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JP3479272B2 - 分散シフト光ファイバ及び光通信システム - Google Patents

分散シフト光ファイバ及び光通信システム

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JP3479272B2
JP3479272B2 JP2000272130A JP2000272130A JP3479272B2 JP 3479272 B2 JP3479272 B2 JP 3479272B2 JP 2000272130 A JP2000272130 A JP 2000272130A JP 2000272130 A JP2000272130 A JP 2000272130A JP 3479272 B2 JP3479272 B2 JP 3479272B2
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core portion
dispersion
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optical fiber
wavelength band
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昌一郎 松尾
庄二 谷川
富夫 畔蒜
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分散シフト光ファイ
バに関し、光ファイバを1種あるいは2種以上用いた光
通信システムの伝送路として単品、若しくは分散補償光
ファイバなどと組み合わせて用いることができ、さらに
このような光通信システムにおいて、ハイパワー信号光
を伝送したり、波長多重伝送を行うのに適したものであ
る。
【0002】
【従来の技術】石英系光ファイバにおける最も低損失な
波長は1.55μm付近であり、従来から長距離伝送用
としてこの波長帯が用いられている。この場合の伝送路
(光ファイバ)としては、一般に1.55μm帯での波
長分散値の絶対値が小さくなるように設計された分散シ
フトファイバ(DSF)が使用されている。また、近年
の光通信のさらなる大容量化の要求にともない、信号波
長を多重(WDM)化し、EDFA(エルビウム添加光
ファイバ増幅器)などの光増幅器を利用したハイパワー
信号光を用いた光通信システムが登場している。この場
合、ファイバ中を伝送する光パワー強度が大きいため、
非線形光学効果による伝送劣化が無視できない。また、
従来の光通信システムでは、1530〜1570nm付
近の波長帯が用いられて来たが、最近では、さらに波長
多重伝送システムにおいて伝送容量を拡大する検討が進
められている。例えば1570〜1625nmの範囲に
おけるデバイスの開発などが行われ、また1490〜1
530nmなどの波長帯の検討結果も報告され始めてい
る。現在実用、または検討されているこれらの波長帯
は、一般に1490〜1530nm帯がS−band、
1530〜1570nm帯がC−band、1570〜
1630nm帯がL−bandと呼ばれている。実際
は、光通信システムの使用波長帯は1490〜1625
nmの範囲から適宜選択されている。
【0003】伝送路の非線形光学効果は、n2/Aef
fで表される非線形定数によって評価される。n2は非
線形屈折率、Aeffは有効コア断面積である。非線形
光学効果を低減するためには、非線形定数n2/Aef
fを小さくする必要がある。n2は材料を決定すると大
きく変化しないため、従来、一般にはAeffを拡大し
て非線形定数を小さくする試みがなされてきた。
【0004】本出願人は、例えば、特開平10−626
40号公報、特開平10−2932225号公報などに
おいて、長距離システムや波長多重伝送に適した分散シ
フト光ファイバとして、従来の分散シフトファイバと比
べてAeffを大幅に拡大したものを提案した。また、
特開平11−119045号公報においては、Aeff
の拡大を抑え、分散スロープの低減を優先した分散シフ
ト光ファイバを提案した。分散スロープとは、波長分散
値の波長依存性を示すもので、横軸に波長、縦軸に波長
分散値をとってプロットした際の曲線の勾配である。波
長多重伝送において、伝送路の分散スロープが大きい
と、各波長間の波長分散値の差が大きくなり、伝送状態
がばらついて全体の伝送特性が劣化する。また、波長分
散値がゼロであると、非線形光学効果のひとつである4
光子混合が発生しやすくなるため、絶対値は小さいがゼ
ロではない波長分散値が設定された、いわゆるNZDS
F(ノンゼロ分散シフト光ファイバ)も提案されてい
る。
【0005】図5(a)〜図5(c)は、従来提案され
ている分散シフト光ファイバあるいはNZDSFに用い
られている屈折率分布形状(屈折率プロファイル)の例
を示したものである。図5(a)はデュアルシェイプコ
ア型(階段型)の屈折率分布形状の一例を示したもの
で、符号1は中心コア部であり、その外周上に、この中
心コア部1よりも低屈折率の階段コア部2が設けられて
コア4が形成されている。そして、このコア4の外周上
に、前記階段コア部2よりも低屈折率のクラッド7が設
けられている。
【0006】図5(b)は、セグメントコア型の屈折率
分布形状の一例を示したもので、高屈折率の中心コア部
21の外周上に低屈折率の中間部22が設けられ、この
中間部22の外周上に、この中間部22よりも高屈折率
で、かつ前記中心コア部21よりも低屈折率のリングコ
ア部23が設けられてコア24が構成されている。さら
にこのリングコア部23の外周上に、前記中間部22よ
りも低屈折率の第1クラッド25が設けられ、この第1
クラッド25の外周上に、この第1クラッド25よりも
高屈折率で、かつ前記中間部22よりも低屈折率の第2
クラッド26が設けられてクラッド27が構成されてい
る。図5(c)は、Oリング型(凹型)の屈折率分布形
状の一例を示したもので、中心の低屈折率の中心コア部
31の外周上に高屈折率の周辺コア部32が設けられて
2層構造のコア34が構成されている。そして、このコ
ア34の外周上に、前記周辺コア部32よりも低屈折率
のクラッド37が設けられることにより、クラッド37
を含めて3層構造の屈折率分布形状が構成されている。
【0007】これらの屈折率分布形状を有する従来の分
散シフト光ファイバなどは、使用波長帯における波長分
散値が小さく、伝送速度や長距離伝送時の累積分散(伝
送によって蓄積される波長分散)の観点から、システム
設計上有利である。また、波長分散値を負の値に設定し
た場合は、一般的な1.3μm用シングルモード光ファ
イバ(1.3SMF)と組み合わせて、比較的簡単に波
長分散値を補償するシステムを構築することができる。
すなわち、1.3μm用シングルモード光ファイバは、
波長分散値がゼロになるゼロ分散波長が1.3μm付近
にあるもので、従来多用されている。そして、1.55
μm帯においては、波長分散値として比較的大きな正の
値(例えば、約17ps/km/nm弱程度)を有す
る。そこで、負の波長分散値を有する分散シフト光ファ
イバの出射側に1.3μm用シングルモード光ファイバ
を接続し、分散シフト光ファイバを伝搬することによっ
て蓄積された負の波長分散を、1.3μm用シングルモ
ード光ファイバの正の波長分散で補償することによっ
て、システム全体の波長分散を小さくすることができ
る。
【0008】しかし、従来提案されている分散シフト光
ファイバなどは、一般的な伝送路として用いるため、小
さな波長分散が要求されている。例えば1550nm付
近における波長分散値の絶対値を6ps/km/nm以
下にしたものなどが多く、このように波長分散値の絶対
値を小さく設定すると、Aeffの拡大と分散スロープ
の低減の両立が困難であるという問題があった。例え
ば、Aeffを十分に拡大しようとすると分散スロープ
を十分に小さくすることができず、分散スロープを十分
に小さくしようとするとAeffを十分に大きくするこ
とができなかった。
【0009】一方、最近では、このような低波長分散の
分散シフト光ファイバを用いたシステムとは別に、例え
ば特開平6−11620号公報に開示されているよう
に、分散補償光ファイバ(以下、DCFと略記する)を
用いたシステムが提案されている。これは、伝送路の大
部分に、使用波長帯の波長分散値が比較的大きな伝送用
光ファイバを用い、この伝送路の出射側に、比較的短い
長さのDCFを接続して構成したものである。このDC
Fは、伝送用光ファイバの波長分散値と異なる符号の波
長分散値を有し、かつこの波長分散値の絶対値が、前記
伝送用光ファイバの波長分散値の絶対値よりかなり大き
いものが選択される。その結果、例えば数km以上の伝
送用光ファイバで生じた波長分散を、出射側の短いDC
Fにて補償し、システム全体の波長分散値を小さくする
ことができる。
【0010】具体的には、例えば伝送用光ファイバの波
長分散値が正の値である場合は、その出射側に、絶対値
が大きい負の波長分散値を有するDCFを接続する。ま
た、波長分散だけでなく、伝送用光ファイバの分散スロ
ープと異なる符号の分散スロープを有し、波長分散と分
散スロープとを同時に補償する、いわゆる分散スロープ
補償分散補償光ファイバ(以下、SCDCFと略記す
る。)が提案され、DCFと同様の用途に用いられてい
る。SCDCFは特に波長多重伝送を行う場合に好適で
ある。この伝送用光ファイバとSCDCFとを組み合わ
せた伝送路においては、局所的な波長分散値が大きくな
るため、4光子混合の発生を効果的に抑制することがで
きるとともに、光通信システム全体ではほぼ平坦な波長
分散値が得られるため、伝送損失の観点において非常に
有利であり、現在積極的に開発が行われている。
【0011】現在、このようにDCFまたはSCDCF
を用いたシステムの伝送用光ファイバとしては、一般
に、1.3μm用シングルモード光ファイバが用いられ
ている。図5(d)は、1.3μm用シングルモード光
ファイバの一般的な屈折率分布形状を示したもので、一
層構造のコア44の外周上に、このコア44よりも低屈
折率の一層構造のクラッド47が設けられて、単峰型の
屈折率分布形状が構成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
な1.3μm用シングルモード光ファイバを1.55μ
m帯に使用すると、Aeffは80μm2前後、分散ス
ロープは0.06ps/nm2/km前後の値が得られ
るが、上述のように波長分散値は17ps/km/nm
程度であり、かなり大きい。そのため、光信号の伝搬に
伴って累積する波長分散値による影響の為に、伝送距離
が制約されるという問題があった。また、DCFやSC
DCFは、伝送損失が一般的な1.3μm用シングルモ
ード光ファイバと比較して大きく、かつAeffが小さ
いため、非線形光学効果が大きい。よって、その使用長
さの増加によってシステム全体の伝送特性が劣化すると
いう問題があった。
【0013】また、1.3μm用シングルモード光ファ
イバに用いられる単峰型の屈折率分布形状においても、
コア径、クラッドとコアとの比屈折率差などの構造パラ
メータを調整することなどによって、波長分散値を小さ
くすることができる。しかしながら、伝送路として必要
な曲げ損失特性を維持できる範囲で波長分散値を小さく
すると、Aeffが非常に小さくなるため、非線形光学
効果が大きくなり、上述のようなハイパワー信号光を用
いた光通信システムに適用することが困難となる。
【0014】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、光ファイバを1種あるいは2種以上用いた光通信シ
ステムにおいては、低コスト化と伝送特性の一方あるい
両方を実現できる技術を提供することを課題とする。具
体的には、例えば上述のように従来のNZDSFのAe
ffの拡大と分散スロープの低減の両立が困難であると
いう問題を解決し、その4光子混合が発生しにくいとい
う利点を生かすとともに、Aeffの拡大による非線形
光学効果の抑制によって伝送特性を向上させることがで
き、分散スロープの低減によって波長多重伝送において
伝送特性の向上を図ることができる分散シフト光ファイ
バを提供することを課題とする。また、従来、DCF、
SCDCFを用いた光通信システムに用いられていた
1.3μm用シングルモード光ファイバにかわる伝送用
光ファイバとして好適な分散シフト光ファイバであっ
て、波長分散値の絶対値が1.3μm用シングルモード
光ファイバよりも小さく、短いDCFやSCDCFによ
って波長分散を補償できるものを提供することを課題と
する。さらに、これと同時に大きなAeffを有するこ
とにより、伝送用光ファイバ自体の非線形光学効果を抑
制でき、かつ小さな分散スロープを有することにより、
波長多重伝送に適した分散シフト光ファイバを提供する
ことを目的とする。さらには、できるだけ簡単な構造
で、低コストで製造できる分散シフト光ファイバを提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上述
した従来の分散シフト光ファイバあるいはNZDSFに
用いられているデュアルシェイプコア型、またはOリン
グ型の屈折率分布形状を用いる。これらの屈折率分布形
状を有するものは、上述のように、従来、1550nm
帯において、波長分散値をゼロに近い値に設定すること
に主眼をおいて検討されてきた。しかしながら、本発明
者らは、従来のNZDSFよりも波長分散値を大きくと
ることによってもたらされる4光子混合の抑制という効
果、およびそれによりもたらされるAeffの拡大と分
散スロープの低減の両立という現象が波長多重システム
において有効であると考えた。また、一方でDCFやS
CDCFと組み合わせて1.55μm帯の波長多重シス
テムに用いられている1.3μm用シングルモード光フ
ァイバよりも小さな波長分散値を設定した光ファイバが
実現できれば、より高速、長距離伝送に適したシステム
を組むことができるようになると考えた。また、このよ
うな光ファイバにおいては、1.3μm用シングルモー
ド光ファイバよりもAeffを大きくすることができれ
ば、1.3μm用シングルモード光ファイバを用いた場
合よりも非線形光学効果を小さくすることができると考
えた。そこで、本発明者らは、具体的には従来のNZD
SFと比べて波長分散値を大きく、かつ1.3μm用シ
ングルモード光ファイバよりも小さく設定することによ
り、従来の波長多重伝送用の光ファイバでは得られなか
った大きなAeffと小さな分散スロープを得ることを
目的として検討を行った。
【0016】そして、本発明者らは、上述の屈折率分布
形状において、波長分散値を波長分散値を7〜15ps
/km/nmとすることにより、以下の1)、2)のい
ずれかの分散シフト光ファイバを得ることができること
を見い出した。 1)Aeffの拡大と分散スロープの低減の両立を図る
ことができるNZDSF。 2)一般的な1.3μm用シングルモード光ファイバよ
りもAeffを拡大した分散シフト光ファイバ。 前記1)の場合は従来のNZDSFでは実現できなかっ
たAeffの拡大と分散スロープの低減を両立すること
ができる。また、この分散シフト光ファイバにおいて
は、零分散波長が1490nmよりも短い波長に移行す
る。そのため、C−Band、L−Bandのみなら
ず、S−Bandにおける波長多重伝送も可能となり、
従来のNZDSFでは得られなかった大きな効果を得る
ことができる。前記2)の場合は、DCFもしくはSC
DCFと組み合わせた伝送路として特に有効である。そ
して、一般的な1.3μm用シングルモード光ファイバ
よりも小さな波長分散値をもつため、高速伝送システム
に有効である。また、Aeffが拡大されているため、
非線形効果を低減することができるため、海底システム
のような超長距離伝送系に有効である。また、いずれ場
合も分散スロープは0.09ps/km/nm2以下、
設計によっては0.07ps/km/nm2 以下に設定
することができる。したがって、波長に対して波長分散
値のばらつきが小さく、波長多重伝送システムに好適で
ある。
【0017】 具体的には以下のような解決手段を提案
する。 第1の発明は、下記(1)〜(7)を満足することを特
徴とする分散シフト光ファイバである。 (1)1490〜1625nmから選択される使用波長
帯において、波長分散値が7〜15ps/km/nm、 (2)1490〜1625nmから選択される使用波長
帯において、Aeffが60〜110μm、 (3)1490〜1625nmから選択される使用波長
帯において、分散スロープが0.08ps/km/nm
以下、 (4)1490〜1625nmから選択される使用波長
帯において、曲げ損失が100dB/m以下、 (5)1490〜1625nmから選択される使用波長
帯において、実質的にシングルモード伝搬となるカット
オフ波長を有し、 (6)中心コア部と、その外周上に設けられた、該中心
コア部よりも低屈折率の階段コア部と、該階段コア部の
外周上に設けられた、該階段コア部よりも低屈折率のク
ラッドとからなる屈折率分布形状を有し、 (7)中心コア部の半径をr1、階段コア部の半径をr
2、クラッドを基準としたときの中心コア部の比屈折率
差をΔ1、階段コア部の比屈折率差をΔ2としたとき、 Δ1が0.25〜0.55%、 r2/r1が1.5〜5.0、 Δ2/Δ1が0.025以上であって、かつ−0.06
×(r2/r1)+0.5で求められる値以下である。 第2の発明は、下記(8)〜(14)を満足することを
特徴とする分散シフト光ファイバである。 (8)1490〜1625nmから選択される使用波長
帯において、波長分散値が7〜11ps/km/nm、 (9)1490〜1625nmから選択される使用波長
帯において、Aeffが60〜80μm、 (10)1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、分散スロープが0.07ps/km/n
以下、 (11)1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、曲げ損失が100dB/m以下、 (12)1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、実質的にシングルモード伝搬となるカッ
トオフ波長を有し、 (13)中心コア部と、その外周上に設けられた、該中
心コア部よりも低屈折率の階段コア部と、該階段コア部
の外周上に設けられた、該階段コア部よりも低屈折率の
クラッドとからなる屈折率分布形状を有し、 (14)中心コア部の半径をr1、階段コア部の半径を
r2、クラッドを基準にしたときの中心コア部の比屈折
率差をΔ1、階段コア部の比屈折率差をΔ2としたと
き、 Δ1が0.4〜0.5%、 r2/r1が3.5〜5.0、 Δ2/Δ1が0.025以上であって、かつ−0.06
×(r2/r1)+0 .5で求められる値以下である。 第3の発明は、下記(15)〜(21)を満足すること
を特徴とする分散シフト光ファイバである。 (15)1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、波長分散値が12〜15ps/km/n
m、 (16)1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、Aeffが90〜110μm、 (17)1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、分散スロープが0.08ps/km/n
以下、 (18)1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、曲げ損失が100dB/m以下、 (19)1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、実質的にシングルモード伝搬となるカッ
トオフ波長を有し、 (20)中心コア部と、その外周上に設けられた、該中
心コア部よりも低屈折率の階段コア部と、該階段コア部
の外周上に設けられた、該階段コア部よりも低屈折率の
クラッドとからなる屈折率分布形状を有し、(21)中心コア部の半径をr1、階段コア部の半径を
r2、クラッドを基準にしたときの中心コア部の比屈折
率差をΔ1、階段コア部の比屈折率差をΔ2としたと
き、 Δ1が0.4〜0.5%、 r2/r1が2.0〜4.0、 Δ2/Δ1が0.025以上であって、かつ−0.06
×(r2/r1)+0 .5で求められる値以下である。 第4の発明は、下記(22)〜(27) を満足すること
を特徴とする分散シフト光ファイバである。(22) 1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、波長分散値が7〜15ps/km/n
m、(23) 1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、Aeffが60〜150μm(24) 1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、分散スロープが0.09ps/km/n
以下、(25) 1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、曲げ損失が100dB/m以下、(26) 中心コア部の外周上に、該中心コア部よりも高
屈折率の周辺コア部が設けられ、該周辺コア部の外周上
に、該周辺コア部よりも低屈折率のクラッドが設けられ
てなる屈折率分布形状を有し、(27) 中心コア部の半径をr11、周辺コア部の半径
をr12、クラッドを基準にしたときの中心コア部の比
屈折率差をΔ11、周辺コア部の比屈折率差をΔ12と
したとき、 1.3≦r12/r11≦2.5、 Δ11≦0.3%、Δ12≧0.5%、 (Δ12−Δ11)≦1.2%、 0.9≦Δ12×r12/r11≦1.7である。第5の発明は、前記第4 の発明の分散シフト光ファイバ
において、Aeffが70〜100μm、分散スロー
プが0.07ps/km/nm以下であることを特徴
とする分散シフト光ファイバである。第6の発明は、前記第5の発明 の分散シフト光ファイバ
において、中心コア部の半径をr11、周辺コア部の半
径をr12、クラッドを基準にしたときの中心コア部の
比屈折率差をΔ11、周辺コア部の比屈折率差をΔ12
としたとき、 1.3≦r12/r11≦2.5、Δ1
1≦0.3%、Δ12≧0.5%、(Δ12−Δ11)
≦1.2%、0.9≦Δ12×r12/r11≦1.7
であり、かつ、Δ11=a×Δ12+bとしたとき、 aがr12/r11の関数c×(r12/r11−1)
で表され、cが1.5 〜2.0であり、 bがr12/r11の関数0.4×(r12/r11)
+eで表され、eが0 〜0.4であることを特徴とする分散シフト光ファイバ
である。第7の発明は、下記(28)〜(33)を 満足すること
を特徴とする分散シフト光ファイバである。(28) 1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、波長分散値が7〜15ps/km/n
m、(29) 1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、Aeffが90〜150μm(30) 1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、分散スロ ープが0.08ps/km/nm以下、(31) 1490〜1625nmから選択される使用波
長帯において、曲げ損失が100dB/m以下、(32) 中心コア部の外周上に、該中心コア部よりも高
屈折率の周辺コア部が設けられ、該周辺コア部の外周上
に、該周辺コア部よりも低屈折率のクラッドが設けられ
てなる屈折率分布形状を有し、(33) 中心コア部の半径をr11、周辺コア部の半径
をr12、クラッドを基準にしたときの中心コア部の比
屈折率差をΔ11、周辺コア部の比屈折率差をΔ12と
したとき、 1.3≦r12/r11≦2.5、Δ11≦0.15
%、Δ12≧0.5%、 (Δ12−Δ11)≦1.2%、1.0≦Δ12×r1
2/r11≦1.5であ る。第8の発明は、前記第1〜7 のいずれかの発明の分散シ
フト光ファイバと、その波長分散を補償する分散補償光
ファイバ、あるいは波長分散および分散スロープを補償
する分散スロープ補償分散補償光ファイバとを組み合わ
せて用いたことを特徴とする光通信システムである。
【0018】
【発明の実施の形態】この分散シフト光ファイバの使用
波長帯は、1490〜1625nmの範囲から適度な波
長幅の波長帯が選択される。特に限定するものではない
が、例えば1530〜1570nmのC−Bandや、
1530〜1600nmのようにL−Bandの一部の
含む波長帯などを選択することができる。
【0019】使用波長帯における波長分散値は7〜15
ps/km/nmとされる。7〜12ps/km/nm
の範囲においては、従来のNZDSFよりも良好な特性
を得ることができる。すなわち、従来のNZDSFより
も波長分散値を大きく設定することにより、4光子混合
がさらに発生しにくくなり、また、Aeffの拡大と分
散スロープの低減の両立を図ることが可能となり、非常
に有利である。また、12〜15ps/km/nmの範
囲においては、1.3μm用シングルモード光ファイバ
よりも良好な特性を得ることができる。すなわち、一般
的な1.3μm用シングルモード光ファイバよりも波長
分散値を小さくすることにより、伝送速度や長距離伝送
時の累積分散の観点から、システム設計上有利である。
また、Aeffを拡大することができ、非線形光学効果
抑制の観点からも有利である。
【0020】Aeffは以下の式から求められるもので
ある。
【0021】
【数1】
【0022】この分散シフト光ファイバにおいて、使用
波長帯におけるAeffは60〜150μm2とされ
る。150μm2をこえるとカットオフ波長が長くな
り、シングルモード伝搬を保証できなくなる場合があ
る。60μm2未満の場合は一般的な単峰型の屈折率分
布形状を備えた光ファイバと同等以上の性能を実現でき
ない。好ましくはこの数値範囲の下限値が65μm2
さらに好ましくは70μm2 に設定すると、非線形光
学効果の低減の観点において、一般的な単峰型の屈折率
分布形状を備えた光ファイバよりも有利な特性を得るこ
とができる。
【0023】使用波長帯における分散スロープは、上述
のように小さい程好ましく、この例において、使用波長
帯における分散スロープは0.09ps/km/nm2
以下、好ましくは0.08ps/km/nm2以下、さ
らに好ましくは0.07ps/km/nm2以下という
小さい値を実現することができる。0.09ps/km
/nm2をこえると一般的な1.55μm分散シフト光
ファイバを用いた場合と同程度以上の特性を得ることが
できない場合がある。
【0024】曲げ損失は、使用波長帯において曲げ直径
(2R)が20mmの条件の値をいうものとする。曲げ
損失は小さい程好ましく、本発明において、曲げ損失は
100dB/m以下、好ましくは40dB/m以下とさ
れる。実質的には0.1dB/m以上の値が得られる。
100dB/mをこえると、分散シフト光ファイバに加
えられる僅かな曲がりなどによって損失が発生しやす
く、敷設時や取り扱い時に余分な損失を生じやすくなる
ため不都合である。
【0025】また、本発明の分散シフト光ファイバはシ
ングルモード光ファイバであるため、使用波長帯におい
て、実質的にシングルモード伝搬を保証するカットオフ
波長を有する必要がある。通常のカットオフ波長は、C
CITTの2m法(以下2m法と記す)による値によっ
て規定されている。しかし、実際の長尺の使用状態にお
いては、この値が使用波長帯の下限値よりも長波長側で
あってもシングルモード伝搬が可能である。
【0026】したがって、本発明の分散シフト光ファイ
バにおいて、2m法で規定されるカットオフ波長は、分
散シフト光ファイバの使用長さと使用波長帯によってシ
ングルモード伝搬可能であるように設定する。具体的に
は、例えば2m法におけるカットオフ波長が1.8μm
であっても、5000m程度以上の長尺の状態であれ
ば、上述の使用波長帯におけるシングルモード伝搬を実
現することができる。
【0027】本発明の分散シフト光ファイバの屈折率分
布形状はデュアルシェイプコア型とOリング型の2種類
を用いることができる。以下、屈折率分布形状ごとに説
明する。 1.第1の例(デュアルシェイプコア型) 図1は本発明の分散シフト光ファイバの第1の例とし
て、デュアルシェイプコア型の屈折率分布形状の一例を
示したものである。この屈折率分布形状は、中心コア部
1の外周上に階段コア部2が設けられてなるコア4と、
その外周上に設けられた一律の屈折率を有する一層構造
のクラッド7とから構成されている。前記中心コア部1
は最も高い屈折率を備えている。前記階段コア部2はこ
の中心コア部1よりも低屈折率であり、また、クラッド
7はこの階段コア部2よりも低屈折率である。図中符号
r1、r2は、それぞれ、中心コア部1と階段コア部2
の半径を示し、Δ1、Δ2は、それぞれ、クラッド7の
屈折率を基準にしたときの中心コア部1の比屈折率差と
階段コア部2の比屈折率差を示している。
【0028】この例において、例えば中心コア部1と階
段コア部2は屈折率を上昇させる作用を有するゲルマニ
ウムを添加したゲルマニウム添加石英ガラス、クラッド
7は純石英ガラスから構成されている。また、実際の分
散シフト光ファイバの屈折率分布形状においては、図1
に示したように各層(中心コア部1、階段コア部2、ク
ラッド7)の境界が明確ではなく、丸みを帯びた、いわ
ゆるだれを生じた状態となる場合などが多いが、実効的
に本発明の分散シフト光ファイバとしての特性を得るこ
とができれば特に問題はない。
【0029】なお、この第1の例の分散シフト光ファイ
バにおいては、Aeffは、60〜110μm2の範囲
とされる。この範囲に設定することにより、非線形光学
効果を抑制することができる。また、この第1の例の分
散シフト光ファイバにおいては比較的容易に分散スロー
プを0.08ps/km/nm2以下、好ましくは0.
07ps/km/nm2以下とすることができる。
【0030】本発明の分散シフト光ファイバとしての特
性を満足するために、第1の例の分散シフト光ファイバ
においては、Δ1、Δ2、r1、r2という4つの構造
パラメータを、以下の関係を満足するように設計すると
好ましい。Δ1は0.25〜0.55%とされる。0.
25%よりも小さいと、曲げ損失が大きくなるため実用
的ではない。また、所望の波長分散値(15ps/nm
/km)以下に抑えることが困難となる。一方、0.5
5%よりも大きいと、Aeffを十分に拡大することが
困難となる。また、r2/r1(階段倍率)は1.5〜
5.0、好ましくは2.0〜5.0とされる。1.5よ
りも小さいと、従来の単峰型の屈折率分布形状を有する
1.3μm用シングルモード光ファイバと同程度の特性
しか得ることができない。また、5.0をこえると、カ
ットオフ波長が長くなり、シングルモード伝搬を保証す
ることが困難となる場合がある。
【0031】また、Δ2は、r2/r1との関係によっ
て、かなり広い範囲が許容される。r2/r1が小さい
場合はΔ2の値を大きくする必要があり、r2/r1が
大きい場合はΔ2を小さくする必要がある。そしてさら
に、上述の特性を満足するためには、Δ2/Δ1が以下
の関係を満足すと好ましい。 0.025≦Δ2/Δ1≦−0.06×(r2/r1)
+0.5 Δ2/Δ1が0.025よりも小さい場合は曲げ損失を
十分に小さくすることができない。−0.06×(r2
/r1)+0.5の値よりも大きい場合はカットオフ波
長が長くなる。そして、これらの数値範囲から、上述の
特性を満たすr1、r2、Δ1、Δ2の4つの構造パラ
メータの組み合わせを選択する。
【0032】なお、この分散シフト光ファイバにおい
て、r2、すなわちコアの半径は特に限定することはな
いが、通常5〜25μmの範囲となる。また、クラッド
7(分散シフト光ファイバ)の外径は、通常約125μ
mとされる。
【0033】また、この第1の例の分散シフト光ファイ
バは、上述のように波長分散値によって主に従来のNZ
DSFよりも良好な特性を得ることができるものと、主
に1.3μm用シングルモード光ファイバよりも良好な
特性を図ることができるものの二つに大別することがで
きる。以下それぞれについて説明する。 1.1 Aeffの拡大と分散スロープの低減を両立し
たNZDSF この場合は、波長分散値を7〜11ps/km/nmの
範囲に設定する。従来のNZDSFの一般的な波長分散
値(6ps/km/nm以下)よりも大きくすることに
より、Aeffの拡大と分散スロープの低減を両立する
ことができる。なお、このように波長分散値を正分散側
にシフトさせることは、4光子混合抑制の観点において
有利である。また、この程度の波長分散値であれば、中
継距離によっては問題にならない程度の累積分散が得ら
れ、また、より長距離のシステムにおいては、適切なD
CFやSCDCFと組み合わせることにより、残留分散
を抑制したシステムを構築することができる。すなわ
ち、この分散シフト光ファイバにおいては、Aeffを
60〜80μm2、分散スロープを0.07ps/km
/nm2以下とすることができる。その結果、非線形光
学効果を従来のNZDSFと同等以上に抑制することが
でき、かつ波長多重伝送に適したものを提供することが
できる。また、シングルモード伝搬を保証できるカット
オフ波長の設定がさらに容易となる。この分散シフト光
ファイバにおいては、Δ1を0.4〜0.5%、r2/
r1を3.5〜5.0、Δ2/Δ1を0.025以上で
あって、かつ−0.06×(r2/r1)+0.5で求
められる値以下とすることにより、好ましい特性を実現
することができる。
【0034】1.2 一般的な1.3μm用シングルモ
ード光ファイバよりもAeffを拡大した分散シフト光
ファイバ。 この場合は波長分散値を12〜15ps/nm/kmに
設定する。その結果、Aeffを90〜110μm2
分散スロープを0.08ps/km/nm2以下とする
ことができ、一般的な1.3μm用シングルモード光フ
ァイバよりも非線形光学効果を抑制することができ、か
つ波長多重伝送に適した分散シフト光ファイバを提供す
ることができる。この分散シフト光ファイバにおいて
は、Δ1を0.4〜0.5%、r2/r1を2.0〜
4.0、Δ2/Δ1を0.025以上であって、かつ−
0.06×(r2/r1)+0.5で求められる値以下
とすることにより、好ましい特性を実現することができ
る。
【0035】表1は、このような条件を満足する分散シ
フト光ファイバの具体的な設計例の構造パラメータと特
性値を示したシミュレーション結果である。なお、測定
波長は1550nmである。表中、λcはカットオフ波
長、MFDはモードフィールド径である。いずれも上述
のAeff、分散スロープ、波長分散値、曲げ損失、カ
ットオフ波長の好ましい数値範囲を満足した特性が得ら
れている。
【0036】
【表1】
【0037】2.第2の例(Oリング型) 図2は本発明の分散シフト光ファイバの第2の例とし
て、Oリング型の屈折率分布形状の一例を示したもので
ある。この屈折率分布形状においては、中心の低屈折率
の中心コア部31の外周上に高屈折率の周辺コア部32
が設けられて2層構造のコア34が構成されている。そ
して、このコア34の外周上に、前記周辺コア部32よ
りも低屈折率のクラッド37が設けられることにより、
クラッド37を含めて3層構造の凹型の屈折率分布形状
が構成されている。
【0038】この例において、例えば中心コア部31は
屈折率を下降させる作用を有するフッ素を添加したフッ
素添加石英ガラス、周辺コア部32はゲルマニウム添加
石英ガラス、クラッド37は純石英ガラスから構成され
ている。なお、実効的に本発明の分散シフト光ファイバ
としての特性が得られていれば、図3に示したように、
各層(中心コア部31、周辺コア部32、クラッド3
7)の境界が明確ではなく、丸みを帯びた、いわゆるだ
れを生じた状態、あるいは周辺コア部32の屈折率分布
が階段状に増加、あるいは減少する状態など、多少変形
したものでもよいことは、第1の例と同様である。
【0039】図4は、Oリング型の屈折率分布形状を有
する光ファイバと、単峰型の屈折率分布形状の光ファイ
バにおいて、構造パラメータを調整することにより、曲
げ損失を10dB/mに一定に保った状態で波長分散値
を変化させたときのAeffと分散スロープの変化を示
したグラフである。このグラフにおいて、Aeffは、
Oリング型の方が大きく、有利であり、分散スロープは
単峰型の方が小さく、有利である。また、波長分散値が
減少すると(横軸を左から右に移動すると)、単峰型、
Oリング型のそれぞれにおいて、15ps/km/nm
付近と10ps/km/nm付近でAeffが急激に減
少している。なお、波長分散値が大きく、Aeffが大
きい範囲(単峰型、Oリング型において、それぞれ15
ps/km/nm付近、10ps/km/nm付近より
も波長分散値が大きい範囲)は、曲げ損失、マイクロベ
ンド特性において、実用的な特性が得られず、実際の使
用に耐えない。分散スロープは波長分散値の変化にほと
んど左右されず、屈折率分布形状によってほぼ決定され
る。
【0040】ここで、波長分散値が10ps/km/n
mの場合のAeffと分散スロープついて考察すると、
Oリング型のAeffは、単峰型のAeffが約58μ
2であるのに対して78μm2 であり、かなり大き
い。一方、単峰型の分散スロープが約0.058ps/
km/nm2であるのに対して、Oリング型の分散スロ
ープは0.068ps/km/nm2であり、やや大き
い。このとき、Oリング型は、単峰型に対してAeff
が約35%大きく、分散スロープが約17%大きい。
よって、Oリング型と単峰型との間における、Aeff
と分散スロープの増加率には大きな差がある。そして、
分散スロープがやや大きくなるものの、Aeffの増加
率が大きいため、単峰型よりもOリング型の方が、波長
分散値の低減、Aeffの拡大、分散スロープの低減と
いう伝送路としての好ましい特性を満足するには、総合
的に有利である。
【0041】また、Aeffが80μm2の場合の分散
スロープと波長分散値について考察すると、単峰型に対
するOリング型の分散スロープの増加率は約17%であ
る。一方、単峰型の波長分散値に対してOリング型の波
長分散値は、約35%小さくなっている。よって、Oリ
ング型は、単峰型と比較して、分散スロープがやや大き
くなるものの、波長分散値の低減効果が大きいため、こ
の場合も単峰型よりもOリング型の方が、伝送路とし
て、総合的に有利である。よって、上述のように、分散
スロープのみに着目すれば、単峰型の方が小さく、有利
であるが、Oリング型においては、Aeffの拡大効果
と波長分散値の低減効果が大きいため、総合的に、単峰
型よりも有利な特性が得られる。
【0042】また、この第2の例の分散シフト光ファイ
バにおいて、波長分散値、Aeff、分散スロープ、カ
ットオフ波長の好ましい特性を得るためには、Δ11、
Δ12、r11、r12という4つの構造パラメータ
を、以下の関係を満足するように設計すると好ましい。
r12/r11は1.3〜2.5とされる。この範囲外
の場合は従来の単峰型の屈折率分布形状を有する1.3
μm用シングルモード光ファイバと同程度の特性しか得
ることができない。Δ11は0.3%以下とされる。
0.3%よりも大きいと、単峰型の屈折率分布形状に近
づくため、Aeffを十分に拡大することが困難とな
る。Δ12は0.5%以上、Δ12−Δ11は1.2%
以下とされる。これらの条件を満足しない場合は曲げ損
失を上述の範囲に設定することができず、またカットオ
フ波長が長くなり、使用可能なものが得られない。ま
た、0.9≦Δ12×r12/r11≦1.7の関係を
満足すると好ましい。この値が0.9未満の場合は曲げ
損失もしくはカットオフ波長を使用可能な範囲に設定す
ることができない。1.7をこえるとAeffの拡大が
困難である。そして、これらの数値範囲から、上述の特
性を満たすr11、r12、Δ11、Δ12の4つの構
造パラメータの組み合わせを選択して、分散シフト光フ
ァイバを設計する。
【0043】なお、この分散シフト光ファイバにおい
て、r12、すなわちコアの半径は特に限定することは
ないが、通常2〜6μmの範囲となる。また、クラッド
37(分散シフト光ファイバ)の外径は、通常約125
μmとされる。
【0044】さらに、この第2の例の分散シフト光ファ
イバにおいて、Aeffが70〜100μm2で、かつ
分散スロープが0.07ps/km/nm2 以下という
特性を得るためには、上述のr12/r11、Δ11、
Δ12、Δ12−Δ11、Δ12×r12/r11の数
値範囲を満足するとともに、以下の条件を満足するよう
に設定すると好ましい。Δ11=a×Δ12+bとした
とき、aがr12/r11の関数c×(r12/r11
−1)で表され、cが1.5〜2.0であり、bがr1
2/r11の関数0.4×(r12/r11)+eで表
され、eが0〜0.4である。
【0045】さらに、Aeffが90〜150μm
2で、かつ分散スロープが0.08ps/km/nm2
以下という特性を得るためには、以下の条件を満足する
ように構造パラメータを設定すると好ましい。 1.3≦r12/r11≦2.5 Δ11≦0.15% Δ12≧0.5% (Δ12−Δ11)≦1.2% 1.0≦Δ12×r12/r11≦1.5
【0046】表2は、このような条件を満足する第2の
例の分散シフト光ファイバの具体的な設計例の構造パラ
メータと特性値を示したシミュレーション結果である。
なお、測定波長は1550nmである。いずれも上述の
Aeff、分散スロープ、波長分散値、曲げ損失、カッ
トオフ波長の好ましい数値範囲を満足した特性が得られ
ている。
【0047】
【表2】
【0048】第1の例ないし第2の例の分散シフト光フ
ァイバは、CVD法、VAD法などの従来法によって製
造することができる。これらの分散シフト光ファイバは
比較的簡単な屈折率分布形状を有するため、製造時に制
御すべき構造パラメータの数が少なく、製造上有利であ
り、所望の特性が効率よく得られる。
【0049】
【実施例】以下、実施例により、本発明の効果を具体的
に示す。図6、表3は、第1の例の分散シフト光ファイ
バに係る実施例を示したものである。本実施例において
は、VAD法を用い、表1に示した試料番号1、5の設
計条件に基づいて製造した。その結果、本実施例におい
ては、1490〜1625nmの範囲から選択されたC
−bandにおいて、+7〜+11ps/km/nmの
波長分散値が得られた。また、このようにC−band
において、従来のNZDSFよりも大きな波長分散値が
設定されているため、S−bandにおいての波長多重
伝送を行うのに十分な波長分散値が確保できた。また、
分散スロープが小さいため、L−Bandにおける波長
分散値も十分に小さく低減されることが確認できた。図
7、表4は、第1の例の分散シフト光ファイバに係る他
の実施例を示したものである。本実施例においては、V
AD法を用い、表1に示した試料番号14、16の設計
条件に基づいて製造した。その結果、ほぼ設計通りの特
性が得られた。そして、従来の1.3μm用シングルモ
ード光ファイバと比べて同等以上のAeffが確保さ
れ、上述の範囲から選択された波長帯(本実施例におい
てはC−band)において、1.3μm用シングルモ
ード光ファイバよりも小さな+12〜15ps/km/
nmの波長分散値が得られた。図8、表5は、第2の例
の分散シフト光ファイバの実施例を示したものである。
本実施例においては、MCVD法を用い、表2に示した
試料番号1の設計条件に基づいて製造した。丸みを帯び
た屈折率プロファイルであるが、設計とほぼ同様の特性
値を得ることができた。そして、図6、表3に示した実
施例と同様に上述の範囲から選択された波長帯(本実施
例においてはC−band)において、+7〜+11p
s/nm/kmの波長分散値が得られた。図9、表6
は、第2の例の分散シフト光ファイバの他の実施例を示
したものである。本実施例においては、MCVD法を用
いて表2に示した試料番号4の設計条件に基づいて製造
した。その結果、Aeffを1.3μm用シングルモー
ド光ファイバよりも30%程度拡大した上で、波長分散
値を1.3μm用シングルモード光ファイバよりも30
%程度低減できることが確認できた。
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】
【表6】
【0054】このように、第1ないし第2の例の分散シ
フト光ファイバは、1490〜1625μmから選択さ
れる使用波長帯における波長分散値が、一般的な1.3
μm用シングルモード光ファイバと比べて小さいため、
DCFあるいはSCDCFと組み合わせた光通信システ
ムにおいて、一般的な1.3μm用シングルモード光フ
ァイバを使用した場合と比較してDCFあるいはSCD
CFの使用長さを短くすることができる。また、分散シ
フト光ファイバ自体のAeffが大きいことからも、非
線形光学効果を抑制し、伝送特性の向上を図ることがで
きるため、ハイパワー信号光の伝送に好適である。ま
た、分散スロープが小さいため、波長多重伝送に適して
いる。DCFあるいはSCDCFは特に限定されない
が、例えば、いわゆるW型やセグメントコア付W型など
の屈折率分布形状を有する既存のものなどを用いること
ができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
1490〜1625μmから選択される使用波長帯にお
ける波長分散値が一般的な1.3μm用シングルモード
光ファイバと比べて小さいため、DCFあるいはSCD
CFと組み合わせた光通信システムにおいて、一般的な
1.3μm用シングルモード光ファイバを使用した場合
と比較してDCFあるいはSCDCFの使用長さを短く
することができる。その結果、システムのコストを低減
し、かつ伝送特性の向上を図ることができる。また、分
散シフト光ファイバ自体のAeffが大きいことから
も、非線形光学効果を抑制し、伝送特性の向上を図るこ
とができるため、ハイパワー信号光の伝送に好適であ
る。また、分散スロープが小さいため、波長多重伝送に
適している。また、比較的簡単な屈折率分布形状を有す
るため、製造時に制御すべき構造パラメータの数が少な
く、製造上有利であり、所望の特性が効率よく得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分散シフト光ファイバの屈折率分布
形状の第1の例(デュアルシェイプコア型)を示した図
である。
【図2】 本発明の分散シフト光ファイバの第2の例
(Oリング型)の屈折率分布形状の一例を示した図であ
る。
【図3】 実際のものに近いOリング型の屈折率分布形
状の例を示した図である。
【図4】 Oリング型の屈折率分布形状を有する光ファ
イバと、単峰型の屈折率分布形状の光ファイバにおい
て、曲げ損失を10dB/mに一定に保った状態で波長
分散値を変化させたときのAeffと分散スロープの変
化を示したグラフである。
【図5】 図5(a)〜図5(c)は、従来の分散シフ
ト光ファイバの屈折率分布形状の例を示した図であり、
図5(d)は、1.3μm用シングルモード光ファイバ
の一般的な屈折率分布形状でる単峰型の屈折率分布形状
を示した図である。
【図6】 第1の例の分散シフト光ファイバに係る実施
例の結果を示したグラフである。
【図7】 第1の例の分散シフト光ファイバに係る他の
実施例の結果を示したグラフである。
【図8】 第2の例の分散シフト光ファイバに係る実施
例の結果を示したグラフである。
【図9】 第2の例の分散シフト光ファイバに係る他の
実施例の結果を示したグラフである。
【符号の説明】
1、31…中心コア部、2…階段コア部、4、34…コ
ア、7、37…クラッド、32…周辺コア部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−84158(JP,A) 特開 平10−239550(JP,A) 特開 平1−169410(JP,A) 特開 平10−246830(JP,A) 特開2000−221352(JP,A) 特表 平9−505909(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/16 G02B 6/22

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(1)〜(7)を満足することを特徴
    とする分散シフト光ファイバ。 (1)1490〜1625nmから選択される使用波長
    帯において、波長分散値が7〜15ps/km/nm、 (2)1490〜1625nmから選択される使用波長
    帯において、Aeffが60〜110μm、 (3)1490〜1625nmから選択される使用波長
    帯において、分散スロープが0.08ps/km/nm
    以下、 (4)1490〜1625nmから選択される使用波長
    帯において、曲げ損失が100dB/m以下、 (5)1490〜1625nmから選択される使用波長
    帯において、実質的にシングルモード伝搬となるカット
    オフ波長を有し、 (6)中心コア部と、その外周上に設けられた、該中心
    コア部よりも低屈折率の階段コア部と、該階段コア部の
    外周上に設けられた、該階段コア部よりも低屈折率のク
    ラッドとからなる屈折率分布形状を有し、 (7)中心コア部の半径をr1、階段コア部の半径をr
    2、クラッドを基準としたときの中心コア部の比屈折率
    差をΔ1、階段コア部の比屈折率差をΔ2としたとき、 Δ1が0.25〜0.55%、 r2/r1が1.5〜5.0、 Δ2/Δ1が0.025以上であって、かつ−0.06
    ×(r2/r1)+0.5で求められる値以下である。
  2. 【請求項2】下記(8)〜(14)を満足することを特
    徴とする分散シフト光ファイバ。 (8)1490〜1625nmから選択される使用波長
    帯において、波長分散値が7〜11ps/km/nm、 (9)1490〜1625nmから選択される使用波長
    帯において、Aeffが60〜80μm、 (10)1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、分散スロープが0.07ps/km/n
    以下、 (11)1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、曲げ損失が100dB/m以下、 (12)1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、実質的にシングルモード伝搬となるカッ
    トオフ波長を有し、 (13)中心コア部と、その外周上に設けられた、該中
    心コア部よりも低屈折率の階段コア部と、該階段コア部
    の外周上に設けられた、該階段コア部よりも低屈折率の
    クラッドとからなる屈折率分布形状を有し、 (14)中心コア部の半径をr1、階段コア部の半径を
    r2、クラッドを基準にしたときの中心コア部の比屈折
    率差をΔ1、階段コア部の比屈折率差をΔ2としたと
    き、 Δ1が0.4〜0.5%、 r2/r1が3.5〜5.0、 Δ2/Δ1が0.025以上であって、かつ−0.06
    ×(r2/r1)+0 .5で求められる値以下である。
  3. 【請求項3】 下記(15)〜(21)を満足すること
    を特徴とする分散シフト光ファイバ。 (15)1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、波長分散値が12〜15ps/km/n
    m、 (16)1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、Aeffが90〜110μm、 (17)1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、分散スロープが0.08ps/km/n
    以下、 (18)1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、曲げ損失が100dB/m以下、 (19)1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、実質的にシングルモード伝搬となるカッ
    トオフ波長を有し、 (20)中心コア部と、その外周上に設けられた、該中
    心コア部よりも低屈折率の階段コア部と、該階段コア部
    の外周上に設けられた、該階段コア部よりも低屈折率の
    クラッドとからなる屈折率分布形状を有し、(21)中心コア部の半径をr1、階段コア部の半径を
    r2、クラッドを基準にしたときの中心コア部の比屈折
    率差をΔ1、階段コア部の比屈折率差をΔ2としたと
    き、 Δ1が0.4〜0.5%、 r2/r1が2.0〜4.0、 Δ2/Δ1が0.025以上であって、かつ−0.06
    ×(r2/r1)+0 .5で求められる値以下である。
  4. 【請求項4】 下記(22)〜(27)を満足すること
    を特徴とする分散シフト光ファイバ。(22) 1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、波長分散値が7〜15ps/km/n
    m、(23) 1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、Aeffが60〜150μm(24) 1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、分散スロープが0.09ps/km/n
    以下、(25) 1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、曲げ損失が100dB/m以下、(26) 中心コア部の外周上に、該中心コア部よりも高
    屈折率の周辺コア部が設けられ、該周辺コア部の外周上
    に、該周辺コア部よりも低屈折率のクラッドが設けられ
    てなる屈折率分布形状を有し、(27) 中心コア部の半径をr11、周辺コア部の半径
    をr12、クラッドを基準にしたときの中心コア部の比
    屈折率差をΔ11、周辺コア部の比屈折率差をΔ12と
    したとき、 1.3≦r12/r11≦2.5、 Δ11≦0.3%、Δ12≧0.5%、 (Δ12−Δ11)≦1.2%、 0.9≦Δ12×r12/r11≦1.7である。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の分散シフト光ファイバ
    において、Aeffが70〜100μm、分散スロー
    プが0.07ps/km/nm以下であることを特徴
    とする分散シフト光ファイバ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の分散シフト光ファイバ
    において、中心コア部の半径をr11、周辺コア部の半
    径をr12、クラッドを基準にしたときの中心コア部の
    比屈折率差をΔ11、周辺コア部の比屈折率差をΔ12
    としたとき、 1.3≦r12/r11≦2.5、Δ1
    1≦0.3%、Δ12≧0.5%、(Δ12−Δ11)
    ≦1.2%、0.9≦Δ12×r12/r11≦1.7
    であり、かつ、Δ11=a×Δ12+bとしたとき、 aがr12/r11の関数c×(r12/r11−1)
    で表され、cが1.5 〜2.0であり、 bがr12/r11の関数0.4×(r12/r11)
    +eで表され、eが0 〜0.4であることを特徴とする分散シフト光ファイ
    バ。
  7. 【請求項7】 下記(28)〜(33)を満足すること
    を特徴とする分散シフト光ファイバ。(28) 1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、波長分散値が7〜15ps/km/n
    m、(29) 1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、Aeffが90〜150μm(30) 1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、分散スロ ープが0.08ps/km/nm以下、(31) 1490〜1625nmから選択される使用波
    長帯において、曲げ損失が100dB/m以下、(32) 中心コア部の外周上に、該中心コア部よりも高
    屈折率の周辺コア部が設けられ、該周辺コア部の外周上
    に、該周辺コア部よりも低屈折率のクラッドが設けられ
    てなる屈折率分布形状を有し、(33) 中心コア部の半径をr11、周辺コア部の半径
    をr12、クラッドを基準にしたときの中心コア部の比
    屈折率差をΔ11、周辺コア部の比屈折率差をΔ12と
    したとき、 1.3≦r12/r11≦2.5、Δ11≦0.15
    %、Δ12≧0.5%、 (Δ12−Δ11)≦1.2%、1.0≦Δ12×r1
    2/r11≦1.5であ る。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の分
    散シフト光ファイバと、その波長分散を補償する分散補
    償光ファイバ、あるいは波長分散および分散スロープを
    補償する分散スロープ補償分散補償光ファイバとを組み
    合わせて用いたことを特徴とする光通信システム。
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