JP3476947B2 - カラー陰極線管 - Google Patents
カラー陰極線管Info
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/07—Shadow masks
- H01J2229/0727—Aperture plate
- H01J2229/0738—Mitigating undesirable mechanical effects
- H01J2229/0744—Vibrations
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- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
いわゆるスロット型と称されるシャドウマスクを備えた
カラー陰極線管に関する。
の内壁面側にシャドウマスクが備えられ、電子銃から発
射された3本の電子ビームは、このシャドウマスクに形
成された複数の電子透過孔のうちの一つの孔に通過した
後、フェースパネルの内壁に形成された赤色(R)、緑
色(G)、および青色(B)を呈するそれぞれの蛍光体
面に射突するようになっている。
ムがそれぞれ区分けして塗布された各蛍光体に分担して
射突できるように、その進路を選択制御する機能を有す
るようになっている。
のものが知られているが、電子銃からの電子ビームの水
平走査方向に対して直交する方向に延在するグリル部と
これら隣接するグリル部を接続するブリッジ部とを有
し、これらグリル部およびブリッジ部を枠とした長方形
状の各電子透過孔(スロットと称されている)が形成さ
れているものがある。いわゆるスロット型シャドウマス
クと称されるものである。
たとえば米国特許第4973283号明細書に詳しく開
示されている。
スクは、電子ビームの水平走査方向に対して直交する方
向に張力をもたせて配置されているが、外部からの振動
が加わると、共振を起こして振動(面振動)してしまう
ことが確認されている。
に防振ワイヤを電子ビームの水平走査方向に沿って張設
させ、この防止ワイヤによってシャドウマスク面を押圧
させることによって振動をできるだけ減衰させようとし
たものが知られている。ちなみに、この防振ワイヤは、
電子ビームの水平走査方向に沿って複数本並設させてい
るのが通常である。
うに構成されているシャドウマスクは、前記防振ワイヤ
が電子透過孔を横切って張設されてしまうことを免れ得
なかった。
この防振ワイヤに衝突してしまい、該防振ワイヤに対応
する蛍光体に電子ビームが届かなくなり、この蛍光体に
影ができることによって画質を劣化させてしまうという
問題が指摘されるに至った。
れたものであり、その目的は、画質を劣化させることな
く、シャドウマスクの防振を図ったカラー陰極線管を提
供することにある。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
それら各電子透過孔は、電子銃からの電子ビームの水平
走査方向に対して直交する方向に延在するグリル部とこ
れら隣接するグリル部を接続するブリッジ部とを枠とし
て形成されているスロット型シャドウマスクを備え、こ
のスロット型シャドウマスクは前記グリル部の延在方向
に張設されて配置されているカラー陰極線管において、
前記グリル部に重畳されて延在して張設される防振ワイ
ヤが少なくとも一つ備えられていることを特徴とするも
のである。
ウマスクは、電子透過孔を形成する枠の一つとなるグリ
ル部に沿って防振ワイヤを張設させるようにしたもので
ある。
走査方向に対して直交する方向に延在する構成となって
いることから、防振ワイヤは、電子透過孔を全く横切る
ことなく、グリル部に重畳されて延在させることができ
るとともに、このグリル部を押圧させて張設させること
ができるようになる。
れる防振ワイヤがなくなることによって、その影が蛍光
体に投影されることがなくなり、画質の向上が図れるよ
うになる。
水平走査方向に沿って複数本並設させるようにしてもよ
いが、ブリッジ部で接続されたグリル部の一体性から1
本であっても面振動における防振の効果がもたらされる
ことはいうまでもない。
施例を示す断面図である。
放射する電子銃構体4がある。この電子銃構体4は電子
ビームR(赤色)、G(緑色)、B(青色)用の各電子
銃(図示せず)の一体構造からなり、それぞれの電子銃
から電子ビームR、G、Bを照射するようになってい
る。
配置され、この蛍光面6はマトリックス状に配置された
各画素の領域を備えたものとなっている。
は、電子ビームR、G、Bの照射によってそれぞれの色
R(赤色)、G(緑色)、B(青色)を発光する各蛍光
体を隣接させて備えてなり、このように構成される一画
素は、前記電子銃構体4の各電子銃からの電子ビーム
R、G、Bが後に詳述するシャドウマスク構体7に形成
されている複数の電子透過孔のうち一つの孔を通過した
後、対応する蛍光体に照射されることによって、所定の
色を呈するようになっている。
れガラスから構成される外囲器によって内包され、前記
蛍光面6は前記外囲器のうちフェースパネル1と称され
る部分の内壁面に被着されて配置されたものとなってい
る。ここで、フェースパネル1は、カラー陰極線管の表
示部となるものであり、観察者はこのフェースパネル1
を通して前記蛍光面6の発色を認識することができるよ
うになっている。
内包する部分をネック3、このネック3と前記フェース
パネル1との間の部分をファンネル2と称している。
周には偏向ヨーク5が配置され、この偏向ヨーク5によ
って、前記電子銃構体4からの各電子ビームを前記蛍光
面6上の各画素に順次照射していくための走査(偏向)
を行うようになっている。
部分には、前記電子銃構体4を構成する各電子銃からの
それぞれの走査された電子ビームの対応する各蛍光体へ
導くためのシャドウマスク構体7が前記蛍光面6と対向
して配置されている。
シャドウマスク8と、このスロット型シャドウマスク8
の電子の水平走査と平行な端辺を支持するマスクフレー
ム9a、9bと、このマスクフレーム9a、9bを保持
する支持フレーム10a、10bとから構成されてい
る。ここで、支持フレーム10a、10bはマスクフレ
ーム9a、9bが互いに離間する方向に力が作用するよ
うに弾性を有する部材からなっており、これによりスロ
ット型シャドウマスク8は電子の水平走査方向と直交す
る方向(図中y方向)に均等な張力が作用するようにな
っている。
施例を示す斜視図を示している。
8は、極薄板(厚さ0.025mm)の鉄材であり、マ
スクフレーム9a,9bと垂直方向に張力が印加されて
おり、電子透過孔20を有している。そして、この電子
透過孔20はいわゆるグリル部21とブリッジ部22と
を枠とし、これにより該電子透過孔20は通常スロット
と称されている。
詳細に示す説明図である。グリル部21は図中y方向
(電子銃からの電子ビームの水平走査方向に対して直交
する方向)に直線的に延在し、それらがx方向(電子銃
からの電子ビームの水平走査方向)に等間隔に並設され
ている。そして、これら各グリル部のみではシャドウマ
スク8のハンドリング等の取扱いが難しいため、図中x
方向に延在しているブリッジ部22で接続させている。
このブリッジ部22はy方向に等間隔に並設されている
とともに、x方向に隣接するブリッジ部22とは交互配
置になっている。
8は、そのy方向サイズが300mm、x方向サイズが
400mm、板厚が0.025mmであり、0.052
mm×0.94mmの電子通過孔20がx方向に0.2
5mmのピッチずつ、y方向に1.0mmずつ並設され
たものを用いている。この結果、グリル部21の幅は
0.198mm、ブリッジ部22の幅は0.06mmと
なっている。
マスク構体7には、スロット型シャドウマスク8の振動
(面振動)を防止するためたとえばタングステン線から
なる防振ワイヤ12が取り付けられている。この防振ワ
イヤ12はマスクフレーム9a、9bとの間に張設され
て取り付けられたものであり、スロット型シャドウマス
ク8のy方向と平行な各端辺からそれぞれ等しい距離の
位置に位置づけられている。
延在方向と同一の方向に延在するグリッド部21に重畳
されて配置され、電子透過孔20を全く横切ることなく
配置されたものとなっている。
が0.1mm程度のものを使用するが、要はグリル部2
1の幅より小さければ、たとえば0.15mm程度であ
ってもよい。
れが張設されて配置される結果としてシャドウマスク8
面に押圧された状態で配置されている。
ように、マスクフレーム9a、9bにそれぞれ取り付け
た弾性を有するワイヤ支持体11a、11bに支持され
た構成となっている。
ヤ支持体11a、11bをその弾性に抗する状態で防振
ワイヤ12を溶接し、その溶接後においてワイヤ支持体
11a、11bの弾性を解除することによって上述した
構成(b)とすることができる。
によれば、電子透過孔20を形成する枠の一つとなるグ
リル部21に沿って防振ワイヤ12を張設させるように
したものである。
の水平走査方向に対して直交する方向に延在する構成と
なっていることから、防振ワイヤ21は、電子透過孔2
0を全く横切ることなく、グリル部21に重畳されて延
在させることができるとともに、このグリル部21を押
圧させて張設させることができるようになる。
置される防振ワイヤ12がなくなることによって、その
影が蛍光体に投影されることがなくなり、画質の向上が
図れるようになる。
本設けたものであるが、これに限定されることはなく3
本以上であってもよいことはいうまでもない。また、1
本であっても本発明の効果が得られることはいうまでも
ない。
本発明によるカラー陰極線管によれば、画質を劣化させ
ることなく、シャドウマスクの防振を図ることができる
ようになる。
ドウマスク構体の一実施例を示す斜視図である。
断面図である。
ット型シャドウマスクの一実施例を示すパターン図であ
る。
られる防振ワイヤの取付け方法の一実施例を示す説明図
である。
マスク、12……防振ワイヤ、20……電子透過孔、2
1……グリル部、22……ブリッジ部。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の電子透過孔が形成され、それら各
電子透過孔は、電子銃からの電子ビームの水平走査方向
に対して直交する方向に延在するグリル部とこれら隣接
するグリル部を接続するブリッジ部とを枠として形成さ
れているスロット型シャドウマスクを備えたカラー陰極
線管において、 スロット型シャドウマスクは水平走査方向に対して直交
する方向に延在して張設される防振ワイヤが少なくとも
一つ備えられ、前記防振ワイヤは弾性を有するワイヤ支
持体に支持され、前記グリル部に重畳され、シャドウマ
スク面に押圧された状態で配置されていることを特徴と
するカラー陰極線管。 - 【請求項2】 請求項1において、前記防振ワイヤの幅
は0.15mm以下であることを特徴とするカラー陰極
線管。
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ID=12351101
Family Applications (1)
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JP03215795A Expired - Fee Related JP3476947B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | カラー陰極線管 |
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-
1995
- 1995-02-21 JP JP03215795A patent/JP3476947B2/ja not_active Expired - Fee Related
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