JP3462394B2 - 蓄熱式バーナ装置の燃焼制御方法およびバーナ装置 - Google Patents
蓄熱式バーナ装置の燃焼制御方法およびバーナ装置Info
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Description
る複数の蓄熱式バーナからなるバーナ装置の燃焼の制御
方法およびその蓄熱式バーナ装置に関する。さらに特定
すれば、本発明はNOxをより低減することができる蓄
熱式バーナ装置の燃焼制御方法およびその蓄熱式バーナ
装置に関する。
近傍に配置された蓄熱体からなる複数の蓄熱式バーナか
ら構成されており、これらの蓄熱式バーナを交番して燃
焼させ、燃焼していない蓄熱式バーナの蓄熱体を介して
炉内の燃焼ガスを排気し、この蓄熱体を加熱する。そし
て、次にこの燃焼していない蓄熱式バーナを燃焼させ、
この場合に上記の加熱された蓄熱体を介して燃焼用の空
気を予熱して供給し、この予熱された空気と燃料とを接
触させて効率的に燃焼させるものである。
熱体を通過して高温に予熱された空気と燃料とが接触し
て燃焼するため、NOxの発生量が増大する傾向があ
る。従来は、このNOxを減少させるために、蓄熱体を
介して炉内に吹き込まれる燃焼用空気の流量を調整した
り、また炉内における燃焼用空気の流れを調整して燃焼
用空気と燃料とが広い範囲で分散して接触させたり、ま
たこの燃焼用空気の流れの中に炉内の燃焼ガスを巻き込
んで燃料と接触させ、NOxの発生量を減少させるよう
にしている。
料の燃焼条件を確実に制御することができず、NOxの
発生を減少させるには限界があった。たとえば、炉内に
吹き込まれる燃焼用空気の流れを制御して燃料と広い範
囲で接触させたり、空気の流れに周囲の燃焼ガスを巻き
込んで燃料と接触するようにしたものでは、炉内の温度
が低温の場合には、燃焼が安定せず、失火等を生じやす
い。
と燃焼用空気との混合、接触の条件を制御できる範囲が
狭く、燃料の種類が変更されたり、また炉内の温度設定
が変更された場合等には、これに十分に対応することが
できないという不具合があった。
基づいてなされたもので、NOxの発生をより低減する
ことができ、また燃焼条件を確実に制御することができ
る蓄熱式バーナ装置の燃焼制御方法およびその蓄熱式バ
ーナ装置を提供するものである。
の方法は、燃料ノズルから炉内に吹き込まれる燃料の周
囲に一次空気を供給してこの燃料の一次燃焼を行わせる
とともに、蓄熱体を介して上記の一次空気の周囲に大気
より酸素濃度の低い二次空気を供給して燃料の二次燃焼
を行わせ、炉内の温度が高くなるに従って上記の一次空
気に対する二次空気の供給比率を増大させることを特徴
とするものである。
ずこの一次空気により燃焼され、安定した燃焼が確保さ
れる。そして、この燃料はさらに二次空気により燃焼さ
れるが、この二次空気は大気より酸素濃度が低いので、
NOxの発生を効果的に低減することができる。また、
炉内の温度が低い場合には、一次空気に対する二次空気
の割合が低く、燃料は主として一次空気により燃焼さ
れ、燃焼が安定する。この場合に、炉内の温度が低いた
め、もともとNOxの発生は少ないので、上記のように
一次空気を主体として燃焼をおこなってもNOxの発生
を抑制することができる。また、炉内の温度が高い場合
には、二次空気の割合が多くなり、この酸素濃度の低い
二次空気を主体として燃焼が行われるので、NOxの発
生を低減することができる。この場合、炉内の温度が高
いので、上記のように酸素濃度の低い二次空気を主体と
して燃焼させても、その燃焼は安定する。
前記の二次空気は、上記の蓄熱体を介して供給される大
気に炉内の燃焼ガスを混合して酸素濃度を低下させるこ
とを特徴とするものである。したがって、特別な装置を
必要とせずにこの二次空気の酸素濃度を確実に制御でき
るとともに、燃焼ガスの廃熱を再度炉内に導入すること
ができ、効率が向上する。
前記の一次空気は、前記の燃料を吹き込む燃料ノズルの
周囲を介して吹き込み、またこの一次空気は炉内の温度
が高い場合でも上記の燃料ノズルを冷却するに必要な最
低流量で常時流通させることを特徴とするものである。
したがって、この一次空気による燃料の燃焼が安定する
とともに、この燃料ノズルが一次空気により常時冷却さ
れるので、炉内温度が高い場合でもこの燃料ノズルが焼
損することが確実に防止される。
複数の蓄熱式バーナを備えた蓄熱式バーナ装置におい
て、各蓄熱式バーナは、炉内に燃料を吹き込む燃料ノズ
ルと、蓄熱体と、上記の燃料ノズルを囲んで配置され上
記の燃料ノズルから吹き込まれる燃料の周囲に一次空気
を供給する一次空気供給通路と、上記の一次空気供給通
路の周囲に配置され蓄熱体を介して二次空気を供給する
二次空気供給通路とを備えており、また、上記の各蓄熱
式バーナの二次空気供給通路に供給される大気に燃焼ガ
スを混合して大気より酸素濃度の低い二次空気を形成す
る混合通路と、炉内の温度を検出する温度検出器と、上
記の温度検出器からの信号を受け、炉内温度が高くなる
に従って上記の一次空気に対する二次空気の供給比率を
増加させる制御装置とを備えたことを特徴とするもので
ある。
介して燃焼している蓄熱式バーナの二次空気内に供給さ
れて混合し、この二次空気の酸素濃度が低減するもので
あり、この二次空気の酸素濃度を低下させる特別の装置
を必要とせず、構造が簡単である。また、炉内の温度に
対応して上記の一次空気に対する二次空気の供給比率を
自動的に制御するので、確実かつ正確に燃焼を制御する
ことができる。
前記の混合通路は、第1の蓄熱式バーナの蓄熱体に大気
を供給する大気供給通路と第2の蓄熱式バーナの蓄熱体
を介して炉内の燃焼ガスを排出する排気通路とを連通し
ており、第2の蓄熱式バーナの蓄熱体を通過した後の燃
焼ガスを第1の蓄熱式バーナ装置の蓄熱体の上流側の大
気供給通路内に供給して混合させるものである。
バーナの蓄熱体と熱交換した後の低温の燃焼ガスが第1
の蓄熱式バーナの蓄熱体の上流側の大気と混合されるの
で、混合通路や弁機構等の耐熱性をそれほど必要とせ
ず、構造が簡単となるとともに、第2の蓄熱式バーナの
蓄熱体と燃焼ガスとの熱交換の作用に影響を与えること
がない。
前記の一次空気供給通路は、前記の燃料ノズルの周囲を
囲む二重管構造の一次空気供給管であることを特徴とす
るものである。したがって、一次空気により燃料ノズル
が効果的に冷却される。
形態を説明する。まず、図1ないし図3を参照して本発
明の装置の実施形態を説明する。図中の1は炉壁であっ
て、この炉壁には複数の蓄熱式バーナ2a,2bが設け
られている。なお、実際の炉では、多数の蓄熱式バーナ
が設けられているものであるが、図1では説明を容易に
するために2個の蓄熱式バーナ2a,2bが図示されて
いる。これらの蓄熱式バーナ2a,2bは、第1のグル
ープの蓄熱式バーナ2aと、第2のグループの蓄熱式バ
ーナ2bとに分けられ、グループ毎に交互に燃焼され
る。
に示すように構成されている。すなわち、3はこのバー
ナのハウジングであって、その中心部には燃料ノズル4
が設けられている。また、この燃料ノズル4を囲んで、
二重管状の一次空気供給管5が設けられている。また、
このハウジング3の前方部にはバーナタイル6が設けら
れ、このバーナタイル7を貫通して複数の蓄熱体7が設
けられており、これらの蓄熱体7は上記の燃料ノズル4
を囲んで配置されている。
料供給口8が設けられ、また一次空気供給管5の後端部
には一次空気供給口9が設けられている。また、上記の
ハウジング3には、給排気口10が設けられている。
方の蓄熱式バーナ2aが燃焼している場合には、他方の
蓄熱式バーナ2bは燃焼を停止しており、炉内の燃焼ガ
スはこの停止している他方の蓄熱式バーナ2bの蓄熱体
7を通過して給排口10から排気され、これにより蓄熱
体7が加熱される。
停止されるとともに、他方の蓄熱式バーナ2bが燃焼さ
れ、この場合に燃料ノズル4から供給される燃料ガスは
一次空気供給管5から供給される一次空気により燃焼さ
れる。さらに、上記の給排気口10から二次空気が供給
され、この二次空気は蓄熱体7を通過して予熱され、こ
の予熱された二次空気により燃料はさらに燃焼される。
このような作動を繰り返し、これら蓄熱式バーナ装置2
z,2bが交番して燃焼される。
熱式バーナ2a,2bから構成される蓄熱式バーナ装置
の構成を説明する。上記の蓄熱式バーナ2a,2bの燃
料ノズル4にはそれぞれ燃料供給配管20が接続されて
いる。また、各一次空気供給管5には、それぞれ一次空
気供給配管21が接続されており、これらの一次空気供
給配管21の途中にはそれぞれ一次空気制御弁22が設
けられている。
なわち大気を供給する空気供給源(図示せず)に接続さ
れている。また、各蓄熱式バーナ2a,2bのハウジン
グ3の給排気口10は、給排気配管25を介して切換弁
26に接続されている。そして、これらの切換弁26に
は、それぞれ排気配管27と二次空気供給配管28が接
続されている。そして、排気配管27の途中には、排気
制御弁31が設けられ、また二次空気供給配管28の途
中には二次空気制御弁32が設けられている。そして、
この二次空気供給配管28は、前述した空気供給源(図
示せず)に接続され、大気が供給されるように構成され
ている。
は、一方の二次空気供給配管28と他方の排気配管2
7、他方の二次空気供給配管28と一方の排気配管27
とが、互いに混合配管35a,35bにより連通されて
いる。そして、これらの混合配管35a,35bの途中
には、それぞれ混合弁37a,37bおよび逆止弁36
がそれぞれ設けられている。
出する温度検出器41が設けられている。そして、この
温度検出器41からの信号は、制御装置40に送られ
る。この制御装置40は、上記の温度検出器41からの
信号、およびその他の信号から、所定のプログラムにし
たがってこの蓄熱式バーナ装置の燃焼を制御するもので
ある。
成されている。すなわち、この制御装置40には、前記
の各種の弁の開度を制御する弁開度制御部42が設けら
れている、そして、この弁開度制御部42には、前述の
温度検出器41からの炉内温度信号が入力される。ま
た、この弁開度制御部42には、炉内温度等を設定する
炉内温度設定部43からの信号、および燃料の種類やそ
の他の燃焼条件を設定する燃焼条件設定部44からの信
号が入力される。
の入力信号に基づいて、所定のプログラムにより演算を
実施し、前記の各種の弁開度を決定し、この信号を制御
弁駆動回路45、および混合弁駆動回路46に出力す
る。これらの駆動回路では、この信号にしたがって前記
の各種の弁を開閉駆動するための制御電力等を出力す
る。すなわち、上記の制御弁駆動回路45からは、前記
の一次空気制御弁22、排気制御弁31、および二次空
気制御弁32の開閉制御をなす。また、上記の混合弁駆
動回路46は、前記の混合弁37a,37bを開閉制御
する。
動を説明する。まず、第1の蓄熱式バーナ2aが燃焼し
ており、第2の蓄熱式バーナ2bが燃焼を停止している
場合を説明する。この第1の蓄熱式バーナ2aには、燃
料および一次空気が供給されている。また、前述のよう
に、第1の蓄熱式バーナ2aの切換弁26は二次空気の
供給側に切換えられており、二次空気が供給されてい
る。また、第2の蓄熱式バーナ2bの切換弁26は、排
気側に切換えられており、炉内の燃焼空気は蓄熱体7を
介して排気されており、この燃焼ガスと蓄熱体7が熱交
換してこの蓄熱体7を加熱している。
た燃焼制御方法および上記の制御装置40の制御作動を
図4および図5を参照して説明する。まず、この炉の燃
焼初期等、炉内の温度が低い場合には、上記の一次空気
制御弁22および二次空気制御弁32等の開度を制御
し、図4に示すように、一次空気の供給比率を大きく、
二次空気の供給比率を小さくする。なお、図5には燃料
の供給量を100%とした場合、すなわちこの燃料の供
給量に対する一次空気および二次空気の供給比率を示
す。この図5のように、炉内の温度が低温、たとえば2
50°Cの場合には、二次空気の供給量は実質的に零に
近く設定される。したがって、この場合には、燃料は主
として一次空気により燃焼される。
であり、その酸素濃度が高く、しかもこの一次空気は、
燃料ノズル4の周囲を囲む二重管構造の一次空気供給管
5から燃料ガスを囲むようにして炉内に吹き込まれるの
で、この燃料は安定して燃焼し、失火等を確実に防止す
る。
空気が狭い範囲で燃料ガスと接触して燃焼するが、炉内
温度の低い場合にはもともとNOxの発生量が少ないの
で、これによりNOxの発生量が増大することはない。
これに従って、上記の一次空気の供給比率が減少され、
二次空気の供給比率が増加される。また、これととも
に、前記の混合配管35aの混合弁37が開弁され、第
2の蓄熱式バーナ2bの蓄熱体7を介して排気されてい
る燃焼ガスがこの混合配管35aを通って第1の蓄熱式
バーナ2aの二次空気供給配管28内に流入し、この配
管内の空気すなわち大気と混合し、二次空気として第1
の蓄熱式バーナ2aに供給される。
の蓄熱体7を通って予熱された後に炉内に吹き込まれ、
燃料をさらに燃焼させる。この場合に、この二次空気は
大気に燃焼ガスが混合しており、その酸素濃度が低下し
ているので、この二次空気による燃焼によってNOxを
低減することができる。
がって、NOxの発生量が大きくなる傾向があるので、
この傾向を相殺するため、炉内の温度が上昇するにした
がって一次空気の供給比率を低下させ、酸素濃度の低い
二次空気の供給比率を増大させてゆく。この一次空気と
二次空気の供給比率、および二次空気に混合する燃焼ガ
スの割合等は、前記の制御装置40の弁開度制御部42
により設定され、各制御弁や混合弁を調整して自動的に
最適に設定される。
は、二次空気の供給比率が大きくなり、殆ど二次空気を
主体とした燃焼が行われ、NOxを確実に低減する。な
お、この炉内温度が高い場合には、このような酸素濃度
の低い二次空気を主体とする燃焼であっても、安定した
燃焼が達成される。
うに炉内の温度が高く、二次空気を主とする燃焼が行わ
れている場合でも、一次空気の供給量を零とはせず、必
要最小限の一次空気を供給する。この一次空気の供給に
より、燃料ノズル4が冷却され、この燃料ノズル4が炉
内の高温により焼損するのを防止する。
熱式バーナ装置の蓄熱体7を通過して熱交換された比較
的低温の燃焼ガスを燃焼している蓄熱式バーナの二次空
気供給配管28に供給するので、その混合配管35a,
35bや混合弁37a,37bの耐熱性をそれ程必要と
せず、装置の構造が簡単である。また、蓄熱体を通過し
た後の排気を二次空気に混合しているので、廃熱が有効
に利用され、熱効率が向上するとともに、二次空気の酸
素濃度を低下させる特別の装置を必要とせず、装置の構
造が簡単となる。
焼を停止し、第2の蓄熱式バーナ2bを燃焼させる場合
には、上記とは逆の制御を行い、このようにしてこれら
蓄熱式バーナを交互に燃焼させる。
れない。たとえば、最高温度の低い炉の場合には、炉内
温度の高い場合の一次空気の供給量を零としても良い。
また、上記の二次空気に混合する燃焼ガスは、炉内から
直接取り出しても良い。さらに、他の設備、炉等から酸
素濃度の低い空気の供給が得られる場合には、上記のよ
うに停止中の蓄熱式バーナから燃焼ガスを取り出して燃
焼中の蓄熱式バーナの二次空気と混合する必要はない。
ば、燃料は一次空気により安定した燃焼が確保され、酸
素濃度の低い二次空気によりさらに燃焼され、かつこの
一次空気と二次空気の割合は炉内温度に対応して制御さ
れるので、NOxの発生を抑制することができる。
していない蓄熱式バーナからの燃焼ガスが燃焼している
蓄熱式バーナの二次空気内に供給されて混合してその酸
素濃度を低下させるものであり、この二次空気の酸素濃
度を低下させる特別の装置を必要とせず、構造が簡単で
ある。また、炉内の温度に対応して上記の一次空気に対
する二次空気の量を自動的に制御するので、確実かつ正
確に燃焼を制御することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の蓄熱式バーナを交番して燃焼さ
せ、炉内の燃焼ガスを燃焼していない蓄熱式バーナの蓄
熱体を介して排出する蓄熱式バーナ装置の燃焼を制御す
る方法であって、 燃料ノズルから炉内に吹き込まれる燃料の周囲に一次空
気を供給してこの燃料の一次的な燃焼を行わせるととも
に、 蓄熱体を介して上記の一次空気の周囲に大気より酸素濃
度の低い二次空気を供給して燃料の二次的な燃焼を行わ
せ、 炉内の温度が高くなるに従って上記の一次空気に対する
二次空気の供給比率を増大させることを特徴とする蓄熱
式バーナ装置の燃焼制御方法。 - 【請求項2】 前記の二次空気は、上記の蓄熱体を介し
て供給される大気に炉内の燃焼ガスを混合して酸素濃度
を低下させることを特徴とする請求項1の蓄熱式バーナ
装置の燃焼制御方法。 - 【請求項3】 前記の一次空気は、前記の燃料を吹き込
む燃料ノズルの周囲を介して吹き込み、またこの一次空
気は炉内の温度が高い場合でも上記の燃料ノズルを冷却
するに必要な最低流量で常時流通させることを特徴とす
る請求項1の蓄熱式バーナ装置の燃焼制御方法。 - 【請求項4】 複数の蓄熱式バーナをに交番して燃焼さ
せる蓄熱式バーナ装置において、 上記の各蓄熱式バーナは、炉内に燃料を吹き込む燃料ノ
ズルと、蓄熱体と、上記の燃料ノズルを囲んで配置され
上記の燃料ノズルから吹き込まれる燃料の周囲に一次空
気を供給する一次空気供給通路と、上記の一次空気供給
通路の周囲に配置され蓄熱体を介して二次空気を供給す
る二次空気供給通路とを備え、 また、上記の各蓄熱式バーナの二次空気供給通路に供給
される大気に燃焼ガスを混合して大気より酸素濃度の低
い二次空気を形成する混合通路と、 炉内の温度を検出する温度検出器と、 上記の温度検出器からの信号を受け、炉内温度が高くな
るに従って上記の一次空気に対する二次空気の供給比率
を増加させる制御装置とを備えたことを特徴とする蓄熱
式バーナ装置。 - 【請求項5】 前記の混合通路は、第1の蓄熱式バーナ
の蓄熱体に大気を供給する大気供給通路と第2の蓄熱式
バーナの蓄熱体を介して炉内の燃焼ガスを排出する排気
通路とを連通しており、第2の蓄熱式バーナの蓄熱体を
通過した後の燃焼ガスを第1の蓄熱式バーナ装置の蓄熱
体の上流側の大気供給通路内に供給して混合させるもの
であることを特徴とする請求項4の蓄熱式バーナ装置。 - 【請求項6】 前記の一次空気供給通路は、前記の燃料
ノズルの周囲を囲む二重管構造の一次空気供給管である
ことを特徴とする請求項4の蓄熱式バーナ装置。
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JP20940498A Expired - Fee Related JP3462394B2 (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | 蓄熱式バーナ装置の燃焼制御方法およびバーナ装置 |
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