种具有封水装置的喷雾泵
JPH0645815Y2 (ja) 冷凍装置のアキユムレ−タ
JP2506930Y2 (ja) インダクタプレ―ト用残材料排除具
JPH0618932Y2 (ja) 液体噴出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031007

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term