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JP3480268B2 - 自動車用フロントピラー構造 - Google Patents

自動車用フロントピラー構造

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JP3480268B2
JP3480268B2 JP27879997A JP27879997A JP3480268B2 JP 3480268 B2 JP3480268 B2 JP 3480268B2 JP 27879997 A JP27879997 A JP 27879997A JP 27879997 A JP27879997 A JP 27879997A JP 3480268 B2 JP3480268 B2 JP 3480268B2
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JP
Japan
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pillar
inner panel
panel
front pillar
pillar inner
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JP27879997A
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博之 鈴木
英晃 寺井
衛 穂積
金昇 福田
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Toyota Industries Corp
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Toyota Industries Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のボデーに
おける自動車用フロントピラー構造に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車のボデーにおけるフロントピラー
(FRピラーともいう。)構造の従来例について図7お
よび図8を参照して説明する。図7の上段部は一般的な
FRピラー構造(非フロントガラス(FRガラス)前出
し意匠のFRピラー構造ともいう。)、同下段部はFR
ガラス前出し意匠のFRピラー構造をそれぞれ示す略体
側面図である。 【0003】図7に示すように、自動車の車両パッケー
ジにおいて、フロント乗員位置は図示上段部および図示
下段部の各FRピラー構造に係わらず大きく変化しな
い。このため、ヒップポイント(H.P)1、ステアリ
ング20の中心位置2、アイポイント(E.P)3の位
置関係は、FRピラー構造が変わってもほとんど変化し
ない。これとともに、ステアリング20を支持するイン
パネリインホースメント(インパネR/Fともいう。)
8の位置もほとんど変わらない。 【0004】FRピラーの下部の後端位置P4 は、フロ
ント乗員の乗降性に影響することから余り後方へ移動す
ることができない。また、FRピラーの下部の前端位置
3は、フロントタイヤ(FRタイヤともいう。)4と
の関係により決定される。このため、図7の上段部に示
される一般的なFRピラー構造では前後幅L1 が上下方
向に大略一定であるが、図7の下段部に示されるFRガ
ラス前出し意匠のFRピラー構造では下部の前後幅L3
が前記前後幅L1 に比べて小さくなり、また上部の前後
幅L2 は前記前後幅L1 に比べて大きくなり、L3 <L
2 となる。 【0005】また、FRピラーの上部の前端位置P
1 は、フロントガラス(FRガラスともいう。)6の意
匠上、カウルアウタパネル7の位置によって決定され
る。また、FRピラーの上部の後端位置P2 は、フロン
ト乗員の視界確保すなわち死角の低減により決定され
る。 【0006】また、図7のA−A線断面図が図8、図7
のB−B線断面図が図9にそれぞれ示されている。各F
Rピラー構造とも寸法が異なるのみでほぼ同様の構造を
なすものであるから、同一部位に同一符号を付すことに
する。なお図8および図9は車両右側のFRピラーを示
すものであり、左側のFRピラーは右側のFRピラーと
左右対称をなすものであるからその説明を省略する。 【0007】図8または図9において、FRピラー構造
は、閉じ断面を形成するサイドアウタパネル5およびF
Rピラーインナパネル10と、前記サイドアウタパネル
5およびFRピラーインナパネル10の閉じ断面内にお
いてFRピラーインナパネル10と閉じ断面を形成する
フロントピラーリインホースメント(FRピラーR/F
ともいう。)9とを備えている。前記サイドアウタパネ
ル5およびFRピラーインナパネル10の前端部(図示
左端部)は、カウルインナパネル7aの側端部とともに
溶接によって結合されている。その溶接による結合部分
を図に符号F4で示した。また、前記サイドアウタパネ
ル5およびFRピラーインナパネル10の後端部(図示
右端部)は、前記FRピラーR/F9の後端部とともに
溶接によって結合されている。その溶接による結合部分
を図に符号F1 で示した。 【0008】しかして、前記FRピラーR/F9の前端
部9aは、サイドアウタパネル5の前側縦壁に溶接され
ている。これは、仮にFRピラーR/F9の前端部9a
を図8に二点鎖線9bで示すように延長して溶接による
結合部分F4 においてカウルインナパネル7a、サイド
アウタパネル5およびFRピラーインナパネル10とと
もに溶接すると、剛性上は有利となるが、計4枚のパネ
ル7a,5,9a,10による「4枚打ち」と呼ばれる
溶接となることから、結合強度が確保されにくいためで
ある。この結合強度の問題により前記「4枚打ち」を一
般的に避けることから、前記FRピラーR/F9の前端
部9aはサイドアウタパネル5の前側縦壁に溶接されて
いる。 【0009】また、一般的なFRピラー構造(図8参
照)では、インパネR/F8の側端部に設けたインパネ
リインホースメントブレース(インパネR/Fブレース
ともいう。)14に、FRピラーR/F9およびFRピ
ラーインナパネル10のボルト挿通孔(図示省略)に通
したボルトをナット15Aに締着することにより、イン
パネR/F8の側端部がFRピラーインナパネル10の
内側面に結合されている。なおインパネR/F8は、前
記カウルインナパネル7aおよびカウルアウタパネル7
(図7参照)とともに左右のFRピラー間をつないでい
る。 【0010】また、FRガラス前出し意匠のFRピラー
構造(図9参照)では、FRピラーインナパネル10と
インパネR/F8とのラップがほとんど無いため、イン
パネR/F8の側端部に連結ブラケット16を溶接によ
り結合し、その連結ブラケット16の先端部に、FRピ
ラーR/F9およびFRピラーインナパネル10のボル
ト挿通孔(図示省略)に通したボルト15を締着するこ
とにより、インパネR/F8の側端部がFRピラーイン
ナパネル10の内側面に間接的に結合されている。な
お、上記した自動車用FRピラー構造の他には、例え
ば、特開平2−299989号公報、実開昭63−52
672号公報等で開示される前部車体構造がある。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】上記したFRガラス前
出し意匠のFRピラー構造(図7の下段部参照)による
と、前に述べたように上部の前後幅L2が下部の前後幅
3と比べて大きい。このため、FRピラーR/F9が
FRピラーインナパネル10とにより形成する閉じ断面
を、サイドアウタパネル5とFRピラーインナパネル1
0とにより形成する閉じ断面に追従させると、その閉じ
断面はその断面と交差する方向(上下方向)に大略一定
の大きさで通らなくなる。従って、FRピラーR/F9
がピラー上部の大きい前後幅L2の部分で大型化し、重
量アップを招くといった問題が残る。 【0012】また、ピラー上部におけるの大きい前後幅
2 の部分では、FRピラーR/F9とFRピラーイン
ナパネル10とによる閉じ断面が大きくなることから、
その部分の剛性が低下し、断面くずれが起きやすく、F
Rピラーの剛性低下を招くといった問題も生じる。 【0013】そこで、本発明は上記した問題点を解決す
るためになされたものであって、本発明が解決しようと
する課題は、フロントピラーの軽量化を図りながら剛性
を高めることのできる自動車用フロントピラー構造を提
供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載の発明は、閉じ断面を形成
するサイドアウタパネルおよびフロントピラーインナパ
ネルと、前記サイドアウタパネルおよびフロントピラー
インナパネルの閉じ断面内においてフロントピラーイン
ナパネルと閉じ断面を形成するフロントピラーリインホ
ースメントとを備え、前記サイドアウタパネルおよびフ
ロントピラーインナパネルの前端部はカウルインナパネ
ルの側端部とともに結合し、前記サイドアウタパネルお
よびフロントピラーインナパネルの後端部は前記フロン
トピラーリインホースメントの後端部とともに結合した
自動車用フロントピラー構造であって、前記サイドアウ
タパネルと前記フロントピラーインナパネルとで形成さ
れる閉じ断面の前後幅が上下方向に変化しており、前記
フロントピラーリインホースメントがフロントピラーイ
ンナパネルとにより形成する閉じ断面の前後幅を上下方
向に大略一定の大きさで形成するとともに、前記フロン
トピラーリインホースメントの前端部をフロントピラー
インナパネルと結合したことを特徴とする。 【0015】このように構成すると、フロントピラーリ
インホースメントがフロントピラーインナパネルとによ
り形成する閉じ断面の前後幅を上下方向に大略一定の大
きさで形成することにより、フロントピラーリインホー
スメントを小型化により軽量化できる。また、フロント
ピラーリインホースメントの前端部をフロントピラーイ
ンナパネルと結合したことにより、フロントピラーリイ
ンホースメントとフロントピラーインナパネルとで形成
される閉じ断面の剛性が高められ、その断面くずれを防
止することができる。よって、サイドアウタパネルとフ
ロントピラーインナパネルとで形成される閉じ断面の前
後幅が上下方向に変化するフロントピラーの軽量化を図
りながら剛性を高めることができる。 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【発明の実施の形態】 〔実施の形態1〕実施の形態1について図1〜図3を参
照して説明する。図1はFRガラス前出し意匠のFRピ
ラー構造の略体側面図、図2は図1のA−A線断面図、
図3はFRピラー上部の分解斜視図をそれぞれ示してい
る。なお、従来例と同一もしくは実質的に同一構成と考
えられる部分には同一符号を付すことにする。 【0022】実施の形態1は、サイドアウタパネルとフ
ロントピラーインナパネルとで形成される閉じ断面の前
後幅が上下方向に変化するフロントピラー構造であるF
Rガラス前出し意匠のフロントピラー構造に実施したも
ので、図2に示すように、閉じ断面を形成するサイドア
ウタパネル5およびFRピラーインナパネル10と、前
記サイドアウタパネル5およびFRピラーインナパネル
10の閉じ断面内においてFRピラーインナパネル10
と閉じ断面を形成するFRピラーR/F9とを備えてい
る。前記サイドアウタパネル5およびFRピラーインナ
パネル10の前端部(図示左端部)は、カウルインナパ
ネル7aの側端部とともに溶接によって結合されてい
る。その溶接による結合部分を図2に符号F4で示し
た。なお結合部分F4において、カウルインナパネル7
aはサイドアウタパネル5側で結合されている。 【0023】また、前記サイドアウタパネル5およびF
Rピラーインナパネル10の後端部(図示右端部)は、
前記FRピラーR/F9の後端部とともに溶接によって
結合されている。その溶接による結合部分を図2に符号
1 で示した。なおFRピラーインナパネル10の後部
には、後方(図2において右方)に面する後面取り付け
部10aが形成されている。 【0024】しかして、前記FRピラーR/F9がFR
ピラーインナパネル10とにより形成する閉じ断面は、
図1に二点鎖線9で示すようにサイドアウタパネル5お
よびFRピラーインナパネル10の閉じ断面に追従させ
ることなく、その断面と交差する方向(上下方向)に大
略一定の大きさで形成されている。そして、ピラー上部
における前後幅の大きい部位(図1のA−A線部分)の
断面図を示した図2に示すように、前記FRピラーR/
F9の前端部9aは、FRピラーインナパネル10と後
述するインパネリインホースメントブラケット12とと
もに溶接によって結合されている。その溶接による結合
部分を図2に符号F2で示した。この結合部分F2におけ
るFRピラーR/F9の前端部9aの結合により、前記
結合部分F4でFRピラーR/F9の前端部9aを結合
する場合の「4枚打ち」が回避されている。 【0025】前記結合部分F2 において、前記FRピラ
ーインナパネル10の反FRピラーR/F側の側面に
は、FRピラーインナパネル10と閉じ断面を形成する
インパネリインホースメントブラケット(インパネR/
Fブラケットともいう。)12の前端部が前記溶接によ
り結合されている。前記インパネR/Fブラケット12
の後端部には、後方(図2において右方)に面する後面
取り付け部12aが形成されている。その後面取り付け
部12aの先端部は、FRピラーインナパネル10の後
面取り付け部10aに溶接によって結合されている。そ
の溶接による結合部分を図2に符号F5 で示した。な
お、インパネR/Fブラケット12の形状は図3によく
示されている。 【0026】図2において、前記インパネR/Fブラケ
ット12の後面取り付け部12aには、ステアリング2
0(図1参照)を支持するインパネR/F8の側端部が
正面結合されている。すなわち、インパネR/F8の側
端部に設けたインパネR/Fブレース14に、前記後面
取り付け部12aのボルト挿通孔(図示省略)に通した
ボルト15が締着されており、インパネR/Fブラケッ
ト12の後面取り付け部12aにインパネR/F8の側
端部が正面側(図2において左側)において結合されて
いる。なお、インパネR/Fブレース14の形状は図3
によく表されている。 【0027】図2において、前記カウルインナパネル7
aとインパネR/Fブラケット12との間にはカウルブ
レース13が架設されている。すなわち、カウルブレー
ス13の前端部は、カウルインナパネル7aに溶接又は
ボルトによって結合されている。その溶接による結合部
分を図2に符号F6 で示した。またカウルブレース13
の後端部は、インパネR/Fブラケット12の側面に溶
接又はボルトによって結合されている。その溶接による
結合部分を図2に符号F7 で示した。なお、カウルブレ
ース13の形状は図3によく示されている。 【0028】上記したFRピラー構造によると、FRピ
ラーR/F9がFRピラーインナパネル10とにより形
成する閉じ断面をその断面と交差する方向に大略一定の
大きさで形成することにより、FRピラーR/F9を小
型化により軽量化できる。また、FRピラーR/F9の
前端部9aをFRピラーインナパネル10と結合したこ
と(図2中、F2 参照)により、FRピラーR/F9と
FRピラーインナパネル10とで形成される閉じ断面の
剛性が高められ、その断面くずれを防止することができ
る。よって、FRピラーの軽量化を図りながら剛性を高
めることができる。 【0029】また、FRピラーインナパネル10の反F
RピラーR/F側の側面に、FRピラーインナパネル1
0と閉じ断面を形成するインパネR/Fブラケット12
を結合するとともに、前記インパネR/Fブラケット1
2にはステアリング20を支持するインパネR/F8の
側端部が正面結合される後面取り付け部12aを形成し
ている。このため、意匠上あるいは視界確保のためにF
Rピラーインナパネル10がインパネR/F8とほとん
どラップしないFRガラス前出し意匠のフロントピラー
構造の場合でも、FRピラーインナパネル10と閉じ断
面を形成するインパネR/Fブラケット12の後面取り
付け部12aにインパネR/F8の側端部を正面結合す
ることにより、インパネR/F8をFRピラーインナパ
ネル10にインパネR/Fブラケット12を介して高い
支持剛性をもって結合することができ、ステアリング支
持剛性を確保することができる。 【0030】また、インパネR/Fブラケット12とカ
ウルインナパネル7aとの間にカウルブレース13を架
設したことにより、カウルブレース13およびインパネ
R/Fブラケット12を介してカウルインナパネル7a
とFRピラーインナパネル10とのなす角度の変位を防
止することができ、車両ボデーの剛性を向上することが
できる。 【0031】〔実施の形態2〕実施の形態2について図
4の断面図を参照して説明する。実施の形態2は、実施
の形態1の一部を変更したものであるからその変更部分
について詳述し、実施の形態1と同一もしくは実質的に
同一構成と考えられる部分には同一符号を付して重複す
る説明は省略する。また、次以降の実施の形態について
も同様の考えで重複する説明は省略する。 【0032】実施の形態2では、実施の形態1における
インパネR/Fブラケット12が廃止されている。そし
て、図4に示すように、FRピラーインナパネル10の
後面取り付け部10aには、実施の形態1と同様にイン
パネR/F8の側端部が正面結合されている。すなわ
ち、インパネR/F8の側端部に設けたインパネR/F
ブレース14(図4では簡略して示されている。)に、
前記後面取り付け部10aのボルト挿通孔(図示省略)
に通したボルト15が締着されており、FRピラーイン
ナパネル10の後面取り付け部10aにインパネR/F
8の側端部が正面側(図4において左側)において結合
されている。 【0033】また、カウルインナパネル7aに前端部が
結合部分F6 で結合されているカウルブレース13の後
端部は、実施の形態1のインパネR/Fブラケット12
に代えて、FRピラーインナパネル10の側面に溶接に
よって結合されている。その溶接による結合部分を図4
に符号F8 で示した。なお結合部分F4 において、カウ
ルインナパネル7aは、実施の形態1のサイドアウタパ
ネル5に代えてFRピラーインナパネル10側で結合さ
れている。 【0034】実施の形態2によると、FRピラーインナ
パネル10の後面取り付け部10aにインパネR/F8
の側端部を正面結合することにより、インパネR/F8
をFRピラーインナパネル10にインパネR/Fブラケ
ット12(図2参照)等の部品を使用することなく高い
支持剛性をもって結合することができ、これにより、ス
テアリング支持剛性を確保することができるとともに、
部品点数を削減してコストの低減を図ることができる。 【0035】また、FRピラーインナパネル10とカウ
ルインナパネル7aとの間にカウルブレース13を架設
したことにより、カウルブレース13を介してカウルイ
ンナパネル7aとFRピラーインナパネル10とのなす
角度の変位を防止することができ、車両ボデーの剛性を
向上することができる。 【0036】〔実施の形態3〕実施の形態3について図
5の断面図を参照して説明する。実施の形態3は、実施
の形態1の一部を変更したものである。すなわち、実施
の形態1におけるFRピラーR/F9の前後方向の中間
部にFRピラーインナパネル10と重合する中間重合部
9cを形成し、前記中間重合部9cをFRピラーインナ
パネル10の重合部分にボルト18とナット19により
結合している。そのボルト18とナット19による結合
部分を図5に符号F3 で示した。なお結合部分F4 にお
いて、カウルインナパネル7aは、実施の形態2と同様
にFRピラーインナパネル10側で結合されている。 【0037】実施の形態3によると、FRピラーR/F
9の中間重合部9cとFRピラーインナパネル10の重
合部分との結合部分F3 による結合により、FRピラー
R/F9とFRピラーインナパネル10の閉じ断面の断
面くずれを一層防止することができる。 【0038】〔実施の形態4〕実施の形態4について図
6の断面図を参照して説明する。実施の形態4は、実施
の形態2の一部を変更したものである。すなわち、実施
の形態3と同様に、実施の形態2におけるFRピラーR
/F9に形成した中間重合部9cをFRピラーインナパ
ネル10の重合部分にボルト18とナット19により結
合している(図6の結合部分F3 参照)。実施の形態4
によっても、実施の形態3とほぼ同様の効果が得られ
る。 【0039】なお、本発明は前記実施の形態1〜4に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
における変更が可能である。 【0040】 【発明の効果】本発明の自動車用フロントピラー構造に
よれば、サイドアウタパネルとフロントピラーインナパ
ネルとで形成される閉じ断面の前後幅が上下方向に変化
するフロントピラーの軽量化を図りながら剛性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施の形態1を示すフロントピラー構造の略体
側面図である。 【図2】図1のA−A線断面図である。 【図3】フロントピラー上部の分解斜視図である。 【図4】実施の形態2を示す要部平断面図である。 【図5】実施の形態3を示す要部平断面図である。 【図6】実施の形態4を示す要部平断面図である。 【図7】従来のフロントピラー構造を示す略体説明図で
ある。 【図8】図7のA−A線断面図である。 【図9】図7のB−B線断面図である。 【符号の説明】 5 サイドアウタパネル 7a カウルインナパネル 8 インパネR/F(リインホースメント) 9 FR(フロント)ピラーR/F(リインホースメン
ト) 9a FRピラーR/Fの前端部 10 FR(フロント)ピラーインナパネル 10a 後面取り付け部 12 インパネR/F(リインホースメント)ブラケッ
ト 12a 後面取り付け部 13 カウルブレース
フロントページの続き (72)発明者 福田 金昇 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−81614(JP,A) 実開 平6−42542(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/04 B62D 25/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 閉じ断面を形成するサイドアウタパネル
    およびフロントピラーインナパネルと、前記サイドアウ
    タパネルおよびフロントピラーインナパネルの閉じ断面
    内においてフロントピラーインナパネルと閉じ断面を形
    成するフロントピラーリインホースメントとを備え、前
    記サイドアウタパネルおよびフロントピラーインナパネ
    ルの前端部はカウルインナパネルの側端部とともに結合
    し、前記サイドアウタパネルおよびフロントピラーイン
    ナパネルの後端部は前記フロントピラーリインホースメ
    ントの後端部とともに結合した自動車用フロントピラー
    構造であって、前記サイドアウタパネルと前記フロント
    ピラーインナパネルとで形成される閉じ断面の前後幅が
    上下方向に変化しており、前記フロントピラーリインホ
    ースメントがフロントピラーインナパネルとにより形成
    する閉じ断面の前後幅を上下方向に大略一定の大きさで
    形成するとともに、前記フロントピラーリインホースメ
    ントの前端部をフロントピラーインナパネルと結合した
    ことを特徴とする自動車用フロントピラー構造。
JP27879997A 1997-10-13 1997-10-13 自動車用フロントピラー構造 Expired - Lifetime JP3480268B2 (ja)

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