JP3449152B2 - 自動車のマフラーハンガー構造 - Google Patents
自動車のマフラーハンガー構造Info
- Publication number
- JP3449152B2 JP3449152B2 JP02722297A JP2722297A JP3449152B2 JP 3449152 B2 JP3449152 B2 JP 3449152B2 JP 02722297 A JP02722297 A JP 02722297A JP 2722297 A JP2722297 A JP 2722297A JP 3449152 B2 JP3449152 B2 JP 3449152B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- muffler
- hanger
- rear side
- flange
- side member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
いられるマフラーハンガー構造に関するものである。
一例として図7に示すものがある。図7において、リヤ
サイドメンバー1にはスポット溶接によりマフラーハン
ガー2が固着されている。マフラーハンガー2は、リヤ
サイドメンバー1にスポット溶接される固着板3と、こ
の固着板3に段差を持って連接された平板状のマフラー
保持板4と、固着板3及びマフラー保持板4の端部側に
設けたフランジ5とから大略構成されている。そして、
マフラーハンガー2は、マフラー保持板4にナット6等
の取付手段を用いマウンチング部材7(図2参照)等を
介してマフラー(図示省略)を保持するようにしてい
る。この場合、リヤサイドメンバー1及びマフラーハン
ガー2の固着板3へのスポット溶接の打点数は、図7に
示すように6点としている。
7に示す従来技術では、平板状の固着板3及びマフラー
保持板4にフランジ5を設けてマフラーハンガー2の形
状を断面略コ字形にしただけであり大きな剛性が得られ
なかった。また、この従来技術は、平板状の固着板3を
リヤサイドメンバー1に重ね、この重ね合わせた部分に
ついてのみスポット溶接し、溶接部分を同一面上に配置
させているので、リヤサイドメンバー1に対するマフラ
ーハンガー2の固着強度には一定の限度があった。
で、マフラーハンガーの剛性の向上が図れ、かつマフラ
ーハンガーの固着強度を大きくできる自動車のマフラー
ハンガー構造を提供することを目的とする。
車のマフラーハンガー構造の発明は、フランジを有する
断面略コ字形のリヤサイドメンバーと、該リヤサイドメ
ンバーの断面略コ字形の上部の開口側を塞ぐように配置
され該リヤサイドメンバーと共に閉断面を形成するリヤ
フロアと、マフラーを保持するマフラーハンガーとを備
え、該マフラーハンガーは、断面略コ字形のハンガー本
体と、該ハンガー本体の側壁の上端側に、該ハンガー本
体と直交するように外方に向けて突出形成された主フラ
ンジと、前記ハンガー本体の一端側に該ハンガー本体と
直交するように形成され前記リヤサイドメンバーの側壁
部の外側に対面して配置される副フランジとからなり、
前記副フランジを前記リヤサイドメンバーの側壁部に溶
接すると共に、前記主フランジを前記リヤサイドメンバ
ーのフランジ及び該フランジに重ねられている前記リヤ
フロアに溶接したことを特徴とする。
成において、前記ハンガー本体は、前記一端側に対して
他端側が前記リヤサイドメンバーから離間する方向にな
るに従って下側に向けて湾曲され、前記ハンガー本体の
湾曲に対応して二つの主フランジも湾曲して形成され、
かつ、前記ハンガー本体の他端側にマフラー保持部を設
けたことを特徴とする。
動車のマフラーハンガー構造を図1ないし図6に基づい
て説明する。なお、図7に示す部材、部分と同等の部
材、部分についての図示、説明は、適宜省略する。図1
及び図2において、リヤサイドメンバー1は、断面略コ
字形をなしており、一方側の側壁部1aの上端側にはフ
ランジ(以下、便宜上、リヤサイドメンバーフランジと
いう。)1cが形成されている。
ロア8の一端側が配置されており、このリヤサイドメン
バー1と共に閉断面を形成している。リヤフロア8は、
上述した閉断面を形成することにより、図2に示すよう
にリヤサイドメンバーの断面略コ字形の上部の開口側を
塞ぐように配置されている。リヤフロア8の一端部とリ
ヤサイドメンバー1の他方側の側壁部1bとの間にはリ
ヤホイールハウジング9の端部が挿入され、これら三者
(リヤフロア8、リヤサイドメンバー1及びリヤホイー
ルハウジング9)は溶接等の図示しない固着手段で固着
されている。
は、後述するようにしてマフラーハンガー2が固着され
ている。このマフラーハンガー2は、断面略コ字形のハ
ンガー本体10と、このハンガー本体10の側壁10a
の上端側にこのハンガー本体10と直交するようにして
図1に示すようにして外方(ハンガー本体10の断面略
コ字形の内側部分に対して外方)に向けて突出形成され
た主フランジ11と、ハンガー本体10の一端側10b
にこのハンガー本体10と直交するように形成された副
フランジ12とから大略構成されている。
イドメンバー1の側壁部1aに、図1に示すように対面
して配置されて上下2打点のスポット溶接により固着さ
れていると共に、両主フランジ11,11がリヤサイド
メンバーフランジ1c及びこのリヤサイドメンバーフラ
ンジ1cが重なっているリヤフロア8の部分に1打点の
スポット溶接により固着されている。ハンガー本体10
の一端側10bに対して、図1及び図2に示すように、
他端側10cが、前記リヤサイドメンバー1から離間す
る方向になるに従って下側に向けて湾曲し、これに対応
して二つの主フランジ11,11も湾曲したものになっ
ている。ハンガー本体10の底板10dのうち他端側部
分(マフラー保持部)にはボルト13及びナット6によ
り弾性材料製のマウンチング部材7が取り付けられる。
ハンガー本体10の底板10dのうち一端側及び湾曲し
た部分には、図3及び図4に示すように側壁10a,1
0aの間の部分に突出するようにビード14が形成され
ており、底板10dの強度を大きくしている。
すように、略リング状のマウンチング本体15と、この
マウンチング本体15に相対向して形成されたボス部1
6と、ボス部16に形成された孔17とから大略構成さ
れている。そして、一方のボス部16の孔17にボルト
13が挿入されることにより、マウンチング部材7がマ
フラーハンガー2に固定されている。また、マウンチン
グ部材7の他方のボス部16の孔17にマフラー(図示
省略)に設けた軸状のマフラーブラケット18が挿入さ
れ、マウンチング部材7を介してマフラーがマフラーハ
ンガー2に支持されている。
ハンガー構造では、断面略コ字形のハンガー本体10の
側壁10aにこのハンガー本体10と直交するように主
フランジ11を突出形成させ、かつハンガー本体10の
一端側10bにこのハンガー本体10と直交するように
副フランジ12を形成させてマフラーハンガー2を構成
しているので、マフラーハンガー2が大きな剛性を有す
ることになる。
2をリヤサイドメンバー1の側壁部1aにスポット溶接
すると共に、主フランジ11をリヤサイドメンバーフラ
ンジ1c及びこのリヤサイドメンバーフランジ1cが重
なっているリヤフロア8の部分にスポット溶接している
ので、マフラーハンガー2は、リヤサイドメンバー1の
側壁部1aのみならず、この側壁部1aに直交する部分
(リヤサイドメンバーフランジ1c及びリヤフロア8)
にも固着されることになり、大きな固着強度を有するも
のになる。このため、エンジン稼働に伴うマフラーの振
動に対して確実に耐え得るものになる。
口側にリヤフロア8を配置して、リヤサイドメンバー1
とリヤフロア8とにより閉断面を形成するので、このマ
フラーハンガー構造では、大きな剛性を有することにな
る。
端側に対して湾曲させ、ハンガー本体10の底板10d
の他端側にマウンチング部材7を取り付けるようにした
ので、従来技術のマフラーハンガー2(図2に点線で示
す)に比して、マウンチング部材7を取り付ける部分を
リヤサイドメンバー1から離間させることが可能になる
と共に、マフラーハンガー2における湾曲位置を調整す
ることによりマウンチング部材7の配置位置が変わって
マウンチング部材7の配置位置の設定自由度が大きなも
のになる。
ハンガー構造に係る発明は、マフラーハンガーを、断面
略コ字形のハンガー本体の側壁の上端側に、該ハンガー
本体と直交するように外方に向けて突出形成された主フ
ランジと、前記ハンガー本体の一端側に該ハンガー本体
と直交するように形成され前記リヤサイドメンバーの側
壁部の外側に対面して配置される副フランジと、から構
成しているので、マフラーハンガー自体が大きな剛性を
有することになる。
をリヤサイドメンバーの側壁部に溶接すると共に、ハン
ガー本体の側壁の主フランジをリヤサイドメンバーフラ
ンジ及びこのリヤサイドメンバーフランジが重なってい
るリヤフロアの部分に溶接しているので、マフラーハン
ガーは、リヤサイドメンバーの側壁部のみならず、この
側壁部に直交する部分(リヤサイドメンバーフランジ及
びリヤフロア)にも固着されることになり、大きな固着
強度を有するものになる。このため、エンジン稼動に伴
うマフラーの振動に対して確実に耐え得るものになる。
の開口側を塞ぐようにリヤフロアを配置して、リヤサイ
ドメンバーとリヤフロアとにより閉断面を形成するの
で、その分、剛性の向上を図ることができる。
係る発明は、マフラーハンガーの他端側を一端側に対し
て湾曲させ、この他端側をマフラー保持部とするので、
平板部分にフランジを設けて断面略コ字形をなすように
構成した従来技術のマフラーハンガーに比して、マフラ
ー保持部をリヤサイドメンバーから離間させることが可
能になると共に、マフラーハンガーにおける湾曲位置を
調整することによりマフラー装着用の部材(例えばマウ
ンチング部材)の配置位置が変わってマウンチング部材
の配置位置の設定自由度が大きなものになる。
ガー構造を示す斜視図である。
示す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 フランジを有する断面略コ字形のリヤサ
イドメンバーと、該リヤサイドメンバーの断面略コ字形
の上部の開口側を塞ぐように配置され該リヤサイドメン
バーと共に閉断面を形成するリヤフロアと、マフラーを
保持するマフラーハンガーとを備え、 該マフラーハンガーは、断面略コ字形のハンガー本体
と、該ハンガー本体の側壁の上端側に、該ハンガー本体
と直交するように外方に向けて突出形成された主フラン
ジと、前記ハンガー本体の一端側に該ハンガー本体と直
交するように形成され前記リヤサイドメンバーの側壁部
の外側に対面して配置される副フランジとからなり、 前記副フランジを前記リヤサイドメンバーの側壁部に溶
接すると共に、前記主フランジを前記リヤサイドメンバ
ーのフランジ及び該フランジに重ねられている前記リヤ
フロアに溶接したことを特徴とする自動車のマフラーハ
ンガー構造。 - 【請求項2】 前記ハンガー本体は、前記一端側に対し
て他端側が前記リヤサイドメンバーから離間する方向に
なるに従って下側に向けて湾曲され、前記ハンガー本体
の湾曲に対応して二つの主フランジも湾曲して形成さ
れ、かつ、前記ハンガー本体の他端側にマフラー保持部
を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車のマフ
ラーハンガー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02722297A JP3449152B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 自動車のマフラーハンガー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02722297A JP3449152B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 自動車のマフラーハンガー構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10212942A JPH10212942A (ja) | 1998-08-11 |
JP3449152B2 true JP3449152B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=12215082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02722297A Expired - Fee Related JP3449152B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 自動車のマフラーハンガー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3449152B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100365110B1 (ko) * | 2000-11-16 | 2002-12-16 | 현대자동차주식회사 | 머플러 행거 마운팅 구조 |
FR2841832B1 (fr) * | 2002-07-05 | 2005-01-14 | Hutchinson | Suspente pour tubulure d'echappement de vehicule automobile et vehicule automobile comportant une telle suspente |
CN107310383A (zh) * | 2017-06-15 | 2017-11-03 | 华晨汽车集团控股有限公司 | 一体式排气吊钩支架总成 |
JP6929609B2 (ja) * | 2018-12-26 | 2021-09-01 | ダイハツ工業株式会社 | 排気管保持構造 |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP02722297A patent/JP3449152B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10212942A (ja) | 1998-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000229581A (ja) | サスペンション取付部構造 | |
JP3449152B2 (ja) | 自動車のマフラーハンガー構造 | |
JP3713703B2 (ja) | 自動車のサブフレーム | |
JP4267835B2 (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JP2000072029A (ja) | 車両用サブフレーム | |
JP2679370B2 (ja) | 自動車用ドアの補強部材 | |
JP3994869B2 (ja) | ステアリングメンバ | |
JP2005112175A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
JP2004306776A (ja) | 自動車のトレーラヒッチ装置 | |
JPH06166384A (ja) | 自動車のアンダボディとサイドボディの結合構造 | |
JP2583344B2 (ja) | 自動車のエンジンマウント取付部構造 | |
JP3812153B2 (ja) | 車体のフロア構造 | |
JP3304795B2 (ja) | ステアリングメンバの取付構造 | |
JPH0717431A (ja) | フロントサスペンションストラットハウジング構造 | |
JPH11301518A (ja) | ステアリングサポート | |
JPH11325170A (ja) | マスダンパの取付構造 | |
JP2000072032A (ja) | 車両用フロントメンバ | |
JP2000177637A (ja) | 車体前部構造 | |
JP3750495B2 (ja) | 自動車の車体後部構造 | |
JP4108309B2 (ja) | 自動車のサスペンションロッド支持構造 | |
JP2545300Y2 (ja) | ストライカリテーナとチェックリンクブレースの補強構造 | |
JPH05185957A (ja) | 車体構造およびこの車体構造の組付け方法 | |
JP2515986Y2 (ja) | エギゾーストパイプハンガの取付け構造 | |
KR970004346Y1 (ko) | 자동차 엔진 후드 패널의 라디에이터 그릴 장착부 보강 구조 | |
JP2705313B2 (ja) | 自動車の車体結合部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140711 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |