JP3453918B2 - 広帯域増幅回路 - Google Patents
広帯域増幅回路Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/189—High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers
- H03F3/19—High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/04—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F1/00—Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
- H03F1/42—Modifications of amplifiers to extend the bandwidth
- H03F1/48—Modifications of amplifiers to extend the bandwidth of aperiodic amplifiers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示用陰極線管に
よって映像信号に基づく画像を表示する表示装置におけ
る映像信号の増幅等に使用される、トランジスタが用い
られて構成される広帯域増幅回路に関する。
よって映像信号に基づく画像を表示する表示装置におけ
る映像信号の増幅等に使用される、トランジスタが用い
られて構成される広帯域増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】表示面部を有した画像表示用陰極線管を
備え、その画像表示用陰極線管に映像信号を供給して、
画像表示用陰極線管における表示面部に映像信号に基づ
く画像を得る表示装置にあっては、画像表示用陰極線管
に供給される映像信号を増幅する映像信号増幅回路が使
用される。このような映像信号増幅回路は、電子回路の
集積化技術が現在ほど進展していなかった過去において
は、多数の独立したトランジスタが用いられて成る、所
謂、ディスクリート構成をもって形成されるのが一般的
であった。
備え、その画像表示用陰極線管に映像信号を供給して、
画像表示用陰極線管における表示面部に映像信号に基づ
く画像を得る表示装置にあっては、画像表示用陰極線管
に供給される映像信号を増幅する映像信号増幅回路が使
用される。このような映像信号増幅回路は、電子回路の
集積化技術が現在ほど進展していなかった過去において
は、多数の独立したトランジスタが用いられて成る、所
謂、ディスクリート構成をもって形成されるのが一般的
であった。
【0003】ディスクリート構成をもって形成される映
像信号増幅回路にあっては、比較的高度で多彩な機能が
盛り込まれることになると、その構成が極めて大規模な
ものとなってしまい、また、それに伴ってコストの高騰
がまねかれるという不都合がみられた。そこで、電子回
路の集積化技術が著しく進化した近年においては、画像
表示用陰極線管を備えた表示装置等に用いられる映像信
号増幅回路は、半導体集積回路として構成されることが
多く、それにより一層の機能の向上とコストの低減とが
図られている。
像信号増幅回路にあっては、比較的高度で多彩な機能が
盛り込まれることになると、その構成が極めて大規模な
ものとなってしまい、また、それに伴ってコストの高騰
がまねかれるという不都合がみられた。そこで、電子回
路の集積化技術が著しく進化した近年においては、画像
表示用陰極線管を備えた表示装置等に用いられる映像信
号増幅回路は、半導体集積回路として構成されることが
多く、それにより一層の機能の向上とコストの低減とが
図られている。
【0004】映像信号増幅回路が半導体集積回路として
構成される場合、特に重要視される事柄は、良好な周波
数特性と過渡応答特性とを具えることである。因みに、
現在において実用に供される映像信号増幅回路に要求さ
れる周波数特性は、例えば、出力信号の振幅を4Vp−
p(4ボルトピークツーピーク)としたもとで、周波数
150〜200MHzにおいて−3dBポイントがある
ことになり、それゆえ、直流信号成分から周波数を15
0〜200MHzとする信号成分に対して充分な増幅作
用が得られることである。そして、映像信号増幅回路に
とって、良好な周波数特性と過渡応答特性とを具えるた
めには、その出力段が高速かつ広帯域に亙る信号処理を
行えるものとされることが不可欠である。
構成される場合、特に重要視される事柄は、良好な周波
数特性と過渡応答特性とを具えることである。因みに、
現在において実用に供される映像信号増幅回路に要求さ
れる周波数特性は、例えば、出力信号の振幅を4Vp−
p(4ボルトピークツーピーク)としたもとで、周波数
150〜200MHzにおいて−3dBポイントがある
ことになり、それゆえ、直流信号成分から周波数を15
0〜200MHzとする信号成分に対して充分な増幅作
用が得られることである。そして、映像信号増幅回路に
とって、良好な周波数特性と過渡応答特性とを具えるた
めには、その出力段が高速かつ広帯域に亙る信号処理を
行えるものとされることが不可欠である。
【0005】従来提案されている映像信号増幅回路にあ
っては、その出力段が、例えば、図6あるいは図7に示
される如くに、トランジスタのエミッタに電流源あるい
は実質的に電流源の役割を果たす抵抗素子が接続されて
構成されるエミッタフォロワ回路とされることが多い。
図6に示される映像信号増幅回路の出力段の例にあって
は、コレクタが電源電圧供給部+Bに接続されたNPN
型トランジスタ11Aのエミッタが電流源12を介して
接地されており、トランジスタ11Aのエミッタと電流
源12との接続点に、キャパシタンス系の負荷13が接
続されている。そして、トランジスタ11Aのベースに
設けられた入力端子14から、入力映像信号Svが供給
され、トランジスタ11Aのエミッタに出力映像信号S
oが得られる。
っては、その出力段が、例えば、図6あるいは図7に示
される如くに、トランジスタのエミッタに電流源あるい
は実質的に電流源の役割を果たす抵抗素子が接続されて
構成されるエミッタフォロワ回路とされることが多い。
図6に示される映像信号増幅回路の出力段の例にあって
は、コレクタが電源電圧供給部+Bに接続されたNPN
型トランジスタ11Aのエミッタが電流源12を介して
接地されており、トランジスタ11Aのエミッタと電流
源12との接続点に、キャパシタンス系の負荷13が接
続されている。そして、トランジスタ11Aのベースに
設けられた入力端子14から、入力映像信号Svが供給
され、トランジスタ11Aのエミッタに出力映像信号S
oが得られる。
【0006】斯かるもとで、トランジスタ11Aのエミ
ッタに電流源12に並列に付随することになる寄生容量
をCs,キャパシタンス系の負荷13の容量をCL、及
び、出力映像信号Soの振幅をVoとすると、電流源1
2に要求される電流値Ioは、 Io=( CL+ Cs ) × Vo/T ・・・・・(1) となる。但し、Tは、入力映像信号Svにおける電圧の
ステップ変化に応答する出力映像信号Soにおける電圧
の立上りもしくは立下り時間である。
ッタに電流源12に並列に付随することになる寄生容量
をCs,キャパシタンス系の負荷13の容量をCL、及
び、出力映像信号Soの振幅をVoとすると、電流源1
2に要求される電流値Ioは、 Io=( CL+ Cs ) × Vo/T ・・・・・(1) となる。但し、Tは、入力映像信号Svにおける電圧の
ステップ変化に応答する出力映像信号Soにおける電圧
の立上りもしくは立下り時間である。
【0007】ここで、実際の例に則して、例えば、CL
=12pF,Cs=10pFとしたもとで、出力映像信
号Soの振幅Voを4Vp−pとするとき、周波数14
0MHzにおいて−3dBポイントがあるようにするた
めには、T=2.5nSであることが要求される。従っ
て、電流値Ioについては、式(1)から、Io=3
5.2mAとなる。
=12pF,Cs=10pFとしたもとで、出力映像信
号Soの振幅Voを4Vp−pとするとき、周波数14
0MHzにおいて−3dBポイントがあるようにするた
めには、T=2.5nSであることが要求される。従っ
て、電流値Ioについては、式(1)から、Io=3
5.2mAとなる。
【0008】また、図7に示される映像信号増幅回路の
出力段の例にあっては、コレクタが電源電圧供給部+B
に接続されたNPN型トランジスタ11Bのエミッタが
抵抗素子15を介して接地されており、トランジスタ1
1Bのエミッタと抵抗素子15との接続点に、キャパシ
タンス系の負荷13が接続されている。そして、トラン
ジスタ11Bのベースに設けられた入力端子14から、
入力映像信号Svが供給され、トランジスタ11Bのエ
ミッタに出力映像信号Soが得られる。
出力段の例にあっては、コレクタが電源電圧供給部+B
に接続されたNPN型トランジスタ11Bのエミッタが
抵抗素子15を介して接地されており、トランジスタ1
1Bのエミッタと抵抗素子15との接続点に、キャパシ
タンス系の負荷13が接続されている。そして、トラン
ジスタ11Bのベースに設けられた入力端子14から、
入力映像信号Svが供給され、トランジスタ11Bのエ
ミッタに出力映像信号Soが得られる。
【0009】斯かるもとで、トランジスタ11Bのエミ
ッタに抵抗素子15に並列に付随することになる寄生容
量をCs,キャパシタンス系の負荷13の容量をCL、
及び、出力映像信号Soの振幅をVoとすると、抵抗素
子15に流れることが要求される電流値Irは、 Ir=( CL + Cs )×Vo/T ・・・・・(2) となる。但し、Tは、入力映像信号Svにおける電圧の
ステップ変化に応答する出力映像信号Soにおける電圧
の立上りもしくは立下り時間である。
ッタに抵抗素子15に並列に付随することになる寄生容
量をCs,キャパシタンス系の負荷13の容量をCL、
及び、出力映像信号Soの振幅をVoとすると、抵抗素
子15に流れることが要求される電流値Irは、 Ir=( CL + Cs )×Vo/T ・・・・・(2) となる。但し、Tは、入力映像信号Svにおける電圧の
ステップ変化に応答する出力映像信号Soにおける電圧
の立上りもしくは立下り時間である。
【0010】この場合においても、実際の例に則して、
例えば、CL=12pF,Cs=10pFとしたもと
で、出力映像信号Soの振幅Voを4Vp−pとすると
き、周波数140MHzにおいて−3dBポイントがあ
るようにするためには、T=2.5nSであることが要
求され、従って、電流値Irについては、式(2)か
ら、Ir=35.2mAとなる。
例えば、CL=12pF,Cs=10pFとしたもと
で、出力映像信号Soの振幅Voを4Vp−pとすると
き、周波数140MHzにおいて−3dBポイントがあ
るようにするためには、T=2.5nSであることが要
求され、従って、電流値Irについては、式(2)か
ら、Ir=35.2mAとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、図6
に示される映像信号増幅回路の出力段の例における電流
源12に供給される電流値Io、あるいは、図7に示さ
れる映像信号増幅回路の出力段の例における抵抗素子1
5に流れることが要求される電流値Irは、例えば、3
5.2mAとされることになる。電流値Ioは定電流の
値であり、また、電流値Irも実質的に定電流の値であ
る。従って、図6に示される映像信号増幅回路の出力段
の例、あるいは、図7に示される映像信号増幅回路の出
力段の例においては、電源電圧供給部+Bの電圧値が比
較的低い、例えば、9Vであるとしても、消費電力Wo
は、Wo=35.2mA×9V≒317mWとなる。
に示される映像信号増幅回路の出力段の例における電流
源12に供給される電流値Io、あるいは、図7に示さ
れる映像信号増幅回路の出力段の例における抵抗素子1
5に流れることが要求される電流値Irは、例えば、3
5.2mAとされることになる。電流値Ioは定電流の
値であり、また、電流値Irも実質的に定電流の値であ
る。従って、図6に示される映像信号増幅回路の出力段
の例、あるいは、図7に示される映像信号増幅回路の出
力段の例においては、電源電圧供給部+Bの電圧値が比
較的低い、例えば、9Vであるとしても、消費電力Wo
は、Wo=35.2mA×9V≒317mWとなる。
【0012】このようにして求められる消費電力Woに
ついての317mWという値は、半導体集積回路にとっ
ては比較的大なる消費電力値であり、実装に際しては、
回路パッケージが高い放熱能力を具えたものとされるこ
とが要求され、斯かる要求が満足されない場合には、映
像信号増幅回路に発熱による障害が生じる虞がある。
ついての317mWという値は、半導体集積回路にとっ
ては比較的大なる消費電力値であり、実装に際しては、
回路パッケージが高い放熱能力を具えたものとされるこ
とが要求され、斯かる要求が満足されない場合には、映
像信号増幅回路に発熱による障害が生じる虞がある。
【0013】そこで、消費電力の低減を図るべく、映像
信号増幅回路の出力段を、例えば、図8に示される如く
に、一対の相補性トランジスタを用いて構成することも
考えられる。図8に示される映像信号増幅回路の出力段
の例にあっては、コレクタが電源電圧供給部+Bに接続
されたNPN型トランジスタ11Cと、そのトランジス
タ11Cのコレクタ−エミッタ通路に直列接続されたエ
ミッタ−コレクタ通路を有するPNP型トランジスタ1
6と、が用いられている。
信号増幅回路の出力段を、例えば、図8に示される如く
に、一対の相補性トランジスタを用いて構成することも
考えられる。図8に示される映像信号増幅回路の出力段
の例にあっては、コレクタが電源電圧供給部+Bに接続
されたNPN型トランジスタ11Cと、そのトランジス
タ11Cのコレクタ−エミッタ通路に直列接続されたエ
ミッタ−コレクタ通路を有するPNP型トランジスタ1
6と、が用いられている。
【0014】トランジスタ16のコレクタは接地されて
おり、トランジスタ11Cのベースとトランジスタ16
のベースとの間には、バイアス電圧源17が接続されて
いる。そして、トランジスタ11Cのエミッタとトラン
ジスタ16のエミッタとの接続点に、キャパシタンス系
の負荷13が接続されている。そして、トランジスタ1
1C及びトランジスタ16がB級増幅動作を行うように
されたもとで、トランジスタ11Cのベースに設けられ
た入力端子14から、入力映像信号Svが供給されて、
トランジスタ11Cのエミッタに出力映像信号Soが得
られる。
おり、トランジスタ11Cのベースとトランジスタ16
のベースとの間には、バイアス電圧源17が接続されて
いる。そして、トランジスタ11Cのエミッタとトラン
ジスタ16のエミッタとの接続点に、キャパシタンス系
の負荷13が接続されている。そして、トランジスタ1
1C及びトランジスタ16がB級増幅動作を行うように
されたもとで、トランジスタ11Cのベースに設けられ
た入力端子14から、入力映像信号Svが供給されて、
トランジスタ11Cのエミッタに出力映像信号Soが得
られる。
【0015】斯かる場合には、トランジスタ11Cのコ
レクタ−エミッタ通路及びトランジスタ16のエミッタ
−コレクタ通路の夫々を流れるアイドリング電流は、例
えば、数100μAで済むことになり、図6に示される
映像信号増幅回路の出力段の例を構成するNPN型トラ
ンジスタ11Aを流れるアイドリング電流、あるいは、
図7に示される映像信号増幅回路の出力段の例を構成す
るNPN型トランジスタ11Bを流れるアイドリング電
流に比して著しく小とされる。従って、図8に示される
映像信号増幅回路の出力段の例が実現される場合には、
消費電力の低減が効果的に図られることになる。
レクタ−エミッタ通路及びトランジスタ16のエミッタ
−コレクタ通路の夫々を流れるアイドリング電流は、例
えば、数100μAで済むことになり、図6に示される
映像信号増幅回路の出力段の例を構成するNPN型トラ
ンジスタ11Aを流れるアイドリング電流、あるいは、
図7に示される映像信号増幅回路の出力段の例を構成す
るNPN型トランジスタ11Bを流れるアイドリング電
流に比して著しく小とされる。従って、図8に示される
映像信号増幅回路の出力段の例が実現される場合には、
消費電力の低減が効果的に図られることになる。
【0016】しかしながら、一つの相補性トランジスタ
であるNPN型トランジスタ11CとPNP型トランジ
スタ16とを用意するに際して、PNP型トランジスタ
16をNPN型トランジスタ11Cと同等の性能を具え
たものとして得ることは、現在の半導体技術をもってし
ても極めて困難であり、トランジスタ16として使用で
きるPNP型トランジスタは、遮断周波数(Ft)が低
く、例えば、周波数が100MHzを越える信号成分に
対しては、出力インピーダンスの上昇をまねいて、適正
に動作しないものとなってしまう。即ち、適正に動作す
ることができるトランジスタ16として使用できるだけ
の性能を具えたPNP型トランジスタを得ることは困難
であり、それゆえ、図8に示される映像信号増幅回路の
出力段の例を実現することは、実際上困難とされる。
であるNPN型トランジスタ11CとPNP型トランジ
スタ16とを用意するに際して、PNP型トランジスタ
16をNPN型トランジスタ11Cと同等の性能を具え
たものとして得ることは、現在の半導体技術をもってし
ても極めて困難であり、トランジスタ16として使用で
きるPNP型トランジスタは、遮断周波数(Ft)が低
く、例えば、周波数が100MHzを越える信号成分に
対しては、出力インピーダンスの上昇をまねいて、適正
に動作しないものとなってしまう。即ち、適正に動作す
ることができるトランジスタ16として使用できるだけ
の性能を具えたPNP型トランジスタを得ることは困難
であり、それゆえ、図8に示される映像信号増幅回路の
出力段の例を実現することは、実際上困難とされる。
【0017】斯かる点に鑑み、本発明は、画像表示用陰
極線管により映像信号に基づく画像を表示する表示装置
に用いられる映像信号増幅部の出力段を形成する場合等
において要求される、広い周波数帯域に亙る信号成分に
対しての増幅動作を適正に行うことができる優れた周波
数特性と過渡応答特性とを具え、しかも、消費電力の低
減が効果的に図られる、半導体集積回路として得ること
ができる広帯域増幅回路を提供することを目的とする。
極線管により映像信号に基づく画像を表示する表示装置
に用いられる映像信号増幅部の出力段を形成する場合等
において要求される、広い周波数帯域に亙る信号成分に
対しての増幅動作を適正に行うことができる優れた周波
数特性と過渡応答特性とを具え、しかも、消費電力の低
減が効果的に図られる、半導体集積回路として得ること
ができる広帯域増幅回路を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る広帯域増幅回路は、第1から第8まで
の8個のトランジスタ、即ち、入力端子からの入力信号
がベースに供給される第1のトランジスタ,第1のトラ
ンジスタのコレクタ−エミッタ通路に第1のインピーダ
ンス部を介して直列接続された、ダイオード接続構成を
とる第2のトランジスタ,第2のトランジスタとでカレ
ントミラー部を形成し、コレクタが抵抗素子を介して電
源の一端に接続される第3のトランジスタ,第3のトラ
ンジスタのコレクタと抵抗素子との接続点にベースが接
続された第4のトランジスタ,第4のトランジスタのコ
レクタ−エミッタ通路に直列接続されたコレクタ−エミ
ッタ通路を有する第5のトランジスタ,入力信号がベー
スに供給される第6のトランジスタ,第6のトランジス
タのコレクタ−エミッタ通路に抵抗素子及びキャパシタ
ンス素子を含む第2のインピーダンス部を介して直列接
続され、第5のトランジスタとでカレントミラー部を形
成する、ダイオード接続構成をとる第7のトランジス
タ、及び、第2のインピーダンス部の一端と電源の一端
との間に接続されるコレクタ−エミッタ通路を有し、ベ
ースにバイアス電圧源が接続される第8のトランジスタ
を有し、さらに、第2のインピーダンス部の他端と電源
の他端との間に接続される抵抗素子と、第4のトランジ
スタのエミッタと第5のトランジスタのコレクタとの接
続点から導出される出力端子とを含んで構成される。
く、本発明に係る広帯域増幅回路は、第1から第8まで
の8個のトランジスタ、即ち、入力端子からの入力信号
がベースに供給される第1のトランジスタ,第1のトラ
ンジスタのコレクタ−エミッタ通路に第1のインピーダ
ンス部を介して直列接続された、ダイオード接続構成を
とる第2のトランジスタ,第2のトランジスタとでカレ
ントミラー部を形成し、コレクタが抵抗素子を介して電
源の一端に接続される第3のトランジスタ,第3のトラ
ンジスタのコレクタと抵抗素子との接続点にベースが接
続された第4のトランジスタ,第4のトランジスタのコ
レクタ−エミッタ通路に直列接続されたコレクタ−エミ
ッタ通路を有する第5のトランジスタ,入力信号がベー
スに供給される第6のトランジスタ,第6のトランジス
タのコレクタ−エミッタ通路に抵抗素子及びキャパシタ
ンス素子を含む第2のインピーダンス部を介して直列接
続され、第5のトランジスタとでカレントミラー部を形
成する、ダイオード接続構成をとる第7のトランジス
タ、及び、第2のインピーダンス部の一端と電源の一端
との間に接続されるコレクタ−エミッタ通路を有し、ベ
ースにバイアス電圧源が接続される第8のトランジスタ
を有し、さらに、第2のインピーダンス部の他端と電源
の他端との間に接続される抵抗素子と、第4のトランジ
スタのエミッタと第5のトランジスタのコレクタとの接
続点から導出される出力端子とを含んで構成される。
【0019】
【作用】このように構成される本発明に係る広帯域増幅
回路においては、入力端子からの入力信号に対して、基
本的には、第1から第4までの4個のトランジスタが反
転増幅を行うべく動作し、出力端子に、入力信号が増幅
されるとともに極性反転されて得られる出力信号が送出
される。そして、入力端子を通じて第1のトランジスタ
のベースに供給される入力信号が立ち下がるときには、
第4のトランジスタのエミッタから導出された出力端子
に得られる出力信号が立ち上げられる。それにより、出
力端子に接続される負荷に駆動電流が供給される。この
とき、入力信号がベースに供給される第6のトランジス
タは、そのコレクタ−エミッタ通路を流れる電流が低減
される、もしくは、流れないことになる状態とされ、第
2のインピーダンス部に含まれたキャパシタンス素子か
らの放電電流が、第8のトランジスタのコレクタ−エミ
ッタ通路及び第2のインピーダンス部の他端と電源の他
端との間に接続される抵抗素子を通じて流れ、第5のト
ランジスタのコレクタ−エミッタ通路には電流がほとん
ど流れない。即ち、第2のインピーダンス部に含まれた
キャパシタンス素子の放電が迅速に行われ、第5から第
8までのトランジスタは、出力端子に接続される負荷に
対して別段の影響を及ぼさない。
回路においては、入力端子からの入力信号に対して、基
本的には、第1から第4までの4個のトランジスタが反
転増幅を行うべく動作し、出力端子に、入力信号が増幅
されるとともに極性反転されて得られる出力信号が送出
される。そして、入力端子を通じて第1のトランジスタ
のベースに供給される入力信号が立ち下がるときには、
第4のトランジスタのエミッタから導出された出力端子
に得られる出力信号が立ち上げられる。それにより、出
力端子に接続される負荷に駆動電流が供給される。この
とき、入力信号がベースに供給される第6のトランジス
タは、そのコレクタ−エミッタ通路を流れる電流が低減
される、もしくは、流れないことになる状態とされ、第
2のインピーダンス部に含まれたキャパシタンス素子か
らの放電電流が、第8のトランジスタのコレクタ−エミ
ッタ通路及び第2のインピーダンス部の他端と電源の他
端との間に接続される抵抗素子を通じて流れ、第5のト
ランジスタのコレクタ−エミッタ通路には電流がほとん
ど流れない。即ち、第2のインピーダンス部に含まれた
キャパシタンス素子の放電が迅速に行われ、第5から第
8までのトランジスタは、出力端子に接続される負荷に
対して別段の影響を及ぼさない。
【0020】一方、入力端子を通じて第1のトランジス
タのベースに供給される入力信号が立ち上がるときに
は、第4のトランジスタのエミッタから導出された出力
端子に得られる出力信号が立ち下げられる。また、この
とき、入力信号がベースに供給される第6のトランジス
タは、そのコレクタ−エミッタ通路を比較的大なる電流
が流れ、第2のインピーダンス部に含まれたキャパシタ
ンス素子に対する充電電流が第7のトランジスタを通じ
て流れる。それに伴って、第5のトランジスタのコレク
タ−エミッタ通路を通じる電流が流れ、斯かる電流によ
り、出力端子に接続される負荷が駆動されることにな
る。即ち、出力端子に得られる出力信号が立ち下げられ
るにあたって、電圧の立下り時間の長時間化が回避され
ることになる。
タのベースに供給される入力信号が立ち上がるときに
は、第4のトランジスタのエミッタから導出された出力
端子に得られる出力信号が立ち下げられる。また、この
とき、入力信号がベースに供給される第6のトランジス
タは、そのコレクタ−エミッタ通路を比較的大なる電流
が流れ、第2のインピーダンス部に含まれたキャパシタ
ンス素子に対する充電電流が第7のトランジスタを通じ
て流れる。それに伴って、第5のトランジスタのコレク
タ−エミッタ通路を通じる電流が流れ、斯かる電流によ
り、出力端子に接続される負荷が駆動されることにな
る。即ち、出力端子に得られる出力信号が立ち下げられ
るにあたって、電圧の立下り時間の長時間化が回避され
ることになる。
【0021】このようにして、第8のトランジスタのコ
レクタ−エミッタ通路と、第2のインピーダンス部の他
端と電源の他端との間に接続される抵抗素子とは、第2
のインピーダンス部に含まれたキャパシタンス素子に対
する放電電流路を形成しているのであり、それにより、
第2のインピーダンス部に含まれたキャパシタンス素子
についての放電時間が短縮されて、第5のトランジスタ
のコレクタ−エミッタ通路を流れる電流が、入力端子か
らの入力信号の周波数が比較的高い場合にも、迅速に対
応できるものとされる。
レクタ−エミッタ通路と、第2のインピーダンス部の他
端と電源の他端との間に接続される抵抗素子とは、第2
のインピーダンス部に含まれたキャパシタンス素子に対
する放電電流路を形成しているのであり、それにより、
第2のインピーダンス部に含まれたキャパシタンス素子
についての放電時間が短縮されて、第5のトランジスタ
のコレクタ−エミッタ通路を流れる電流が、入力端子か
らの入力信号の周波数が比較的高い場合にも、迅速に対
応できるものとされる。
【0022】さらに、第5のトランジスタのコレクタ−
エミッタ通路を流れる電流は、或る上限周波数の信号成
分についてまで出力端子に接続された負荷を駆動すると
したとき、負荷の駆動に必要とされる電流の最大値に対
応するように設定されることが要されるのではなく、負
荷の駆動に必要とされる電流に応じたものに設定するこ
とができるものとなるので、消費電力の低減が効果的に
図られることになる。
エミッタ通路を流れる電流は、或る上限周波数の信号成
分についてまで出力端子に接続された負荷を駆動すると
したとき、負荷の駆動に必要とされる電流の最大値に対
応するように設定されることが要されるのではなく、負
荷の駆動に必要とされる電流に応じたものに設定するこ
とができるものとなるので、消費電力の低減が効果的に
図られることになる。
【0023】
【実施例】図2は、本発明に係る広帯域増幅回路の一例
が適用される、画像表示用陰極線管により映像信号に基
づく画像を表示する表示装置に用いられる映像信号増幅
部の例を示す。この映像信号増幅部は、映像信号入力端
子21を通じて映像信号SVが供給される入力段部22
と入力段部22から得られる映像信号SVAが供給され
る出力段部23とから成る、縦続2段構成をとるものと
されている。
が適用される、画像表示用陰極線管により映像信号に基
づく画像を表示する表示装置に用いられる映像信号増幅
部の例を示す。この映像信号増幅部は、映像信号入力端
子21を通じて映像信号SVが供給される入力段部22
と入力段部22から得られる映像信号SVAが供給され
る出力段部23とから成る、縦続2段構成をとるものと
されている。
【0024】入力段部22には、それに付随せしめられ
た制御部24からの制御信号CCが供給され、入力段部
22においては、映像信号入力端子21からの映像信号
SVが、制御部24からの制御信号CCに従った制御が
行われるもとで増幅される。そして、出力段部23にお
いて、映像信号SVが入力段部22において増幅されて
得られる映像信号SVAがさらに増幅され、出力映像信
号SVOとして映像信号出力端子25に送出される。
た制御部24からの制御信号CCが供給され、入力段部
22においては、映像信号入力端子21からの映像信号
SVが、制御部24からの制御信号CCに従った制御が
行われるもとで増幅される。そして、出力段部23にお
いて、映像信号SVが入力段部22において増幅されて
得られる映像信号SVAがさらに増幅され、出力映像信
号SVOとして映像信号出力端子25に送出される。
【0025】このような映像信号増幅部に対して、本発
明に係る広帯域増幅回路の一例が、出力段部23を形成
するものとして適用される。図1は、斯かる映像信号増
幅部における出力段部23を形成するものとされた本発
明に係る広帯域増幅回路の一例を示す。
明に係る広帯域増幅回路の一例が、出力段部23を形成
するものとして適用される。図1は、斯かる映像信号増
幅部における出力段部23を形成するものとされた本発
明に係る広帯域増幅回路の一例を示す。
【0026】図1に示される本発明に係る広帯域増幅回
路の一例にあっては、映像信号SVAが供給される入力
端子31に各々のベースが接続されたNPN型トランジ
スタ32及びNPN型トランジスタ33が備えられてい
る。これらのトランジスタ32及び33の夫々のコレク
タは、電源の一端を形成する電源電圧供給部+Bに接続
されている。
路の一例にあっては、映像信号SVAが供給される入力
端子31に各々のベースが接続されたNPN型トランジ
スタ32及びNPN型トランジスタ33が備えられてい
る。これらのトランジスタ32及び33の夫々のコレク
タは、電源の一端を形成する電源電圧供給部+Bに接続
されている。
【0027】トランジスタ32のエミッタには、キャパ
シタンス素子35及び抵抗素子36の直列接続とそれに
対して並列に接続された抵抗素子37とを含むインピー
ダンス部38が接続されている。また、ダイオード接続
構成をとるNPN型トランジスタ39が、インピーダン
ス部38を介してトランジスタ32のコレクタ−エミッ
タ通路に直列接続されており、トランジスタ39のエミ
ッタは、抵抗素子40を介して、電源の他端を形成する
接地電位点に接続されている。
シタンス素子35及び抵抗素子36の直列接続とそれに
対して並列に接続された抵抗素子37とを含むインピー
ダンス部38が接続されている。また、ダイオード接続
構成をとるNPN型トランジスタ39が、インピーダン
ス部38を介してトランジスタ32のコレクタ−エミッ
タ通路に直列接続されており、トランジスタ39のエミ
ッタは、抵抗素子40を介して、電源の他端を形成する
接地電位点に接続されている。
【0028】相互接続されたトランジスタ39のベース
及びコレクタにベースが接続されたNPN型トランジス
タ41が配されている。トランジスタ41のコレクタ
は、抵抗素子42を介して電源電圧供給部+Bに接続さ
れており、また、トランジスタ41のエミッタは、抵抗
素子43を介して接地電位点に接続されていて、トラン
ジスタ41はダイオード接続構成をとるトランジスタ3
9とでカレントミラー部を形成している。
及びコレクタにベースが接続されたNPN型トランジス
タ41が配されている。トランジスタ41のコレクタ
は、抵抗素子42を介して電源電圧供給部+Bに接続さ
れており、また、トランジスタ41のエミッタは、抵抗
素子43を介して接地電位点に接続されていて、トラン
ジスタ41はダイオード接続構成をとるトランジスタ3
9とでカレントミラー部を形成している。
【0029】トランジスタ41のコレクタと抵抗素子4
2との接続点には、NPN型トランジスタ45のベース
が接続されている。トランジスタ45のコレクタは、電
源電圧供給部+Bに接続されている。そして、トランジ
スタ45のコレクタ−エミッタ通路に直列接続されたコ
レクタ−エミッタ通路を有するNPN型トランジスタ4
6が配されており、このトランジスタ46のエミッタは
抵抗素子47を介して接地電位点に接続されている。
2との接続点には、NPN型トランジスタ45のベース
が接続されている。トランジスタ45のコレクタは、電
源電圧供給部+Bに接続されている。そして、トランジ
スタ45のコレクタ−エミッタ通路に直列接続されたコ
レクタ−エミッタ通路を有するNPN型トランジスタ4
6が配されており、このトランジスタ46のエミッタは
抵抗素子47を介して接地電位点に接続されている。
【0030】一方、トランジスタ33のエミッタには、
キャパシタンス素子48及び抵抗素子49の直列接続と
それに対して並列に接続された抵抗素子50とを含むイ
ンピーダンス部51が接続されている。また、ダイオー
ド接続構成をとるNPN型トランジスタ52が、インピ
ーダンス部51を介してトランジスタ33のコレクタ−
エミッタ通路に直列接続されており、トランジスタ52
のエミッタは、抵抗素子53を介して接地電位点に接続
されている。そして、相互接続されたトランジスタ52
のベース及びコレクタがトランジスタ46のベースに接
続されていて、ダイオード接続構成をとるトランジスタ
52はトランジスタ46とでカレントミラー部を形成し
ている。トランジスタ33のエミッタと接地電位点との
間には、抵抗素子54も接続されている。
キャパシタンス素子48及び抵抗素子49の直列接続と
それに対して並列に接続された抵抗素子50とを含むイ
ンピーダンス部51が接続されている。また、ダイオー
ド接続構成をとるNPN型トランジスタ52が、インピ
ーダンス部51を介してトランジスタ33のコレクタ−
エミッタ通路に直列接続されており、トランジスタ52
のエミッタは、抵抗素子53を介して接地電位点に接続
されている。そして、相互接続されたトランジスタ52
のベース及びコレクタがトランジスタ46のベースに接
続されていて、ダイオード接続構成をとるトランジスタ
52はトランジスタ46とでカレントミラー部を形成し
ている。トランジスタ33のエミッタと接地電位点との
間には、抵抗素子54も接続されている。
【0031】さらに、インピーダンス部51の一端と電
源電圧供給部+Bとの間に接続されたコレクタ−エミッ
タ通路を有したNPN型トランジスタ55が配されてお
り、トランジスタ55のベースと接地電位点との間に
は、バイアス電圧源56が接続されている。そして、ト
ランジスタ45のエミッタとトランジスタ46のコレク
タとの接続点から、出力端子として、出力映像信号SV
Oが得られる映像信号出力端子25が導出されている。
源電圧供給部+Bとの間に接続されたコレクタ−エミッ
タ通路を有したNPN型トランジスタ55が配されてお
り、トランジスタ55のベースと接地電位点との間に
は、バイアス電圧源56が接続されている。そして、ト
ランジスタ45のエミッタとトランジスタ46のコレク
タとの接続点から、出力端子として、出力映像信号SV
Oが得られる映像信号出力端子25が導出されている。
【0032】上述の8個のトランジスタ32,33,3
9,41,45,46,52及び55を含む各回路素子
は、例えば、共通の半導体基板上に配されて、半導体集
積回路を形成するものとされる。
9,41,45,46,52及び55を含む各回路素子
は、例えば、共通の半導体基板上に配されて、半導体集
積回路を形成するものとされる。
【0033】このような構成のもとで、基本的には、入
力端子31からの映像信号SVAに対して、4個のトラ
ンジスタ32,39,41及び45が反転増幅を行うべ
く動作し、映像信号出力端子25に、映像信号SVAが
増幅されるとともに極性反転されて得られる出力映像信
号SVOが送出される。
力端子31からの映像信号SVAに対して、4個のトラ
ンジスタ32,39,41及び45が反転増幅を行うべ
く動作し、映像信号出力端子25に、映像信号SVAが
増幅されるとともに極性反転されて得られる出力映像信
号SVOが送出される。
【0034】その際、入力端子31を通じてトランジス
タ32のベースに供給される映像信号SVAが立ち下が
るときには、トランジスタ32のコレクタ−エミッタ通
路,インピーダンス部38,トランジスタ39及び抵抗
素子40を通じて流れる電流が減少する、もしくは、流
れなくなる状態となり、それに伴って、抵抗素子42,
トランジスタ39とでカレントミラー部を形成するトラ
ンジスタ41のコレクタ−エミッタ通路及び抵抗素子4
3を通じて流れる電流が減少する、もしくは、流れなく
なる状態とされる。従って、抵抗素子43を通じて流れ
る電流が減少する、もしくは、流れなくなる状態とされ
ることになり、トランジスタ45のベースに加えられる
電圧が上昇して、トランジスタ45のエミッタの電圧も
上昇し、映像信号出力端子25に得られる出力映像信号
SVOが立ち上げられる。それにより、映像信号出力端
子25に接続される負荷に、立ち上げられた出力映像信
号SVOに基づく駆動電流が供給される。
タ32のベースに供給される映像信号SVAが立ち下が
るときには、トランジスタ32のコレクタ−エミッタ通
路,インピーダンス部38,トランジスタ39及び抵抗
素子40を通じて流れる電流が減少する、もしくは、流
れなくなる状態となり、それに伴って、抵抗素子42,
トランジスタ39とでカレントミラー部を形成するトラ
ンジスタ41のコレクタ−エミッタ通路及び抵抗素子4
3を通じて流れる電流が減少する、もしくは、流れなく
なる状態とされる。従って、抵抗素子43を通じて流れ
る電流が減少する、もしくは、流れなくなる状態とされ
ることになり、トランジスタ45のベースに加えられる
電圧が上昇して、トランジスタ45のエミッタの電圧も
上昇し、映像信号出力端子25に得られる出力映像信号
SVOが立ち上げられる。それにより、映像信号出力端
子25に接続される負荷に、立ち上げられた出力映像信
号SVOに基づく駆動電流が供給される。
【0035】このとき、入力端子31を通じた映像信号
SVAがベースに供給されるトランジスタ33のコレク
タ−エミッタ通路を流れる電流も、映像信号SVAの立
下りに応じて減少する、もしくは、流れなくなる状態と
なる。そして、インピーダンス部51に含まれたキャパ
シタンス素子48が放電状態とされて、キャパシタンス
素子48の放電電流が、トランジスタ55のコレクタ−
エミッタ通路,抵抗素子49,キャパシタンス素子48
及び抵抗素子54を通じて流れ、トランジスタ46のコ
レクタ−エミッタ通路を通じる電流はほとんど流れな
い。従って、インピーダンス部51に含まれたキャパシ
タンス素子48の放電が、トランジスタ55のコレクタ
−エミッタ通路及び抵抗素子54を含んで形成される放
電電流路が形成されることによって極めて迅速に行われ
ることになり、トランジスタ33,52,46及び55
は、映像信号出力端子25に接続される負荷に対して別
段の影響を及ぼさない。
SVAがベースに供給されるトランジスタ33のコレク
タ−エミッタ通路を流れる電流も、映像信号SVAの立
下りに応じて減少する、もしくは、流れなくなる状態と
なる。そして、インピーダンス部51に含まれたキャパ
シタンス素子48が放電状態とされて、キャパシタンス
素子48の放電電流が、トランジスタ55のコレクタ−
エミッタ通路,抵抗素子49,キャパシタンス素子48
及び抵抗素子54を通じて流れ、トランジスタ46のコ
レクタ−エミッタ通路を通じる電流はほとんど流れな
い。従って、インピーダンス部51に含まれたキャパシ
タンス素子48の放電が、トランジスタ55のコレクタ
−エミッタ通路及び抵抗素子54を含んで形成される放
電電流路が形成されることによって極めて迅速に行われ
ることになり、トランジスタ33,52,46及び55
は、映像信号出力端子25に接続される負荷に対して別
段の影響を及ぼさない。
【0036】一方、入力端子31を通じてトランジスタ
32のベースに供給される映像信号SVAが立ち上がる
ときには、トランジスタ32のコレクタ−エミッタ通
路,インピーダンス部38,トランジスタ39及び抵抗
素子40を通じて流れる電流が増大する、もしくは、流
れ出す状態となり、それに伴って、トランジスタ39と
でカレントミラー部を形成するトランジスタ41のコレ
クタ−エミッタ通路及び抵抗素子43を通じて流れる電
流が増大する、もしくは、流れ出す状態とされる。従っ
て、抵抗素子43を通じて流れる電流が増大する、もし
くは、流れ出す状態とされることになり、抵抗素子42
における電圧降下が増大し、もしくは、発生して、トラ
ンジスタ45のベースに加えられる電圧が低下し、トラ
ンジスタ45のエミッタの電圧も低下し、映像信号出力
端子25に得られる出力映像信号SVOが立ち下げられ
る。
32のベースに供給される映像信号SVAが立ち上がる
ときには、トランジスタ32のコレクタ−エミッタ通
路,インピーダンス部38,トランジスタ39及び抵抗
素子40を通じて流れる電流が増大する、もしくは、流
れ出す状態となり、それに伴って、トランジスタ39と
でカレントミラー部を形成するトランジスタ41のコレ
クタ−エミッタ通路及び抵抗素子43を通じて流れる電
流が増大する、もしくは、流れ出す状態とされる。従っ
て、抵抗素子43を通じて流れる電流が増大する、もし
くは、流れ出す状態とされることになり、抵抗素子42
における電圧降下が増大し、もしくは、発生して、トラ
ンジスタ45のベースに加えられる電圧が低下し、トラ
ンジスタ45のエミッタの電圧も低下し、映像信号出力
端子25に得られる出力映像信号SVOが立ち下げられ
る。
【0037】また、このとき、入力端子31を通じた映
像信号SVAがベースに供給されるトランジスタ33の
コレクタ−エミッタ通路,インピーダンス部51,トラ
ンジスタ52及び抵抗素子53を通じて流れる電流も、
映像信号SVAの立上りに応じて増大する、もしくは、
流れ出す状態となる。それに伴って、トランジスタ52
とでカレントミラー部を形成するトランジスタ46のコ
レクタ−エミッタ通路及び抵抗素子47を通じて流れる
電流が増大する、もしくは、流れ出す状態とされる。こ
のようにして、トランジスタ46のコレクタ−エミッタ
通路及び抵抗素子47を通じて流れる電流は、映像信号
出力端子25に接続される負荷を流れることになる。従
って、映像信号出力端子25に接続される負荷に、トラ
ンジスタ46のコレクタ−エミッタ通路を通じて流れる
電流に基づく駆動電流が供給されることになり、それに
よって、映像信号出力端子25に得られる出力映像信号
SVOが立ち下げられるにあたり、その電圧の立下り時
間が長時間化される事態が回避される。
像信号SVAがベースに供給されるトランジスタ33の
コレクタ−エミッタ通路,インピーダンス部51,トラ
ンジスタ52及び抵抗素子53を通じて流れる電流も、
映像信号SVAの立上りに応じて増大する、もしくは、
流れ出す状態となる。それに伴って、トランジスタ52
とでカレントミラー部を形成するトランジスタ46のコ
レクタ−エミッタ通路及び抵抗素子47を通じて流れる
電流が増大する、もしくは、流れ出す状態とされる。こ
のようにして、トランジスタ46のコレクタ−エミッタ
通路及び抵抗素子47を通じて流れる電流は、映像信号
出力端子25に接続される負荷を流れることになる。従
って、映像信号出力端子25に接続される負荷に、トラ
ンジスタ46のコレクタ−エミッタ通路を通じて流れる
電流に基づく駆動電流が供給されることになり、それに
よって、映像信号出力端子25に得られる出力映像信号
SVOが立ち下げられるにあたり、その電圧の立下り時
間が長時間化される事態が回避される。
【0038】さらに、斯かる際においてトランジスタ3
3のコレクタ−エミッタ通路,インピーダンス部51,
トランジスタ52及び抵抗素子53を通じて流れる電流
により、インピーダンス部51に含まれるキャパシタン
ス素子48が充電される。そのとき、キャパシタンス素
子48は、トランジスタ55のコレクタ−エミッタ通路
及び抵抗素子54を含んで形成される放電電流路が形成
されることによって極めて迅速な放電が行われた状態に
あるので、トランジスタ33のコレクタ−エミッタ通路
を通じて流れる電流によるキャパシタンス素子48の充
電が、迅速かつ適正に行われることになる。
3のコレクタ−エミッタ通路,インピーダンス部51,
トランジスタ52及び抵抗素子53を通じて流れる電流
により、インピーダンス部51に含まれるキャパシタン
ス素子48が充電される。そのとき、キャパシタンス素
子48は、トランジスタ55のコレクタ−エミッタ通路
及び抵抗素子54を含んで形成される放電電流路が形成
されることによって極めて迅速な放電が行われた状態に
あるので、トランジスタ33のコレクタ−エミッタ通路
を通じて流れる電流によるキャパシタンス素子48の充
電が、迅速かつ適正に行われることになる。
【0039】このようなもとで、トランジスタ33のエ
ミッタ電圧VE3の値をVV3,トランジスタ52のコ
レクタ−エミッタ間電圧の値をVT2,抵抗素子49,
50及び53の抵抗値を夫々R49,R50及びR5
3,キャパシタンス素子48の容量値をC48とする
と、トランジスタ52を流れる電流IT2の値IA2
は、 IA2 =( VV3 − VT2 )/( Z + R53 ) 但し、Z = R50・(1+ jωC48 ・R49)/( 1+ jωC48 ・
R49+ jωC48 ・R50 ) としてあらわされる。抵抗素子50の抵抗値R50は、
トランジスタ52を流れる電流における直流分を低減さ
せるべく、比較的大なる値(例えば、10KΩ程度)に
選定される。
ミッタ電圧VE3の値をVV3,トランジスタ52のコ
レクタ−エミッタ間電圧の値をVT2,抵抗素子49,
50及び53の抵抗値を夫々R49,R50及びR5
3,キャパシタンス素子48の容量値をC48とする
と、トランジスタ52を流れる電流IT2の値IA2
は、 IA2 =( VV3 − VT2 )/( Z + R53 ) 但し、Z = R50・(1+ jωC48 ・R49)/( 1+ jωC48 ・
R49+ jωC48 ・R50 ) としてあらわされる。抵抗素子50の抵抗値R50は、
トランジスタ52を流れる電流における直流分を低減さ
せるべく、比較的大なる値(例えば、10KΩ程度)に
選定される。
【0040】また、カレントミラー部を形成するトラン
ジスタ52とトランジスタ46との電流比を1:Nとす
ると、トランジスタ46のコレクタ−エミッタ通路を流
れる電流IT6の値IA6は、 IA6 = N・IA2 = N・( VV3 − VT2 )/( Z + R53 ) としてあらわされる。トランジスタ52のコレクタ−エ
ミッタ間電圧の値VT2は、トランジスタ52がダイオ
ード接続構成をとるものであることからして、約0.7
Vであるので、電流IT6の値IA6は、 IA6 ≒ N・( VV3 − 0.7 )/( Z + R53 ) ・・・・・(3) とあらわされる。
ジスタ52とトランジスタ46との電流比を1:Nとす
ると、トランジスタ46のコレクタ−エミッタ通路を流
れる電流IT6の値IA6は、 IA6 = N・IA2 = N・( VV3 − VT2 )/( Z + R53 ) としてあらわされる。トランジスタ52のコレクタ−エ
ミッタ間電圧の値VT2は、トランジスタ52がダイオ
ード接続構成をとるものであることからして、約0.7
Vであるので、電流IT6の値IA6は、 IA6 ≒ N・( VV3 − 0.7 )/( Z + R53 ) ・・・・・(3) とあらわされる。
【0041】ここで、トランジスタ55及び抵抗素子5
4が接続されていず、トランジスタ55のコレクタ−エ
ミッタ通路及び抵抗素子54を含んで形成される、キャ
パシタンス素子48に対する放電電流路が設けられてい
ないと仮定し、斯かる場合について考察してみる。
4が接続されていず、トランジスタ55のコレクタ−エ
ミッタ通路及び抵抗素子54を含んで形成される、キャ
パシタンス素子48に対する放電電流路が設けられてい
ないと仮定し、斯かる場合について考察してみる。
【0042】入力端子31を通じてトランジスタ33の
ベースに供給される映像信号SVAの立上り及び立下り
変化によって、トランジスタ33のエミッタ電圧VE3
が図3のAに示される如くに変化するものとなるとする
と、トランジスタ33のエミッタ電流IE3は、図3の
Bに示される如くに流れる。そして、このとき、キャパ
シタンス素子48を流れる充放電電流ICは、図3のC
に示される如くに、エミッタ電圧VE3の立上りに応じ
て流れる正方向の充電電流とエミッタ電圧VE3の立下
りに応じて流れる負方向の放電電流とを含むものとな
る。負方向の放電電流は、抵抗素子50及び49を通じ
て流れることになるが、抵抗素子50の抵抗値R50が
比較的大に設定されることにより、比較的小なる振幅を
もって比較的長い時間に亙って流れることになる。そし
て、充放電電流ICの振幅は、正方向の充電電流の波形
面積と負方向の放電電流の波形面積が等しくなる状態で
安定化する。
ベースに供給される映像信号SVAの立上り及び立下り
変化によって、トランジスタ33のエミッタ電圧VE3
が図3のAに示される如くに変化するものとなるとする
と、トランジスタ33のエミッタ電流IE3は、図3の
Bに示される如くに流れる。そして、このとき、キャパ
シタンス素子48を流れる充放電電流ICは、図3のC
に示される如くに、エミッタ電圧VE3の立上りに応じ
て流れる正方向の充電電流とエミッタ電圧VE3の立下
りに応じて流れる負方向の放電電流とを含むものとな
る。負方向の放電電流は、抵抗素子50及び49を通じ
て流れることになるが、抵抗素子50の抵抗値R50が
比較的大に設定されることにより、比較的小なる振幅を
もって比較的長い時間に亙って流れることになる。そし
て、充放電電流ICの振幅は、正方向の充電電流の波形
面積と負方向の放電電流の波形面積が等しくなる状態で
安定化する。
【0043】それにより、トランジスタ46のコレクタ
−エミッタ通路を流れる電流IT6は、図3のDに示さ
れる如く、エミッタ電圧VE3の立上りに応じて流れる
正方向電流とエミッタ電圧VE3の立下りに応じて流れ
る負方向電流とを含むものとなり、その正方向電流の振
幅がキャパシタンス素子48を流れる充電電流の振幅変
化に応じて変化するとともに、その充電電流の振幅の安
定化に伴って安定化する。従って、入力端子31を通じ
てトランジスタ32及び33の夫々のベースに供給され
る映像信号SVAが比較的高い周波数を有するもとであ
るとき、トランジスタ46のコレクタ−エミッタ通路を
流れる電流IT6における正方向電流は、比較的小なる
振幅しかとれなくなり、そのため、映像信号出力端子2
5に得られる出力映像信号SVOが立ち下げられると
き、映像信号出力端子25に接続される負荷に対して
の、トランジスタ46のコレクタ−エミッタ通路を通じ
た充分な駆動電流の供給が行われなくなってしまう虞が
生じる。
−エミッタ通路を流れる電流IT6は、図3のDに示さ
れる如く、エミッタ電圧VE3の立上りに応じて流れる
正方向電流とエミッタ電圧VE3の立下りに応じて流れ
る負方向電流とを含むものとなり、その正方向電流の振
幅がキャパシタンス素子48を流れる充電電流の振幅変
化に応じて変化するとともに、その充電電流の振幅の安
定化に伴って安定化する。従って、入力端子31を通じ
てトランジスタ32及び33の夫々のベースに供給され
る映像信号SVAが比較的高い周波数を有するもとであ
るとき、トランジスタ46のコレクタ−エミッタ通路を
流れる電流IT6における正方向電流は、比較的小なる
振幅しかとれなくなり、そのため、映像信号出力端子2
5に得られる出力映像信号SVOが立ち下げられると
き、映像信号出力端子25に接続される負荷に対して
の、トランジスタ46のコレクタ−エミッタ通路を通じ
た充分な駆動電流の供給が行われなくなってしまう虞が
生じる。
【0044】それに対して、実際には、トランジスタ5
5及び抵抗素子54が接続されていて、キャパシタンス
素子48に対する放電電流路がトランジスタ55のコレ
クタ−エミッタ通路及び抵抗素子54を含んで形成され
ているので、入力端子31を通じてトランジスタ32及
び33の夫々のベースに供給される映像信号SVAの立
上り及び立下り変化によって、トランジスタ33のエミ
ッタ電圧VE3が図4のAに示される如くに変化するも
のとなるとすると、トランジスタ33のエミッタ電流I
E3が、図4のBに示される如くに流れ、このとき、キ
ャパシタンス素子48を流れる充放電電流ICは、図4
のCに示される如くに、エミッタ電圧VE3の立上りに
応じて流れる正方向の充電電流とエミッタ電圧VE3の
立下りに応じて流れる負方向の放電電流とを、比較的大
とされる一定の振幅をとるものとして含むものとなる。
5及び抵抗素子54が接続されていて、キャパシタンス
素子48に対する放電電流路がトランジスタ55のコレ
クタ−エミッタ通路及び抵抗素子54を含んで形成され
ているので、入力端子31を通じてトランジスタ32及
び33の夫々のベースに供給される映像信号SVAの立
上り及び立下り変化によって、トランジスタ33のエミ
ッタ電圧VE3が図4のAに示される如くに変化するも
のとなるとすると、トランジスタ33のエミッタ電流I
E3が、図4のBに示される如くに流れ、このとき、キ
ャパシタンス素子48を流れる充放電電流ICは、図4
のCに示される如くに、エミッタ電圧VE3の立上りに
応じて流れる正方向の充電電流とエミッタ電圧VE3の
立下りに応じて流れる負方向の放電電流とを、比較的大
とされる一定の振幅をとるものとして含むものとなる。
【0045】斯かる際、トランジスタ55のコレクタ−
エミッタ通路を通じる電流IT5が、キャパシタンス素
子48を流れる充放電流として、図4のDに示される如
くに流れる。そして、トランジスタ46のコレクタ−エ
ミッタ通路を流れる電流IT6は、図4のEに示される
如くに、エミッタ電圧VE3の立上りに応じて流れる正
方向電流とエミッタ電圧VE3の立下りに応じて流れる
負方向電流とを含み、その正方向電流の振幅がキャパシ
タンス素子48を流れる充電電流ICの振幅に応じて、
比較的大なる一定の振幅をとるものとなる。従って、入
力端子31を通じてトランジスタ32及び33の夫々の
ベースに供給される映像信号SVAが比較的高い周波数
を有するもとにあっても、トランジスタ46のコレクタ
−エミッタ通路を流れる電流IT6は、比較的大なる振
幅をとることができ、それにより、映像信号出力端子2
5に得られる出力映像信号SVOが立ち下げられると
き、映像信号出力端子25に接続される負荷に、トラン
ジスタ46のコレクタ−エミッタ通路を通じて充分な駆
動電流が供給されることになる。
エミッタ通路を通じる電流IT5が、キャパシタンス素
子48を流れる充放電流として、図4のDに示される如
くに流れる。そして、トランジスタ46のコレクタ−エ
ミッタ通路を流れる電流IT6は、図4のEに示される
如くに、エミッタ電圧VE3の立上りに応じて流れる正
方向電流とエミッタ電圧VE3の立下りに応じて流れる
負方向電流とを含み、その正方向電流の振幅がキャパシ
タンス素子48を流れる充電電流ICの振幅に応じて、
比較的大なる一定の振幅をとるものとなる。従って、入
力端子31を通じてトランジスタ32及び33の夫々の
ベースに供給される映像信号SVAが比較的高い周波数
を有するもとにあっても、トランジスタ46のコレクタ
−エミッタ通路を流れる電流IT6は、比較的大なる振
幅をとることができ、それにより、映像信号出力端子2
5に得られる出力映像信号SVOが立ち下げられると
き、映像信号出力端子25に接続される負荷に、トラン
ジスタ46のコレクタ−エミッタ通路を通じて充分な駆
動電流が供給されることになる。
【0046】図5は、映像信号出力端子25に所定のキ
ャパシタンス負荷が接続された場合における、入力端子
31を通じてトランジスタ32及び33の夫々のベース
に供給される映像信号SVAの周波数とトランジスタ4
6のコレクタ−エミッタ通路を流れる電流IT6の値と
の関係を示す。この図5にあっては、横軸に映像信号S
VAの周波数FVがとられるとともに、縦軸に電流値I
Aがとられていて、映像信号SVAの周波数と電流IT
6の値との関係は実線により示される如くにあらわされ
る。また、図5における一点鎖線は、映像信号出力端子
25に接続されたキャパシタンス負荷を駆動するに最低
限必要とされる最小駆動電流値IANをあらわしてい
る。
ャパシタンス負荷が接続された場合における、入力端子
31を通じてトランジスタ32及び33の夫々のベース
に供給される映像信号SVAの周波数とトランジスタ4
6のコレクタ−エミッタ通路を流れる電流IT6の値と
の関係を示す。この図5にあっては、横軸に映像信号S
VAの周波数FVがとられるとともに、縦軸に電流値I
Aがとられていて、映像信号SVAの周波数と電流IT
6の値との関係は実線により示される如くにあらわされ
る。また、図5における一点鎖線は、映像信号出力端子
25に接続されたキャパシタンス負荷を駆動するに最低
限必要とされる最小駆動電流値IANをあらわしてい
る。
【0047】なお、図5により示される状況にあって
は、映像信号出力端子25に接続されたキャパシタンス
負荷を駆動できる映像信号SVAの上限周波数がFVu
に設定されており、キャパシタンス素子48が実質的に
関与する映像信号SVAの下限周波数がFVcとされて
いる。
は、映像信号出力端子25に接続されたキャパシタンス
負荷を駆動できる映像信号SVAの上限周波数がFVu
に設定されており、キャパシタンス素子48が実質的に
関与する映像信号SVAの下限周波数がFVcとされて
いる。
【0048】図5に示される如く、トランジスタ46の
コレクタ−エミッタ通路を流れる電流IT6は、映像信
号SVAの周波数が下限周波数FVc以下である場合に
は、最小駆動電流値IANより大であるが、比較的低い
略一定の電流値IAiをとるようにされる。この電流値
IAiは、キャパシタンス素子48が実質的に関与しな
いことからして、前述の式(3)の関係において、Zを
抵抗素子50の抵抗値R50により置き換えることによ
り求められる関係 IA6 ≒ N・( VV3 − 0.7 )/( R50 + R53 ) に従って設定される。そして、この電流値IAiをとる
電流IT6は、トランジスタ46のコレクタ−エミッタ
通路におけるアイドリング電流である。
コレクタ−エミッタ通路を流れる電流IT6は、映像信
号SVAの周波数が下限周波数FVc以下である場合に
は、最小駆動電流値IANより大であるが、比較的低い
略一定の電流値IAiをとるようにされる。この電流値
IAiは、キャパシタンス素子48が実質的に関与しな
いことからして、前述の式(3)の関係において、Zを
抵抗素子50の抵抗値R50により置き換えることによ
り求められる関係 IA6 ≒ N・( VV3 − 0.7 )/( R50 + R53 ) に従って設定される。そして、この電流値IAiをとる
電流IT6は、トランジスタ46のコレクタ−エミッタ
通路におけるアイドリング電流である。
【0049】また、トランジスタ46のコレクタ−エミ
ッタ通路を流れる電流IT6は、映像信号SVAの周波
数が下限周波数FVcより高く上限周波数FVu以下で
ある場合には、最小駆動電流値IANより若干大となる
電流値をとるようにされる。斯かる電流IT6の電流値
は、キャパシタンス素子48が実質的に関与する状態に
あることからして、前述の式(3)の関係に従って設定
され、映像信号SVAの上限周波数FVuに対応して最
大電流値IAuをとる。
ッタ通路を流れる電流IT6は、映像信号SVAの周波
数が下限周波数FVcより高く上限周波数FVu以下で
ある場合には、最小駆動電流値IANより若干大となる
電流値をとるようにされる。斯かる電流IT6の電流値
は、キャパシタンス素子48が実質的に関与する状態に
あることからして、前述の式(3)の関係に従って設定
され、映像信号SVAの上限周波数FVuに対応して最
大電流値IAuをとる。
【0050】このようにして、映像信号出力端子25に
接続された負荷を駆動すべくトランジスタ46のコレク
タ−エミッタ通路を流れる電流IT6は、或る上限周波
数を有する映像信号SVAについてまで映像信号出力端
子25に接続された負荷を駆動するものとされるもと
で、その負荷の駆動に必要とされる電流の最大値に対応
するように設定されることが要されるのではなく、負荷
の駆動に必要とされる電流に応じたものに設定すること
ができるものとなる。従って、例えば、前述の図6に示
される映像信号増幅回路の出力段における電流源12に
要求される電流値Io、あるいは、前述の図7に示され
る映像信号増幅回路の出力段における抵抗素子15に流
れることが要求される電流値Irが、負荷の駆動に必要
とされる電流の最大値に対応するように設定されるもの
であるのに比して、電流IT6は著しく低減されること
になり、それにより、図1に示される例にあっては、消
費電力の低減が効果的に図られることになる。
接続された負荷を駆動すべくトランジスタ46のコレク
タ−エミッタ通路を流れる電流IT6は、或る上限周波
数を有する映像信号SVAについてまで映像信号出力端
子25に接続された負荷を駆動するものとされるもと
で、その負荷の駆動に必要とされる電流の最大値に対応
するように設定されることが要されるのではなく、負荷
の駆動に必要とされる電流に応じたものに設定すること
ができるものとなる。従って、例えば、前述の図6に示
される映像信号増幅回路の出力段における電流源12に
要求される電流値Io、あるいは、前述の図7に示され
る映像信号増幅回路の出力段における抵抗素子15に流
れることが要求される電流値Irが、負荷の駆動に必要
とされる電流の最大値に対応するように設定されるもの
であるのに比して、電流IT6は著しく低減されること
になり、それにより、図1に示される例にあっては、消
費電力の低減が効果的に図られることになる。
【0051】なお、上述の図1に示される例は、映像信
号増幅部における出力段部を形成するものとされている
が、本発明に係る広帯域増幅回路は、斯かる例に限られ
るものではなく、映像信号以外の信号をも扱うことがで
きて、種々の用途に用いることができる。
号増幅部における出力段部を形成するものとされている
が、本発明に係る広帯域増幅回路は、斯かる例に限られ
るものではなく、映像信号以外の信号をも扱うことがで
きて、種々の用途に用いることができる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る広帯域増幅回路にあっては、“課題を解決するため
の手段”の項に述べられている如くに第1から第8まで
のトランジスタを含んで構成され、基本的には、入力端
子からの入力信号に対して、第1から第4までの4個の
トランジスタが反転増幅を行うべく動作し、出力端子
に、入力信号が増幅されるとともに極性反転されて得ら
れる出力信号が送出される。そして、入力端子を通じて
第1のトランジスタのベースに供給される入力信号が立
ち下がるときには、第4のトランジスタのエミッタから
導出された出力端子に得られる出力信号が立ち上げら
れ、それにより、出力端子に接続される負荷に駆動電流
が供給される。このとき、入力信号がベースに供給され
る第6のトランジスタは、そのコレクタ−エミッタ通路
を流れる電流が低減される、もしくは、流れないことに
なる状態とされ、第6のトランジスタのエミッタに接続
されたインピーダンス部に含まれたキャパシタンス素子
からの放電電流が、第8のトランジスタのコレクタ−エ
ミッタ通路及び第6のトランジスタのエミッタに接続さ
れたインピーダンス部の他端と電源の他端との間に接続
される抵抗素子を通じて流れ、キャパシタンス素子の放
電が迅速に行われる。
係る広帯域増幅回路にあっては、“課題を解決するため
の手段”の項に述べられている如くに第1から第8まで
のトランジスタを含んで構成され、基本的には、入力端
子からの入力信号に対して、第1から第4までの4個の
トランジスタが反転増幅を行うべく動作し、出力端子
に、入力信号が増幅されるとともに極性反転されて得ら
れる出力信号が送出される。そして、入力端子を通じて
第1のトランジスタのベースに供給される入力信号が立
ち下がるときには、第4のトランジスタのエミッタから
導出された出力端子に得られる出力信号が立ち上げら
れ、それにより、出力端子に接続される負荷に駆動電流
が供給される。このとき、入力信号がベースに供給され
る第6のトランジスタは、そのコレクタ−エミッタ通路
を流れる電流が低減される、もしくは、流れないことに
なる状態とされ、第6のトランジスタのエミッタに接続
されたインピーダンス部に含まれたキャパシタンス素子
からの放電電流が、第8のトランジスタのコレクタ−エ
ミッタ通路及び第6のトランジスタのエミッタに接続さ
れたインピーダンス部の他端と電源の他端との間に接続
される抵抗素子を通じて流れ、キャパシタンス素子の放
電が迅速に行われる。
【0053】一方、入力端子を通じて第1のトランジス
タのベースに供給される入力信号が立ち上がるときに
は、第4のトランジスタのエミッタから導出された出力
端子に得られる出力信号が立ち下げられる。このとき、
入力信号がベースに供給される第6のトランジスタは、
そのコレクタ−エミッタ通路を比較的大なる電流が流れ
て、第6のトランジスタのエミッタに接続されたインピ
ーダンス部に含まれたキャパシタンス素子に対する充電
電流が第7のトランジスタを通じて流れ、それに伴っ
て、第5のトランジスタのコレクタ−エミッタ通路を通
じる電流が流れて、斯かる電流により、出力端子に接続
される負荷が駆動される。それにより、出力端子に得ら
れる出力信号が立ち下げられるにあたって、電圧の立下
り時間の長時間化が回避されることになる。
タのベースに供給される入力信号が立ち上がるときに
は、第4のトランジスタのエミッタから導出された出力
端子に得られる出力信号が立ち下げられる。このとき、
入力信号がベースに供給される第6のトランジスタは、
そのコレクタ−エミッタ通路を比較的大なる電流が流れ
て、第6のトランジスタのエミッタに接続されたインピ
ーダンス部に含まれたキャパシタンス素子に対する充電
電流が第7のトランジスタを通じて流れ、それに伴っ
て、第5のトランジスタのコレクタ−エミッタ通路を通
じる電流が流れて、斯かる電流により、出力端子に接続
される負荷が駆動される。それにより、出力端子に得ら
れる出力信号が立ち下げられるにあたって、電圧の立下
り時間の長時間化が回避されることになる。
【0054】このようにして、第8のトランジスタのコ
レクタ−エミッタ通路と、第6のトランジスタのエミッ
タと電源の他端との間に接続される抵抗素子とは、第6
のトランジスタのエミッタに接続されたインピーダンス
部に含まれるキャパシタンス素子に対する放電電流路を
形成しているのであり、それにより、キャパシタンス素
子についての放電時間が短縮されて、第5のトランジス
タのコレクタ−エミッタ通路を流れる電流が、出力端子
からの入力信号の周波数が比較的高い場合にも、迅速に
対応できるものとされる。
レクタ−エミッタ通路と、第6のトランジスタのエミッ
タと電源の他端との間に接続される抵抗素子とは、第6
のトランジスタのエミッタに接続されたインピーダンス
部に含まれるキャパシタンス素子に対する放電電流路を
形成しているのであり、それにより、キャパシタンス素
子についての放電時間が短縮されて、第5のトランジス
タのコレクタ−エミッタ通路を流れる電流が、出力端子
からの入力信号の周波数が比較的高い場合にも、迅速に
対応できるものとされる。
【0055】さらに、第5のトランジスタのコレクタ−
エミッタ通路を流れる電流は、或る上限周波数の信号成
分についてまで出力端子に接続された負荷を駆動すると
したとき、負荷の駆動に必要とされる電流の最大値に対
応するように設定されることが要されるのではなく、負
荷の駆動に必要とされる電流に応じたものに設定するこ
とができるものとなるので、消費電力の低減が効果的に
図られることになる。
エミッタ通路を流れる電流は、或る上限周波数の信号成
分についてまで出力端子に接続された負荷を駆動すると
したとき、負荷の駆動に必要とされる電流の最大値に対
応するように設定されることが要されるのではなく、負
荷の駆動に必要とされる電流に応じたものに設定するこ
とができるものとなるので、消費電力の低減が効果的に
図られることになる。
【図1】本発明に係る広帯域増幅回路の一例を示す回路
接続図である。
接続図である。
【図2】図1に示される例が適用される映像信号増幅部
の例を示すブロック構成図である。
の例を示すブロック構成図である。
【図3】図1に示される例についての動作説明に供され
る波形図である。
る波形図である。
【図4】図1に示される例についての動作説明に供され
る波形図である。
る波形図である。
【図5】図1に示される例についての動作説明に供され
る特性図である。
る特性図である。
【図6】従来提案されている映像信号増幅回路の出力段
の例を示す回路接続図である。
の例を示す回路接続図である。
【図7】従来提案されている映像信号増幅回路の出力段
の他の例を示す回路接続図である。
の他の例を示す回路接続図である。
【図8】消費電力の低減を意図したもとで考えられる映
像信号増幅回路の出力段を示す回路接続図である。
像信号増幅回路の出力段を示す回路接続図である。
25 映像信号出力端子
31 入力端子
32,33,39,41,45,46,52,55
NPN型トランジスタ 35,48 キャパシタンス素子 36,37,40,42,43,47,49,50,5
3,54 抵抗素子 38,51 インピーダンス部 56 バイアス電圧源
NPN型トランジスタ 35,48 キャパシタンス素子 36,37,40,42,43,47,49,50,5
3,54 抵抗素子 38,51 インピーダンス部 56 バイアス電圧源
Claims (6)
- 【請求項1】入力端子からの入力信号がベースに供給さ
れる第1のトランジスタと、 該第1のトランジスタのコレクタ−エミッタ通路に第1
のインピーダンス部を介して直列接続された、ダイオー
ド接続構成をとる第2のトランジスタと、 該第2のトランジスタとでカレントミラー部を形成し、
コレクタが抵抗素子を介して電源の一端に接続される第
3のトランジスタと、 該第3のトランジスタのコレクタと上記抵抗素子との接
続点にベースが接続された第4のトランジスタと、 該第4のトランジスタのコレクタ−エミッタ通路に直列
接続されたコレクタ−エミッタ通路を有する第5のトラ
ンジスタと、 上記入力信号がベースに供給される第6のトランジスタ
と、 該第6のトランジスタのコレクタ−エミッタ通路に抵抗
素子及びキャパシタンス素子を含む第2のインピーダン
ス部を介して直列接続され、上記第5のトランジスタと
でカレントミラー部を形成する、ダイオード接続構成を
とる第7のトランジスタと、 上記第2のインピーダンス部の一端と上記電源の一端と
の間に接続されるコレクタ−エミッタ通路を有し、ベー
スにバイアス電圧源が接続される第8のトランジスタ
と、 上記第2のインピーダンス部の他端と電源の他端との間
に接続される抵抗素子と、 上記第4のトランジスタのエミッタと上記第5のトラン
ジスタのコレクタとの接続点から導出される出力端子
と、を含んで構成される広帯域増幅回路。 - 【請求項2】第1から第8までのトランジスタのいずれ
もがNPN型トランジスタとされることを特徴とする請
求項1記載の広帯域増幅回路。 - 【請求項3】第1から第8までのトランジスタ、及び、
第2のインピーダンス部の他端と電源の他端との間に接
続される抵抗素子が、半導体集積回路を形成することを
特徴とする請求項1または2記載の広帯域増幅回路。 - 【請求項4】第1のトランジスタ,第4のトランジスタ
及び第6のトランジスタの夫々のコレクタが直接的に電
源の一端に接続されることを特徴とする請求項1,2ま
たは3記載の広帯域増幅回路。 - 【請求項5】第2のインピーダンス部における抵抗素子
及びキャパシタンス素子が、上記第2のインピーダンス
部の一端及び他端間に並列的に接続されていることを特
徴とする請求項1,2,3または4記載の広帯域増幅回
路。 - 【請求項6】入力端子からの入力信号が映像信号とされ
ることを特徴とする請求項1記載の広帯域増幅回路。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08933895A JP3453918B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 広帯域増幅回路 |
TW085104138A TW307946B (ja) | 1995-04-14 | 1996-04-09 | |
US08/630,781 US5694084A (en) | 1995-04-14 | 1996-04-10 | Wide-band amplifier circuits |
KR1019960010893A KR100389466B1 (ko) | 1995-04-14 | 1996-04-12 | 광대역증폭회로 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08933895A JP3453918B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 広帯域増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08288756A JPH08288756A (ja) | 1996-11-01 |
JP3453918B2 true JP3453918B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=13967915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08933895A Expired - Fee Related JP3453918B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 広帯域増幅回路 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5694084A (ja) |
JP (1) | JP3453918B2 (ja) |
KR (1) | KR100389466B1 (ja) |
TW (1) | TW307946B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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