JP3488059B2 - 割り込みアドレス拡張回路 - Google Patents
割り込みアドレス拡張回路Info
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- interrupt
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、割り込みアドレス
拡張回路に関し、特に、同一の割り込み要求先に対する
割り込みアドレスを複数持つことを可能にして、各割り
込みアドレスごとに別の割り込み処理を行うことを可能
とする割り込みアドレス拡張回路に関する。 【0002】 【従来の技術】割り込み要求信号は各機能ユニットに対
し1本が割り当てられ、割り込みアドレスも各割り込み
要求信号に対して1アドレスとなっているのが現状であ
る。そこで、1つの割り込み要求信号に複数の割り込み
アドレスが割り当てることができれば、時分割で動作し
ているような機能ユニットに対し処理内容別に割り込み
処理を与えることができる。 【0003】図4は特開昭63−142434号公報に
記載の割り込み制御回路である。図4において、50は
割り込みマッピングレジスタであるが、そのレジスタ容
量を8ビットとした例を示す。161 〜164 は割り込
みアドレスレジスタである。これらのレジスタ50,1
61 〜164 はデータバス21に接続されている。24
は2ビット割り込み線20に接続されたデコーダ回路、
52はデコーダ回路24の出力で割り込みマッピングレ
ジスタ50の内容を選択して出力するセレクタ回路であ
る。18はセレクタ回路52の出力で割り込みアドレス
レジスタ161〜164 のうちの1つを選択してその割
り込みアドレスを出力する割り込みアドレス選択回路で
ある。該回路18は出力アドレスバス22に接続されて
いる。 【0004】このように割り込み制御回路を構成するこ
とにより、同一の割り込みコード24に対し割り込みア
ドレス22を可変的に設定することが可能である。これ
はデコーダ回路24でデコードされた割り込みコード2
4の4ビットデコード信号23に応答するセレクタ回路
52にて割り込みマッピングレジスタ50の8ビット2
4のうち2ビットを選択し、この2ビット信号25によ
り割り込みアドレス選択回路18により割り込みアドレ
スレジスタ161 〜164 のうちの1つを割り込みアド
レス22として出力するからである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したと
ころから明らかなように、割り込みコードに対する選択
できる割り込みアドレスの設定は、割り込みアドレスレ
ジスタを複数持つことで対応している。この構成では、
割り込みアドレス選択回路に多数(割り込みアドレスレ
ジスタ×選択個数×割り込みアドレスレジスタのビット
数)の信号が集中し、レイアウト上配線領域が大きくな
る問題がある。また、割り込み本数が多くなるとそれぞ
れに割り込みアドレスレジスタを持つことになり回路の
規模が大きくなる問題がある。 【0006】また、従来例では、割り込みアドレスを切
り替えることはできるが増やすことはできない。 【0007】そこで本発明は、回路規模が小さく、1つ
の割り込み要求に対して複数の割り込みアドレスを設定
することができる割り込みアドレス可変設定回路を提供
することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明による割り込みア
ドレス拡張回路は、割り込み要求信号を入力し、割り込
み要求信号に応じた拡張前割り込みアドレスを出力する
割り込み制御手段と、アドレス/データバスから入力さ
れる拡張前割り込みアドレスの一部のアドレスを保持・
出力するアドレス変更データ格納手段と、拡張前割り込
みアドレスのビットを下位ビット、アドレス変更データ
格納手段からの出力を上位ビットとする拡張割り込みア
ドレスを生成して、アドレス/データバスに出力する割
り込みアドレス生成手段と、を備えることを特徴とす
る。 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態による割
り込みアドレス拡張回路のブロック図である。図1を参
照すると、割り込みアドレス拡張回路とその周辺部は、
外部の割り込み要求信号109により割り込み要求先に
応じた拡張前割り込みアドレスを生成する割り込み制御
手段101と、司令部108と、司令部108から指示
のあったときにアドレス/データバス107から割り込
みアドレス拡張ビットを入力して保持するアドレス変更
データ格納手段102と、割り込み制御手段101が出
力する拡張前割り込みアドレスとアドレス変更データ格
納手段102が出力する割り込みアドレス拡張ビット1
05とを入力して合成し、割り込みアドレス要求信号1
10に応じて拡張割り込みアドレス106をアドレス/
データバス107に出力する割り込みアドレス生成手段
とから構成される。これらはCPUに内蔵されているも
のとする。アドレス/データバス107は時分割でアド
レスバス又はデータバスとなり、不図示のインストラク
ションポインタを含むレジスタ群に接続されている。 【0011】プログラムのメイン処理部は、タイムシェ
アリングの動作をし、プログラムのメイン処理部の処理
が切り替わるときに処理切り替えのプログラム又は切り
替わったプログラムに含まれる命令により、司令部10
8はアドレス変更データ格納手段102にアドレス/デ
ータバス107から割り込みアドレス拡張ビットを取り
込ませる。この時には前述の命令によりアドレス/デー
タバス107の対応ビットには割り込みアドレス拡張ビ
ットのデータがレジスタ群のあるレジスタから出力され
ている。この結果、アドレス拡張ビットは変化し、同一
の割り込み要求先に対応した同一の拡張前割り込みアド
レス104に対しても異なった拡張割り込みアドレス1
06が割り込みアドレス生成手段103で生成され、割
り込みアドレス要求信号110の要求に従ってアドレス
/データバス107に出力される。この拡張割り込みア
ドレス106はインストラクションポインタに取り込ま
れ、そこから拡張割り込み要求サービスルーチンが開始
される。 【0012】割り込みアドレス拡張ビットをレジスタ郡
内のあるレジスタが出力して、同時にこれをアドレス変
更データ格納レジスタ102に取り込むためのCPU命
令は命令セットに加えれられていなくてはならない。 【0013】 【実施例】 [実施例1]図2に本発明の実施例1による割り込みア
ドレス拡張回路のブロック図を示す。本実施形態では、
アドレス/データバス107は8ビット幅で、割り込み
要求信号は8種類で3ビットで表され、それに対応して
拡張前割り込みアドレス104はビット0からビット2
までの3ビットが有効であるとする。ビット5からビッ
ト7までは結線されているが割り込み制御手段101は
これらのビットの値は全て0にして出力するものとす
る。ビット3とビット4が割り込みアドレス拡張ビット
である。これは、アドレス変更データ格納レジスタ10
2Aが、アドレス/データバス107のビット0とビッ
ト1の値を、司令部108からの信号WRで指定された
タイミングで内部のラッチに取り込むことにより得られ
る。但し、前述のビット0とビット1は他の位置のビッ
トとしてもよい。 【0014】割り込み要求があったときに、CPUの他
の部分は従来と同一の動作をするが、アドレス/データ
バス107に拡張割り込みアドレスが出力されるので、
この拡張割り込みアドレスから、そこにある拡張割り込
み要求サービスルーチンを実行することができる。 【0015】割り込み要求信号の記号をAからHとする
と、本実施形態により割り込みアドレスの拡張を施さな
ければ、割り込み要求信号と割り込みアドレスの対応
は、表1に示すようになる。 【0016】 【表1】 それに対して、本実施形態による割り込みアドレスの拡
張を施すと、割り込み要求信号と割り込みアドレスの対
応は、表2に示すようになる。 【0017】 【表2】 表2を参照すると、例えば割り込み要求信号Aに対し
て、アドレス変更データ格納レジスタの値により、拡張
割り込みアドレスは00H、08H、10H、18Hの
4種類の値をとる。 【0018】なお、アドレス変更データ格納レジスタ1
02Aは、CPUに電源が投入されるときやCPUがリ
セットされるときに発生するRESET信号によりリセ
ットされるものとする。従って、本発明に伴う割り込み
アドレス変更の命令を実行しなければ、従来通りの割り
込みアドレスが発生するので、下位互換性が保たれる。 【0019】また、本実施形態では割り込み要求信号1
09を8本としているが割り込み信号が9本から16本
であれば、割り込みアドレス生成回路103Aの入力の
ビット0からビット3までを割り込み制御手段101か
らの入力として、割り込みアドレス生成回路103Aの
入力の4ビット目と5ビット目をアドレス変更データ格
納レジスタ102からの入力とすればよい。また、割り
込み信号が17本から32本であれば、割り込みアドレ
ス生成回路103Aの入力のビット0からビット4まで
を割り込み制御手段101からの入力として、割り込み
アドレス生成回路103Aの入力の5ビット目と6ビッ
ト目をアドレス変更データ格納レジスタ102Aからの
入力とすればよい。 【0020】また、本実施形態では割り込みアドレスの
拡張数を4としているが、これを8にしたいのであれ
ば、割り込みアドレス生成回路102Aのビット数を3
にして、この出力を、割り込みアドレス生成回路103
Aのビット3からビット5に入力するように構成すれば
よい。 【0021】[実施例2]図3は本発明の実施例2を示
す。実施例1との相違点は、アドレス変更データ格納レ
ジスタ102Bの7ビット目にアドレスの変更を行う行
わないを制御するデータを格納する点である。データを
保持するタイミングは図2のアドレス変更データレジス
タ102Aと同じであるが、ビット1とビット0のラッ
チにRESET信号が入力されない構成となり、ビット
7のラッチのみにRESET信号による初期化機能が付
加される。なお、RESET信号はCPUの電源投入時
やCPUのリセット時に発生する。ビット7のラッチの
初期値は“0”に設定する。次に、割り込みアドレス生
成回路103Bは、ビット3とビット4を0とするの
か、或いは、アドレス変更データレジスタ102Bのビ
ット0とビット1とするのかを、アドレス変更データレ
ジスタBのビット7により決定する。 【0022】表3に本実施形態の回路での割り込み信号
と割り込みアドレスの対応表を示す。 【0023】 【表3】 アドレス変更データ格納レジスタ102Bの7ビット目
の値により割り込みアドレス変更データを使用して新し
いアドレスを生成するしないを選択できるため、従来使
用していたソフトウェア資産を有効に使用できる。アド
レス変更データ格納レジスタ102Bの構成は、本実施
形態に従わずとも任意に設定してもかまわない。 【0024】なお、本実施形態及び実施例1、2におい
ては割り込みアドレス生成手段の出力を直接そこから割
り込みサービスルーチンがスタートする割り込みアドレ
スとしているが、その代わりに8ビットの割り込みサー
ビスルーチンのスタートアドレスの記憶領域を指定する
ベクトルアドレスとして使用したり、更には、この出力
を1ビット上位にシフトして16ビットの割り込みスタ
ートアドレスの記憶領域を指定する割り込みベクトルア
ドレスとして使用したりすることもできる。 【0025】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、同一
の割り込み要求先に対して、複数の割り込みアドレスを
生成することができる。また、これを備えたCPUを割
り込み処理まで含めて時分割処理をする信号処理装置、
情報処理装置として使用することができる。 【0026】特開昭63−142324号公報に記載の
従来例と比較した場合、従来例例では、割り込み信号1
本に対し4レジスタが必要(割り込み信号数×4レジス
タ)であるが、本発明では1レジスタのみを追加するだ
けで、公知例と同等の効果を得ることができる。また、
本発明では追加する回路(レジスタ)が少ないため、回
路を実現するための改良の工数が削減できる。
拡張回路に関し、特に、同一の割り込み要求先に対する
割り込みアドレスを複数持つことを可能にして、各割り
込みアドレスごとに別の割り込み処理を行うことを可能
とする割り込みアドレス拡張回路に関する。 【0002】 【従来の技術】割り込み要求信号は各機能ユニットに対
し1本が割り当てられ、割り込みアドレスも各割り込み
要求信号に対して1アドレスとなっているのが現状であ
る。そこで、1つの割り込み要求信号に複数の割り込み
アドレスが割り当てることができれば、時分割で動作し
ているような機能ユニットに対し処理内容別に割り込み
処理を与えることができる。 【0003】図4は特開昭63−142434号公報に
記載の割り込み制御回路である。図4において、50は
割り込みマッピングレジスタであるが、そのレジスタ容
量を8ビットとした例を示す。161 〜164 は割り込
みアドレスレジスタである。これらのレジスタ50,1
61 〜164 はデータバス21に接続されている。24
は2ビット割り込み線20に接続されたデコーダ回路、
52はデコーダ回路24の出力で割り込みマッピングレ
ジスタ50の内容を選択して出力するセレクタ回路であ
る。18はセレクタ回路52の出力で割り込みアドレス
レジスタ161〜164 のうちの1つを選択してその割
り込みアドレスを出力する割り込みアドレス選択回路で
ある。該回路18は出力アドレスバス22に接続されて
いる。 【0004】このように割り込み制御回路を構成するこ
とにより、同一の割り込みコード24に対し割り込みア
ドレス22を可変的に設定することが可能である。これ
はデコーダ回路24でデコードされた割り込みコード2
4の4ビットデコード信号23に応答するセレクタ回路
52にて割り込みマッピングレジスタ50の8ビット2
4のうち2ビットを選択し、この2ビット信号25によ
り割り込みアドレス選択回路18により割り込みアドレ
スレジスタ161 〜164 のうちの1つを割り込みアド
レス22として出力するからである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したと
ころから明らかなように、割り込みコードに対する選択
できる割り込みアドレスの設定は、割り込みアドレスレ
ジスタを複数持つことで対応している。この構成では、
割り込みアドレス選択回路に多数(割り込みアドレスレ
ジスタ×選択個数×割り込みアドレスレジスタのビット
数)の信号が集中し、レイアウト上配線領域が大きくな
る問題がある。また、割り込み本数が多くなるとそれぞ
れに割り込みアドレスレジスタを持つことになり回路の
規模が大きくなる問題がある。 【0006】また、従来例では、割り込みアドレスを切
り替えることはできるが増やすことはできない。 【0007】そこで本発明は、回路規模が小さく、1つ
の割り込み要求に対して複数の割り込みアドレスを設定
することができる割り込みアドレス可変設定回路を提供
することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明による割り込みア
ドレス拡張回路は、割り込み要求信号を入力し、割り込
み要求信号に応じた拡張前割り込みアドレスを出力する
割り込み制御手段と、アドレス/データバスから入力さ
れる拡張前割り込みアドレスの一部のアドレスを保持・
出力するアドレス変更データ格納手段と、拡張前割り込
みアドレスのビットを下位ビット、アドレス変更データ
格納手段からの出力を上位ビットとする拡張割り込みア
ドレスを生成して、アドレス/データバスに出力する割
り込みアドレス生成手段と、を備えることを特徴とす
る。 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態による割
り込みアドレス拡張回路のブロック図である。図1を参
照すると、割り込みアドレス拡張回路とその周辺部は、
外部の割り込み要求信号109により割り込み要求先に
応じた拡張前割り込みアドレスを生成する割り込み制御
手段101と、司令部108と、司令部108から指示
のあったときにアドレス/データバス107から割り込
みアドレス拡張ビットを入力して保持するアドレス変更
データ格納手段102と、割り込み制御手段101が出
力する拡張前割り込みアドレスとアドレス変更データ格
納手段102が出力する割り込みアドレス拡張ビット1
05とを入力して合成し、割り込みアドレス要求信号1
10に応じて拡張割り込みアドレス106をアドレス/
データバス107に出力する割り込みアドレス生成手段
とから構成される。これらはCPUに内蔵されているも
のとする。アドレス/データバス107は時分割でアド
レスバス又はデータバスとなり、不図示のインストラク
ションポインタを含むレジスタ群に接続されている。 【0011】プログラムのメイン処理部は、タイムシェ
アリングの動作をし、プログラムのメイン処理部の処理
が切り替わるときに処理切り替えのプログラム又は切り
替わったプログラムに含まれる命令により、司令部10
8はアドレス変更データ格納手段102にアドレス/デ
ータバス107から割り込みアドレス拡張ビットを取り
込ませる。この時には前述の命令によりアドレス/デー
タバス107の対応ビットには割り込みアドレス拡張ビ
ットのデータがレジスタ群のあるレジスタから出力され
ている。この結果、アドレス拡張ビットは変化し、同一
の割り込み要求先に対応した同一の拡張前割り込みアド
レス104に対しても異なった拡張割り込みアドレス1
06が割り込みアドレス生成手段103で生成され、割
り込みアドレス要求信号110の要求に従ってアドレス
/データバス107に出力される。この拡張割り込みア
ドレス106はインストラクションポインタに取り込ま
れ、そこから拡張割り込み要求サービスルーチンが開始
される。 【0012】割り込みアドレス拡張ビットをレジスタ郡
内のあるレジスタが出力して、同時にこれをアドレス変
更データ格納レジスタ102に取り込むためのCPU命
令は命令セットに加えれられていなくてはならない。 【0013】 【実施例】 [実施例1]図2に本発明の実施例1による割り込みア
ドレス拡張回路のブロック図を示す。本実施形態では、
アドレス/データバス107は8ビット幅で、割り込み
要求信号は8種類で3ビットで表され、それに対応して
拡張前割り込みアドレス104はビット0からビット2
までの3ビットが有効であるとする。ビット5からビッ
ト7までは結線されているが割り込み制御手段101は
これらのビットの値は全て0にして出力するものとす
る。ビット3とビット4が割り込みアドレス拡張ビット
である。これは、アドレス変更データ格納レジスタ10
2Aが、アドレス/データバス107のビット0とビッ
ト1の値を、司令部108からの信号WRで指定された
タイミングで内部のラッチに取り込むことにより得られ
る。但し、前述のビット0とビット1は他の位置のビッ
トとしてもよい。 【0014】割り込み要求があったときに、CPUの他
の部分は従来と同一の動作をするが、アドレス/データ
バス107に拡張割り込みアドレスが出力されるので、
この拡張割り込みアドレスから、そこにある拡張割り込
み要求サービスルーチンを実行することができる。 【0015】割り込み要求信号の記号をAからHとする
と、本実施形態により割り込みアドレスの拡張を施さな
ければ、割り込み要求信号と割り込みアドレスの対応
は、表1に示すようになる。 【0016】 【表1】 それに対して、本実施形態による割り込みアドレスの拡
張を施すと、割り込み要求信号と割り込みアドレスの対
応は、表2に示すようになる。 【0017】 【表2】 表2を参照すると、例えば割り込み要求信号Aに対し
て、アドレス変更データ格納レジスタの値により、拡張
割り込みアドレスは00H、08H、10H、18Hの
4種類の値をとる。 【0018】なお、アドレス変更データ格納レジスタ1
02Aは、CPUに電源が投入されるときやCPUがリ
セットされるときに発生するRESET信号によりリセ
ットされるものとする。従って、本発明に伴う割り込み
アドレス変更の命令を実行しなければ、従来通りの割り
込みアドレスが発生するので、下位互換性が保たれる。 【0019】また、本実施形態では割り込み要求信号1
09を8本としているが割り込み信号が9本から16本
であれば、割り込みアドレス生成回路103Aの入力の
ビット0からビット3までを割り込み制御手段101か
らの入力として、割り込みアドレス生成回路103Aの
入力の4ビット目と5ビット目をアドレス変更データ格
納レジスタ102からの入力とすればよい。また、割り
込み信号が17本から32本であれば、割り込みアドレ
ス生成回路103Aの入力のビット0からビット4まで
を割り込み制御手段101からの入力として、割り込み
アドレス生成回路103Aの入力の5ビット目と6ビッ
ト目をアドレス変更データ格納レジスタ102Aからの
入力とすればよい。 【0020】また、本実施形態では割り込みアドレスの
拡張数を4としているが、これを8にしたいのであれ
ば、割り込みアドレス生成回路102Aのビット数を3
にして、この出力を、割り込みアドレス生成回路103
Aのビット3からビット5に入力するように構成すれば
よい。 【0021】[実施例2]図3は本発明の実施例2を示
す。実施例1との相違点は、アドレス変更データ格納レ
ジスタ102Bの7ビット目にアドレスの変更を行う行
わないを制御するデータを格納する点である。データを
保持するタイミングは図2のアドレス変更データレジス
タ102Aと同じであるが、ビット1とビット0のラッ
チにRESET信号が入力されない構成となり、ビット
7のラッチのみにRESET信号による初期化機能が付
加される。なお、RESET信号はCPUの電源投入時
やCPUのリセット時に発生する。ビット7のラッチの
初期値は“0”に設定する。次に、割り込みアドレス生
成回路103Bは、ビット3とビット4を0とするの
か、或いは、アドレス変更データレジスタ102Bのビ
ット0とビット1とするのかを、アドレス変更データレ
ジスタBのビット7により決定する。 【0022】表3に本実施形態の回路での割り込み信号
と割り込みアドレスの対応表を示す。 【0023】 【表3】 アドレス変更データ格納レジスタ102Bの7ビット目
の値により割り込みアドレス変更データを使用して新し
いアドレスを生成するしないを選択できるため、従来使
用していたソフトウェア資産を有効に使用できる。アド
レス変更データ格納レジスタ102Bの構成は、本実施
形態に従わずとも任意に設定してもかまわない。 【0024】なお、本実施形態及び実施例1、2におい
ては割り込みアドレス生成手段の出力を直接そこから割
り込みサービスルーチンがスタートする割り込みアドレ
スとしているが、その代わりに8ビットの割り込みサー
ビスルーチンのスタートアドレスの記憶領域を指定する
ベクトルアドレスとして使用したり、更には、この出力
を1ビット上位にシフトして16ビットの割り込みスタ
ートアドレスの記憶領域を指定する割り込みベクトルア
ドレスとして使用したりすることもできる。 【0025】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、同一
の割り込み要求先に対して、複数の割り込みアドレスを
生成することができる。また、これを備えたCPUを割
り込み処理まで含めて時分割処理をする信号処理装置、
情報処理装置として使用することができる。 【0026】特開昭63−142324号公報に記載の
従来例と比較した場合、従来例例では、割り込み信号1
本に対し4レジスタが必要(割り込み信号数×4レジス
タ)であるが、本発明では1レジスタのみを追加するだ
けで、公知例と同等の効果を得ることができる。また、
本発明では追加する回路(レジスタ)が少ないため、回
路を実現するための改良の工数が削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるアドレス拡張回路及び
その周辺の構成を示すブロック図である。 【図2】本発明の実施例1によるアドレス拡張回路の構
成を示すブロック図である。 【図3】本発明の実施例2によるアドレス拡張回路の構
成を示すブロック図である。 【図4】従来例による割り込み制御方式の構成を示すブ
ロック図である。 【符号の説明】 101 割り込み制御手段 102 アドレス変更データ格納手段 102A、102B アドレス変更データ格納レジスタ 103 割り込みアドレス生成手段 103A、103B 割り込みアドレス生成回路 104 拡張前割り込みアドレス 105 割り込みアドレス拡張ビット 106 拡張割り込みアドレス 107 内部アドレス/データバス 108 司令部 109 割り込み要求信号 110 割り込みアドレス出力要求信号
その周辺の構成を示すブロック図である。 【図2】本発明の実施例1によるアドレス拡張回路の構
成を示すブロック図である。 【図3】本発明の実施例2によるアドレス拡張回路の構
成を示すブロック図である。 【図4】従来例による割り込み制御方式の構成を示すブ
ロック図である。 【符号の説明】 101 割り込み制御手段 102 アドレス変更データ格納手段 102A、102B アドレス変更データ格納レジスタ 103 割り込みアドレス生成手段 103A、103B 割り込みアドレス生成回路 104 拡張前割り込みアドレス 105 割り込みアドレス拡張ビット 106 拡張割り込みアドレス 107 内部アドレス/データバス 108 司令部 109 割り込み要求信号 110 割り込みアドレス出力要求信号
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G06F 9/46
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 割り込み要求信号を入力し、該割り込み
要求信号に応じた拡張前割り込みアドレスを出力する割
り込み制御手段と、 アドレス/データバスから入力される前記拡張前割り込
みアドレスの一部のアドレスを保持・出力するアドレス
変更データ格納手段と、 前記拡張前割り込みアドレスのビットを下位ビット、前
記アドレス変更データ格納手段からの出力を上位ビット
とする拡張割り込みアドレスを生成して、前記アドレス
/データバスに出力する割り込みアドレス生成手段と、 を備える ことを特徴とする割り込みアドレス拡張回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28345497A JP3488059B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 割り込みアドレス拡張回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28345497A JP3488059B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 割り込みアドレス拡張回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11120006A JPH11120006A (ja) | 1999-04-30 |
JP3488059B2 true JP3488059B2 (ja) | 2004-01-19 |
Family
ID=17665764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28345497A Expired - Fee Related JP3488059B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 割り込みアドレス拡張回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3488059B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP28345497A patent/JP3488059B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11120006A (ja) | 1999-04-30 |
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