JP3488670B2 - 酵素等を抗体等に結合させるホモバイファンクショナル試薬 - Google Patents
酵素等を抗体等に結合させるホモバイファンクショナル試薬Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酵素等を抗体等に
結合させる、あるいは酵素等をホモバイファンクショナ
ル試薬で抗体等に結合させた酵素等に結合させるホモバ
イファンクショナル試薬に関するものである。特に、こ
のホモバイファンクショナル試薬は抗体、細胞、酵素、
補酵素、蛋白、ハプテン、小分子を、酵素、補酵素、抗
体、蛋白、固相、ポリマ−、リポソ−ムに結合させるの
に使用でき、本明細中で時々「コンジュゲ−ト」と呼ぶ
結合化合物は酵素、補酵素、抗体、蛋白、固相、ポリマ
−、リポソ−ムに結合した抗体、細胞、酵素、補酵素、
蛋白、ハプテン、小分子である。
結合させる、あるいは酵素等をホモバイファンクショナ
ル試薬で抗体等に結合させた酵素等に結合させるホモバ
イファンクショナル試薬に関するものである。特に、こ
のホモバイファンクショナル試薬は抗体、細胞、酵素、
補酵素、蛋白、ハプテン、小分子を、酵素、補酵素、抗
体、蛋白、固相、ポリマ−、リポソ−ムに結合させるの
に使用でき、本明細中で時々「コンジュゲ−ト」と呼ぶ
結合化合物は酵素、補酵素、抗体、蛋白、固相、ポリマ
−、リポソ−ムに結合した抗体、細胞、酵素、補酵素、
蛋白、ハプテン、小分子である。
【0002】
【従来の技術】本明細書の開示および請求の範囲の項の
理解を容易にするため、免疫アッセイに関する説明およ
び免疫アッセイでよく用いられる用語の定義を、背景と
して以下に記載する。
理解を容易にするため、免疫アッセイに関する説明およ
び免疫アッセイでよく用いられる用語の定義を、背景と
して以下に記載する。
【0003】用語「アナライト」はタンパク質であり、
検出されるべき抗体でもあり得るが、必ずしもそうとは
限らない。用語「テストサンプル」は、通常、血漿、血
清、腹水、リンパ液、脳脊髄液、乳頭分泌液、尿、興味
あるアナライトを含む可能性のあるその他の体液等の体
液サンプルである。テストサンプルは、特別な免疫アッ
セイに必要とされる体積量にするため、血清成分を含む
リン酸緩衝液のような適当な希釈緩衝液で任意に希釈す
ることができる。
検出されるべき抗体でもあり得るが、必ずしもそうとは
限らない。用語「テストサンプル」は、通常、血漿、血
清、腹水、リンパ液、脳脊髄液、乳頭分泌液、尿、興味
あるアナライトを含む可能性のあるその他の体液等の体
液サンプルである。テストサンプルは、特別な免疫アッ
セイに必要とされる体積量にするため、血清成分を含む
リン酸緩衝液のような適当な希釈緩衝液で任意に希釈す
ることができる。
【0004】用語「特異的結合メンバ−」は、特異的結
合ペアのメンバ−、すなわち分子のうちのひとつが化学
的あるいは物理的にもうひとつの分子に結合しているふ
たつの異なる分子である。アレルゲンと抗体とのペアの
ような抗原と抗体との特異的結合ペアに加え、他の特異
的結合ペアには、ビオチンとアビジン、炭水化物とレク
チン、相補的塩基配列や相補的ペプチド配列やエフェク
タ−とリセプタ−分子、酵素コファクタ−と酵素、酵素
阻害剤と酵素、ペプチド配列と蛋白配列に特異的な抗
体、多酸と塩基、染料と蛋白結合体、ペプチドと特異的
蛋白結合体(例えば、リボヌクレア−ゼにおけるS−ペ
プチドとリボヌクレア−ゼS−蛋白)等がある。さら
に、特異的結合ペアには、例えばアナライトアナログの
ような、もとの特異的結合メンバ−のアナログであるメ
ンバ−を含めることができる。特異的結合メンバ−が免
疫反応物ならば、特異的結合メンバ−は例えば抗体、抗
原、ハプテン、あるいはそれらの複合体となる。抗体を
使用したときは、特異的結合メンバ−は、モノクロ−ナ
ル抗体あるいはポリクロ−ナル抗体、組み換え蛋白ある
いは組み換え抗体、それらの断片の混合物、抗体と他の
特異的結合メンバ−の混合物となる。このような抗体の
詳細な調製法や、特異的結合メンバ−として使用するの
に適当な抗体は、当業者達によく知られている。
合ペアのメンバ−、すなわち分子のうちのひとつが化学
的あるいは物理的にもうひとつの分子に結合しているふ
たつの異なる分子である。アレルゲンと抗体とのペアの
ような抗原と抗体との特異的結合ペアに加え、他の特異
的結合ペアには、ビオチンとアビジン、炭水化物とレク
チン、相補的塩基配列や相補的ペプチド配列やエフェク
タ−とリセプタ−分子、酵素コファクタ−と酵素、酵素
阻害剤と酵素、ペプチド配列と蛋白配列に特異的な抗
体、多酸と塩基、染料と蛋白結合体、ペプチドと特異的
蛋白結合体(例えば、リボヌクレア−ゼにおけるS−ペ
プチドとリボヌクレア−ゼS−蛋白)等がある。さら
に、特異的結合ペアには、例えばアナライトアナログの
ような、もとの特異的結合メンバ−のアナログであるメ
ンバ−を含めることができる。特異的結合メンバ−が免
疫反応物ならば、特異的結合メンバ−は例えば抗体、抗
原、ハプテン、あるいはそれらの複合体となる。抗体を
使用したときは、特異的結合メンバ−は、モノクロ−ナ
ル抗体あるいはポリクロ−ナル抗体、組み換え蛋白ある
いは組み換え抗体、それらの断片の混合物、抗体と他の
特異的結合メンバ−の混合物となる。このような抗体の
詳細な調製法や、特異的結合メンバ−として使用するの
に適当な抗体は、当業者達によく知られている。
【0005】用語「インディケ−タ−試薬」は、特異的
結合メンバ−に直接的あるいは間接的に結合した検出可
能なラベルを含み、直接的あるいは間接的にアナライト
に結合することができ、それによってテストサンプル中
のアナライトの存否や量を示すことができるアッセイ試
薬である。ラベルあるいは特異的結合メンバ−のうちい
ずれかを変えることにより、さまざまな異なるインディ
ケ−タ−試薬を調製することができる。一般には、イン
ディケ−タ−試薬がアナライトあるいは相補的特異的結
合メンバ−と複合体を形成した後、インディケ−タ−試
薬を検出するが、結合していないインディケ−タ−試薬
を検出することもできる。
結合メンバ−に直接的あるいは間接的に結合した検出可
能なラベルを含み、直接的あるいは間接的にアナライト
に結合することができ、それによってテストサンプル中
のアナライトの存否や量を示すことができるアッセイ試
薬である。ラベルあるいは特異的結合メンバ−のうちい
ずれかを変えることにより、さまざまな異なるインディ
ケ−タ−試薬を調製することができる。一般には、イン
ディケ−タ−試薬がアナライトあるいは相補的特異的結
合メンバ−と複合体を形成した後、インディケ−タ−試
薬を検出するが、結合していないインディケ−タ−試薬
を検出することもできる。
【0006】用語「ラベル」は、特異的結合メンバ−に
付着し、視覚的あるいは計器を用いて検出できるシグナ
ルを発する物質である。ラベルには、色原体;触媒;蛍
光化合物;化学発光化合物;放射活性アイソト−プ;コ
ロイド金属粒子やコロイド非金属粒子、染料粒子、酵素
や基質、あるいは有機ポリマ−ラテックス粒子等の直接
的な視覚的ラベル;リポソ−ムや小胞を含む他のシグナ
ルを発する物質等を含む。
付着し、視覚的あるいは計器を用いて検出できるシグナ
ルを発する物質である。ラベルには、色原体;触媒;蛍
光化合物;化学発光化合物;放射活性アイソト−プ;コ
ロイド金属粒子やコロイド非金属粒子、染料粒子、酵素
や基質、あるいは有機ポリマ−ラテックス粒子等の直接
的な視覚的ラベル;リポソ−ムや小胞を含む他のシグナ
ルを発する物質等を含む。
【0007】ラベルとして使用するのに適当な酵素は、
米国特許4,275,149、19−23欄に多数開示
されており、本明細書に参考として取り入れてある。例
えば、4−メチルウンベリフェリルリン酸に有用な酵素
/基質シグナル産生系は、酵素アルカリフォスファタ−
ゼである。ウマ−ハツカダイコンペルオキシダ−ゼを使
用するならば、o−フェニレンジアミンを酵素基質とし
て加えて、視覚的あるいは計器を用いて検出測定可能な
着色産物を生成させる。
米国特許4,275,149、19−23欄に多数開示
されており、本明細書に参考として取り入れてある。例
えば、4−メチルウンベリフェリルリン酸に有用な酵素
/基質シグナル産生系は、酵素アルカリフォスファタ−
ゼである。ウマ−ハツカダイコンペルオキシダ−ゼを使
用するならば、o−フェニレンジアミンを酵素基質とし
て加えて、視覚的あるいは計器を用いて検出測定可能な
着色産物を生成させる。
【0008】別のシグナル産生系に、検出可能なシグナ
ルを得るためにラベルを酵素処理する必要のない、ラベ
ルとして蛍光化合物を使用するものがある。例えばフル
オレセイン、クマリン、フィコビリ蛋白質、ロ−ダミ
ン、それらの誘導体やアナログなどの蛍光分子は、この
系のラベルとして使用するのに適当である。その他の種
類のラベルに視覚的に検出可能な着色粒子があり、シグ
ナル産生試薬を追加使用せずに、テストサンプル中のア
ナライトの存在や濃度を直接着色測定できる。このよう
な粒子として使用する材料には、米国特許第4,31
3,734号明細書と第4,373,932号明細書に
開示しているような、金などのコロイド金属や染料粒子
などがある。コロイド状セレン粒子などの非金属コロイ
ドの調製と使用は、1987年6月9日に出願した共願
で現在審査中の米国特許出願第072,084号に開示
してあり、本明細書に参考として取り入れてある。ラベ
ルとして有機ポリマ−ラテックスを使用することは、1
988年9月23日に出願した共願で現在審査中の米国
特許出願第248,858号に開示してあり、本明細書
に参考として取り入れてある。ラベル自身が、あるいは
ラベルがひとつあるいはそれ以上の追加のシグナル産生
物質と結合することにより検出可能なシグナルを発する
限り、特定のラベルを選択することは重要ではない。
ルを得るためにラベルを酵素処理する必要のない、ラベ
ルとして蛍光化合物を使用するものがある。例えばフル
オレセイン、クマリン、フィコビリ蛋白質、ロ−ダミ
ン、それらの誘導体やアナログなどの蛍光分子は、この
系のラベルとして使用するのに適当である。その他の種
類のラベルに視覚的に検出可能な着色粒子があり、シグ
ナル産生試薬を追加使用せずに、テストサンプル中のア
ナライトの存在や濃度を直接着色測定できる。このよう
な粒子として使用する材料には、米国特許第4,31
3,734号明細書と第4,373,932号明細書に
開示しているような、金などのコロイド金属や染料粒子
などがある。コロイド状セレン粒子などの非金属コロイ
ドの調製と使用は、1987年6月9日に出願した共願
で現在審査中の米国特許出願第072,084号に開示
してあり、本明細書に参考として取り入れてある。ラベ
ルとして有機ポリマ−ラテックスを使用することは、1
988年9月23日に出願した共願で現在審査中の米国
特許出願第248,858号に開示してあり、本明細書
に参考として取り入れてある。ラベル自身が、あるいは
ラベルがひとつあるいはそれ以上の追加のシグナル産生
物質と結合することにより検出可能なシグナルを発する
限り、特定のラベルを選択することは重要ではない。
【0009】用語「シグナル産生構成成分」は、他のア
ッセイ試薬やアナライトと反応し、アナライトの存在を
示す視覚的あるいは計器で検出できる反応産物やシグナ
ルを産生できる物質である。本明細で使用する「シグナ
ル産生系」は、希望の反応産物やシグナルを産生するた
めに必要な一群のアッセイ試薬である。例えば、ひとつ
あるいはそれ以上のシグナル産生構成成分を使用してラ
ベルと反応させ、検出可能なシグナルを発生させること
ができる。すなわち、ラベルが酵素ならば、酵素をひと
つあるいはそれ以上の基質や別の酵素と反応させて検出
可能な産物を産生させることにより、検出可能なシグナ
ルを増幅できる。
ッセイ試薬やアナライトと反応し、アナライトの存在を
示す視覚的あるいは計器で検出できる反応産物やシグナ
ルを産生できる物質である。本明細で使用する「シグナ
ル産生系」は、希望の反応産物やシグナルを産生するた
めに必要な一群のアッセイ試薬である。例えば、ひとつ
あるいはそれ以上のシグナル産生構成成分を使用してラ
ベルと反応させ、検出可能なシグナルを発生させること
ができる。すなわち、ラベルが酵素ならば、酵素をひと
つあるいはそれ以上の基質や別の酵素と反応させて検出
可能な産物を産生させることにより、検出可能なシグナ
ルを増幅できる。
【0010】用語「捕獲結合メンバ−」は、直接的ある
いは間接的にアナライトあるいはインディケ−タ−試薬
に結合することができる特異的結合メンバ−であり、捕
獲結合メンバ−をテストサンプルや他のアッセイ試薬か
ら分離できるように、固相に結合している、あるいは固
相に結合させることができる、あるいは沈殿させること
ができる。
いは間接的にアナライトあるいはインディケ−タ−試薬
に結合することができる特異的結合メンバ−であり、捕
獲結合メンバ−をテストサンプルや他のアッセイ試薬か
ら分離できるように、固相に結合している、あるいは固
相に結合させることができる、あるいは沈殿させること
ができる。
【0011】用語「捕獲剤」は、直接的あるいは間接的
に固相物質に付着した捕獲結合メンバ−であり、捕獲結
合メンバ−に結合したアナライトやインディケ−タ−試
薬を、結合していないアナライトやアッセイ試薬から分
離できるようにする。通常、捕獲結合メンバ−と固相物
質との結合は、実質的に不可逆的であり、共有結合機構
を含めることができる。捕獲結合メンバ−が間接的に固
相に付着している捕獲剤は、簡便な本発明の結合試薬を
固相材料と捕獲剤に反応させることにより製造すること
ができ;このような反応の産物例が「コンジュゲ−ト」
である。凝集アッセイにおいて、捕獲剤の捕獲結合メン
バ−は、ウシ血清アルブミンのような可溶性担体物質に
結合できる。
に固相物質に付着した捕獲結合メンバ−であり、捕獲結
合メンバ−に結合したアナライトやインディケ−タ−試
薬を、結合していないアナライトやアッセイ試薬から分
離できるようにする。通常、捕獲結合メンバ−と固相物
質との結合は、実質的に不可逆的であり、共有結合機構
を含めることができる。捕獲結合メンバ−が間接的に固
相に付着している捕獲剤は、簡便な本発明の結合試薬を
固相材料と捕獲剤に反応させることにより製造すること
ができ;このような反応の産物例が「コンジュゲ−ト」
である。凝集アッセイにおいて、捕獲剤の捕獲結合メン
バ−は、ウシ血清アルブミンのような可溶性担体物質に
結合できる。
【0012】アッセイに使用する捕獲剤の製造におい
て、捕獲結合メンバ−(例えばアナライト特異的抗体)
をひとたび固相に固定化したら、固相の残りの表面領域
を、一般にウシ血清アルブミンのような可溶性蛋白質溶
液でブロックし、担体に蛋白質が非特異的に結合するの
を防ぐ。その後、固体の担体を適当な溶液で洗浄し、余
分なブロッキング溶液や結合していない捕獲結合メンバ
−を除去する。
て、捕獲結合メンバ−(例えばアナライト特異的抗体)
をひとたび固相に固定化したら、固相の残りの表面領域
を、一般にウシ血清アルブミンのような可溶性蛋白質溶
液でブロックし、担体に蛋白質が非特異的に結合するの
を防ぐ。その後、固体の担体を適当な溶液で洗浄し、余
分なブロッキング溶液や結合していない捕獲結合メンバ
−を除去する。
【0013】アッセイ構成成分間にひとたび複合体が生
成したら、固相を分離手段として使用できる。例えば、
反応混合物を固相物質に接触させることができ、固相物
質は新しく生成した反応複合体を保持する。この分離の
段階に別の方法を使用することもできる。それ自身が捕
獲結合メンバ−に結合する固相を使用する方法;捕獲結
合メンバ−に特異的な結合メンバ−を固相に結合させる
方法;1988年1月29日に出願した共願で現在審査
中の米国特許出願150,278号に開示した荷電した
物質などの反応試薬を固相に結合させ、捕獲結合メンバ
−に結合させた反対の荷電をもつ物質を誘引結合する方
法で、本明細書に参考として取り入れた。捕獲結合メン
バ−に特異的な結合メンバ−と反応試薬(例えば荷電し
た物質)はどちらも、固相物質と結合あるいは化学的に
反応した結合試薬と、本発明の方法により結合あるいは
化学的に反応させることができ;これらもコンジュゲ−
トの例である。
成したら、固相を分離手段として使用できる。例えば、
反応混合物を固相物質に接触させることができ、固相物
質は新しく生成した反応複合体を保持する。この分離の
段階に別の方法を使用することもできる。それ自身が捕
獲結合メンバ−に結合する固相を使用する方法;捕獲結
合メンバ−に特異的な結合メンバ−を固相に結合させる
方法;1988年1月29日に出願した共願で現在審査
中の米国特許出願150,278号に開示した荷電した
物質などの反応試薬を固相に結合させ、捕獲結合メンバ
−に結合させた反対の荷電をもつ物質を誘引結合する方
法で、本明細書に参考として取り入れた。捕獲結合メン
バ−に特異的な結合メンバ−と反応試薬(例えば荷電し
た物質)はどちらも、固相物質と結合あるいは化学的に
反応した結合試薬と、本発明の方法により結合あるいは
化学的に反応させることができ;これらもコンジュゲ−
トの例である。
【0014】アッセイ装置はさまざまな外形をもち、そ
のうちいくつかは選択した固相物質に依存する。用語
「固相物質」は、特異的結合メンバ−を固定するために
使用する、当業者達によく知られた適当なクロマトグラ
フィ−物質、吸収性物質、浸透性物質、キャピラリ−物
質、あるいは他の常套的固体物質である。固相物質は、
ひとつあるいはそれ以上のアッセイ試薬を含むひとつあ
るいはそれ以上の層をもつフロ−スル−アッセイ装置で
は、ファイバ−ガラス、セルロ−ス、ナイロンパッドで
あり;ディップアッセイやリ−ドアッセイでは、ディッ
プスティックであり;クロマトグラフィ−(例えば紙あ
るいはガラスファイバ−)技術あるいは薄層クマトグラ
フィ−(例えばニトロセルロ−ス)技術では、ひとつあ
るいはすべての試薬が1枚の固層物質のストリップの別
々の領域に含まれている試験ストリップであり;あるい
は当業者達によく知られた吸収剤を含む。さらに固相物
質は制限されることなく、ポリアクリルアミドビ−ズ、
ポリスチレンビ−ズあるいはポリスチレンチュ−ブ、磁
気ビ−ズ、ひとつあるいはそれ以上の反応ウェルのある
マイクロタイタ−プレ−ト、微粒子、ガラス製あるいは
プラスチック製試験管も含めることができる。
のうちいくつかは選択した固相物質に依存する。用語
「固相物質」は、特異的結合メンバ−を固定するために
使用する、当業者達によく知られた適当なクロマトグラ
フィ−物質、吸収性物質、浸透性物質、キャピラリ−物
質、あるいは他の常套的固体物質である。固相物質は、
ひとつあるいはそれ以上のアッセイ試薬を含むひとつあ
るいはそれ以上の層をもつフロ−スル−アッセイ装置で
は、ファイバ−ガラス、セルロ−ス、ナイロンパッドで
あり;ディップアッセイやリ−ドアッセイでは、ディッ
プスティックであり;クロマトグラフィ−(例えば紙あ
るいはガラスファイバ−)技術あるいは薄層クマトグラ
フィ−(例えばニトロセルロ−ス)技術では、ひとつあ
るいはすべての試薬が1枚の固層物質のストリップの別
々の領域に含まれている試験ストリップであり;あるい
は当業者達によく知られた吸収剤を含む。さらに固相物
質は制限されることなく、ポリアクリルアミドビ−ズ、
ポリスチレンビ−ズあるいはポリスチレンチュ−ブ、磁
気ビ−ズ、ひとつあるいはそれ以上の反応ウェルのある
マイクロタイタ−プレ−ト、微粒子、ガラス製あるいは
プラスチック製試験管も含めることができる。
【0015】天然物質、合成物質、合成的に修飾された
天然由来物質を固相物質として使用することができ、
紙、セルロ−ス、酢酸セルロ−スやニトロセルロ−スや
酢酸/硝酸セルロ−スなどのセルロ−ス誘導体を含むセ
ルロ−ス材料などの多糖;シリカ;ファイバ−ガラス;
不活性化アルミナ、珪藻土、あるいは塩化ビニルや塩化
ビニル/プロピレン共重合体や塩化ビニル/酢酸ビニル
共重合体などのポリマ−の浸透性ポリマ−マトリックス
中に均一に分散した他の無機純物質などの無機物質;天
然起源(例えば綿)や合成起源(例えばナイロン)の繊
維;シリカゲル、アガロ−ス、デキストラン、ゼラチン
などの浸透性ゲル;ポリアクリルアミドのようなポリマ
−フィルム;磁気粒子;マイクロタイタ−プレ−ト、ポ
リスチレンチュ−ブ;蛋白質結合膜;セファデックス
(ファルマシアファインケミカルズ社、Piscata
way、NJ);トリスアクリル(Pointet−G
irard、フランス);シリコン粒子;浸透性繊維状
マトリックス等を含む。固相物質は適度な固有の強さを
もたなければならず、あるいは担体によって適度な強度
を与えられてもよい。そして固相物質は、検出可能なシ
グナルの産生を妨害してはならない。
天然由来物質を固相物質として使用することができ、
紙、セルロ−ス、酢酸セルロ−スやニトロセルロ−スや
酢酸/硝酸セルロ−スなどのセルロ−ス誘導体を含むセ
ルロ−ス材料などの多糖;シリカ;ファイバ−ガラス;
不活性化アルミナ、珪藻土、あるいは塩化ビニルや塩化
ビニル/プロピレン共重合体や塩化ビニル/酢酸ビニル
共重合体などのポリマ−の浸透性ポリマ−マトリックス
中に均一に分散した他の無機純物質などの無機物質;天
然起源(例えば綿)や合成起源(例えばナイロン)の繊
維;シリカゲル、アガロ−ス、デキストラン、ゼラチン
などの浸透性ゲル;ポリアクリルアミドのようなポリマ
−フィルム;磁気粒子;マイクロタイタ−プレ−ト、ポ
リスチレンチュ−ブ;蛋白質結合膜;セファデックス
(ファルマシアファインケミカルズ社、Piscata
way、NJ);トリスアクリル(Pointet−G
irard、フランス);シリコン粒子;浸透性繊維状
マトリックス等を含む。固相物質は適度な固有の強さを
もたなければならず、あるいは担体によって適度な強度
を与えられてもよい。そして固相物質は、検出可能なシ
グナルの産生を妨害してはならない。
【0016】捕獲剤の特異的結合メンバ−が微粒子に結
合したとき、それらの粒子はカラム中に保持されるか、
可溶性試薬とテストサンプルの混合物に懸濁されるか、
あるいは保持されて別の固相基礎物質により固定化され
る。「保持され固定化される」とは、固相基礎物質に結
合している粒子が、実質的にその物質内でその位置を動
くことができない状態を意味している。粒子の大きさは
重要ではないが、固相基礎物質を用いるときは粒子の平
均直径が固相基礎物質の平均ポアサイズより小さいこと
が望ましく、凝集アッセイに使用するときは適当な液体
に懸濁できるような大きさであることが必要である。
合したとき、それらの粒子はカラム中に保持されるか、
可溶性試薬とテストサンプルの混合物に懸濁されるか、
あるいは保持されて別の固相基礎物質により固定化され
る。「保持され固定化される」とは、固相基礎物質に結
合している粒子が、実質的にその物質内でその位置を動
くことができない状態を意味している。粒子の大きさは
重要ではないが、固相基礎物質を用いるときは粒子の平
均直径が固相基礎物質の平均ポアサイズより小さいこと
が望ましく、凝集アッセイに使用するときは適当な液体
に懸濁できるような大きさであることが必要である。
【0017】用語「補助的特異的結合メンバ−」は、捕
獲結合メンバ−とインディケ−タ−試薬に加えて使用
し、検出可能な結合複合体の一部となる特異的結合メン
バ−である。アッセイには、ひとつあるいはそれ以上の
補助的特異的結合メンバ−を使用することができる。例
えば、捕獲結合メンバ−が補助的特異的結合メンバ−と
結合することができ、同時に固相にも結合することがで
きるようなアッセイに、補助的特異的結合メンバ−を使
用することができる。
獲結合メンバ−とインディケ−タ−試薬に加えて使用
し、検出可能な結合複合体の一部となる特異的結合メン
バ−である。アッセイには、ひとつあるいはそれ以上の
補助的特異的結合メンバ−を使用することができる。例
えば、捕獲結合メンバ−が補助的特異的結合メンバ−と
結合することができ、同時に固相にも結合することがで
きるようなアッセイに、補助的特異的結合メンバ−を使
用することができる。
【0018】本発明において、記載されたラベル、補助
的特異的結合メンバ−、固相物質を選択することは、一
般に重要ではないことが、当業者達に理解される。選択
したアッセイ系から得られる結果を最適化するように、
材料が選択される。ジカルボキシル酸ジスクシニミジル
エステルを用いてペプシンを固定化したアミノ基を含む
親水性ゲルをインキュベ−トすることにより、静脈内投
与に適した免疫原を製造できることが、1987年5月
13日に公表された欧州特許出願公開第0 221 5
05号に開示されている。ここで開示されたジスクシニ
ミジルエステルは、鎖の両端に以下の構造をもつスクシ
ニミジル基をもっており、
的特異的結合メンバ−、固相物質を選択することは、一
般に重要ではないことが、当業者達に理解される。選択
したアッセイ系から得られる結果を最適化するように、
材料が選択される。ジカルボキシル酸ジスクシニミジル
エステルを用いてペプシンを固定化したアミノ基を含む
親水性ゲルをインキュベ−トすることにより、静脈内投
与に適した免疫原を製造できることが、1987年5月
13日に公表された欧州特許出願公開第0 221 5
05号に開示されている。ここで開示されたジスクシニ
ミジルエステルは、鎖の両端に以下の構造をもつスクシ
ニミジル基をもっており、
【0019】
【化8】
【0020】ここでRは、直鎖状あるいは分岐状の炭素
原子1から20までのアルキレンラジカルである。その
明細書中では、このような化合物をたったひとつだけ明
確に開示しており;それは上記のRが炭素原子数4の直
鎖状アルキレン基であるアジピン酸ジスクシニミジルエ
ステルである。
原子1から20までのアルキレンラジカルである。その
明細書中では、このような化合物をたったひとつだけ明
確に開示しており;それは上記のRが炭素原子数4の直
鎖状アルキレン基であるアジピン酸ジスクシニミジルエ
ステルである。
【0021】さまざまなバイファンクショナル結合試薬
が(例えばPierce社から)市販されており、典型
的なバイファンクショナル結合試薬はこの会社のカタロ
グに記載されている。ジスクシニミジルスベレ−トやエ
チレングリコビス(スクシニミジルスクシネ−ト)は、
そのカタログに記載されたそのような結合試薬の例であ
る。後者の化合物では、上記の式中のRは、
が(例えばPierce社から)市販されており、典型
的なバイファンクショナル結合試薬はこの会社のカタロ
グに記載されている。ジスクシニミジルスベレ−トやエ
チレングリコビス(スクシニミジルスクシネ−ト)は、
そのカタログに記載されたそのような結合試薬の例であ
る。後者の化合物では、上記の式中のRは、
【0022】
【化9】
【0023】である。
【0024】コバラミンは、添付した図1に示した一般
構造式をもつ。コバラミンは時々ビタミンB12とも呼ば
れるが、実際には、図1の構造式に示すR置換基が互い
に異なるいくつかの種類のコバラミンがある:シアノコ
バラミン(R=シアノ基)、ヒドロキシコバラミン(R
=水酸基)、アクアコバラミン(R=H2O)、ニトロ
コバラミン(R=NO2)、5’−デオキシアデノシル
コバラミン(R=5’−デオキシアデノシル基)、メチ
ルコバラミン(R=メチル基)。これらのコバラミン
は、一般にすべてビタミンB12であると考えられる:シ
アノコバラミン(ビタミンB12)、ヒドロキシコバラミ
ン(ビタミンB12a)、アクアコバラミン(ビタミンB
12b)、ニトロコバラミン(ビタミンB12c)、5’−
デオキシアデノシルコバラミン(補酵素B12)、メチル
コバラミン(メチルB12)。すべてのコバラミンは、類
似の代謝活性をもつ。しかし、シアノコバラミンは、他
に比べて安定である。コバラミンは、多数の代謝機能に
含まれており、正常な成長や栄養、造血、上皮細胞の産
生、神経系におけるミエリンの維持に必須である。
構造式をもつ。コバラミンは時々ビタミンB12とも呼ば
れるが、実際には、図1の構造式に示すR置換基が互い
に異なるいくつかの種類のコバラミンがある:シアノコ
バラミン(R=シアノ基)、ヒドロキシコバラミン(R
=水酸基)、アクアコバラミン(R=H2O)、ニトロ
コバラミン(R=NO2)、5’−デオキシアデノシル
コバラミン(R=5’−デオキシアデノシル基)、メチ
ルコバラミン(R=メチル基)。これらのコバラミン
は、一般にすべてビタミンB12であると考えられる:シ
アノコバラミン(ビタミンB12)、ヒドロキシコバラミ
ン(ビタミンB12a)、アクアコバラミン(ビタミンB
12b)、ニトロコバラミン(ビタミンB12c)、5’−
デオキシアデノシルコバラミン(補酵素B12)、メチル
コバラミン(メチルB12)。すべてのコバラミンは、類
似の代謝活性をもつ。しかし、シアノコバラミンは、他
に比べて安定である。コバラミンは、多数の代謝機能に
含まれており、正常な成長や栄養、造血、上皮細胞の産
生、神経系におけるミエリンの維持に必須である。
【0025】ビタミンB12が欠乏すると、造血が不完全
になり、ミエリンの合成が不充分になり、消化管の上皮
細胞の維持が不充分になり、貧血をおこす。しかし、ミ
エリン合成が不充分になることを除き、これらの症状
は、多数の代謝性貧血に共通したものであり、原因に関
係しない。
になり、ミエリンの合成が不充分になり、消化管の上皮
細胞の維持が不充分になり、貧血をおこす。しかし、ミ
エリン合成が不充分になることを除き、これらの症状
は、多数の代謝性貧血に共通したものであり、原因に関
係しない。
【0026】このような貧血の原因を正確に示すため
に、ビタミンB12欠乏試験をすることが必要である。ビ
タミンB12のアッセイには、さまざまなものがある:比
色分析、分光分析、蛍光分析、放射活性アイソト−プ。
最も一般的な方法は、ビタミンB12分子のコリン核のコ
バルトを置換したコバルト57放射活性アイソト−プを
使用するものである。B12を含むサンプルに、放射標識
された分子とB12内因子を加えると、サンプル中の放射
標識されたB12とB12が、B12内因子の結合部位で競合
する。B12内因子は固相に結合しているため、固相の放
射活性あるいはサンプル中の放射活性は、もとのサンプ
ル中のB12の量に比例する。最近の放射活性アッセイ
は、操作性、保存性、放射活性物質の廃棄性等におい
て、明らかな欠点がある。さらに、検出には、時間がか
かる。
に、ビタミンB12欠乏試験をすることが必要である。ビ
タミンB12のアッセイには、さまざまなものがある:比
色分析、分光分析、蛍光分析、放射活性アイソト−プ。
最も一般的な方法は、ビタミンB12分子のコリン核のコ
バルトを置換したコバルト57放射活性アイソト−プを
使用するものである。B12を含むサンプルに、放射標識
された分子とB12内因子を加えると、サンプル中の放射
標識されたB12とB12が、B12内因子の結合部位で競合
する。B12内因子は固相に結合しているため、固相の放
射活性あるいはサンプル中の放射活性は、もとのサンプ
ル中のB12の量に比例する。最近の放射活性アッセイ
は、操作性、保存性、放射活性物質の廃棄性等におい
て、明らかな欠点がある。さらに、検出には、時間がか
かる。
【0027】酵素を使用したビタミンB12の競合結合ア
ッセイが提唱されている(Bachas著、Biote
chnics、4巻、1号、42ペ−ジ、1986年を
見よ)。しかし、アッセイの感度は1355pg/ml
であると報告されており、ヒト血清中のビタミンB12の
正常範囲は150−900pg/mlである。そのよう
なアッセイは、ヒト血清中の正常範囲にあるビタミンB
12を検出することすらできないことが報告からわかるた
め、ビタミンB12欠乏試験に使用できないことは明らか
である。
ッセイが提唱されている(Bachas著、Biote
chnics、4巻、1号、42ペ−ジ、1986年を
見よ)。しかし、アッセイの感度は1355pg/ml
であると報告されており、ヒト血清中のビタミンB12の
正常範囲は150−900pg/mlである。そのよう
なアッセイは、ヒト血清中の正常範囲にあるビタミンB
12を検出することすらできないことが報告からわかるた
め、ビタミンB12欠乏試験に使用できないことは明らか
である。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、図2に示す
構造をもつ18原子ホモバイファンクショナルリンカ−
であるジスクシニミジル化合物の発見に基づくものであ
り、ここでRは図3の構造を持つ。本発明はさらに、ア
ッセイに上記の化合物を使用することにより、内因子の
コンジュゲ−トが微粒子と結合し、ビタミンB12の免疫
アッセイの感度が予想外に上昇するという発見に基づく
ものである
構造をもつ18原子ホモバイファンクショナルリンカ−
であるジスクシニミジル化合物の発見に基づくものであ
り、ここでRは図3の構造を持つ。本発明はさらに、ア
ッセイに上記の化合物を使用することにより、内因子の
コンジュゲ−トが微粒子と結合し、ビタミンB12の免疫
アッセイの感度が予想外に上昇するという発見に基づく
ものである
【0029】
【発明が解決しようとする手段】従って、本発明は式
【0030】
【化5】
【0031】(式中、Z’はH 2 NHNであるか、又は
【0032】
【化6】
【0033】である)の化合物からなる結合試薬を提供
する。
する。
【0034】本発明は、現在本発明から最良の方法であ
ると考えられる以下の実施例により、さらに充分に理解
されると思われる。しかし、これらの実施例は単に説明
のためのものであり、限定するものと解釈してはならな
いことを、理解しなければならない。
ると考えられる以下の実施例により、さらに充分に理解
されると思われる。しかし、これらの実施例は単に説明
のためのものであり、限定するものと解釈してはならな
いことを、理解しなければならない。
【0035】本明細および添付の請求項に記載される用
語「パ−セント」および「割合」は、特に指摘がない限
り、重量に基づくパ−セントおよび割合である;gはグ
ラムを意味し;mgはミリグラムを意味し;ngはナノ
グラムを意味し;pgはピコグラムを意味し;cmはセ
ンチメ−トルを意味し、mmはミリメ−トルを意味し;
Lはリットルを意味し;μLはマイクロリットルを意味
し;m/oはモルパ−セントを意味し、組成物中のその
成分のモル数を組成物中の総モル数で除した数の100
倍に等しく;v/vは容量パ−セントを意味し;w/v
は容量あたりの重量を意味し、g/Lに換算され;Mは
モラ−を意味し、1リットルの溶液中の溶質のグラムモ
ル数と等しく;μMはマイクロモラ−を意味し、1リッ
トルの溶液中のマイクログラムモル数と等しく;mMは
ミリモラ−を意味し、1リットルの溶液中の溶質のミリ
グラムモル数と等しく;Nは規定度を意味し、1リット
ルの溶液中の溶質のグラム当量数と等しく;μNは、マ
イクロ規定度を意味し、1リットルの溶液中の溶質のマ
イクログラム当量数と等しい。特に指摘のない限り、す
べての温度は℃である。
語「パ−セント」および「割合」は、特に指摘がない限
り、重量に基づくパ−セントおよび割合である;gはグ
ラムを意味し;mgはミリグラムを意味し;ngはナノ
グラムを意味し;pgはピコグラムを意味し;cmはセ
ンチメ−トルを意味し、mmはミリメ−トルを意味し;
Lはリットルを意味し;μLはマイクロリットルを意味
し;m/oはモルパ−セントを意味し、組成物中のその
成分のモル数を組成物中の総モル数で除した数の100
倍に等しく;v/vは容量パ−セントを意味し;w/v
は容量あたりの重量を意味し、g/Lに換算され;Mは
モラ−を意味し、1リットルの溶液中の溶質のグラムモ
ル数と等しく;μMはマイクロモラ−を意味し、1リッ
トルの溶液中のマイクログラムモル数と等しく;mMは
ミリモラ−を意味し、1リットルの溶液中の溶質のミリ
グラムモル数と等しく;Nは規定度を意味し、1リット
ルの溶液中の溶質のグラム当量数と等しく;μNは、マ
イクロ規定度を意味し、1リットルの溶液中の溶質のマ
イクログラム当量数と等しい。特に指摘のない限り、す
べての温度は℃である。
【0036】実施例1は、図2に示す構造をもつ18原
子ホモバイファンクショナルリンカ−の製造を記載して
いる。実施例2は、18原子ホモバイファンクショナル
リンカ−を使用してアルカリフォスファタ−ゼを「B12
アミン」に結合させることを記載しており、この化合物
は添付の図4に示す構造をもち、ただしC環の13番炭
素に結合した置換基が以下の構造をもつ。
子ホモバイファンクショナルリンカ−の製造を記載して
いる。実施例2は、18原子ホモバイファンクショナル
リンカ−を使用してアルカリフォスファタ−ゼを「B12
アミン」に結合させることを記載しており、この化合物
は添付の図4に示す構造をもち、ただしC環の13番炭
素に結合した置換基が以下の構造をもつ。
【0037】
【化13】
【0038】実施例1および実施例2の導入として、B
12アミンの製造を以下に記載する
12アミンの製造を以下に記載する
【0039】〔B12アミンの合成〕2.2gのシアノコ
バラミンを酸加水分解し、生成したモノカルボキシル酸
を単離し、酸のひとつを分離し、分離した酸を1,6−
ジアミノヘキサンに結合させることにより、上記のB12
アミンを製造した。シアノコバラミンを300mLの
0.8Mリン酸に加え、窒素雰囲気下暗中で6時間70
℃に加熱した。反応混合物を、カラムに詰めた洗浄した
イオン交換樹脂にアプライした;結合しない誘導体を溶
出した;そして結合したB12酸をメタノ−ルで溶出し、
ロ−タリ−真空乾燥により濃縮した。使用したイオン交
換樹脂は、AMBERLITE XAD−2という商標
で市販されているものである。その後、NaOH、HC
l、NaOAcで洗浄して脱イオン水でpH5.0に平
衡化したDE−52セルロ−スカラムを用いて、それぞ
れのB12酸を分離した。サンプルを4x75cmのカラ
ムに加え、ゆっくりと溶出した。2日後、無反応性のコ
リノイドを含む単一の赤色バンドを、蒸留水で除去し
た。B12モノ酸を、0.05パ−セント酢酸で溶出し
た。36時間で、3つのピ−クが溶出された。それぞれ
のバンドを回収し、ロ−タリ−真空乾燥により濃縮し
た。赤色物質を含む分画を集め、橙黄色の分画を廃棄し
た。赤色分画の反応性を試験するために、放射アッセイ
を行った。赤色分画の性質を調べるため、マス分光、C
13NMR、HPLCを使用した;赤色分画は、添付の
図4に示す構造(「モノカルボキシル化B12」)をもつ
ことが明らかになった;赤色分画は、C環の13番の位
置がカルボキシル化されていた。
バラミンを酸加水分解し、生成したモノカルボキシル酸
を単離し、酸のひとつを分離し、分離した酸を1,6−
ジアミノヘキサンに結合させることにより、上記のB12
アミンを製造した。シアノコバラミンを300mLの
0.8Mリン酸に加え、窒素雰囲気下暗中で6時間70
℃に加熱した。反応混合物を、カラムに詰めた洗浄した
イオン交換樹脂にアプライした;結合しない誘導体を溶
出した;そして結合したB12酸をメタノ−ルで溶出し、
ロ−タリ−真空乾燥により濃縮した。使用したイオン交
換樹脂は、AMBERLITE XAD−2という商標
で市販されているものである。その後、NaOH、HC
l、NaOAcで洗浄して脱イオン水でpH5.0に平
衡化したDE−52セルロ−スカラムを用いて、それぞ
れのB12酸を分離した。サンプルを4x75cmのカラ
ムに加え、ゆっくりと溶出した。2日後、無反応性のコ
リノイドを含む単一の赤色バンドを、蒸留水で除去し
た。B12モノ酸を、0.05パ−セント酢酸で溶出し
た。36時間で、3つのピ−クが溶出された。それぞれ
のバンドを回収し、ロ−タリ−真空乾燥により濃縮し
た。赤色物質を含む分画を集め、橙黄色の分画を廃棄し
た。赤色分画の反応性を試験するために、放射アッセイ
を行った。赤色分画の性質を調べるため、マス分光、C
13NMR、HPLCを使用した;赤色分画は、添付の
図4に示す構造(「モノカルボキシル化B12」)をもつ
ことが明らかになった;赤色分画は、C環の13番の位
置がカルボキシル化されていた。
【0040】その後、B12アミンを、63mgのモノカ
ルボキシル化B12、0.2554gの1,6−ヘキシル
ジアミン、88.8mgの1−エチル−3−(3−ジメ
チルアミノプロピル)−カルボジイミド(「EDA
C」)から製造した。モノカルボキシル化B12と1,6
−ヘキシルジアミンを13mLの蒸留水に溶解し;溶液
のpHを1N塩酸で6.0に合わせ;EDACを加え;
反応混合物を窒素雰囲気下で約16時間攪拌した(Te
tsuo Toraya著、J.Biol.Che
m.、255巻、3520−3525ペ−ジ、1980
年)。反応混合物をロ−タリ−真空乾燥により濃縮し、
HPLCで精製した(Tetsuo Toraya著、
Biochem.、18巻、417−426ペ−ジ、1
979年)。20v/vのメタノ−ルと80v/vの1
パ−セント酢酸水溶液から成る溶媒系を使用し、初期流
速4ml/分で、B12アミンをC−18(Magnum
9)カラムで精製した;80分後、流速を6ml/分に
上げた。産物を、B12アミンと同定した。
ルボキシル化B12、0.2554gの1,6−ヘキシル
ジアミン、88.8mgの1−エチル−3−(3−ジメ
チルアミノプロピル)−カルボジイミド(「EDA
C」)から製造した。モノカルボキシル化B12と1,6
−ヘキシルジアミンを13mLの蒸留水に溶解し;溶液
のpHを1N塩酸で6.0に合わせ;EDACを加え;
反応混合物を窒素雰囲気下で約16時間攪拌した(Te
tsuo Toraya著、J.Biol.Che
m.、255巻、3520−3525ペ−ジ、1980
年)。反応混合物をロ−タリ−真空乾燥により濃縮し、
HPLCで精製した(Tetsuo Toraya著、
Biochem.、18巻、417−426ペ−ジ、1
979年)。20v/vのメタノ−ルと80v/vの1
パ−セント酢酸水溶液から成る溶媒系を使用し、初期流
速4ml/分で、B12アミンをC−18(Magnum
9)カラムで精製した;80分後、流速を6ml/分に
上げた。産物を、B12アミンと同定した。
【0041】
【実施例】〔実施例1〕
18原子ホモバイファンクショナルリンカ−の合成
(A)エステル中間体の合成
ジスクシニミジルエステル中間体を、200mLのジメ
チルホルムアミドに溶解した8.16gのN−ヒドロキ
シスクシニミド、7.17gのトリエチルアミン、5.
0gのスクシニルクロリドから製造した。トリエチルア
ミンを、窒素雰囲気下で、ジメチルホルムアミド溶液に
加えた。スクシニルクロリドをゆっくりと加えて攪拌を
開始し、加え終わってから8時間後まで攪拌し続けた。
生成した沈殿を濾過して反応混合液から分離し、高真空
下で乾燥し、得られたクル−ドな産物を50mlのクロ
ロホルムで粉砕し、アルゴンガス下で高真空乾燥し、Z
が図3に示す構造である添付の図7に示す構造をもつ、
ジスクシニミジルエステル中間体と同定される8.52
gの純粋な白色粉末を得た。
チルホルムアミドに溶解した8.16gのN−ヒドロキ
シスクシニミド、7.17gのトリエチルアミン、5.
0gのスクシニルクロリドから製造した。トリエチルア
ミンを、窒素雰囲気下で、ジメチルホルムアミド溶液に
加えた。スクシニルクロリドをゆっくりと加えて攪拌を
開始し、加え終わってから8時間後まで攪拌し続けた。
生成した沈殿を濾過して反応混合液から分離し、高真空
下で乾燥し、得られたクル−ドな産物を50mlのクロ
ロホルムで粉砕し、アルゴンガス下で高真空乾燥し、Z
が図3に示す構造である添付の図7に示す構造をもつ、
ジスクシニミジルエステル中間体と同定される8.52
gの純粋な白色粉末を得た。
【0042】(B)リンカ−の合成
その後、18原子ホモバイファンクショナルリンカ−
を、150mlの乾燥ジメチルホルムアミドに溶解した
5.0gのジスクシニミジルエステル中間体、4.20
gの6−アミノカプロン酸、6.93gのジシクロヘキ
シルカルボジイミドから合成した。6−アミノカプロン
酸をジメチルホルムアミド溶液に加え、得られた反応混
合液を、窒素雰囲気下約22℃の室温で3時間攪拌し
た。その後、ジシクロヘキシルカルボジイミドを加え、
反応混合液を、窒素雰囲気下室温で約16時間攪拌し
た。その後、生成したジシクロヘキシル尿素の沈殿を濾
過して反応混合物から分離し、減圧下で濾過物からジメ
チルホルムアミドを蒸発させた。エ−テルで粉砕した
後、高真空下で乾燥させ、7.94gの18原子ホモバ
イファンクショナルリンカ−を得た。
を、150mlの乾燥ジメチルホルムアミドに溶解した
5.0gのジスクシニミジルエステル中間体、4.20
gの6−アミノカプロン酸、6.93gのジシクロヘキ
シルカルボジイミドから合成した。6−アミノカプロン
酸をジメチルホルムアミド溶液に加え、得られた反応混
合液を、窒素雰囲気下約22℃の室温で3時間攪拌し
た。その後、ジシクロヘキシルカルボジイミドを加え、
反応混合液を、窒素雰囲気下室温で約16時間攪拌し
た。その後、生成したジシクロヘキシル尿素の沈殿を濾
過して反応混合物から分離し、減圧下で濾過物からジメ
チルホルムアミドを蒸発させた。エ−テルで粉砕した
後、高真空下で乾燥させ、7.94gの18原子ホモバ
イファンクショナルリンカ−を得た。
【0043】〔実施例2〕
B12の製造:アルカリフォスファタ−ゼコンジュゲ−ト
コンジュゲ−トは、(1)0.82mMB12アミンの5
0v/vジメチルホルムアミドとジメチルスルホキシド
溶液0.173mL、(2)1.88mM18原子ホモ
バイファンクショナルリンカ−の50v/vジメチルホ
ルムアミドとジメチルスルホキシド溶液0.142m
L、(3)塩化亜鉛0.1mMを含む50mMリン酸カ
リウム緩衝液(pH7.4)に対して透析したアルカリ
フォスファタ−ゼ(Boehringer Mannh
eim;10mg/mL)1.0mL、(4)50v/
vジメチルホルムアミドとジメチルスルホキシド0.0
749mL、から調製した。
0v/vジメチルホルムアミドとジメチルスルホキシド
溶液0.173mL、(2)1.88mM18原子ホモ
バイファンクショナルリンカ−の50v/vジメチルホ
ルムアミドとジメチルスルホキシド溶液0.142m
L、(3)塩化亜鉛0.1mMを含む50mMリン酸カ
リウム緩衝液(pH7.4)に対して透析したアルカリ
フォスファタ−ゼ(Boehringer Mannh
eim;10mg/mL)1.0mL、(4)50v/
vジメチルホルムアミドとジメチルスルホキシド0.0
749mL、から調製した。
【0044】B12アミン溶液と、18原子ホモバイファ
ンクショナルリンカ−溶液と、50v/vジメチルホル
ムアミドとジメチルスルホキシドとを、ガラスバイアル
中で混合し、約22℃の室温で30分間反応させた。そ
の後、反応混合物を透析したアルカリフォスファタ−ゼ
に加え、穏やかに攪拌し、4℃で約20時間放置した。
1リットルあたり1.0mgモルの塩化マグネシウムと
1リットルあたり0.10mgモルの塩化亜鉛を含む5
0mMトリス(ヒドロキシメチル)−アミノメタン
(「TRIS」;pH7.4)の脱イオン水溶液を使用
し、反応混合物をセファデックスG50−100(1.
2x44cm)で分離した。適当な分画を集め、1リッ
トルあたり1.0mgモルの塩化マグネシウムと1リッ
トルあたり0.10mgモルの塩化亜鉛を含む1000
mlのTRIS(pH7.4)の脱イオン水溶液に対し
て透析した。産物は、コンジュゲ−ト調製中に図2に示
すZ基が置換し、添付の図8に示す構造の原子団を介し
てB12分子がアルカリフォスファタ−ゼ分子と結合した
B12/アルカリフォスファタ−ゼコンジュゲ−トであ
る。その後、アルカリフォスファタ−ゼコンジュゲ−ト
を希望の濃度に希釈し、「酵素−B12コンジュゲ−ト反
応溶液」を調製した。
ンクショナルリンカ−溶液と、50v/vジメチルホル
ムアミドとジメチルスルホキシドとを、ガラスバイアル
中で混合し、約22℃の室温で30分間反応させた。そ
の後、反応混合物を透析したアルカリフォスファタ−ゼ
に加え、穏やかに攪拌し、4℃で約20時間放置した。
1リットルあたり1.0mgモルの塩化マグネシウムと
1リットルあたり0.10mgモルの塩化亜鉛を含む5
0mMトリス(ヒドロキシメチル)−アミノメタン
(「TRIS」;pH7.4)の脱イオン水溶液を使用
し、反応混合物をセファデックスG50−100(1.
2x44cm)で分離した。適当な分画を集め、1リッ
トルあたり1.0mgモルの塩化マグネシウムと1リッ
トルあたり0.10mgモルの塩化亜鉛を含む1000
mlのTRIS(pH7.4)の脱イオン水溶液に対し
て透析した。産物は、コンジュゲ−ト調製中に図2に示
すZ基が置換し、添付の図8に示す構造の原子団を介し
てB12分子がアルカリフォスファタ−ゼ分子と結合した
B12/アルカリフォスファタ−ゼコンジュゲ−トであ
る。その後、アルカリフォスファタ−ゼコンジュゲ−ト
を希望の濃度に希釈し、「酵素−B12コンジュゲ−ト反
応溶液」を調製した。
【0045】以下の実施例3は、精製した内因子を処理
した微粒子に結合させるため、実施例1の方法で製造し
たリンカ−を使用することを記載する。精製した内因子
の調製、および内因子に結合した実施例1の18原子ホ
モバイファンクショナルリンカ−が結合する処理した微
粒子の調製は、実施例3の導入として以下に記載する。
した微粒子に結合させるため、実施例1の方法で製造し
たリンカ−を使用することを記載する。精製した内因子
の調製、および内因子に結合した実施例1の18原子ホ
モバイファンクショナルリンカ−が結合する処理した微
粒子の調製は、実施例3の導入として以下に記載する。
【0046】〔精製した内因子の精製〕約40gのブタ
十二指腸を洗浄し、小さな断片に切断した。小片を混合
し、過塩素酸でpH1.0に酸性化し、1時間混合し
た。大きな断片を遠心して除去し、上清を5N水酸化カ
リウム脱イオン水溶液で中和した。4℃で約16時間
後、沈殿が生成した。上清の上層90パ−セントを吸引
除去し、セライトを通して濾過し、リピドを除去した。
透明な濾過物中の内因子を、eおよびdB12カルボキシ
ル誘導体の混合物を臭化シアンセファロ−ス4bに結合
させたアフィニティ−カラムを用い、親和性クロマトグ
ラフィ−精製した。
十二指腸を洗浄し、小さな断片に切断した。小片を混合
し、過塩素酸でpH1.0に酸性化し、1時間混合し
た。大きな断片を遠心して除去し、上清を5N水酸化カ
リウム脱イオン水溶液で中和した。4℃で約16時間
後、沈殿が生成した。上清の上層90パ−セントを吸引
除去し、セライトを通して濾過し、リピドを除去した。
透明な濾過物中の内因子を、eおよびdB12カルボキシ
ル誘導体の混合物を臭化シアンセファロ−ス4bに結合
させたアフィニティ−カラムを用い、親和性クロマトグ
ラフィ−精製した。
【0047】非特異的に結合した蛋白質は、4M塩化ナ
トリウム脱イオン水溶液で、続いて50mMリン酸カリ
ウム緩衝液の脱イオン水溶液でカラムを洗浄することに
より除去した。内因子は、3.8Mグアニジン塩酸で溶
出した。カラムから溶出した最初の内因子画分は、本発
明のアッセイに使用するために選択される内因子を含
む;後の画分はアッセイの性能が低い。コバラミンを含
むがコバラミンとは限らないさまざまなコリノイド環含
有化合物(すなわちコビナミド類)と結合するR蛋白
が、望ましい画分の内因子中に存在するかを試験した。
(B12コバルト57を使用した放射アッセイにより)試
験した内因子のコビナミド類との交差反応性が少なくと
も0.004パ−セント未満を示したら、脱イオン水を
数回交換しながら内因子を完全に透析した。この方法で
アフィニティ−精製した最初の分画(「精製した内因
子」)は、少なくとも85%がコバラミンと結合する蛋
白を含むことが示された。機能純度が約85パ−セント
未満であると、アッセイの感度が悪くなることが示され
た。
トリウム脱イオン水溶液で、続いて50mMリン酸カリ
ウム緩衝液の脱イオン水溶液でカラムを洗浄することに
より除去した。内因子は、3.8Mグアニジン塩酸で溶
出した。カラムから溶出した最初の内因子画分は、本発
明のアッセイに使用するために選択される内因子を含
む;後の画分はアッセイの性能が低い。コバラミンを含
むがコバラミンとは限らないさまざまなコリノイド環含
有化合物(すなわちコビナミド類)と結合するR蛋白
が、望ましい画分の内因子中に存在するかを試験した。
(B12コバルト57を使用した放射アッセイにより)試
験した内因子のコビナミド類との交差反応性が少なくと
も0.004パ−セント未満を示したら、脱イオン水を
数回交換しながら内因子を完全に透析した。この方法で
アフィニティ−精製した最初の分画(「精製した内因
子」)は、少なくとも85%がコバラミンと結合する蛋
白を含むことが示された。機能純度が約85パ−セント
未満であると、アッセイの感度が悪くなることが示され
た。
【0048】〔微粒子の処理〕BIORAD BIOR
EX MSX501(D)という商品名で市販されてい
る樹脂0.5gを脱イオン水で数回洗浄した。その後、
アミノ微粒子(SERADYNE、平均直径0.26μ
m、平均面積アミノ基あたり390平方オングストロ−
ム)1mLと脱イオン水1mLを樹脂と混合し、混合物
を室温で1時間回転した。樹脂を沈殿させ、微粒子をデ
カントした。樹脂にさらに1mLの脱イオン水を加えて
攪拌した後、もう一度微粒子をデカントした。すすぎ、
混合、デカントを2度繰り返し、デカントした微粒子に
脱イオン水を加えて微粒子固体濃度を7.5パ−セント
に合わせた(「処理した微粒子」)。
EX MSX501(D)という商品名で市販されてい
る樹脂0.5gを脱イオン水で数回洗浄した。その後、
アミノ微粒子(SERADYNE、平均直径0.26μ
m、平均面積アミノ基あたり390平方オングストロ−
ム)1mLと脱イオン水1mLを樹脂と混合し、混合物
を室温で1時間回転した。樹脂を沈殿させ、微粒子をデ
カントした。樹脂にさらに1mLの脱イオン水を加えて
攪拌した後、もう一度微粒子をデカントした。すすぎ、
混合、デカントを2度繰り返し、デカントした微粒子に
脱イオン水を加えて微粒子固体濃度を7.5パ−セント
に合わせた(「処理した微粒子」)。
【0049】〔実施例3〕
微粒子の機能化
微粒子/内因子コンジュゲ−トを、300μLの処理し
た微粒子と、38μg/mLの内因子と実施例1(B)
で製造した18原子ホモバイファンクショナルリンカ−
を1.0mg/mL含有するジメチルホルムアミド33
μLを含む600μLの精製した内因子溶液とから製造
した。微粒子と18原子ホモバイファンクショナルリン
カ−のジメチルホルムアミド溶液を小さなプラスチック
製バイアルに入れ、バイアルを30分間回転させた;そ
の後内因子を加え、約22℃の室温でバイアルを約16
時間回転させ、内因子/微粒子コンジュゲ−トを製造し
た。使用前に、コンジュゲ−トをTWEEN20という
商品名で市販されている界面活性剤の0.05パ−セン
ト脱イオン水溶液で2回、0.05MTRIS(pH
7.4)の脱イオン水溶液で2回洗浄した。その後、内
因子/微粒子コンジュゲ−ト1容量に対して、ウシ血清
アルブミン1パ−セントとアジ化ナトリウム0.1パ−
セントとTWEEN20という商品名で市販されている
界面活性剤0.01パ−セントとショ糖0.4gモル/
リットルを含有する0.8mTRIS溶液(pH7.
4)の脱イオン水溶液である粒子希釈液250容量で希
釈し、「内因子−微粒子コンジュゲ−ト、18原子リン
カ−」を製造した。
た微粒子と、38μg/mLの内因子と実施例1(B)
で製造した18原子ホモバイファンクショナルリンカ−
を1.0mg/mL含有するジメチルホルムアミド33
μLを含む600μLの精製した内因子溶液とから製造
した。微粒子と18原子ホモバイファンクショナルリン
カ−のジメチルホルムアミド溶液を小さなプラスチック
製バイアルに入れ、バイアルを30分間回転させた;そ
の後内因子を加え、約22℃の室温でバイアルを約16
時間回転させ、内因子/微粒子コンジュゲ−トを製造し
た。使用前に、コンジュゲ−トをTWEEN20という
商品名で市販されている界面活性剤の0.05パ−セン
ト脱イオン水溶液で2回、0.05MTRIS(pH
7.4)の脱イオン水溶液で2回洗浄した。その後、内
因子/微粒子コンジュゲ−ト1容量に対して、ウシ血清
アルブミン1パ−セントとアジ化ナトリウム0.1パ−
セントとTWEEN20という商品名で市販されている
界面活性剤0.01パ−セントとショ糖0.4gモル/
リットルを含有する0.8mTRIS溶液(pH7.
4)の脱イオン水溶液である粒子希釈液250容量で希
釈し、「内因子−微粒子コンジュゲ−ト、18原子リン
カ−」を製造した。
【0050】実施例4および実施例5は、酵素に使用し
たB12アッセイを全自動の装置(ABBOTT IMx
アナライザ−)で行ったときの、標準溶液中のシアノコ
バラミン濃度に相関するシグナルを示す標準曲線を誘導
する方法、および未知サンプルのコバラミンをアッセイ
するために標準曲線を使用する方法を記載する。実施例
4および実施例5を行うために、酵素−B12コンジュゲ
−ト反応溶液、内因子−微粒子反応コンジュゲ−ト、1
8原子リンカ−、反応基質インディケ−タ−を使用し
た。反応基質インディケ−タ−は、1mgモル/Lの塩
化マグネシウムと4mgモル/Lのテトラミソ−ルと
1.2mgモル/Lの4−メチルウンベリフェロン−リ
ン酸(「MUP」)と0.1パ−セントのアジ化ナトリ
ウムを含有する100mM2−アミノ−2−メチル−1
−プロパノ−ル(pH10.3)溶液である。
たB12アッセイを全自動の装置(ABBOTT IMx
アナライザ−)で行ったときの、標準溶液中のシアノコ
バラミン濃度に相関するシグナルを示す標準曲線を誘導
する方法、および未知サンプルのコバラミンをアッセイ
するために標準曲線を使用する方法を記載する。実施例
4および実施例5を行うために、酵素−B12コンジュゲ
−ト反応溶液、内因子−微粒子反応コンジュゲ−ト、1
8原子リンカ−、反応基質インディケ−タ−を使用し
た。反応基質インディケ−タ−は、1mgモル/Lの塩
化マグネシウムと4mgモル/Lのテトラミソ−ルと
1.2mgモル/Lの4−メチルウンベリフェロン−リ
ン酸(「MUP」)と0.1パ−セントのアジ化ナトリ
ウムを含有する100mM2−アミノ−2−メチル−1
−プロパノ−ル(pH10.3)溶液である。
【0051】〔酵素を使用したB12アッセイ法〕標準サ
ンプルあるいは血清サンプルに、標準液あるいはサンプ
ルに水酸化ナトリウムを1リットルあたり0.3g等量
含むまで、コビナミドとx−モノチオグリセロ−ルのよ
うなチオ−ル剤と水酸化ナトリウムを加え、34℃で8
分間変性させた(このステップの目的は、血清結合蛋白
質からB12を解離させることにある)。その後、変性溶
液を内因子−微粒子反応コンジュゲ−トで中和し、中和
した組成物を室温で15分間インキュベ−トした。その
後、インキュベ−トした組成物を、分離物質(Abbo
tt Laboratories、North Chi
cago、Illinoisが販売するIMxディスポ
−ザブル反応セル)の表面にのせた;微粒子とコンジュ
ゲ−トした内因子に結合したB12は分離物質の表面に保
持されたが、結合していないB12は洗浄除去された。そ
の後、分離物質の表面を50mMTRIS(pH7.
4)の脱イオン水溶液で洗浄し、結合していないB12を
除去した。分離物質の表面に酵素−B12コンジュゲ−ト
反応溶液50μLを加え、フリ−の内因子部位に結合さ
せた。分離物質の表面を再び50mMTRIS(pH
7.4)の脱イオン水溶液で洗浄した後、反応基質イン
ディケ−タ−50μLを加え、362nmの波長の放射
で分離物質の表面を励起した。MUPはアルカリフォス
ファタ−ゼにより加水分解され、4−メチルウンベリフ
ェロンを遊離し、362nmの波長の放射で励起したと
きに448nmの波長の蛍光を発する。IMx装置によ
る読み取り値は、アルカリフォスファタ−ゼ基質インデ
ィケ−タ−を分離物質表面に加えたときの、波長448
nmにおける単位時間あたりの発光初期強度である。患
者の血清サンプルの読み取り値を曲線と比較し、B12含
量を測定した。
ンプルあるいは血清サンプルに、標準液あるいはサンプ
ルに水酸化ナトリウムを1リットルあたり0.3g等量
含むまで、コビナミドとx−モノチオグリセロ−ルのよ
うなチオ−ル剤と水酸化ナトリウムを加え、34℃で8
分間変性させた(このステップの目的は、血清結合蛋白
質からB12を解離させることにある)。その後、変性溶
液を内因子−微粒子反応コンジュゲ−トで中和し、中和
した組成物を室温で15分間インキュベ−トした。その
後、インキュベ−トした組成物を、分離物質(Abbo
tt Laboratories、North Chi
cago、Illinoisが販売するIMxディスポ
−ザブル反応セル)の表面にのせた;微粒子とコンジュ
ゲ−トした内因子に結合したB12は分離物質の表面に保
持されたが、結合していないB12は洗浄除去された。そ
の後、分離物質の表面を50mMTRIS(pH7.
4)の脱イオン水溶液で洗浄し、結合していないB12を
除去した。分離物質の表面に酵素−B12コンジュゲ−ト
反応溶液50μLを加え、フリ−の内因子部位に結合さ
せた。分離物質の表面を再び50mMTRIS(pH
7.4)の脱イオン水溶液で洗浄した後、反応基質イン
ディケ−タ−50μLを加え、362nmの波長の放射
で分離物質の表面を励起した。MUPはアルカリフォス
ファタ−ゼにより加水分解され、4−メチルウンベリフ
ェロンを遊離し、362nmの波長の放射で励起したと
きに448nmの波長の蛍光を発する。IMx装置によ
る読み取り値は、アルカリフォスファタ−ゼ基質インデ
ィケ−タ−を分離物質表面に加えたときの、波長448
nmにおける単位時間あたりの発光初期強度である。患
者の血清サンプルの読み取り値を曲線と比較し、B12含
量を測定した。
【0052】〔実施例4〕ウシ血清アルブミン1パ−セ
ントとアジ化ナトリウム0.2パ−セントと塩化ナトリ
ウム100mgモル/Lと塩化マグネシウム1.0mg
モル/Lと塩化亜鉛0.1mgモル/Lを含有するUS
Pシアノコバラミンの50mMTRIS(pH7.4)
の脱イオン水溶液で希釈して調製した標準液中のシアノ
コバラミン濃度に相関したシグナルを測定するため、以
下の方法を使用した。標準液は、0、62.5、12
5、250、1000、2000pg/mLのシアノコ
バラミンを含有する。標準サンプルのIMx装置による
読み取り値を、B12含量に相関する曲線を書くためのデ
−タとした。
ントとアジ化ナトリウム0.2パ−セントと塩化ナトリ
ウム100mgモル/Lと塩化マグネシウム1.0mg
モル/Lと塩化亜鉛0.1mgモル/Lを含有するUS
Pシアノコバラミンの50mMTRIS(pH7.4)
の脱イオン水溶液で希釈して調製した標準液中のシアノ
コバラミン濃度に相関したシグナルを測定するため、以
下の方法を使用した。標準液は、0、62.5、12
5、250、1000、2000pg/mLのシアノコ
バラミンを含有する。標準サンプルのIMx装置による
読み取り値を、B12含量に相関する曲線を書くためのデ
−タとした。
【0053】〔実施例5〕以下の方法は、さまざまな患
者のサンプルからシグナルを測定するために使用した。
このアッセイは、38pg/mLのB12を検出できるこ
とが見い出されている。患者の血清サンプル(n=13
6)を上記の方法でおよびBectonDickins
on(Orangeberg、New York)から
SimulTracという商品名で市販されている放射
アッセイ装置でアッセイした。ふたつの試験法のデ−タ
から相関曲線を計算した;曲線の傾きは1.01であ
り、相関係数(R)は0.99であった。
者のサンプルからシグナルを測定するために使用した。
このアッセイは、38pg/mLのB12を検出できるこ
とが見い出されている。患者の血清サンプル(n=13
6)を上記の方法でおよびBectonDickins
on(Orangeberg、New York)から
SimulTracという商品名で市販されている放射
アッセイ装置でアッセイした。ふたつの試験法のデ−タ
から相関曲線を計算した;曲線の傾きは1.01であ
り、相関係数(R)は0.99であった。
【0054】以下の実施例6は、N−(カルボシクロヘ
キシルメチル)マレイミド、6−アミノカプロン酸、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド、N−ヒドロキシスクシ
ニミドからN−ヒドロキシスクシニミジルトリカプロア
ミドシクロヘキシルメチルマレイミドを合成する方法、
およびN−ヒドロキシスクシニミジルトリカプロアミド
シクロヘキシルメチルマレイミドから、Z’が図11に
示す構造をもちC6H1 0が1,4−シクロヘキシレンで
ある添付の図13の構造式をもつ68原子ホモバイファ
ンクショナルリンカ−を合成する方法について記載す
る。
キシルメチル)マレイミド、6−アミノカプロン酸、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド、N−ヒドロキシスクシ
ニミドからN−ヒドロキシスクシニミジルトリカプロア
ミドシクロヘキシルメチルマレイミドを合成する方法、
およびN−ヒドロキシスクシニミジルトリカプロアミド
シクロヘキシルメチルマレイミドから、Z’が図11に
示す構造をもちC6H1 0が1,4−シクロヘキシレンで
ある添付の図13の構造式をもつ68原子ホモバイファ
ンクショナルリンカ−を合成する方法について記載す
る。
【0055】〔実施例6〕
(A)N−ヒドロキシスクシニミジルカプロアミドシク
ロヘキシルメチルマレイミドの調製 N−ヒドロキシスクシニミジルカプロアミドシクロヘキ
シルメチルマレイミドは、Zが図3の構造をもち、Z’
が図11の構造をもち、nが1で、C6H10が1,4−
シクロヘキシルである添付の図14の構造をもつ化合物
であり、100mgのN−(4−カルボキシシクロヘキ
シルメチル)マレイミドの乾燥ジメチルホルムアミド溶
液、39.23mgの6−アミノカプロン酸、67.8
mgのジシクロヘキシルカルボジイミド、37.8mg
のN−ヒドロキシスクシニミドから製造した。N−(4
−カルボキシシクロヘキシルメチル)マレイミドは、Y
oshitakeらの方法(J.Biochem.、1
01巻、395−399ペ−ジ、1979年)により、
trans−4−(アミノメチル)−シクロヘキサンカ
ルボキシル酸(Aldrich Chemical社)
から製造した。上記のN−(4−カルボキシシクロヘキ
シルメチル)マレイミド溶液の入ったフラスコを窒素雰
囲気にして、6−アミノカプロン酸をフラスコに加え
た。その後、反応混合物を、窒素雰囲気下約22℃の室
温で16時間攪拌した後、ジシクロヘキシルカルボジイ
ミドとN−ヒドロキシスクシニミドをフラスコに加え
た。さらに6時間室温で攪拌を続けた後、濾過して混合
物から沈殿したジシクロヘキシル尿素を除去し、減圧下
で濾過物からジメチルホルムアミドを蒸発させた。残存
した粘性の固体をシリカゲルフラッシュクロマトグラフ
ィ−(クロロホルム中5v/vメタノ−ル)により精製
し、示した構造式をもつ白色固体のN−ヒドロキシスク
シニミジルカプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミ
ド71mgを得た。
ロヘキシルメチルマレイミドの調製 N−ヒドロキシスクシニミジルカプロアミドシクロヘキ
シルメチルマレイミドは、Zが図3の構造をもち、Z’
が図11の構造をもち、nが1で、C6H10が1,4−
シクロヘキシルである添付の図14の構造をもつ化合物
であり、100mgのN−(4−カルボキシシクロヘキ
シルメチル)マレイミドの乾燥ジメチルホルムアミド溶
液、39.23mgの6−アミノカプロン酸、67.8
mgのジシクロヘキシルカルボジイミド、37.8mg
のN−ヒドロキシスクシニミドから製造した。N−(4
−カルボキシシクロヘキシルメチル)マレイミドは、Y
oshitakeらの方法(J.Biochem.、1
01巻、395−399ペ−ジ、1979年)により、
trans−4−(アミノメチル)−シクロヘキサンカ
ルボキシル酸(Aldrich Chemical社)
から製造した。上記のN−(4−カルボキシシクロヘキ
シルメチル)マレイミド溶液の入ったフラスコを窒素雰
囲気にして、6−アミノカプロン酸をフラスコに加え
た。その後、反応混合物を、窒素雰囲気下約22℃の室
温で16時間攪拌した後、ジシクロヘキシルカルボジイ
ミドとN−ヒドロキシスクシニミドをフラスコに加え
た。さらに6時間室温で攪拌を続けた後、濾過して混合
物から沈殿したジシクロヘキシル尿素を除去し、減圧下
で濾過物からジメチルホルムアミドを蒸発させた。残存
した粘性の固体をシリカゲルフラッシュクロマトグラフ
ィ−(クロロホルム中5v/vメタノ−ル)により精製
し、示した構造式をもつ白色固体のN−ヒドロキシスク
シニミジルカプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミ
ド71mgを得た。
【0056】(B)N−ヒドロキシスクシニミジルジカ
プロアミドシクロヘキシルメチルマレイミドの調製 N−ヒドロキシスクシニミジルジカプロアミドシクロヘ
キシルメチルマレイミドは、Zが図3の構造で、Z’が
図11の構造で、nが2で、C6H10が1,4−シクロ
ヘキシルである添付の図14の構造をもつ化合物であ
り、100mgのN−ヒドロキシスクシニミジルカプロ
アミドシクロヘキシルメチルマレイミドの1ml乾燥ジ
メチルホルムアミド溶液、29.3mgの6−アミノカ
プロン酸、50.7mgのジシクロヘキシルカルボジイ
ミドから製造した。上記N−ヒドロキシスクシニミジル
カプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミド溶液の入
ったフラスコを窒素雰囲気にして、6−アミノカプロン
酸をフラスコに加えた。その後、反応混合物を、窒素雰
囲気下約22℃の室温で16時間攪拌した後、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミドをフラスコに加えた。さらに6
時間室温で攪拌を続けた後、濾過して混合物から沈殿し
たジシクロヘキシル尿素を除去し、減圧下で濾過物から
ジメチルホルムアミドを蒸発させた。残存した粘性の固
体をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ−(クロロ
ホルム中10v/vメタノ−ル)により精製し、示した
構造式をもつN−ヒドロキシスクシニミジルジカプロア
ミドシクロヘキシルメチルマレイミド60mgを得た。
プロアミドシクロヘキシルメチルマレイミドの調製 N−ヒドロキシスクシニミジルジカプロアミドシクロヘ
キシルメチルマレイミドは、Zが図3の構造で、Z’が
図11の構造で、nが2で、C6H10が1,4−シクロ
ヘキシルである添付の図14の構造をもつ化合物であ
り、100mgのN−ヒドロキシスクシニミジルカプロ
アミドシクロヘキシルメチルマレイミドの1ml乾燥ジ
メチルホルムアミド溶液、29.3mgの6−アミノカ
プロン酸、50.7mgのジシクロヘキシルカルボジイ
ミドから製造した。上記N−ヒドロキシスクシニミジル
カプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミド溶液の入
ったフラスコを窒素雰囲気にして、6−アミノカプロン
酸をフラスコに加えた。その後、反応混合物を、窒素雰
囲気下約22℃の室温で16時間攪拌した後、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミドをフラスコに加えた。さらに6
時間室温で攪拌を続けた後、濾過して混合物から沈殿し
たジシクロヘキシル尿素を除去し、減圧下で濾過物から
ジメチルホルムアミドを蒸発させた。残存した粘性の固
体をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ−(クロロ
ホルム中10v/vメタノ−ル)により精製し、示した
構造式をもつN−ヒドロキシスクシニミジルジカプロア
ミドシクロヘキシルメチルマレイミド60mgを得た。
【0057】(C)N−ヒドロキシスクシニミジルトリ
カプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミドの調製 N−ヒドロキシスクシニミジルトリカプロアミドシクロ
ヘキシルメチルマレイミドは、Zが図3の構造で、Z’
が図11の構造で、nが3で、C6H10が1,4−シク
ロヘキシルである添付の図14の構造をもつ化合物であ
り、100mgのN−ヒドロキシスクシニミジルジカプ
ロアミドシクロヘキシルメチルマレイミドの2ml乾燥
ジメチルホルムアミド溶液、23.4mgの6−アミノ
カプロン酸、40.5mgのジシクロヘキシルカルボジ
イミドから製造した。上記N−ヒドロキシスクシニミジ
ルジカプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミド溶液
の入ったフラスコを窒素雰囲気にして、6−アミノカプ
ロン酸をフラスコに加えた。その後、反応混合物を、窒
素雰囲気下約22℃の室温で16時間攪拌した後、ジシ
クロヘキシルカルボジイミドをフラスコに加えた。さら
に6時間室温で攪拌を続けた後、濾過して混合物から沈
殿したジシクロヘキシル尿素を除去し、減圧下で濾過物
からジメチルホルムアミドを蒸発させた。残存した粘性
の固体をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ−(ク
ロロホルム中10v/vメタノ−ル)により精製し、示
した構造式をもつ白色固体のN−ヒドロキシスクシニミ
ジルトリカプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミド
60mgを得た。
カプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミドの調製 N−ヒドロキシスクシニミジルトリカプロアミドシクロ
ヘキシルメチルマレイミドは、Zが図3の構造で、Z’
が図11の構造で、nが3で、C6H10が1,4−シク
ロヘキシルである添付の図14の構造をもつ化合物であ
り、100mgのN−ヒドロキシスクシニミジルジカプ
ロアミドシクロヘキシルメチルマレイミドの2ml乾燥
ジメチルホルムアミド溶液、23.4mgの6−アミノ
カプロン酸、40.5mgのジシクロヘキシルカルボジ
イミドから製造した。上記N−ヒドロキシスクシニミジ
ルジカプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミド溶液
の入ったフラスコを窒素雰囲気にして、6−アミノカプ
ロン酸をフラスコに加えた。その後、反応混合物を、窒
素雰囲気下約22℃の室温で16時間攪拌した後、ジシ
クロヘキシルカルボジイミドをフラスコに加えた。さら
に6時間室温で攪拌を続けた後、濾過して混合物から沈
殿したジシクロヘキシル尿素を除去し、減圧下で濾過物
からジメチルホルムアミドを蒸発させた。残存した粘性
の固体をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ−(ク
ロロホルム中10v/vメタノ−ル)により精製し、示
した構造式をもつ白色固体のN−ヒドロキシスクシニミ
ジルトリカプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミド
60mgを得た。
【0058】(D)68原子ホモバイファンクショナル
リンカ−の調製 68原子ホモバイファンクショナルリンカ−は、Z’が
図11の構造で、C6H10が1,4−シクロヘキシルで
ある図13の構造をもつ化合物であり、0.2342g
の1,6−ヘキサンジアミンの3mL乾燥ジメチルホル
ムアミド溶液と2.695gのN−ヒドロキシスクシニ
ミジルトリカプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミ
ドの10mL乾燥ジメチルホルムアミド溶液から、約2
2℃の室温で製造することができる。N−ヒドロキシス
クシニミジルトリカプロアミドシクロヘキシルメチルマ
レイミド溶液をヘキサンジアミン溶液に激しく攪拌しな
がらすばやく注ぐ。約2時間攪拌を続けた後、ジメチル
ホルムアミドを蒸発させ、残存物を50v/vアセトン
メタノ−ル溶媒15mLずつで3回洗浄し、減圧下で乾
燥して希望の産物を得る。
リンカ−の調製 68原子ホモバイファンクショナルリンカ−は、Z’が
図11の構造で、C6H10が1,4−シクロヘキシルで
ある図13の構造をもつ化合物であり、0.2342g
の1,6−ヘキサンジアミンの3mL乾燥ジメチルホル
ムアミド溶液と2.695gのN−ヒドロキシスクシニ
ミジルトリカプロアミドシクロヘキシルメチルマレイミ
ドの10mL乾燥ジメチルホルムアミド溶液から、約2
2℃の室温で製造することができる。N−ヒドロキシス
クシニミジルトリカプロアミドシクロヘキシルメチルマ
レイミド溶液をヘキサンジアミン溶液に激しく攪拌しな
がらすばやく注ぐ。約2時間攪拌を続けた後、ジメチル
ホルムアミドを蒸発させ、残存物を50v/vアセトン
メタノ−ル溶媒15mLずつで3回洗浄し、減圧下で乾
燥して希望の産物を得る。
【0059】実施例7は、実施例6(B)記載の23原
子ヘテロバイファンクショナルリンカ−を、精製した内
因子と処理した微粒子とを結合させるために使用する方
法を記載する。内因子に結合した実施例6(B)記載の
23原子ヘテロバイファンクショナルリンカ−が結合す
る精製した内因子および処理した微粒子の調製法は、実
施例3の導入として上に記載してある。
子ヘテロバイファンクショナルリンカ−を、精製した内
因子と処理した微粒子とを結合させるために使用する方
法を記載する。内因子に結合した実施例6(B)記載の
23原子ヘテロバイファンクショナルリンカ−が結合す
る精製した内因子および処理した微粒子の調製法は、実
施例3の導入として上に記載してある。
【0060】〔実施例7〕
微粒子の機能化
処理した微粒子を、内因子30μg/mLと実施例3
(B)記載の23原子ヘテロバイファンクショナルリン
カ−80μgの17.5mMトリエタノ−ルアミン緩衝
液(pH8.0)を含有する精製した内因子溶液700
μLと結合させて微粒子0.6パ−セントを含む溶液1
mLを得、微粒子/内因子コンジュゲ−トを製造した。
得られた溶液を暗下約22℃の室温で2時間攪拌した。
インキュベ−トした後、粒子を沈殿させ、弱い界面活性
剤/50mMTRIS緩衝液で数回洗浄し、粒子の大き
さの分布の均一性を確実にするためにホモゲナイズし、
希望の濃度に希釈した(「内因子−微粒子コンジュゲ−
ト、23原子リンカ−」)。
(B)記載の23原子ヘテロバイファンクショナルリン
カ−80μgの17.5mMトリエタノ−ルアミン緩衝
液(pH8.0)を含有する精製した内因子溶液700
μLと結合させて微粒子0.6パ−セントを含む溶液1
mLを得、微粒子/内因子コンジュゲ−トを製造した。
得られた溶液を暗下約22℃の室温で2時間攪拌した。
インキュベ−トした後、粒子を沈殿させ、弱い界面活性
剤/50mMTRIS緩衝液で数回洗浄し、粒子の大き
さの分布の均一性を確実にするためにホモゲナイズし、
希望の濃度に希釈した(「内因子−微粒子コンジュゲ−
ト、23原子リンカ−」)。
【0061】〔実施例8〕内因子−微粒子コンジュゲ−
トの18原子リンカ−を23原子リンカ−に置き換え、
実施例4に方法を繰り返した。添付の図6は、この方法
で測定した、B12含量に相関した装置の読み取り値を示
す曲線である。精製した内因子を、23原子リンカ−由
来の化学部分を介し、微粒子にコンジュゲ−トした;そ
の部分は添付の図15の構造をもつ。
トの18原子リンカ−を23原子リンカ−に置き換え、
実施例4に方法を繰り返した。添付の図6は、この方法
で測定した、B12含量に相関した装置の読み取り値を示
す曲線である。精製した内因子を、23原子リンカ−由
来の化学部分を介し、微粒子にコンジュゲ−トした;そ
の部分は添付の図15の構造をもつ。
【0062】〔実施例9〕内因子−微粒子コンジュゲ−
トを18原子リンカ−から置き換え、実施例5に方法を
繰り返した。このアッセイは、ゼロ標準を複数測定した
標準偏差を2回使用した計算に基づき、60pg/mL
未満のB12を検出できることが明らかにされた。患者の
血清サンプル(n=76)を上記の方法で、およびBI
ORADQuantaphaseラジオアッセイという
商品名で市販されている放射アッセイ装置でアッセイし
た。添付の相関曲線は、ふたつの試験法のデ−タから計
算した;曲線の傾きは1.10であり、相関係数(R)
は0.99であった。本発明の他のさまざまなリンカ−
を、上記の方法およびその変法により製造した。それら
の調製法の代表例を、以下の実施例に記載する。
トを18原子リンカ−から置き換え、実施例5に方法を
繰り返した。このアッセイは、ゼロ標準を複数測定した
標準偏差を2回使用した計算に基づき、60pg/mL
未満のB12を検出できることが明らかにされた。患者の
血清サンプル(n=76)を上記の方法で、およびBI
ORADQuantaphaseラジオアッセイという
商品名で市販されている放射アッセイ装置でアッセイし
た。添付の相関曲線は、ふたつの試験法のデ−タから計
算した;曲線の傾きは1.10であり、相関係数(R)
は0.99であった。本発明の他のさまざまなリンカ−
を、上記の方法およびその変法により製造した。それら
の調製法の代表例を、以下の実施例に記載する。
【0063】〔実施例10〕22原子ビス(ヒドラジ
ド)ホモバイファンクショナルリンカ−を、5mlの乾
燥メタノ−ルに溶解させた実施例1(B)記載の18原
子バイファンクショナルリンカ−0.50gと、2ml
のメタノ−ルに溶解させたヒドラジン水和物0.14g
とから製造した。ヒドラジン水和物の溶液をフラスコに
注ぎ込み、0℃に冷却した;磁気攪拌を開始し、リンカ
−溶液をゆっくり加える間攪拌を続け、加え終わってか
らも30分間攪拌を続けた。リンカ−溶液を加える間フ
ラスコ内容物を0℃に保ち、その後30分間で約22℃
の室温にまで温めた。その後、反応混合物を焼結ガラス
製漏斗で濾過し、クロロホルム中0.5から20v/v
メタノ−ルグラジエントを使用し、シリカゲルカラムで
クロマトグラフィ−を行った。ビス(ヒドラジド)ホモ
バイファンクショナルリンカ−を含む分画を集め、乾燥
し、ZがH2NHNである添付の図2の構造をもつ希望
の化合物0.21gを得た。化合物をNMRで同定し
た。
ド)ホモバイファンクショナルリンカ−を、5mlの乾
燥メタノ−ルに溶解させた実施例1(B)記載の18原
子バイファンクショナルリンカ−0.50gと、2ml
のメタノ−ルに溶解させたヒドラジン水和物0.14g
とから製造した。ヒドラジン水和物の溶液をフラスコに
注ぎ込み、0℃に冷却した;磁気攪拌を開始し、リンカ
−溶液をゆっくり加える間攪拌を続け、加え終わってか
らも30分間攪拌を続けた。リンカ−溶液を加える間フ
ラスコ内容物を0℃に保ち、その後30分間で約22℃
の室温にまで温めた。その後、反応混合物を焼結ガラス
製漏斗で濾過し、クロロホルム中0.5から20v/v
メタノ−ルグラジエントを使用し、シリカゲルカラムで
クロマトグラフィ−を行った。ビス(ヒドラジド)ホモ
バイファンクショナルリンカ−を含む分画を集め、乾燥
し、ZがH2NHNである添付の図2の構造をもつ希望
の化合物0.21gを得た。化合物をNMRで同定し
た。
【0064】〔実施例11〕ビス(ヨ−ドアセチル)2
6原子ホモバイファンクショナルリンカ−を、ビス(ヒ
ドラジド)ホモバイファンクショナルリンカ−(実施例
10)0.15gを含有する3mLメタノ−ル溶液と、
ヨ−ド酢酸N−ヒドロキシスクシニミドエステル0.1
5gを含有する3mLメタノ−ル溶液とから、約22℃
の室温で製造した。ビス(ヒドラジド)ホモバイファン
クショナルリンカ−を含むフラスコを暗中に置き、溶液
の攪拌を開始した。ヨ−ド酢酸N−ヒドロキシスクシニ
ミドエステル溶液をフラスコにゆっくりと加えた;加え
ている間攪拌を続け、加え終わってからも1時間攪拌を
続けた。その後、クロロホルム中0.5から10v/v
メタノ−ルを使用し、溶液を短いシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−にかけた。その後、希望の産物を含む分
画から溶媒を蒸発させ、Zが図9の構造をもつ添付の図
2の構造をもつビス(ヨ−ドアセチル)26原子ホモバ
イファンクショナルリンカ−0.06gを得た。
6原子ホモバイファンクショナルリンカ−を、ビス(ヒ
ドラジド)ホモバイファンクショナルリンカ−(実施例
10)0.15gを含有する3mLメタノ−ル溶液と、
ヨ−ド酢酸N−ヒドロキシスクシニミドエステル0.1
5gを含有する3mLメタノ−ル溶液とから、約22℃
の室温で製造した。ビス(ヒドラジド)ホモバイファン
クショナルリンカ−を含むフラスコを暗中に置き、溶液
の攪拌を開始した。ヨ−ド酢酸N−ヒドロキシスクシニ
ミドエステル溶液をフラスコにゆっくりと加えた;加え
ている間攪拌を続け、加え終わってからも1時間攪拌を
続けた。その後、クロロホルム中0.5から10v/v
メタノ−ルを使用し、溶液を短いシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−にかけた。その後、希望の産物を含む分
画から溶媒を蒸発させ、Zが図9の構造をもつ添付の図
2の構造をもつビス(ヨ−ドアセチル)26原子ホモバ
イファンクショナルリンカ−0.06gを得た。
【0065】〔実施例12〕ビス(マレイミド)22原
子ホモバイファンクショナルリンカ−を、乾燥ジメチル
ホルムアミド5mLに溶解したスクシニミジル4−(N
−マレイミジルメチル)シクロヘキサン−1−カルボキ
シレ−ト0.668gと新しいトリエチルアミン0.2
00gとエチレンジアミン0.060gとから、室温で
製造した。スクシニミジル4−(N−マレイミジルメチ
ル)シクロヘキサン−1−カルボキシレ−ト溶液を、1
00mL丸底フラスコに入れた。攪拌を開始し、トリエ
チルアミンとエチレンジアミンを加えている間攪拌を続
け、加え終わってからも1時間攪拌を続けた(トリエチ
ルアミンとエチレンジアミンを加え終わって2分後に大
量の沈殿が生成した)。その後、濾過して沈殿を除去
し、水/メタノ−ルで洗浄し、乾燥した。産物は、Z’
が図11の構造をもちC6H10が1,4−シクロヘキシ
レンである添付の図10の構造をもつビス(マレイミ
ド)22原子ホモバイファンクショナルリンカ−である
ことが、NMRにより同定された。実施例13は、2と
Zが図3の構造をもつ添付の図12の構造をもつ本発明
のホモバイファンクショナルリンカ−の合成法を記載す
る。
子ホモバイファンクショナルリンカ−を、乾燥ジメチル
ホルムアミド5mLに溶解したスクシニミジル4−(N
−マレイミジルメチル)シクロヘキサン−1−カルボキ
シレ−ト0.668gと新しいトリエチルアミン0.2
00gとエチレンジアミン0.060gとから、室温で
製造した。スクシニミジル4−(N−マレイミジルメチ
ル)シクロヘキサン−1−カルボキシレ−ト溶液を、1
00mL丸底フラスコに入れた。攪拌を開始し、トリエ
チルアミンとエチレンジアミンを加えている間攪拌を続
け、加え終わってからも1時間攪拌を続けた(トリエチ
ルアミンとエチレンジアミンを加え終わって2分後に大
量の沈殿が生成した)。その後、濾過して沈殿を除去
し、水/メタノ−ルで洗浄し、乾燥した。産物は、Z’
が図11の構造をもちC6H10が1,4−シクロヘキシ
レンである添付の図10の構造をもつビス(マレイミ
ド)22原子ホモバイファンクショナルリンカ−である
ことが、NMRにより同定された。実施例13は、2と
Zが図3の構造をもつ添付の図12の構造をもつ本発明
のホモバイファンクショナルリンカ−の合成法を記載す
る。
【0066】〔実施例13〕図12の構造をもつホモバ
イファンクショナルリンカ−は、乾燥ジメチルホルムア
ミド410mlに溶解した18原子ホモバイファンクシ
ョナルリンカ−〔実施例1(B)〕13.6gと、6−
アミノカプロン酸6.65gと、ジシクロヘキシルカル
ボジイミド10.4gとから合成することができる。6
−アミノカプロン酸をジメチルホルムアミド溶液に加
え、得られた反応混合物を窒素雰囲気下約22℃の室温
で3時間攪拌する。その後、ジシクロヘキシルカルボジ
イミドを加え、反応混合物を窒素雰囲気下室温で約16
時間攪拌する。その後、濾過して沈殿したジシクロヘキ
シル尿素を反応混合物から分離し、減圧下でジメチルホ
ルムアミドを濾過物から蒸発させた。エ−テルで粉砕し
た後、高真空下で乾燥し、示したホモバイファンクショ
ナルリンカ−を得る。本発明の範囲からはずれることな
く、以上の実施例に開示したような本発明の特定な詳細
にさまざまな変化や修飾ができることを、以上の実施例
から理解しなければならない。例えば、実施例1(B)
では18原子ホモバイファンクショナルリンカ−をジス
クシニミジルエステル中間体と6−アミノカプロン酸と
から合成しているが、他の異なる原子数のリンカ−を製
造するため、6−アミノカプロン酸の代わりに当量の他
のさまざまなアミノ酸を使用することができる。そのよ
うに置換できるアミノ酸の例にはグリシン、3−アミノ
−n−プロピオン酸、4−アミノ−n−ブチル酸、5−
アミノ−n−吉草酸、7−アミノ−n−ヘプト酸、8−
アミノ−n−カプリル酸、9−アミノ−n−ノニル酸、
10−アミノ−n−カプリン酸を含む。同様に、ふたつ
の異なるアミノ酸をジスクシニミジルエステル中間体と
反応させ、ふたつの異なるアミノアルキル基をもつリン
カ−を製造することもできる。
イファンクショナルリンカ−は、乾燥ジメチルホルムア
ミド410mlに溶解した18原子ホモバイファンクシ
ョナルリンカ−〔実施例1(B)〕13.6gと、6−
アミノカプロン酸6.65gと、ジシクロヘキシルカル
ボジイミド10.4gとから合成することができる。6
−アミノカプロン酸をジメチルホルムアミド溶液に加
え、得られた反応混合物を窒素雰囲気下約22℃の室温
で3時間攪拌する。その後、ジシクロヘキシルカルボジ
イミドを加え、反応混合物を窒素雰囲気下室温で約16
時間攪拌する。その後、濾過して沈殿したジシクロヘキ
シル尿素を反応混合物から分離し、減圧下でジメチルホ
ルムアミドを濾過物から蒸発させた。エ−テルで粉砕し
た後、高真空下で乾燥し、示したホモバイファンクショ
ナルリンカ−を得る。本発明の範囲からはずれることな
く、以上の実施例に開示したような本発明の特定な詳細
にさまざまな変化や修飾ができることを、以上の実施例
から理解しなければならない。例えば、実施例1(B)
では18原子ホモバイファンクショナルリンカ−をジス
クシニミジルエステル中間体と6−アミノカプロン酸と
から合成しているが、他の異なる原子数のリンカ−を製
造するため、6−アミノカプロン酸の代わりに当量の他
のさまざまなアミノ酸を使用することができる。そのよ
うに置換できるアミノ酸の例にはグリシン、3−アミノ
−n−プロピオン酸、4−アミノ−n−ブチル酸、5−
アミノ−n−吉草酸、7−アミノ−n−ヘプト酸、8−
アミノ−n−カプリル酸、9−アミノ−n−ノニル酸、
10−アミノ−n−カプリン酸を含む。同様に、ふたつ
の異なるアミノ酸をジスクシニミジルエステル中間体と
反応させ、ふたつの異なるアミノアルキル基をもつリン
カ−を製造することもできる。
【0067】さらに、実施例6(A)(B)(C)の部
分は、前段落に記載したすべてのアミノ酸を当量使用し
て他のN−ヒドロキシスクシニミジルトリアミドシクロ
ヘキシルメチルマレイミドを製造することができ、これ
は実施例6(D)の方法でホモバイファンクショナルリ
ンカ−に変換することかでき、実施例6(B)のN−ヒ
ドロキシスクシニミジルジアミドシクロヘキシルメチル
マレイミドも実施例6(D)の方法でホモバイファンク
ショナルリンカ−に変換することかできる。同様に、実
施例6(D)の1,6−ヘキサンジアミンの代わりに他
のジアミンを使用し、他のリンカ−を製造することもで
きる。そのように置換できるジアミンの例には、以下の
式に示す構造をもつものを含む、 H2 N(−CH2 )x −NH2 ここでxは2から10までの整数である。
分は、前段落に記載したすべてのアミノ酸を当量使用し
て他のN−ヒドロキシスクシニミジルトリアミドシクロ
ヘキシルメチルマレイミドを製造することができ、これ
は実施例6(D)の方法でホモバイファンクショナルリ
ンカ−に変換することかでき、実施例6(B)のN−ヒ
ドロキシスクシニミジルジアミドシクロヘキシルメチル
マレイミドも実施例6(D)の方法でホモバイファンク
ショナルリンカ−に変換することかできる。同様に、実
施例6(D)の1,6−ヘキサンジアミンの代わりに他
のジアミンを使用し、他のリンカ−を製造することもで
きる。そのように置換できるジアミンの例には、以下の
式に示す構造をもつものを含む、 H2 N(−CH2 )x −NH2 ここでxは2から10までの整数である。
【0068】したがって、簡便な本発明のひとつの側面
は、以下の構造式をもつ一群の化合物であることが理解
できる。
は、以下の構造式をもつ一群の化合物であることが理解
できる。
【0069】
【化7】
【0070】(式中、Z’はH 2 NHNであるか、又は
【0071】
【化8】
【0072】である。)
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】他の変化や修飾は、当業者に明らかであ
り、添付の請求項に記載したように、本発明の精神と範
囲をはずれることなく、行うことができる。
り、添付の請求項に記載したように、本発明の精神と範
囲をはずれることなく、行うことができる。
【図1】コバラミンの一般構造式を示す。
【図2】本発明による他の好ましい一群の化合物の構造
式を示す。
式を示す。
【図3】図2の一群の化合物好ましい末端基の構造式を
示す。
示す。
【図4】本明細書にその調製法を記載し、「カルボキシ
ル化B12」と命名された「赤色分画」の構造式を示す。
ル化B12」と命名された「赤色分画」の構造式を示す。
【図5】同一サンプルにおける、「Bio−Rad Q
UANTIPHASE」B12測定値に対するB12酵素ア
ッセイ測定値のプロットを示す。
UANTIPHASE」B12測定値に対するB12酵素ア
ッセイ測定値のプロットを示す。
【図6】本明細書に記載した方法で調製した標準溶液中
のシアノコバラミン濃度の関数としての装置の読みを示
す曲線を示す。
のシアノコバラミン濃度の関数としての装置の読みを示
す曲線を示す。
【図7】本明細書の実施例1に記載した方法で中間体と
して製造される一群の活性エステルのなかの1つの構造
式を示す。
して製造される一群の活性エステルのなかの1つの構造
式を示す。
【図8】本明細書の実施例2に記載される方法で製造さ
れるB12/アルカリホスファタ−ゼコンジュゲ−トにお
いて、B12分子をアルカリフォスファタ−ゼ分子に結合
させる基の構造式を示す。
れるB12/アルカリホスファタ−ゼコンジュゲ−トにお
いて、B12分子をアルカリフォスファタ−ゼ分子に結合
させる基の構造式を示す。
【図9】本発明による化合物中の他の好ましい末端基の
構造式を示す。
構造式を示す。
【図10】本発明による好ましい他の一群の化合物の構
造式を示す。
造式を示す。
【図11】本発明による化合物の好ましい末端基の他の
1つの構造式を示す。
1つの構造式を示す。
【図12】本発明によるの他の一群の好ましい化合物の
構造式を示す。
構造式を示す。
【図13】本発明によるの好ましい一群の化合物の構造
式を示す。
式を示す。
【図14】図13の構造をもつ化合物が製造される中間
体の構造式を示す。
体の構造式を示す。
【図15】図14の構造をもつ化合物の中間体の構造を
示す。
示す。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 クリストファー ウエルチ
アメリカ合衆国イリノイ州 60801 ウ
ルバナ イー オレゴン ストリート
910
(56)参考文献 特開 平1−201158(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
CA(STN)
REGISTRY(STN)
Claims (8)
- 【請求項1】 式 【化1】 (式中、xは1〜10の整数であり、yは2〜10の整
数であり、nは0〜10の整数であり、そしてZ’はH
2 NHNであるか、又は 【化2】 である)の化合物からなる結合試薬。 - 【請求項2】 化合物が式 【化3】 (式中、Z’は 【化4】 である) の構造をもつ請求項1記載の結合試薬。
- 【請求項3】 微粒子を、請求項1記載の化合物からな
る結合試薬由来の部分を介して、コビナミドとの交叉反
応性が0.004パーセント未満になるようにR蛋白を
分離して精製した内因子と結合させたことを特徴とする
コンジュゲート。 - 【請求項4】 少なくとも95パーセントの蛋白がコバ
ラミンと結合している請求項3記載の微粒子と内因子と
のコンジュゲート。 - 【請求項5】 微粒子を、請求項1記載の化合物からな
る結合試薬由来の部分を介して、コビナミドとの交叉反
応性が0.004パーセント未満になるようにR蛋白を
分離して精製した内因子と結合させたコンジュゲート
と、酵素と該精製内因子の特異的結合メンバーとを請求
項1記載の化合物からなる結合試薬由来の部分を介して
互いに結合させたコンジュゲートと、該酵素と反応して
シグナルを発生するか又はシグナルを発生する反応産物
を生成する基質インディケーターとからなることを特徴
とするコバラミンのアッセイ用キット。 - 【請求項6】 酵素がアルカリホスファターゼであり、
インディケーターがMUP(4−メチルウンベリフェロ
ンホスフェート)である請求項5記載のキット。 - 【請求項7】 特異的結合メンバーがB 12 アミンである
請求項5記載のキット。 - 【請求項8】 テストサンプルを変性し、該変性したテ
ストサンプルに、微粒子を請求項1記載の化合物からな
る結合試薬由来の部分を介してコビナミドと の交叉反応
性が0.004パーセント未満になるようにR蛋白を分
離して精製した内因子と結合させたコンジュゲートを加
え、該コンジュゲートを含む変性したテストサンプルを
インキュベートし、内因子/微粒子コンジュゲートを保
持する分離物質の上に該インキュベートした組成物をの
せ、該分離物質を洗浄して未結合のビタミンB 12 を除去
し、酵素と該精製内因子の特異的結合メンバーとのコン
ジュゲートを該分離物質に加えてフリーの内因子の部位
に結合させ、該分離物質を洗浄し、酵素と反応してシグ
ナルを発生するか又はシグナルを発生する反応産物を生
成する基質インディケーターを加え、該酵素と該インデ
ィケーターとが反応して発生するシグナルを測定する
か、又は該酵素と該インディケーターとの反応産物が発
生するシグナルを測定することからなることを特徴とす
るコバラミンのアッセイ法。
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