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JP3464583B2 - Na回収方法及び装置 - Google Patents

Na回収方法及び装置

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JP3464583B2
JP3464583B2 JP24488296A JP24488296A JP3464583B2 JP 3464583 B2 JP3464583 B2 JP 3464583B2 JP 24488296 A JP24488296 A JP 24488296A JP 24488296 A JP24488296 A JP 24488296A JP 3464583 B2 JP3464583 B2 JP 3464583B2
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克一 岩田
吉彦 蔵島
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東京電力株式会社
日本碍子株式会社
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    • HELECTRICITY
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄NaS 電池から
取り出されたNa回収方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】NaS 電池は固体電解質であるβ−アルミ
ナ管の内部に負極活物質であるNaを、外部に正極活物質
であるSを封入した高温電池である。このNaS 電池は電
力の大量貯蔵用電池や電気自動車用電池として開発が進
められているが、その使用寿命は約10年と推定されるた
め、将来的には多量の廃棄NaS 電池が発生するものと考
えられる。本発明者はその処理技術を開発中であり、廃
棄NaS 電池の口部を開口し、加熱されたパラフィンの入
った油槽の内部で廃棄NaS 電池からNaを流下させて油槽
底部から回収する方法を特開平7-85898 号等として既に
特許出願済みである。
【0003】ところがその後の研究により、特開平7-85
898 号等に記載の方法により回収されたNa中には金属粉
が含まれるため、別工程でろ過・精製したうえでなけれ
ば新しいNaS 電池の負極活物質として再使用できないこ
とが判明した。この金属粉は、NaS 電池の口部を開口さ
せるためにアルミニウム製の外筒やステンレス製のキャ
ップを切断する工程で生じるもので、これらがNaS 電池
の内部に落下し、溶融Naとともに油槽の内部に流下する
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、廃棄NaS 電池から金属粉が混入され
ていないNaを容易に回収することができるNa回収方法及
び装置を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のNa回収方法は、廃棄NaS 電池の口
部を開口し、その内部から流下させた溶融Naを加熱油槽
の内部に設置したフィルターに入れて金属粉を分離した
うえ、溶融Naを油との比重差を利用して加熱油槽の底部
に集め、フィルターの外側から取り出すことを特徴とす
るものである。このとき、Naの液面位置をセンサーによ
り検出して溶融Naの取り出し口よりも常に上方に維持し
つつ、溶融Naをバキューム又はヘッド圧によりNaの液面
よりも下方に設置された落としタンクに移送することが
好ましく、また、溶融Naの導電性を利用した棒状のNa液
面位置センサーと、静電容量を利用した棒状の油液面位
置センサーとを並列に組み合わせた複合センサーによ
り、落としタンク内におけるNaと油の液面位置を監視す
ることが好ましい。更に本発明のNa回収装置は、予め口
部を開口させた廃棄NaS 電池がセットされる加熱油槽の
内部にフィルターを設置するとともに、加熱油槽の底面
よりも高く油面よりも低い位置に溶融Naの取り出し口を
設けたことを特徴とするものであり、溶融Naの取り出し
口を、加熱油槽の側壁に斜め下向きに設けておくことが
好ましい。なお、加熱油槽には溶融パラフィン油を収納
しておき、溶融パラフィンの比重(0.9) と溶融Naの比重
(0.99)との差を利用して溶融Naを槽底部に分離沈降させ
ることが好ましい。以下に本発明の好ましい実施の形態
を示す。
【0006】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕 図1において、1は溶融パラフィン油が収納された加熱
油槽であり、その内部は隔壁2によって区画されてい
る。3は加熱油槽1の液面下にセットされるワークセッ
ト容器であり、その内部には予め口部を開口した多数の
廃棄NaS 電池Wが倒立状態で収納されている。これらの
廃棄NaS 電池Wは所定時間にわたり加熱油槽1内に置か
れると内部のNaが溶融し、ワークセット容器3の底面の
透孔4を通じてNaが流下することとなる。
【0007】5は加熱油槽1の内部に設置されたフィル
ターである。このフィルター5は、例えば目開きが450
〜600 μm の金属製フィルターよりなるかご状のもので
あり、廃棄NaS 電池Wから流下させた溶融Naをこのフィ
ルター5の内部に受ける。すると、口部の切断工程にお
いて生じたアルミニウムやステンレスの金属粉6の大部
分はフィルター5を通過することができず、図示のよう
にその内部に留まる。そして溶融Naのみがフィルター5
を通過し、加熱油槽1の底部に溜まる。なお、図1のフ
ィルター5は全体が金属製フィルターよりなるかご状体
とされているが、必ずしも図示の形状に限定されるもの
ではなく、例えば容器の一部を金属製フィルターにより
構成したものであってもよい。
【0008】7は加熱油槽1の底面よりもやや高く、油
面(パラフィンの下面)よりも低い位置に設けられた溶
融Naの取り出し口である。加熱油槽1の底部に溜まった
溶融Naはこの取り出し口7から取り出され、Naの液面よ
りも下方に設置された落としタンク8に保温パイプ7aに
より導かれる。なお取り出し口7を加熱油槽1の底面よ
りもやや高い位置に設定しておくのは、フィルター5を
通過した細かい金属粉を吸い込まないようにするためで
ある。金属粉は溶融Naよりもはるかに比重が大きいので
加熱油槽1の底面に沈降する。なお、厳密には取り出し
口7の高さはフィルター5の底面よりも高い位置とする
ことが好ましい。
【0009】上記のように、本発明では溶融Naを油との
比重差を利用して加熱油槽1の底部に集め、フィルター
5の外側から取り出すため、両者の境界面を監視する必
要がある。8aはこの目的のために設置されたセンサーで
あり、例えば超音波センサー等を利用することができ
る。Naの液面位置はこのセンサー8aにより検出され、溶
融Naの取り出し口7よりも常に上方にあるように維持さ
れる。本発明の基本的な構成は上記した通りであるが、
図1にはその他の具体的な構成も示されている。
【0010】まず9はコンテナであり、落としタンク8
の内部に溜まった溶融Naを保温パイプ10により取り出
す。これらの落としタンク8、コンテナ9、保温パイプ
10等の外側にはヒーター11を巻付けてNaの凝固を防止し
ている。また保温パイプ10の途中には2段にインライン
フィルター12、13を設けてある。インラインフィルター
12は目開き140 μm のワイヤーメッシュからなり、Naが
酸化することによって生じたNa2Oを除去する。またイン
ラインフィルター13は細孔径2 〜60μm の焼結金属フィ
ルターであり、微細なFe、Ni、Al等を除去する。
【0011】このように構成しておけば、溶融Naは落と
しタンク8を経由してコンテナ9へ移送されるので、フ
ィルター5では分離できなかった金属粉を落としタンク
8の底部に沈殿させることにより分離することができ、
さらにインラインフィルター12、13によって完全に浄化
したうえでコンテナ9に取り出すことができる。なお、
フィルター5の内部に溜まった金属粉は定期的にフィル
ター5とともに外部に取り出すものとする。
【0012】上記のような溶融Naの移送経路に、図示の
とおりのN2供給源14と真空源15とが接続されている。真
空源15は保温パイプ10を使用する前にその内部の空気を
吸引し、Naの酸化を防止する。またN2供給源14は移送経
路の内部をN2ガスで満たし、空気の侵入を防止する。こ
のほか、N2供給源14から供給されるN2ガスは減圧弁16、
17によって例えば0.1 kgf/cm2 と0.5 kgf/cm2 にそれぞ
れ圧力調整され、0.1 kgf/cm2 の圧力をコンテナ9に、
0.5 kgf/cm2 の圧力を落としタンク8にかけることがで
きるようになっている。この圧力差を利用して、溶融Na
を落としタンク8からコンテナ9へ移送することができ
る。なお、18はこれらの内圧のコントロール系である。
上記のようにしてコンテナ9に集められた溶融Naは金属
粉を含まないものであるから、そのまま新しいNaS 電池
の製造ラインにおいて負極活物質として再使用すること
ができる。
【0013】〔第2の実施の形態〕 図2〜図4に本発明の第2の実施形態を示す。この実施
形態では加熱油槽21は幅狭く絞られた槽下部22を備え、
加熱油槽21の上方の段部に図3に示すような枡目状の仕
切り板23がはめ込まれている。そしてこの仕切り板23の
内部に、予め口部を開口した多数の廃棄NaS 電池Wが倒
立状態で収納される。このように加熱油槽21の槽下部22
を絞ってその断面積を小さくしたことにより、流下した
溶融Na層の高さを増大させることができる。
【0014】槽下部22の内部には、フィルターかご24が
セットされている。このフィルターかご24は底面に網状
フィルター25で形成されており、またフィルターかご24
の一部が上方から垂下した仕切り26により区画されてそ
の上部にも網状フィルター25a が張ってある。この仕切
り26は、油面に浮遊している金属粉を槽底に速やかに流
下させる役割を持ち、これによって浮遊金属粉の影響を
受けることなく、通常のレベル制御による連続的な溶融
Naの取り出しを可能としている。
【0015】図4に示すように、フィルターかご24の側
面には底面よりもやや高い位置に取り出し口29が設けら
れている。従って図4に斜線を施した容積によって、金
属粉の流出を防止することができる。また槽下部22の側
壁にも取り出し口27が設けられている。槽下部22内の溶
融Naはこの取り出し口27から取り出されるのであるが、
加熱油槽21内の溶融Na層の高さはレベル棒28により図2
に示す上端レベルと下端レベルとの中間の範囲内に制御
され、下端レベルとなってもなお取り出し口27の上端と
の間に余裕を持たせるようになっている。このため、溶
融Na層の上部の油が取り出し口27に流入することはな
い。
【0016】30は落としタンクであり、槽下部22の取り
出し口27からラインフィルター31を介して溶融Naを流下
させるためのものである。ラインフィルター31としては
目開き200 μm のワイヤーメッシュが使用される。また
ラインフィルター31は二組設けられており、運転途中で
もワンタッチで片側ずつ交換することができるようにな
っている。なお、つまり具合を自動的に検出して自動切
り替えを行うことができるようにしてもよい。
【0017】図2に示すように、落としタンク30の底部
は漏斗状となっており、ワンタッチ継手32により金属粉
回収容器33がセットされている。このため、何らかのト
ラブルにより金属粉が落としタンク30に流下しても、金
属粉回収容器33内に沈殿させて回収できるようにしてあ
る。また、落としタンク30の側方には油回収容器34がワ
ンタッチで着脱できるように取り付けられており、何ら
かのトラブルにより油が落としタンク30に流下した場合
に油を取り出せるようにしてある。
【0018】35はコンテナであり、落としタンク30から
パイプ36を介して溶融Naを取り出すためのものである。
パイプ36の途中にはユニット式のフィルター37とヒータ
ー38とが設けられており、溶融Naを固化させることなく
濾過してコンテナ35に取り出す。フィルター37としては
ワイヤーメッシュや焼結金属が使用でき、やはりワンタ
ッチ式で交換できるようにしておく。
【0019】上記のように構成された第2の実施形態の
装置によれば、油の表面の浮遊金属粉の影響を受けるこ
となく、通常のレベル制御による連続運転が可能とな
り、また混入した金属粉をフィルターにより濾過して効
果的に除去することができる。
【0020】〔第3の実施の形態〕 図5と図6に第3の実施形態を示す。この実施形態で
は、図5に示すように加熱油槽40から落としタンク41へ
溶融Naを流下させるための溶融Naの取り出し口42を、加
熱油槽40の側壁に斜め下向きに設けてある。これによ
り、油の混入を防ぎ溶融Naをより円滑に流下させること
が可能となる。その好ましい傾斜角度はパイプの径によ
っても異なるが、例えば内径が20mmのパイプを用いた場
合には、30°以上とすることが好ましく、45°以上とす
ることがより好ましい。
【0021】またこの実施形態では図6に示すように、
落としタンク41の内部の種々の高さに複合センサー43が
設けられている。これらの複合センサー43は、棒状のNa
液面位置センサー44と棒状の油液面位置センサー45とを
並列に組み合わせた形状のものである。Na液面位置セン
サー44は溶融Naの導電性を利用したものであり、それ自
体は導電棒からなる。そしてその下端が溶融Naと接する
と、溶融Naを通じて電流が流れることを利用して、溶融
Naの液面がセンサー設置位置まで来ているか否かを検出
する。
【0022】また油液面位置センサー45は静電容量式の
ものであり、それ自体の電極と隣接するNa液面位置セン
サー44との間の静電容量が、油(パラフィン)の有無に
よって変化することを利用して、油の液面がセンサー設
置位置まで来ているか否かを検出する。従って、同じレ
ベルに2種のセンサーを設置することにより、油が混入
していなければ、同時にレベル計が動作し、油が混入し
ていれば、静電容量レベル計が先に動作することにな
り、油の混入の検出ができる。
【0023】このような複合センサー43を落としタンク
41の内部の種々の高さに設置しておけば、溶融Naの液面
と油の液面とを正確に監視することができ、加熱油槽41
から誤って多量の油が落としタンク41に流下したような
場合、あるいは落としタンク41内の溶融Naの液面が異常
に上昇したような場合などには、警報を出すことができ
る。なお複合センサー43の設置高さは、必要に応じて設
定されるいくつかのチェックポイントに対応させて決定
すればよい。またこのような複合センサー43は落としタ
ンク41の内部のみならず、加熱油槽40の内部にも設ける
ことができる。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のNa回収
方法及び装置によれば、廃棄NaS 電池から金属粉が混入
されていない状態のNaを容易に回収することができる。
このため、従来のように別工程でろ過・精製を行なうこ
となく、そのまま新しいNaS 電池の製造等に再使用する
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す配管系統図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す配管系統図で
ある。
【図3】図2の平面図である。
【図4】フィルターかごの断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態における加熱油槽の
断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における落としタン
クの断面図である。
【符号の説明】
1 加熱油槽、2 隔壁、3 ワークセット容器、4
透孔、5 フィルター、6 金属粉、7 取り出し口、
7a 保温パイプ、8 落としタンク、8a センサー、9
コンテナ、10 保温パイプ、11 ヒーター、12 イン
ラインフィルター、13 インラインフィルター、14 N2
供給源、15 真空源、16 減圧弁、17減圧弁、18 内圧
のコントロール系、21 加熱油槽、22 槽下部、23 仕
切り板 24 フィルターかご、25 網状フィルター、26 仕切
り、27 取り出し口、28レベル棒、29 取り出し口、30
落としタンク、31 ラインフィルター、32 ワンタッ
チ継手、33 金属粉回収容器、34 油回収容器、35 コ
ンテナ、36 パイプ、37 フィルター、38 ヒーター、
40 加熱油槽、41 落としタンク、42 取り出し口、43
複合センサー、44 Na液面位置センサー、45 油液面
位置センサー
フロントページの続き (72)発明者 蔵島 吉彦 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日本碍子株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−213379(JP,A) 特開 平8−88029(JP,A) 特開 平6−333608(JP,A) 特開 平6−196209(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/54

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄NaS 電池の口部を開口し、その内部
    から流下させた溶融Naを加熱油槽の内部に設置したフィ
    ルターに入れて金属粉を分離したうえ、溶融Naを油との
    比重差を利用して加熱油槽の底部に集め、フィルターの
    外側から取り出すことを特徴とするNa回収方法。
  2. 【請求項2】 Naの液面位置をセンサーにより検出して
    溶融Naの取り出し口よりも常に上方に維持しつつ、溶融
    Naをバキューム又はヘッド圧によりNaの液面よりも下方
    に設置された落としタンクに移送する請求項1記載のNa
    回収方法。
  3. 【請求項3】 溶融Naの導電性を利用した棒状のNa液面
    位置センサーと、静電容量を利用した棒状の油液面位置
    センサーとを並列に組み合わせた複合センサーにより、
    落としタンク内におけるNaと油の液面位置を監視する請
    求項2記載のNa回収方法。
  4. 【請求項4】 予め口部を開口させた廃棄NaS 電池がセ
    ットされる加熱油槽の内部にフィルターを設置するとと
    もに、加熱油槽の底面よりも高く油面よりも低い位置に
    溶融Naの取り出し口を設けたことを特徴とするNa回収装
    置。
  5. 【請求項5】 溶融Naの取り出し口を、加熱油槽の側
    面に斜め下向きに設けた請求項4記載のNa回収装置。
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