JP3460824B2 - 形状認識方法及び装置 - Google Patents
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Description
法及び装置に関し、特に楕円及びn角形(nは偶数)を
認識する方法及び装置に関する。
イダンスのためのランドマーク認識等を目的に、撮像画
像中の形状パターンを認識する画像処理がしばしば行わ
れる。工業部品や人工パターンには円が多いため、特に
円パターンを認識する画像処理がよく行われる。
(Hough)変換がある。ハフ変換は、投票空間にパ
ターン上の各点の情報を投票し、最大得票点位置をパタ
ーンのパラメータとして抽出する方法である。例えばパ
ターンが円の場合、変数は中心位置x、yと半径rの3
つであるため投票空間は3次元となる。このハフ変換は
例えば円周の一部が欠損していても円を検出できる頑健
な方法であり、一般的に広く用いられている。
するためには、撮像装置が円に正対している必要があ
る。円に対して撮像装置の光学軸が傾いている場合、円
は楕円に酷似したパターンとして撮像される。したがっ
て、円パターンを検出するハフ変換を用いるためには撮
像装置を円に正対させなければならず、適用の場面が限
られる。
識する場合、変数が中心座標x、y、長軸長a、短軸長
b、姿勢角θの5つになるため、例えばハフ変換を用い
ると5次元空間に各点の情報を投票しなければならな
い。したがって、膨大なメモリと処理時間を必要とする
ため、実用的ではない。
て、例えば特開2000−155841に公開された方
法が用いられている。この方法では、画像中のエッジ断
片から任意に3個選び出しては、エッジ断片の位置と方
向から係る3断片を結ぶ楕円を計算してパラメータを蓄
積する。画像中に楕円が存在すれば同一のパラメータが
高頻度で現れるため、それを抽出して求めるパラメータ
とする。この方法では、エッジ点3点をランダムに選択
して楕円パラメータの計算を繰り返すため、処理時間を
要する。また、楕円上のエッジ点以外のエッジ点が多く
存在する場合は処理時間が膨大になりやすい。
ようとする課題は、画像中から迅速に楕円を検出する頑
健な形状認識方法及び装置を提供することにある。
本発明の形状認識方法及び装置は、楕円の点対称性及び
線対称性に着目し、点対称の中心が楕円の中心であり線
対称軸が楕円の長軸及び短軸であることを利用して楕円
の認識を行うものである。
出し、さらにその中から線対称の図形を選び出して楕円
候補とする。楕円候補図形の点対称中心及び線対称軸を
楕円中心及び長軸、短軸と仮定して楕円パラメータを算
出し、パラメータを決定できるものを楕円と判断する。
細を述べる。対象画像中で、濃度値変化の大きい部分を
エッジとして抽出し、エッジ上の各エッジ点をエッジセ
グメントとし、各エッジセグメント毎に位置及び法線ベ
クトルを保持する。法線ベクトルは、各エッジセグメン
トにおける濃度勾配を利用すると良い。
トルを基に点対称性を確認し、点対称中心を得る。点対
称図形上では、点対称の関係にある点同士は、必ず点対
称中心を中点とし、かつ法線ベクトルの方向が180°
異なる関係にあるため、この特徴を利用して点対称性を
検出するとよい。
ができる2次元空間をメモリ上に準備する。続いて、エ
ッジセグメントの中から2つを取り出した組み合わせを
全て作る。それぞれの組み合わせにおいて法線ベクトル
を比較し、接線の方向が互いに180°異なる組み合わ
せの場合のみ、互いの位置情報から中点座標を算出して
メモリ上の2次元空間にその中点座標を投票する。全て
の組み合わせについて点対称性を判別したら、メモリ上
の2次元空間から閾値以上の投票を得た点を選び出し、
点対称図形の中心とする。ここではエッジセグメントの
全ての組み合わせについて計算したが、組み合わせ数が
十分大きければ全ての組み合わせを用いる必要はない。
エッジセグメントの法線ベクトルを保存し、閾値以上の
投票を得た点のうち保存されている法線ベクトルが十分
に散らばっているものを点対称図形の中心と見なしても
よい。保存されている法線ベクトルがほぼ一致している
場合は、撮像画像中の平行直線の中心線上の点にあたる
と思われるので、これを除外すると以後の処理量を減ら
すことができる。
エッジセグメントの組み合わせを全て集合し、エッジセ
グメントの位置情報を対称中心からの距離と方向に変換
して点対称図形情報とし、各点対称図形毎に保持する。
ただし、例えば同心円のように点対称中心を同じくする
複数の図形が存在する場合があるため、ひとつの方向に
対して最大の距離値のみ保持する。
べる。線対称図形では対称の位置にある2点は線対称軸
から等距離にあるという特徴を利用して線対称性を検出
する。なお、簡略化するためすでに抽出してある点対称
図形に関してのみ線対称性を調べても良い。
直交する直線が図形と交わる点から軸までの距離を比較
することで線対称性を検出できる。軸と図形が交わる点
から順に軸上を移動しながら、軸の左右で軸に直交する
直線が図形と交わる点と軸との距離を比較して差を積算
し、差が小さければ線対称図形とするとよい。
検出しても良い。図形中に点対称中心を通り、例えば画
面の水平線に対してなす角θの仮軸を設定し、仮軸上の
任意の基準点を中心に仮軸から方向角±αに当たる図形
上の2点について係る点と仮軸との距離を比較して距離
の差が小さいほど高い点を与える。αを0°から90°
まで動かして演算を行い、得られた点の総和を線対称度
として保持する。仮軸が真の線対称軸であった場合、全
てのαについてθ+α、θ−αの2点の軸からの距離が
等しいはずであるので、得点が高いほど図形が線対称に
近く、仮軸が線対称軸の候補として適格であると推測で
きる。θを0°から180°まで変化させ、線対称度の
最大値が閾値を超えるものを線対称図形とし、線対称図
形と判断された図形の中で線対称度が最大となるθに対
応する軸を線対称軸と決定する。これにより、図形が楕
円であれば長軸または短軸の軸方向が決定できる。
としてαを決定し、各点から点対称中心までの距離を軸
までの距離として線対称度を計算すると処理量を減少で
き非常に便利である。
され、点対称の中心点及び線対称軸が得られる。したが
って、点対称の中心点を楕円中心とし、線対称軸を楕円
軸とし、図形上の任意の2点の座標を用いて楕円方程式
を立てることができる。また、図形のエッジと線対称軸
が交わる点から中心点までの距離および中心点で線対称
軸と直交する直線と図形のエッジが交わる点から中心点
までの距離を長軸、短軸として楕円方程式を立式しても
よい。そこで、図形のエッジ上の各点を立式した楕円方
程式に当てはめて妥当性を確認し、楕円方程式が十分確
からしければ係る図形を楕円と判断する。
フ変換を利用して長短軸長の決定を行ってもよい。ま
ず、2次元のバッファを準備する。点対称中心が原点に
位置し線対称軸が0°または90°になるように図形の
形状データを正規化する。楕円の長短軸長l 1l2を求め
るためのハフ変換式式(式1)のパラメータφを変化さ
せてl1l2平面上に描かれる曲線上の各点に対応するバ
ッファ配列に度数を加える。これを全ての(r,ω)の
組について行う。
方向角、φはパラメータ、l1,l2は軸長である。
(ri,ωi)に関して、中心が原点にあり、長短軸が0
°,90°にあり、(ri,ωi)を通る楕円の長短軸長
l1l2の関係を示す。したがって、全ての(r,ω)が
同一楕円上にあるとき、描かれた全ての曲線が1点で交
わり、その交点を示すパラメータが係る楕円のパラメー
タl 1、l2すなわち長軸長、短軸長となる。
ので、l1l2平面上の曲線が1点で交わるとバッファ配
列に明確なピークが現れる。したがって、バッファ配列
に明確なピークが現れた図形を楕円と判断する。さらに
ピークの位置は軸長に対応しているため、ピークの位置
から軸長を読みとると長短軸長(l1,l2)が得られ
る。したがってここまでで楕円の5つのパラメータ、中
心座標(x,y)、長短軸長(l1,l2)、姿勢角θの
全てが得られる。
ば少ない処理量で画像中から楕円を検出することが出来
る。なお、パラメータの信頼性をあげるため、楕円の式
に求めた各パラメータを代入し、最小2乗法を用いて誤
差が十分に小さくなるように修正を加えるのが望まし
い。
させたときの線対称度の変化を利用して偶数nに関する
n角形を認識できるようにすると便利である。例えば正
6角形の場合、中心および頂点を通る線対称軸が3本有
り中心および辺の中点を通る線対称軸が3本有るため、
θを0°から180°まで変化させると線対称度に6個
のピークが現れる。このことを利用して線対称度から正
6角形を認識すればよい。
力装置と演算装置と揮発性メモリを備え、画像入力装置
から入力された画像を基に上記の形状認識方法を用いて
演算装置で処理し、画像から楕円を抽出して出力もしく
は不揮発性メモリ等に保存するものである。
づき図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の1
実施例における形状認識方法の手順を示すフローチャー
トおよび手順毎に抽出される図形を示した概念図であ
る。
クトル抽出(s1)、点対称図形抽出(s2)、線対称
図形抽出(s3)、ハフ変換による長短軸長計算(s
4)、最終確認(s5)の5つのステップを持つ。例え
ば撮像画像中に正三角形、長方形、楕円、円、扇形、正
五角形、平行四辺形、三日月形、六角形があるとき、こ
の中から本実施例の形状認識方法により楕円を抽出す
る。
抽出する。手順s2により図形のうちある点を中心に1
80°回転すると元の図形と一致する点対称図形を選出
する。ここでは長方形、楕円、円、平行四辺形、六角形
が抽出される。手順s2で抽出された図形から、手順s
3により線対称図形を選出する。ここでは長方形、楕
円、円、六角形が抽出される。さらに手順s4により楕
円方程式を立式して楕円のみを抽出する。ここでは楕
円、円が抽出される。s5で楕円方程式の妥当性を確認
し、必要に応じて補正する。
法線ベクトル抽出手順s1では、画像中の濃度を取得
し、濃度値変化の大きい部分をエッジとして抽出する。
さらにエッジ上の各点をエッジセグメントとし、各点に
ついて位置情報と法線ベクトルを保持する。なお、接線
算出を省略するため、濃度値の勾配方向を法線ベクトル
とする。法線ベクトルを勾配ベクトルと言うこともあ
る。
れた法線ベクトルをもとに点対称中心を得る。図2に示
した様に、点対称図形10上では、点対称の関係にある
2点の法線ベクトル11は180°異なっており、2点
の中点が点対称中心12となる。この2つの性質を利用
して点対称図形を検出し、中心を決定する。
る2次元バッファを準備する。次にs1で得たエッジセ
グメントの中から2つを取り出す組み合わせを全て作
り、各々の組み合わせについて法線ベクトルを比較す
る。そのうち法線ベクトルが180°異なるものの組み
合わせのみを抽出し、互いの位置情報から中点座標を算
出して2次元バッファに投票する。同時に2つのエッジ
セグメントの内どちらか一方の法線ベクトルを保持す
る。全ての組み合わせについて上記の作業が終了した
ら、2次元バッファの中で得票数が閾値を超える点を選
び、さらにその点の中から保持している法線ベクトルが
十分に散らばっているものを選出する。この選出された
点に対応する位置座標を点対称図形の中心と決定する。
る代わりに、1個のエッジセグメントに対して他の全て
のエッジセグメントを順に比較して法線ベクトルが18
0°異なるものを抽出しても良い。1個のエッジセグメ
ントについて他のエッジセグメントとの比較が終了した
ら、次のエッジセグメントに移って係るエッジセグメン
トと他の全てのエッジセグメントを比較すればよい。順
次全てのエッジセグメントについて他のエッジセグメン
トとの比較を行えば、全てのエッジセグメントの組み合
わせについて比較したことになる。
ッジセグメントの組を捜し出し、エッジセグメントに保
持されている位置情報を点対称中心からの距離と方向に
変換して点対称中心毎に集計し、係る点を中心とする点
対称図形を復元する。なお、検出された点対称中心の近
傍に投票したものも点対称図形に含めても良い。ただ
し、例えば同心円のように2個以上の点対称図形が同一
の対称中心を持つ場合、点対称中心から点対称図形を復
元することができない。この対策として、1つの方向に
対して最大の距離値のみを保持すれば外側の円、最小の
距離値を保持すれば内側の円を検出することができる。
ではs2において点対称図形として抽出された図形につ
いてのみ線対称性を判定する。s2でエッジセグメント
の位置情報を点対称中心からの距離と方向に変換したた
め、各々の点対称中心には図3に示すようなデータが保
持されている。図3で、中心20が図形21の点対称中
心となっている。エッジセグメント22が持つ位置情報
を任意の基準線23を基準とした方向角θと中心20ま
での距離rに変換すると、図3右側のグラフに示したデ
ータが得られる。s3ではこのデータを利用して線対称
性を判定する。
る軸を線対称軸と仮定して、θ+αおよびθ−α方向の
距離rを比較する(図4参照)。±αの2点について距
離rの差が小さいほど高い点を与える。これを0°〜9
0°のαに対して行い、得られた点の総和を線対称度と
して保持する。θを0°から180°まで変化させ、線
対称度の最大値が閾値を越えるものを線対称図形とす
る。図形が線対称図形であれば、線対称度が最大になる
方向を線対称軸とする。
において線対称軸が2本の直交軸として現れ、一方が短
軸、他方が長軸となる。図形が真円であれば全てのθに
ついて線対称度が一定となる。図形が正6角形であれば
30°毎に計6本の線対称軸が現れる。この様に、θを
変化させたときの線対称度の変化を利用して図形の形状
を推定することができる。本実施例の形状認識方法によ
れば、特に正n角形(nは偶数)を容易に検出すること
ができる。
中心を用いて、ハフ変換による長短軸長計算手順s4を
行う。s4ではs3までで得られた点対称かつ線対称の
図形全てに対して長短軸長計算を行ない、長短軸長を決
定できる図形のみを楕円と判定する。なお、線対称度の
変化を検討して楕円と目されるもののみについて以下の
手順を行っても良い。
ァを用意する。次に、線対称軸が0°もしくは90°に
なり点対称中心が原点になるよう図形情報を正規化す
る。ハフ変換式(前出(式1))のパラメータφを変化
させて描かれる曲線状の点に対応する2次元バッファ配
列に度数を加えていく。これをs3で得られた図形上の
全ての(r,ω)に対して行う。計算対象とした図形が
楕円であれば、描かれる曲線は全て1点で交わるため
(図5参照)、2次元バッファ配列のヒストグラムに明
確なピークが現れる。2次元バッファ配列のピーク位置
とピークの度数を調べ、明確な唯一のピークが存在すれ
ば楕円と決定する。ピーク位置は楕円の長軸、短軸長に
対応する。
パラメータを決定したので、最終確認s5では、5つの
パラメータの信頼性を上げるために、実際の楕円の式に
求めた各パラメータを代入し最小2乗法を用いて誤差が
十分に小さくなるように補正を加える。
れば画像中から楕円やn角形(nは偶数)等の図形を抽
出し、図形が楕円であれば、中心座標、長短軸長、姿勢
角の全てのパラメータを決定することができる。本実施
例の形状認識方法は、計算対象とするエッジ点を絞り込
んで図形の認識を行うため、処理量が少なく処理速度が
速い。また、楕円の認識にハフ変換を用いているため、
エッジ点の欠損等に対して非常に頑健性が高い。
システム構成図を図6に示した。画像処理装置30に組
み込まれた画像入力ボード31にCCDカメラ32が接
続されており、表示装置33、キーボード34、マウス
35が備わっている。
置30にs1〜s5の手順が組み込まれている。CCD
カメラ32で撮像した画像は画像入力ボード31を介し
て画像処理装置30に送られる。画像処理装置30はs
1〜s5の各手順を追って画像中から楕円やn角形(n
は偶数)を抽出し、表示装置33に表示する。適宜処理
開始や処理する範囲等をキーボード34およびマウス3
5で入力することができる。また、本実施例の形状認識
装置を移動ロボット等に組み込んでランドマーク認識に
利用しても良い。
および装置によれば、画像中から楕円やn角形(nは偶
数)を速やかに抽出することができる。
を示すフローチャートおよび手順毎に抽出される図形を
示した概念図である。
称図形の抽出方法を説明する概念図である。
変換方法を説明する概念図である。
称性の検出方法を説明するグラフである。
変換により得られる曲線の1例を示すグラフである。
テム構成を示す概念図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 画像入力装置で取得した画像情報におい
て濃度値変化の大きい部分を検出してこれを輪郭とする
輪郭図形を抽出する工程と、該輪郭図形の輪郭情報に基
づいて点対称中心を有する点対称図形を検出する工程
と、該輪郭図形の輪郭情報に基づいて対称軸を有する線
対称図形を検出する工程と、該点対称図形かつ該線対称
図形である図形を候補図形として選定し該候補図形の点
対称中心を楕円中心と仮定し対称軸を楕円軸と仮定し該
楕円中心と該楕円軸と該候補図形の輪郭上の2点以上の
座標から楕円パラメータを決定し前記候補図形の輪郭上
の適宜の点についての該楕円パラメータに対する妥当性
から楕円性を判定して出力する工程を有することを特徴
とする画像処理機能を備えた演算装置で実施する形状認
識方法。 - 【請求項2】 前記点対称図形を選出する工程が、前記
輪郭図形におけるエッジセグメントを検出する工程と、
前記エッジセグメントの位置及び法線ベクトルを記憶装
置に保持する工程と、該エッジセグメント間で該法線ベ
クトルを比較する工程と、該法線ベクトルが約180°
異なる2つの該エッジセグメントを抽出して該2つのエ
ッジセグメントの中点位置を2次元バッファに設けた投
票空間に投票する工程と、投票を集計し得票が高い点を
抽出して点対称中心と見なす工程と、該点対称中心に投
票した前記エッジセグメントを集合して前記点対称図形
とする工程を有するものであることを特徴とする請求項
1記載の形状認識方法。 - 【請求項3】 前記中点位置を投票空間に投票する工程
が、該投票と同時に前記2つのエッジセグメントうちの
どちらかの前記法線ベクトルを保持する工程を有し、前
記得票が高い点を抽出して点対称中心とする工程が、該
投票の際に保持された該法線ベクトルの分散状態が所定
の閾値より大きいもののみを点対称図形と見なすもので
あることを特徴とする請求項2記載の形状認識方法。 - 【請求項4】 前記線対称図形を抽出する工程が前記点
対称図形を抽出する工程によって抽出された点対称図形
から線対称図形を抽出するものであって、前記線対称図
形を抽出する工程が、前記点対称中心を通り基準線に対
してなす角θの直線を仮定軸とする工程と、該仮定軸の
左右の図形を比較して対象性が高いものに線対称度とし
て高得点を与える工程と、前記θを変化させて該線対称
度の最大値が所定の閾値を超えるものを前記線対称図形
とし該最大値を得点したθに対応する前記仮定軸を線対
称軸とする工程を有するものであることを特徴とする請
求項1から3のいずれかに記載の形状認識方法。 - 【請求項5】 前記線対称度を与える工程が、前記点対
称中心を中心とし前記仮定軸に対してなす角±αに位置
する2つの前記輪郭図形上の点から該点対称中心までの
距離を比較し差が小さいものに高得点を与え、前記αを
変化させて前記得点を総計し前記線対称度とするもので
あることを特徴とする請求項4記載の形状認識方法。 - 【請求項6】 前記θを変化させたときの前記線対称度
の変化を利用して図形を認識する工程を併せ持つことを
特徴とする請求項4または5記載の形状認識方法。 - 【請求項7】 前記図形を認識する工程がn角形(nは
偶数)を認識する工程であることを特徴とする請求項6
記載の形状認識方法。 - 【請求項8】 前記点対称中心を中心座標と仮定し対称
軸を楕円軸と仮定して楕円パラメータを決定し前記候補
図形の該楕円パラメータに対する妥当性から楕円性を確
認する工程がハフ変換を利用したものであることを特徴
とする請求項1から7のいずれかに記載の形状認識方
法。 - 【請求項9】 前記楕円性を確認した後、最小2乗法を
利用して前記候補図形と前記楕円方程式の誤差を補正す
ることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の
形状認識方法。 - 【請求項10】 画像入力装置と演算装置と出力装置を
備え、該画像入力装置が画像を入力するものであり、該
演算装置が画像から輪郭図形を形成する手段と、該輪郭
図形から点対称図形を抽出する手段と、該輪郭図形から
線対称図形を抽出する手段と、該点対称図形かつ該線対
称図形である図形を候補図形とし該候補図形の点対称中
心を楕円中心と仮定し対称軸を楕円軸と仮定し該楕円中
心と該楕円軸と該候補図形上の2点の座標から楕円パラ
メータを決定し前記候補図形の該楕円パラメータに対す
る妥当性から楕円を認識する手段を有し、前記出力装置
が前記演算装置による認識結果を出力するものであるこ
とを特徴とする形状認識装置。 - 【請求項11】 前記演算装置がメモリを備え、前記点
対称図形を選出する手段が、該メモリ上に前記画像と対
応をとることができる投票空間を形成する手段と、前記
輪郭図形からエッジセグメントを検出する手段と、前記
エッジセグメントの位置及び法線ベクトルを保持する手
段と、該エッジセグメント間で該法線ベクトルを比較す
る手段と、該法線ベクトルが約180°異なる2つの該
エッジセグメントを抽出して該2つのエッジセグメント
の中点位置を前記メモリ上の投票空間に投票する手段
と、投票を集計し得票が高い点を抽出して点対称中心と
する手段と、該点対称中心に投票した前記エッジセグメ
ントを集合して前記点対称図形とする手段を有すること
を特徴とする請求項10記載の形状認識装置。
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