JP3461073B2 - ベアチップ封止方法 - Google Patents
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Description
半導体ベアチップを、樹脂のポッティングにより基板上
に封止する半導体実装技術の技術分野に属する。
により基板上に封止する技術には、以前から堤防状の囲
いをベアチップの周囲に設けて同堤防に囲われた領域を
樹脂で封止するベアチップ封止方法があった。例えば、
特開平3−194941号公報(前者)や特開平3−2
57937号公報(後者)に、この種のベアチップ封止
方法が開示されている。
ディスペンサーでベアチップ周囲の基板表面にリング上
に塗布して堤防を形成し、しかるのちに、ベアチップの
上から熱硬化性樹脂をディスペンサーなどで注いで封止
する方法が記載されている。また、熱硬化性樹脂の硬化
後には、ソルダーレジストインキで形成された堤防を剥
離除去する旨も記載されている。
表面に高粘度封止剤で堤防(ダム)を形成し、しかるの
ちに、低粘度樹脂をベアチップに注いで封止する技術が
記載されている。後者では、堤防は低粘度樹脂の硬化後
も除去されることなく、そのまま基板上に残る。これら
の封止方法によれば、型等を使用することなく極めて安
価に樹脂によるベアチップ封止ができるばかりではな
く、高密度に集積された基板上で封止樹脂の高さを低く
形成することができるという利点がある。
上記利点はあるものの、堤防をディスペンサー等から押
し出した樹脂を基板表面に塗布することによって形成し
ているので、必ずしも所望の位置に所望の高さの堤防が
形成されるとは限らなかった。かといって、印刷により
一重の堤防を形成する方法では、位置や寸法の精度面で
は見劣りがないものの、堤防の高さが不足して堤防に囲
まれた領域から低粘度の封止樹脂が溢れだすのを阻止す
る能力が十分ではない。それゆえ、従来の印刷による堤
防では、周辺の回路素子を流出した樹脂で汚して不具合
を招く可能性があり、高集積化された基板への適用は難
しかった。
樹脂(封止樹脂)に覆われる基板上の領域を精密に制御
し、封止樹脂の範囲が精密に限定されていて高集積化基
板への適用に好適なベアチップ封止方法を提供すること
を解決すべき課題とする。
記課題を解決するために、発明者らは以下の手段を発明
した。本発明の第1手段は、請求項1記載のベアチップ
封止方法である。本手段では、まず堤防印刷工程で、印
刷により全周一様に所定の間隔を開けて設けられた、樹
脂が不足していることを判定する内堤防と樹脂の流出を
阻止するとともに樹脂が過剰であることを判定する内堤
防より高い外堤防とからなる二重堤防が、複数回の印刷
により基板表面のベアチップ接合部の周囲に形成され
る。二重堤防の基板表面上での寸法精度は、印刷によっ
て形成されているので極めて精密である。
少なくとも内堤防の内側の領域の全てを樹脂で覆うよう
に樹脂の注入量と注入位置が調整される。その結果、内
堤防の内側に位置するベアチップとそのボンディング部
分とは、樹脂により完全に覆われ、固化した樹脂により
封止される。また、内堤防を越えて溢れた樹脂は、その
外側に形成されている外堤防によって外堤防の外への流
出を阻止され、外堤防の外の領域にある回路を汚すこと
がない。
止されている基板(封止基板)については、封止樹脂が
覆っている範囲が、内堤防に達していなければ封止樹脂
が不足、外堤防を越えていれば封止樹脂が過剰として、
目視判断が容易にできる。したがって、本手段によれ
ば、封止樹脂に覆われる基板上の領域を二重堤防により
精密に制御し、封止樹脂の範囲を内堤防と外堤防との間
に精密に限定することができる。その結果、容易で安価
な方法でありながら、封止樹脂の範囲を正確に限定する
ことができ、高集積化基板への適用に好適なベアチップ
封止方法を提供することができるという効果がある。
チップ封止方法である。本手段では、内堤防および外堤
防の第1層が共通であるので、内堤防と外堤防との間に
間隔を設ける必要が必ずしも無く、両者をより近接して
形成することができる。それゆえ、二重堤防の幅(奥行
き)を短縮することができ、外堤防に囲まれている領域
を縮小できるので、基板表面で封止されたベアチップが
占める面積を縮小することが可能である。
のベアチップ封止面積を縮小することにより、より高密
度な実装を可能とすることができるという効果がある。
本発明の第3手段は、請求項3記載のベアチップ封止方
法である。本手段では、硬化前の(流動性を残した)樹
脂の頂部に整形治具を当てることにより、整形治具の当
接面に対応する形状の頂面を封止樹脂に形成することが
できる。例えば、封止樹脂の頂面を平面に形成しておけ
ば、その後の真空チャックによる取扱い・スタンプによ
る印字・超音波探傷などに好都合である。
程で利便を生じるように、封止樹脂の頂面を所定の形状
に形成することができるという効果がある。本発明の第
4手段は、請求項4記載のベアチップ封止方法である。
本手段では、内堤防の内周縁が、ワイヤの外端部から少
なくとも1.2mmの距離をとって内堤防が形成されて
いる。この距離では、劣悪な使用環境下でも封止樹脂の
外縁部から剥離が起こらず、仮に起こってもワイヤの外
端部まで剥離が進行することがないことを、発明者らが
実験により確認している。
劣悪な環境下で長時間使用されても、封止樹脂の外縁部
からの剥離不具合は起きないだけの耐環境性が保証され
るという効果がある。本発明の第5手段は、請求項5記
載のベアチップ封止方法である。もちろん、ベアチップ
の基板に対する接合は、硝子粉末の焼成による二重堤防
形成後である。
脂含浸ガラスクロス)製の基板ではなく、優れた各種特
性をもつセラミック基板の表面に強固な二重堤防を形成
することが目的である。硝子ペーストを印刷材料(イン
ク)として印刷すれば、硝子粉末による二重堤防がで
き、さらに焼成すれば強固な二重堤防をセラミック基板
の表面に形成することができる。樹脂によるベアチップ
の封止については、第1手段を同様の作用効果がある。
基板の表面に強固な二重堤防を形成して樹脂によるベア
チップ封止ができるという効果がある。本発明の第6手
段は、請求項6記載のベアチップ封止方法である。本手
段では、内堤防と外堤防とが互いに異なる色をしてい
る。したがって、本手段によれば、封止樹脂の範囲の目
視点検がいっそう容易になるという効果がある。
(a)〜(d)に示すように、ベアチップ接合工程を挟
んで、二重堤防1,2を形成する堤防印刷工程と、封止
樹脂6をベアチップ3上に注いでベアチップ3を封止す
る樹脂封止工程とからなる。ここで、堤防印刷工程は、
基板5を作成する工程の最後に含まれ、基板5にベアチ
ップ3を接合するベアチップ接合工程に先立って行われ
る。
基板5は、図1(a)に示すように、ガラエポ製の基板
5の表面51に導体(プリント配線52)と不導体(ソ
ルダーレジスト53)との層がそれぞれ形成されてい
る。通常、ソルダーレジスト53の層の形成は、印刷に
よっている。まず、堤防印刷工程では、図1(b)に示
すように、ダムシルク印刷により、ベアチップ3が接合
される基板5の表面部分50の周囲に、表面51から突
出した二重堤防1,2が一度に形成される。二重堤防
1,2は、表面部分50の回りを取り囲んで切れ目なく
形成されている内堤防1と、内堤防1から所定の距離を
おいてその外側を切れ目なく取り囲んで形成されている
外堤防2とからなる。堤防1,2を形成するインクに相
当する印刷材料は、エポキシ樹脂を主体とするある程度
の流動性のある熱硬化性樹脂である。したがって、同樹
脂は所定時間後には十分に硬化しており、強固な二重堤
防1,2が基板5の表面51上に形成される。
うに、ベアチップ接合工程が行われる。すなわち、ベア
チップ3が所定の表面部分50に接合(ダイボンド)さ
れ、さらにワイヤボンドが行われて、ベアチップ3とプ
リント配線52との間に多数のボンディング・ワイヤ4
が接続される。次に、樹脂封止工程では、図1(d)に
示すように、流動性のある封止樹脂(チップコート樹
脂)6が、内堤防1に囲まれた領域中にディスペンサー
(図示せず)で注入される。封止樹脂6は、ベアチップ
3およびワイヤ4を覆って注入され、その状態で硬化し
ていく。その際、封止樹脂6の外周縁部は、全周囲で内
堤防1にかかっており、一部は外堤防2にも達している
が、外堤防2を越えて周囲に溢れだしている部分はな
い。これで硬化が完了すれば、ベアチップ3は封止樹脂
6により基板5上に封止され、ベアチップ封止は完了す
る。
と、次のようになる。まず、堤防印刷工程が完了した段
階では、図2(a)に示すように、ベアチップ3が接合
されるべき表面部分50を取り巻いて、全周囲に略矩形
の二重堤防1,2が形成されている。内堤防1と外堤防
2との間には、全周一様に所定の間隔が開けられてい
る。
成されている状態で、図2(b)に示すように、ベアチ
ップ3が基板5の表面の二重堤防1,2の中央(表面部
分50)に接合され、ワイヤボンディングされる。次
に、樹脂封止工程では、図2(c)に示すように、上記
中央部分に注入された封止樹脂6が、ベアチップ3およ
びワイヤ4およびその周囲の領域を覆っており、内堤防
1の内側の全ての領域を覆っている。封止樹脂6のうち
一部は、内堤防1を越えているが、外堤防2に達しては
おらず、ましてや外堤防2を越えてその外側への流出し
てはいない。
で寸法精度や位置精度がともに正確な二重堤防1,2に
より、封止樹脂6は所定の範囲(外堤防2)内に収まっ
ているので、周囲の回路が封止樹脂6の流出で汚される
ことがない。その結果、高集積化に対応して封止樹脂の
しめる面積が小さい実装基板5を、本参考例のベアチッ
プ封止方法により安価で容易に製造することができると
いう効果がある。
ンディング・ワイヤ4の外端部から間隙g=1.2mm
を開けて、内堤防1の内縁部がくる位置に形成されてい
る。この距離(1.2mm)は、封止樹脂6の剥離不具
合が起きない範囲で最も短い距離であり、不具合なしに
封止樹脂6が占める平面投影面積を最小にするものであ
る。したがって、基板の実装の高密度化にいっそう資す
るところがある。
イヤ4の外端部から1.2mm以上にわたり、封止樹脂
6が基板表面51に接着していれば、剥離不具合はほと
んど皆無であることを確認している。実験は、65°
C、95%RHの条件下で1000時間にわたって行っ
た。なお、二重堤防1,2は、全周囲にわたって一様な
断面形状をしている。すなわち、図4に示すように、内
堤防1および外堤防2は、ともに高さ約30μm、幅約
200μmの帯状をしており、両者の間隔は約200m
mであって両者の間に堀状の流出阻止帯12を形成して
いる。
う範囲の可否を判定することも、容易にできる。例え
ば、封止樹脂6の表面がC1に達せず内堤防1に及んで
いない場合には封止樹脂6不足と判定し、封止樹脂6の
表面がC2に収まらず外堤防2を越えている場合には封
止樹脂6過剰と判定し、その間に収まっていれば良好と
する目視判定法も可能である。
よれば、次のような効果が得られる。まず、封止樹脂6
の範囲の可否が、目視により(あるいは画像認識手段に
より)一目瞭然に確認できるという効果がある。すなわ
ち、本参考例の製品である封止基板については、封止樹
脂6が覆っている範囲が、内堤防1に達していなければ
封止樹脂6が不足、外堤防2を越えていれば封止樹脂2
が過剰として、目視判断が容易にできる。その結果、製
品検査が容易になり、生産コストの低減にもつながる。
るので、二重堤防1,2は位置精度も寸法精度も高い。
また、内堤防1と外堤防2との間に所定の間隔(お掘
り)が形成されているので、内堤防1を溢れ出た封止樹
脂6は強い阻止力をもって外堤防2でせき止められ、容
易に溢れ出ることがない。それゆえ、本参考例によれ
ば、封止樹脂に覆われる基板上の領域を二重堤防により
精密に制御し、封止樹脂の範囲を内堤防と外堤防との間
に精密に限定することができる。その結果、容易で安価
な方法でありながら、封止樹脂の範囲を正確に限定する
ことができ、高集積化基板への適用に好適なベアチップ
封止方法を提供することができるという効果がある。
が、ワイヤ4の外端部から少なくとも1.2mmの距離
をとって内堤防1が形成されており、劣悪な環境下でも
剥離不具合が起こりにくい範囲で、封止樹脂6の面積を
最小に止め得るので、耐環境性と高密度実装との要求を
同時に満たすことができるという効果がある。 (参考例1の変形態様1) 前述の参考例1では、二重堤防1,2の平面形はベアチ
ップ3から適正な距離をとって設定されていたが、その
外に種々の設定の平面形がありうる。
端部との距離を所定(1.2mm)にとって、ベアチッ
プ3の各辺の長さに相当する四辺と、同四辺の隣合う各
辺を90°分の円弧でつなぐ平面形状の二重堤防1,2
の設定が可能である。あるいは、その他にも、八角形状
や円状、楕円状など、設計上の都合によってある程度二
重堤防の平面形を改変することが可能である。
に示すように、外堤防2’を二段重ねで形成し、内堤防
1よりも高くすることも可能である。この場合、初回の
印刷で内堤防1と外堤防2の第1段21とを形成し、そ
の樹脂が十分に硬化するのを待って、2回目の印刷で外
堤防2の第2段22を形成する。
阻止帯12に加えて、外堤防2’の阻止能力が向上する
ので、封止樹脂6はいっそう流出しにくくなり、歩留り
が向上するという効果がある。 (実施例1の変形態様1) 堤防印刷工程において二度刷りをすることにより、図7
に示すように、流出阻止帯12のない二重堤防1’,
2”を形成することもできる。この場合、初回の印刷で
二重堤防1’,2”の全幅(約400μm)にわたる堤
防10を形成し、第2回の印刷で堤防10の外半部に重
畳して外堤防2”の第2段21を形成する。堤防10の
内半部で内堤防1’が形成され、堤防10の外半部と第
2段21とで外堤防2”が形成される。
は、顔料の混入により印刷材料の樹脂の色を変えてあ
る。それゆえ、封止樹脂6の覆う領域の良否の目視確認
が容易であるという効果がある。 (実施例1の変形態様2) 前述の変形態様1にさらに重畳して、図8に示すよう
に、三度刷りにより外堤防2”’が三段重ねの二重堤防
1’,2”’を形成することも可能である。
外堤防2”’がいっそう高くなり、その阻止能力が向上
するので、封止樹脂6はさらに流出しにくくなり、歩留
りがなお向上するという効果がある。 (参考例2) 前述の参考例1の樹脂封止工程において、封止樹脂6の
注入後に、下面71が平面である整形治具7を基板表面
51から所定距離に保って、封止樹脂6の頂部に当接さ
せたまま封止樹脂6を硬化させるベアチップ封止方法も
可能である。
頂面61が平面に形成されている。それゆえ、本変形態
様のベアチップ封止方法で製造された製品は、頂面61
への印字、頂面61を真空チャックで保持する工程の自
動化、頂面61からの超音波探傷が良好に行えるという
効果がある。 (実施例1のその他の変形態様) 実施例1およびその変形態様1、2に関しては、材料・
条件等を適当に変えた変形態様が無数に存在しうる。例
えば、封止樹脂6に、シリコーン樹脂、シリコーンゴム
などの代替品の使用が可能で、基板や二重堤防を形成し
ている材質との濡れ性や接着性などの各種特性を勘案の
上、選定すればよい。また、基板5の材料や、印刷材料
を変更した変形態様も可能である。
で、例えばインクジェットで二重堤防1,2を形成する
ことも可能である。その場合、内堤防1および外堤防2
の高さは実施例1に及ばないかもしれないが、その囲む
範囲を少し広げるだけで適用可能で、封止樹脂6の外縁
の範囲の良否判定機能は落ちないものと考えられる。 〔参考例3〕 (参考例3のベアチップ封止方法) 本発明の参考例3としてのベアチップ封止方法は、セラ
ミックス製の基板5Cの表面51に、硝子ペーストを焼
成して二重堤防1G,2Gを形成し、その内側に封止樹
脂6を注入してベアチップ封止を行う方法である。
の基板の表面に印刷・乾燥・焼成により二重堤防1G,
2Gを形成する。印刷に際し、インクに相当する印刷材
料は、硝子ペーストである。硝子ペーストは、粒径数μ
m程度のホウ珪酸鉛亜鉛硝子の粉粒と、有機バインダー
としてのセルロースと、若干の溶剤としてのテレピネオ
ールとを用いている。
印刷ではあるが、スクリーンにステンレス製の250番
メッシュのマスクを使用し、ローラーに代えてスキージ
(へら)で硝子ペーストを刷り込んでいる点が、参考例
1と異なっている。印刷されて基板表面51に張りつい
ている硝子ペーストは、乾燥ののち、焼成されて、ガラ
ス質の強固な二重堤防1G,2Gを形成する。
堤防1G,2Gは、参考例1と同様に、全周囲にわたっ
て一様な断面形状をしている。すなわち、図10に示す
ように、内堤防1Gおよび外堤防2Gは、ともに高さ約
15μm、幅約150μmの帯状をしており、両者の間
隔は約150mmであって両者の間に堀状の流出阻止帯
12を形成している。内堤防1Gおよび外堤防2Gの両
側には、幅20μm程度のダレが生じるが、大勢には影
響はなく、むしろ応力集中を防ぐのでより強固に基板5
Cに固着する作用を有する。
脂封止工程に準ずる。 (参考例3の作用効果) 本参考例のベアチップ封止方法は、参考例1と同様の作
用効果を有するうえに、セラミック基板5Cに強固なガ
ラス質の二重堤防1G,2Gを形成することができる。
したがって、本実施例によれば、実施例1同様に簡便で
安価な封止方法をとりながら、セラミック基板5Cの種
々の良好な特性を利用することができるという効果があ
る。
2についても可能である。例えば、図11に示すよう
に、実施例1の変形態様1に相当する変形態様が可能で
ある。なお、堤防印刷工程において重ね刷りをする場合
には、焼成を各段について毎回するか、全ての印刷が完
了してから一度に焼成するかの二通りの方法がある。す
なわち、印刷されたペーストが乾燥したのち焼成してか
ら重ね刷りする方法と、印刷されたペーストが乾燥した
ら焼成せずにその上に重ね刷りをし、最後のペーストが
乾燥してからまとめて焼成する方法とがある。後者の方
が、工数が少ない点では利がある。
の表面にエポキシ樹脂による二重堤防の印刷形成を行う
ことも可能である。
程を示す組図 (a)本方法に供する基板の構成を示す側端面図 (b)堤防印刷工程を示す基板の側端面図 (c)ベアチップ接合工程を示す基板の側端面図 (d)樹脂封止工程を示す基板の側端面図
程を示す組図 (a)堤防印刷工程を示す基板の側端面図 (b)ベアチップ接合工程を示す基板の側端面図 (c)樹脂封止工程を示す基板の側端面図
す部分側断面図
要部端面図
す平面図
面図
を示す要部端面図
を示す要部端面図
式図
要部端面図
示す要部端面図
Claims (6)
- 【請求項1】基板の表面上に接合されている半導体ベア
チップを樹脂で封止する方法であって、 前記ベアチップが接合される該基板の表面部分の周囲
に、前記表面から突出するとともに全周一様に所定の間
隔を開けて設けられた、少なくとも該樹脂が不足してい
ることを判定する内堤防と該樹脂の流出を阻止するとと
もに該樹脂が過剰であることを判定する該内堤防より高
い外堤防とからなる二重堤防を複数回の印刷により形成
する堤防印刷工程と、 少なくとも該内堤防に囲まれた領域に流動性のある樹脂
を注入し、該樹脂が該ベアチップを覆っている状態で硬
化させ、該ベアチップを固化した樹脂により封止する樹
脂封止工程と、を有することを特徴とするベアチップ封
止方法。 - 【請求項2】前記堤防印刷工程で、複数回の印刷が行わ
れ、 初回の印刷では、前記内堤防と前記外堤防とは互いに連
続して形成され、 第2回以降の印刷では、少なくとも該外堤防は重畳して
形成される請求項1記載のベアチップ封止方法。 - 【請求項3】前記樹脂封止工程で、前記樹脂の注入後
に、少なくとも表面の一部が略平面である整形治具を、
前記基板表面から所定距離に保って前記樹脂の頂部に当
接させる請求項1記載のベアチップ封止方法。 - 【請求項4】前記ベアチップは、前記基板の配線にボン
ディング・ワイヤにより接続されており、 前記堤防印刷工程で、前記内堤防の内周縁が該ワイヤの
外端部から少なくとも1.2mmの距離をとって、該内
堤防は形成される請求項1記載のベアチップ封止方法。 - 【請求項5】前記基板は、セラミックス製であり、 前記堤防印刷工程で、前記二重堤防は、硝子粉末を主成
分とする硝子ペーストの印刷および乾燥の後、該硝子粉
末の焼成により形成される請求項1記載のベアチップ封
止方法。 - 【請求項6】前記内堤防の色調は、前記外堤防の色調と
異なっている請求項1記載のベアチップ封止方法。
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