JP3478867B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
磁気共鳴イメージング装置Info
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- JP3478867B2 JP3478867B2 JP07225594A JP7225594A JP3478867B2 JP 3478867 B2 JP3478867 B2 JP 3478867B2 JP 07225594 A JP07225594 A JP 07225594A JP 7225594 A JP7225594 A JP 7225594A JP 3478867 B2 JP3478867 B2 JP 3478867B2
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- nmr signal
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核磁気共鳴(以下、N
MRという)現象を利用して被検体(人体)の所望部位
の断層像を得る磁気共鳴イメージング装置(以下、MR
I装置という)に関し、特に短時間で断層像を撮像する
MRI装置に関する。
MRという)現象を利用して被検体(人体)の所望部位
の断層像を得る磁気共鳴イメージング装置(以下、MR
I装置という)に関し、特に短時間で断層像を撮像する
MRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMRI装置において、被検体から
放出されるNMR信号を収集するためのパルスシーケン
スとして典型的なものにスピンエコー法がある。このス
ピンエコー法のパルスシーケンスは、図4に示すよう
に、被検体の組織中の所定の原子核スピンを励起するた
めの高周波パルス401(90°パルス或いは励起パル
スという)をスライス方向傾斜磁場Gz403と同時に
印加して、被検体の所定スライス中のスピンを励起し、
次いでスライス方向に極性の反転した傾斜磁場404を
印加した後、NMR信号に位置情報を付与するための位
相エンコード方向傾斜磁場Gy406及び周波数エンコ
ード方向傾斜磁場Gx407を印加し、更にスピンを反
転させる高周波パルス402(180°パルスという)
を印加し、励起パルス印加から所定のエコー時間後に被
検体から放出されるNMR信号をエコー信号として検出
する。
放出されるNMR信号を収集するためのパルスシーケン
スとして典型的なものにスピンエコー法がある。このス
ピンエコー法のパルスシーケンスは、図4に示すよう
に、被検体の組織中の所定の原子核スピンを励起するた
めの高周波パルス401(90°パルス或いは励起パル
スという)をスライス方向傾斜磁場Gz403と同時に
印加して、被検体の所定スライス中のスピンを励起し、
次いでスライス方向に極性の反転した傾斜磁場404を
印加した後、NMR信号に位置情報を付与するための位
相エンコード方向傾斜磁場Gy406及び周波数エンコ
ード方向傾斜磁場Gx407を印加し、更にスピンを反
転させる高周波パルス402(180°パルスという)
を印加し、励起パルス印加から所定のエコー時間後に被
検体から放出されるNMR信号をエコー信号として検出
する。
【0003】このNMR信号は空間的位置状情報をその
周波数と位相に織込んたものであるが、2次元フーリエ
変換によって画像再構成するためには位相エンコード量
の異なる複数のNMR信号が必要であり、1枚の画像を
得るためには予め設定された位相エンコード数(プロジ
ェクション数という)と同数のNMR信号を収集する必
要がある。このため上述のスピンエコー法では、図4の
パルスシーケンスを位相エンコード方向の傾斜磁場Gy
の振幅を変化させ位相エンコード量を変えながら、プロ
ジェクションの数だけ繰返していた。このように収集さ
れたNMR信号は、デジタル変換された後所定のタイミ
ングでサンプリングされ、画像再構成に使用される。
周波数と位相に織込んたものであるが、2次元フーリエ
変換によって画像再構成するためには位相エンコード量
の異なる複数のNMR信号が必要であり、1枚の画像を
得るためには予め設定された位相エンコード数(プロジ
ェクション数という)と同数のNMR信号を収集する必
要がある。このため上述のスピンエコー法では、図4の
パルスシーケンスを位相エンコード方向の傾斜磁場Gy
の振幅を変化させ位相エンコード量を変えながら、プロ
ジェクションの数だけ繰返していた。このように収集さ
れたNMR信号は、デジタル変換された後所定のタイミ
ングでサンプリングされ、画像再構成に使用される。
【0004】収集したNMR信号のサンプル数を51
2、プロジェクション数を256とした時、横軸をサン
プル番号j、縦軸をプロジェクション番号iとして収集
したNMR信号のフーリエ空間(K空間)への配置を図
5に示す。図5に示すように配列したNMR信号を2次
元フーリエ変換することにより被検体断層像を得てい
た。
2、プロジェクション数を256とした時、横軸をサン
プル番号j、縦軸をプロジェクション番号iとして収集
したNMR信号のフーリエ空間(K空間)への配置を図
5に示す。図5に示すように配列したNMR信号を2次
元フーリエ変換することにより被検体断層像を得てい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のスピンエコー法では、1枚の画像を得るためには、
パルスシーケンスをプロジェクション数と同数だけ繰返
さなければならないため、撮像時間が長かった。即ち、
図4のパルスシーケンスを1回行うための時間をTR
(繰返し時間)、プロジェクション数をPとすると、1
枚の画像を得るためには、TR×Pの時間を要する。
来のスピンエコー法では、1枚の画像を得るためには、
パルスシーケンスをプロジェクション数と同数だけ繰返
さなければならないため、撮像時間が長かった。即ち、
図4のパルスシーケンスを1回行うための時間をTR
(繰返し時間)、プロジェクション数をPとすると、1
枚の画像を得るためには、TR×Pの時間を要する。
【0006】そこで本発明は、このような問題点に対処
し、短時間で撮像することができるMRI方法及び装置
を提供することを目的とする。
し、短時間で撮像することができるMRI方法及び装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるMRI装置は、被検体に静磁場
を与える静磁場発生手段と、前記被検体に傾斜磁場を与
える傾斜磁場発生手段と、前記被検体の生体組織を構成
する原子の原子核に核磁気共鳴を起こさせる高周波パル
ス発生手段と、前記核磁気共鳴により放出されるNMR
信号を検出する受信系と、前記傾斜磁場及び前記高周波
パルスの発生及び前記NMR信号の検出までのシーケン
スを所定のプロジェクション数のNMR信号が収集され
るまで繰り返し行う制御系と、前記受信系で検出したN
MR信号を用いて画像再構成演算を行う信号処理系とを
備えて成る磁気共鳴イメージング装置において、前記制
御系は、第1の高周波パルスを照射することによって生
じる第1のNMR信号を取得するとともに、第2の高周波
パルスを照射することによって生じる第2のNMR信号
を取得する制御を行い、この際、第1のNMR信号と第
2のNMR信号に異なる位相エンコードを付与する制御
を行う。好適には、前記第1のNMR信号を、第2の高
周波パルスを照射する前に取得するよう制御する。特に
好適には、第1のNMR信号を、位相エンコードによっ
て規定されるk空間の端部に配置し、第2のNMR信号
をk空間の中央部に配置する制御を行う。
るために、本発明によるMRI装置は、被検体に静磁場
を与える静磁場発生手段と、前記被検体に傾斜磁場を与
える傾斜磁場発生手段と、前記被検体の生体組織を構成
する原子の原子核に核磁気共鳴を起こさせる高周波パル
ス発生手段と、前記核磁気共鳴により放出されるNMR
信号を検出する受信系と、前記傾斜磁場及び前記高周波
パルスの発生及び前記NMR信号の検出までのシーケン
スを所定のプロジェクション数のNMR信号が収集され
るまで繰り返し行う制御系と、前記受信系で検出したN
MR信号を用いて画像再構成演算を行う信号処理系とを
備えて成る磁気共鳴イメージング装置において、前記制
御系は、第1の高周波パルスを照射することによって生
じる第1のNMR信号を取得するとともに、第2の高周波
パルスを照射することによって生じる第2のNMR信号
を取得する制御を行い、この際、第1のNMR信号と第
2のNMR信号に異なる位相エンコードを付与する制御
を行う。好適には、前記第1のNMR信号を、第2の高
周波パルスを照射する前に取得するよう制御する。特に
好適には、第1のNMR信号を、位相エンコードによっ
て規定されるk空間の端部に配置し、第2のNMR信号
をk空間の中央部に配置する制御を行う。
【0008】また本発明によるMRI装置は、被検体に
静磁場を与える静磁場発生手段と、被検体に傾斜磁場を
与える傾斜磁場発生手段と、被検体の生体組織を構成す
る原子の原子核に核磁気共鳴を起こさせる高周波パルス
発生手段と、核磁気共鳴により放出されるNMR信号を
検出する受信系と、傾斜磁場と高周波パルスとNMR信
号の検出を所定のパルスシーケンスに従い所定のプロジ
ェクション数のNMR信号が収集されるまで繰り返し行
うシーケンサと、受信系で検出したNMR信号を用いて
画像再構成演算を行う信号処理系とを備えて成る磁気共
鳴イメージング装置において、パルスシーケンスは、第
1の高周波パルスを照射し、第1の位相エンコード傾斜
磁場を印加し、第1のNMR信号を検出するステップ
と、第1の位相エンコード傾斜磁場を打消す方向の第2
の位相エンコード傾斜磁場を印加した後、第2の高周波
パルスを照射し、第1の位相エンコード傾斜磁場の位相
エンコード量と異なる位相エンコード量の第3の位相エ
ンコード傾斜磁場を印加し、第2のNMR信号を検出す
るステップとを含み、信号処理系は、第1のNMR信号
及び第2のNMR信号を用いて1枚の断層像を得るもの
である。
静磁場を与える静磁場発生手段と、被検体に傾斜磁場を
与える傾斜磁場発生手段と、被検体の生体組織を構成す
る原子の原子核に核磁気共鳴を起こさせる高周波パルス
発生手段と、核磁気共鳴により放出されるNMR信号を
検出する受信系と、傾斜磁場と高周波パルスとNMR信
号の検出を所定のパルスシーケンスに従い所定のプロジ
ェクション数のNMR信号が収集されるまで繰り返し行
うシーケンサと、受信系で検出したNMR信号を用いて
画像再構成演算を行う信号処理系とを備えて成る磁気共
鳴イメージング装置において、パルスシーケンスは、第
1の高周波パルスを照射し、第1の位相エンコード傾斜
磁場を印加し、第1のNMR信号を検出するステップ
と、第1の位相エンコード傾斜磁場を打消す方向の第2
の位相エンコード傾斜磁場を印加した後、第2の高周波
パルスを照射し、第1の位相エンコード傾斜磁場の位相
エンコード量と異なる位相エンコード量の第3の位相エ
ンコード傾斜磁場を印加し、第2のNMR信号を検出す
るステップとを含み、信号処理系は、第1のNMR信号
及び第2のNMR信号を用いて1枚の断層像を得るもの
である。
【0009】
【作用】このように構成されたMRI方法及び装置で
は、第1のNMR信号の検出の前に印加する第1の位相
エンコード傾斜磁場の位相エンコード量と、第2のNM
R信号検出の前に印加する第3の位相エンコード傾斜磁
場の位相エンコード量が異なるため、第1のNMR信号
の検出と第2のNMR信号の検出により、1回のパルス
シーケンスの実行により2プロジェクションのNMR信
号を収集できる。これにより、パルスシーケンスを所定
のプロジェクション数の半分の回数繰返すことにより、
プロジェクション数と同数のNMR信号の収集ができる
ため撮像時間を短縮できる。
は、第1のNMR信号の検出の前に印加する第1の位相
エンコード傾斜磁場の位相エンコード量と、第2のNM
R信号検出の前に印加する第3の位相エンコード傾斜磁
場の位相エンコード量が異なるため、第1のNMR信号
の検出と第2のNMR信号の検出により、1回のパルス
シーケンスの実行により2プロジェクションのNMR信
号を収集できる。これにより、パルスシーケンスを所定
のプロジェクション数の半分の回数繰返すことにより、
プロジェクション数と同数のNMR信号の収集ができる
ため撮像時間を短縮できる。
【0010】
【実施例】図3は、本発明によるMRI装置の一実施例
を示す全体概略構成図である。MRI装置は、NMR現
象を利用して被検体の断層画像を得るもので、静磁場発
生磁石10と、中央処理装置(CPU)11と、シーケ
ンサ12と、送信系13と、磁場勾配発生系(傾斜磁場
発生系)14と、受信系15と、信号処理系16とから
成っている。
を示す全体概略構成図である。MRI装置は、NMR現
象を利用して被検体の断層画像を得るもので、静磁場発
生磁石10と、中央処理装置(CPU)11と、シーケ
ンサ12と、送信系13と、磁場勾配発生系(傾斜磁場
発生系)14と、受信系15と、信号処理系16とから
成っている。
【0011】静磁場発生磁石10は、被検体1の周りに
その体軸方向または体軸と直交する方向に強く均一な静
磁場を発生させるもので、被検体1の周りのある広がり
をもった空間に永久磁石方式または常電導方式あるいは
超電導方式の磁場発生手段が配置されている。シーケン
サ12は、CPU11の制御で動作し、被検体1の断層
画像のデータ収集に必要な種々の命令を送信系13、磁
場勾配発生系14、あるいは受信系15に送り、後述す
るパルスシーケンスで、傾斜磁場及び高周波パルスを発
生させるとともにNMR信号を検出し、所定のプロジェ
クション数のNMR信号が収集されるようにする。
その体軸方向または体軸と直交する方向に強く均一な静
磁場を発生させるもので、被検体1の周りのある広がり
をもった空間に永久磁石方式または常電導方式あるいは
超電導方式の磁場発生手段が配置されている。シーケン
サ12は、CPU11の制御で動作し、被検体1の断層
画像のデータ収集に必要な種々の命令を送信系13、磁
場勾配発生系14、あるいは受信系15に送り、後述す
るパルスシーケンスで、傾斜磁場及び高周波パルスを発
生させるとともにNMR信号を検出し、所定のプロジェ
クション数のNMR信号が収集されるようにする。
【0012】送信系13は、高周波発信器17と変調器
18と高周波増幅器19と送信側の高周波コイル20a
とからなり、高周波発信器17から出力された高周波パ
ルスをシーケンサ12の命令に従って変調器18で振幅
変調し、この振幅変調された高周波パルスを高周波増幅
器19で増幅した後に被検体1に近接して配属された高
周波コイル20aに供給することにより、電磁波である
高周波パルスを被検体1に照射する。
18と高周波増幅器19と送信側の高周波コイル20a
とからなり、高周波発信器17から出力された高周波パ
ルスをシーケンサ12の命令に従って変調器18で振幅
変調し、この振幅変調された高周波パルスを高周波増幅
器19で増幅した後に被検体1に近接して配属された高
周波コイル20aに供給することにより、電磁波である
高周波パルスを被検体1に照射する。
【0013】磁場勾配発生系14は、X、Y、Zの三軸
方向に巻かれた傾斜磁場コイル21と、それぞれのコイ
ルを駆動する傾斜磁場電源22とからなり、シーケンサ
12からの命令に従ってそれぞれのコイルの傾斜磁場電
源22を起動することにより、X、Y、Zの三軸方向
(周波数エンコード方向、位相エンコード方向及びスラ
イス方向)の傾斜磁場Gx、Gy、Gzを被検体1に印
加するようになっている。スライス方向傾斜磁場の加え
方により、被検体1に対するスライス面を設定すること
ができ、また周波数エンコード方向及び位相エンコード
方向の傾斜磁場によりNMR信号に空間的位置情報を付
与する。
方向に巻かれた傾斜磁場コイル21と、それぞれのコイ
ルを駆動する傾斜磁場電源22とからなり、シーケンサ
12からの命令に従ってそれぞれのコイルの傾斜磁場電
源22を起動することにより、X、Y、Zの三軸方向
(周波数エンコード方向、位相エンコード方向及びスラ
イス方向)の傾斜磁場Gx、Gy、Gzを被検体1に印
加するようになっている。スライス方向傾斜磁場の加え
方により、被検体1に対するスライス面を設定すること
ができ、また周波数エンコード方向及び位相エンコード
方向の傾斜磁場によりNMR信号に空間的位置情報を付
与する。
【0014】受信系15は、受信側の高周波コイル20
bと増幅器23と直交位相検波器24とA/D変換器2
5とからなり、送信側の高周波コイル20aから照射さ
れた電磁波による被検体1の応答の電磁波であるNMR
信号を被検体1に近接して配置された高周波コイル20
bで検出する。検出されたNMR信号は、増幅器23お
よび直交位相検波器24を介してA/D変換器25に入
力してデジタル量に変換され、さらにシーケンサ12か
らの命令によるタイミングで直交位相検波器24によリ
サンプリングされた二系列の収集データとされ、その信
号が信号処理系16に送られるようになっている。
bと増幅器23と直交位相検波器24とA/D変換器2
5とからなり、送信側の高周波コイル20aから照射さ
れた電磁波による被検体1の応答の電磁波であるNMR
信号を被検体1に近接して配置された高周波コイル20
bで検出する。検出されたNMR信号は、増幅器23お
よび直交位相検波器24を介してA/D変換器25に入
力してデジタル量に変換され、さらにシーケンサ12か
らの命令によるタイミングで直交位相検波器24によリ
サンプリングされた二系列の収集データとされ、その信
号が信号処理系16に送られるようになっている。
【0015】信号処理系16は、CPU11と磁気ディ
スク27および磁気テープ28等の記録装置と、CRT
等のディスプレィ29とからなり、CPU11でフーリ
エ変換、補正係数計算像再構成等の処理を行ない、任意
断面の信号強度分布あるいは複数の信号に適当な演算を
行なって得られた分布を画像化してディスプレィ28に
表示するようになっている。なお、図3において、送信
側および受信側の高周波コイル20a、20bと傾斜磁
場コイル21は、被検体1の周りの空間に配置された静
磁場発生磁石10の磁場空間内に配置されている。
スク27および磁気テープ28等の記録装置と、CRT
等のディスプレィ29とからなり、CPU11でフーリ
エ変換、補正係数計算像再構成等の処理を行ない、任意
断面の信号強度分布あるいは複数の信号に適当な演算を
行なって得られた分布を画像化してディスプレィ28に
表示するようになっている。なお、図3において、送信
側および受信側の高周波コイル20a、20bと傾斜磁
場コイル21は、被検体1の周りの空間に配置された静
磁場発生磁石10の磁場空間内に配置されている。
【0016】次にこのような構成におけるMRI装置の
パルスシーケンスについて説明する。図1は本発明の一
実施例を示すパルスシーケンス図である。図1において
RFは高周波パルス、Gzはスライス方向傾斜磁場、G
yは位相エンコード方向傾斜磁場、Gxは周波数エンコ
ード方向傾斜磁場をそれぞれ示す。このパルスシーケン
スでは、スライス方向傾斜磁場103を印加し、90°
高周波パルス101を照射する。これによりスライス方
向傾斜磁場103強度及び高周波パルス101波形で決
まる、被検体のスライス面のスピンが励起される。この
励起によってスピンから生じるFID(自由減衰)信号
を第1のNMR信号S1として収集する。このため、ス
ライス方向傾斜磁場103と極性が反対のスライス方向
傾斜磁場104を印加するとともに、NMR信号に位置
情報を与えるための位相エンコード傾斜磁場106及び
周波数エンコード傾斜磁場110を印加する。次いで、
周波数エンコード傾斜磁場111を印加すると同時にN
MR信号S1を収集する。ここで位相エンコード傾斜磁
場106によってスピンに付与された位相は、第2の位
相エンコード傾斜磁場107を印加することによって元
に戻される。即ち、位相エンコード傾斜磁場107は、
前に印加されている位相エンコード傾斜磁場106によ
る位相エンコード量を打消す振幅とする。
パルスシーケンスについて説明する。図1は本発明の一
実施例を示すパルスシーケンス図である。図1において
RFは高周波パルス、Gzはスライス方向傾斜磁場、G
yは位相エンコード方向傾斜磁場、Gxは周波数エンコ
ード方向傾斜磁場をそれぞれ示す。このパルスシーケン
スでは、スライス方向傾斜磁場103を印加し、90°
高周波パルス101を照射する。これによりスライス方
向傾斜磁場103強度及び高周波パルス101波形で決
まる、被検体のスライス面のスピンが励起される。この
励起によってスピンから生じるFID(自由減衰)信号
を第1のNMR信号S1として収集する。このため、ス
ライス方向傾斜磁場103と極性が反対のスライス方向
傾斜磁場104を印加するとともに、NMR信号に位置
情報を与えるための位相エンコード傾斜磁場106及び
周波数エンコード傾斜磁場110を印加する。次いで、
周波数エンコード傾斜磁場111を印加すると同時にN
MR信号S1を収集する。ここで位相エンコード傾斜磁
場106によってスピンに付与された位相は、第2の位
相エンコード傾斜磁場107を印加することによって元
に戻される。即ち、位相エンコード傾斜磁場107は、
前に印加されている位相エンコード傾斜磁場106によ
る位相エンコード量を打消す振幅とする。
【0017】次にスライス方向傾斜磁場105を印加
し、180°高周波パルス102を照射する。この場合
180°高周波パルス102は、CPMG(Carr‐Purc
ell‐Meiboom‐Gill)条件を満足するように印加する。
これによりスピンは180度反転し、最初の励起から所
定のエコー時間後にエコー信号を生じる。ここでもエコ
ー信号に位相エンコード方向の位置情報を付与するため
に第3の位相エンコード傾斜磁場108を印加する。こ
の位相エンコード傾斜磁場108の振幅(位相エンコー
ド量)は、第1の位相エンコード傾斜磁場106とは異
なる値である。この後、周波数エンコード傾斜磁場11
2を印加すると同時にエコー信号である第2のNMR信
号S2を収集する。次いで、前に印加されている位相エ
ンコード傾斜磁場108による位相エンコード量を打消
す振幅の位相エンコード傾斜磁場109を印加する。
し、180°高周波パルス102を照射する。この場合
180°高周波パルス102は、CPMG(Carr‐Purc
ell‐Meiboom‐Gill)条件を満足するように印加する。
これによりスピンは180度反転し、最初の励起から所
定のエコー時間後にエコー信号を生じる。ここでもエコ
ー信号に位相エンコード方向の位置情報を付与するため
に第3の位相エンコード傾斜磁場108を印加する。こ
の位相エンコード傾斜磁場108の振幅(位相エンコー
ド量)は、第1の位相エンコード傾斜磁場106とは異
なる値である。この後、周波数エンコード傾斜磁場11
2を印加すると同時にエコー信号である第2のNMR信
号S2を収集する。次いで、前に印加されている位相エ
ンコード傾斜磁場108による位相エンコード量を打消
す振幅の位相エンコード傾斜磁場109を印加する。
【0018】このパルスシーケンスを位相エンコード傾
斜磁場106〜109の振幅(位相エンコード量)を変
化させて繰返すことにより、画像に必要なプロジェクシ
ョン数と同数のNMR信号S1、S2を収集する。ここ
で、位相エンコード傾斜磁場の振幅の変化のさせ方、即
ち位相エンコード量の割り振りは、特に限定されるもの
ではないが、一般にエコー信号の方がコントラストの良
好な画像を得ることができ、診断に重要な情報は画像中
心に存在するので、画像中心の領域で第2のNMR信号
S2を利用するように割り振ることが望ましい。例え
ば、画像に必要なプロジェクション数(位相エンコード
数)が256の場合、NMR信号S1収集前に印加され
る位相エンコード傾斜磁場103は、位相エンコード量
を64〜128及び−64〜−128まで変化させなが
ら、シーケンスを繰返し、プロジェクション数128分
のNMR信号S1を収集する。一方、NMR信号S2収集
前に印加される位相エンコード傾斜磁場110は、位相
エンコード量を1〜±64まで変化させて、やはりプロ
ジェクション数128分のNMR信号S2を収集する。
斜磁場106〜109の振幅(位相エンコード量)を変
化させて繰返すことにより、画像に必要なプロジェクシ
ョン数と同数のNMR信号S1、S2を収集する。ここ
で、位相エンコード傾斜磁場の振幅の変化のさせ方、即
ち位相エンコード量の割り振りは、特に限定されるもの
ではないが、一般にエコー信号の方がコントラストの良
好な画像を得ることができ、診断に重要な情報は画像中
心に存在するので、画像中心の領域で第2のNMR信号
S2を利用するように割り振ることが望ましい。例え
ば、画像に必要なプロジェクション数(位相エンコード
数)が256の場合、NMR信号S1収集前に印加され
る位相エンコード傾斜磁場103は、位相エンコード量
を64〜128及び−64〜−128まで変化させなが
ら、シーケンスを繰返し、プロジェクション数128分
のNMR信号S1を収集する。一方、NMR信号S2収集
前に印加される位相エンコード傾斜磁場110は、位相
エンコード量を1〜±64まで変化させて、やはりプロ
ジェクション数128分のNMR信号S2を収集する。
【0019】このように1回のパルスシーケンスを行う
ことにより、2つのNMR信号S1及びS2が得られるた
め、K空間に配置するNMR信号を得るためには、即ち
画像に必要なNMR信号を得るためには、所定のプロジ
ェクション数の半分の回数パルスシーケンスを繰返せば
よい。従って、このときのプロジェクション数をP、パ
ルスシーケンスの1回の繰返し時間をTRとすると、撮
像時間はP×TR(1/2)となり、従来のスピンエコ
ー法の1/2となる。
ことにより、2つのNMR信号S1及びS2が得られるた
め、K空間に配置するNMR信号を得るためには、即ち
画像に必要なNMR信号を得るためには、所定のプロジ
ェクション数の半分の回数パルスシーケンスを繰返せば
よい。従って、このときのプロジェクション数をP、パ
ルスシーケンスの1回の繰返し時間をTRとすると、撮
像時間はP×TR(1/2)となり、従来のスピンエコ
ー法の1/2となる。
【0020】これらNMR信号S1、S2は所定の収集時
間t1、t2で収集された後、デジタル変換された後、所
定のタイミングでサンプリングされる。ここでNMR信
号の収集時間は、一般に長い方がSN比がよくなるが、
繰返し時間TRとの関係で決る所定の時間とする。また
NMR信号S1はFID信号であるため、その収集時間
t1は、90°高周波パルスと180°高周波パルスと
の間隔に依存することになる。従って、これらNMR信
号S1、S2の収集時間t1、t2が互いに異なる場合があ
るが、同数のサンプル数のNMR信号を得るために、N
MR信号のサンプリングタイムインターバルは各々、N
MR信号収集時間をサンプル数で除算した値とする。
間t1、t2で収集された後、デジタル変換された後、所
定のタイミングでサンプリングされる。ここでNMR信
号の収集時間は、一般に長い方がSN比がよくなるが、
繰返し時間TRとの関係で決る所定の時間とする。また
NMR信号S1はFID信号であるため、その収集時間
t1は、90°高周波パルスと180°高周波パルスと
の間隔に依存することになる。従って、これらNMR信
号S1、S2の収集時間t1、t2が互いに異なる場合があ
るが、同数のサンプル数のNMR信号を得るために、N
MR信号のサンプリングタイムインターバルは各々、N
MR信号収集時間をサンプル数で除算した値とする。
【0021】図2は図1のパルスシーケンスで収集した
NMR信号をフーリエ空間(K空間)へ配置したもので
ある。横軸はサンプル番号j(j=1〜512)、縦軸
はプロジェクション番号i(i=1〜256)である。
図示する実施例ではK空間上の領域を、i=1〜64の
領域R1、i=64〜192の領域R2及びi=193〜
256の領域R3に分けて、領域R1と領域R3には、N
MR信号S1を配置し、領域R2には、NMR信号S2を
配置している。このようにK空間上で、S1がR1及びR
3、S2がR2に対応するように図1の位相エンコード傾
斜磁場106〜109の振幅を制御する。図のようにフ
ーリエ空間(K空間)上に配置したNMR信号を2次元
フーリエ変換することにより被検体の断層像を得ること
ができる。このように領域を分けて、NMR信号を配置
することにより、診断情報としての重要度に応じて信号
を利用できる。
NMR信号をフーリエ空間(K空間)へ配置したもので
ある。横軸はサンプル番号j(j=1〜512)、縦軸
はプロジェクション番号i(i=1〜256)である。
図示する実施例ではK空間上の領域を、i=1〜64の
領域R1、i=64〜192の領域R2及びi=193〜
256の領域R3に分けて、領域R1と領域R3には、N
MR信号S1を配置し、領域R2には、NMR信号S2を
配置している。このようにK空間上で、S1がR1及びR
3、S2がR2に対応するように図1の位相エンコード傾
斜磁場106〜109の振幅を制御する。図のようにフ
ーリエ空間(K空間)上に配置したNMR信号を2次元
フーリエ変換することにより被検体の断層像を得ること
ができる。このように領域を分けて、NMR信号を配置
することにより、診断情報としての重要度に応じて信号
を利用できる。
【0022】尚、NMR信号S2は、180°高周波パ
ルス照射後のエコー信号であるため静磁場不均一の影響
を相殺した信号であるが、NMR信号S1は90°高周
波パルス照射後のFID信号であるため静磁場の不均一
の影響を含んでいる。しかしNMR信号S1とS2と同一
K空間上に配置する場合には、S1とS2は周波数エンコ
ード方向に同位相でなければならないので、高い静磁場
の均一度が要求される。従って、本発明のMRI装置で
は、高い均一度が達成できる静磁場磁石を用いると共
に、必要に応じてNMR信号S1を補正することが好ま
しい。例えば、NMR信号S1とS2のゲイン差を補正す
ることによってリンギング等の少ない画像を得ることが
可能である。
ルス照射後のエコー信号であるため静磁場不均一の影響
を相殺した信号であるが、NMR信号S1は90°高周
波パルス照射後のFID信号であるため静磁場の不均一
の影響を含んでいる。しかしNMR信号S1とS2と同一
K空間上に配置する場合には、S1とS2は周波数エンコ
ード方向に同位相でなければならないので、高い静磁場
の均一度が要求される。従って、本発明のMRI装置で
は、高い均一度が達成できる静磁場磁石を用いると共
に、必要に応じてNMR信号S1を補正することが好ま
しい。例えば、NMR信号S1とS2のゲイン差を補正す
ることによってリンギング等の少ない画像を得ることが
可能である。
【0023】以上の実施例では、1回のシーケンスで1
組のNMR信号を収集する場合について述べたが、NM
R信号の信号対雑音比を向上するため、同じNMR信号
を複数回収集し、加算してもよい。更に本発明のMRI
装置におけるパルスシーケンスは、高速スピンエコー法
と組合せてもよい。即ち、図1のパルスシーケンスの後
に複数の180°高周波パルスを照射するとともに、位
相エンコード量の異なる位相エンコード傾斜磁場を印加
して、複数のNMR信号を収集し、収集したNMR信号
をK空間に配置してもよい。これにより、さらに撮像時
間を短縮することができる。
組のNMR信号を収集する場合について述べたが、NM
R信号の信号対雑音比を向上するため、同じNMR信号
を複数回収集し、加算してもよい。更に本発明のMRI
装置におけるパルスシーケンスは、高速スピンエコー法
と組合せてもよい。即ち、図1のパルスシーケンスの後
に複数の180°高周波パルスを照射するとともに、位
相エンコード量の異なる位相エンコード傾斜磁場を印加
して、複数のNMR信号を収集し、収集したNMR信号
をK空間に配置してもよい。これにより、さらに撮像時
間を短縮することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明のMRI装置によれば、90°パルス印加後及び
180°高周波パルス印加後においてそれぞれ振幅の異
なる位相エンコード傾斜磁場を印加して、プロジェクシ
ョン番号の異なる2つのNMR信号を収集するようにし
たので、1回の計測で2プロジェクションの情報を収集
することができ、撮像時間を短縮することができる。
本発明のMRI装置によれば、90°パルス印加後及び
180°高周波パルス印加後においてそれぞれ振幅の異
なる位相エンコード傾斜磁場を印加して、プロジェクシ
ョン番号の異なる2つのNMR信号を収集するようにし
たので、1回の計測で2プロジェクションの情報を収集
することができ、撮像時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるMRI装置の一実施例を示すシー
ケンス図。
ケンス図。
【図2】図1のシーケンス図より得たNMR信号をK空
間に配置した図。
間に配置した図。
【図3】本発明によるMRI装置のブロック図。
【図4】従来のMRI装置のパルスシーケンス図。
【図5】図4のシーケンス図より得たNMR信号をK空
間に配置した図。
間に配置した図。
1・・・・・・被検体
10・・・・・・静磁場発生磁石
14・・・・・・傾斜磁場発生系
12・・・・・・シーケンサ
16・・・・・・信号処理系
101・・・・・・第1の高周波パルス
102・・・・・・第2の高周波パルス
106・・・・・・第1の位相エンコード傾斜磁場
107・・・・・・第2の位相エンコード傾斜磁場
108・・・・・・第3の位相エンコード傾斜磁場
Claims (4)
- 【請求項1】被検体に静磁場を与える静磁場発生手段
と、前記被検体に傾斜磁場を与える傾斜磁場発生手段
と、前記被検体の生体組織を構成する原子の原子核に核
磁気共鳴を起こさせる高周波パルス発生手段と、前記核
磁気共鳴により放出されるNMR信号を検出する受信系
と、前記傾斜磁場及び前記高周波パルスの発生及び前記
NMR信号の検出までのシーケンスを所定のプロジェク
ション数のNMR信号が収集されるまで繰り返し行うシ
ーケンサと、前記受信系で検出したNMR信号を用いて
画像再構成演算を行う信号処理系とを備えて成る磁気共
鳴イメージング装置において、 前記シーケンサは、第1の高周波パルスを照射し、第1
の位相エンコード傾斜磁場を印加し、第1のNMR信号
を検出するステップと、前記第1の位相エンコード傾斜
磁場を打消す方向の第2の位相エンコード傾斜磁場を印
加した後、第2の高周波パルスを照射し、前記第1の位
相エンコード傾斜磁場の位相エンコード量と異なる位相
エンコード量の第3の位相エンコード傾斜磁場を印加
し、第2のNMR信号を検出するステップとを含むシー
ケンスを繰り返し、前記信号処理系は、前記第1のNM
R信号及び前記第2のNMR信号を用いて1枚の断層像
を得ることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項2】被検体に静磁場を与える静磁場発生手段
と、前記被検体に傾斜磁場を与える傾斜磁場発生手段
と、前記被検体の生体組織を構成する原子の原子核に核
磁気共鳴を起こさせる高周波パルス発生手段と、前記核
磁気共鳴により放出されるNMR信号を検出する受信系
と、前記傾斜磁場及び前記高周波パルスの発生及び前記
NMR信号の検出までのシーケンスを所定のプロジェク
ション数のNMR信号が収集されるまで繰り返し行う制
御系と、前記受信系で検出したNMR信号を用いて画像
再構成演算を行う信号処理系とを備えて成る磁気共鳴イ
メージング装置において、 前記制御系は、第1の高周波パルスを照射することによ
って生じる第1のNMR信号を取得するとともに、第2
の高周波パルスを照射することによって生じる第2のN
MR信号を取得する制御を行い、この際、第1のNMR
信号に付与した位相エンコードを打ち消して第1のNM
R信号と第2のNMR信号に異なる位相エンコードを付
与する制御を行い、第1のNMR信号及び第2のNMR
信号を用いて1枚の断層像を再構成することを特徴とす
る磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項3】前記制御系は、前記第1および第2のNM
R信号を、位相エンコードによって規定されるk空間に
配置し、その際、第1のNMR信号を前記k空間の端部
に、第2のNMR信号を前記k空間の中央部に配置する
制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の
磁気共鳴イメージング装置。 - 【請求項4】前記信号処理系は、第1のNMR信号と第
2のNMR信号のゲイン差を補正後、1枚の断層像を再
構成することを特徴とする請求項1ないし3いずれか1
項記載の磁気共鳴イメージング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07225594A JP3478867B2 (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07225594A JP3478867B2 (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07275221A JPH07275221A (ja) | 1995-10-24 |
JP3478867B2 true JP3478867B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=13484010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07225594A Expired - Fee Related JP3478867B2 (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3478867B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-11 JP JP07225594A patent/JP3478867B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07275221A (ja) | 1995-10-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030826 |
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