JP3456952B2 - ディジタル形距離継電器 - Google Patents
ディジタル形距離継電器Info
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Description
る電力系統において事故点抵抗を伴った事故が発生した
際に、事故点迄のインピーダンスを計測する距離継電器
の計測精度を高めるディジタル形距離継電器に関する。
において事故点抵抗を伴った事故が発生した際に生じる
インピーダンス計測誤差を予め想定してインピーダンス
を整定する方式が、距離継電器方式では採用されてい
る。この時、送電端子では、前記事故点抵抗を伴うとイ
ンピーダンスのリアクタンス分を小さく見る所謂オーバ
リーチ傾向を呈し、受電端子では逆にリアクタンス分を
大きく見る所謂アンダーリーチ傾向を呈することが分か
っている。
必ずしも送電か受電かで固定される訳ではなく、通常は
想定する系統条件で発生し得る前記誤差の最大を考慮し
てインピーダンス整定しているのが実情である。
なるディジタル形距離継電器10の設置状況を示す。同図
において、変流器2を介して送電線1から負荷電流IL
と事故電流Iの重畳電流(I+IL)及び電圧変成器3を
介して電圧Vが所定のレベルに変換されてディジタル形
距離継電器に導入される。同図の電圧Vは事故点までの
送電線インピーダンス(R+jX)による電圧降下分と
事故点Fの事故点抵抗RAを介して流れる事故電流I/
C(C:事故電流の分流比)による事故点電圧VFからな
る。この関係は次の(1)式で示される。
(1)式において、事故点電圧VFが距離継電器のインピー
ダンス計測誤差の要因となる。(1)式は次のように置き
換えることができる。
ンス計測誤差となる。この様相を図3に示す。図3中、
線分FBは(2)式のRA/Cに相当し、線分FAはリレー
の見る事故点インピーダンスであり、(2)式の{ }内部に
相当する。
|であり、FAとABの位相差δは負荷電流の事故電流
Iに対する進み位相分を示している。尚、この位相差δ
が一定で大きさ|IL/I|を変化させた時のリレーの見
るインピーダンスZryの軌跡は図中の円上となる。これ
は線分FB(=RA/C)を弦とし、円周角(π−δ)=∠
FABが一定の円となる。
誤差の抵抗分rF、リアクタンス分xFは次式で示され
る。(1)式において、リレーがインピーダンスを計測す
る際に適用する電流(I+IL)の複素共役(I+IL)*
を乗じて両辺の抵抗分、虚数分が各々等しいという条件
を使うことにより、以下のように求まる。
となる。ここに、一般的な2つのベクトルA,B間で数
学的に [A・B*]=|A|・|B|・exp(j(θ)) Im[A・B*]=|A|・|B|・sin(θ)、 Re[A・B*]=|A|・|B|・cos(θ) (ここに、*印:共役複素数、θ(θ=θA−θB):ベ
クトルBに対するベクトルAの進み位相)が成立する。
この数学的な意味を踏えて、(3)、(4)式を考える
とリレーのインピーダンス計測に使用する電流(I+I
L)に対して事故点電圧VFが遅れの場合はxFは負とな
り、リレーの計測するリアクタンスXryが実際の事故点
迄の線路リアクタンスXより小さく計測ことになり、オ
ーバリーチの様相を呈する。逆に事故点電圧VFが進み
の場合はxFは正となり、線路リアクタンスより大きく
計測することになり、アンダーリーチの様相を呈するこ
とになる。
態で事故点抵抗を伴った事故が発生した時に、事故点迄
のインピーダンスを計測するディジタル形距離継電器の
計測誤差は負荷電流の方向と大きさでその様相が大きく
変わることが明らかであろう。だが、この計測誤差の最
大値を系統の運用状態と、想定する事故点抵抗の大きさ
とから算出して、ディジタル形距離継電器の整定で配慮
しているのが実情である。
あり、事故点電圧の位相と事故点に流れる事故電流が略
同位相という条件のもとで、距離継電器のインピーダン
スを計測する電流と前記事故点電流の位相と略同位相の
関係にある電流との位相差を検出して、その位相差に連
動させて距離継電器の動作特性を逐次決めることにより
距離継電器のオーバリーチ、アンダーリーチを防止する
ディジタル形距離継電器を提供することを目的とするも
のである。
タル形距離継電器の発明は、正相抵抗分Rcal、正相リ
アクタンス分Xcalを算出する第1の手段と、電力系統
の送電線の事故を検出する所定時間前の負荷電流を記憶
する第2の手段と、事故点に流れる事故電流の位相と同
等の位相関係にある電流を抽出する第3の手段と、前記
抵抗分、リアクタンス分を直接算出する電流の位相に対
して前記第3の手段で得られた電流の位相が遅れか進み
かの関係を検出する第4の手段と、第4の手段で得られ
た位相関係において、その両電流の位相差に比例した値
を適用して前述の距離継電器の動作を判定する第5の手
段と、第2の手段で記憶された負荷電流の流れる方向が
送電方向であることを検出した場合、前記正相インピー
ダンスが所定の抵抗分、リアクタンス分を基点にして所
定の領域内にあるか否かで動作を判定する動作特性と第
5の手段の動作特性と共通する領域を動作域とし、第2
の手段で記憶された負荷電流の流れる方向が受電方向で
あることを検出した場合、前記正相インピーダンスが所
定の抵抗分、リアクタンス分を基点にして所定の領域内
にあるか否かで動作を判定する動作特性と第5の手段の
動作特性の何れかの動作領域を動作域とする第6の手段
とから構成したものである。
点までの送電線のインピーダンスを計測して事故点が所
定の動作域内にあるか否かを判定する方法において、負
荷電流が流れていて事故点抵抗を伴った事故が発生して
インピーダンス計測誤差が生じても、その計測誤差を逐
次リレーの動作特性を補正することによって、リレー動
作が正常に行えるようにしようとするものである。
の発明は、請求項1の第3の手段において、短絡事故の
場合、事故中の電流から第2の手段で記憶された負荷電
流を差し引いた電流を抽出するように構成し、地絡事故
の場合、零相電流を抽出するように構成したものであ
る。
流と略同位相の電流を抽出しようするものである。短絡
時はリレー入力電流から負荷電流をキャンセルした電
流、地絡時は零相電流を事故電流相当の電流として適用
しようとするものである。
の発明は、前記第3の手段において、短絡事故の場合、
事故中の電流と所定の基準電気量との内積値IVpc 、
外積値IVpsを前記基準電気量の大きさ|Vp|で除した
値から、請求項2記載の第2の手段で記憶された負荷電
流と同時刻Mの前記基準電気量との内積値(ILVpc)Mと
外積値(ILVps)Mを当該同時刻の前記基準電気量の大き
さ|VpM|で除した値を、内積値、及び外積値各々につい
て差し引いた電気量{(IVpc)/|Vp|−(ILVpc)M/|
VpM|}、{(IVps)/|Vp|−(ILVps)M/|VpM|}を
抽出するように構成したものである。
発生前の負荷電流を事故発生前後で位相が大きく変わら
ない正相電圧を基準にして同相成分(内積値)と直交成
分(外積値)に分けて記憶し、事故中の負荷電流が重畳
している電流についても正相電圧を基準にして同相成
分、直交成分を計算して、各々の成分について事故中の
電流から、事故前の記憶した負荷電流成分をキャンセル
して、事故点電流を正相電圧と同位相、直交成分に分け
て抽出しようするものである。
の発明は、前記第4の手段において、短絡事故の場合、
請求項3記載の事故中の電流と所定の基準電気量との内
積値IVpc 、外積値IVpsと電気量 {(IVpc)/|Vp|−(ILVpc)M/|VpM|}、 {(IVps)/|Vp|−(ILVps)M/|VpM|}とから、 Ipc={(IVps)/|Vp|−(ILVps)M/|VpM|}・(IVpc)/|Vp| −{(IVpc)/|Vp|−(ILVpc)M/|VpM|}・(IVps)/|Vp| ……(5) Ips={(IVpc)/|Vp|−(ILVpc)M/|VpM|}・(IVpc)/|Vp| +{(IVps)/|Vp|−(ILVps)M/|VpM|}・(IVps/|Vp|……(6) を算出し、電気量IpcとIpsの相対比から、前記事故中
の電流の位相と前記第3の手段の事故点に流れる事故電
流の位相と同等の位相関係にある電流の位相との遅れか
進みかの関係を検出するように構成したものである。
ら、事故時のインピーダンスを計測するリレーの電流か
ら事故前の負荷電流を次式に示すようにキャンセルして
事故点電流相当の電流とリレーの電流との内積値、外積
値を算出して、図3に示すFAとFB間の位相角θの正
接(tan(θ))を求める。
ピーダンス計測時に使用する電流(負荷電流重畳) Ipc=IF・cos(θ)={(IVps)/|Vp| −(ILVps)M/|VpM|}・(IVpc)/|Vp| −{(IVpc)/|Vp|−(ILVpc)M/|VpM|}・(IVps)/|Vp| ……(7)ただし、θ=θF−θi <外積値>:事故電流相当とリレーのインピーダンス計
測時に使用する電流(負荷電流重畳) Ips=IF・ sin(θ) ={(IVpc)/|Vp| −(ILVpc)M/|VpM|}・(IVpc)/|Vp| +{(IVps)/|Vp|−(ILVps)M/|VpM|}・(IVps)/|Vp| ……(8)ただし、θ=θF−θi tan(θ)=Ipc/Ips ……(9) 以上の関係を知ることにより、事故中の電流と事故点に
流れる事故電流相当の電流の位相が進みか遅れかを検出
できる。
の発明は、前記第4の手段において、短絡事故の場合、
抵抗分、リアクタンス分を直接算出する電流と本電流と
同一相の所定時間前の電流との差分電流との外積値と内
積値との相対比から、前記事故中の電流の位相と前記第
3の手段の事故点に流れる事故電流の位相と同等の位相
関係にある電流位相との遅れか進みかの関係を検出する
ように構成したものである。
ら、抵抗分、リアクタンス分を直接算出する電流Iと所
定時間前の電流(負荷電流相当IL)との差分 ΔI=
I−IL(瞬時値)と電流Iとの内積値、外積値を算出
して、図3に示すFAとFB間の位相角θの正接(tan
(θ))を求める。
流れる事故電流相当の電流の位相が進みか遅れかを検出
できる。
離継電器は、前記第4の手段において、地絡事故の場
合、地絡相電流iaに零相電流i0に送電線インピーダン
スの零相抵抗分と正相抵抗分の比に比例した値krから
1を引いた値を乗じて得た抵抗分零相補償電流(kr−1)
・i0を加えた電流Ir=(ia+(kr−1)・i0)と零相電
流との外積値(I0・Ir)sと、地絡相電流iaに零相電流
i0に送電線インピーダンスの零相リアクタンス分と正
相リアクタンス分の比に比例した値kxから1を引いた
値を乗じて得たリアクタンス分零相補償電流(kx−1)・
i0を加えた電流Ix=(ia+(kx−1)・i0)と零相電流
との内積値(I0・Ix)cの相対比から、前記事故中の電流
の位相と請求項1記載の第3の手段の事故点に流れる事
故電流の位相と同等の位相関係にある電流の位相との遅
れか進みかの関係を検出するように構成したものであ
る。
ら、抵抗分、リアクタンス分を算出する電流として、地
絡相電流iaに零相電流i0に送電線インピーダンスの零
相抵抗分と正相抵抗分の比に比例した値krから1を引
いた値を乗じて得た抵抗分零相補償電流(kr−1)・i0を
加えた電流Ir=(ia+(kr−1)・i0)を適用し、その
電流と零相電流との外積値(I0・Ir)sを計算し、更に、
地絡相電流iaに零相電流i0に送電線インピーダンスの
零相リアクタンス分と正相リアクタンス分の比に比例し
た値kxから1を引いた値を乗じて得たリアクタンス分
零相補償電流(kx−1)・i0を加えた電流Ix=(ia+
(kx−1)・i0)と零相電流との内積値(I0・Ix)cを計算
して、前記外積値(I0・Ir)sと内積値(I0・Ix)cとの相
対比から、図3に示すFAとFB間の位相角θの正接(t
an(θ))を求める。
分とリアクタンス分を計測する事故電流Ir、Ixと事故
点に流れる事故電流相当の零相電流i0の位相が進みか
遅れかを検出できる。
の発明は、前記第5の手段において、短絡事故の場合、
予め設定する抵抗分Rsおよびリアクタンス分Xsと、前
記第1の手段が直接算出した抵抗分Rcalおよびリアク
タンス分Xcal更に前記第4の手段で算出した電気量Ip
cとIpsから、リアクタンス分(Xcal−Xs)と抵抗分
(Rcal−Rs)の比が前記電気量Ipsと電気量Ipcとの比
(Ips/Ipc)に予め設定する定数を乗じた量との大小を
判定し、小の場合動作、大の場合不動作とするよう構成
したものである。
ら、当該短絡相間の電気量によって、事故点までの抵抗
分Rcal、リアクタンス分Xcalを個々に算出し、予め設
定する抵抗分Rs、リアクタンス分Xsと請求項4記載の
電気量Ips及びIpcから次式に基づいて、動作判定し、
満足した時に動作と判定する。
ある。 Ipc・(Xcal−Xs)≦k・Ips・(Rcal−Rs) ……(13) ここに定数k=1.0+εでεは図4で示すθの算出値よ
り大きく設定する場合は+側に、又小さく設定する場合
には−側にする。この様相を図4に示す。
0の実線が計測値よりアンダーリーチ気味に、k<1.0の
実線が計測値よりオーバリーチ気味に設定することを示
している。
ンピーダンスを計測する電流とから、その間の電流位相
角の関係を算出することによって、距離継電器のインピ
ーダンス計測誤差をリアルタイムに補正する。
の発明は、前記第5の手段において、地絡事故の場合、
予め設定する抵抗分Rs、リアクタンス分Xsと第1の手
段が直接算出した抵抗分Rcal、リアクタンス分Xcal及
び前記内積値(I0・Ix)cと外積値(I0・Ir)sから、リア
クタンス分(Xcal−Xs)と抵抗分(Rcal−Rs)の比が
前記内積値(I0・Ix)c と外積値(I0・Ir)s との比
((I0・Ir)s/(I0・Ix)c)に予め設定する定数を乗じ
た量との大小を比較判定し、小の場合動作、大の場合不
動作とするように構成したものである。
ら、零相補償した電流によって、事故点までの抵抗分R
cal、リアクタンス分Xcalを個々に算出し、予め設定す
る抵抗分Rs、リアクタンス分Xsと前記内積値(I0・I
x)c及び外積値(I0・Ir)sから次式に基づいて、動作判
定し、満足した時に動作と判定する。
き換えられることは当然である。 (I0・Ix)c・(Xcal−Xs)≦k・(I0・Ir)s・(Rcal−Rs)……(15) ここに前記定数k=1.0+εと同様に、εは図4で示す
θの算出値より大きく設定する場合は+側に、又小さく
設定する場合には−側にする。この様相は図4と同様で
ある。
ンピーダンスを計測する電流とから、その間の電流位相
角の関係を算出することによって、距離継電器のインピ
ーダンス計測誤差をリアルタイムに補正することができ
る。
の発明は、前記第6の手段において、前記第2の手段で
記憶された負荷電流の流れる方向が送電方向であること
を検出した場合、予め設定する抵抗分Rs、リアクタン
ス分Xsと請求項1記載のディジタル形距離継電器が直
接算出した抵抗分Rcal、リアクタンス分Xcalからリア
クタンス分(Xcal−Xs)と抵抗分(Rcal−Rs)の比が予
め設定する定数との大小で動作判定した結果と第5の手
段の動作判定した結果が共に動作と判定し場合に動作と
判定し、前記第2の手段で記憶された負荷電流の流れる
方向が受電方向であることを検出した場合、予め設定す
る抵抗分Rs、リアクタンス分Xsと前記第1の手段が直
接算出した抵抗分Rcal、リアクタンス分Xcalからリア
クタンス分(Xcal−Xs)と抵抗分(Rcal−Rs)の比が予
め設定する定数との大小で動作判定した結果と前記第5
の手段の動作判定した結果の何れかが動作と判定し場合
に動作と判定するように構成したものである。
記第2の手段で記憶された負荷電流の流れる方向が送電
方向であることを検出した場合、図5で示す予め設定す
る抵抗分Rs、リアクタンス分Xsと第1の手段が直接算
出した抵抗分Rcal、リアクタンス分Xcalからリアクタ
ンス分(Xcal−Xs)と抵抗分(Rcal−Rs)の比が予め設
定する定数αとの大小比較により動作判定した結果の動
作域即ち図5中の直線NFの下部域と第5の手段の動作
判定した結果の動作域即ち図5中の直線FMの下部域の
共通域を動作域と判定し、又、第2の手段で記憶された
負荷電流の流れる方向が受電方向であることを検出した
場合、図6で示す予め設定する抵抗分Rs、リアクタン
ス分Xsと第1の手段が直接算出した抵抗分Rcal、リア
クタンス分Xcalからリアクタンス分(Xcal−Xs)と抵
抗分(Rcal−Rs)の比が予め設定する定数αとの大小で
動作判定した結果の動作域即ち図6中の直線NFの下部
域と、第5の手段の動作判定した結果の動作域即ち図6
中の直線FLの下部域の両領域を動作域と判定するように
構成し、事故前の負荷電流の流れる方向で、動作特性を
切り替えるようにしたものである。
の発明は、第6の手段において、予め設定する抵抗分R
s、リアクタンス分Xsと第1の手段が直接算出した抵抗
分Rcal、リアクタンス分Xcalから算出した抵抗分Rca
lが前記設定値Rsより小の場合にリアクタンス分(Xcal
−Xs)と抵抗分(Rcal−Rs)の比が予め設定する定数と
の大小で動作判定し、前記算出した抵抗分Rcalが前記
設定値Rsより大もしくは等しい場合に、前記第5の手
段の動作判定結果を適用するように構成したものであ
る。
ィジタル形距離継電器を説明する実施の形態のハードウ
エアを示す構成図である。図において、1は保護対象と
なる送電線、2は変流器、3は電圧変成器、4は変流器
2の電流出力と電圧変成器3の電圧出力とを入力して各
々適当なレベルに変換する入力変換器である。5は入力
変換器4から出力された電流、電圧出力をそれぞれサン
プリングし、保持するサンプリング保持回路、6はサン
プリング保持回路5から出力されたアナログデータの電
流、電圧出力をディジタルデータに変換すアナログディ
ジタル変換回路、7は事故前後のデータを記憶する回
路、8は前記電流、電圧データを用いて所定の周期で演
算処理を実行してディジタル形距離継電器の動作判定及
び遮断器引き外し指令を出す判定を行う演算回路(CP
U)、9はディジタル距離継電器としての動作判定結果
を出力するI/Oインターフェース回路である。
ィジタル形距離継電器10の動作判定の内容を示す図であ
る。第1の手段11は送電線の線路方程式から、事故点ま
での抵抗分Rcal、リアクタンス分Xcalを計測するもの
で、その具体的なアルゴリズムの詳細例は文献IEEE Tra
nsaction of Power Delivery ,Vol.4,No.4,Octover 198
9 p2025-2031に記載されている。又、第2の手段12は事
故が発生する前の電流即ち事故前に流れている負荷電流
を記憶するものである。この負荷電流の大きさと位相と
を記憶する方法として、当該相の負荷電流と当該相基準
の正相電圧との内積値と外積値を正相電圧の大きさで除
して、記憶する方法として、次式(16)、(17)がある。
(iL/dt)n・vpm}/|Vp| …(16) 外積値は {|IL|・|Vp|・sin(θL)}/|Vp|={iLn・vpm−iLm・v
pn}/|Vp| …(17) となる。
値:(iL/dt)m 正相電圧Vpの瞬時値 a相基準の例:vpm=(vam−v0
m)+j(vbm−vcm)/√3 vam、vbm、vcm、v0m:a相、b相、c相、零相 j:90度進位相相当の処理 この関係を図8に示す。正相電圧基準で同相成分OAが
負荷電流OC(IL)の内積値、直交成分OBが外積値
となる。第3の手段13は事故点電流相当の電流を抽出す
るもので、図2の事故点電流I/C相当の電流を抽出す
る手段である。
で抽出した事故点電流相当の電流とディジタル形距離継
電器10のインピーダンスを計測する電流との位相関係を
検出する手段である。図9にディジタル形距離継電器の
インピーダンスを計測する電流IryをOA、事故点電流
相当の電流IFをOFとした時、各々の負荷電流ILとの
関係を示している。同図のIryとIFからその間の位相
θを検出できる。
の予め設定するRs、Xsを基点にして、前記位相θに比
例した傾きの直線を動作限界とする動作特性を実現する
手段である。
た内積値から、負荷電流が送電か受電かを判定して、送
電時には予め設定するRs、Xsを通り、予め設定した傾
きの直線を動作限界とする動作特性域と前記第5の手段
で定まる動作特性域と共通する動作域を動作域とし、受
電時には予め設定するRs、Xsを通り、予め設定した傾
きの直線を動作限界とする動作特性域と前記第5の手段
15で定まる動作特性域と両者の和領域を動作域とする手
段である。
を抽出する第3の手段13の例を説明する図である。短絡
の場合はディジタル形距離継電器のインピーダンス計測
に適用する電流から負荷電流相当の事故前に記憶した電
流をキャンセルし、地絡事故の場合は零相電流を抽出す
るように構成する例を示している。
電圧を基準に事故前後の電流の同相成分と直交成分を求
めて、事故中電流の同相成分、直交成分から各々の事故
前電流の同成分をキャンセルするようにしたものであ
る。ここに正相電圧を基準にするのは、事故前後で正相
電圧の位相が大きく変動しない性質を利用したものであ
る。尚、この正相電圧の性質については特開平8−1916
9号公報で既に記載されている。
明するものであって、事故点電流相当の電流とディジタ
ル形距離継電器のインピーダンスを計測する電流との位
相関係を検出する手段を説明する図である。短絡事故の
場合で、事故点電流相当の電流の正相電圧基準の同相成
分IFc 、直交成分IFsを次式で示す。
c)M/|VpM|} IFs=|IF|・sin(θF)={ (IVps)/|Vp|− (ILVp
s)M/|VpM|} …(18) (θF:正相電圧Vp基準のIFの進み位相)又、ディジ
タル形距離継電器のインピーダンスを計測する電流の正
相電圧基準の同相成分Iryc、直交成分Irysを次式で示
す。
9) (θry:正相電圧Vp基準のIryの進み位相) 従って、事故電流相当の電流IFとディジタル形距離継
電器のインピーダンスを計測する電流Iryとの位相差θ
=θF−θryは次式(20)で求まる。
|Iry| ・ sin(θry) ={(IVps)/|Vp|−(ILVps)M/|VpM|}・(IVpc)/
|Vp|−{(IVpc)/|Vp|−(ILVpc)M/|VpM|}・(IV
ps)/|Vp| Ipc=|IF|・|Iry| ・ cos(θF−θry) =|IF| ・ cos(θF)・|Iry| ・ cos(θry)+|IF| ・ sin(θF)・
|Iry| ・ sin(θry) ={(IVpc)/|Vp|−(ILVpc)M/|VpM|}・(IVpc)/
|Vp|+{(IVps)/|Vp|−(ILVps)M/|VpM|}・(IV
ps)/|Vp| ……(20) 上式におけるθ=θF−θry とIFとIryとの関係を図
13に示す。
明するものであって、ディジタル形距離継電器のインピ
ーダンスを計測する電流Iと同一相の所定時間前の電流
ILとの差分電流ΔIとの位相関係を検出する手段を説
明する図である。尚、電流Iと所定の時間前の電流IL
の瞬時値の関係を図15に示す。同図(a)ではディジタ
ル形距離継電器がインピーダンスを計測する電流の瞬時
値iは事故電流相当の瞬時値iFと負荷電流iLの重畳分
i=iF+iLである。事故発生前は負荷電流iLを示
す。同図(b)は電流iから事故前の負荷電流iLをキ
ャンセルした電流を示す。即ち事故点電流相当の電流で
ある。
の手段14の例を説明するものであって、ディジタル形
距離継電器のインピーダンスを計測する電流として、抵
抗分零相補償した電流Irとリアクタンス分零相補償し
た電流Ixと、事故点電流相当の零相電流との位相関係
を検出する第4の手段14を説明する図である。地絡事故
時の電圧Vは送電線の抵抗R、リアクタンスX及び事故
点抵抗RFを介して次式で表せる。
では図17で示すように、正相、逆相、零相対称分電流は
等しい。更に、正相回路では、ディジタル形距離継電器
が設置される端子の電流には負荷電流が重畳されるが、
零相回路は負荷電流の影響を受けないので、零相回路の
事故点から見る両端子のインピーダンス角は略等しくな
る。このため、事故点に流れる零相電流とディジタル形
距離継電器に入力される零相電流の位相は略等しくな
る。この条件を仮定して、上式から以下の関係が成立す
る。
距離継電器に入力される零相電流I0を適用する。事故
点抵抗を見るインピーダンスの位相角は次式で定義さ
れ、その関係をR,X平面で示すと図18となる。
実数を仮定)ここに事故点電流IF相当として零相電流
I0を適用すれば、上式の位相θを検出することができ
る。
であって、(20)式に記載の電気量Ipcと電気量Ips
を適用して、第1の手段が算出した抵抗分Rcalとリア
クタンス分Xcalと予め設定した定数Rs、Xsとから定
める所定の動作特性を補正して所望の特性を実現する手
段を説明する図である。動作判定式は次式で示すとおり
で、直線特性となる。
で示す直線、k>1の特性はFBで示す直線特性とな
る。
であって、(11)式に記載の電気量(I0・Ir)sと電気
量(I0・Ix)cを適用して、ディジタル形距離継電器が直
接算出した抵抗分Rcalとリアクタンス分Xcalと予め設
定した定数Rs、Xsとから定める所定の動作特性を補正
して所望の特性を実現する手段を説明する図である。動
作判定式は次式で示すとおりで、直線特性となる。
で示す直線、k>1の特性はFBで示す直線特性とな
る。
であって、事故前に流れていた負荷電流が送電方向の場
合の、動作特性を実現する手段を示す。又、図22は事故
前に流れていた負荷電流が受電方向の場合の、動作特性
を実現する手段を示す。
が予め設定したRsより小ならば、所望の特性を下式で
示される図中のC領域とし、 C領域: Xcal−Xs<α・(Rcal−Rs)Rcalが Rsより大きければ、請求項7もしくは請求項8
記載の次式で示すD領域とする動作特性を実現する手段
を示す。 D領域: Xcal−Xs<k・tan(θ)・(Rcal−Rs)
事故発生時流れていた負荷電流と事故時の事故点抵抗に
よって生じる距離継電器のインピーダンス計測誤差を、
逐次その誤差分に合わせて距離継電器の動作特性を補正
することによって、オーバリーチ、アンダーリーチによ
る不正動作を抑制するディジタル形距離継電器を実現す
ることができる。
示す。
トル関係を示す図。
図。
図。
図。
を説明する図。
を説明する図。
クトル図。
を説明する図。
効果を説明する図。
構成方法を説明する図。
器、5…サンプリング保持回路、6…アナログディジタ
ル変換回路、7…メモリ、8…CPU、9…I/Oイン
ターフェース、10…ディジタル距離継電器、11…第1の
手段、12…第2の手段、13…第3の手段、14…第4の手
段、15…第5の手段、16…第6の手段。
Claims (10)
- 【請求項1】 電力系統の送電線の電圧、電流を所定の
周期でサンプリングして取り込み、抵抗、リアクタンス
等からなる送電線の線路方程式から事故点までのインピ
ーダンスを計測して事故点が所定の領域内にあるか否か
を検出するディジタル形距離継電器において、 正相抵抗分Rcal、正相リアクタンス分Xcalを算出する
第1の手段と、 事故を検出する時点よりも所定時間前の負荷電流を記憶
する第2の手段と、 事故点に流れる事故電流の位相と同等の位相関係にある
電流を抽出する第3の手段と、 前記正相抵抗分、正相リアクタンス分を直接算出する電
流の位相に対して前記第3の手段により得られた電流の
位相が遅れか進みかの関係を検出する第4の手段と、 前記第4の手段で得られた位相関係において、その両電
流の位相差に比例した値を適用して前述の距離継電器の
動作を判定する第5の手段と、 前記第2の手段で記憶された負荷電流の流れる方向が送
電方向であることを検出した場合、前記正相インピーダ
ンスが所定の抵抗分、リアクタンス分を基点にして所定
の領域内にあるか否かで動作を判定する動作特性と前記
第5の手段の動作特性と共通する領域を動作域と判定
し、前記第2の手段で記憶された負荷電流の流れる方向
が受電方向であることを検出した場合、前記正相インピ
ーダンスが所定の抵抗分、リアクタンス分を基点にして
所定の領域内にあるか否かで動作を判定する動作特性と
前記第5の手段の動作特性の何れかの動作領域を動作域
と判定する第6の手段と、からなることを特徴とするデ
ィジタル形距離継電器。 - 【請求項2】 前記第3の手段は、短絡事故の場合、事
故中の電流から前記第2の手段で記憶された事故検出時
点よりも所定時間前の負荷電流を差し引いた電流を抽出
するように構成し、地絡事故の場合、零相電流を抽出す
るように構成したことを特徴とする請求項1記載のディ
ジタル形距離継電器。 - 【請求項3】 前記第3の手段は、短絡事故の場合、事
故中の電流と所定の基準電気量との内積値IVpc 、外
積値IVpsを前記基準電気量の大きさ|Vp|で除した値
から、前記第2の手段で記憶された負荷電流と同時刻M
の前記基準電気量との内積値(ILVpc)Mと外積値(ILV
ps)Mを当該同時刻の前記基準電気量の大きさ|VpM|で除
した値を、内積値、及び外積値各々について差し引いた
電気量{(IVpc)/|Vp|−(ILVpc)M/|VpM|}、
{(IVps)/|Vp|−(ILVps)M/|VpM|}を抽出する
ように構成した事を特徴とする請求項2記載のディジタ
ル形距離継電器。 - 【請求項4】 前記第4の手段は、短絡事故の場合、前
記事故中の電流と所定の基準電気量との内積値IVpc
、外積値IVpsと電気量 {(IVpc)/|Vp|−(ILVpc)M/|VpM|}、 {(IVps)/|Vp|−(ILVps)M/|VpM|}とから、 Ipc={(IVps)/|Vp|−(ILVps)M/|VpM|}・(IVp
c)/|Vp|−{(IVpc)/|Vp|−(ILVpc)M/|VpM|}・
(IVps)/|Vp| Ips={(IVpc)/|Vp|−(ILVpc)M/|VpM|}・(IVp
c)/|Vp|+{(IVps)/|Vp|−(ILVps)M/|VpM|}・
(IVps)/|Vp| を算出し、電気量IpcとIpsの相対比から、前記事故中
の電流の位相と前記事故点に流れる事故電流の位相と同
等の位相関係にある電流の位相との遅れか進みかの関係
を検出するように構成したことを特徴とする請求項3記
載のディジタル形距離継電器。 - 【請求項5】 前記第4の手段は、短絡事故の場合、抵
抗分、リアクタンス分を直接算出する電流とこの電流と
同一相の所定時間前の電流との差分電流との外積値と内
積値との相対比から、前記事故中の電流の位相と前記事
故点に流れる事故電流の位相と同等の位相関係にある電
流位相との遅れか進みかの関係を検出するように構成し
たことを特徴とする請求項1記載のディジタル距離継電
器。 - 【請求項6】 前記第4の手段は、地絡事故の場合、地
絡相電流iaに零相電流i0に送電線インピーダンスの零
相抵抗分と正相抵抗分の比に比例した値krから1を引
いた値を乗じて得た抵抗分零相補償電流(kr−1)・i0を
加えた電流Ir=(ia+(kr−1)・i0)と零相電流との
外積値(I0・Ir)sと、地絡相電流iaに零相電流i0に送
電線インピーダンスの零相リアクタンス分と正相リアク
タンス分の比に比例した値kxから1を引いた値を乗じ
て得たリアクタンス分零相補償電流(kx−1)・i0を加え
た電流Ix=(ia+(kx−1)・i0)と零相電流との内積
値(I0・Ix)cの相対比((I0 ・ Ir)s/(I0 ・ Ix)c)か
ら、前記事故中の電流の位相と前記第3の手段により抽
出された事故点に流れる事故電流の位相と同等の位相関
係にある電流の位相との遅れか進みかの関係を検出する
ように構成した事を特徴とする請求項1記載のディジタ
ル形距離継電器。 - 【請求項7】 前記第5の手段は、短絡事故の場合、予
め設定する抵抗分Rs、リアクタンス分Xsと前記第1の
手段が直接算出した抵抗分Rcal、リアクタンス分Xcal
及び前記第4の手段で算出された電気量IpcとIpsか
ら、リアクタンス分(Xcal−Xs)と抵抗分(Rcal−R
s)の比が前記電気量Ipsと電気量Ipcとの比(Ips/Ip
c)に予め設定する定数を乗じた量との大小を比較判定
し、小の場合動作、大の場合不動作とするよう構成した
ことを特徴とする請求項4記載のディジタル形距離継電
器。 - 【請求項8】 前記第5の手段は、地絡事故の場合、予
め設定する抵抗分Rs、リアクタンス分Xsと前記第1の
手段が直接算出した抵抗分Rcal、リアクタンス分Xcal
及び前記内積値(I0・Ix)cと外積値(I0・Ir)sから、リ
アクタンス分(Xcal−Xs)と抵抗分(Rcal−Rs)の比
が前記内積値(I0・Ix)c と外積値(I0・Ir)s との比
((I0・Ir)s/(I0・Ix)c)に予め設定する定数を乗じ
た量との大小を比較判定し、小の場合動作、大の場合不
動作とするように構成したことを特徴とする請求項6記
載のディジタル形距離継電器。 - 【請求項9】 前記第6の手段は、前記第2の手段で記
憶された負荷電流の流れる方向が送電方向であることを
検出した場合、予め設定する抵抗分Rs、リアクタンス
分Xsと前記第1の手段が直接算出した抵抗分Rcal、リ
アクタンス分Xcalからリアクタンス分(Xcal−Xs)と
抵抗分(Rcal−Rs)の比が予め設定する定数との大小比
較により動作判定した結果と、前記第5の手段の動作判
定した結果とが共に動作と判定した場合に動作と判定
し、前記第2の手段で記憶された負荷電流の流れる方向
が受電方向であることを検出した場合、予め設定する抵
抗分Rs、リアクタンス分Xsと前記第1の手段が直接算
出した抵抗分Rcal、リアクタンス分Xcalからリアクタ
ンス分(Xcal−Xs)と抵抗分(Rcal−Rs)の比が予め設
定する定数との大小比較により動作判定した結果と前記
第5の手段の動作判定した結果の何れかが動作と判定し
た場合に動作と判定するように構成したことを特徴とす
る請求項7または8のいずれかに記載のディジタル形距
離継電器。 - 【請求項10】 前記第6の手段は、予め設定する抵抗
分Rs、リアクタンス分Xsと前記第1の手段が直接算出
した抵抗分Rcal、リアクタンス分Xcalから算出した抵
抗分Rcalが前記設定値Rsより小の場合にリアクタンス
分(Xcal−Xs)と抵抗分(Rcal−Rs)の比が予め設定す
る定数との大小比較により動作判定し、前記算出した抵
抗分Rcalが前記設定値Rsより大もしくは等しい場合
に、前記第5の手段の動作判定結果を適用するように構
成したことを特徴とする請求項7または請求項8のいず
れかに記載のディジタル形距離継電器。
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