JP3461329B2 - 無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents
無段変速機の油圧制御装置Info
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Description
制御装置に関し、なお詳細には無段変速機内に配設され
るバルブの作動特性を改善した油圧制御装置に関する。
れたドライブプーリ及びドリブンプーリと、これらのプ
ーリ間に巻掛けられて回転力を伝達するベルトと、ドラ
イブプーリ及びドリブンプーリの可動プーリ半体を各々
のプーリ軸方向に移動させて、ドライブプーリ及びドリ
ブンプーリのプーリ溝の幅を変化させる油圧アクチュエ
ータとを有し、ドライブプーリ側回転軸とドリブンプー
リ側回転軸との間の減速比を無段階に変速させるする無
段変速機は、例えば車両用の変速機として用いられてい
る。
に作用する側圧を制御することにより上記ドライブプー
リ及びドリブンプーリの溝幅を制御するプーリ制御バル
ブや、変速機内で用いられるクラッチの係合制御を行う
クラッチ制御バルブなど複数の油圧制御バルブが用いら
れており、これ等の油圧制御バルブは変速機全体をコン
パクトに構成するために、ドライブプーリやドリブンプ
ーリなどからなる無段変速機構と同一のハウジング内に
納められている。このような油圧制御バルブのドレンポ
ートには、配置スペースの制約等により回転するプーリ
の外周延長線上や、回転するベルトの外周延長線上に配
設されるものがある。
ライブプーリやドリブンプーリとベルトとの間の摩擦に
伴う発熱を抑制しこれ等の構成部材を潤滑するトランス
ミッションオイルが供給されており、潤滑・冷却に用い
られたトランスミッションオイルは回転体であるプーリ
やベルトの外周方向に飛ばされて、当該外周方向の延長
線上にある変速機ハウジングの内壁や油圧制御バルブ等
に衝突する。このため、油圧制御バルブにおけるドレン
ポートの開口が、上記外周方向の延長線上の領域内にあ
るときには、無段変速機構から飛ばされるトランスミッ
ションオイル飛沫の影響を受け易い(例えば、飛沫のも
つ運動エネルギー(動圧)がバルブに対して変動する背圧
として作用する)という課題があった。
イルパン内のトランスミッションオイル中に浸漬させて
配設するとともに、当該油圧制御バルブにおけるドレン
ポートの開口を、油中域に配設するように油圧制御装置
を構成することが考案される。このような構成とすれば
上記課題を改善することが可能である。しかしながら、
ドレンポートの開口を油中域に配設したときには、例え
ば周囲温度が低くオイルパン内のオイル粘度が高いとき
にドレンポートの開口周囲に存在するオイルが排出抵抗
となって油圧制御バルブの応答性を悪化させ、ひいては
被制御機器(例えばクラッチやドライブ・ドリブンプー
リ等)の制御特性が油温によって変化したり、車両発進
時に発振ショックが大きくなるなどの問題を生じさせる
という課題があった。また、ドレンポート開口を油中域
に設定したとしても、車両の揺動時、登坂・降坂走行
時、車両の加・減速時、油温が低く粘性が高くなり油面
が降下したとき、などにおいてドレンポートが油面上に
露出してしまい、そこに飛沫がかかるという事態が生じ
ていた。
たものであり、車両の状態に拘わらず、無段変速機構か
ら飛ばされるトランスミッションオイルの飛沫の影響を
受けることがない無段変速機の油圧制御装置を提供する
ことを目的としている。
1の本発明は、それぞれ一対の固定プーリ半体と可動プ
ーリ半体を有しハウジング内に回転自在に軸支されたド
ライブプーリ及びドリブンプーリと、ドライブプーリと
ドリブンプーリとの間に巻掛けられてドライブプーリと
ドリブンプーリとの間で回転力を伝達するベルトと、ド
ライブプーリ及びドリブンプーリにおけるそれぞれの可
動プーリ半体を各々のプーリ軸方向に移動させて、ドラ
イブプーリ及びドリブンプーリのプーリ溝の幅を変化さ
せる油圧アクチュエータとを有して成る無段変速機であ
って、ハウジングの内部で開口するドレンポートを持つ
油圧制御バルブを備える無段変速機の油圧制御装置であ
る。その上で、本発明ではドライブプーリ及びドリブン
プーリの可動プーリ半体を移動させてドライブプーリ及
びドリブンプーリのプーリ溝幅を変化させたときに、ベ
ルトがプーリ軸方向に移動し得る可動域の最大幅をベル
トの外周方向に延長したベルト領域の外側に、且つベル
ト領域の外側方向に向けて油圧制御バルブにおけるドレ
ンポートの開口部を設けて無段変速機の油圧制御装置を
構成する。
速機における変速作動は、それぞれテーパ状のV溝面を
有するドライブプーリ及びドリブンプーリ両者のプーリ
溝幅(V溝幅、固定プーリ半体のV面と可動プーリ半体
のV面との間隔)を変化させて、それぞれのプーリにお
けるベルトの巻き掛け半径を変化させることにより行わ
れる。ドライブプーリとドリブンプーリにおける可動プ
ーリ半体の位置関係は、通常では、互いに平行に配設さ
れた両プーリ軸においてそれぞれのV面が対向するよう
に配設されており、変速作動が行われたときにベルトが
プーリ軸方向に平行移動する。
けるドレンポートの開口部は、ベルトがプーリ軸方向に
移動し得る可動域の最大幅をベルトの外周方向に延長し
たベルト領域の外側に配設される。ここで、ベルトがプ
ーリ軸方向に移動し得る可動域の最大幅とは、プーリ軸
方向に一定の幅を有するベルトが変速作動によってプー
リ軸方向に移動したときにベルトの両端部が取り得る位
置の最大幅をいい、この最大幅をベルトの外周方向に延
長したベルト領域は、回転するベルトから遠心力によっ
て飛散されるオイル飛沫が直接衝突し得る領域を意味す
る。
ートの開口部を上記ベルト領域の外側に配設する本発明
の構成によれば、回転するベルトから飛散するオイル飛
沫がドレンポート開口部に衝突することがなく、前述し
たようなオイル飛沫の影響を受けることがない無段変速
機の油圧制御装置を提供することができる。
リ半体と可動プーリ半体を有し、ハウジング内に回転自
在に軸支されたドライブプーリ及びドリブンプーリと、
ドライブプーリとドリブンプーリとの間に巻掛けられて
ドライブプーリとドリブンプーリとの間で回転力を伝達
するベルトと、ドライブプーリ及びドリブンプーリにお
けるそれぞれの可動プーリ半体を各々のプーリ軸方向に
移動させて、ドライブプーリ及びドリブンプーリのプー
リ溝の幅を変化させる油圧アクチュエータとを有して成
る無段変速機であって、ハウジングの内部で開口するド
レンポートを持つ油圧制御バルブを備える無段変速機の
油圧制御装置である。そのうえで、本発明ではドライブ
プーリ及びドリブンプーリの可動プーリ半体を移動させ
てドライブプーリ及びドリブンプーリのプーリ溝幅を変
化させたときにドライブプーリまたはドリブンプーリの
プーリ溝が配設され得るプーリ溝の配設範囲をドライブ
プーリまたはドリブンプーリの外周方向に延長した溝幅
領域の外側に、且つ溝幅領域の外側方向に向けて油圧制
御バルブにおけるドレンポートの開口部を設けて無段変
速機の油圧制御装置を構成する。
ブにおけるドレンポートの開口部は、ドライブプーリま
たはドリブンプーリのプーリ溝が配設され得るプーリ溝
の配設範囲をこれ等のプーリの外周方向に延長した溝幅
領域の外側に配設される。ここで、プーリ溝が配設され
得るプーリ溝の配設範囲とは、固定プーリ半体のV面と
可動プーリ半体のV面とによって形成されるプーリ溝が
配設され得る範囲をいい、具体的には、固定プーリ半体
におけるV面外周端部の位置と、変速作動により移動す
る可動プーリ半体のV面外周端部が取り得る位置とによ
って規定される範囲をいう。すなわち、プーリ溝の配設
範囲をプーリの外周方向に延長した溝幅領域は、回転す
るプーリのV面を伝ってV面の外周端部から飛散される
オイル飛沫が直接衝突し得る領域を意味する。
ートの開口部を上記溝幅領域の外側に配設する本発明の
構成によれば、回転するドライブプーリあるいはドリブ
ンプーリから飛散するオイル飛沫がドレンポート開口部
に衝突することがなく、前述したようなオイル飛沫の影
響を受けることがない無段変速機の油圧制御装置を提供
することができる。なお、溝幅領域がドライブプーリと
ドリブンプーリとで異なる場合には、ドレンポートの開
口部との位置関係等によりいずれか一方の溝幅領域の外
側とし、あるいは両方の溝幅領域の外側とすることがで
きる。
て、油圧制御バルブのバルブボディはハウジング内の下
部において被制御流体である油(例えば実施形態におけ
るトランスミッションオイル)に浸漬されており、ドレ
ンポートの開口部は油の油面上に開口するように無段変
速機の油圧制御装置を構成することが好ましい。このよ
うな構成によれば、油圧制御バルブのバルブボディは油
中に浸漬されているためドレンポートから空気の噛み込
み等を生ずることがなく、一方でドレンポートの開口部
は油面上に形成されているため、油温が低くオイルの粘
性が高いときであっても浸漬された油が排出抵抗となっ
て油圧制御バルブの応答性を悪化させるようなことがな
い。従って、無段変速機構から飛ばされるトランスミッ
ションオイルの飛沫の影響を受けることがなく、かつ、
被制御機器の制御特性がトランスミッションオイルの油
温によって変化し難い無段変速機の油圧制御装置を提供
することができる。
について図面を参照して説明する。図6及び図7は本発
明に係る油圧制御装置を有する無段変速機の好ましい実
施例としてベルト式無段変速機1(以下無段変速機と称
する)の構成を示す。無段変速機1は、変速機ハウジン
グ2内に前後進切換機構3、ベルト式無段変速機構(以
下無段変速機構と称する)4、発進クラッチ5、減速機
構6、ディファレンシャル機構7、などを備えて構成さ
れている。図における変速機ハウジング2の左側接合面
2aは、図示しないエンジンと接合され、無段変速機1
の入力軸であるインプットシャフト11がフライホイー
ルを介してエンジンのクランクシャフトKsと接続され
て、エンジンの回転駆動力が無段変速機1に伝達されて
いる。
駆動力は、第1軸S1上に配設されたプラネタリギヤ2
3、フォワードクラッチ24、リバースブレーキ25な
どからなる前後進切替機構3により回転方向が選択的に
切り替えられ、この軸S1上に同軸に配設されたドライ
ブプーリ8を回転させる。第1軸S1と第2軸S2との
間にはドライブプーリ8、ベルト10、ドリブンプーリ
9からなる無段変速機構4が構成されており、ドライブ
プーリ8に伝達された回転駆動力は金属ベルト10を介
して所定の回転速度比で第2軸S2上のドリブンプーリ
9に伝達される。
に発進クラッチ5が配設されており、発進クラッチ5を
摩擦係合させることにより回転駆動力がギヤ31に伝達
される。ギヤ31と噛合する第3軸S3上のギヤ32
は、この軸上のギヤ33と一体的に形成されており、ギ
ヤ31に伝達された回転駆動力は減速機構6を構成する
ギヤ列31,32,33,34及びディファレンシャル
機構7を介して第4軸S4上のアクスルシャフト15
a,15bに伝達され、図示しない左右の駆動輪が回転
駆動される。
いに平行に配設されるとともに、各軸上の部材は変速機
ハウジング2内に回転自在に支持されている。なお、第
1軸S1から第4軸S4として説明した各軸は、同一軸
上に配設される回転体の回転中心軸を意味するものであ
り、インプットシャフト11やプーリ軸などの個別の軸
部材そのものを指称するものではない。
を貫通するインプットシャフト11を相対回転自在に支
持するとともに、変速機ハウジング2に回転自在に支持
された固定プーリ半体8aと、固定プーリ半体8aのプ
ーリ軸上に軸方向に摺動自在に配設された可動プーリ半
体8bと、可動プーリ半体8bの背後に設けられて油圧
シリンダ(請求の範囲における油圧アクチュエータに相
当する)を構成し、可動プーリ半体8bをプーリ軸方向
に摺動移動させるシリンダ室8cなどを有して構成され
ている。
軸心を貫通するインプットシャフト11に穿孔された油
路、及び固定プーリ半体8aに設けられた油路を通して
油圧が供給されている。インプットシャフト11の軸心
を通る油路からは、相対回転するインプットシャフト1
1と固定プーリ半体8aの間,固定プーリ半体8aと移
動プーリ半体8bの間,プラネタリギア23,フォワー
ドクラッチ24などにも油圧を供給する油路が構成され
ており、これら回転体の潤滑を併せて行うように構成さ
れている。
9は、変速機ハウジング2に回転自在に支持された固定
プーリ半体9aと、この固定プーリ半体9aのプーリ軸
上に軸方向に摺動自在に配設された可動プーリ半体9b
と、可動プーリ半体の背後に設けられて油圧シリンダ
(請求の範囲における油圧アクチュエータに相当する)
を構成し、可動プーリ半体9bをプーリ軸方向に摺動移
動させるシリンダ室9cなどを有して構成されている。
なお、ドリブンプーリ9の可動プーリ半体9bは、その
V面がドライブプーリ8の可動プーリ半体8bと対向す
るように、すなわちドライブプーリ8とドリブンプーリ
9における可動プーリ半体と固定プーリ半体の位置関係
が図における左右逆の配置となるように、配設されてい
る。
プーリ軸を成す固定プーリ半体9aのシャフト部12に
穿孔された油路を通して油圧が供給されている。シャフ
ト部12の軸心を通る油路からは、固定プーリ半体9a
と移動プーリ半体9bの間、ベルト10の内周側、ギア
31などにも油を供給する油路が構成されており、これ
ら回転体の潤滑を併せて行うように構成されている。
間にベルト10が巻き掛けられて無段変速機構4が構成
される。無段変速機構4における回転速度比のコントロ
ールは、ドライブプーリ8のシリンダ室8cに供給する
ドライブプーリ推力圧と、ドリブンプーリ9のシリンダ
室9cに供給するドリブンプーリ推力圧とのバランスを
変化させることにより行う。例えば、ドリブンプーリ推
力圧を所定の一定圧(例えばライン圧)に維持し、ドラ
イブプーリ推力圧を変化させることにより制御する。
ブプーリ推力圧を高くすると、可動プーリ半体8bがプ
ーリ軸上を固定プーリ半体8aの方向に摺動移動し、ド
ライブプーリ8のV溝幅が狭くなる。このため、ベルト
10はV溝幅とベルト幅とが合致する位置まで外周方向
に押し出されベルト巻き掛け半径が大きくなる。このと
き、ベルト10の周長は一定であるため、ベルト張力の
作用によってドリブンプーリ9のV溝幅が広げられ(可
動プーリ9bが押圧移動され)ドリブンプーリ側のベル
ト巻き掛け半径が小さくなる。すなわち、無段変速機構
4における回転速度比は有段変速機にいうLOW側に変
化する。一方、ドライブプーリ推力圧を相対的に低くす
ると逆の作用となり、無段変速機構4における回転速度
比はTOP側に変化する。このように両可動プーリに作
用する油圧の相対圧力差を制御することによりベルトの
巻き掛け半径比率を任意に変更することができ、これに
より回転速度比を無段階に制御することができる。
油圧機器に油圧を作用させ、あるいは各部を潤滑する作
動・潤滑流体としてトランスミッションオイルが用いら
れる。変速機構4の下方には、図5に示すようにオイル
パン2bが取り付けられてトランスミッションオイルが
貯めらるとともに、変速機構4とオイルパン2bとの間
には、油圧機器の作動を制御するロアバルブアッセンブ
リ500が取り付けられている。図5中にトランスミッ
ションオイルの静止時における油面OLを二点鎖線で示
すように、ロアバルブアッセンブリ500はボディ部の
殆どが油中に浸漬されている。
プットシャフト11に取り付けられたスプロケット91
からチエーン93、スプロケット92を介して回転駆動
されるオイルポンプ21により発生された油圧が供給さ
れており、ロアバルブアッセンブリ500はボディ内に
配設された各油圧制御バルブの作動を制御して各油圧機
器の制御を行う。
る油圧制御バルブの一つとして発進クラッチ5の作動制
御を行うクラッチ圧力コントロールバルブ50がある。
図4はクラッチ圧力コントロールバルブ50をシンボル
として表示したものであり、バルブボディに形成された
スプール穴内に軸方向に摺動自在にスプール58が配設
されるとともに、スプール58はスプリング59により
図中左方に付勢されている。バルブ50には二つの信号
圧ポート51,52、ライン圧が供給されるライン圧供
給ポート53、信号圧によって調圧されたクラッチ制御
油圧を出力するクラッチ圧出力ポート56、及びドレン
ポート55,56が形成されており、それぞれ同一番号
を付す油路によって接続されている。
ギュレータバルブによって所定の一定圧力に調圧された
ライン圧が供給されており、信号圧供給ポート51,5
2に印加する信号圧を変化させることによってスプール
58の移動位置を変化させ、これによってクラッチ圧出
力ポート56に出力するクラッチ制御油圧を調圧制御し
て発進クラッチ5の摩擦係合を制御する。ドレンポート
(エギゾーストポート)55からは発進クラッチが係合し
ていない時にライン圧がドレンされ、ドレンポート56
はランド部からのオイルリークをドレンするとともにス
プール58が移動するときに抵抗とならないように開放
されている。
トロールバルブ50における各ポートの油路の配設状態
を、図5中にそれぞれII矢視、III矢視で示す断面で見
た断面図である。図3に示すIII矢視の断面図はスプー
ル58直上で切断したバルブボディの断面図であり、以
上説明した各ポート51〜55(ドレンポート56はさ
らに下面に形成されている)と、バルブボディに蟻溝状
に形成された各ポートの接続油路が現れている。トラン
スミッションオイルの油面は、図5に示すように、略こ
の断面近傍の高さにあり、スプール58は油面下に配設
されている。
したバルブボディの断面図であり、各ポート51〜56
の接続油路のうち、信号圧供給ポート52、クラッチ圧
出力ポート54及び二つのドレンポート55,56の接
続油路が前記図2の断面から上方に導かれてこの断面上
に現れている。ドレンポート55,56は、この断面上
に蟻溝状に形成された油路55,56を介して図中の左
側面に形成された開口部55a,56aに接続されてい
る。この断面位置は図5に示すようにトランスミッショ
ンオイルの油面よりも高いため、ドレンポート55,5
6の開口部55a,56aはボディ側面から空中に開放
されている。
すロアバルブアッセンブリ500の上面図である。この
図に示すように、図2に示した断面の上方にはクラッチ
圧力コントロールバルブに信号圧を供給するソレノイド
バルブ60が取り付けられており、ドレンポート開口部
55a,56aはソレノイドバルブ60のバルブボディ
により覆われている。
構4との水平方向の位置関係について説明する。前述し
たように、無段変速機構4ではドライブプーリ8とドリ
ブンプーリ9のV溝幅を変化させてベルト10の巻き掛
け半径の比率を変化させることにより、無段階に回転速
度比を変化させる。このように回転速度比を変化させる
ときに、ドライブプーリ8とドリブンプーリ9の可動プ
ーリ8a,9aは図6中にそれぞれのV溝幅が最小の時
と最大の時とを併せて示すように移動し、ベルト10は
同図中に示すようにプーリ軸方向に平行移動する。
(固定プーリ半体9aのシャフト部12)の軸心を通る
油路と連通する潤滑油路が穿孔されており、この潤滑油
路の開口部からベルト10の内周に向けてトランスミッ
ションオイルが噴射されている。
ルトの運動方向が変化するプーリ巻き付部の領域を中心
として、プーリ軸と直交する方向にトランスミッション
オイルの飛沫が飛ばされ、ベルト外周方向の延長線上領
域に位置する変速機ハウジング2の内面やロアバルブア
ッセンブリ500に衝突する。また、ドライブプーリ8
やドリブンプーリ9からは、V溝面を伝わるトランスミ
ッションオイルが外周端からプーリ軸と直交する方向に
遠心力で飛ばされ、V溝面外周方向の延長線上領域に位
置する変速機ハウジング2の内面やロアバルブアッセン
ブリ500に衝突する。
沫が衝突し得る領域は、ベルト外周方向についての延長
線上領域をベルト領域WB、V溝外周方向についての延
長線上領域を溝幅領域WPと規定すれば、図6中にそれ
ぞれWB、WPで示す幅をもち、これらを二つのプーリ軸
に直交する外周方向に延長した領域が該当する。
下に位置するロアバルブアッセンブリ500に対するベ
ルト領域WB、と溝幅領域WPとを併記しており、これ等
の領域はクラッチ圧力コントロールバルブ50の上部を
バルブスプールに直交して横断するような位置関係であ
る。このため、例えばドレンポート55をソレノイドバ
ルブ60のバルブボディを貫通させて直接上方に開口さ
せたときや、図2における下方側に開口させたときには
プーリから飛散するオイル飛沫の影響を受けるおそれが
ある。
ッチ圧力コントロールバルブ50のドレンポート55及
び56の開口部55a,56aは、ともにベルト領域W
Bの外側でありかつ溝幅領域WPの外側にあり、しかも溝
幅領域の外側に向けて側面に開放しているため、オイル
飛沫の影響を受けることがない。また、これ等の開口部
はトランスミッションオイルの油中ではなく空中に開放
されているため、例えば、周囲温度が低温でオイルパン
内のオイルの粘度が高いときであっても、開口部周囲の
オイルが排出抵抗となって油圧制御バルブの応答性を悪
化させるようなことがない。
イブプーリ8とドリブンプーリ9の両者のV溝面が取り
うる最大の溝幅領域(ドライブプーリにおける可動プー
リの最大幅位置とドリブンプーリにおける可動プーリの
最大幅位置と間の領域)を取っているが、両プーリと油
圧制御バルブとの位置関係(例えば油圧制御バルブがド
リブンプーリから見たときにドライブプーリの陰にあり
ドリブンプーリから直接オイル飛沫が届かないような位
置関係)によっては、オイル飛沫が直接的に作用するプ
ーリのみについてV溝面が取りうる溝幅位置を溝幅領域
WPとして用いることもできる。
として、発進クラッチの油圧を信号油圧で制御するクラ
ッチ油圧コントロールバルブ50を例に採り説明した
が、他の型式の油圧制御バルブ、例えばバルブ開度を電
磁的に制御するリニアソレノイドバルブ等であっても同
様に構成することができ、同様の効果を得ることができ
る。さらに、本実施例では油圧制御バルブがオイルパン
内に配設される例を例示したが、本発明は係る位置のバ
ルブに限定されるものではなく、ベルトやプーリの外周
方向の延長線上領に配設されるものであれば同様に適用
することができる。
ング内に回転自在に軸支されたドライブプーリ及びドリ
ブンプーリと、これ等の間に巻掛けられて回転力を伝達
するベルトと、両プーリの可動プーリ半体を各々のプー
リ軸方向に移動させてプーリ溝の幅を変化させる油圧ア
クチュエータとを有する無段変速機であって、ハウジン
グ内部で開口するドレンポートを持つ油圧制御バルブを
備えるものにおいて、ドライブプーリ及びドリブンプー
リのプーリ溝幅を変化させたときに、ベルトがプーリ軸
方向に移動し得る可動域の最大幅をベルトの外周方向に
延長したベルト領域の外側に、且つベルト領域外側方向
に向けて油圧制御バルブにおけるドレンポートの開口部
を設けて無段変速機の油圧制御装置を構成する。このた
め、車両の状態に拘わらず回転するベルトから飛散する
オイル飛沫がドレンポート開口部に衝突することがな
く、背圧変化等の影響を受けない無段変速機の油圧制御
装置を提供することができる。
ってハウジング内部でドレンポートの開口を持つ油圧制
御バルブを備えるものにおいて、ドライブプーリ及びド
リブンプーリのプーリ溝幅を変化させたときにドライブ
プーリまたはドリブンプーリのプーリ溝が配設され得る
プーリ溝の配設範囲をドライブプーリまたはドリブンプ
ーリの外周方向に延長した溝幅領域の外側に、且つ溝幅
領域の外側方向に向けて油圧制御バルブにおけるドレン
ポートの開口部を設けて無段変速機の油圧制御装置を構
成する。このため、回転するドライブプーリあるいはド
リブンプーリから飛散するオイル飛沫がドレンポート開
口部に衝突することがなく、背圧変化等の影響を受けな
い無段変速機の油圧制御装置を提供することができる。
制御バルブのバルブボディはハウジング内の下部におい
て被制御流体である油に浸漬されており、ドレンポート
の開口部は油の油面上に開口するように無段変速機の油
圧制御装置を構成することが好ましい。このような構成
によれば、油圧制御バルブのバルブボディは油中に浸漬
されているためドレンポートから空気の噛み込み等を生
ずることがなく、ドレンポートの開口部は油面上に形成
されているため、油温が低くオイルの粘性が高いときで
あっても浸漬された油が排出抵抗となって油圧制御バル
ブの応答性を悪化させるようなことがない。従って、無
段変速機構から飛ばされるトランスミッションオイルの
飛沫の影響を受けることがなく、かつ、被制御機器の制
御特性がトランスミッションオイルの油温によって変化
し難い無段変速機の油圧制御装置を提供することができ
る。
ルブを含むバルブアッセンブリの上面図(図5における
I矢視図)であり、ドレンポート開口部の位置とベルト
領域及び溝幅領域との関係を示す説明図である。
矢視断面図)であり、ドレンポート開口部の形成状態と
ベルト領域及び溝幅領域との関係を示す断面図である。
面図(図5におけるIII矢視断面図)であり、油圧制御
バルブにおける各ポートの配設状態とドレンポートから
の油路の形成状態を示す断面図である。
模式図である。
の部分断面側面図(図7におけるV-V断面図)である。
の構成図である。
の全体図である。
ブ) 55a,56a ドレンポートの開口部
Claims (3)
- 【請求項1】 それぞれ一対の固定プーリ半体と可動プ
ーリ半体を有し、ハウジング内に回転自在に軸支された
ドライブプーリ及びドリブンプーリと、 前記ドライブプーリと前記ドリブンプーリとの間に巻掛
けられて前記ドライブプーリと前記ドリブンプーリとの
間で回転力を伝達するベルトと、 前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリにおけるそ
れぞれの前記可動プーリ半体を各々のプーリ軸方向に移
動させて、前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリ
のプーリ溝の幅を変化させる油圧アクチュエータとを有
して成る無段変速機であって、 前記ハウジングの内部で開口するドレンポートを持つ油
圧制御バルブを備えるものにおいて、 前記油圧制御バルブにおけるドレンポートの開口部を、
前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリの可動プー
リ半体を移動させて前記ドライブプーリ及び前記ドリブ
ンプーリのプーリ溝幅を変化させたときに前記ベルトが
前記プーリ軸方向に移動し得る可動域の最大幅を前記ベ
ルトの外周方向に延長したベルト領域の外側に、且つ前
記ベルト領域外側方向へ設けたことを特徴とする無段変
速機の油圧制御装置。 - 【請求項2】それぞれ一対の固定プーリ半体と可動プー
リ半体を有し、ハウジング内に回転自在に軸支されたド
ライブプーリ及びドリブンプーリと、 前記ドライブプーリと前記ドリブンプーリとの間に巻掛
けられて前記ドライブプーリと前記ドリブンプーリとの
間で回転力を伝達するベルトと、 前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリにおけるそ
れぞれの前記可動プーリ半体を各々のプーリ軸方向に移
動させて、前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリ
のプーリ溝の幅を変化させる油圧アクチュエータとを有
して成る無段変速機であって、 前記ハウジングの内部で開口するドレンポートを持つ油
圧制御バルブを備えるものにおいて、 前記油圧制御バルブにおけるドレンポートの開口部を、
前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリの可動プー
リ半体を移動させて前記ドライブプーリ及び前記ドリブ
ンプーリのプーリ溝幅を変化させたときに前記ドライブ
プーリまたは前記ドリブンプーリのプーリ溝が配設され
得るプーリ溝の配設範囲を前記ドライブプーリまたは前
記ドリブンプーリの外周方向に延長した溝幅領域の外側
に、且つ前記溝幅領域外側方向へ設けたことを特徴とす
る無段変速機の油圧制御装置。 - 【請求項3】 前記油圧制御バルブのバルブボディは前
記ハウジング内の下部において被制御流体である油に浸
漬されており、 前記ドレンポートの開口部は、前記油の油面上に開口し
ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
の無段変速機の油圧制御装置。
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