JP3475163B2 - 無線装置 - Google Patents
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- H04B7/02—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
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Description
アンテナ指向性を変更可能な無線装置の構成に関し、特
に、アダプティブアレイ無線基地局において用いられる
無線装置の構成に関する。
数の有効利用を図るべく種々の伝送チャネル割当方法が
提案されており、その一部のものは実用化されている。
vision Multiple Access:FDMA),時分割多重接続
(Time Division Multiple Access :TDMA)および
PDMAの各種の通信システムにおけるチャネルの配置
図である。
AおよびPDMAについて簡単に説明する。図6(a)
はFDMAを示す図であって、異なる周波数f1〜f4
の電波でユーザ1〜4のアナログ信号が周波数分割され
て伝送され、各ユーザ1〜4の信号は周波数フィルタに
よって分離される。
ユーザのデジタル化された信号が、異なる周波数f1〜
f4の電波で、かつ一定の時間(タイムスロット)ごと
に時分割されて伝送され、各ユーザの信号は周波数フィ
ルタと基地局および各ユーザ移動端末装置間の時間同期
とにより分離される。
り電波の周波数利用効率を高めるために、PDMA方式
が提案されている。このPDMA方式は、図6(c)に
示すように、同じ周波数における1つのタイムスロット
を空間的に分割して複数のユーザのデータを伝送するも
のである。このPDMAでは各ユーザの信号は周波数フ
ィルタと基地局および各ユーザ移動端末装置間の時間同
期とアダプティブアレイ(adaptive array)などの相互
干渉除去装置とを用いて分離される。
の動作原理については、たとえば下記の文献等に説明さ
れているように周知なものである。
Systems, ”Proc. IEEE, vol.55,No.12, pp.2143-2159
(Dec. 1967 ). S. P. Applebaum :“Adaptive Arrays ”, IEEE Tran
s. Antennas & Propag., vol.AP-24, No.5, pp.585-598
(Sept. 1976). 図7は、このようなアダプティブアレイ無線基地局の動
作原理を概念的に示す模式図である。図7において、1
つのアダプティブアレイ無線基地局1は、n本のアンテ
ナ♯1,♯2,♯3,…,♯nからなるアレイアンテナ
2を備えており、その電波が届く範囲を第1の斜線領域
3として表わす。一方、隣接する他の無線基地局6の電
波が届く範囲を第2の斜線領域7として表わす。
話機4とアダプティブアレイ無線基地局1との間で電波
信号の送受信が行なわれる(矢印5)。一方、領域7内
で、他のユーザBの端末である携帯電話機8と無線基地
局6との間で電波信号の送受信が行なわれる(矢印
9)。
の電波信号の周波数とユーザBの携帯電話機8の電波信
号の周波数とが等しいとき、ユーザBの位置によって
は、ユーザBの携帯電話機8からの電波信号が領域3内
で不要な干渉信号となり、ユーザAの携帯電話機4とア
ダプティブアレイ無線基地局1との間の電波信号に混入
してしまうことになる。
の混合した電波信号を受信したアダプティブアレイ無線
基地局1では、何らかの処理を施さなければ、ユーザA
およびBの双方からの信号が混じった信号を出力するこ
ととなり、本来通話すべきユーザAの通話が妨げられる
ことになる。
成および動作]アダプティブアレイ無線基地局1では、
このユーザBからの信号を出力信号から除去するため
に、次のような処理を行なっている。図8は、アダプテ
ィブアレイ無線基地局1の構成を示す概略ブロック図で
ある。
ーザBからの信号をB(t)とすると、図7のアレイア
ンテナ2を構成する第1のアンテナ♯1での受信信号x
1(t)は、次式のように表わされる: x1(t)=a1×A(t)+b1×B(t) ここで、a1,b1は、後述するようにリアルタイムで
変化する係数である。
信号xn(t)は、次式のように表わされる: xn(t)=an×A(t)+bn×B(t) ここで、an,bnも同様にリアルタイムで変化する係
数である。
は、ユーザAからの電波信号に対し、アレイアンテナ2
を構成するアンテナ♯1,♯2,♯3,…,♯nのそれ
ぞれの相対位置が異なるため(たとえば、各アンテナ同
士は互いに、電波信号の波長の5倍、すなわち1メート
ル程度の間隔をあけて配されている)、それぞれのアン
テナでの受信強度に差が生じることを表わしている。
bnも同様に、ユーザBからの電波信号に対し、アンテ
ナ♯1,♯2,♯3,…,♯nのそれぞれでの受信強度
に差が生じることを表わしている。各ユーザは移動して
いるため、これらの係数はリアルタイムで変化する。
(t),x2(t),x3(t),…,xn(t)は、
対応するスイッチ10−1,10−2,10−3,…,
10−nを介してアダプティブアレイ無線基地局1を構
成する受信部1Rに入り、ウエイトベクトル制御部11
に与えられるとともに、対応する乗算器12−1,12
−2,12−3,…,12−nの一方入力にそれぞれ与
えられる。
ベクトル制御部11からそれぞれのアンテナでの受信信
号に対する重みw1,w2,w3,…,wnが印加され
る。これらの重みは、後述するように、ウエイトベクト
ル制御部11により、リアルタイムで算出される。
1(t)は、乗算器12−1を経て、w1×(a1A
(t)+b1B(t))となり、アンテナ♯2での受信
信号x2(t)は、乗算器12−2を経て、w2×(a
2A(t)+b2B(t))となり、アンテナ♯3での
受信信号x3(t)は、乗算器12−3を経て、w3×
(a3A(t)+b3B(t))となり、さらにアンテ
ナ♯nでの受信信号xn(t)は、乗算器12−nを経
て、wn×(anA(t)+bnB(t))となる。
−3,…,12−nの出力は、加算器13で加算され、
その出力は下記のようになる: w1(a1A(t)+b1B(t))+w2(a2A
(t)+b2B(t))+w3(a3A(t)+b3B
(t))+…+wn(anA(t)+bnB(t)) これを信号A(t)に関する項と信号B(t)に関する
項とに分けると次のようになる: (w1a1+w2a2+w3a3+…+wnan)A
(t)+(w1b1+w2b2+w3b3+…+wnb
n)B(t) ここで、後述するように、アダプティブアレイ無線基地
局1は、ユーザA,Bを識別し、所望のユーザからの信
号のみを抽出できるように上記重みw1,w2,w3,
…,wnを計算する。たとえば、図8の例では、ウエイ
トベクトル制御部11は、本来通話すべきユーザAから
の信号A(t)のみを抽出するために、係数a1,a
2,a3,…,an,b1,b2,b3,…,bnを定
数とみなし、信号A(t)の係数が全体として1、信号
B(t)の係数が全体として0となるように、重みw
1,w2,w3,…,wnを計算する。
は、下記の連立一次方程式を解くことにより、信号A
(t)の係数が1、信号B(t)の係数が0となる重み
w1,w2,w3,…,wnをリアルタイムで算出す
る: w1a1+w2a2+w3a3+…+wnan=1 w1b1+w2b2+w3b3+…+wnbn=0 この連立一次方程式の解法の説明は省略するが、先に列
挙した文献に記載されているとおり周知であり、現にア
ダプティブアレイ無線基地局において既に実用化されて
いるものである。
nを設定することにより、加算器13の出力信号は下記
のとおりとなる: 出力信号=1×A(t)+0×B(t)=A(t) [ユーザの識別、トレーニング信号]なお、前記のユー
ザA,Bの識別は次のように行なわれる。
構成を示す概略図である。携帯電話機の電波信号は大き
くは、無線基地局にとって既知の信号系列からなるプリ
アンブルと、無線基地局にとって未知の信号系列からな
るデータ(音声など)とから構成される。
無線基地局にとって通話すべき所望のユーザかどうかを
見分けるための情報の信号系列を含んでいる。アダプテ
ィブアレイ無線基地局1のウエイトベクトル制御部11
(図8)は、メモリ14から取出したユーザAに対応し
たトレーニング信号と、受信した信号系列とを対比し、
ユーザAに対応する信号系列を含んでいると思われる信
号を抽出するようにウエイトベクトル制御(重みの決
定)を行なう。このようにして抽出されたユーザAの信
号は、出力信号SRX(t)としてアダプティブアレイ無
線基地局1から外部出力される。
STX(t)は、アダプティブアレイ無線基地局1を構成
する送信部1Tに入り、乗算器15−1,15−2,1
5−3,…,15−nの一方入力に与えられる。これら
の乗算器の他方入力にはそれぞれ、ウエイトベクトル制
御部11により先に受信信号に基づいて算出された重み
w1,w2,w3,…,wnがコピーされて印加され
る。
力信号は、対応するスイッチ10−1,10−2,10
−3,…,10−nを介して、対応するアンテナ♯1,
♯2,♯3,…,♯nに送られ、図7の領域3内に送信
される。
用いて送信される信号には、受信信号と同様にユーザA
をターゲットとする重み付けがされているため、送信さ
れた電波信号はあたかもユーザAに対する指向性を有す
るかのようにユーザAの携帯電話機4により受信され
る。
ィブアレイ無線基地局1との間での電波信号の授受をイ
メージ化した図である。現実に電波が届き得る範囲を示
す図7の領域3に対比して、図10の仮想上の領域3a
に示すようにアダプティブアレイ無線基地局1からはユ
ーザAの携帯電話機4をターゲットとして指向性を伴っ
て電波信号が放射されている状態がイメージされる。
は、既に、以上説明したようなアダプティブアレイが実
用化されており、今後より多くのユーザ収容できるPD
MA方式の実現についても検討されている。このような
PDMA方式については、以下の文献に開示されてい
る。
CS93-84, pp.37-44, Jan.1994 (2) S.C.Swales, M.A.Beach, D.J.Edwards, J.P.Mc
Geehan, IEEE Trans.Veh. Technol., vol. 39, pp.56-6
7, Feb.1990 (3) T.Ohgane, Y.Ogawa, and K.Itoh, Proc. VTC '
97, vol. 2, pp.725-729, May 1997 以上説明したとおり、アダプティブアレイを用いたPD
MA(Path DivisionMultiple Access)方式では、最適
なウエイトベクトルが算出されている限り、適応的に干
渉ユーザに対してアレイアンテナの指向性のヌル方向を
向けることで、同一セル内で複数ユーザに同一チャネル
を割当てることが可能となる。
方式では、同一チャネル干渉を除去する技術が必要であ
る。この点で、干渉波に適応的にヌルを向けるアダプテ
ィブアレイは、所望波のレベルより干渉波のレベルが高
い場合でも効果的に干渉波を抑制できるため、有効な手
段である。
用いた場合には、受信時の干渉除去だけではなく、送信
時に不要な放射を低減することも可能である。
信時のアレイパターンを用いるか、到来方向推定などの
結果から新たに生成する手法が考えられる。後者はFD
D(Frequency Division Duplex)、TDD(Time Divi
sion Duplex)を問わず適用することができるが、複雑
な処理が必要となる。一方、前者をFDDで用いる場
合、送受信のアレイパターンが異なるため、アレイ配置
やウエイトなどの補正が必要となる。このため、一般に
は、TDDでの適用が前提となり、外部スロットが連続
した環境では良好な特性が得られている。
ブアレイを用いたTDD/PDMA方式では、上り回線
で得られたアレイパターン(ウエイトベクトルパター
ン)を下り回線で使用する際に、角度広がりのある動的
なレイリー伝搬路を想定した場合には、上下回線間の時
間差により下り回線で誤り率が劣化する場合がある。
ザ端末から基地局に電波が送信されてから、逆に基地局
から下り回線(ダウンリンク)によりユーザ端末に電波
を射出するまでに時間間隔があるため、ユーザ端末の移
動速度が無視できない場合、基地局からの電波の射出方
向と実際のユーザ端末の存在する方向との誤差のために
誤り率が劣化してしまうためである。
線用ウエイトの推定法として、上り回線で得られたウエ
イトベクトル値を用いて一次外挿を行なう手法が以下の
文献中に提案されている。
(B−II)、vol.J81−B−II,no.1,
pp.1−9,Jan.1998. (2)土居、大鐘、唐沢、信学技報、RCS97−6
8、pp.27−32、Jul.1997. しかしながら、実際にウエイトの時間変化を観測する
と、直線的ではないため従来のウエイトベクトルの一次
外挿による方法では誤差が大きいという問題があった。
は、実用的な回路規模で演算を処理可能とする必要もあ
る。
ためになされたものであって、応答ベクトルの時間変動
を推定することによって間接的にウエイトを推定するこ
とにより、TDD/PDMA方式において上下回線間の
時間差により発生する下り回線での誤り率の劣化の抑制
を実用的な回路規模で実現することが可能な無線装置を
提供することである。
リアルタイムにアンテナ指向性を変更し、複数の端末と
の間で信号の送受信を時分割で行なう無線装置であっ
て、離散的に配置された複数のアンテナと、複数のアン
テナからの信号を受けて、複数の端末からの信号のう
ち、第1の端末からの信号を分離するための第1の受信
回路と、複数のアンテナからの信号を受けて、複数の端
末からの信号のうち、第2の端末からの信号を分離する
ための第2の受信回路とを備え、第1の受信回路は、受
信信号の受信時に、複数のアンテナからの信号に基づい
て第1のウエイトベクトルを生成し、第1の端末からの
信号を分離する第1の受信信号分離回路と、受信信号の
受信時に、第1の受信信号分離回路の出力に基づいて生
成された第1のレプリカ信号と複数のアンテナからの信
号とに応じて、第1の端末からの信号に対する第1の受
信相関ベクトルを算出する第1の受信相関ベクトル算出
回路と、受信信号の受信時に、複数のアンテナからの信
号に対して、第2の受信回路における分離制御情報に基
づいて、第2の端末からの信号に対応する第2のレプリ
カ信号を生成する第1のレプリカ信号生成回路と、第2
の受信回路から与えられる第2の端末からの信号に対す
る第2の受信相関ベクトルと第1の受信相関ベクトルと
第1および第2のレプリカ信号から算出される相関行列
とに基づいて、第1の端末からの信号に対する受信応答
ベクトルを推定する受信応答ベクトル計算回路とを含
む。
の無線装置の構成に加えて、第2の受信回路は、受信信
号の受信時に、複数のアンテナからの信号に基づいて第
2のウエイトベクトルを生成し、第2の端末からの信号
を分離する第2の受信信号分離回路と、受信信号の受信
時に、第2の受信信号分離回路の出力に基づいて生成さ
れた第3のレプリカ信号と複数のアンテナからの信号と
に応じて、第2の受信相関ベクトルを算出する第2の受
信相関ベクトル算出回路とを含み、第2の受信信号分離
回路は、分離制御情報として第2のウエイトベクトルを
第1のレプリカ信号生成回路に与える。
の無線装置の構成に加えて、信号の送受信時に複数のア
ンテナを第1および第2の受信回路と共用する送信回路
をさらに備え、送信回路は、受信応答ベクトル計算回路
の推定結果に基づいて、送信信号の送信時の伝搬路を予
測する送信伝搬路推定回路と、送信伝搬路推定回路の推
定結果に基づいて、送信信号の送信時のアンテナ指向性
を更新する送信指向性制御回路とを備える。
波のレプリカ信号を生成する構成)図1は、応答ベクト
ルの時間変動を推定することによって、送信時のウエイ
トを推定するPDMA用基地局の無線装置(無線基地
局)1000の構成を示す概略ブロック図である。
示した無線装置1000では、アダプティブアレイのウ
エイトが各アンテナ素子における応答ベクトルにより一
意に表わせることに注目し、応答ベクトルの時間変動を
推定することによって間接的にウエイトを推定すること
により、角度広がりなど動的なレイリー伝搬路を想定し
た場合、TDD/PDMA方式においても上下回線間の
時間差により発生する下り回線での誤り率の劣化を抑制
することを目的としている。
えばユーザPS1とPS2とを識別するために、4本の
アンテナ♯1〜♯4が設けられている。
般的にL本(L個の自然数)であってもよい。また、ユ
ーザの人数は説明の簡単のために2人としている。しか
しながら、本発明はこのような場合に限定されず、ユー
ザは3人以上であってもよい。さらに、図1に示した構
成では、説明の簡単のために、信号の受信に関係する部
分の構成のみを抜出して示している。したがって、本来
は従来のアダプティブアレイの構成と同様に設けられて
いる送信部の構成については図示省略している。
テナ♯1〜♯4からの信号を受けて、対応するユーザP
S1からの信号を分離するための受信部SR1と、対応
するユーザPS2からの信号を分離するための受信部S
R2とが設けられている。
た受信信号x1(t),x2(t),x3(t),x4
(t)は、受信部SR1に入ると、まず、同期回路2.
1に与えられ、ユーザPS1からの信号の到来タイミン
グの検出が行なわれた後、さらに、受信ウエイトベクト
ル計算機20.1、受信相関ベクトル計算機22.1に与
えられるとともに、対応する乗算器12−1.1,12
−2.1,12−3.1,12−4.1の一方入力にそれ
ぞれ与えられる。
イトベクトル計算機20.1からそれぞれのアンテナで
の受信信号に対する重み係数wrx11,wrx21,
wrx31,wrx41が印加される。これらの重み係
数は、従来例と同様に、受信ウエイトベクトル計算機2
0.1により、リアルタイムで算出される。
1.1〜12−4.1の出力を受けて加算するための加算
器13.1と、加算器13.1の出力を受けて復調して
ベースバンド信号を抽出するための復調回路30.1
と、復調回路30.1の出力を受けて再変調し、ユーザ
PS1から受信信号のレプリカ信号を生成するための再
変調回路32.1と、再変調回路32.1の出力を受け
て波形を整形するためのフィルタリング回路34.1と
を備える。フィルタリング回路34.1の出力は、受信
部SR2のタイミング調整回路36.2に与えられる。
からの受信信号x1(t)〜x4(t)と再変調回路3
2.1の出力とを受けて、後に説明する手順に従って、
ユーザPS1からの信号に対する受信相関ベクトルを算
出するための受信相関ベクトル計算機22.1と、フィ
ルタリング回路34.2からの出力をさらにタイミング
調整回路36.1においてユーザPS1とユーザPS2
との受信信号の到来タイミングの差を調整した上で得ら
れるユーザPS2からの信号のレプリカ信号と受信相関
ベクトル計算機22.1の出力と再変調回路32.1の
出力であるユーザPS1からの信号のレプリカ信号とに
基づいて、ユーザPS1からの受信信号に対する受信応
答ベクトルを算出するための受信応答ベクトル計算機2
4.1とを備える。
R1の同期回路2.1と受信部SR2の同期回路2.2
との受信信号の到来タイミングの検出結果に応じて、フ
ィルタリング回路34.2からタイミング調整回路3
6.1に与えられた信号に対して、ユーザPS1とユー
ザPS2との受信信号の到来タイミングの差を調整した
上でユーザPS2からの信号のレプリカ信号を受信応答
ベクトル計算機24.1に与える。
けられる。なお、再変調回路32.2の出力をフィルタ
リング回路34.2を通して波形整形する必要があるの
は、ユーザPS1からの信号とユーザPS2からの信号
の到来タイミングが一般的には異なるために、受信応答
ベクトル計算機24.1で受信応答ベクトルを計算する
際に、受信部SR1におけるユーザPS1からの受信信
号のサンプリングのタイミングと、受信部SR2におけ
るユーザPS2からの受信信号のサンプリングのタイミ
ングとが異なり、その結果、受信部SR2における再変
調回路32.2の出力においてサンプリングタイミング
の間の補間された信号レベルを用いる必要があるためで
ある。
受信応答ベクトルから、後に説明するように、応答ベク
トルの時間変動を推定することによって間接的に送信時
のウエイトを推定することが可能となる。
まず、受信部SR1の動作を簡単に説明すると以下のと
おりである。
(t),x2(t),x3(t),x4(t)は、以下
の式で表される。
1,2,3,4)のアンテナの受信信号を示し、信号S
rxi (t)は、i番目(i=1,2)のユーザが送信
した信号を示す。
受信された、i 番目のユーザからの信号の複素係数を示
し、nj (t)は、j番目の受信信号に含まれる雑音を
示している。
記すると、以下のようになる。
は、[…]の転置を示す。ここで、X(t)は入力信号
ベクトル、Hi はi番目のユーザの受信応答ベクトル、
N(t)は雑音ベクトルをそれぞれ示している。
したように、それぞれのアンテナからの入力信号に重み
係数wrx1i〜wrx4iを掛けて合成した信号を受信
信号Srxi(t)として出力する。
ば、1番目のユーザが送信した信号Srx1 (t)を抽
出する場合のアダプティブアレイの動作は以下のように
なる。
(t)は、入力信号ベクトルX(t)とウエイトベクト
ルW1 のベクトルの掛算により、以下のような式で表わ
すことができる。
目の入力信号RXj (t)に掛け合わされる重み係数w
rxj1(j=1,2,3,4)を要素とするベクトルで
ある。
(t)に対して、式(5)により表現された入力信号ベ
クトルX(t)を代入すると、以下のようになる。
作した場合、周知な方法により、ウエイトベクトルW1
は次の連立方程式を満たすようにウエイトベクトル計算
機20.1により逐次制御される。
にウエイトベクトルW1 が完全に制御されると、アダプ
ティブアレイ1000からの出力信号y1(t)は、結
局以下の式のように表わされる。
のユーザのうちの第1番目のユーザが送信した信号Sr
x1 (t)が得られることになる。
は、無線装置1000の動作の概要を説明するためのフ
ローチャートである。
ブアレイのウエイトベクトル(重み係数ベクトル)が各
アンテナ素子における受信応答ベクトルにより一意に表
わせることに着目し、受信応答ベクトルの時間変動を推
定することによって間接的にウエイトを推定する。
基づいて、受信信号の伝搬路の推定を行なう(ステップ
S100)。伝搬路の推定は、式(1)〜(4)におい
て、ユーザから送られる信号のインパルス応答を求める
ことに相当する。
て、たとえば、受信応答ベクトルH1が推定できれば、
ユーザPS1からの信号受信時の伝送路の推定が行なえ
ることになる。
路の予測、すなわち、受信時の受信応答ベクトルから送
信時点での受信応答ベクトルの予測を行なう(ステップ
S102)。この予測された受信応答ベクトルが送信時
の送信係数ベクトルに相当する。さらに、送信部におい
て、予測された送信係数ベクトルに基づいて、送信ウエ
イトベクトルの計算を行ない、送信時のウエイトを制御
する(ステップS104)。
作]つぎに、図1に示した実施の形態1における受信応
答ベクトル計算機24.1の動作について説明する。
するユーザ数を2人とした場合、アンテナからの時刻t
における受信信号をそれぞれx1(t),x2(t),
x3(t),x4(t)とし、所望波(ユーザPS1か
らの電波)のレプリカ信号をD(t)、干渉波(ユーザ
PS2からの電波)のレプリカ信号をU(t−T2)と
する。このとき、所望波の受信応答ベクトルHDを推定
することを考える。なお、T2は、所望波と干渉波の到
来時刻の差を表している。
表される。
ち、ユーザPS1についてのレプリカ信号D(t)と受
信信号x1(t)とについての係数r11は、以下の式
のように表される。
身についてのアンサンブル平均(時間平均)は1であ
り、平均をとる時間が長ければ、所望波のレプリカ信号
D(t)と雑音信号n1(t)との相関は0となるの
で、以下の式が成り立つ。
S1についてのレプリカ信号D(t)と他の受信信号x
2(t)〜x4(t)とについてのそれぞれの係数r2
1、r31、r41も同様に計算できる。したがって、
受信相関ベクトルの各要素は、結局以下のような計算に
より求めることができる。
とユーザPS2からの信号とが完全に直交しているとす
ると、以下の式が、さらに成り立つ。
PS2からの信号とが完全に直交しているならば、受信
相関ベクトル[r11,r21,r31,r41]がユ
ーザPS1についての受信応答ベクトルHDに対応する
ことになる。
らの信号とユーザPS2からの信号とが完全に直交する
ように符号系列を割り当てることはできないため、E
[D*(t)U(t−T2)]の値を推定することが必
要になる。
彦、小川 恭孝、土居 義晴 著「アダプティブアレー
を用いたTDD/SDMA方式における下り回線用ウエ
イト推定法に関する検討」 信学技報、Technical Repo
rt of IEICE, cs99-44,RCS99-36(1999-06),p.67-p72に
は、ユーザPS1とユーザPS2の相関行列Rの逆行列
R-1と、ユーザPS2のレプリカ信号U(t−T2)と
受信信号ベクトルX(t)の相関成分とを用いると、干
渉ユーザ信号の成分を取り除いて、所望波の受信応答ベ
クトルを推定することができることが示されている。
と、ユーザPS2のレプリカ信号U(t−T2)と受信
信号ベクトルX(t)の相関成分とは、以下のように表
すことができる。
受信相関ベクトルとを用いると、所望波の受信応答ベク
トルHDは、以下のように求めることが可能である。
1000の構成により、所望波の受信応答ベクトルHD
を推定することが可能となり、ひいては、この推定され
た所望波の受信応答ベクトルHDから、下り回線用(送
信時用)のウエイトベクトルを推定することが可能とな
る。
した無線装置1000の動作時の信号処理のタイミング
を説明するための図である。
望波のレプリカ信号、すなわち、図1の再変調回路3
2.1からの出力を示し、黒丸PU1〜PU6は、干渉
波のレプリカ信号、すなわち、図1の再変調回路32.
2からの出力を示す。
イミングは、一般には一致しない。このため、受信部S
R1における所望波に対する信号処理のサンプリングの
タイミングと、受信部SR2における干渉波に対する信
号処理のサンプリングのタイミングとは、一般にはずれ
が存在する。
は、フィルタリング回路34.2を通過した後に、タイ
ミング調整回路36.1に与えられ、タイミング調整回
路36.1から受信応答ベクトル計算機24.1に対し
て、受信応答ベクトルの推定演算のために与えられる干
渉波のレプリカ信号のレベルは、信号点PUI1〜PU
I6のレベルということになる。
は、確かに、所望波の受信応答ベクトルHDを推定する
ことが可能であるが、以下の点では不充分である。
干渉波U(t−T2)ともに、復調を行なった後に再変
調をし、さらにフィルタリング処理およびタイミング調
整処理が必要になる。
することによって、送信時のウエイトを推定するための
図1の無線装置1000の構成では、計算量が多くな
り、回路構成が複雑となるばかりでなく、その回路規模
が大きくなりすぎるという点で不充分である。
号(例えば、フレームの最初に位置するランプ部分)
は、もともとデータが復調されないため、レプリカ信号
を生成することができない。つまり、復調処理が行なわ
れない信号区間については、応答ベクトルの推定精度が
劣化してしまう、という点でも不充分である。
号を生成する構成)したがって、以下では、より簡単な
回路構成で、所望波の受信応答ベクトルH Dを推定する
ことが可能な無線装置2000の構成について、さらに
説明する。
リカ信号を生成して応答ベクトルの時間変動を推定する
ことによって、送信時のウエイトを推定するPDMA用
基地局の無線装置(無線基地局)2000の構成を示す
概略ブロック図である。
4に示した無線装置2000の構成が異なる点は以下の
通りである。
ング回路34.1,34.2およびタイミング調整回路
36.1,36.2の代わりに、受信部SR1に対応し
てレプリカ生成回路40.1が設けられ、受信部SR2
に対応してレプリカ生成回路40.2が設けられてい
る。
説明するように、同期回路2.1からの受信信号x1
(t),x2(t),x3(t),x4(t)を受け
て、これらと受信部SR2の受信ウエイトベクトル計算
機20.2からの干渉波についての受信ウエイトベクト
ルの要素とをそれぞれ乗算することで、干渉波のレプリ
カ信号U(t−T2)を生成する。受信部SR2中のレ
プリカ生成回路40.2も基本的にレプリカ生成回路4
0.1と同様の動作を行なう。
ユーザの信号のサンプリングタイミングでサンプリング
した受信信号ベクトルX(t)の各要素は、以下の式で
表される。
を抽出するために受信ウエイトベクトル計算機20.2
から出力されるウエイトベクトルWU=[wu1,wu
2,wu3,wu4]と受信信号ベクトルX(t)との
内積y(t)は、以下の式のようになる。
ベクトルWUは、所望ユーザ信号を除去するためのもの
である。また、十分にSN比が高い場合は、ノイズ成分
は無視できるから、以下の式が成り立つ。
下のようになる。
て、この内積y(t)を随時算出することとすれば、干
渉ユーザ信号のレプリカ信号U(t−T2)を生成する
ことができる。
ィルタリング処理等を行なうことなくレプリカ信号を生
成できるので、信号処理量を大幅に削減できる。また、
復調データがない区間でも干渉ユーザのレプリカ信号を
再生することができるため、相関処理の時間を長くとる
ことができ、送信ウエイトの推定精度を高めることが可
能となる。
受信部SR1で推定された受信応答ベクトルに基づい
て、送信時の送信ウエイトを推定する構成について説明
する。
T1の構成を説明するための概略ブロック図である。
答ベクトル計算機24.1において算出された受信応答
ベクトルHDを受けて、送信時での伝搬路を推定、すな
わち、送信時点での仮想的な受信応答ベクトルを推定す
ることで送信係数ベクトルを求める送信係数ベクトル計
算機42.1と、送信係数ベクトル計算機42.1との
間でデータを授受し、データを記憶保持するメモリ4
6.1と、送信係数ベクトル計算機42.1の推定結果
に基づいて、送信ウエイトベクトルを算出する送信ウエ
イトベクトル計算機44.1と、それぞれ一方入力に変
調回路38.1により変調された送信信号を受け、他方
入力に送信ウエイトベクトル計算機44.1からの重み
係数wtx11,wtx21,wtx31,wtx41
が印加される乗算器15−1.1,15−2.1,15−
3.1,15−4.1とを含む。乗算器15−1.1,1
5−2.1,15−3.1,15−4.1からの出力は、
スイッチ10−1〜10−4を介して、アンテナ#1〜
#4に与えられる。
して、上り回線の各信号から所望ユーザに対する受信応
答ベクトルを求め、これに基づいて回帰計算等により下
り回線の送信時点での受信応答ベクトルを推定する。
うにして送信時点での受信応答ベクトルの推定値が求ま
ると、以下の3通りのいずれかの方法で、送信ウエイト
ベクトルを求めることができる。
間間隔)におけるウエイトベクトルW(1)(i)=[w
tx11、wtx12、wtx13、wtx14]を考える。ユ
ーザPS2にヌルを向けるためには、以下の条件が満た
されればよい。
信応答ベクトル)をV(2)(i)=[h1´(2)(i)、
h2´(2)(i)、h3´(2)(i)、h4´(2)(i)]と
する。ここで、hp´(q)(i)はq番目のユーザの、p
番目のアンテナに対する受信係数ベクトルの時刻iに対
する予測値である。同様にして、ユーザPS1に対して
も伝搬路V(1)(i)を予測してあるものとする。
となるように、W(1)(i)を決定する。拘束条件とし
て、以下の条件c1)、c2)を課す。
に相当する。 ii)擬似相関行列を用いる方法 ここで、上述の通り、アダプティブアレイはいくつかの
アンテナ素子と各素子ウエイト値を制御する部分とから
なる。一般に、アンテナの入力ベクトルをX(t)、ウ
エイトベクトルをWと表わすと、出力Y(t)=WTX
(t)と参照信号d(t)との平均二乗差を最小にする
ようにウエイトベクトルを制御した場合(MMSE基
準:最小2乗誤差法基準)、最適ウエイトWoptは次式
(Wiener解)で与えられる。
転置を、Y*はYの複素領域を、E[Y]はアンサンブ
ル平均を表わす。このウエイト値によりアダプティブア
レイは不要な干渉波を抑圧するようにアレイパターンを
生成することになる。
は、上記式(16)を以下に説明する擬似相関行列によ
り計算する。
h′(k) n(i)を用いて、ユーザkのためのウエイトベ
クトルW(k)(i)を計算する。第k番目のユーザのア
レイ応答ベクトルをV(k)(i)とおくと、上述のとお
り、以下のように求めることができる。
の自己相関行列Rxx(i)はV(k)(i)を用いて次式
で表わされる。
に付加する仮想雑音項である。本発明における計算で
は、たとえば、N=1.0×10-5とした。
(i)は次式で表わされる。
より、時刻t=iTにおける下り回線用ウエイトを求め
ることができる。
補助定理により、ユーザkに対して最適に計算できる。
特に2ユーザの場合には次のような簡単な式でウエイト
が算出される。
ウエイトベクトルを計算する方法については、たとえ
ば、文献:T.Ohgane、Y.Ogawa,and
K.Itoh,Proc.VTC‘97,vol.
2,pp.725−729,May 1997、また
は、文献:田中、大鐘、小川、伊藤、信学技報、vo
l.RCS98−117,pp.103−108,Oc
t.1998に記載されている。
法 ビームをユーザPS1に向けると言う点のみに着目する
と、以下の式を満たせばよい。
トベクトルを決定して送信すれば、角度広がりなど動的
なレイリー伝搬路を想定した場合、TDD/PDMA方
式においても上下回線間の時間差により発生する下り回
線での誤り率が劣化を抑制することが可能である。
を推定することにより、送信時の送信ウエイトベクトル
を間接的に推定する構成について説明した。しかしなが
ら、推定された受信応答ベクトルの用途としては、この
ような場合には限定されない。
と、所望波の受信電力を算出することが可能となる。し
たがって、受信電力に応じて送信電力の大きさを制御す
ることなども可能となる。つまり、基地局からユーザま
での距離に応じて、送信電力を制御することで、他の基
地局に対する干渉を低減することも可能となる。
例示であって制限なものではないと考えられるべきであ
る。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範
囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および
範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
プティブアレイの受信応答ベクトルの時間変動の推定を
簡単な回路構成で実現することが可能である。
クトルの時間変動を推定することによって間接的にウエ
イトの変動を推定することにより、角度広がりなど動的
なレイリー伝搬路においても、上下回線間の時間差によ
り発生する下り回線での誤り率が劣化を抑制することが
可能である。
す概略ブロック図である。
めのフローチャートである。
ミングを説明するための図である。
す概略ブロック図である。
を説明するための概略ブロック図である。
PDMAの各種の通信システムにおけるチャネルの配置
図である。
概念的に示す模式図である。
す概略ブロック図である。
概略図である。
1との間での電波信号の授受をイメージ化した図であ
る。
アンテナ、10−1〜10−4 スイッチ回路、12
−1.1〜12−4.1,12−1.2〜12−4.2 乗
算器、13.1,13.2 加算器、15−1.1〜1
5−4.1 乗算器、20.1,20.2 受信ウエイト
ベクトル計算機、22.1,22.2 受信相関ベクトル
計算機、24.1,24.2 受信応答ベクトル計算機、
30.1,30.2 復調回路、32.1,32.2
再変調回路、34.1,34.2フィルタリング回路、
36.1,36.2 タイミング調整回路、40.1,
40.2 レプリカ生成回路、42.1 送信係数ベク
トル計算機、44.1送信ウエイトベクトル計算機、4
6.1 メモリ、1000、2000 無線装置(無線
基地局)。
Claims (3)
- 【請求項1】 リアルタイムにアンテナ指向性を変更
し、複数の端末との間で信号の送受信を時分割で行なう
無線装置であって、 離散的に配置された複数のアンテナと、 前記複数のアンテナからの信号を受けて、前記複数の端
末からの信号のうち、第1の端末からの信号を分離する
ための第1の受信回路と、 前記複数のアンテナからの信号を受けて、前記複数の端
末からの信号のうち、第2の端末からの信号を分離する
ための第2の受信回路とを備え、 前記第1の受信回路は、 受信信号の受信時に、前記複数のアンテナからの信号に
基づいて第1のウエイトベクトルを生成し、前記第1の
端末からの信号を分離する第1の受信信号分離回路と、 前記受信信号の受信時に、前記第1の受信信号分離回路
の出力に基づいて生成された第1のレプリカ信号と前記
複数のアンテナからの信号とに応じて、前記第1の端末
からの信号に対する第1の受信相関ベクトルを算出する
第1の受信相関ベクトル算出回路と、 前記受信信号の受信時に、前記複数のアンテナからの信
号に対して、前記第2の受信回路における分離制御情報
に基づいて、前記第2の端末からの信号に対応する第2
のレプリカ信号を生成する第1のレプリカ信号生成回路
と、 前記第2の受信回路から与えられる前記第2の端末から
の信号に対する第2の受信相関ベクトルと前記第1の受
信相関ベクトルと前記第1および第2のレプリカ信号か
ら算出される相関行列とに基づいて、前記第1の端末か
らの信号に対する受信応答ベクトルを推定する受信応答
ベクトル計算回路とを含む、無線装置。 - 【請求項2】 前記第2の受信回路は、 受信信号の受信時に、前記複数のアンテナからの信号に
基づいて第2のウエイトベクトルを生成し、前記第2の
端末からの信号を分離する第2の受信信号分離回路と、 前記受信信号の受信時に、前記第2の受信信号分離回路
の出力に基づいて生成された第3のレプリカ信号と前記
複数のアンテナからの信号とに応じて、前記第2の受信
相関ベクトルを算出する第2の受信相関ベクトル算出回
路とを含み、前記第2の受信信号分離回路は、前記分離
制御情報として前記第2のウエイトベクトルを前記第1
のレプリカ信号生成回路に与える、請求項1記載の無線
装置。 - 【請求項3】 信号の送受信時に前記複数のアンテナを
前記第1および第2の受信回路と共用する送信回路をさ
らに備え、 前記送信回路は、 前記受信応答ベクトル計算回路の推定結果に基づいて、
送信信号の送信時の伝搬路を予測する送信伝搬路推定回
路と、 前記送信伝搬路推定回路の推定結果に基づいて、前記送
信信号の送信時の前記アンテナ指向性を更新する送信指
向性制御回路とを備える、請求項2記載の無線装置。
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