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JP3465777B2 - 物品収納設備 - Google Patents

物品収納設備

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JP3465777B2
JP3465777B2 JP283998A JP283998A JP3465777B2 JP 3465777 B2 JP3465777 B2 JP 3465777B2 JP 283998 A JP283998 A JP 283998A JP 283998 A JP283998 A JP 283998A JP 3465777 B2 JP3465777 B2 JP 3465777B2
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幹朗 石黒
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降部を昇降駆動
自在に備える走行体が、入出庫作業用の走行用通路を駆
動走行自在に設けられ、前記走行用通路の長手方向及び
上下方向に並べて複数の収納部を備える収納棚が設けら
れ、前記昇降部が、前記収納部に対する物品出し入れを
行う作業者の搭乗部を備えている物品収納設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記物品収納設備では、例えば収納部か
らの物品取出しを行う場合を説明すると、搭乗部に備え
た表示器に作業対象収納部の位置が棚番号で表示され、
上記作業対象収納部に昇降部が移動すると、搭乗部に搭
乗した作業者は上記棚番号等の表示を確認しながら、複
数の収納部から順番に物品を取り出す物品取出し作業を
行うようにしていた(例えば、特開平1−98506号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、搭乗部に搭乗している作業者は時間の経過
に気がつかずに長い時間連続して作業を行う場合があ
り、かかる場合は、作業者の疲労が過重になるおそれが
ある。本発明の目的は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上記従来技術の欠点を解消すべ
く、搭乗部に搭乗して作業している作業者に対して、適
切なタイミングで休憩を取らせるようにすることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1では、収納棚に
おいて入出庫作業用の走行用通路の長手方向及び上下方
向に並べて複数の収納部が備えられ、作業者の搭乗部を
備えている昇降部を昇降駆動自在に備える走行体が上記
入出庫作業用の走行用通路を駆動走行して、作業者が上
記収納部に対して物品出し入れ作業を行うと、その物品
出し入れ作業の作業量が開始タイミングから積算され、
その積算した作業量が設定量に達すると、作業者に休憩
を促すための報知手段が作動される。又、前記昇降部に
設けられて、前記収納部に対する物品出し入れのための
作業情報を表示する表示手段に、前記休憩を促すための
情報が表示される。従って、物品出し入れ作業を開始し
てからの作業量が設定量に達すると、自動的に報知作動
されて作業者に対して休憩が促されるので、従来のよう
に、搭乗部に搭乗している作業者が時間の経過に気がつ
かずに長時間連続して作業を行い、疲労が過重になるお
それを回避させながら、適切なタイミングで休憩を取ら
せるようにすることができる。又、物品出し入れ作業を
行うときに作業者が見る作業情報の表示手段に、前記休
憩を促すための情報を表示して、作業者に対して休憩を
取るタイミングを的確に知らせることができる。
【0005】請求項2では、請求項1において、物品出
し入れ作業の作業時間が前記作業量として積算され、そ
の積算時間が設定量としての設定時間に達すると、前記
報知手段が作動される。従って、作業者の疲労は通常、
作業時間が長くなるに伴って増えることに対応しなが
ら、収納部に対する物品出し入れ作業を開始した後の作
業時間を計測するという簡素な手段によって、作業者に
休憩を促すべきタイミングを適切に判断することがで
き、もって、請求項1の好適な手段が得られる。
【0006】請求項3では、請求項2において、前記搭
乗部に作業者が搭乗しているか否かが検出されるととも
に、前記搭乗部に作業者が搭乗したことが検出されたと
きから、前記作業時間の積算が実行される。従って、作
業者が搭乗部に乗ると作業の開始が自動的に判断される
ので、例えば、作業の開始を作業者が操作するスイッチ
等の入力手段からの情報に基づいて判断する構成では、
作業者がその入力手段の操作を忘れると作業時間の積算
が不正確になるおそれがあるのに対して、かかる不具合
もなく、作業時間の積算を的確に行うことができ、もっ
て、請求項2の好適な手段が得られる。
【0007】請求項4では、請求項1において、物品出
し入れ作業を行った収納部の数が前記作業量として積算
され、その積算数が設定量としての設定数に達すると、
前記報知手段が作動される。従って、例えば作業を行う
各収納部が離れていてその収納部間の移動に時間を要し
て正味の物品出し入れの作業時間が短く、作業者の疲労
が作業時間の割りには小さいような場合に、物品出し入
れ作業を行った収納部の数によって作業量を適切に判断
することができ、もって、請求項1の好適な手段が得ら
れる。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示すように、収納棚
1が4個並設されて棚部が構成され、各収納棚1に、入
出庫作業用の走行用通路3a,3bの長手方向及び上下
方向に並べて複数の収納部1aが備えられ、その収納部
1aに対する物品出入れ作業用のスタッカークレーン1
0(走行体に相当する)と、このスタッカークレーン1
0を棚部の外側で移送する移送台車30とを設けて、物
品収納設備を構成してある。この物品収納設備では、上
記収納部1aに対する物品出入れを行う作業者がスタッ
カークレーン10の昇降部20に備えた搭乗部21に乗
り、スタッカークレーン10及び移送台車30を運転し
て所定の収納棚1の所定の収納部1aに移動して物品を
手で出し入れする。
【0010】棚部の内部に、4個の収納棚1のうちの2
個の収納棚1に対する入出庫作業を行うためにスタッカ
ークレーン10が走行する走行用レール2が設置された
第1走行用通路3aと、他の2個の収納棚1に対する入
出庫作業を行うためにスタッカークレーン10が走行す
る走行用レール2が設置された第2走行用通路3bとを
通路横幅方向に並べて、入出庫作業用の走行用通路3
a,3bを形成し、又、棚部の外側に、前記走行用通路
3aと走行用通路3bが並ぶ方向に沿って、前記移送台
車30が走行する一対の走行用レール4,5を備えた走
行経路6を形成してある。
【0011】図4に示すように、各走行用通路3a,3
bの走行用レール2の上を走行する一対の走行車輪11
a,11bのうちの一方の車輪11aを一端側に走行モ
ータ12によって駆動自在に備え、他方の車輪11bを
他端側に遊転自在に備える基体部13aの前後輪間に昇
降ポスト14を立設するとともに、前記基体部13aの
前端側及び後端側から張出アーム15を基体部13aの
横外側に向けて延出させて、車体13を構成してある。
そして、昇降ポスト14に昇降部20を昇降自在に支持
させるとともに、基体部13aの横側に昇降モータ16
によって駆動回転自在に取り付けてあるチェーン操作ス
プロケット17が昇降チェーンを駆動して、昇降部20
を昇降ポスト14に沿って昇降駆動するように構成し
て、前記スタッカークレーン10を構成してある。
【0012】すなわち、走行モータ12を駆動すること
により、車体13が走行モータ12で駆動される走行車
輪11aと、遊転式の走行車輪11bとによって走行用
通路3a,3bを走行用レール2に案内されて駆動走行
して、昇降部20に備えた搭乗部21を走行用通路3
a,3bの両横側に位置する収納棚1の前側を棚左右方
向に移動させる。このとき、前記昇降ポスト14の上端
部に備えてあるガイド機構18が走行体上下方向の軸芯
まわりで回動するように有している一対の遊転自在なガ
イドローラ18a,18aにより、走行用通路3a,3
bの上方に固設されている支持レール7に係合しながら
移動していき、車体13を走行用レール2から外れない
ように、かつ、横倒れしないように支持レール7に支持
させていく。そして、昇降モータ16を駆動することに
より、昇降部20が昇降モータ16で駆動される昇降チ
ェーンによって昇降駆動され、搭乗部21を走行用通路
3a,3bの両横側に位置する収納棚1の前側を昇降さ
せる。
【0013】図1及び図4に示すように、昇降部20
は、取付けフレーム22を介して昇降ポスト14の横一
側方に偏位する配置で昇降ポスト14に支持させてあ
る。前記一対の張出アーム15,15のいずれの張出ア
ーム15も、昇降部20が昇降ポスト14に対して偏位
している方向と同じ方向に向かって基体部13aから延
出するとともに基端側だけで基体部13aに連結して支
持される片持ちアームに構成してある。一対の張出アー
ム15,15それぞれの延出端側にローラ19を走行体
横向きの軸芯まわりで回動自在に付設してある。
【0014】図4〜図6に示すように、昇降部20は、
取付けフレーム22の下端側に連結する作業者搭乗用の
フロア23、及び、このフロア23の両横側に位置する
乗降口24、取付けフレーム22の前側に位置する運転
パネル25などを有する前記搭乗部21を備えるととも
に、この搭乗部21の両横側に入出庫物品を載置して搬
送できるように配置した物品載置テーブル26、搭乗部
21の上方を覆う屋根部材27などを備えてある。
【0015】上記各物品載置テーブル26は、支持部材
に固定されたテーブル部分26aと、この固定側テーブ
ル部分26aに搭乗部前後向きの軸芯Pまわりで上下に
揺動操作できるように支持される可動側テーブル部分2
6bとによって構成してある。可動側テーブル部分26
bは、図5に実線で示す如く下降揺動させて倒伏状態の
取り付け姿勢にすると、固定テーブル部分26aと面一
に並んで物品載置が可能な使用姿勢になるとともに乗降
口24を閉じる状態になり、図5に二点鎖線で示す如く
上昇揺動させて起立状態の取り付け姿勢にすると、乗降
口24を開ける状態になるように構成し、作業時には、
可動側テーブル部分26bをドアとして乗降口24を閉
じておくようにする。
【0016】前記搭乗部21の昇降ポスト14とは反対
側の端部に側壁28が設けられ、その側壁28のうちの
前記取付けフレーム22に対向している中央側壁部28
aを、作業者が頭や上半身を搭乗部外に迫り出すことを
防止する壁体になるように搭乗フロア23から屋根部材
27に至る状態に形成するとともに、前記一対の各テー
ブル26,26と中央側壁部28aとの間、及び、前記
一対の各テーブル26,26と取付けフレーム22との
間に作業用間隙Sを形成してある。そして、作業用通路
3a,3bの長手方向及び上下方向に並べて備えられて
いる前記複数の収納部1aに対して、搭乗部21に搭乗
している作業者が二つの作業用間隙Sから手を延ばして
物品を出し入れすることができるようにしてある。
【0017】図4及び図5に示すように、前記乗降口2
4の側脇に位置する側壁28に備えた発光部70aと、
取付けフレーム22に備えた受光部70bからなる搭乗
者検出センサー70によって、搭乗部21に作業者が搭
乗しているか否かを検出する搭乗状態検出手段が構成さ
れている。つまり、乗降口24を作業者が通ると、上記
発光部70aから受光部70bに投射される光線が遮ら
れて、作業者が搭乗部21に搭乗したことが検出され
る。尚、図では、搭乗者検出センサー70を一方の乗降
口24にのみ図示しているが、他方の乗降口24にも設
けられている。
【0018】図4に示すように、車体13の台車部13
aに一対の位置センサー38,39を設けるとともに、
前記運転パネル25には、運転レバー50にて操作され
るスタッカークレーン10用の運転スイッチ51及び前
記移送台車30用の台車運転スイッチ52,53を備え
る指令操作部54と、運転起動スイッチ55が先端に付
いている固定レバー56とが設けられ、図6に示すよう
に、昇降部21の取付けフレーム22に高さセンサー4
0が設けられている。又、各収納部1aに対する物品出
し入れのための作業情報を表示する表示手段として液晶
式の表示器に構成された表示手段43が、昇降部20の
取付けフレーム22の前面側に取り付けた状態で搭乗部
21に設けてあり、この表示手段43には、図8に示す
ように、複数の表示部43a〜43eや、タッチパネル
式に構成した作業完了スイッチ部43f等を備えさせて
ある。
【0019】そして、図4に示すように、前記基体部1
3aの一端部に制御装置59が搭載されるとともに、図
7に示すように、その制御装置59にマイクロコンピュ
ータを利用して構成した制御部60が備えられ、前記運
転スイッチ51、前記台車運転スイッチ52,53、前
記運転起動スイッチ55、各センサー38〜40、前記
搭乗者検出センサー70の各情報が上記制御部60に入
力され、前記表示手段43が制御部60に接続されてい
る。一方、制御部60からは、前記走行モータ12に接
続する走行インバータ装置61と、前記昇降モータ16
に接続する昇降インバータ装置62とに対する各駆動信
号、及び警報用のブザー71に対する駆動信号が出力さ
れ、又、上記制御部60と、各インバータ装置61,6
2とに対して電力供給する電源ユニット64が前記制御
装置59に備えてある。
【0020】前記一対の位置センサー38,39のうち
の一方の第1位置センサー38は、走行用通路3a,3
bに固設された検出対象体に作用する透過型光センサー
で成り、走行用通路3a,3bでの車体13の位置を検
出する。前記高さセンサー40は、昇降ポスト14に固
設された検出対象体に作用する透過型光センサーで成
り、昇降部20の車体13に対する上下方向での位置を
検出する。前記一対の位置センサー38,39のうちの
他方の第2位置センサー39は、走行通路6に固設され
た検出対象体に作用する透過型光センサーで成り、走行
経路6での移動台車30の位置を検出する。
【0021】前記電源ユニット64に接続する集電装置
65を、図4に示すように、車体13の基体部13aの
一端側に付設してある。この集電装置65は、車体13
が走行用通路3a,3bに位置する際には、走行用通路
3a,3bに固設された給電トロリ66に接触してこの
給電トロリ66から電力を受けて電源ユニット64に供
給し、車体13が移送台車30に乗った際には、移送台
車30に備えた給電トロリ67に接触してこの給電トロ
リ67から電力を受けて電源ユニット64に供給する。
尚、移送台車30の給電トロリ67は、走行経路6に固
設されている給電トロリ68に接触して電力を受ける集
電装置69に接続して、その集電装置69から電力供給
される(図1、図3参照)。
【0022】前記運転スイッチ51は、運転パネル25
の横方向と前後方向の両方向に揺動操作自在であるとと
もに中立位置に自動的に復帰する十字揺動自在な前記運
転レバー50によって操作され、車体13の走行と、昇
降部20の昇降とについての運転指令及び運転停止指令
を制御部60に出力する。すなわち、運転レバー50を
中立位置から横方向に揺動操作すると、運転スイッチ5
1が走行駆動状態になって車体13を運転レバー50の
操作方向に対応する前進又は後進側に走行させるべき運
転指令を制御部60に出力する。すると、制御部60が
走行モータ12を前進又は後進側に駆動させるべき信号
を走行インバータ装置61に出力し、この走行インバー
タ装置61が電源ユニット64からの駆動用電力を走行
モータ12に供給してこの走行モータ12を前進又は後
進側に駆動制御する。
【0023】又、運転レバー50を中立位置から前後方
向に揺動操作すると、運転スイッチ51が昇降駆動状態
になって昇降部20を運転レバー50の操作方向に対応
する上昇又は下降側に移動させるべき運転指令を制御部
60に出力する。すると、制御部60が昇降モータ16
を上昇又は下降側に駆動させるべき信号を昇降インバー
タ装置62に出力し、この昇降インバータ装置62が電
源ユニット64からの駆動用電力を昇降モータ16に供
給してこの昇降モータ16を上昇又は下降側に駆動制御
する。
【0024】運転レバー50に対する操作を解除して運
転レバー50が中立位置に復帰すると、運転スイッチ5
1が中立状態になって車体13及び昇降部20を停止さ
せるべき運転停止指令を制御部60に出力する。する
と、制御部60が走行モータ12の駆動を停止させるべ
き信号を走行インバータ装置61に、昇降モータ16の
駆動を停止させるべき信号を昇降インバータ装置62に
それぞれ出力し、走行インバータ装置61が走行モータ
12に対する電力供給を停止してこの走行モータ12を
停止操作し、昇降インバータ装置62が昇降モータ16
に対する電力供給を停止してこの昇降モータ15を停止
操作する。
【0025】前記運転起動スイッチ55は、作業者が車
体13や昇降部20の移動にかかわらず身体を安定させ
るべく前記固定レバー56を握りながら操作し、運転許
可又は運転禁止の指令を制御部60に出力する。つま
り、制御装置59を運転スイッチ51と台車運転スイッ
チ52,53とによる車体13、昇降部20及び移送台
車30の運転を許可させる状態と、禁止させる状態とに
切り換えるべく、運転起動スイッチ55は、入り側に押
し操作すると上記運転許可状態になり、かつ、押し操作
を止めると切り側に自動復帰して上記運転禁止状態にな
るように付勢された押しボタンスイッチに構成してあ
る。
【0026】そして、制御部60を利用して、前記複数
の収納部1aに対する昇降部20の位置を管理して、そ
の管理情報に基づいて、前記表示手段43による複数の
収納部1aのレイアウト表示中に、昇降部20の現在位
置と次に物品出し入れ作業を行う作業対象収納部1aの
位置とを表示するように、前記表示手段43の作動を制
御する表示制御手段100が構成されている。ここで、
複数の収納部1aに対する昇降部20の位置は、前記第
1位置センサー38による走行用通路3a,3bでの車
体13の位置検出情報と、前記高さセンサー40による
昇降部20の車体13に対する上下方向での位置検出情
報とに基づいて管理される。
【0027】具体的には、先ず、各収納部1aの位置を
次のように表す。前記走行経路6に向かって、4個の収
納棚1に対して左側から順に1から4の棚番号X(バン
クと呼ぶ)を付与し、各収納棚1において、図9に示す
ように、複数の収納部1aが収納棚1の上下方向に並ん
で成る収納部縦列に走行経路6に最も近くに位置するも
のから順に1からnの縦列番号Y(ベイと呼ぶ)を付与
するとともに、複数の収納部1aが収納棚1の左右方向
に並んで成る収納部横列に最も低レベルに位置するもの
から順に1からmの横列番号Z(レベルと呼ぶ)を付与
してある。そして、物品取り出し作業の場合を例にして
説明すると、図8に示すように、前記表示手段43の表
示画面において、物品取出し作業を行う作業対象収納部
1aの位置を上記各番号X,Y,Zで表した情報(例え
ば、2バンク7ベイ6レベル)が、第1表示部43aに
表示される。尚、画面右下に、次回の作業対象収納部1
aの番号(5ベイ7レベル)も表示されている。さら
に、第5表示部43eに、昇降部20の現在位置と、次
に物品取出し作業を行う作業対象収納部1aの位置と
が、複数の収納部1aのレイアウト表示中に表示されて
いる。
【0028】ここで、前記表示制御手段100は、前記
表示手段43による前記複数の収納部1aのレイアウト
表示において、前記昇降部20の現在位置が次に物品出
し入れ作業を行う作業対象収納部1aの位置に近づく
と、その作業対象収納部1aを含む設定範囲の収納部1
aのレイアウトを拡大表示するように構成されている。
すなわち、上記第5表示部43eに、複数の収納部1a
のうちで昇降部20の現在位置に対して収納部1aの枠
単位で2個以内に近接する範囲の収納部1aのレイアウ
トが図形表示されている。尚、昇降部20の現在位置が
作業対象収納部1aの位置から遠くなると、第5表示部
43eには、図10に示すように、4個の収納棚1の平
面視におけるレイアウト中でのスタッカークレーン10
の位置を表示するクレーン位置表示に切り換わり、作業
対象収納部1aに近づくと、再びその収納部1aを含む
範囲の拡大レイアウト表示に切り換わる。
【0029】又、前記表示制御手段100は、前記複数
の収納部1aのうちで物品出し入れ作業を行う複数の作
業対象収納部1aの夫々に対する作業の内容と、その複
数の作業対象収納部1aにおける作業の順序とを管理し
て、その管理情報に基づいて、前記表示手段43に、次
に物品出し入れ作業を行う作業対象収納部1aの位置
と、その作業対象収納部1aに対する作業の内容とを表
示させるように構成されている。具体的には、物品出し
入れ作業を行う複数の作業対象収納部1aの各位置を、
その複数の作業対象収納部1aにおける作業の順序が判
る状態で表示させるように、第5表示部43eにレイア
ウト表示される各作業対象収納部1aの箇所に作業順序
を示す番号を表示し、又、作業の内容を表示するため
に、第2表示部43bに物品の取出し個数を、第3表示
部43cに取出し物品の品名を、第4表示部43dに作
業の内容を指示するメッセージを、夫々表示している。
前記作業完了スイッチ部43fは、表示された作業対象
収納部1aに対する物品の出し入れが完了した際に作業
者が操作するものであり、操作されると、作業完了の情
報が制御部60に入力される。
【0030】又、図7に示すように、前記制御部60を
利用して、前記作業者による前記収納部1aに対する物
品出し入れ作業の作業量を、開始タイミングから積算し
て、その積算した作業量が設定量に達すると、前記作業
者に休憩を促すための報知手段102を作動させる制御
手段101が構成されている。具体的には、第1実施形
態として、上記制御手段101は、前記搭乗者検出セン
サー70よって前記搭乗部21に前記作業者が搭乗した
ことが検出されたときから、前記物品出し入れ作業の作
業時間を作業量として積算して、その積算時間が設定量
としての設定時間に達すると、前記報知手段102を作
動させるように構成されている。
【0031】ここで、報知手段102は、前記表示手段
43やブザー71を利用して構成されて、図11に示す
ように、前記作業情報の表示を消して、前記休憩を促す
ための情報として、’休憩して下さい’のメッセージを
表示手段43の表示画面の上側の表示部43gに表示
し、又、ブザー71を数秒間、作動させる。尚、上記休
憩指示の画面には、タッチパネル式に構成した休憩中断
スイッチ部43hが設けられ、作業者が休憩後に作業を
開始するときや、都合により休憩せずに作業を続けるよ
うなときに、この休憩中断スイッチ部43hを押すと、
元の作業情報の表示に戻るように構成されている。そし
て、この休憩中断スイッチ部43hが押されたときに、
蓄積された作業量(作業時間)がクリアされて、最初か
ら作業量(作業時間)の積算が実行される。
【0032】次に、制御部60による表示制御の作動に
ついて、図12に示す制御フローに基づいて説明する。
先ず、電源が入れられて制御可能状態になると、ステッ
プ#1において、物品出し入れを行う作業対象収納部1
aの位置や、その作業対象収納部1aに対する物品の出
し入れ作業の内容や作業の順序等の情報、及び、昇降部
の位置情報など、各種の制御情報を入力して管理する。
次に、ステップ#2において、上記の各情報に基づい
て、前記表示手段43の画面に、初期表示として、スタ
ッカークレーン10の平面での位置や最初に作業する作
業対象収納部1aの棚番号等の情報を表示するクレーン
位置の表示(図10参照)を行う。次に、ステップ3に
移り、上記作業対象収納部1aに近づいたか否かを判断
して、近づいたと判断すると、ステップ#4において、
その作業対象収納部1aを含む範囲の収納部1aのレイ
アウトを拡大表示して(図8参照)、ステップ#5で作
業の完了が入力されるまで待機する。作業完了の情報が
入力されると、ステップ#6において、次の作業対象収
納部1aに対する作業内容の表示に変更してから、ステ
ップ#7で、次の作業対象収納部1aが上記拡大表示し
た範囲内の収納部1aか否かを判断し、範囲内であれ
ば、ステップ#5に戻って作業完了が入力されるまで待
機する。一方、上記拡大表示された範囲内に次の作業対
象収納部1aが無い場合には、ステップ#2に戻って収
納部1aのレイアウトの拡大表示を図10のクレーン位
置表示に戻してから、ステップ3に移って作業対象収納
部1aに近づいたか否かを判断して待機する。
【0033】次に、前記制御部60による第1実施形態
における休憩報知制御の作動について、図13に示す制
御フローに基づいて説明する。先ず、ステップ#11に
おいて、前記搭乗者検出センサー70の検出情報に基づ
いて作業者が搭乗部21に搭乗したか否かが判断され、
作業者が搭乗部21に搭乗したことが検出されると、ス
テップ#12において、作業時間の経過を制御部60内
の時間基準信号に基づいて計測して積算する。そして、
ステップ13において、上記積算した作業時間が設定時
間に達したか否かを判断して、設定時間に達していなけ
れば作業時間の積算を継続して行い、設定時間に達して
いれば、ステップ#14において、作業者に休憩を促す
ために、表示手段43の表示画面に休憩情報を表示し、
ブザー71を作動させる休憩報知作動を行う。
【0034】〔別実施形態〕上記第1実施形態では、作
業時間の積算処理を、搭乗者検出センサー70よって搭
乗部21に作業者が搭乗したことの検出に基づいて開始
するようにしたが、これ以外に、例えば作業開始スイッ
チ等を作業者が押すようにして、そのスイッチのオン信
号に基づいて作業時間の積算処理を開始するようにして
もよい。
【0035】次に、前記休憩報知制御に対する第2実施
形態について説明する。この第2実施形態では、前記制
御手段101は、前記物品出し入れ作業を行った前記収
納部1aの数を作業量として積算して、その積算数が設
定量としての設定数に達すると、前記報知手段102を
作動させるように構成されている。そして、この第2実
施形態における休憩報知制御の作動について、図14に
示す制御フローに基づいて説明すると、先ず、ステップ
#21において、前記作業完了スイッチ部43fが押さ
れて作業完了が入力されたか否かが判断され、作業完了
が入力されると、ステップ#22において、作業が完了
した収納部1aの数を積算する。そして、ステップ23
において、上記積算した収納部1aの数が設定数に達し
たか否かを判断して、設定数に達していなければ、ステ
ップ23に戻って、次の作業完了の入力を待つ。設定数
に達していれば、ステップ#24において、前述の第1
実施形態と同様の休憩報知作動を行う。
【0036】作業者による前記収納部1aに対する物品
出し入れ作業の作業量としては、前述の作業時間や作業
を行った収納部1aの数を積算するものに限らず、他の
適切に作業量を判断することができる情報を用いること
ができる。
【0037】上記実施例では、各収納部1aから物品を
取り出す物品取出し作業の場合について、作業情報の表
示動作について説明したが、各収納部1aに物品を入れ
る作業の場合について同様に、作業情報や休憩を促す情
報が表示される。
【0038】上記実施例では、走行体をスタッカークレ
ーン10にて構成した場合を説明したが、スタッカーク
レーン10以外の走行体でもよい。
【0039】上記実施例では、走行体を搭乗した作業者
が手動で運転して各作業対象収納部1aの位置まで昇降
部20を移動させる場合を説明したが、走行体(スタッ
カークレーン10)を自動運転させて各作業対象収納部
1aの位置まで昇降部20を移動させるものでもい。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品収納設備の平面図
【図2】物品収納設備の側面図
【図3】物品収納設備の一部平面図
【図4】走行体の斜視図
【図5】走行体の昇降部の側面図
【図6】収納棚と昇降部を示す正面図
【図7】制御構成のブロック図
【図8】表示手段の表示画面を示す正面図
【図9】収納部の配置を示す側面図
【図10】表示内容の一例
【図11】表示手段の別の表示例を示す正面図
【図12】表示用の制御作動のフローチャート
【図13】第1実施形態での休憩報知用の制御作動のフ
ローチャート
【図14】第2実施形態での休憩報知用の制御作動のフ
ローチャート
【符号の説明】
1 収納棚 1a 収納部 10 走行体 20 昇降部 21 搭乗部 43 表示手段 70 搭乗状態検出手段 101 制御手段 102 報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−61522(JP,A) 特開 平8−160926(JP,A) 特開 平5−298316(JP,A) 特開 平8−104492(JP,A) 特開 平2−89798(JP,A) 特開 昭56−127590(JP,A) 特開 昭52−149804(JP,A) 実開 昭62−164206(JP,U) 実開 昭54−54055(JP,U) 実開 昭51−156878(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/137 B65G 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降部を昇降駆動自在に備える走行体
    が、入出庫作業用の走行用通路を駆動走行自在に設けら
    れ、 前記走行用通路の長手方向及び上下方向に並べて複数の
    収納部を備える収納棚が設けられ、 前記昇降部が、前記収納部に対する物品出し入れを行う
    作業者の搭乗部を備えている物品収納設備であって、 前記作業者による前記収納部に対する物品出し入れ作業
    の作業量を、開始タイミングから積算して、その積算し
    た作業量が設定量に達すると、前記作業者に休憩を促す
    ための報知手段を作動させる制御手段が設けられ 前記昇降部に、前記収納部に対する物品出し入れのため
    の作業情報を表示する表示手段が設けられ、 前記報知手段が、前記休憩を促すための情報を前記表示
    手段に表示するように構成され、 蓄積された作業量をクリアし、最初から作業量の積算を
    実行させるよう構成する休憩中断スイッチ部が、前記表
    示手段に設けられている 物品収納設備。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記物品出し入れ作業
    の作業時間を作業量として積算して、その積算時間が設
    定量としての設定時間に達すると、前記報知手段を作動
    させるように構成されている請求項1記載の物品収納設
  3. 【請求項3】 前記搭乗部に前記作業者が搭乗している
    か否かを検出する搭乗状態検出手段が設けられ、 前記制御手段は、前記搭乗状態検出手段によって前記搭
    乗部に前記作業者が搭乗したことが検出されたときか
    ら、前記作業時間の積算を実行するように構成されてい
    る請求項2記載の物品収納設備。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記物品出し入れ作業
    を行った前記収納部の数を作業量として積算して、その
    積算数が設定量としての設定数に達すると、前記報知手
    段を作動させるように構成されている請求項1記載の物
    品収納設備。
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